2023/11/12

【フレッド・ベッキー化】新NISAでセミリタイヤを目指す

■ 日本だけがガラパゴス化して世界から取り残されている

さて、海外岩場の情報に疎いがために、日本の岩場は、トンデモなガラパゴス状態になっているわけなんですが…

この現象は別にクライミングに限ったことではなく、実は、冷蔵庫やコンセントの市場とか、金融市場とか、銀行のオンラインシステムとか、電子電力系市場とか…全部同じでした。富士経済で市場調査を担当としているときは、海外市場担当していました。

海外市場担当と言うのは、ある国のAという製品マーケットがどんな市場規模で、どんなプレイヤーがいるのかを調べるという仕事です。要するに、海外版の『業界地図』を書く仕事で実際私が書いたレポートは1本10万円でした。富士経済社は、エントリーレベルの企業とされ、富士経済から上位のコンサルティング企業にステップアップする場とされていました。私は当時28歳で、子供を産みたいと思っていたので、海外に行くことが日常で、出張が決まるのが、1週間先と言うような生活は、ちょっと子供を産むことには向いていないのではないか?と思ったので、1年程度でやめたのですが…。

しかし、ある市場調査でベトナムに行き、ハイヤーを一台雇って連日企業訪問しては市場についてのヒアリングをつたない英語で行うわけですが…帰りにビジネススーツ姿で、国際線に乗っていると、ふと手にしたTimes誌の表紙に、さっき会ってきたベトナム経産省の大臣が載っていました…(笑) それで、こんな日本人の小娘に会ってくれたなんて…と、日本の国力の大きさを感じました。

海外出張にバンバン行ける仕事についていましたが、自分で海外にバンバン行きたいとなると、作戦が必要です。

出張費は会社からしたら経費ですから、いくらかかっても文句言われず、事実ベトナムでは、米国大統領も泊まったとか言う、高級ホテルに泊まっていました。飛行機も、提携の会社が、勝手に手配してくれます。

まずは、月10万円の投資からの収入をめざす、というのが、まあ穏当かなと思います。それくらいあれば、ラオスでは一か月生活することが可能でした。今、円の価値が下がったので少し違うかもしれません。

■ 新NISAを賢く使いましょう

そこで、発見したのがこの動画です。

https://youtu.be/3cta1hIIjFo?si=d6J0OpvckHeYbv3w

新NISAの枠を使って、非課税で不労所得10万円を得る方法について語っています。

 全世界株式ファンド(オルカン)

 S&P(米国ファンド)

に投資するプランが語られています。

実は、ここ30年の経済成長は6割がGAFAMの成果です。GAFAM(ガーファム:Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft)最近はNvidiaがAI向け半導体で急伸しました。

なら、この6社に集中させるとより大きなリターンが出ますが、くれぐれも種銭でやらないでください。

さて、楽天では、新発売で上記の日本のファンドが出ています。

https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20231027-06.html より引用。

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド
経費 0.0561%
ポイント還元率 0.017%

楽天・S&P500インデックス・ファンド
経費 0.077%
ポイント還元 0.028%

楽天ポイントもつくのはこの二つだけですね。

1万円の投資信託をかうと、2.8円のポイント還元ということ。

投資信託は、自動的に再投資されるので複利効果が出ますが、ETFは再投資は手動です。なのでほったらかしにしたい人は、ETFより投資信託が良いと思いますが、投信はその分手数料が微妙に割高です。しかし、手数料割高と言っても、0.7%と0.03%の違いです。1万円だったら、70円か3円か。

楽天のオルカンやS&Pは、新発売なので、過去の基準価格などの実績は分かりません。一般にファンドを購入する場合は、過去を見てから購入するのが決まりです。ファンドの安定性は、運用している総資産額に比例するからです。

■ 楽天ETFカンファレンス

昨日は、楽天のETFカンファレンスがあり、これさえ見ていれば新NISAはOKなのではないかという内容でした。

 https://www.youtube.com/watch?v=gI4hkHxHCYE

世界最安のETFはVOOで、0.03%だそうです。楽天が70円とるところ、バンガードなら、3円ってことですね。もちろん、ドル円無視しています。でも、どっちが実力あるかっていうと?バンガード偉いよなぁ。


楽天証券の問題は、ドルで増やしてドルで出金できないことです。両替していたら、メリット帳消しです。増やしたドルをドルのまま使いたければ、ドル決済が可能な口座を持つ必要があります。

■ 若ければ若いほど有利だが、年を取っていてもやっぱり有利

だって、非課税ですからね。

今年、私はNISA口座でない口座で、各種投信を解約したので、利益の中から、20.351%もの所得税を払う羽目になりました。1万円の投資利益があれば、2035円も取られるんですよ?1万円の投資利益をえるのは、結構、勉強も必要で、種銭も必要で、大変ですよね。

なので、どんなに年を取った人でも新NISAやらないほうが損です。

■ 日本のお金が世界に流出する

確かにその一面はあります。日本人が円を保有しているから、円の価値が保たれていると言えるので。

しかし、円からドルに流れていくのは、仕方がないかもしれません。ドルが今のところ基軸通貨なので。

ドルが基軸通貨なおかげで、ドルが崩壊してはまずい、と世界中がドルを応援する羽目になります。たとえ円で持っていても、世界市場の暴落は日本にも影響します。

ドルが倒れるとまずいというので、政府は米国の雇用を守る、ということに今なっていますが、日本の雇用を守らなくては!というインセンティブは、どこにもありません。

日本では、雇用を守るというより、いまんとこ人手不足で、なんとか働かせよう、ということで、結果、ブラック労働を強いるみたいな情勢のほうが強いかもしれません。

というので、現在という一点を見る限りは、海外で働くほうが若い人には有利かもしれません。

日本は、沈みゆく船と言われて30年、ほんとに沈みかけそうな田舎を見て回った結果、思いました。

しかし、そんな日本に、安全を求めて移住してくる外国人も多いです。甲府ではデイビッドに会いました。彼はコロンビア大学卒のエリート米国人でしたが日本の田舎を選びました。

競争社会に疲れたら、あるいは、最初から競争社会に参加したくなかったら、日本社会に残るという手もあるでしょう‥ 

競争はなくても、日本の労働環境は、米国のよりシビアだったのが私の経験上の結果ですが…。無言の圧力で日本では働かないといけないですし、女性や弱者は搾取の対象ですが、米国では働いた成果は盗まれることなく自分のものになりました。

どっちがいいのか、どっちもいいのか?私には分かりませんが、新NISAによって、日本の旧来の貯蓄一辺倒という体制が崩れ、バブル景気以前の郵便局の定期預金が利率8%という時代が、別の形で訪れることは確実です。

<参考サイト>

投資信託がまとまっているサイト

https://myindex.jp/

業界最安

https://www.churio807.com/entry/rakutenallcountry

取り崩しシミュレーター

https://www.nomura-am.co.jp/special/nomuwrap/simulation/reversal.html