2023/11/16
【海外情報】クライミングを生活の向上に生かす
【目標】 テーマ変更!クライミングで作ったライフスキルを人生に生かす
■ クライマーのゲストハウス
ラオスのグリーンクライマーズホームや、台湾のThe Bivyに行って、クライマーのゲストハウスっていいな!これがあれば、
・クライミングパートナー問題
・岩場清掃問題
・岩場整備問題
・クライミング教育問題
・ボルト費用捻出問題
いっきに、解決じゃん!と思ったものの…
これは、日本では時期尚早です。
なんせ、クライマー同士が、伝統だからという理由で、ルサンチマン(嫉妬)を辞められず、互いに足を引っ張りあっている。そんなところで
助け合いや絆によるコミュニティ
を目指したところで、失敗は目に見えています。私自身がフィジビリティチェック、行いました。
■ メタアウトカム
思わぬ結果が出ることをメタアウトカムと言いますが、現状で、日本にGCHみたいなのができたら、
メタアウトカム = 死亡事故大量生成
してしまいます。小鹿野の訴訟問題が先行事例です。
■ そもそも、地域おこしに使うなら分散型民泊のほうがベター
そもそも、地域おこしにクライミングを使うなら、
ゲストハウス = 一極集中型
地域民泊 = 分散型
で、インバウンド客がもたらす利益を多くの人に再分配することを考えると、分散型民泊のほうがベターな選択肢です。
小鹿野は、地域内で、1民泊あたり一組程度のクライマーを、地域のみんなで民泊できる体制を整えると良いでしょう。現状でも、すぐにクライマーが登りに来ます。
なんせ、あのアレックス・オノルド君だって、ユージさんは引っ張ってこれる逸材なのですから…。
私がUIAAのスティーブ・ロング氏を小鹿野の連れて行っても、別に得るものはないでしょう。
いうなれば、ジャニーズタレントが来るのと、校長先生が来るのと、どっちがうれしいです?
■ テーマ変更
クライマーのゲストハウス構想は、テーマを変更して
健全な市民クライミングを日本にもたらす
としていましたが、日本人クライマー自らが
不健全であるデスウィッシンングなクライミングを目指しており
健全なクライミングを志向していない、ということが最大の問題であるということが分かりました。
ので、このテーマは、返上することに決めました(笑)。昨日、神先生のセミナーで、すべてのお客をお客とみなす必要はないことが分かった。
従って、テーマを
↓
クライミングで作ったライフスキルを人生に生かす
へ、変更します。
実際、ユージさんはそのようにしているんではないですかね?
■ ライフスキルをクライミングに応用してブレーク
しかし、私は、実生活で培ったスキルをクライミングに生かして、ブレークしたのですが。
そのブレークが異彩を放っていた、というのは言えると思います。
たぶん、その辺の人のくせに、とみんなは思っていたから、私の実績に驚いたんじゃないですかね??
つまり、なめられていた、ってことなんですが、私自身は人を舐めないので、なめられていた事実にも気が付けなかった…(汗)
アンダーマイニングされていた、ってことです。
■ ただ良く登れるだけの人ならごまんといる
ただ良く登れるというだけのクライマーは、山ほどいます。
しかし、私が作ってきた実績を作れるクライマーや、広い視野・高い視野で見れるオールラウンドなクライマーはいないと思います。
ボルダラーはボルダーしかできないし、山は歩けない。山やは、逆にボルダーできません。海外にも一人で登りに行ってパートナーを見繕って登るってできないようです。
なので、加えて、今後は、自分より、すごい人とつるむことにします(笑)。もう、弟たちを引き上げてやろうとして、自分が消耗するのは疲れました。クライミングだけでなく、物事に対する理解のレベルが低すぎて、付き合いきれん、って感じだもん。
すいませんね。しかし、私のせいではないような気がしますね。
2023/11/15
【分子栄養学】アキレス腱を切って分かった最新栄養学的に正しい食事
■ フレイル化
アキレス腱断裂の回復中ですが、もうほとんど良く、クライミングもできそうですが、ここで無理すると再断裂…なのは、1年くらいは用心らしいです。
右足肉離れ…で、2か月のベッドレストしたときは、栄養学の知識がなかったため、
筋量を大幅喪失
しました。寝ているだけで、人間は筋肉がどんどんなくなって行ってしまうんですよ。若いときはあれほど、落としたかった太ももの筋肉は、あっという間に落ちました…。
■ 筋喪失の理由
筋肉の喪失の理由は、異化、です。肉体は、異化と同化を繰り返して、体を構成しており、まず、異化で、筋肉のたんぱく質が分解されます。そこへ新しいたんぱく質が取り込まれないと、同化で再形成されず、筋喪失となります。
以前、トップクライマーのジャンボさんがパタゴニアの講演会に来ているときに、お会いしたら、えらくほっそりされており、加齢ではなく、あんまりきちんと食べておられないのではないかと思って心配になりました。
異化による筋喪失を防ぐには、BCAAを取ります。もちろん、たんぱく質を肉、魚から摂っても良いのですが、運動していないと、カロリーが増えるかもしれません。
私の実感では、異化ののち、同化がされない、同化するに十分なBCAAの補給が、サプリなり、食事なりから、ないと、希死念慮、になるのではないか?と言う気がします。これは、私だけかもしれませんが…。空腹による不安というのがあります。
もちろん、筋トレも必要です。リハビリ的な易しい内容でも良いので、筋肉を使わないと、筋肉ってあっという間に退化します。作るのは長年かかるのに。
相場格言に、上げ100日下げ3日ってのがありますが、まさに筋トレがそうです。
余談ですが、山岳総合センターの先生たちは、足首にウエイトをつけて事務作業されていました…。だよねぇ。
■ 消化と代謝に必要な栄養素
糖質、脂質、たんぱく質が、3大栄養素なわけですが、これらは、燃料、ガソリンで、そのガソリンを燃やすのに、必ず必要な補酵素があります。これが
B1、B2、B3、B6、B12、C、鉄、です。なので、ビタミンBは、B群で、またの名をBコンプレックス、もしくはB50というサプリで取るのが必要です。B50は各種50㎜配合と言う意味です。お菓子を食べても、お米を食べても、肉を食べても、ラードを食べても、B群は必要です。
ビタミンCは、脚気にならない最低量ではなく、ストレスによって体内需要が違ってきます。骨を作るにもビタミンCとコラーゲン、鉄が必要です。1日3回、一回1000㎎が毎日です。
入院中は10g摂っていました。おかげで直りが早かった。
鉄は、摂取が難しく、なかなか吸収されないので、もうかなり意識しないと摂れません。ダイレクトに鬱などの症状に直結する栄養素で、キレート鉄ではなく、ヘム鉄を取ります。
鉄の貯蔵量は、血中鉄ではなく、フェリチンで見ます。男性で50以下は鬱になります。私は26.1でうつでした。今は46ほどありますが、本来100を目指すべきです。
鉄が少ない=骨粗しょう症です。クライミングでフォールして、すぐに足首を骨折するのは、鉄不足かもしれません。
ちなみに、牛乳は骨粗しょう症を誘発し、骨量増加にはあまりつながらないです。コラーゲンが取れる豚骨のほうがいいでしょう。
どの栄養素を取るにしても、前提は、適切なPFCバランスで、糖質を制限するほうが体に良いと思います。
■ 糖質… 砂糖、炭水化物、異性化糖
糖質で制限すべきは、加工食品に入っている異性化糖です。これは、トウモロコシが余って安く作れるからというアメリカ側の在庫処分的理由で使われる原料で、日本市場はアメリカの在庫処分市にされています。お菓子のパッケージの裏を見て、使われているのは買わないようにしましょう。依存性があります。
フードインクというドキュメンタリー映画がアメリカにあり、広大なトウモロコシ畑で大量に遺伝子組み換えトウモロコシが作られ、虫も食べないトウモロコシから、糖化液糖が作られているのが報じられています。
他にも、白米、白いパンは、消化吸収に必要なビタミンBが取り除かれており、昇華するにはほかで補う必要があります。食べるなら茶色いパンが良いです。
もしくは、お弁当などは、炭水化物6、その他4のバランスで、日本では献立形成されており、これを続けると、体調が誰でも悪くなるようになっています。昔の日本人は、農作業に従事する人がほとんどだったので、エネルギー主体のコメ中心食が適していたのですが、すわりっぱの現代人がこれをやると、誰でも小太りになります。
したがって、オフィスワークの人は、炭水化物を取り去ります。おかずだけ食べる。
■ 脂質は気にしない
脂質は量よりも、その質が、課題になります。オメガ3、魚の資質であるDHAとEPAは体に役立つ脂質ですが、植物オイルのオメガ6系はそうではありません。
また中さ脂肪酸は、体脂肪の解消につながったり、腸内の環境をよくするので摂取しても良いです。
減らすべきは、てんぷら油です。私はバターを置き換えて、大白ごま油でお菓子を作っていましたが、バターに戻しました。
バターはむしろ、脂質中心のケトン体質につなげるのに良いです。だからと言って糖分と一緒に摂取していたら、ケトン体は回りませんので、おすすめはコーヒーに入れることです。
ケトン体質に切り替えるのは、初期に厳格な糖質の制限が必要なので、一般の人はそこまでやる必要はないと思いますが、糖質はほぼほぼカットしても、かならず何らかの形で取れていますので、思ったより、糖質カットして大丈夫です。つまり、ご飯ですね。パンも食べなくていいです。
■ プロテインは人工甘味料無添加&大豆性
摂取量を考えると、味気ないですが、粉末のプロテインは、一日のたんぱく質量の維持に必要不可欠っぽいです。
一日2回、10時と15時にプロテイン摂取しています。私は最初、乳糖がないホエイのプロテインを摂っていましたが、製造工程で乳糖が残るらしく、お腹を壊したので、ソイに変更して飲めるようになりました。
また、人工甘味料が入っていると、腸内環境が壊れます。悪玉が増えますので、人工甘味料が入っていないソイのプロテインを見つけるまでが大変でした。
内視鏡医のYoutube動画が参考になりました。
■ 食べる順番 プロテインファースト
食べる順番で、胃の反応が違ってきます。消化吸収が必要な、たんぱく質系の食材から食べます。そうすると胃は、腸へ食物を素通りさせません。ちゃんと消化液を出して消化しようとします。
なので食べる順番は、肉、魚、ごはん、です。ご飯を食べるために、おかずを食べるスタイルを改めます。
胃液を薄めるので、お水も少なめに。
女性や、ベジタリアン歴が長い人は、胃液であるペプシノーゲンが出ていないことが良くあります。そうなると、だし汁などで、アミノ酸になった食品を取らないと、肉を食べても下痢になって出ていくだけです。
■ ミネラルも必要
マグネシウムと亜鉛も摂取が必要です。
マグネシウムは経皮吸収のほうが効率が良いかもしれません。筋肉のリラックスに関係するのでクライマーは特に必要です。
iHerbでマグネシウムオイルを買い、エプソムソルト入りのお風呂に入浴します。
亜鉛は、サプリが手軽ですが、貝汁などでも取れます。
どの栄養素も、120日は継続します。これは、血液の代謝が120日で入れ替わるためです。
■ 結果
朝: BCAAタブレット、プロテインシェイク、オールブラン、豆乳ヨーグルト、ゆで卵、コーヒー、もしくはそば粉のワッフル
補食: プロテインシェイク ソイ
昼:普通のランチ 定食的なもの、例:ハンバーグ定食、ごはん少ない飯は最後に
補食: プロテインシェイク ソイ もしくは、空揚げ等
夜:コールドミート(ローストビーフ)、サラダ、蒸し野菜、納豆、豆腐等
です。デザート好きな人は、ご飯なしでデザートにしても良いです。昼間ならカロリーで消費できると思うので。
大事なことは、植物性のプロテインと動物性のプロテインを両方摂ること。豆腐なら、おかかを掛けます。
簡単にしたいときは、シラス納豆丼(ごはん少な目)にします。卵の黄身だけを入れ、白身は翌朝、プロテイン入りのそば粉のワッフルにします。
■ おすすめレシピ
プロテインシェイク… 難消化性デキストリンを入れます。デキストリンは無味無臭で溶けやすいのでコーヒーにも入れれます。
めちゃ簡単丼… シラス、納豆、豆腐、めかぶ、を少量のご飯の上に入れ、海苔とネギを散らし、卵黄を乗せる。混ぜながら食べる。朝や夜に。
そば粉のワッフル… 卵、もしくは卵白、黄な粉もしくはベサン粉、少量の砂糖、を混ぜ、ワッフルメーカーでこんがり焼いてバターを乗せる 朝ならはちみつもOK。中に黒ゴマ粉などを入れるとマグネシウムが取れる
手作りチョコ … デキストリンと、ココナツオイル、無糖で作る。どれだけ食べてもギルトフリー
海苔スープ… 海苔をちぎって、湯を入れ、塩で味を調整。普通においしいです。山によさそう。
■ 時間栄養学
朝食で、体内時計がリセットされるので、他の食事の時間より厳密に、朝食時間を管理します。
夜起きてしまう場合は、コルチゾールが出ていると思われるので、夕食を遅くするか、もしくは、夜寝る前に軽く補食します。糖質だと体脂肪になってしまうので、プロテイン系のものを食べるのが良いと思います。
その他、細かい調整はいろいろありますが…、これらができると基本的な食事は、体のニーズを満たすと思われ、最初のとりかかりにお勧めです。
おまけ
サムライレシピ… https://amzn.to/3soqPp2
俳優のヒュー・ジャックマン専属日本人男性シェフのレシピなので、男性にもおすすめ。
2023/11/14
【クライミング心理学】クライミングの教え方がエボカティブすぎる件
現在のクライミングって、
1)ロッククライミング、のインストラクターズマニュアルが存在せず
2)プラスチッククライミング、の登り方で、みんなが岩場に来る、ために、
岩場でのリスク管理ゼロ
状態で、みんなが岩場に来てしまい、
危険回避能力がない
ってのが問題です。
さらに、
1)ロッククライミングでスタートした人は、プラスチッククライミングが苦手
であるため
2)クライマー階級社会から否定的&屈辱的扱いを受ける
ってことになっています。
まー、インドアで5.12とか、岩場で5.12が登れても、山にある5.9もとい10cで二時間半ってのが、プラスチック出身の若い男性の真実の姿であり、その上、それでも俺イケてるって思うみたいなんで、なんか、双方向に誤解がかなり激しい事態なんである…。
最近、統計おねえさんのサトマイさんが、子供たちの学力低下、語彙力低下を指摘しているんだが…。
クライマー界にもありそう…。https://www.youtube.com/watch?v=Et1KYbVhYLA
セルフ取りました、でセルフを解除してしまうという誤解が定番だが、そういう、ちょっとした言葉の綾程度で死んでしまうような事例が、もうほんとに、たくさんあるんである。
■ 解釈は内なる自分の投影…Foodのアップは、女子力PRと思っていた相方
私の相方(1年程度しか組んでいないが)は、私が食事をアップすると、
女子力PR
と思っていたそうである(汗)。私は、
アウトプット命
と思っていただけである。
勉強でも、運動でも、アウトプットしないと定着しないというのは、独学が身についている人なら、誰でも知っている事柄である。ので、別に自己PRではない。
バレエも同じで、彼は、女性のナルシズムの表現と思っていたそうである。驚いた。バレエを雑念滅却以外の要素でとらえたことがなかったためだ。バレエってのは、一日休めば自分に分かり、二日休めば先生に分かり、3日休めば観客に分かるという…活動だ。したがって、大体バレエ好きな女性というのは、派手さと無縁の質素な生活、修行的な生活を好む人だ。
クライミングが修行僧であるのと同じだと思っていたが…。
どうも彼の中では違ったらしい。
■ 人は、自分の内にある心を相手に投影している
ここからが心理学の出番で、
相手がしていることの解釈=本人の心の投影
であることは、別に心理学の勉強を詳しくしていなくても、分かる。
つまり、この男性は
クライミングをナルシズムの表現としてやっていた
ってことが逆説的に証明されてしまったってことだ。
そして、それを言葉で聞くまで、私には、彼が自己PRとして登っているということが、理解ができなかったので、私はそうした発想自体を持っていなかったってことだ。私の中にはナルシズムは強く存在しない。
■ なんでそう反応するのかな?なことが多かったオールドクライマー
師匠と組んだときは、鈴木さんでも青ちゃんでも、なんでそう考えるのかなーと私にとっては謎なことが多かった。
例は、湯川で、一緒に明神主稜に行った男性クライマーとアイスを楽しもうということになり、私が彼を終了点に案内したら、青ちゃんは激昂したのであった…
これは、あとからメールで説明したら、なぜか理由は分からないが、機嫌が直ったが…。
終了点には一人だけだと言っただろ!みたいな怒りで、でも、終了点を教えないと、トップロープ支点を作って彼が別の仲間を連れてゲレンデに来るって、できないのだし…と思った。
自立するように促すのが、先輩クライマーの私の務めであると思っているのだが、古いクライマーは、支点のことも含め、他人に教えたがらない。なぜなのだろう…
そこらへんに文化の差がありそうだ。
昔は、特定のリーダー候補、幹部候補とみなされた人にしか終了点を作る技術、いうなれば、リードクライミング技術を教えなかったのだろうか?と思っているんだが…その辺は歴史的な経緯に属すので、私には分からない。
しかし、そう考えなければ、青ちゃんの反応が説明できない。
クライマーとして自立するための、肝心かなめの情報、どうやってトップロープ支点にたどり着くか?みたいなことを教えないため、若いクライマーは自律的に成長していくことができないんじゃないかと思うんだけど…
■ 念のため情報
大体のトップロープ支点は、危険な場所にあります。なので、立木から懸垂下降、もしくはローワーダウンで、ロープを張りたいトップロープ支点にアプローチしてください。
男子は大体、ノーザイルでそこへ行きたがります。がダメです。なぜなら、クライミングの対象となる崖より、”崖っぷち”のほうが、もろく崩れやすいからです。
要点: トップロープ支点に行くときに落ちる事故が多い。行くときは懸垂でいく。
■ エボカティブ(喚起的)すぎる
このような、コミュニケーションは、結局のところ
前提としている知識・状態
が違いすぎて
新旧のクライマー同士がすれ違いすぎている
と思われ、これを
エボカティブなコミュニケーション
と言ってイイのか?はてな?って感じだ。
ジェフ先生は、ジェスチャーなどが意味するところの文化的意味合いには注意が必要、と言っていたが、日本人クライマーたちは、昔のクライマーの常識と現代のクライマーの常識の
すり合わせ
が、全くゼロのまま、互いに
これがクライミングってものだろー
と主張しあって、全くかみ合わないでいる、みたいに思える。
そもそも、言語化をさぼっていることが、ミスコミュニケーションの原因なのではないか?と思うんだが…。
エボカティブなコミュニケーションが本来は最強のコミュニケーションだが、現在のクライマー業界で、何をエボカティブにコミュニケーションしてしまっているか?というと
登れないお前には価値がない
って価値観になってしまっている…だから、足の引っ張り合いになるんだろう。
2023/11/13
【フレッド・ベッキー化】経験に投資する スタートアップ
■ ひょんなことからラッキーボーイの話が出てきた
https://www.youtube.com/watch?v=pesRdfk1It02023/11/12
【フレッド・ベッキー化】新NISAでセミリタイヤを目指す
■ 日本だけがガラパゴス化して世界から取り残されている
さて、海外岩場の情報に疎いがために、日本の岩場は、トンデモなガラパゴス状態になっているわけなんですが…
この現象は別にクライミングに限ったことではなく、実は、冷蔵庫やコンセントの市場とか、金融市場とか、銀行のオンラインシステムとか、電子電力系市場とか…全部同じでした。富士経済で市場調査を担当としているときは、海外市場担当していました。
海外市場担当と言うのは、ある国のAという製品マーケットがどんな市場規模で、どんなプレイヤーがいるのかを調べるという仕事です。要するに、海外版の『業界地図』を書く仕事で実際私が書いたレポートは1本10万円でした。富士経済社は、エントリーレベルの企業とされ、富士経済から上位のコンサルティング企業にステップアップする場とされていました。私は当時28歳で、子供を産みたいと思っていたので、海外に行くことが日常で、出張が決まるのが、1週間先と言うような生活は、ちょっと子供を産むことには向いていないのではないか?と思ったので、1年程度でやめたのですが…。
しかし、ある市場調査でベトナムに行き、ハイヤーを一台雇って連日企業訪問しては市場についてのヒアリングをつたない英語で行うわけですが…帰りにビジネススーツ姿で、国際線に乗っていると、ふと手にしたTimes誌の表紙に、さっき会ってきたベトナム経産省の大臣が載っていました…(笑) それで、こんな日本人の小娘に会ってくれたなんて…と、日本の国力の大きさを感じました。
海外出張にバンバン行ける仕事についていましたが、自分で海外にバンバン行きたいとなると、作戦が必要です。
出張費は会社からしたら経費ですから、いくらかかっても文句言われず、事実ベトナムでは、米国大統領も泊まったとか言う、高級ホテルに泊まっていました。飛行機も、提携の会社が、勝手に手配してくれます。
まずは、月10万円の投資からの収入をめざす、というのが、まあ穏当かなと思います。それくらいあれば、ラオスでは一か月生活することが可能でした。今、円の価値が下がったので少し違うかもしれません。
■ 新NISAを賢く使いましょう
そこで、発見したのがこの動画です。
https://youtu.be/3cta1hIIjFo?si=d6J0OpvckHeYbv3w
新NISAの枠を使って、非課税で不労所得10万円を得る方法について語っています。
全世界株式ファンド(オルカン)
S&P(米国ファンド)
に投資するプランが語られています。
実は、ここ30年の経済成長は6割がGAFAMの成果です。GAFAM(ガーファム:Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft)最近はNvidiaがAI向け半導体で急伸しました。
なら、この6社に集中させるとより大きなリターンが出ますが、くれぐれも種銭でやらないでください。
さて、楽天では、新発売で上記の日本のファンドが出ています。
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20231027-06.html より引用。
楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド経費 0.0561%
ポイント還元率 0.017%
経費 0.077%
ポイント還元 0.028%
楽天ポイントもつくのはこの二つだけですね。
1万円の投資信託をかうと、2.8円のポイント還元ということ。
投資信託は、自動的に再投資されるので複利効果が出ますが、ETFは再投資は手動です。なのでほったらかしにしたい人は、ETFより投資信託が良いと思いますが、投信はその分手数料が微妙に割高です。しかし、手数料割高と言っても、0.7%と0.03%の違いです。1万円だったら、70円か3円か。
楽天のオルカンやS&Pは、新発売なので、過去の基準価格などの実績は分かりません。一般にファンドを購入する場合は、過去を見てから購入するのが決まりです。ファンドの安定性は、運用している総資産額に比例するからです。
■ 楽天ETFカンファレンス
昨日は、楽天のETFカンファレンスがあり、これさえ見ていれば新NISAはOKなのではないかという内容でした。
https://www.youtube.com/watch?v=gI4hkHxHCYE
世界最安のETFはVOOで、0.03%だそうです。楽天が70円とるところ、バンガードなら、3円ってことですね。もちろん、ドル円無視しています。でも、どっちが実力あるかっていうと?バンガード偉いよなぁ。
楽天証券の問題は、ドルで増やしてドルで出金できないことです。両替していたら、メリット帳消しです。増やしたドルをドルのまま使いたければ、ドル決済が可能な口座を持つ必要があります。
■ 若ければ若いほど有利だが、年を取っていてもやっぱり有利
だって、非課税ですからね。
今年、私はNISA口座でない口座で、各種投信を解約したので、利益の中から、20.351%もの所得税を払う羽目になりました。1万円の投資利益があれば、2035円も取られるんですよ?1万円の投資利益をえるのは、結構、勉強も必要で、種銭も必要で、大変ですよね。
なので、どんなに年を取った人でも新NISAやらないほうが損です。
■ 日本のお金が世界に流出する
確かにその一面はあります。日本人が円を保有しているから、円の価値が保たれていると言えるので。
しかし、円からドルに流れていくのは、仕方がないかもしれません。ドルが今のところ基軸通貨なので。
ドルが基軸通貨なおかげで、ドルが崩壊してはまずい、と世界中がドルを応援する羽目になります。たとえ円で持っていても、世界市場の暴落は日本にも影響します。
ドルが倒れるとまずいというので、政府は米国の雇用を守る、ということに今なっていますが、日本の雇用を守らなくては!というインセンティブは、どこにもありません。
日本では、雇用を守るというより、いまんとこ人手不足で、なんとか働かせよう、ということで、結果、ブラック労働を強いるみたいな情勢のほうが強いかもしれません。
というので、現在という一点を見る限りは、海外で働くほうが若い人には有利かもしれません。
日本は、沈みゆく船と言われて30年、ほんとに沈みかけそうな田舎を見て回った結果、思いました。
しかし、そんな日本に、安全を求めて移住してくる外国人も多いです。甲府ではデイビッドに会いました。彼はコロンビア大学卒のエリート米国人でしたが日本の田舎を選びました。
競争社会に疲れたら、あるいは、最初から競争社会に参加したくなかったら、日本社会に残るという手もあるでしょう‥
競争はなくても、日本の労働環境は、米国のよりシビアだったのが私の経験上の結果ですが…。無言の圧力で日本では働かないといけないですし、女性や弱者は搾取の対象ですが、米国では働いた成果は盗まれることなく自分のものになりました。
どっちがいいのか、どっちもいいのか?私には分かりませんが、新NISAによって、日本の旧来の貯蓄一辺倒という体制が崩れ、バブル景気以前の郵便局の定期預金が利率8%という時代が、別の形で訪れることは確実です。
<参考サイト>
投資信託がまとまっているサイト
https://myindex.jp/
業界最安
https://www.churio807.com/entry/rakutenallcountry
取り崩しシミュレーター
https://www.nomura-am.co.jp/special/nomuwrap/simulation/reversal.html
2023/11/11
【海外で登る】魚を釣る方法を教え、魚はあげない
鈴木さんは元学校教員で定年退職後にトラベリングクライマーをやっている。鈴木さんの登攀力は、一般オールドクライマー並み(11前後)なので、前の師匠の青ちゃんと同程度だったように思う。
で、海外のあちこちに行って、現地調達のパートナーで何とか登っている。英語は片言。
ということで、
あいつができるなら俺も…
という男の嫉妬と言う、ルサンチマン主体の日本人男性クライマーの定番の思考回路が働けば、鈴木さんに続く定年退職オールドクライマーがわんさか出てくるはずなんだが…
これが出てこないんだな。
なんで? やたら、いいね!はいっぱいつくのに実行する人はいない。

ちなみに、ちゃんと九州クライマーにも鈴木さんは引き合わせた。念のため。
■ 20~30代も出てこない
鈴木さんでもなんとかなるんだから、20代、30代の現役クライマーだったら、当然なんとかなるはずなんだが、それを実行する人もほとんどいない。知っているのは、一人くらいかな。
若い人が実践できない理由のほうが、年金暮らしで悠々自適中の人が実践できない理由より、まだ納得ができる。年金みたいな安定収入を作れない限り、トラベリングクライマーだけで生活費を工面するのは、特に先進国では難しいだろう…(ま、裏の手はいっぱいあるんだが。)
というので、新NISAもあることだし、このブログでは、若い人でも資産を作り、安定的な投資利益が上げれるような、情報を提供することにしている。
投資情報は、若いクライマーのため、です。きちんと投資できれば、一年中トラベリングクライマーをやるという鈴木さんのような技はできなくとも、年に1度、2度、海外に遠征して、登ってくるというような、ヨーロッパクライマー並みのライフスタイルは構築できると思います。
■ そら豆にたかってくるアブラムシ
鈴木さんの後に続くクライマーはほとんどいないのに、私には、いっぱい、そら豆にたかるアブラムシのように、男女問わず、初級クライマーたちが群がってきて、
あなたについていきたい
と面と向かって言われたんだが…。
これって なんかちゃっかりしちゃってますよね?
と思って、いくら阿弥陀菩薩役の私でも、取り合わなかったが…。
■ 盗人猛々しい系ガイドも中にはいる
それどころか、一人で行けないラオスへの登攀に、
俺、ガイドで行く
と賜った御仁もいたが…。
一人で行くことすらも、できないのに、ガイドで行くって、どうやって?
ガイドで行くってお客さんに自分の費用を持たせよう、って意味ですよね? まさにタガメ…。
昨今、ガイドっていうのは、お客さんの自分の経費を持たせて、連れて行ってもらう活動を意味するらしい…
はー?どんだけ?
自分が遊ぶ費用は、自分で持ちましょう。どうも男性クライマーは自分が登って楽しいだけのリードするという行為を高く売りつけて、相手の自信をそぎ、岩場に行く費用まで相手持ちにしようって思っていますよね?
相手の思いやりに付け込んで、本来自分が負担すべき費用負担させる、ってやり方、いかがなものかと思いますよ。
■ 魚ではなく、魚の釣り方を教えます
私が思うには、みんな、人の成功に便乗はしたいが、自分で努力して成功を勝ち取りたくはないんじゃないかね?
鈴木さんは、日本人パートナーがいれば、喜んで受け入れると思うが、FBフォローはするのに、誰も行かない。
誰も上げ膳据え膳で、あなたに海外クライミングと言う成果をお膳立てしてはくれないですよ?
そういう上げ膳据え膳で、相手に花を持たせ、メンツを立ててあげるっていう役割を求められているような、そんな疑いがあったんですよねぇ…
自分で自分の道は切り開きましょう。その方法は教えられます。
2023/11/10
【ロッククライミングの教え方】不安を書き出す&対策する
■ クライミングから人生を学ぶ
人生において、大きな決断をした後、人はどんな反応をするでしょうか?
例えば、
・大学が決まった後、
・就職先を決まった後
・結婚が決まった後
ポジティブな気持ちと不安な気持ちが混ざり合っていると思います。
クライミングでは…
・初めての外岩クライミングの日
・初めての講習日
・初めて海外の登攀に行くとき
・初めて行く岩場
・初めてクライミングパートナーと会う日
・初めてのクライミングジム
・大きなけがの後、久しぶりに岩場に復帰する日
■ 未来の自分にワクワク? どきどき?
ポジティブ: 新たな旅立ちを始めた自分に対して、誇らしい気持ち
ポジティブ: スタートをするのが 待ちきれないという逸る心
といった想いをもちつつ
ネガティブ: どんな奴らが参加しているんだろう?
ネガティブ: 体力ないけど、大丈夫だろうか
ネガティブ: 高いところが実は苦手なんだけど・・・
このような不安も沸き起こります。
もちろん、
元々不安が少ない人もいますし ← この人一番クライミングに向いていない人!
不安を感じても
時間の経過とともに忘れていく人もいます。これは普通の人です。
■ 不安は宝物 = クライミングのリスク管理能力
一方、
★なかなか不安が減らない
★逆に不安が増えていってしまう
そんな場合にどうしたらいいのか!?
■ 事例
私は、元々、過緊張タイプです。幼少期から顆粒球タイプ。肩こりとか、ガチガチです。つまり、無意識で、不安を人の何倍も感じてしまうタイプです。
今でも敏感な性質は相変わらずで、ちょっと水泳でトラウマを再現しただけで、昨日は一日アレルギー発作になって、寝込んでいました(^^;)
具体的で細かいことに
あれこれ考えを巡らせては、不安を絡み取るように近づけてしまうのです。
ここ数年は、あまりに白亜スラブで私に起きたリスクについて考えすぎて、鬱になり、精神科医のお世話になったほどでした。
しかし、これこそが
クライミングに適性がある
と言う証拠なのです。
なんせ、実社会では、破産しても命まではとられません。一度や2度の失敗は、命取りにはなりませんが、ロッククライミングでの些細なミスは、死亡事故に直結します。
クライミングだけが生きがい、ではなく、クライミングで作ったライフスキルを人生に生かしてくださいね!
では、さっそく、私がやっている不安対処法をお伝えしますね。
■ 起こりうるミスをリストアップする
起こるかもしれない心配や不安の一つ一つを紙に書き出します。
つまり、クライミングで起こりうるミスをリストアップするということです。
書き出したら、他に取りこぼしがないか?細かい要素もさらに書き出します。
クライミングで起こりうるミスなんて、まぁ、大体は既出で、事故記録を見れば、洗い出せます。自分で想像してみるというのが大事なので、やってみてください。パートナーがいたら、ぜひ二人でやってみてください。
例:マルチピッチに行ったら?
・とりつきが見つからない
・間違ったルートに取り付く
・ペツルのボルトとRCCの両方が見え、どっちがホントのルートか分からない
・登れない
・登ったものの、支点がない
・ギアを落とした
・登ったものの、ロープアップされない
・終了点を見落としてしまう
・アンカーが超しょぼい 体重を預けられる強度があるか不明
・トップが落ちた
・セカンドが落ちた
・トップもしくはセカンドが大けがして登れない
・お腹が空いた
・ハチに襲われた
・雨が降ってきた
…
他にもいっぱいあると思いますが、おおよそこんなところですね?
■ 対策してから行く
そのすべてについて
対策してから行きます。
ぶっつけ本番は、クライミングの場合、ありません。なんせ、ぶっつけ本番で死にますからね! 十分準備しても、予想外のことが起こるのがクライミング。
懸垂下降の仕方を知らない新人に、マルチに連れて行って現場で教える
ってのは無しです。 それはOJTではありません。手抜きって奴です。
山岳会のみなさん、それ、やっちゃってますよね?
それもこれも、教える側が、ひと手間かけて自分の時間を投資するのがイヤだから。
しかし、優秀な新人に自分のセカンドを務めてもらいたかったら、青ちゃんは、公園で3日もレスキュー講習をして、自分の技術を相手に伝え、相手の理解を高める努力をしました。
それくらいの投資で、インスボンに3度も付き合ってもらえたのですから、小さい投資だったのではないでしょうか?
吉田講習の様子:https://stps2snwmt.blogspot.com/2015/12/blog-post_27.html
■ すべてのリスクに想定をする
・とりつきが見つからない ← 経験者と行く
・間違ったルートに取り付く ← すでに行った人に話を聞いておく
・ペツルのボルトとRCCの両方が見え、どっちがホントのルートか分からない ←安全なペツルのほうに取り付いてみて様子を見る
・登れない ← 敗退手段を確実にする
・登ったものの、支点がない ← 支点構築スキルを得ておく 予備のハーケンとハンマーを持参する
・ギアを落とした ← 事前練習で落とさないように訓練する、下降器を落とした場合に備え、カラビナ懸垂をマスターしておく
・登ったものの、ロープアップされない ← プルージック登攀、ロープクランプによる登攀、ユマールのうち、どれかを携えてから行く
・終了点を見落としてしまう ← ロープスケールをもともとのルートに合わせる 例:40m
・アンカーが超しょぼい 体重を預けられる強度があるか不明 ← 支点を自作する
・トップが落ちた ← トップの固定、ローワーダウン、介助懸垂を覚える
・セカンドが落ちた ← あまり問題ではない
・トップもしくはセカンドが大けがして登れない ← 介助懸垂や固定を覚え、119番、日赤救急救命法を覚える、山行管理されておく、ヘリレスキューを頼む、ロキソニンを携帯する
・お腹が空いた ← ピンチ食を携帯する 日ごろから空腹になれる
・ハチに襲われた ← エピペンを携帯する
・雨が降ってきた ← ゴアテックスのレインウエア、あるいはツエルトを持参しておく
…
やれることはすべてやります。
■これでも不安なら?
「小っちゃ!」
これだけやっても、不安ならば、自分の器の小ささに対して、1人ツッコミをします(笑)
さらに
■ 自分ではどうすることもできないこと=相手の責任
書き出した不安項目を
・自分ではどうすることもできないこと
・自分で対応できそうなこと
この2つに分けます。
なぜなら、クライミングは二人一組の活動ですので、組んだ相手が悪かったら、道連れです。
組んだ相手が、勝手にロープドラッグし、ロープアップされない、というのは、セカンドの責任ではありません。
その他、セカンドの責任と、リードの責任を分けます。終了点をリードクライマーが見落としたとき、それはセカンドの責任ではない。
ちなみに、この不安の対処法は人生や、職場でも、問題解決のスキルとして使えます。
例えば、私は、20歳の時、アメリカに単独渡米していますが、その時は、一言も英語が話せない状態でした(笑)。今でこそ、(笑)と書いていますが、当時は必死です。渡米までたった1か月と時間もなかったので、サンフランシスコに向かう飛行機の中で、次に発話しなくてはいけない事柄を、『起きてから寝るまで』でシミュレーションしていました。
・飛行機を降りたら、次は?インフォーメーションを探す。”Where is the information desk?”
・住所を見せて、ここに行く方法を教わる ”How can I get to this address?”
...etc.
今とは違い、ネット情報もないころですから。それを考えると、今は不安を和らげる手段が多いと思います。
現実に即した不安=自分にとってスキルアップや自信アップのチャンス。
漠然とした不安の場合は、不安に思っていることを
書き出すだけ
でもかなり楽になる人もいます。
■ 正体をつかむ
私はしつこい性格です。
正体がわからないナゾな不安が、不安を大きくしてしまうんですよね。
事例としては、相方のリスク管理ゼロ、怖いという感情がない性格、が、私の不安の原因だということを突き止めるのに、なんと3年!も、かかったけど、それでも追及を辞めませんでした(笑)。
2度同じ失敗をするということは、クライミングでは許されないこと、だからです。
コスタリカ人は、ATC持ってきていないとかで組みませんでした。
5件の重大事故の裏に、300のヒヤリハットがありますが、ヒヤリハットから学ばなくては、時間の問題で、重大事故と言う結末につながります。
■ 相手の問題=自分で解決できない問題=ほっておく
自分ではどうすることもできない不安…つまり、相手の責任範囲…は
放っておく
という経験を積むことが大事です。
■ ポジティブバイアスに注意する
岩場に通って、マルチピッチの経験が、20~30回もあると分かりますが、恐れていたことが実際に起こるかチェックすると
ほとんど現実には起こらない
ことがわかってきます。これは、マイナスのポジティブバイアスです。
起こらない…起こる確率が小さいから、と言って備えないで良いわけではありません。
自分で対応できそうな不安は
行動することを決めて、
順番に実行していくこと
が大切です。
さぁ、あなたは今日、明日の楽しいクライミングのために、どんな準備をしましたか?
日赤救急救命講習に申し込みした?
ロープの傷み具合をチェックした?
ギアのメンテナンスをした?
ルート研究して、何メートルのロープがふさわしいか考えた?
あなたのクライミングに対する情熱が試される時ですね☆
ネット検索でルート情報を調べるだけでもザックリと、ですが、様子が分かり、不要な不安が減ってきます。
さらにわからないことがでてきて、より不安が細分化してくることもあります。
その場合は、さらに不安を書き出すことになります。
そして、さらに
次のことに分けます。
・今、やらなくてはいけないこと
・時が来てからやればいいこと
しっかり、不安をタイプ分けして
・行動して不安が減るものなのか、しなくていいものなのか
・行動のタイミングはいつなのか?
ザックリと見極めができると、
不安をいたずらに拡大させずに済みますし、無駄な投資をしなくて済むようになります。
例えば、
まだ5ピッチのマルチもちゃんと登れないのに、ヨセミテのビッグウォール(20ピッチ)とか行っても…(笑)
しかも、ヨセミテ行きたい人が、ゲレンデで、5.12RPを何回繰り返しても無駄ですよね?
合理的で、適切な努力をしていきましょう。
■ 悪循環
不安の悪循環の流れを善循環に変えると
不安をポジティブな成果
に変えることができます! 私の人生はまさにこれです。自分では、人生万事塞翁が馬だなぁ、私ってわらしべ長者だなぁと思っていました☆
親が塾に行かせてくれない
→ お受験が不安
→ 早くから独学する
→ おかげで国立大学&ただで米国留学
ありとあらゆる悪循環を善循環に変える方法は、
あなたの不安の中に
あります。
Enjoy, your inner power!
【ロッククライミングの教え方】村上先生の暗示&喚起による指導
村上先生の暗示・喚起
■ すいません!!と講師が謝る
山岳総合センターにいる頃、冬山合宿で、パッキングが遅い仲間を、ボケッと、待っていた。私は沢と同じ方式で2重にしていたから、パッキングは超早かった。
すると、村上先生が、私に向かってみんなのいる前で「すいません!!」と謝ってきたのだ…
それで、パッキングが遅いというのはダメなクライマーということが分かった。
パッキングは手早くしなくてはならない、と言い換えることもできるだろう。
村上さんは、良い講師だったということを示す事例だ。
■ 暗示と言う教え方
これは、心理学でいうところの、暗示、と言う教えかただ。最も行動を喚起する力が強く持続的だ。
先生は、なんかすごい奴だったんだなぁ。
「早くパッキングしなさい」
とは、皆に言わない。
その代わり
「私が遅くてすみません!」
と言う。
これが、言葉による、行動の暗示であり、喚起だ。周りの人は、自分に直接命令されていないけれど、
そうか、冬山で、パッキングが遅いのはダメクライマーなんだ…
と自覚できる。
■ みんなが暗示に鋭いわけではない
しかし、私が思うには、男性グループと言うのは、コミュニケーション能力が、著しく低い。
アキレス腱断裂のリハビリで、
・近所の競泳系のスイミングスクール(若手大学生講師)
・一般整形外科のリハビリ室(若手男性の理学療法士主体)
・リハビリ専門のトレーニング施設 モビトレ (医師自らがトレーナー)
・一般のスポーツジム
・初動負荷 (イチローが利用したことが有名な施設)
・チョコザップ
・カーブス
・女性の高齢な先生が教えてくれるスイミングスクール
の7つに行ったが、男性主体のところは、どこも、空気が非常に悪い。空気が悪いというのは、すぐに競争をおっぱじめるという意味だ。
講師が男性の場合も、全然、”指導力”がない。
一般入院病棟の若い男性理学療法士が主体のリハビリルームは、ただ歩くだけに陥っており、全く喚起や暗示がなされていない。リハビリを受ける人をやる気にさせるというのが最も重要な指導力なのにも、関わらず。
モビトレでは、医師である先生たちが、ポーズを調整に目配りしており、生徒は、自分が間違ったやり方で筋トレマシンに座っているのではないか?ということは心配しなくてよい。その声掛けを、自己責任だろ、だからやらない、とか言うような人はいない。
最近カーブスに行き初めて、分かったが、カーブスでは、来訪者を個人の名前で呼び、カルテをつけ、その個人に励ましを与える量がすごい。いつももっと追い込んでいいよ、と私はトレーニーに頼んでいるが、頼まなくても、追い込んでくる。そうしないと、そのマシンを使いこなす人はたぶんほとんどいない。介入が大きいということだ。
一方、ちょこザップは介入ゼロ。スターターキットは盗難多発で、本来の入会者には渡らず、女性は危険で近寄りたくない場所になっている。まるでクライミング業界ですね。
つまり、正の介入をしなければ、人はネガティブ感情…盗みたい…に負ける。
閑古鳥だった初動負荷では、ストアマネージャーが「どうしたらいいんでしょう」と新規入会者の私に相談持ち掛けてきたくらいだが…お客さんに泣きついているくらいで、自信をもってあなたの体を直します!と言えないのだから、お客が来ないのは当然ではないだろうかね?ストアマネジャーが、どう運営していいのか分からないという相談をお客にすること自体が、どんな意味を持つのか?分かっていない。
水泳では、たったの月会費2000円で、オリンピック選手の候補に挙がったくらいの先生が、先生自らが潜って、私の呼気が十分かどうかを見てチェックしてくれる。その10倍以上、25000円くらい払った水泳専門スクールでは、大学生の男性の先生たちは現役選手だったが、泳ぎ方を教えるのは全然ダメで、「うーん、何が悪いんだろう?」と頭を抱える始末であった。プロ魂の入れ方が違う。(女性の先生たちに、こんどお礼もっていかなきゃなー)
結局、男性たちはほとんどのケースで
教え方が分からない
のである。
クライミングも同じことだろう。いくら技術解説書が出ても、例の例えば、アルパインサマーが出たとしても、それは
ロッククライミングインストラクターズマニュアル
ではない。
だから、昔の俺とは異なる新人が来たら、どう教えてよいか分からない。
村上先生は良い講師だった。鈴木清隆さんも良い師匠だった。青木さんも良い先生だった。吉田さんもなくなってしまったが、暗示で教えてくれた、と思う…。
私の持っているスキルの最も良いものは、
良い講師を見つけるスキル
で、10年たってもロープドラッグで登れなくなることがあるということを分かっていないクライマーってのは、そのスキルが低い。なぜなら、登っている理由が、俺を見てくれ、注目してくれ、という、結局のところ、技術習得を主眼に活動しているわけではないからだ。結局、ものすごく自己肯定感が低いクライマーだ、ということなのではないだろうか?
私が提供できる情報やサービスは、
40代でアルパインクライミングをスタートしても、単独初見で阿弥陀北稜程度には楽勝で行けるようになるスキル
です。フリークライミングの分野では、まだ、
ちゃんとした講師
が発見できていません(笑)。
故・吉田さんにその役をやってもらう予定だったんだけど、吉田さん、予想以上の早期に亡くなってしまったんで。
<参考記事>
村上先生の訃報
https://allnevery.blogspot.com/2022/04/blog-post_19.html
2023/11/08
【クライマー業界】 自分たちのケツは自分たちで拭くべし
■ 日本を代表するような製造業でエンジニアをしていて分かった日本の弱み
大体、開発部と製造のおじさんたちが仲悪い。そのため、現場の改善フィードバックが、物事を決める立場の人(上流工程と言う)に入らない。
ので、結局、男性たちは、会社と言う舞台で、意味なく、互いの足を引っ張りあっている。
意味なくというのは、それこそが、日本の労働効率が落ち、生産性がぐーたらしているヨーロッパ人にすら抜かれているっていう事態を招いている元だからだ。
■ クライミングも同じ
クライミングでも同じで、トンデモ理論を繰り広げ、岩場では、いがみ合い、せっかくトップクライマーが作ってきた自治体とのきずなをもダメにするという、まさに足の引っ張り合いをしている。良い事例が小鹿野だ。
世界的トップクライマーの平山ユージさんが取りつけた、自治体からのGo!サインをも、台無しにするというクライマー同士の足の引っ張り合い… なんとクライマーがクライマーを訴えて、クライミングによる町おこしの足を引っ張る事態になっている。しかもそこ、日本初のアクセス問題発祥の地。
皆で築き上げた”登れる環境”を、一人が権利主張し、今までと同じ結果に終わらせようとしてるのだ。つまり、わざとアクセス問題を招いて、登攀禁止に陥れようとしているとしか思えない。
初登者の尊重とかいう根拠不明の論理で、岩場が登攀禁止になる、を繰り広げているが、それもこれも、アルパインのクライマーと、フリークライミングのクライマーが、敵対して、話が先に進まないから。
誰かー!何とかしてー!と言うときに、見る先は…?
お母さん(笑)。それか、外国人。
パナは、新入社員のワタクシにバグ管導入してもらい、業務改善してもらった、という体たらくだったんで、同じことで、クライマーの業界トップの方々も、もう、お前ら、ちゃんとしろよーって感じだよなぁ…
いくら私がお人よしでも、付き合いきれんって感じだな。
【ロッククライミングの教え方】暗示&喚起が最も有効なコミュニケーション
■コミュニケーションのパワー
コミュニケーションにはスタイルによって、パワーの序列がある。
弱い方から… 暴力 → 脅迫 → 命令 → 説得 → 懇願 → 暗示&喚起
事例
強制=暴力: 勉強をしないと、ごはん抜きよ
強迫: 勉強しないとひどい目に遭うよ
命令: 早くしなさい!
説得: 運動したほうが健康に良い
懇願: お願い、学校に行って。
■ クライミング界に応用
これをクライミングに用いると?
もっとも強い暗示&喚起は?
友人の死であろう。
友人のクライマーの死が、物語ることは多い。
事例:
私がアルパインクライミングを始める前、環境問題の専門家だった友人の新井和也さんが亡くなった。新井さんとはボランティア活動で出会い、一緒に三つ峠の希少生物探索をした人だった。
新井さんは、登れて語れる希少な人で、劔でテント泊中に、机代の落石があり、その落石は無音だった。隣のテントの人は無事で、新井さんは亡くなった。当時、私は、小屋で働いていたが、ショックで下山して追悼で三つ峠に行った。
新井さんの遺体は、押しつぶされたために膨らんでしまい、最後は大変な姿だったそうだ。
事例2:
その後、山岳総合センターの同期が唐沢岳西尾根で亡くなった。ジャンでは落ちないで、普通に歩いていたのに、アイゼンをつけるのを、下山中、サボったのだろうか…、何でもないところで下山中に滑落。身重の妻を残した33歳。若手の講師が卒業生を誘っていった山で、その講師と一緒にいたとしても、事故が防げなかったということになる。
事例3:
女性の友人で、花谷康弘さんのヒマラヤキャンプに参加するほどの実力のあった人が、甲府の私のところに来てくれ、パートナー候補的な感じだったんだが…。一緒に小川山には行ったが。平松美和子さんも滑落した宝剣で滑落。九死に一生を得た。
小川山のクライミングでは、カサブランカに挑戦したんだが、やっぱりテンション入った。私はテンションを入れるほうが、予告なく落ちるより、いいという考えなので、そのことに何とも思わなかったが、今思うと、彼女は、背が低いことによるハンデをまだ理解していないところだったんではないだろうか?
というのは、縦走では女性はあまりハンデを感じることがない。私も雪をやっている間は、誰かに劣ると感じることはなく、20kgでへばっているおじさんを見ると、はてな?となっていた。女性で筋力がない私でも、歩荷で20kg担げるからだ。というので、リーチのない女性は、クライミングで、支点の場所で、相当に不利をこうむらないといけないのだ、ということが、なかなかピンとこなかった。彼女も同じだったろう…
事例4:
故・吉田和正さん。最後のプロジェクトのビレイヤーになってしまった…。 吉田さんはせっかく私に開拓を指南してくれようとしていたのに…。受け取れず、ごめんなさい。
事例5:
最近では知り合う前だったが、トラベリングクライマーの萩原さんが亡くなった。ラオスに誘ってくれた人だった。コロナ前で、誘いに乗って行っていたら、コロナで帰ってこれなくなるところだったんだが…当時、行かなかったのを後悔中…
人の命は短い。できる間にできることをしてしまうのが大事なことだ。
■ 悪影響… 自分の判断力に不信感
手を差し伸べてくれる人の、手を払う結果になってしまった…のは、実は、あまりに疑心暗鬼で、誰の手を助けの手と考えてよいのか、よくわからなかったのだった…。
それは、九州に来て以来、相方の善意(と思えること)が、全く善意ではない、ということが度重なり、何度も殺されかけるような目に遭っていたからだ…。
例えば、
・会を率いていて、メンバーにここを登ったらいいよと指南するような人が出してくるルートが、どれも、リスクが大きく初心者に向かないルート
・オリンピックのビレイを習得して、「私はビレイはできます」と言う。岩とスポーツクライミングのビレイの差を理解していないのだろうか…
・自分のセットしたカムに落ちろ → え?一個で?! いくらカムセットの自信をつけたいと言っても、一個って駄目でしょう…
・下部核心のルートを勧められる
・アイスに行ったら凍っておらず、岩に転進になり、初めてロープを組むのにいきなり私のリードで、しかも、2名のリードクライマーを一人がビレイするというトンデモスタイルだった…。カムも持っていなければ、ザックは大型ザック、それで登らされたので、グレード3つアップ。(カムがない、荷が重い、ビレイヤーが怖い)これが超有名山岳会。
などなど…。
基本的に、教える人のほうが、クライミングのリスク管理について、教わる側の私よりも甘い認識しかもっていないようだった。認識と言うか、クライミングに対する理解。
以上の理由で、相手の言っていることと行為が一致していなかった。言っていることは好意なのだが、やっていることは悪意であるように思われた。そのため、私は疑心暗鬼に陥り、自分の健全な判断力を発揮することができなくなった。
■ 喚起&暗示が大事
話を戻す。
いろいろと、私には、クライマー人生の最初から、
リスク管理を徹底しないと、奴らみたいに死ぬぞ!という暗示
が入っていたわけだった。大体のリスク管理がいい加減な人たちを見ていると、
過去の事故研究
がおろそかである。アルパインなら必須だ。
■ フリークライミングの世界は山の世界に輪をかけておろそか
しかも、フリークライミングの世界では、カッコよく登っているイメージ動画ばかりが流布され、肝心の事故情報…は、仮に事故があったとしても、アクセス問題があるが故に隠蔽されている。
だから、一般クライマーたちには、
喚起&暗示
によるコミュニケーションが全くなされていない。だから、
ビレイを確実にしましょう
ビレイを確実にしないと死ぬぞ
ビレイを確実にしろ!
ビレイを確実にしたほうが、いろいろといいですよ
ビレイをどうか確実にしてください
ロープワークを確実にしましょう
ロープワークを確実にしないと死ぬぞ
ロープワークを確実にしろ!
ロープワークを確実にしたほうが、いろいろといいですよ
ロープワークをどうか確実にしてください
などと、どれだけ直接的なコミュニケーションを行っても、全くコミュニケーションが成立しない。パワーが弱すぎるのだ。
■ 健全なクライミングを取り戻すための施策
ということで、日本に健全なロッククライミングをもたらすための最大の作業は、
・ロッククライミングの事故情報をまとめ、解析すること
・アメリカアルパイン協会並みの事故情報をまとめた冊子を毎年出版すること
・クライマーズ・ウィ・ロスト日本版を制作し、事故に限らず、また著名クライマーだけに限らず、できるだけ多くの亡くなったクライマーの追討記事の発表を行うこと
である。
喚起&暗示によるコミュニケーションがゼロの日本のクライマー業界。
■ 悪者探しを辞める
事故が起きると、誰が悪いか?っていう悪者探しになってしまい、どうすれば事故が防げるか?って話には全くならないんだよね…
そもそも、著名クライマーの死亡事故以外を扱わないという姿勢自体が、
差別的
で、階級構造を強化する暗示を行っている。つまり、
平民
クライマーには、
お前の命は、ロクスノに追悼記事が出るほどの価値はないからな!
と暗示によるコミュニケーションしてしまっているってことだ。だから、若いクライマーは
お願いだ…登らせてくれ…2段をノーパッドで…
ってなってしまう。俺の命に価値があると認めもらいたい、ということなのだ。だから、今3級しか登れないのに、2段をノーマットで登りたい、とか言い出してしまうのだ。
真実は
誰の命にも価値がある
そういうコミュニケーションをロクスノがしていない。そこに問題があるのだ。
2023/11/06
【クライミングの教え方】クライミングを習得するのにいくらかかるか?
■ クライミングを習得するのにいくらかかったか?ザクッと計算。
そういえば、三つ峠で鹿柵立てるボランティア活動をしている間、小屋の親父さんに、クライミングを習得するには、150万くらいかかると言われたよなぁ…
山岳総合センター 約15万円
登山向けガイド講習 約10万円 例:冬季富士山、アイゼントレ
谷川岳雪崩講習会 夫婦で約10万円
クライミングギア 30万円
登山用品 20万円
その他講習会 20万円
ラオスへの登攀 8万円×2
台湾 3万円×2
インスボン 4万円×3
年間遠征費 15万円
クライミングジム 20万円
積雪期ガイドステージ2 取得費用 15万円
そんなとこかなー ザクッと150~160万円ってとこかな? 中古のエクストレイル一台分?
■ 講習会費用をけちるクライマー ≒ かなりの率で分かっていないクライマー
その後、山岳会に参加したわけだが、私はすでに、ロープワークも終わり、雪崩講習も谷川で受け、せっくんも終わっており、スタカットも理論は分かっているという状態で山岳会に言ったので、
あとは実践を積むだけ
と言う状態になってから行ったんだが… それだと山岳会は
俺らの出番ないじゃーん
と思うのかもしれない。本来は、山をスタートする時点で分かっていないことを学ぶために、他の皆さんは山岳会に行くことになっているらしい…が、山岳会では講習会のように、整理して教えたりしない…。
流動分散一つ取ったって、それが出てくるルートに行かなければ、知らずに何年も済んでしまうのだ。
岩に行くと言ったっても、ゲレンデしかしない会に陥っていれば、マルチの登り方は何も教える機会がないし、そうであれば、終了点の作り方はおろか、プルージック登攀だの、トップが墜落したときの確保だの、介助懸垂だの教わるはずがない。
大体、ルートで初めて出てきて、その場でムンター教わっている、新人ガイドが多い。その様子を見るだけで、教え方自体がぶっつけ本番、それは理解できる。
でも、いきなり本番で教えたら、それは、そーとーに危険ですよねぇ?
日本のクライミング界に必要なのは、
ロッククライミングの教え方のインストラクターズマニュアル
です。
山岳会に知見は貯まっていない。どう教えたらいいのか?全く白紙です。
あー、あの白亜スラブ、死なんでよかったー☆
まさか、10年登って、ロープドラッグがダメだと知らないクライマーがいるって思わなかったんですよねぇ…
ダメボルト。カットアンカー 強度が5~kNしかない。