2019/09/16

できないことをできるようになりたい

先日、2名の初心者を連れて、クライミングに行きました。

2名は対照的で、一人は執念深く何度も岩に足を掛け、一人は結構ふーんって感じ?

「岩登りの面白さとは何ですか」

と聞かれたのですが、私は自分がまだ修行中のため、的確にこたえるのが難しいのですが、

  面白さは、人それぞれ

なんですが…

・スリルが好きと言う人もいるし、
・私には今ここ、の強制瞑想
・肉体を使ったパズル
・てっぺんに立ちたい!

と言う人もいます。実は、私は岩は苦手で、どうしても、あの灰色で憂鬱な、ごつごつとした岩肌が、私をいざなっているとは思えないのですが、これが白い雪山のピークだったり、しっかり凍った美しいアイスクライミングルートで、おとぎの国みたいだったり、になると…あ~、行く行く~みたいになります(笑)。それでも、しっかり凍った易しいの、限定です。私はスリルを求めているクライマーじゃないので。

でかい!というのが、男性の征服欲を盛り上げるようですが、私はきれい!というのしか盛り上がらないです。

でも、スリルを求めているクライマーを否定するものではありません。クライマー人種の何割かは、国を問わず、必ずそういう人です。

もう一人の方は、若きお医者さんだったのですが、岩に執着心が!あとちょっとで、登れそうだったんですよね!それで、だいぶチャレンジしていました。できそうで、できないから、できるようになりたい!というのが、その人の動機かも?

遊びなんで、動機は何でもいいんですけど、私の場合に限って言えば、岩が楽しくなってきたのは、ラオスに行ってからで、自分で自分の登りたい課題を選ぶ、と言う自由が与えられてからです。

日本の岩場は、易しい課題が超ランナウトで、初心者が取り付くにはリスクが大きく、そこは経験者が吟味して、これなら君にも登れるよ、と味見や毒見をして登らせてあげるのが、残念ながら安全のために仕
方なく通例となっているので、楽しみが見いだせない人も場合によってはいるかもしれない…

海外に行きたいクライマーの動機の半分くらいは、勝手にやらせろ、というものかもしれません(笑)。海外では、スポーツルートという性格がスポーツルートらしく収まっているというか。

遊びなので、やってみて楽しくなければやらなくていい訳なんで、気軽に取り組んでください☆