2018/08/29

後輩君の指導のこと

今回は、2日目は、雨でロープワークをこなしました。

■初日








1)後輩君のための初めてのマルチで、春の戻り雪4Pへ
良かった点。後輩君、セカンドの確保のセット自信なく、登る前に確認したこと。1P、3Pを後輩君。偶数を私。

ロープは、50mシングル2本。1本はセカンドがバックロープで引いていくことに。私自身はロープ、カムワンセット。

理由:1P目は、みじかくて、終了点がペツルで簡単だから。登攀力は、すでに十分な人なので、どのピッチも余裕で登れるはずだが、ショートしか知らないと、支点を作る経験値は足りていないのではないかと思われたため、安全を見越して、立って終了点を作れるから。2P目は立木終了点なので、初めての人は、応用力がない人だと、目が点になることがある(そういう人を見たことがある)。

良かったのは、後輩君、最後3P目、スリングを伸ばして屈曲を減らそうとしたものの、屈曲がきつすぎて3P目を切ったこと。こういう失敗?が役立つ経験と思う。失敗は、回収。私のスリングを回収してくれなかった~(涙)

私自身は、4P目クラックを伝って、カムをかませて満足。自分のピッチで、2P目、薄いフレークにカムをかませたが、ここのピッチで使う予定で持ってきたカムではなかったため、またフレークが浅かったため、気休め。落ちたら、マズいランナウトでした。炎天下で暑かったので、強点を行かず、弱点を行くことにして解決。ギアが重いと5.7でも大変。

2)トムと一緒とその隣 後輩君 自分はビレイのみ

3)ブラック&ホワイト 後輩君RPならず、TR
ブラックアンドホワイトはフリクションを信じる一歩が、岩の状態が前2日間悪かったので出せなかったが、今回出せた。リードは、もっと条件の良い日でないと厳しそう。

3)WIFI&避難小屋
夜間雨予報だったので、後輩君はシュラフがないため、テント泊辞めて、避難小屋へ。快適。Wifiを求めて、滝見の湯へ。後輩君に小川山エリア図を見せるため。小川山は研究しないと登るところがない。何を登りたいか、自分で研究してくれないと連れて行くにも連れて行きようがないんだよなぁ。

■2日目
1)雨上がりで岩はあきらめる。無料駐車場で、ロープワーク。ギア紹介から。
・登りたいルートにどんなロープが最適かの考案
・ロープクランプによる自己確保での登攀(ロープアップされないときなど)
・タイブロック
・ホーリング
・カラビナ懸垂
・ガイドモードでのセカンドの確保時のローワーダウン 
・1/3ライジングシステム
・プルージック系のノット
・ギア携帯の仕方 
・流動分散 固定分散(オーバーハンドノット、エイトノット、クローブヒッチ)
・SWAMPによる支点
・バックアップつきの懸垂下降 
・ビレイヤーの自己脱出

2)ストリームサイド、リバーバンク偵察
3)瑞牆 モツランドへ
岩場の紹介。次回へつなげてもらうため。

理解したこと
今回は、登攀力はすでに相当あり、ショートの経験値は、私より上のはずの後輩君とでしたが、フリーしか知らない状態の場合に欠ける知識が何なのか?が浮き彫りに。

・帰りは懸垂下降だと登りの半分の長さしか降りれないよ~ → 1本だと帰れない。これは、ショートだとローワーダウンしかしないためと思われる。
・ぬんちゃく 十分以上もっていない(と怖いと知らない)
・スリング類 必要となる支点タイプを想定して持ってきていない 

ショートだとギアが不足してもテンションしてもらって降りればいいのですが、マルチピッチだとギア不足していたから、おります、ってなかなかやりづらいです。

今回は、色々勉強してもらったように思いますが、ショートですでに高い登攀力を培ってきた若い人だけに、技術面の理解をぜひとも、と思った一件でした。

私は技術面は、初めてのマルチに行く前から、カラビナで懸垂して降りれるくらいだったので、そう守りは心配ない人でしたが、逆に攻めの技術の登攀力がないので、本人が怖くて大変、でした。

今はショートでも怖がっていますけど、ほんとにマルチで怖いのと、ショートで怖いのの混乱が、解消するのは、いつなのかなぁ。

しばらくはスポーツクライミングに特化して、登攀力を上げるのが、私の場合は得策かもしれません。

後輩君の場合は、知識面での守りの技術がマルチピッチに行くとしては核心なので、ほとんど障害があるとは言えない。

都岳連の岩場のレスキュー講習に出れば、一発で、解決です(笑)。

※ちなみに私が所属していた山岳会では、そういう知識伝達は一切なかったですよー (師匠から教わった)

2018/08/25

ジャーマンスープレックス 2回目

■ ジャーマンスープレックス

真夏の小川山なのにスラブ。

2度目のジャーマンスープレックスはリードで♪

登れなかったけれど、得るものが大きかった。

一回目
https://allnevery.blogspot.com/2016/07/blog-post_28.html


2018/08/18

ビレイを教える

昨日は、クライミングを始めて1か月という人に、人工壁でビレイを教えました。

《内容》
・各種の確保器とスリットの幅の違い
・ロープ径と確保器を合わせないといけないこと
・確保器への通し方
・メインアクシス
・シングルストラッド、ダブルストラッド
・一ピン目で落ちてはいけないこと
・逆に一ピン目まではスポットし、ピンを取ったら、ダラリンビレイはダメなこと
・ビレイヤーが立つべき位置
・だらりんビレイはいけない
・引っ張りすぎてはいけない
・ランナウトについて 
・墜落係数について
・トラバースで振られること
・確保器の操作の仕方 正しいたぐりかた 制動する手を離してはいけないこと
・トップロープでの確保
・トップロープで登り始めはタイトでいないといけない理由
・同じ位置で落ちるならリードのほうが伸びが少ないこと
・終了点 プーリー現象
・終了点でテンションと言って、テンションがかかるのが遅いビレイヤーは、だらりんビレイだということ
・体重差について 自分が確保できるクライマーの重さ 1.5倍
・お互いに初心者同士で行く場合、怪しいビレイで登らざるを得ないため、初心の時期にもっとも事故が多いこと
・その場合、ワングレード下げて登ること
・クライマーとしてビレイヤーを上から見て、立ち位置を修正してもらうこと
・ぱっつんビレイは どっかぶりでは危険なこと
・軽いビレイヤーは浮いて、落ちてきたクライマーとぶつかる危険にさらされること
・後ろにビレイを取ること
・ビレイグローブ
・”流して止める”は、スラブにはないこと
・足場が悪い場所でのビレイ
・クライマーが落ちたら、後ろに走るなどしないといけない場合があること
・クイックドローの回収の仕方
・コール :「落ちるかも」「頼むよ」
・回収時のヌンチャクでのセルフ ロープに振られる場合
・素早く出すには? 座って立ち上がる&一歩前に出る の併用
・ローワーダウンは両手
・上の手は意味がないこと
・繰り出しの幅
・ハングドッグ時に楽にロープを保持する方法
・確保器が、屈曲で墜落を止めている原理
・オイラーの法則 後ろに大きく下がってビレイすると、屈曲が大きすぎて中間支点にかかる力が大きいこと 許容できる屈曲角度
・その場合、ビレイヤーは前に引かれてアブナイこと
・グリグリでのビレイ vs ATCでのビレイ
・待っているときの保持の仕方

最初は、私がクライマー役をしましたが、案の定、壁から2mくらいのところに、ぼけーっと立っているだけで、まったく警戒心なしで、ダメビレイヤー典型でした。

1ピン目を掛ける前はスポットでしょう、と指摘。

私も初心者のころは、ただ立って確保器を持っているだけで確保している気分だったかもしれないのですが、それでも、

  ビレイヤーを信頼できないと、クライマーは登れるところも登れなくなるもの

だってことは知っていました。それから、半年は、週2で人工壁に通い、良いビレイとは何か?を考えて過ごしました。その時期は、

 意識的にビレイ習得をテーマにしていた

のです。

■人工壁&マットありで

今回は、当然、人工壁でしたが、この選択にも意味がありました。

人工壁でも下がコンクリートの場所とボルダリング用のマットがある場所があり、マットがある場所をあえて選びました。人工壁にした理由は、外岩に、多分大丈夫だろうと初めて組む人と一緒に行って、怖い目に遭ったことがあるためです。登れるグレードや経験値の長さとは関係なく、初めて組む人とは人工壁がベターです。

登山歴20年とかいう山岳会の長老みたいな、ベテランでも、若い時期に人工壁に接していなかったり、自分の体格が良くてビレイに不安を感じる機会が少なかったりして、壁から10mも離れたビレイをしているベテランもいます。そういうビレイを見て、これでいいんだ、と思ってしまうのは、間違いです。私も、間違いを指摘されて分かりました。

今回は、下にマットがある場所を選び、1ピン目から早速、落ちてみせて、彼に止めてもらいましたが、やっぱり駄目ね~な感じでした。ビックリしている様子からすると、墜落を止めた経験はなかったようです。でも、若い男子なので握るだけで止まりました。

が、私が軽いので、彼にビレイの怖さを教えるには、体重不足でした…残念。

上のほうでもどんどん落ちて、ちゃんと止まりましたが、だらりんが多いので予告して落ちました。なかなか、勇気が必要な役でした。

なにしろ、初心者、立ち位置からしてダメ。落ちてあげて、”あれ?”という体験をしてもらいました。今日はとにかく落ち役で、ガンガン落ちてあげましたが、彼がどれくらい習得してくれたかは、未知数…。

私は落ちるのが苦手ということで知られているので、これがどれくらい私の精神的な負担なのか?(実は相当負担です…涙)は、彼には知る由もないでしょう…。ほんとにギリギリまで頑張って、全然落ちないので、頼れるビレイヤーの師匠たちも「いい加減、落ち慣れしろよ~」って、思っているのです…私のことに関して言えば。

落ちるのが嫌なのは、衝撃が苦手で…何しろ、クライミングを始めて1か月の初心者のころ、登りたくないって、言っているのに、5.10cを登らされ、人工壁の終了点で、腕のパンプにより、たぐり落ちして、床から50cmくらいで止まったのです…。人工壁の終了点って、とっても固いので…開けられなかった…あれは、かなり怖かったです。そこにいた全員が、息を止めて、私の墜落を見ていました…(汗)。それは、無理強いされたリードだったので、それで落ちたので嫌だったのです…。

それ以来、リードも怖くなったし、落ちるのも嫌いになったし、何もいいことがない経験でした。

■ 分かっていないことが分からないのが新人

クライミングは、誰でもそうですが、初心者のころは、分かっていないことが分かっていない。

ということで、きっと教えてもらっても、そのありがたみ自体も分からない。結果、ほとんど徒労に終わる可能性が高い。余談ですが、実際、アルパインが廃れたのは、この徒労感のため、と思われます。

正直言って、私はあまり教えたくなかったのです…。というのは、私には、怪我するリスクだけがあって、何もメリットがないからです…。この人と気が合うわけでもないので、自分のパートナーになるわけでもないし…。やっぱり、肘をすりむく怪我をしていました。

■ 目撃 落ちれないビレイで登るコンペクライマー

気持ちを切り替えた訳は、ドライの練習を見たからです。

前日、ドライの練習で、落ちれないビレイ…すごく怖いだらりん…で、リードしている選手を見ました。そのクライマーは、シーズン初ドライというのに、決死の覚悟でリードしないといけない。お気の毒でした。彼が選んだ課題は初心者課題でした。マグロにも行きましたが、プロテクションが悪くなったあたりで、課題の質が悪いと言って、降りてきました。

これを見て、”ビレイを教えうる機会にある人が、その時期にある新人に教えないことは、クライミング界全体の公害である”、と思い、今回は、クライミングの神様に、この時間をささげるつもりで、時間を取りました…。

■ ビレイは教わるものではない

私自身、この様に詳細にビレイを教わったことはないと思います。

教わったのではなく、盗んだり、どうするべきなのか?を自ら求め、探して、YouTubeを見たり、確保器の取り扱い説明書を、目を皿にして読んだりしました。

自分で危険な目に合い、ロープが流れてヒヤッとしたり、先輩が落石を掴んで落ちるの、を止めたり、墜落されてぶつかったり、だらりんビレイを見て怖くなり、敗退したり、など、経験を通じて学びました。死ななかったのは、単なる幸い。

■ ランナウト

ランナウトについて、口うるさくなったのは、たぶん、アイスでスタートしたからだ、と思います。アイスは自分でプロテクションを打ちながら登りますが、そうすることが初心者でも普通なので、自然に

 プロテクションの間隔はどうしたらいいのか?

を、考えるようになります。

しかし、岩の場合は、あらかじめ中間支点が打たれているので、クライミングだけで、アップアップの初心者の時期は、ランナウトについて登りながら思考するような、精神的ゆとりはなく、支点をただ追っかけるだけの登りになりやすいです。

そうなると、その課題を安全に登るのに必要な登攀力が不足し、自分で自分を決死の状態に陥れてしまっている状態になっても、それに気が付けなくなります。

特に、日本の岩の課題は、中間支点の間隔が、十分にクライマーの安全に配慮したものとはなっておらず、ランナウトが頻繁に起こっているため、5.7でも、5.9がリードできるくらいの登攀力がないと取りつけません。

これは、初心者で、春のもどり雪 5.7 3Pをやった時に、「核心はどこですか?」と尋ねた答えが、「あそこの核心は大ランナウトだけでしょう」と言われたことで、理解しました。思案し、結論を導くのに、4年ほど、かかりました。

 ”核心がランナウト”ということは、決して落ちられない、という意味

です。 決して落ちられないと言う場合、

  何が保険か?というと、自らの登攀力以外ない

わけです。つまり、実際の登攀力よりグレード下げて登る必要がある、ということです。

■安全マージンをどれくらい取るか?

次に問題なのは、どれくらいの幅で、グレードを下げたらよいか?ということです。

これはクライミングを始めて初期のころ、ソロイストで登っている人(つまり、ランナウト同様、決して落ちられない)が、5.12を通常、登る実力なのに、ソロイストを使う場合5.7しか登らないと教えてくれたことを参考にしました。

5.12→5.7は、グレード下げすぎのようですが、私の感覚では、5.7がゆとりになるには、5.9で普段、落ちないで登っているくらいは、必要です。5.7と言えども、濡れていたり、ホールドが脆かったりなどがあるからです。

インドアジムグレードだと、一通りのムーブが身についているようなグレード、5級程度?は、登れていないと、と私の基準では思います。ボルダーグレード5級で、デシマルだと、5.10aがコンスタントに登れるくらいではないか?と思います。

5.7を登るのに、5.7の登攀力しかなかったら、核心部で落ちる可能性があり、ランナウトに耐えられない。ランナウトしているということは、落ちたらグランド(地面に激突)ってことです。死は免れるにしても、怪我は必至です。

■ 仲間づくり

この人は自分で仲間を作って登っていこうという意思が見えた…仲間を呼んで練習会をしていた…ので、教えてあげようという気持ちに切り替えました。

自分でクライミングに行かない人は、いくら教えても無駄骨になる、と師匠から、よく言われました。つまり、金魚の糞クライミングです。ただ登れるリーダーについていくだけの人は、主体性をもってクライミングしているわけではないため、いくら、必要な情報や技術を教えても、その重みが分からないから、知識が駄々洩れ、スルーしてしまうのです。

■ 自分の幸福を満たしてから人のことを満たす

また、ごく最近、自分が登りたいところに経験豊富な人と言って、リード3本、で満たされた気持ちになったため、ほかの人にペイフォアードできる気持ちに切り替えられました…。それまで、こんなやつに教えるのは時間の無駄だと思っていました。

自分の心が満たされるクライミングで、感謝の気持ちが沸くようなクライミング、をやったおかげで、人の幸福まで考えられるように。自分をまず満たしておかないと、ほかの人に差し上げうる、親切な心も枯渇してしまいます。

特にクライミングは、そのような精神的ゆとりの枯渇が激しいです…。それは、

 命がかかるため

ですね。

小さな親切大きなお世話、という常套句がありますが、まさに逆で、親切を受け取る側にとっては、ほんの小さな親切程度に感じられることが、親切にする側にとっては、かなり大きな負担です、何しろ命がけなので…。怪我しないで済んだら御の字。わたしもこの日は、すりむき傷を作りました。

すりむき傷を作った程度ならいいですが、以前グランドして、頭7針も縫った。そのビレイヤーは、以前からマズいビレイを指摘されていて、誰が指摘しても、なかなか治らない人だったそうですが、その事故後、かなりビレイが信頼できるようになり、落ちて怪我した甲斐があったというものです。

そういう人は落ちないクライマーと登る限定です。「僕はもう100%落ちないから、彼と組めるけど、普通のクライマーはダメだよ」です。

■ クライマーに必要な性格

今回の新人さんは、まだ目を白黒させていたので、まだ理解&消化するのに、時間は必要そうですが、考え方や性格な部分で、あわてんぼだったりということはないので、将来的には大丈夫だと思います。

そもそも、性格的にクライミングに向いていない人もいます。危険認知力がないというのは当然そうですが、あたふたと慌てるタイプの人、慌てると雑になるタイプの人です。

誰でも、急ぐと雑になるので、急いでも雑にならない練習は、誰にでも必要ですが。雑になると、モノを落としたりします。特に最悪なのはロープを落とすことです。しかし、練習しても、理解しても、ダメな性格の人もいます。

■認識の浅い業界

クライミング業界では、

 ビレイが確立した技術だという意識が低く、

 クライミングの教科書にも、ほとんどビレイについては述べられていない

ことが多いです。

安全で落ちられるビレイは、高いクライミング力の基礎となるもの、

 落ちれる安全なビレイ習慣

が広まることを願っています。

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1) Belay device should match with a rope diameter

2) (there are) single slot type and double slot type

3) how to put rope into the slot without falling the device

4) a climber should not fall until the first clip

5) spot is needed till 1st clip

6) where a belayed should stand (close to the wall no slack)

7) too much slack is Nono

8) too tight is Nono. Don't pull too much or a climber will be pull down

9)about runout

10) impact force, 0,1,2

11) traverse

12) how to slack the rope without letting the control hand off

13) how to belay on TOPROPE

14) why it toprope belay has to be tight in the beginning

15) if you fall at the same place, the lead has less fall distance, and why(rope stretch)

16) top rope ancher (it should be double strength)

17) a bad delayer will take a time when you say "Take!" at the anchor. A good one give you tension really quickly.

18) how heavy you can belay. Best weight that matches your weight. 1.5 time as much as your weight, is maximum.

19) most accidents occur when climbers are beginners.

20) Till you are very sure about belay, you should not try your utmost grade.

21)a climber should check belayer's belay always.

22) too tight catch is nono on hang over

23) too much slack catch is no no on slab

24) a belayer should sometime jump to decrease the force given in a running point

25) a light belayer need a self arrest behind so he won't bang into a wall or a climber

26) belay globe

27) bad belay area = self arrest

28) hanging belay

29) how to clean up the quick draws when overhang

30) how to call, "Off belay" and "On belay"

31) you should try to rise a belayer's attention by saying "I might fall "or something, when it is crux

32)how to slack quickly

33) lower down safely

34) control hand is the most important

35) slack lengths can be controlled by stepping forward

36) you should always keep watching a climber

37) you should not sit down when belay

38)no answering phone

39)how to wait for a climber when hang dog, easy way

40) why you should stay close to wall, rope angle and friction

41) too far away means you are pulled forward not upward.

42) ATC guide and Griguri; difference.

43) back roping” can be very useful for protecting tricky traverses if you have 2 ropes and some in situ gear is available to leave one rope clipped too, thus limiting the potential for a pendulum.

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2018/08/09

ルベルソ4の思い出 とDMMピボット

登山から岩へ、ということで、最初に購入したのは、当然のごとく、ATCガイド。定番中の定番。

ところが、私はアイスクライミングのほうが岩よりも、クライミング歴のスタートが早い…のは、冬山からのステップアップで岩登りに進んだからですが… 一緒にアイスクライミングに行くことになった師匠は、私がATCガイドなのを一目見て、ルベルソ4のメリットを説いた。ルベルソ4のほうが、アイスで使う細い径のロープに対応しているのと、流れが良いため、繰り出しがスムーズなのです。

私は前の年に出かけた小滝アイスで、体重が重いクライマーを確保して、前に引かれて大変だった思い出があったのでした。トップロープでしたが、80kgくらいの人をビレイしたら、前に引かれて、凍った滝に激突。登っている人より、ビレイヤーの自分がアブナイ!私は体重が軽いのです…クライマーにしては。

師匠は、その時の人くらいは体重がありそうだった(汗)。そのため、ロープ径の話をされたときに、これは、「確保器を変えてくれないと、お互いにあぶないよ」という話らしい…と、ピン!と来て、すぐにルベルソ4を購入。やっぱり登る人は、ビレイの繰り出しが遅いとストレスですし、かといって墜落をキャッチした時に、ちゃんとキャッチできない可能性というのも除外しておきたい。 

というわけで、速攻でルベルソ4を買ったため、師匠に好印象を残した、という思い出のルベルソ4。彼、嬉しそうにしてたんだよな~と思い出し中。

ところが、このルベルソ4、すぐ出番がなくなったんですよね。

その後、行った韓国で、すぐに DMMピボット、という新型の確保器が販売されており、これが使いやすい!すぐにゲット!

対応する径の幅が広く、セカンドの確保のときのローワーダウン(=ガイドモード)も、しやすい。もうこれ一つで何でもOKという確保器ってわけなんです。

今DMMピボットは、カモシカで20%オフでした。

2018/07/16

小川山レイバックの思い出

■ 原点

振り返ると小川山レイバックは私のクラックのスタート。記録を振り返る。

1)2014年6月30日 小川山 親指岩 小川山レイバック  クラック入門 TR
2)2015年10月12・13日 小川山 クラック TR
3)2015年10月28日 小川山 クラック (案内役) リード
4)2016年 9月7日 小川山 レイバック5.9 ピンクポイント 2名
5)2018年 7月10日 今回

ということで、2016年9月以来の再登で、とりあえず、レッドポイントしました。普通にリードで登れました。

今までで一番簡単で(まぁ当然か)、今までは何が難しかったんだろうという感じではありました… 

2014年がスタートなので、足掛け4年か。登った回数は、トータル4回。5回目でリードできました。

小川山レイバックは、初めて登ったクラックですが、あたふたとしたものの、フェイスと違い、「これなら努力すれば何とかなるんじゃないだろうか?」という感触が最初から会った課題でした。

だから、3度目は全く初心者のビレイヤーでもリードで取りついています…

しかし、2015年というのは、まだ経験が浅かったようで、全然登れてはおらず、皆の肝を冷やしていたみたいです。

今回はやっとちゃんと登れました。

■ 笠間ピンキー

落ちながら登る…を実践してしまった課題。クラックは、木をバックステップに使ったこともあり、なんなくリードしたのだが、上のスラブで5回くらい落ちてしまいました。

スラブに修行が必要そう。

ということで、翌日はスラブへ。

可愛い女を再登。当然ですが、オンサイト。というか、可愛い女は、前にも登れていました。本当は、オーウェンがやらなくてはいけないルートでした。この日はコンディションが悪かったのです。雨上がりだったので、瑞牆か甲府幕岩へ転進すべきでした。

■ 刀

クライミングシューズの刀を購入…固くてスメアできなかった…

スラブとクラックの両立はかなり課題。スラブ用のフラットシューズが必要です…

物入りだなぁ…




2018/06/28

クライミングのトレーニング

今日は改めて、『クライマーズバイブル』を眺め、自分のクライミングを成長させるために、ジムで何ができるか?を考えました。

1)苦手ムーブの正対立ち込みを洗練させる
2)ヒールフックを場合に応じて使えるようになる
3)ワイドでバック&ニーなどの練習
4)ガストンの苦手克服
5)カムを覚える
6)広背筋の筋トレ
7)ワイドスタンスでのプッシュアップが必要かも?
8)体幹
9)スローパー


思えば、漠然と去年は、

・クラックの国内練習の成果としてのインスボン遠征
・2度目のラオス遠征での国際的環境での自立したクライミング
・アイスではロングルートでの習熟

が課題になっていました。海外志向の私にとっては海外でクライミングができるというのは、特別に楽しい経験でした。

成長という観点で見れば、ちゃんと成長してきていて、成果が上がった。

成果は、国内岩場での比叡や日向神でのオンサイトかなぁ。

今は少しプラトーです。ヨガのほうが成長期なので、クライミングは、また、新たな局面に入り、次の課題への過渡期なのでしょう。

今日は『クライミングバイブル』を点検することで、大まかにやっていることは合っていると確認できて良かった。

とりあえず、順調です。

私に必要なのは、強い体幹(バンダ)で、バンダのために、食事を変えたり、寝具を変えたり、休息などのバランスを考える、などは正しい方向だなぁと。

筋トレは習慣化が必要です。アシュタンガヨガでは、マイソールのために何かをするということをあまり推奨しないので、なんとなく去年は遠慮していました。余計なことをすると、マイソール自体が進捗しないかなぁって。マイソールの練習にも、自動化という局面はあります。

でも、筋トレは私のクライミングには、非常に必要そうなので、別途付けくわえようと。

今までも、日々ぶら下がる程度のことはしています・・・が構造化されていないというか、プログラム化、可視化されていませんでした。メニューを組まないといけないのです。

週1で岩に行き、週2でジムに行き、週2で筋トレしていたら、残り2日はレストになるので、まぁお腹いっぱいですね(笑)。

2018/06/17

見晴らし岩 

今日は岩、なかなか楽しかった。

前回鬼が鼻の岩場に行ったとき、帰りについでで立ち寄った見晴らし岩。ここは見るからに易しく思え、トポを見ても、軒並み5.7~5.9が多く、5.10b、5.10c、5.11a, 5.11bがひとつづつ。これは私向き~と、ときめいた。しかもペツルだし!

ところが…朝一で取りついた5.9、1ピン目からが取れず、上がれず…(汗)。これほんとに5.9なの?!というスタート…1ピン目では落ちたくない…というので、敗退し、ヌンチャク残置。右手スローパーの左足立ちこみでした。うーん。いいホールドが欲しい。

ルート情報
ルート4. (5.9、14m、ボルト4本)
 フレイクを利用して一段上がり、バンドを左上し穴状のホールドを取る。ここから右のクラックへ移る。
 そのままクラックを伝い、上部で左へ出てハング下の小テラスへ這い上がる。

ルート5. (5.10a、13m、ボルト5本)
 フェイス左に引かれたライン。見た感じよりも悪く、特にハンドホールドに乏しく手を焼く。全体に気を
 抜けない動作が連続するが、上半部のダイクを越える辺りが核心部。

レベルを下げて、ワイドクラック付近の5.8へ。まぁ、これは何とかMOS。ふむ~。のっけから調子が出ないんですが。

8. アンダーホールド(5.8、30m、ボルト9本 )                           主岩壁左端に引かれたライン。フェイスを3m登り、一旦、テラスに立つ。ここからワイドクラック   を登った後、緩傾斜のフェイスをたどり、外傾テラスに出る。ついで、ハング下をアンダーホールド   伝いに左上し、左端を乗り越える。ここが核心部。

5.10bとかいう課題も、これほんとに5.10bなのかなぁ、という難しさ…2ピン目から3ピン目のワンムーブが…。縦の甘いカチホールドをもって足を上げるのが上がらないです… ここは隣のルートに逃げてしまいました。

ルート3. (5.10b、30m、ボルト10本)
 岩壁の中間部分に帯状のオーバーハングが走り、これは登攀不能を思わせる。しかし、中央が段違いに
 なっているので、この部分に形成された凹角をフリーで抜けることが出来る。まっすぐ岩場の頂上まで抜
 けるラインは、爽快であり好ルートと言える。取り付きより下部ハングの右端を目がけて直上する。2本
 目のボルト前後のフェイス部分が技術的核心部となる。クラックを伝って凹角に入り、これを左に抜け  る。空中に浮いた感じがして、高度感が素晴らしい。一旦左のカンテに立った後、右の壁が被った凹角  を左上し、右のフェイスへ移る。後は傾斜が落ちて容易となる。

まとめ
ルート8 5.8 MOS
ルート4 5.9 敗退
ルート3 5.10A RP

■ TR

5.11Aのどっかぶりは壁を使ってステミングで登れば、5.10Aだそうだったので、それでトライ。岩を押して登れると楽。上のほうも微妙なスラブでした…

ルート7. (5.11a、14m、ボルト5本)
 オーバーハングの右端を越えるルート。ハング下テラスよりハングの右端目がけて登り、頭を押さえられ
 たところで、左へ身体を振り込んでハング上のホールドを取る。ボルトはハングの右側壁にあるので見落
 とさない様に。ガバを掴んでしまえば一気に身体を上げるが、それまでの体勢の保持が悪い。

■ まとめ

結局、易しいと思ったのに、結構苦戦したんでした(笑)。軒並みオンサイトする気で、今日は数を打つぜ!くらいな気持ちでいったのになー。

しかも、そんな調子だったので、あまり行動食を持って行っておらず、頑張ったため、おなかがペコペコに。パンとおにぎり1個では… というので、帰りのお蕎麦食べてかえりました…

岩は見た目ではないのかも…。というか、まだ岩を見る目が、ちゃんとは育っていないみたいです。

帰りは、近道で帰りました☆


おまけ。三瀬温泉 お蕎麦400円

後日談: この岩場は開拓者の意向でとてもグレードが厳しいことが後日判明

2018/06/05

カム設置を極めるのだ!竜頭泉

■ カム設置を極めるのだ!

湯川で、5.9を軒並み落とそう、というところで、止まっている私のクラック修行…。

師匠には5.8のリード練習から先は、ピンクポイントだけを勧められており、私にはどうしても、ピンクポイントの先に、レッドポイントがあるとは思えないでいました…。

私が覚えたいのは、カムの設置、だったからです。

大体、初心者は、カムのサイズを見極めきれないので、1番だっけな、2番だっけな?とやっている間に、パンプしてしまいます。

んん?パンプすることで強くなる?

パンプしても、リード中、しかも、設置が安定していないいい加減なカムには落ちれません…パンプしようが何しようが岩にしがみついている以外ない。

■ めでたく疑似リード!

昨日は、5.9のディエドルのクラックへ。瑞牆や城ケ崎で、5.8はオンサイトできたのだが、カムがいいわけではなく、ノーテンションなので、ここは、カム設置練習で、疑似リードで登った。

登る前にオブザベして、カムを用意したが、なんか、2度登って2度とも全然違う設置になった。だめだぁ。

1ムーブ起こす毎にカムを入れた。最初の一ピンめが縦の薄いフレーク内にしか利かせる場所がなく、小型のエイリアンで。バチ効きだった。

■ カムの効きの確かめ方

最後の核心部での、4.5赤キャメは、安定していないように思い、核心部だったので、ローワーダウン中にそのカムに落ちてみた。

すると、黄な臭いにおいが…。動いたみたいだ(汗)。でも、止まった。

カムが命を守ってくれているか、調べるには、トップロープにした状態で、ロープを十分たるませて、カムと体をスリングなどで直接つなぎ、そのカムに衝撃荷重を与えてみる。

ここはリードしてくれた先輩も、なんかこのカムいいのかなぁって感じに首をかしげていた箇所で、岩の形状からカムが設置しづらい形状だったのだ。

クライミング力があれば、落ちないので、あいまいなカムでも登れてしまう。でも、そういうスタイルのクライミングは、保険がないままのクライミングと同じだ。

クラックで落ちて、カムが4,5個も飛んだ、という話も聞くが、そういう人はカムの設置技術を学ばないまま、クライミング力単体だけが進化してしまい、自分のギリギリグレードで落ちて、おろそかになったカム設置技術のツケを、大怪我という代償で払う羽目になっている人なのだろう。

■ リズム

クライミングにはリズムがあり、安定して落ちることがなさそうなところと、さっと登ってしまいたいところがある。で、このクライミングでは、レストポイントが正確に読めたし、核心部に入る前にカムを入れる、ということがちゃんとできた。が、肝心の核心部で、苦労した。核心部なのだから、苦労して当然か(笑)。

■ 初心者向きの課題

もう一つの無名の10Aは、すごくきれいなハンドサイズ。フェイスを使う要素はない、足ジャム、ハンドジャムで上がる課題。しかも、ほとんど直上で初心者向き。核心部も上にある。

《初心者向きの課題の特徴》
・スタートで落ちそうにない スタートは易しい
・上に核心部
・まっすぐ 右上や左上していると、落ちた場合振られるので。
・フレアしていない フレアしているとクライミングはやさしくてもプロテクションが難しい
・長くない
・レストポイント、核心が分かりやすい

カムは、節約志向でないと、あっという間に使い切ってしまいます。ので、仲間がいると、2番を2個持っていく、というようなことができます。(私も2番は2個持っています。よく使うサイズなので)

5.9のディエドルはステミングで傾斜が殺せるが、面に出ているだけの直上クラックは、ずっとクラック登り。

核心だと思ったのは、クラックが20~25cmほど開いて、足ジャムが決まらないと予測できるところ。そこを超えたら傾斜が寝て、お終い。案の定そこは、フットスタンスで苦労し、テンション入れてレストしないと登れなかかった。

このクライミングでは、レストポイントからの登りだしで、ハンドジャムがちょうど決まる下に狭くなった場所に2番を入れてしまい、ハンドはそこしか決まらないので、少し上がってカムを移動することになった…(汗) 

二つとも汗だくで苦労しながら登った(笑)。ひいこら言って、大騒ぎで登っていたので、もしよそのパーティがいたら、引いたかもしれないなー(笑)誰もいない岩場で良かった~ 

■ リード登りとトップロープ登り

セカンドでだいぶクラックは登ったのに、自分のリードになると、学んだムーブは自動的には出てこない…セカンドだと、もう少し難しくても、もう落ちることはないのですが、それとこれは話が別、みたいです。

アイスクライミングもですが、リード登りとトップロープ登りでは登り方が違います。

リード登りは、ゆっくり慎重で一歩一歩確かめて登り、プロテクションを確実にしてから、不確定なところを登ります。プロテクションを入れていると、腕がパンプアップするので、設置技術の良しあしが、消耗するかしないかに関与してきます。トップロープ登りだと、少しあいまいなスタンスでも、間違った見極めでも、さっさと拾って強引に登ります。

■ 体メンテ重要

なので、今日は朝起きたら予想外に消耗していて、思ってもみなかった箇所が痛い! 昨日は立ち寄った温泉が閉まっていたからなぁ。

成長期を過ぎた大人は、からだメンテも核心かもです。

■ 作戦

次回は、3回登ることにしよう、と思いました。今回は今期のクラック初回でカム設置を覚えるという課題の1回目だったので、このような登り方をしなかったので、宿題です。

1回目: リード、もしくは疑似リードで取りついて、カム設置能力を高める
2回目: それでトップロープして、クライミング能力そのものを高める
3回目: 再度、リードして、トップロープ登りとリード登りの差を縮める

■使った課題

竜頭泉 竜頭泉レイバック 5.9 疑似リード
    無名クラック 5.10A リード 


2018/05/29

四阿屋

■ 四阿屋

風邪ひいて、調子が良くないにも関わらず、四阿屋だったら行きたいなと思い、行ってしまった。四阿屋。

今回は親睦メインだったので、3-4本登って終了したんだが、

・一番右のルート 5.6?5.7 MOS
・カンテ 5.9 RP
・エイトマン 5.9 RP 
・エイトマンの隣の 5.9? TR
・真ん中どっかぶり 5.10A? TR
・真ん中から少し右のかぶりルート TR

あれ、結構登ったな。とにかく、どっかぶりを先にやると腕が上がって、カチ系課題でダメになります。

今回は、カンテをリードで取りつきたかったので、それができてよかった。でもカンテ、RPになってしまった。残念。なんか、脳がクライミング脳ではなく、子育て脳になったような気がした。(子供と遊んでいたので)

あと、エイトマンに取り付いているときに、隣のパーティの人があれこれうるさく嫌だったので、登らず時間をずらした。

ずらして正解だと思った。私はいつも、平日で2名で登っていたので、周囲の環境に煩わされるのは嫌いなのだと自分を発見した日だった。


■温泉 

帰りに近所の温泉(山ぼうし)に入ろうとしたら…残念、なんと家族風呂しかない温泉だった…(汗)。女子2名以上でないと、1500円も払う気になれない(笑)。

でも、温泉自体は雰囲気良いところでした。

■ 備忘メモ

・勝尾城跡地
・池の谷交差点を右折
・帰りは渋滞
・回り込んでトップロープが張れるので、一人でも行ける岩場
・夏でも涼しいそう
・岩に、人工ホールドとか、ジプスがつけてあるという珍しい岩場
・沢水は飲まないほうが良い

宝満山でクラック

遠くに見える山頂の岩場
■ 高尾山みたいな山…

宝満山は、高尾山みたいな山(つまり、1時間で山頂、しかも舗装されているにも近い石畳の登山道…つまり、誰でも歩ける入門レベルの山)で、ハイキングなら、わざわざ行くほどのところでもないと思い、なかなか行く気になっていませんでした。

まぁ、マルチピッチの入門の山、三つ峠も、一般登山者から見たら、1,2時間で登れる、ハイキング入門の山ですけどね。

その宝満山に、クラックがあるらしい、というので、出かけてきました。

山頂直下の稚児落としという岩は、ルート3~4本くらいしかなく、登れるのは1~2本。

だいぶ掃除が必要そうでした。あまりそそられなくて、パス決定。

右上していて、支点はペツルだけど、ペツルもどれくらい信用できる支点か、わからず、登攀自体は易しそうではありましたが、カムも設置しづらそうでした。私の目的は、カム設置を覚える、なので。しかも、斜めのラインの登攀って初心者向きじゃない。ので、パス。

終了点は裏に隠れている
それで、吊舟岩のほうへ移動… この山は、ミニチュアサイズで登山道が錯綜しており、山頂付近は分かりづらい!岩場まで行くのに、道を間違えた!













■ こんなクラックでした♪

ようやっとたどり着くと、いい感じでした~ 何しろキレイ。クラックもいい感じでした。

これは、実は教えてくれた人がいたから…です。その方の感謝、感謝です。

アルパインの岩場という言い方が適切かわかりませんが、コケとか草とか、泥とか、緩そうな岩とかあると…後回しでいいかなって(笑)。

難しくても、直上でペツルがいいな♪って。クライマーとしては、ビビりが強くなっているってことで、どうか?とは思いますが、まぁ、今のレベルでは、それも致し方なしかと。

このワイドスタートのクラックを疑似リードで、カムを設置しながら登りましたが、カムの選択に結構、試行錯誤が必要そうでした。早く覚えねば。クラック、久しぶりすぎ!2月の、城ケ崎以来です。城ケ崎では、足ジャムを忘れていて、驚いたのでした…。

ラオスのどっかぶりは、アイスとは似ていますが、クラックとは似ていないと判明。足で登らないとダメです。


こっちはきれいなクラックですが、上のスラブがねぇ… 途中までは快適なハンドジャム。

難しい課題と易しい課題、両方が揃っている岩場で良かった♪です。

■ 作戦の勝利

石畳の登山道を下山すると膝に悪いので、あえて、シロハケ尾根を降りました。

せっかく車2台あるので、1台だとできないことをしたい、というのもありました。

シラハケ尾根で降りると、近くに竜岩自然の家の人工壁があるので、登り足りない分を人工壁で登ることに。たぶん、登り足りないだろうと思っていたんですよね…。

ただ人工壁としてみても、小さい人工壁なので、人工壁だけでここに来る、というのも、もったいないので、まぁ、ついで、でちょうどよかった♪

今度から、この岩場は、人工壁とセットで決定です(笑)

人工壁は、なんと1時間100円って…激安です。ただ、今回は、車から降りて10分みたいなゲレンデではなく、小一時間ちゃんと歩く山なのに、いつものゲレンデより、食料をもっていかなかったため、おなかがペコペコに…

竜岩自然の家で、何か買えないかな?と思っていましたが、売店はなかった(汗)。大宰府は、町だと思って、なんでも売ってるだろうと踏んでいたのです…梅が枝餅とか。

お腹ペコペコです~と竜岩の職員のおじさんに訴えたら…カップ麺を恵んでくれました(笑)。150円。おじさん、ありがとうございました~!

会いたい人にも会えたし、とりあえず、作戦の勝利な日でした。

2018/05/21

鬼ヶ鼻の岩場

 日月が休みとなり、日曜はロープワーク講習のために、日向神へ。これは、残念ながら、レスキューではなく、マルチピッチで、とても残念。最後、初心者向きのルート(八女津姫岩)をオールリードで登ったのが成果。スパイアで登ったので、ゆるくて結構大変だった。アルパイン用にしているシューズだから…

本日の月曜日は、近所の岩場の開拓ということで、鬼ヶ鼻の岩場へ。楽しかった♪

大展望で素晴らしかった~

お天気がいいとそれだけでも気分が盛り上がる。




ここは、アプローチが難しく、懸垂で降りるのがベター。60mあれば足りる。

 こんな道標がある。

一般登山者が通る場所のすぐ下が、小さなテラスになっており、ペツルが2個打ってある。その上にリングボルトもある。下にも、リングボルトが3つ連打してある。

 こんな感じ。

下のリングボルトでバックアップを取り、上のボルトから、岩角までが長いので、できるだけ長く伸ばして、支点とする。

ただ、これくらい伸ばしても、足りない…。

というのは、岩角にロープが当たってこすれるのである。

あとで登る、というための終了点としての支点なので…トップロープするとしたら、こすれるのは、なんだかなぁ。

リードだと、まぁ問題ない。こすれるときにテンションがかかっていないから。

 これは上のペツル。さらに上にリングボルトがあった。

下はこんな感じ。もっと伸ばしたいけど、これが限界だなぁ…。

鬼ヶ鼻の岩場のトポは、こちらにある。

http://kokuryoukai.sakura.ne.jp/2-4-2.html
アプローチは椎原峠の西300mのところへ駐車し、そこから、縦走路を金山沿いへ。約20分ほど縦走路を行く。

鬼が鼻へ出たら、懸垂して、とりつきへ。

帰りは、岩場を回り込んでフィックスが張ってあり、歩いて戻れる。


今日の成果は、

5.10b TR 
5.9 OS
5.10A RP

取りつきを探していたら、ギンリョウソウがいっぱい出ていた。

後で家に帰って調べたら、右下岸壁には、たどり着いていなかった(汗)。