インスボンから昨日の夜帰ってきました☆
今回は、膝を亜脱臼してしまっていたため、びっこを引きながら出かけましたが、5,6時間の縦走なら、テーピングやサポーターをして、ですが、歩けるようになって帰ってきました。
今回は、インスボン単体ではなく、北漢山国立公園(Bukhansan National Park 発音はプッカンサンナショナルパーク、です)の5,6時間程度の縦走をしてみました。全体像を把握するためです。
登攀ルートは、1日だけショイナードBを登りました。膝の故障によるフォール1回、本当に登攀力がなくて落ちるフォール1回でした(笑)。
インスボンのベータ(=登攀するために必要な周辺情報)が、溜まりましたので、ご参考になるかと思いますので、ぜひ参照ください。
■ 白雲山荘が泊まれなくなった
聞くところによると、九州などからのメンバーは、市中のホテルなどに泊まって、地下鉄+タクシー+アプローチ1時間を毎日荷揚げするという、”通勤”登攀スタイルに慣れていたようです。が、登攀三昧をするのに、白雲山荘に泊まれば、時間を登攀だけに使えて、”登攀三昧”ができる。それが、インスボンの魅力でした。
その登攀三昧は、山小屋に宿泊も食事もお願いできるから、というのが大きかった。
ですので、食事と宿泊は大変重要です。
白雲山荘(ペグンサンジャン)の李さんが亡くなったあと、小屋の運営はどうなったのか?と事前に韓国の山岳会の人に問い合わせしましたが、全員が、宿泊はできなくなったという返事でした。食事は、それ以前にできなくなっていました。
ので、下界で泊まる=通勤スタイル です。 となると、途中のタクシー通勤は誰でも端折ることができないので、地下鉄通勤をいかに短くして、朝の取りつきを楽にするか?が、登攀三昧には、課題となります。
そこで、今回の宿の選択は、どれだけ登山口のBukhansan Ui(プッカンサンウイ)に近いか?にこだわりました。
今回使った宿はこちらです。AirBだったので、大変安くつきました。ただし、小パーティ(最大3名)のみが利用可能です。3名だと2名は布団は二人で1枚です。
Buk-Han Mtn. Pine tree Guesthouse
https://www.airbnb.jp/rooms/25699559?source_impression_id=p3_1569966768_H3%2FjazcdZiautlUO
■ 登山口情報
これまでずっと、登山口をトソンサ、その下で、実際、公共の交通機関との接続口になっている場所をウイドンと呼んでいましたが、ウイドンというのは、結構大きな地名で、早良区みたいな感じです。厳密ではありませんでした。
プッカサンウイと言うとピンポイントに正確なようです。新しくできた地下鉄のBukhansan Ui 線で終点駅です。以前は、スユ駅からタクシーで来るか、バスで来て終点のバスターミナルがあるところでした。登山ショップや飲食店が集まっています。
参拝客用のバス |
登山口の地名も、トソンサと言うとお寺の名前ですので、正確には、Beagun Information Center (
ペグンインフォメーションセンターと発音)です。
実際には、トソンサに行く参拝客がバスを降りる場所と、登山者の登山口は同じです。インフォメーションセンターとトイレ、カフェ、自販機があり、Wifiが入ります。
■ アプローチ
アプローチは、一般ハイカーと同じ登山道ですが、今回は前回より、さらに整備されていて驚きました。木道や手すり、階段が整備されています。
約1.5時間です。登山口にあるインフォメーションセンターで、簡易的な概念図を貰えます。大きな山岳エリアの一部です。
■ おすすめルート
仮に一日しか登れないとすると??? たぶん、
シュイナードB …日本人に最も人気のルート
医大ルート… 韓国人に最も人気のルート
です。
■ 下界情報
Bukhansan Ui駅近くの宿泊が楽ですので、宿泊がないかと探しましたが、ありません。
が、Motelと書いた看板を数件見かけました。どうも現地の人に聞いたら、ラブホのようです。というので、連泊は(笑)。下山で遅くなって暗くなっちゃった!もう泊まるところがない!みたいな緊急時は、いいのかもしれません。下界も、山も、テント泊や野宿は禁止です。
飲食店は多数ありますが、あまり英語は通じません。韓国語でメニューは対応表を作っていた方が良いと思います。写真もあまり出ていないですが、出ているところもあります。
登山ショップが多数あり、基本的なギアは駅の周辺で手に入ります。また、NorthFaceもあります。
サウナがあり、下山後にひと風呂も可能です(サウナも入ると7000KRW)。雑魚寝ですが、宿泊も可能なようです。
■ Dulegil
Dulegilからみたインスボン |
Dulegilは、高齢市民の森林浴ブームに答える形で、行政が整備した道で、一部は住宅街などの舗装路も通りますが、史跡や景観の良いところをつないで遊歩道が整備されており、ほとんどが土の上を歩けます。8割は森の中のご機嫌な小道です。リスなどの小動物にも会えます。
のんびりとした道ですので、急いでいる朝には向きませんが、レスト日のアクティブレストには最適です。
■ もらうべきガイドブック
Gangbuk-gu, City of History, Culture and Tourism
というガイドブックがVisitorCenterで、入手できます。
新しくできた地下鉄BukhansanUi線は、ほとんどの地図に駅の場所がまだ書いてありませんが、さすがにこちらのガイドブックには正確な場所が書いてあります。
私たちが宿泊したエリアあたりからだと、朝は、タクシーで宿の前から、BeagunInformation Center(=登山口)までで、8000KRWくらいです。
地下鉄に3名で乗るより安くつくかもしれません。地下鉄に乗ったとしても、そのあと登山口までは、どうせタクシーを使わないといけないので、それなら宿の前から乗ったほうが良いです。
行きは、タクシーはどのタクシーでも、トソンサまで乗り入れできますが、帰りは来るタクシーがみな、循環タクシーなので、最寄りの地下鉄駅までしか乗れません。タクシーでは”トソンサ”と言えば、登山口まで連れて行ってくれます。
帰りは、他の登山者と乗り合わせてタクシーで、最寄り駅である、Bukhansan Ui駅まで降りて、地下鉄、もしくは歩きで帰る、というのが妥当だと思います。
登攀で疲れていたら地下鉄2駅乗って帰ってくると良いと思います。
今回、私は、縦走で下山したのは12:30と早く、そんなに疲れてもいなかったので、偵察がてら、Bukhansan Ui駅から、隣の松林駅(Solbat駅)まで10分ほど、バス道(41号線)を歩きました。ラブホが2件ありました。
松林公園からDulegilを利用して、家の近くにある、4.19記念公園まで、歩いて帰ってきました。12:30に下山して、途中コンビニでアイスコーヒーを飲んだり、松林公園で遊んだり、と油を売りながら歩いて、帰宅したら、14:00でした。
インスボン登攀であると助かるパンフレット一式 |