■ クライミングを習得するのにいくらかかったか?ザクッと計算。
そういえば、三つ峠で鹿柵立てるボランティア活動をしている間、小屋の親父さんに、クライミングを習得するには、150万くらいかかると言われたよなぁ…
山岳総合センター 約15万円
登山向けガイド講習 約10万円 例:冬季富士山、アイゼントレ
谷川岳雪崩講習会 夫婦で約10万円
クライミングギア 30万円
登山用品 20万円
その他講習会 20万円
ラオスへの登攀 8万円×2
台湾 3万円×2
インスボン 4万円×3
年間遠征費 15万円
クライミングジム 20万円
積雪期ガイドステージ2 取得費用 15万円
そんなとこかなー ザクッと150~160万円ってとこかな? 中古のエクストレイル一台分?
■ 講習会費用をけちるクライマー ≒ かなりの率で分かっていないクライマー
その後、山岳会に参加したわけだが、私はすでに、ロープワークも終わり、雪崩講習も谷川で受け、せっくんも終わっており、スタカットも理論は分かっているという状態で山岳会に言ったので、
あとは実践を積むだけ
と言う状態になってから行ったんだが… それだと山岳会は
俺らの出番ないじゃーん
と思うのかもしれない。本来は、山をスタートする時点で分かっていないことを学ぶために、他の皆さんは山岳会に行くことになっているらしい…が、山岳会では講習会のように、整理して教えたりしない…。
流動分散一つ取ったって、それが出てくるルートに行かなければ、知らずに何年も済んでしまうのだ。
岩に行くと言ったっても、ゲレンデしかしない会に陥っていれば、マルチの登り方は何も教える機会がないし、そうであれば、終了点の作り方はおろか、プルージック登攀だの、トップが墜落したときの確保だの、介助懸垂だの教わるはずがない。
大体、ルートで初めて出てきて、その場でムンター教わっている、新人ガイドが多い。その様子を見るだけで、教え方自体がぶっつけ本番、それは理解できる。
でも、いきなり本番で教えたら、それは、そーとーに危険ですよねぇ?
日本のクライミング界に必要なのは、
ロッククライミングの教え方のインストラクターズマニュアル
です。
山岳会に知見は貯まっていない。どう教えたらいいのか?全く白紙です。
あー、あの白亜スラブ、死なんでよかったー☆
まさか、10年登って、ロープドラッグがダメだと知らないクライマーがいるって思わなかったんですよねぇ…
ダメボルト。カットアンカー 強度が5~kNしかない。