2019/10/02

3度目のインスボン その⑤ 大東門&シュイナードB

■ 薬食同源の店でサムゲタン!

薬食同源の店
私は初日は一人で近所を探検して過ごしました。医食同源の店を見つけて、ランチに豪華なサムゲタンを食べ、もうすっかり任務終了です(笑)。

サムゲタン、15000KRWと安かった。日本では決して食べれない価格です。











プルコギの店

 夕方は、韓国の山岳会の友人を交えて、お腹が苦しくなるまで、プルコギ&平壌冷麺でした。一人25000KRWでした。

どっちの店もお向かいです。私はいい店を出張中に見つけたら、顔を覚えてもらって通うタイプなので、今回は、この2件に、ほぼほぼ、お世話になりました(笑)。







 ■ Day2 トソンサ&Dulegil

トソンサのバス停
入国2日目24日は、Dulegilだけの予定でしたが、タクシーがウイドンで降ろしてくれなかったので、しかたなく、一緒にタクシーでトソンサまで上がりました。

せっかくなので、トソンサを見学してから、参拝者用のバスで降り、Dulegilへ行きました。

トソンサは、大変立派なお寺でした。同行者の青ちゃんは、30回もインスボンを登っているのに、まだトソンサ行ったことがないそうでした。もったいない~。

トソンサ
私は参拝後だったので、当然、参拝者用バスに乗せてもらって降りました。

募金制なので、1000KRWくらい入れておきました。100円程度です。


お釈迦様は日本と同じでした


Dulegilも良い道でした。ヨタヨタしながらでしたが、なんとか8.5km、歩きとおしました。2時間です。

青ちゃんがしてくれたテーピングがとても良くて、これで歩けた。持って行ったサポーターは気休めでした。

ただ、二日目夜も、ちゃんとは寝れず。

夜中に何度も起こされて、眠かった。

夜、寝る前に、コーヒー飲んだのもダメでした。

■ Day4 レスト&飛行機勘違い

4日目は、それでレストにしました。寝不足だったので。午前中ゆっくり寝て、洗濯、掃除し、ほっとしたら、爆睡。

その途中で、みんなが帰ってきました。

最終日の人がいたので、送っていき、夕飯は、慣れた店で、えごまの葉のビビンバ。サービスでチゲがついてきました。

最終日の人、時間を誤解していたので、市内でお買い物する用事ができなくなってしまったのですが、ちゃんと飛行機乗れてよかった。

エーデルワイスと言う山の店が、ちょうど30%オフをしていたようで、たくさんお買い物していました。

■ Day 5 城壁でレスト日

北漢山国立公園の登山道をぐるりと縦走して、インスボンまで行っても、町というか、すそ野を歩いた感じだと、大して距離もなく、大変でも、なさそうなのですが、ビジターセンターで、レンジャーの格好している人に聞くと、4時間とかいう…え~本当なのかな?と思いました。

だって、登山口から白雲山荘まで1時間半くらいなのに…距離的にあまりないうえ、縦走路って、一般的にアップダウンがあって、楽勝の道ですよねぇ?

でも、掲示板には、”Expart”って書いてあるし…。エキスパートって?ジャンダルムみたいなの?

今のところ膝が確実感がないので、どうなのかなぁと思って、偵察でもいいかなぁと思っていました。

翌日から二人だけになるので、相方に「明日はレストで、縦走でどうですか?」と聞くと、「うん、いいよ」と快諾。うれしかった☆

城壁と城門は、行って見たら、大東門(Daedongmun)と書いてありました。

登山口から、1.9Kmと書いてあり、途中休み休み休憩も大休憩をして、大体1.5時間くらいでした。

ただこの日、結局、朝は寝坊で、出発も遅く、往復4時間で、まったりと楽しんで降りてきました。1.9㎞の往復で4時間はゆっくりですね。

普通に歩けば、片道1時間くらいです。

韓国では、山岳民族の人たちは、教育を得る機会が得られず、差別されていたのだそうです。野蛮人とカテゴライズされていたのだとか。

夜は、またなじみの店へ。もう顔を覚えてもらって、チゲもサービスで出てきちゃったりしました(笑)。

■ Day6 やっと登攀へ

この尾根歩きで、歩きが大体大丈夫そうなのが、分かったのですが、問題は重いギアを担いでの、アプローチの下りでした。重いと膝に負荷が…。

というので、相方がギアをみんな担いでくれて、翌日は登攀へ。ツインのロープ2本とカムワンセット、その他で、17Kgくらいでした。ありがとうございました!

ルートは、日本にいる間に相談して、私のリードを目指して、インスリッジに行くことになっていました。

私はインスボン3回目で、ほとんどの★ルートは登ったことがあり、これからは、自分がリードすることを視野に入れる段階だからです。

と、ところが…当日朝になって、急にルート変更…(汗)。シュイナードBと医大ルートに行くことになってしまいました。おすすめルートなんですかね??

しかし…、絶対に、この足で一日2ルートは無理と思いました。

健康体で、アプローチゼロ、食事もお抱えのときで、一日2ルートだったからです。

しかも、アプローチから、4級…。これは近道を通りたかった、という事情のためですが、一般ルートでも、昨日歩いた大東門への道で、Intermediateで、なんとかこなせるくらいだったのに…。正直、アプローチでスラブが出てきたときは、だいぶ慎重になりました。

それでもって、シュイナードB…。忘れていたけど、ワイドじゃーん!! 

ワイドは、私のような、現代のやり方で育っているクライマーは、人工壁でも経験値が貯めれないし、穂高などのバリエーションルートに行くというのは、さらに経験値が貯めれないので、もう、経験値的にインスボンが初ワイドくらいになってしまいますので、いくら2年前に一度来ていても、それ以降、全然、経験値増えていません…(><)

リード可能性?ゼロです。ので、なんで、このルート選択になったのか???

私からすると謎でした。しかも、ボディテンションで、突っ張り棒のように体を突っ張らないといけないムーブで…今、この足で一番やりたくない系…。

スラブだったら、小刻みに立ちこんでバランスでなんとかなったんですが…。ワイドは…。

というので、2度もフォールしました…(><)

岩場につくと、先行パーティがいたのですが、超下手くそ君たちでした(笑)。めっちゃ遅かった。でも、韓国の若い学生君たちでした。24、25歳で、兵役上がりだと言っていました。かれらであの様子なのですから、私のほうがうんと上手だなとは思いました。でも、私にリードさせると彼らと同じなるんだろうな~(笑)。一時は遅くて、どうなるかと思った(笑)。

相方の登山歴50年には、いたく関心してくれたようで、チョコなど色々と行動食を貰い、一緒にオアシステラスで仲良く、のんびり、下の景色を見て楽しみました。

再度オアシステラスに来る日が来るとは…。下のスラブ怖いですよね。今ならリードできると思いますが、あそこ、アプローチと見なされているんで、ボルトが一個しかないんですよ。

私たちは、行動食でおいしそうなおやつを高級パン屋でゲットしていたのですが、なんと、パン屋で17000KRWもかかったんですよね~驚いた。そのおやつとオレンジジュース半分くらいあげちゃいました。

しかし、この日は、私は今回の旅行で、初のインスボンなのに、以前の登攀でゆかりがある人…白雲山荘やオモニに会うことができず、とても残念でした。

シュイナードBじゃなくても、オモニに会えるルートのほうがよかったな…。

帰りは地下鉄で帰り、夕飯はまた、プルコギと冷麺にしました☆ 




大体、一日の中で一食をちゃんとしたのにする、って感じです。

■ 愛は華麗にすれ違う

正直言って、これは、愛は華麗にすれ違うってやつです…

私は人気ルートとか全く興味なく、興味があるのは、誰だってそうですが、自分の山、です。

1回目のインスボン=体験クライミング
2度目のインスボン=お付き合い

だったので、今回は、そうならないように、つまり無駄足にならないように、あらかじめ自分がリードしたい、将来リードできる可能性があるルートを相談していきました。

特にワイドは、私はやりたくない、というのは、伝えてありました。

でも、シュイナードB…。になったのは、アプローチが短いから、とか同じところに、降りれて、シューズを背負う必要がないからとか、色々あったのでしょうが…。

私は3ピッチ目のとりつきで、クイックドローを落としてしまい、拾いに出かけたのですが、別のルートで易しい箇所があり、これならリードできそう、というのもありました。

私にとって、この日が、インスボンの実質初日だったので、先にオモニとかに会いたかったです(涙)。

それで、これは自分で自分を満たすしかない!と思って、翌日、土曜で混んでいるとは分かっていましたが、足のほうは、少し無理をして、オモニに会いに行きました。

さらに言えば、実は、金土で、ソラクサンに行く人についでに乗せてもらって山岳博物館に行く予定だったのですが…。韓国には、日本にはない国立の山岳博物館があります。韓国と日本の登山の歩みを確認してみたかったんですよね。日本と韓国は仲良しになったほうがいいですよねぇ?

博物館なら、足の故障だったら、ちょうどよいくらいです。足の故障でもない限り、博物館なんて行くことがないと思うんですよね… 優先度的に。

というので、何日も連続で願いがかなえられず、ストレスが溜まりました…。

ので、、翌日は、頑張って一人でも白雲台に行きました。この日は、同行者が一人返って、ベッドが一台空き、一人一台で寝れたので、ぐっすり寝ることができました。



3度目のインスボン その④ 4.19記念公園エリア、ロケーションの勝利!

■ Day1

さて、寝れなかったとはいえ、ここは外国!

さあ~行くぞ~!というわけで、翌日はさっそく近所を探検です☆

今回の大成功は、お宿があるエリアでした。

4.19記念公園の近所のエリアです。目抜き通りの、4.19記念道路をただ上がっていけば、登山口(北漢山国立公園にはたくさんの登山口があります)。ただ下れば、地下鉄の4.19記念公園駅。超簡単です。

しかも、目抜き通り沿いにずっとレストランがあり、カフェが一杯!韓国現代史博物館や、国立公園のレンジャーが待機するビジターセンターも、徒歩10分くらいでした。

これは!ロケーションの勝利!

近い順で書きます

1)Hushed Coffee というインスタ映え系おしゃれサードウェーブ系カフェ。日本のポパイという雑誌が置いてあった!徒歩30秒。


2)別のカフェでピザとテイクアウトコーヒーが2500KRW。2回がKonlon Alpine School。徒歩40秒。

3)GSというコンビニ。徒歩50秒。

4)コンビニお向かいがユースセンターで、人工壁あり。

5)少し上がると、タクシーの家。

6)さらに上がると、EDIYAコーヒー。

7)さらに上がるとDulegil入り口。

8)さらに上がると、韓国現代史博物館で、歴代偉い人の銅像がずらり。

9)ほぼ同じ場所にVisitorセンター

10)すぐ上に登山口。近所に湧水給水所。

反対側に下ると…

1)高級なパン屋

2)おいしいプルコギと平壌冷麺の店。 お向かいに薬食同源でサムゲタン食べれる店

3)同じ個所でWifiが入る。

4)その先に公園があり、エクササイズマシーンあり。

5)公園前に7時から空いているカフェあり。

少し下ると

6)T字路に出るが、その辺りに安売り登山ウエアの店2件

7)その辺にローカルスーパーあり。韓国の焼酎1.8リットル入りで5100KRWだった。

8)その下に韓国の伝統スイーツのお餅やさん。おこわがとってもおいしかった。

9)その隣はO2というラブホらしい。



10)お向かいあたりに自然食品店。こういう店があるということは健康志向?

11)ちょっと歩くと、すぐ地下鉄駅。

というわけで、目抜き通りを歩くだけで用事がほぼ済んでしまいます。ただ、韓国は結構乾燥していて、化粧水的なものを持って行くのを忘れたと思って、買おうと思ったら、全然、コンビニで売っていないので、困りました。困ったのは、それくらい。

薬局は、ちょっと遠かった。駅の近くでした。駅から、一駅向こうに、ダイソーもありました。

駅の近くに、座れるコンビニもあった。

そして、このエリアの良いところは、やっぱりDulegilです。レスト日のちょっとした散策むけ。へぇ~という感じで、野鳥やリスが眺められ、ごくごく平和に休日をお過ごせます。




3度目のインスボン その③ 蚊&痛い&寒い&眠い

■ ワンルームマンション

お宿は到着してみたら、ワンルームマンションでした。

日本でも、え?!と驚く小さいワンルームが、一杯余っていると思いますが、そういうのは、AirBで民泊にしたらいいのかもです。旅行中なら、家の中で過ごすことは、ほとんどないわけですし。私たちもほとんど登攀して、外で食事して、ですので、問題はありませんでした。

お宿は別に詳細を書きますが、まぁ3人も入れば、ぎゅうぎゅうでした…(笑)。2段ベッドが入れてあり、ギリギリ3名。たぶん、夫婦一人に子供一人みたいな感じだと、3人でも大丈夫ですが、大人3人はしんどかったです。

でも、一泊3400円なのですから!(と言っても、私は普段、外国の方を、無料でお泊めしており、このぎゅうぎゅうの宿とは、比較にならない快適さを提供していますが!)

ぎゅうぎゅうとはいえ、貸し切りで、つまり、自分の家のように使えて便利です。

生活に必要な機能は冷蔵庫と洗濯機を含め、一通りそろっています。

■ 2段ベッド問題…

ところが問題が…。ベッドが2段ベッドなのですが、2つしかないのです…。女性1名、男性2名のグループなので、どうしたらいいのでしょう??

実は、このアパート、おふとん1枚の部屋もあって、2段ベッドの部屋とで、選択できたのですが、同行者二人に相談しても、内容を見てくれていないようでした。全然、相談相手になってもらえなかった(><)。

結果、悩んだ末にベッド2台の部屋にしたんですよねぇ…。というのは、後半は2名だったので、後半、布団1枚を二人で分け合うより、一人1ベッドのほうがいいかな~と。 

最初3名で、後半2名だったので、最初の3人の間、2名は、1台のベッドで寝ないといけないので、誰がそれになるか?で揉めるかな???とは思っていました。

もしかしたら、女性1名で、ベッド1台くれるかな?とか。いや、年齢が一番高い人がベッド1台で、若者は二人でシェアしなさい、になるとか? あるいは、体のサイズ別?あるいは、日替わりで個ベッドを回しあう???

どんな解決法が出てくるのか未知数でした(笑)。

結局、上の個ベッドで、今回、初めて来た人に快適に寝てもらい、下で、インスボン経験者は二人で寝たのですが… 

ワタシ、全然、寝れなかった(涙)。

■ 寝れない理由

理由その①は、自分のせいです。寝る前に痛み止めを飲むのを忘れた。

痛み止め、普段飲まないせいか、効き目がすごすぎて、飲むと全く痛くないのですが、寝ていると、どうしても、精神が安らいで、安らぐと痛みに目が行くので、膝が痛くて、寝れない…。 結局、起きて痛み止め、飲みました…。

理由その②、蚊。

一緒に寝ていた青ちゃん…蚊に刺されやすい体質だそうです。

頭と足を互い違いにして寝ていたのですが、彼、足をハエが足をこするときみたいに、コチョコチョ、スリスリ、ずっとしているんです…(><)耳元で…。

でも、その蚊って、青ちゃんがタバコを吸いに行ったときに、連れて帰ってきた気配濃厚。あの~、自業自得っぽいんですけど…。

蚊取り線香を付けたのですが、その蚊取り線香の場所が、キッチンのシンクの上では、ベッドの位置が、それより低いので、全然ききません…。しかも、起きたら、室内が蚊取り線香で真っ白に!きっと上の段で寝ていた人は蚊取り線香で、煙かったでしょう…。

理由その③ 暑い!!

寝ていたら、2名でお布団一枚のせいか、暑くて暑くて、ついに「あ、暑い…」と。

上で寝ていた先輩がエアコンを入れてくれた。すると?!

ああ~、やっと静かになった~!

ふと一緒に寝ていた相方を見ると…?

まるで、イラのようにお布団被って硬直していました(笑)!寒すぎ(笑)!

これにはウケた! さっきまで、もぞもぞ、すりすり、私を寝せてくれなかったのに…。

今度は、超、静かになっていたのでした…(笑)。

■ Day1

初日の朝は、二人で、登攀に出かけてもらいました。私は、膝が夜中に痛くて寝れないほどだったということは、あまり良いわけでは、なさそうだと思って、近所のレストラン開拓に出かけました。

この日は、遊歩道であっても、トレイルを歩くなんて、とんでもない、という膝の状態でした。

3度目のインスボン その② 出発~ 膝の脱臼と台風

■ 膝の亜脱臼&台風17号

3度目のインスボンに行くことになった。

夏に青ちゃんに会った。”またインスボン行きたいね~(楽しかったよね~)”というのが、”テレパシー”で伝わってきた。

あちらは、手首の故障中。こちらは、右足のふくらはぎの肉離れ。お互いにリハビリ中。両方が、怪我で、調子が万全ではなく、”スラブとか易しいクラックなら登れるかも?”、と言う訳だった。

ところが、私は夏のバイト先で、ボルダーに行ったときに、クライムダウンで、膝を亜脱臼してしまった。出発10日前だった。出発時も、痛くて、びっこをひく始末。

「あーあ、なんでこんな時に怪我をしてしまったのだろう」というのが率直なところだ。

とても悲しかった。

”中止にしますか?”と、同行者の仲間は、二人とも言うけれど、その二人は、別になんともないので、中止にする理由にはならない。

私は家にいたところで、座って、PCを睨んでトレードチャンスをうかがっているだけのこと。

怪我になる前から、最初の3日間は、二人で登ってもらって(上級者は行きたいところが初心者と少し違う)、私はその間に山の縦走路を探検してこようと思っていたことだし、後半は、少しは良くなっているかもしれないし…。

町の中でカフェで座っているだけでも、得るものがある、と考えて、出かけることにした。

ところが…。

台風17号接近で、当日は飛行機が飛ばないかもしれない。同行者から、再三問い合わせが来たが、こればっかりは空港へ行ってみないと分からないんだよなぁ…。

という具合で、弱り目に祟り目ってわけだった(笑)。

昼ぐらいの便だったので、朝9時くらいに空港に着いたが、格安航空会社のTway…日本では、なんとなく、旅客機の整備とか、”大丈夫なの~”な雰囲気。でも、ちゃんと飛んだ。良かった。

同行者はもう、飛ばないという前提で、来ているくらいで、「え?!飛ぶの??」って具合だった(笑)。まぁ、私は国際線なので、よっぽどでないと、飛ぶとは思っていたんですが。多くの国内線が、欠航になっていました。福岡→釜山は、欠航で、福岡→ソウルは、飛んでいました。不思議ですね。

■ 核心は、合流!!

さて、飛行機は心配していなかったのですが、心配していたのは、先に行っている同行者との合流でした。

というのは、前回とは違って、新しく地下鉄ができ、その終点駅が最寄りの地下鉄駅ですが、その場所がGoogleマップで確認できなかったのです。新しすぎて、まだ載っていない?いや、もう半年以上ですけど?!

地下鉄駅の場所によっては、私が知っているウイドンのバスターミナルや、今回待ち合わせたエーデルワイスという登山ショップまで、どうやって歩いて行くか?が核心になるところでした… すでに分かっている109のバスに乗ったほうが確実だったかなぁ…と頭をよぎる。

海外での待ち合わせは、確実に会えるところに工夫が必要です。

青ちゃんとは、17時に、登山ショップのエーデルワイス前で待ち合わせでしたが、14時に着陸しても、出国手続きに長蛇の列で、17時は無理そうでした。連絡が…。

■ 通信が核心

私は海外では、ローミングは高くつくので使わず、Wifi経由で無料通話できる、FBの付属ソフトのメッセンジャーかラインです。これだと空港など主要ポイントで連絡が入れられます。しかし、常時接続ではないので、いい加減な待ち合わせだと、すれ違いの可能性がありました。テクノロジーの共有は大事です。

Wifiベースであれば、ほとんど無料での通信が実現できている時代…携帯電波、若い人はほとんど使わないです。なにしろ、電波使うと、とても高くつきます。

今回はこの問題は、同行者が一日980円のローミング契約をしてくれて助かった…。でもローミング高い。宿の宿泊が1泊が1500円です。

世の中、安く上げようと思えば、工夫がいる、工夫が邪魔くさいなどと手を抜けば、ボラれるとなっていますね。

一回当たり数分の通話を2、3回で、980円なんてぼったくりですよねぇ。

■ 両替&インフォメーション&T‐Money

さて、飛行機を降りたら、両替。空港は両替レートが悪いので、交通費程度にしておきます。そして、インフォメーションへ速攻で行きます♪

地下鉄の路線図をもらい、BukhansanUi駅までの乗り換えを教えてもらいます。乗り換え2回でしたが、あまり難しくはなく、空港とソウル市内を結ぶ、空港鉄道から地下鉄終点駅まで一回も改札を出ることがなく、到着できました。

T-Moneyという電子マネーを購入したかったのですが、空港のコンビニで買おうとしたら、T-Money自体が購入に、お金がかかるということでした。日本の、はやかけん、みたいに無料じゃない。

結局、交通案内のところで、買ったら、T-Moneyじゃないのを渡されてしまいました。今は、こっちが最新版なのか? 分かりませんが、デポジットが2700KRWでした。早速、30000KRWほど入金しておきます。

空港からは、まるで関空快速みたいな電車で各駅停車1時間。特急があるのかと思って、そっちに行ったら、特急と言っても、快速みたいなやつではなく、指定席の梓みたいなやつで、別に指定席料金がかかり、なおかつ到着も5分しか変わらないと教えてもらったので、普通電車に乗りました。地元のおばちゃんたちが乗ってきて、なんか大阪みたい!なんでか、韓国の人は、大阪の人とファッションセンス?が似ています。

乗り換え駅で、年配のおじさんに、合っているか尋ねたら、日本語で返してくれました。年配の人は日本語ができる人もいるようで、若い人は英語ができる。どっちかで何とかなるようです。

心配していた合流も駅を降りたら、見覚えのある景色でした。バスターミナルまで、徒歩1分。道の向こうのノース前で、同行者も待っていてくれて、ほっとしました。

■ チェックイン前に行ってトラブル

実は、先に住所をタクシーの運ちゃんに渡して、宿まで行ったようです。

Wifiが入るようになってから、同行者が送ったメールが来ました。見たら、先にAirBの宿に行ってしまい、まだ泊まっている人がいたようです。お兄さんがパンツ一丁で出てきたそうです(笑)。

ハウスルールも読んでね、って言っていたのですが、きっと読んでいなかったのでしょう。普通のホテルのつもりで出かけちゃってる?

そのアパートの場所も、もっと登山口に近いと思っていたら、地下鉄2駅先というのが以外でした。

最寄り駅を聞いていなかったのが悪かったのですが、聞いていても、新しい駅が、地図に表示されないので、利便性が良いかどうか?ということがよく分からない。行ってから、合流して、アパートに全員そろっていくのが、順当と思っていました。

今回は初AirBでしたが、同行者はAirB(民泊)がよく分からなかったようです。要するに友達の家をまた借りする、ってことです。それが有料になったら、AirBです。

先に行ってしまった同行者は、たぶん、荷物が重いので、行って先に置いておこう、とでも思ったのだと思いますが、一般にホテルであっても、チェックインは15時以降ですし、AirBの宿は、フロントがあるわけでもなんでもないので、預けておく、なんてできません。

AirBでは、大体、直接アパートに行って、自分でテンキー(暗証番号)で、カギを開ける仕組みです。

基本的には、誰とも会わないことが多いハズです。ホテルやゲストハウスのサービスを想定していると、アレ?となります。お客さんに会わないで済むから、勤め人の副業になるわけですよね。

要するに、友達の家に泊まるのに、友達が家に住んでいないケース、と思ってくださいね。

まぁ、この日は、もう、合流だけが核心でしたので、めでたく合流して、ほっとしたら、後は、なじみの韓国料理の店へ行きました。チヂミと豚足で、お腹いっぱい。韓国では余ったら、持って帰れます。

あと、タクシーに乗って、宿まで帰りました。2,3メーターくらいの距離感でした。
















インスボン情報2019

■ インスボン 行ってきました!

インスボンから昨日の夜帰ってきました☆ 

今回は、膝を亜脱臼してしまっていたため、びっこを引きながら出かけましたが、5,6時間の縦走なら、テーピングやサポーターをして、ですが、歩けるようになって帰ってきました。

今回は、インスボン単体ではなく、北漢山国立公園(Bukhansan National Park 発音はプッカンサンナショナルパーク、です)の5,6時間程度の縦走をしてみました。全体像を把握するためです。

登攀ルートは、1日だけショイナードBを登りました。膝の故障によるフォール1回、本当に登攀力がなくて落ちるフォール1回でした(笑)。

インスボンのベータ(=登攀するために必要な周辺情報)が、溜まりましたので、ご参考になるかと思いますので、ぜひ参照ください。

■ 白雲山荘が泊まれなくなった

聞くところによると、九州などからのメンバーは、市中のホテルなどに泊まって、地下鉄+タクシー+アプローチ1時間を毎日荷揚げするという、”通勤”登攀スタイルに慣れていたようです。が、登攀三昧をするのに、白雲山荘に泊まれば、時間を登攀だけに使えて、”登攀三昧”ができる。それが、インスボンの魅力でした。

その登攀三昧は、山小屋に宿泊も食事もお願いできるから、というのが大きかった。

ですので、食事と宿泊は大変重要です。

白雲山荘(ペグンサンジャン)の李さんが亡くなったあと、小屋の運営はどうなったのか?と事前に韓国の山岳会の人に問い合わせしましたが、全員が、宿泊はできなくなったという返事でした。食事は、それ以前にできなくなっていました。

ので、下界で泊まる=通勤スタイル です。 となると、途中のタクシー通勤は誰でも端折ることができないので、地下鉄通勤をいかに短くして、朝の取りつきを楽にするか?が、登攀三昧には、課題となります。

そこで、今回の宿の選択は、どれだけ登山口のBukhansan Ui(プッカンサンウイ)に近いか?にこだわりました。

今回使った宿はこちらです。AirBだったので、大変安くつきました。ただし、小パーティ(最大3名)のみが利用可能です。3名だと2名は布団は二人で1枚です。

Buk-Han Mtn. Pine tree Guesthouse
https://www.airbnb.jp/rooms/25699559?source_impression_id=p3_1569966768_H3%2FjazcdZiautlUO

■ 登山口情報

これまでずっと、登山口をトソンサ、その下で、実際、公共の交通機関との接続口になっている場所をウイドンと呼んでいましたが、ウイドンというのは、結構大きな地名で、早良区みたいな感じです。厳密ではありませんでした。

プッカサンウイと言うとピンポイントに正確なようです。新しくできた地下鉄のBukhansan Ui 線で終点駅です。以前は、スユ駅からタクシーで来るか、バスで来て終点のバスターミナルがあるところでした。登山ショップや飲食店が集まっています。

参拝客用のバス
そこから、登山口までは、タクシーで10分ほどで、参拝客と登山客のためにタクシーが循環運転しています。大体4000KRW~くらいなタクシー代です。トソンサ寺を参拝する人たちのためには、募金制の循環バスもありますが、登山者は使うべきではないようです。

登山口の地名も、トソンサと言うとお寺の名前ですので、正確には、Beagun Information Center (
ペグンインフォメーションセンターと発音)です。

実際には、トソンサに行く参拝客がバスを降りる場所と、登山者の登山口は同じです。インフォメーションセンターとトイレ、カフェ、自販機があり、Wifiが入ります。

■ アプローチ

アプローチは、一般ハイカーと同じ登山道ですが、今回は前回より、さらに整備されていて驚きました。木道や手すり、階段が整備されています。

約1.5時間です。登山口にあるインフォメーションセンターで、簡易的な概念図を貰えます。大きな山岳エリアの一部です。

■ おすすめルート

仮に一日しか登れないとすると??? たぶん、

 シュイナードB …日本人に最も人気のルート
 医大ルート… 韓国人に最も人気のルート

です。

■ 下界情報

Bukhansan Ui駅近くの宿泊が楽ですので、宿泊がないかと探しましたが、ありません。

が、Motelと書いた看板を数件見かけました。どうも現地の人に聞いたら、ラブホのようです。というので、連泊は(笑)。下山で遅くなって暗くなっちゃった!もう泊まるところがない!みたいな緊急時は、いいのかもしれません。下界も、山も、テント泊や野宿は禁止です。

飲食店は多数ありますが、あまり英語は通じません。韓国語でメニューは対応表を作っていた方が良いと思います。写真もあまり出ていないですが、出ているところもあります。

登山ショップが多数あり、基本的なギアは駅の周辺で手に入ります。また、NorthFaceもあります。

サウナがあり、下山後にひと風呂も可能です(サウナも入ると7000KRW)。雑魚寝ですが、宿泊も可能なようです。

■ Dulegil

Dulegilからみたインスボン
私たちが取ったAirBの宿は、Bukhansan Ui駅から、2駅先の、4.19National Cemetry駅にありましたが、そこまで約8.5㎞の遊歩道(Dulegil)が整備されており、騒々しいバス道を通らなくても、歩いて帰宅できます。駅と駅の間もかなり近く、徒歩10分ほどです。

Dulegilは、高齢市民の森林浴ブームに答える形で、行政が整備した道で、一部は住宅街などの舗装路も通りますが、史跡や景観の良いところをつないで遊歩道が整備されており、ほとんどが土の上を歩けます。8割は森の中のご機嫌な小道です。リスなどの小動物にも会えます。

のんびりとした道ですので、急いでいる朝には向きませんが、レスト日のアクティブレストには最適です。

■ もらうべきガイドブック

Gangbuk-gu, City of History, Culture and Tourism

というガイドブックがVisitorCenterで、入手できます。

新しくできた地下鉄BukhansanUi線は、ほとんどの地図に駅の場所がまだ書いてありませんが、さすがにこちらのガイドブックには正確な場所が書いてあります。

私たちが宿泊したエリアあたりからだと、朝は、タクシーで宿の前から、BeagunInformation Center(=登山口)までで、8000KRWくらいです。

地下鉄に3名で乗るより安くつくかもしれません。地下鉄に乗ったとしても、そのあと登山口までは、どうせタクシーを使わないといけないので、それなら宿の前から乗ったほうが良いです。

行きは、タクシーはどのタクシーでも、トソンサまで乗り入れできますが、帰りは来るタクシーがみな、循環タクシーなので、最寄りの地下鉄駅までしか乗れません。タクシーでは”トソンサ”と言えば、登山口まで連れて行ってくれます。

帰りは、他の登山者と乗り合わせてタクシーで、最寄り駅である、Bukhansan Ui駅まで降りて、地下鉄、もしくは歩きで帰る、というのが妥当だと思います。

登攀で疲れていたら地下鉄2駅乗って帰ってくると良いと思います。

今回、私は、縦走で下山したのは12:30と早く、そんなに疲れてもいなかったので、偵察がてら、Bukhansan Ui駅から、隣の松林駅(Solbat駅)まで10分ほど、バス道(41号線)を歩きました。ラブホが2件ありました。

松林公園からDulegilを利用して、家の近くにある、4.19記念公園まで、歩いて帰ってきました。12:30に下山して、途中コンビニでアイスコーヒーを飲んだり、松林公園で遊んだり、と油を売りながら歩いて、帰宅したら、14:00でした。

インスボン登攀であると助かるパンフレット一式





2019/09/21

明日からのインスボン

明日からインスボンで、あらかた用意は済んではいるのですが、最終チェックしています。

膝を12日に亜脱臼してしまったですが、予後が悪く、まだ不安定感があり、立ちこめません(><)。
なのに、スラブのインスボンとは…3月にふくらはぎを断裂したため、まだ右足がきちんと回復していなかったのかもしれませんが、右の膝のじん帯は、バレエの頑張りすぎで、もともと緩くなっており、ロンデジャンプをすると、カクン、カクン、と音がします。可動域が広がりすぎたところに、体重が今1,2kgですが重いため、膝が外れる方向に力がかかった時、対抗できなかったのだろうと思っています。

というのは、膝にガングリオンができたためです。実は手首にもガングリオンがあり、これは平均台で模範演技をしていて、中学のころ作ってしまったものです。私は体幹とじん帯の柔らかさのコーディネイションが悪いのではないかなと思っています…

そんな足では、登れないだろうとは思うのですが、最初の三日は別の人が登ってくれそうだし、後半だけでも登れたらいいし、韓国に行く、めったにない機会なので、行くことにしました。

例え、登れなくても、トラベリングロッククライマーと言う理想を追いかけることはできるだろうと。行くだけでも得るものがあるのが海外です。

というので、今、パッキング中ですが…

ユマールとアブミを一台入れましたが、ユマール…米澤さんが一人登攀用に加工してくれた痕があり、それを外すのが結構大変なのですが、これはこれで、大変、ありがたいことをしていただいたなと思って感謝しています。

しっかり加工してくれているので、加工を説くのにエライ時間がかかった…(笑)。

本来の用途ではない使用方法なので、加工が必要になるので、私は2つチェストアッセンダーを買いました。ので、ユマールは本来の仕事をしてもらおうかな…今回。

今回は、自分がリードしたい初心者向けのルートをたくさん研究したのですが、その努力もむなしく、この足では、セカンドであってもオールユマールが適当なように思います。

悲しい…でも、やれることをやっていく、それが大事なことですから…。

なら休息しているべきだという声も、どこかしらから、聞こえては来ますが…どんな形で会っても登攀しつづけるのは、大事かなと思っています。


それにしても、高くついたなぁ…

初心者にボルダーを紹介してあげるというの…

住み込み内弟子×クライミング×国際交流

■クライマーのゲストハウス

住み込み内弟子×クライミング×国際交流

=日本の岩場整備

という目論見が私のクライマーのゲストハウスという話です。


囲碁の世界では、日本は他国に負け始めたそうで、巻き返しで、住み込み内弟子制度を取り入れたそうです。そうしたら、強くなったそうです。

これをクライミングでやれば、失われつつある技術というか、ものの考え方が、伝承できると思います。

「山に一か八かはない」

と私は教わりました。そういう技術以外の面、ものの考え方、精神を伝えなければ、男性はすぐドラミングを始めるもののようです。

国際交流で、海外からのクライマーをおもてなしすれば、日本の常識が世界の非常識となってしまっている乖離現象を縮めることができます。

日本人はほかの分野でもガラパゴス化しやすいのです。

いかに愚かしいか、はっと気がつけば、それだけで、後ろに走らないと、ちゃんとビレイもできないような、変なルートを引っ込めるでしょう。

2019/09/16

できないことをできるようになりたい

先日、2名の初心者を連れて、クライミングに行きました。

2名は対照的で、一人は執念深く何度も岩に足を掛け、一人は結構ふーんって感じ?

「岩登りの面白さとは何ですか」

と聞かれたのですが、私は自分がまだ修行中のため、的確にこたえるのが難しいのですが、

  面白さは、人それぞれ

なんですが…

・スリルが好きと言う人もいるし、
・私には今ここ、の強制瞑想
・肉体を使ったパズル
・てっぺんに立ちたい!

と言う人もいます。実は、私は岩は苦手で、どうしても、あの灰色で憂鬱な、ごつごつとした岩肌が、私をいざなっているとは思えないのですが、これが白い雪山のピークだったり、しっかり凍った美しいアイスクライミングルートで、おとぎの国みたいだったり、になると…あ~、行く行く~みたいになります(笑)。それでも、しっかり凍った易しいの、限定です。私はスリルを求めているクライマーじゃないので。

でかい!というのが、男性の征服欲を盛り上げるようですが、私はきれい!というのしか盛り上がらないです。

でも、スリルを求めているクライマーを否定するものではありません。クライマー人種の何割かは、国を問わず、必ずそういう人です。

もう一人の方は、若きお医者さんだったのですが、岩に執着心が!あとちょっとで、登れそうだったんですよね!それで、だいぶチャレンジしていました。できそうで、できないから、できるようになりたい!というのが、その人の動機かも?

遊びなんで、動機は何でもいいんですけど、私の場合に限って言えば、岩が楽しくなってきたのは、ラオスに行ってからで、自分で自分の登りたい課題を選ぶ、と言う自由が与えられてからです。

日本の岩場は、易しい課題が超ランナウトで、初心者が取り付くにはリスクが大きく、そこは経験者が吟味して、これなら君にも登れるよ、と味見や毒見をして登らせてあげるのが、残念ながら安全のために仕
方なく通例となっているので、楽しみが見いだせない人も場合によってはいるかもしれない…

海外に行きたいクライマーの動機の半分くらいは、勝手にやらせろ、というものかもしれません(笑)。海外では、スポーツルートという性格がスポーツルートらしく収まっているというか。

遊びなので、やってみて楽しくなければやらなくていい訳なんで、気軽に取り組んでください☆

2019/09/14

ゲストハウスの代行をしました(天空の茶屋敷)

英語で感想を書いたのですが、日本語版も必要だと分かったので、書いています。

■海外放浪

数か月から数年にわたる海外放浪や世界一周旅行、憧れている人も多いと思いますが、経済的に無理!とあきらめている人もいるかもしれませんね?

みんなどうやってんだろう~?でも聞きにくいな~と思っている人もいるかも???

でも実は、そういう時は短期の旅行、会社を辞めないで行ける範囲で行って見たら、

 端緒が開ける

かもしれせん。実は海外のバックパッカーの宿では、無料で宿泊できる仕組みがあります。宿のお掃除などをして、宿泊費と相殺するとかお留守番して、相殺などです。お宿代自体が10ドル~30ドルと安いので、労働時間も1時間~3時間と短いので、観光をメインしている旅行者は、メリットがあります。それで1か月も2か月も滞在する人もいるくらいです。

■ 定年退職者の間でもポピュラー

欧米では定年退職した人の間でもこうした仕事はポピュラーで、日本で言えば、住み込みのビル管理人みたいな? マンションの一室を無料で提供してもらう代わりに管理人しているとか、駐車場の管理人とか、多いですよね?あれのゲストハウスバージョン?

私はニュージーのオークランドで泊まった時は、大きなビクトリアンハウスに泊まったのですが、イギリスの年配の人が、ご夫婦でゲストハウスの代理をしており、なんか雰囲気にマッチして素敵でした。1か月くらいいるそうでした。もともとはパン職人だったそうで、パンを焼いてくれていました!近所のパン屋にもアルバイトに行っているそうだった…ので、経済格差が少しあることにより、イギリスの人の老後は、ニュージーランドなんだーと思いました。日本だと年金だけでフィリピンなら暮らせる!みたいな感じ?

■ 今回の目的

今回は、私は古民家ということに、そこはかとない不安があったので、その不安が解消できてよかったです。古い家ってなんか私の体質に合わないっていうか…アトピーひどくなるんですよね。それは湿気とカビとカビに来るダニのためだと理解。

私が洗濯が大好きなのは、私がアトピーもちで、寝具の清潔が、私の快不快に直結するからです。お肌弱いです。

1)古い家に住む経験ができて良かったです☆

2)あと鶏を買う生活☆

3)農村に住む生活☆

4)一日即席茶摘み娘体験☆

5)一日即席茶づくり体験☆

玄米とお茶と卵が食べ放題(卵は生まれたときだけ)でした。お茶は緑茶とほうじ茶。

畑で採れたなすが数本。ピーマン。畑は猫の額ほどだったので、もう少し大きかったら、全然自給自足できそうでした。

都会のお客さんが、生ごみを燃えるゴミに入れてショック!!ええ~?! 燃やせばゴミ、貯めておけば堆肥!=栄養。コーヒーかすとか、茶殻とか、めっちゃ再利用していました。

山の生産力が絶大なので、冬に木こりをして炭焼きすれば燃料は十分、雑草は緑肥になり、夏は釣りして、ヤマメを取って、秋に仕掛け罠でイノシシ取れば、完璧?!

できないことはなさそうな羨ましい住環境でした!

■ ワールドツアーの若者

このゲストハウスはワールドツアーの若者…メインはヨーロッパ人がコンスタントに流れを作って来ています。

世界放浪はヨーロッパは豊かになり、休暇が長くなったのでやっている人が多いです。日本人の発想のように高級ホテルに泊まって、世界放浪をする人はすごく少ないです。なぜなら、ホテル=孤独。誰とも交流しなかったら、何のために世界を見て歩いているのだか、となります。

クライマーのようにテーマを持った世界の旅も、市民権を得ているようで、お茶で泊まっていたフランスの方は、宇治、静岡、八女、と泊まっていたそうでした。まさにお茶の歴史をたどる世界の旅です。

クライマーの場合は岩場に限定されますが、ヒマラヤ→中国の岩場→韓国の岩場→台湾→日本(福岡)→タイ→ラオス→アラスカ?! などはできそうです。

日本の岩場が東アジアクライミングツアー中の若者の中継点になれば、こんなにうれしいことはありません。

日本の岩場にも海外の岩場の情報が入ってきて、良い影響がありそうです。





 茶畑の中に小さいボルダーがあり、子どもには受けそうです。
 鶏さんは、ここのメインのプロテイン源、卵を産んでくれ、虫も食べてくれるので、共存共栄の選択肢です。
 トランポリン…浮遊感?

クライマーの余暇としては、

スラックライン

がおすすめです。
 トランポリンは快適なベッドでした。

というか室内が湿度が高くて不快でした…雨が続いたためですね。

福岡も湿度が高く不快です…

ああドライな山梨に戻りたい。
 ここは集落の最果てです。

お隣さんのおじいさんがスーパーおじいさんです。

毎日遊びに来てくれます。

 ゲストが大喜びする、餌やり。なごみます。
  お台所でお料理。


 庭で採れたものの食卓!

薄あげは違うか・・・焼いて醤油をかけただけです。

豆腐は頑張れば自家製が可能です。
クライミングで国際交流!

ポーランド人の若きお医者様です。


お茶の葉の中にカエル君がいます。

子どもがいたら、大ハッスル。
 夕食がだんらんです。

現代では失われた家族の時間は、地球規模の拡張家族と!

2019/09/13

Working in Sky Tea Guest House

Temporary job
I have been working as a temporary guest house keeper in Sky Tea Guest House, for 12 days.

https://www.skyteahouse.com/en-facilities

This guest house is in 40 min drive away from Hyugami Crag but the Owner Jiro, speaks English, since he has done travelling around the world for about 6 years. He says he's done with it and now he wants to start a family.

So he was on his way for his bride and I took care of the house while he is away. The place is bit far away from the crag but I had such a great farm stay!

Hyugami Crag and world climbers

The Hyugami Crag is the crag that all Kyusyu climbers gather... and Fukuoka, the capital city of Kyusyu, is attracting a lot of foreigners, many are on south Asian world tours...  so I thought Kyusu has a potential to be a gateway for travelling climbers also.

Since world travelers are on "general" world tour,  so to say. Climbing trip in series  is like "climbing specific" world tour.

When I went to Laos, two years ago, I met so many climbers on world tour, connecting, Himaraya, China, South Korea, Taiwan, and Thai and Laos.  Climbers are on "climbing specific " world tour.

I did it in miniature version last year, I rock climbed in Laos, then ice climbed in Japan, then went to ice climb in Korea, in February. (https://allnevery.blogspot.com/2018/02/blog-post.html)

I think the world tour is getting popular and popular among European and American people, as we move toward freedom economically.

Tea traveler; travelling as pilgrimage

Not just climbing, I met a woman who were chasing after the places for tea... a french woman was visiting a tea source land, like Sizuoka, Kyoto, and Yame.  She was going after the history of tea, and tea has spread from India to China, then to Japan... she was experiencing the history of tea also, by visiting place to place.

I think this style of world tour will get people more reason to go travelling... to dig deeper and deeper the theme, what ever the theme it is... for me, it just happen to be "climbing", and for her it happen to be "tea".  I am so sure that people will soon chose specific theme to travel the world for.

I myself think, just a general world tour is boring... to be honest.

I have done travelling on my business in my 20's a lot... involving like one month stay in Intercontinental hotel... not just once... in series.  I hired a translator and driver and visited the company executives for marketing researches. It was interesting and I learned a lot but that was all... so I am more knowledgeable on the world than an average Japanese but I saw what's common than what's different... so I lost my appetite for trip. I am more skeptical on a dreaming of luxury world trip around the world. I guess I was lucky that I was given the opportunity to experience such thing at my early age...

Anyway, so far, I am dreaming something more worthwhile, or what I think worthwhile...

... which is to increase "world travelling climbers in South Asia"!

I hope this working at Jiro's guest house had become a baby step toward my dream to come true...

One day, I hope Hyugami crag to be included in Hymaraya, China, South Korea, and Japan, then, Thai, and Laos! Maybe Alaska!

The general information on this guest house is here;
https://climbhyugami.blogspot.com/2019/06/climber-friendly-guest-house-in-yame.html

Free Accomodtion (plaese google translate)
https://www.skyteahouse.com/post/free_accomodation

 Jiro on a small boulder in his rice and tea field.
 Jiro's Kitchen. Classical Japan.
 Chekens are let play all day at his garden and they produce about 5 eggs a day.

Our main source of protein.
 The trampoline in front yard was the best place to sleep unless it rains...
 In a morning dawn... with chickens.  They will wake you up!
 The house is located in the end of Kasahara village.

No house further more... so, it is pretty isolated.

There is one house down below, and old farmer couples are living there... they are so nice visit each other every day!
 Guest are having fun feeding chickens.
  A couple fixing something to eat...


 Traditional Farmer's dinner, vegan!
Climbing in a secret area.


 A tiny frog in the tea leaves...
 Dinner is usually fun time together.

2019/08/30

エントリーと損切

■ エントリーと損切

FXって考えてみると、アルパインクライミングの思想がそのまま生かせるみたいです。

 損切=敗退
 エントリー=未来予測して、これなら行ける!という確信

 エントリーしない=経済指標の発表=雨の日=山、行かない

みたいな感じです。

今日はチャートで、上昇トレンドができてから(=晴れの日)、106.30付近まで上昇、と読みました。午後3時までは晴れるだろう、みたいな感じ。天気図を見るのと同じです。

天気図を制する者、山を制す。チャートを制する者、トレードを制す。

トレンド(天候)が、見極められないうちはエントリーしない(=山に行かない)のですが、それは、登山で、晴れの時でないと登らないのと一緒です。

まぁ、下降トレンドと分かっていれば=曇りと分かっていれば、それなりに工夫があるというのも同じ。

段々、判断が正確になれば、大きな山、リスクが大きい山に挑んでいきます。

このたとえで言えば、今のところ、私は1時間で登れる山を登ってる、みたいな段階です。

2019/08/29

You can NOT fall on 5.10something in Japan

This is a translation of my own article in Japanese.  

Free Climbing means you can fall at any place

For free climbers, a fall is basically everyday life, and catch is totally what you expect as a normal action, without feeling any obligation... 

One of my friend who climbs 5.13 says he is falling from the rock 90%... and 100% catch, of course. 

But this style is not possible in Japan and Japanese climber got to be a bit smart or he/she will get in trouble.

This is a historical reason.  I was climbing with an old climber last season and I noticed his theory of bolting was based on alpine climber's logic... which is when you are feeling secure, you skip the bolt. 
 
Many alpine climbers used

日本の5.10代の課題は、もともとアルパインのクライマーに開拓されているケースが多く、ボルト配置の良しあしの幅が多きすぎます。

2から3ピン目までの距離が1ピン目までより遠いとかです。3ピン目で落ちたら、きちんとビレイしていてもグランドフォールするという課題もあります。その場合、ビレイヤーは後ろに走る必要があります。


ビレイを習うとき、後ろに走るとか、習いますか?習いませんね?


■ 一つのグランドフォールから学ぶことは多い

九州で初のクライミング日に、グランドフォールをみました。
https://allnevery.blogspot.com/2018/04/blog-post_23.html

四阿屋のインディアンフェイスと言う5.10bです。ビレイヤーはきちんとしていたのに、グランドフォール。腰椎骨折で全治6か月、復帰まで1年です。

おそらく、九州のクライマーはアイスもしないし、クラックもしないから、ピン間隔=ガバで登れるならイラナイ、です。

これはアルパインのリッジクライミングでのプロテクションの法則だからです。私もリッジだったら取らないです。おちないですので。

一方フリーでは、どこでも落ちていい、という配置でボルトを打たないといけないのですが、この切り替えがオールドクライマーの方にはできない。そこまで望むのはオールドクライマーに対して望みすぎです。

また、登れない初歩の段階から、自分でプロテクションを打ちながら登らないと、正確なプロテクションの幅間隔は、身に着けるのが困難です。

アイスやクラックをやると、最初から、プロテクションは自前です。これがない九州では、かなり適正プロテクションを覚えるという意味では、不利な成長環境です。

九州に限らないと思いますが、地方では、グレードもいい加減です。

12登る先輩が見晴らし岩で、5.10bで落ちていました。偶然ではないと思います。インディアンフェイスは登れていたので。

それが日本のローカルの岩場の現状のようです。別に九州だけのことではなく、東京のお隣、佐久も多分、似たり寄ったりです。八千穂レイクの岩場で、理解しました。あれはひどい。あまりにひどいので登らないで帰ってきたほどです。









国際的に、”スポーツクライミングとして”通用するボルト配置(そのグレードを登る人にとってプロテクションになるような配置)になっていないことについては、小川山も同様です。海外のクライマーの間では、小川山は怖い岩場で有名な話のようでした。

シンガポールの人に、そのことを教わりました(笑)。

シンガポールで噂の怖い岩場ってことになっているのかもしれない?ですが、それが、かっこいいこと、クールなことと受け取るのが日本のクライミング文化です。


で、危険な岩場と受け取るのが大衆化したクライマーの国際社会と言う感じです。


日本以外の海外ではクライミングは、浸透していて、女性や子供も楽しむレジャーです。ほぼ確実に安全なトップロープだけではなく、普通にリードもしています。


しかし、それは、命がけ度、神風特攻隊度を競うクライミング…俺がやらねば誰がやる…という日本のアルパインの伝統、アメリカヨセミテのフリーソロを至上価値とする文化、ではなくて、単純な喜び、”やったー!できたー!”を味わうクライミング=スポーツクライミング、です。


つまり、もっと気軽であるということ、墜落が前提である、ということです。


日本で登る場合、大事なことは墜落を前提として打たれているボルト配置と、そうでないボルト配置の2タイプがあるということを、しっかり自覚的に覚えていき、そうでないボルト配置の課題に取り付かない、ということです。


九州では、私がこれまでのところ知っている危険なルートは、四阿屋の”インディアンフェイス”とか、日向神、道端エリアの”太郎”です。


こうして、落ちれるボルト配置のフリーと、落ちれない配置のフリーが混在していること、が明示的にトポには記載されていないことが、多くのクライマーが現場の案内人なしでは、日本では登攀できない理由になっています