遠くに見える山頂の岩場 |
宝満山は、高尾山みたいな山(つまり、1時間で山頂、しかも舗装されているにも近い石畳の登山道…つまり、誰でも歩ける入門レベルの山)で、ハイキングなら、わざわざ行くほどのところでもないと思い、なかなか行く気になっていませんでした。
まぁ、マルチピッチの入門の山、三つ峠も、一般登山者から見たら、1,2時間で登れる、ハイキング入門の山ですけどね。
その宝満山に、クラックがあるらしい、というので、出かけてきました。
山頂直下の稚児落としという岩は、ルート3~4本くらいしかなく、登れるのは1~2本。
だいぶ掃除が必要そうでした。あまりそそられなくて、パス決定。
右上していて、支点はペツルだけど、ペツルもどれくらい信用できる支点か、わからず、登攀自体は易しそうではありましたが、カムも設置しづらそうでした。私の目的は、カム設置を覚える、なので。しかも、斜めのラインの登攀って初心者向きじゃない。ので、パス。
終了点は裏に隠れている |
■ こんなクラックでした♪
ようやっとたどり着くと、いい感じでした~ 何しろキレイ。クラックもいい感じでした。
これは、実は教えてくれた人がいたから…です。その方の感謝、感謝です。
アルパインの岩場という言い方が適切かわかりませんが、コケとか草とか、泥とか、緩そうな岩とかあると…後回しでいいかなって(笑)。
難しくても、直上でペツルがいいな♪って。クライマーとしては、ビビりが強くなっているってことで、どうか?とは思いますが、まぁ、今のレベルでは、それも致し方なしかと。
このワイドスタートのクラックを疑似リードで、カムを設置しながら登りましたが、カムの選択に結構、試行錯誤が必要そうでした。早く覚えねば。クラック、久しぶりすぎ!2月の、城ケ崎以来です。城ケ崎では、足ジャムを忘れていて、驚いたのでした…。
ラオスのどっかぶりは、アイスとは似ていますが、クラックとは似ていないと判明。足で登らないとダメです。
こっちはきれいなクラックですが、上のスラブがねぇ… 途中までは快適なハンドジャム。
難しい課題と易しい課題、両方が揃っている岩場で良かった♪です。
■ 作戦の勝利
石畳の登山道を下山すると膝に悪いので、あえて、シロハケ尾根を降りました。
せっかく車2台あるので、1台だとできないことをしたい、というのもありました。
ただ人工壁としてみても、小さい人工壁なので、人工壁だけでここに来る、というのも、もったいないので、まぁ、ついで、でちょうどよかった♪
今度から、この岩場は、人工壁とセットで決定です(笑)
人工壁は、なんと1時間100円って…激安です。ただ、今回は、車から降りて10分みたいなゲレンデではなく、小一時間ちゃんと歩く山なのに、いつものゲレンデより、食料をもっていかなかったため、おなかがペコペコに…
竜岩自然の家で、何か買えないかな?と思っていましたが、売店はなかった(汗)。大宰府は、町だと思って、なんでも売ってるだろうと踏んでいたのです…梅が枝餅とか。
お腹ペコペコです~と竜岩の職員のおじさんに訴えたら…カップ麺を恵んでくれました(笑)。150円。おじさん、ありがとうございました~!
会いたい人にも会えたし、とりあえず、作戦の勝利な日でした。