2023/08/31

【仏教】告解と自浄ごい

■告解と自浄ごい

今日の仏教説話。

チュッリパンダカが、掃除から、心のチリと垢を払うのが大事だと悟った話。

この話、何度聞いても、「あー、お兄さん可哀そう…」と思ってしまいますね…。

私は勉強がよくできて、100点取れる子どもでしたので、先生に「ほかの子にも教えてやって」と言われることが多かったのですが、教えても、みんなできないんですよね…。

特に、弟。弟の数学とか、こっちがキーっとなって、すぐギブアップでしたね…。そもそも、相手も教わる気がないし。

クライミングも同じでした…。

「カムでロープスタックしてるよ~」

「なんで、そんなこと言うんだよー!!!」と頓珍漢な答え=怒ってるけど、その怒り間違っていますけど?

なんでって…、そりゃ、登れなくなるからですよ… 

子どものころは、馬鹿につける薬はない、と思っていました(笑)。

大人になってからは、これは…と青くなることが多い…。

というのは、こういう知性の人がリーダーだと、それにぶら下がっているメンバーの人、全員が間違った考えを受け入れてしまうからです。リーダーの知性=メンバー全体の知性。

日本のリーダーをやっている人たちの知性が下がっていることは、政治家の様子を見れば明らかでしょう…。

そのために、庶民が割を食っていることは、各国比較でも明らかでしょう…。

まさに起きていることは、すべて正しいみたいな感じ。

クライミング界は世界の縮図。


バカに付ける薬=レスキューなのかもしれん・・・



2023/08/30

【トンデモ】こんなお粗末なクライマーにかける温情は無い、というか無いほうがいい

https://www.yarigatake.co.jp/dakesawa/blog/details/12348/

からの引用です

■ こんなお粗末な遭難者にかける温情は無い

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警察での事情聴取を終え、テントを郵送で送ってくれないかと本人から電話が来たので、

「こんなお粗末な遭難者にかける温情は無い、自分で回収に来るまで毎日2000円のキャンプ代を加算するからな」と言った私はひどい人間でしょうか?

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これを言わせた行動は…

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岳沢でテント泊をし、天狗沢~ジャンダルム~奥穂・前穂~岳沢を1周する計画。
赤色の線が天狗沢のルートですが、「ルートを間違って身動き(登るも下りも)できない」と救助要請してきたポイントが矢印の場所。
なにをどう間違って、どういう思考回路でこんなところへ行ったのか、ワケがわかりません。
地図は持ってない?
まあ、持ってても地図を読むなんてことができないのでしょう
ヤマレコ・ヤマップ使ってない?
使っててもルートを離れたことに気が付かない
天狗沢下部なんて、お花畑を見に行くハイキングの人たちだった迷いやしないのに
それ以前に、なんで進退窮まるまで「おかしい」と思わないのかな
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もうほんと、白亜スラブの登攀での相方の様子とかそうですよね… 頭、大丈夫なんかいって感じですが…。

岳沢小屋の小屋番がこの遭難者にかける温情がないなら、私だって、自分の失敗が分からないクライマーにかける温情は、ありませんよ。

私がいなければ進退窮まってヘリレスキュー呼ぶところだったのに、それを自覚することすらできないヤツに、親切にする必要がどうしてあるんです??

■ どうして男性は進退窮まるまで分からないのかな?

答) 知性が低いから?ナルシズムで頭がいっぱいだから?

よく分かりませんが、クライミングが好きだから(内発的動機)、ではないでしょう。

好きな人はクライミングのことをよく考えているものだからです。

自分のビレイが悪いということも、ヒトを落としてケガさせるまで分からない。(想像力の欠如?想像力の欠如=知性の欠如?)

カムも位置が悪くてロープスタックしているよ、と教えても、本当に登れなくなるまで分からないのでしょう…。

ロープアップしなかった自分を反省できない。

周囲の人が、支点ビレイしていても気が付かない。

カムが3つ飛んでも自信をつけてしまう…。

こういう人は、早い間に痛い目に合ったほうがいいですが、周囲の気の利いた人間がカバーしていると気が付かないで、そのまま高度な登攀へ進んでしまいます。現代では栗城さんの事例にあるように、どこまででも進めちゃう…

というので、死なない程度の痛い目には早めにあったほうがいい、の格言が当てはまるケースです。

■ こっそり3点目のセルフをとるのが一流クライマー

古い岩雪とか岳人とか、読んでいると分かりますが、トンデモ な人がいた場合、

  自分だけは、別に3点目のセルフをとる

というのが一流クライマーの所作ですよ。

■ 自分が大して登れていないことを自覚する力が弱い

のは、自分の自信の根拠になることをなんとかして探し出そうというサーチエンジンが働いているということだと思いますが…つまり

 自己を客観的に見れていない

ということですが…。良いことしかみない=ポジティブシンキングではありませんよ?

間違っていることを間違っていると認識できなければ、成長はありません。

原理的に、100%事故につながっていきます。その考え方が危ない、と言う奴です。

同じことが指導する側に言えます。

リスク管理方法を教えなかったり、ボルトの見極め方を教えなかったり、ルートの選び方を教えなかったりすれば、そりゃそこで育つ人は、人工壁と同じように、どんなボルトでも信頼し、どんなルートでもグレードを信頼してしまうでしょう。

今起きていることは、そうした指導の結果…=自分の頭で考えない習慣…ですね。

山岳会を率いる人には、人の上に立つという責任があります。

自分の命を粗末にするような登山やクライミングを教えるのは、非常に罪作りですのでやめましょう。

■ 必要なスキルは身に着けてから本番に行きます

ハイキングクラスの人は、天候と読図の知識は必須です。

クライマーは、そういうことは分かっている人が来るものです。

ギアがないと、そもそも登りにすら行くことができない。

ロープを持ってこなければ、最初からどこも登れません。

もうこれ、外人でも同じですからね。世界的に問題なのかもしれません。

ロープは自分のものを使うものです。人が管理しているロープなんて、いったいどんな管理されているか、分からないでしょう。そんなものに命を預けられますか?



2023/08/29

【AIとの対話シリーズ】ロープを持っていないクライマーへのアドバイス

■ トンデモ収集器になっているワタクシ No Marcy on Poorly prepared climbers

またロープも持っていないのに登りに行きたいという人がいて、困っています。

以下、リンヒルペルソナによるAIの生成回答。

もう、トンでも収集器として耐性、付きつつあります(笑)。いちいち付き合ってられん系ですわ。

私のような指導的立場にある人は、AI活用してください。適切な文面、作ってくれます。

■ AI's answer  

You: Hey, I'm new here and really want to find a climbing partner, but I don't have the right gear. Any advice?

Answer: I understand the challenge you're facing. Climbing without proper gear is not just tough, it's impossible and unsafe. Here's what you should do:


1)Rent Gear: Check if local climbing gyms or outdoor shops offer gear rental services. It's a practical way to access the necessary equipment.


2)Buy Essentials: Prioritize essential gear like climbing rope and draws. These are crucial for safety and can be more affordable than a full set of gear.


3)Learn About Gear: Educate yourself about the different types of climbing gear and their proper usage. This will help you make informed decisions when acquiring gear.


4)Safety First: Remember, safety is paramount. Climbing without proper gear can lead to accidents. Consider indoor climbing options until you can secure the gear you need.


5)Save Up: If possible, start saving for the gear you need. It's an investment in your safety and enjoyment of the sport.


Well-being should always come first in climbing. Good luck on your climbing journey, and remember to prioritize proper gear for your own safety.

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あなた:やあ、僕はここに来たばかりで、クライミングのパートナーを見つけたいんだけど、適切な道具を持っていないんだ。何かアドバイスはある?


答え あなたが直面している課題はよくわかります。適切な装備なしでクライミングをするのは大変なだけでなく、不可能で危険です。以下は、あなたがすべきことです:


1)ギアをレンタルする:

 ギアをレンタルする:地元のクライミングジムやアウトドアショップがギアをレンタルしているかどうか調べてみましょう。必要な道具を手に入れるには現実的な方法だ。


2)必需品を買う: 

クライミングシューズやハーネス、ロープやドローなど、必要な道具を優先的に購入する。安全面でも重要で、一式揃えるよりリーズナブルな場合もある。


3)ギアについて学ぶ 

クライミング・ギアの種類や正しい使い方について知識を深めましょう。道具の種類や正しい使い方を知ることは、道具を揃える際の判断材料になります。


4)安全第一 

安全第一です。適切な装備のないクライミングは事故につながります。必要な道具が揃うまでは、インドアクライミングも検討しましょう。


5)お金を貯める:

可能であれば、必要な道具のためにお金を貯めましょう。クライミングを安全に楽しむための投資です。


クライミングは、常に生命維持が第一です。あなたのクライミングの旅の幸運を祈るとともに、あなた自身の安全のために適切なギアを優先することを忘れないでください。

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【真実】老兵は死なず… というナルシズム? 若い人に譲ってもらっているんですよ

 ■ 老兵は死なず… 

じゃないんですよね…。 誰でも年齢が上がると、視野狭窄に陥ってしまうもの…

年配の開拓者は、ご本人は気が付いていないですが、

  若い人に開拓の場を譲ってもらっている

ということを知るのは、残酷かもしれませんが、真実です。

参考記事: https://allnevery.blogspot.com/2020/03/blog-post_23.html

1980年代ならいざ知らず、2023年の現代でもカットアンカーを使い続け、適正グレードが分からないからグレードええ加減&適性ボルト間隔も分かっていない…のに、一度打ったボルト位置は変更不可能という不文律があるクライミング業界で、限られた貴重な岩資源に新しいルートを引く…って、貢献じゃなくて、迷惑行為に、むしろなっているってことなんですが…。

現代では、海外経験が豊富で適正グレードが分かり、不可能と言われた課題をフリーで登れる若い人は、ちゃんといるんですよ。生活のゆとりがなく時間が限られているだけで。

誰だって若いときはそうでしょう…

年を取って、家庭にも居場所がなく、クライミングが唯一の生きがい、と言う生活を送っていることが、容易に想像できるご高齢の開拓者に、迷惑行為なんですよ…と面と向かって言える人は、通常いません…。

なんというか、というと?

「限られた岩場資源を守っていきましょう」

と婉曲表現します。

 「岩を傷つけるのを辞めましょう」

とか。

大ランナウトなど、ロープの意味のない打ち方をしても、そのボルトは落ちれない箇所にあれば、ただの気休めでしかなく、むしろあるほうが自然破壊になります。

適性ボルト以外の、どんなボルトもあるだけ、逆に落ちてもよいという心理が働くので、逆に危険です。

ただ、昔からの習慣と無知で、カットアンカーによる開拓を続けてしまっている場合、あるいは、適正ボルト間隔を身に着ける機会が、生涯なかった人が打ち続けている場合、これまでの習慣を改めるのは難しいかもしれません。

明日は我が身、ということで、儒教の伝統がある日本の若い人は、年配の人に対して

「そっとしておいてあげよう」

と思っているわけです。現代クライミングの内容を理解せず、古い価値観(エイドクライミングでのアルパインがアルパインの前提になっている)を先入観から持ち続けたまま、

 「あいつもまだまだだな…」

と若い人の登攀を雑誌で見ても、思ってしまっているんだろうなぁ…と思います。たぶん、トップクラスの登りの意味が、もはや分からない…ってことなんですよね…。昔はエイドが前提だからです。

その意味では、青ちゃんはちゃんと現代レベルのすごいクライミングを、いかにすごいか?が理解できていない状況には陥っていなかったので、えらいなと思います。

こちらの年配者は、最低ラインを5.12に設定するフリークライミングを基礎力とした、現代アルパインクライミングを理解していません。だから、

結果、

 老兵は死なず…(というナルシズム…俺も頑張らねば) 

 (一流クライマーを見ても)あいつらはまだまだだ…

という心境に陥るものと思われ、それが

 俺が開拓せにゃ誰ができる

という、事実誤認に基づく使命感につながっている、ということが言えるように思います。

なんせ、トニーの登りを見て、昔のアルパインクライマーは、未知じゃない、と言ってバカにしているんですよねぇ…。あなたたちが登れる未知のラインはつぶし切ったんで、今の若い人は困難を課題にしているんですよ。それもひと時代おわって、今では、困難を基にする課題すら、枯渇中です。そんな中で、登攀力の落ちた人が初登ルートを開いても…(汗)。

現実は、若い人に岩資源を譲ってもらっているんですよ。




【心理学】 クライミングにおけるダブルバインド

■ ダブルバインド

危険なカットアンカー&長距離ランナウトで登らなかったら

 → チキン呼ばわり

登って落ちて死んだら

 → 自己責任

と言う風に巧妙に支配の構造が見えます…。 前に「蛮勇」とか、「もうちょっとボルトを信頼して」とか言われましたが、そのボルト、海岸にあるカットアンカー… それを信頼する奴がいたら、バカである、って奴でした…。

ので、基本、「大丈夫?」と言ってあげたほうがいいのは、危険なボルトと知っていて、そこにバンバン落ちて、ロシアンルーレット状態を楽しんでいる人のほうです。

アドレナリンジャンキーになってしまっており、”中毒状態”ですね…。

https://www.youtube.com/watch?v=_5kWMeJUzCk

■ 私はチキンです!

私の知っている限り、きちんとしたクライマーは、自分が、臆病者呼ばわりされることを受け入れています。

怖いというのは、当然の感情です。ので、怖い場合は、それを受け入れることがクライマーとして大事です。

大体、俺は怖くないぞーとやらないといけない、というのは、思い込みです。

40mノーピンがいかに簡単でも、危険なものは危険だと分かる感性のほうが大事です。

■ ACの心理学と重なることが多い クライミング界

アダルトチルドレン系の心理学は、もともとはアルコール中毒患者の研究からスタートした、共依存関係の心理学です。

なんで、共依存の心理学が、クライミング界で有効なのだろうか?というと…

奥深いものがありますね…。

日本人は特に、クライミングするということに自尊感情の根拠を求めてしまい、怖いもの知らずの俺=かっこいい俺=自己肯定しやすいということになってしまっているような気がします。

怖いもの知らずの本場、ヨセミテでは、そっち系の人が究極のお手本(=死)を何例も示しているので、その行為の異常さがあまりにも明白なので、それに続く若い人が出ない。

一方、日本では、中途半端です。自分の小さい山で(周囲の人の間で)、10mランナウトより、20mランナウトがすごい、20mより40mがすごい、みたいなミニミニ競争になっています…。

しかし、エルキャップフリーソロの時代に40mランナウトを自慢しても、かなりちんけですよねぇ?

国内を見ても、甲斐駒スーパー赤蜘蛛フリーソロの時代なんですよ? 

5.8とかの40mランナウトで自慢になるんでしょうか?なりませんよね?

まぁ、自慢じゃないんだったら、ただ、怠惰なだけってことになりますが…。

私も小川山では、大ランナウトが核心の”春の戻り雪 3P”で、マルチの練習していましたけど、大ランナウトということを聞いて落ちれないルートだということが分からない初心者時代は、すでに抜けていました。

いまだに古いメンタリティで、小山に登って俺が一番だ!とやる自慢大会に陥っているとしか思えない九州のクライミングルート… 小学生レベルです…(汗)。

そんなのに、うっかり付き合わされないよう、若い人は気を付けましょう☆

こちらでは、古い山岳会に所属していた人は、すべからく、古い感性を身に着けているようで、山岳遭難の温床となる考え方に気が付けていません。

正しい感覚と言うのは、このようなものです。

■ 事例

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先日、シシ渕で滑落事故がありました。
事故当日の天気は登山口まで道路通行規制がかかるほどの土砂降りの雨。夜には多少弱まったものの、未明遅くまで降り続いていました。
滑落者はシシ渕で降雨のためできた水たまりを避けようとし、登山道に設置してる鎖から手を放し、崖側によった際、濡れた岩で足を滑らせ、約8m滑落して全身を強く打って亡くなられました。
登山道のほとんどが岩場の大杉谷は、私たち職員でも雨なら入山を躊躇・中止します。今回、遭難したパーティー(全員の登山経験が浅い)は、周りの忠告を聞き入れず、悪天候・悪路の中へ入山(ー> 周りの忠告を聞き入れず、カットアンカーや大ランナウトのルートへ、敗退準備なしで入山)してしまいました。
今回の事故は、リスク管理ができていなかった事が最大の原因だと考えています。
「大杉谷登山道は中級者以上向けの登山道です。」いただくお問い合わせに対して、いつもこう御案内しています。
・状況・危険を把握・想像する事ができる
・万が一の場合の対処を考えている
・撤退する事も登山計画として考えている
考え方は人それぞれだと思いますが、弊社では上記の様なリスク管理ができている者を中級者と考えます。
何時間もかけてせっかく来たのに、楽しみにしていた登山を中止したくない。気持ちはわかります。ですが、あきらめる事も重要な登山技術の一つと考えます。
(ー>ギリギリボーイズの方は常に敗退想定しています)
しっかりとリスク管理を行い、無謀な登山は絶対にやめてください。
説教臭くなってしまいました。最後になりますが、亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
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九州には、リスク管理が必要なレベル感の困難な山が一個もないので、想像ができないのだと善意に解釈していますが、そう思えば、謙虚になれるはずです。

とはいえ、知っていても、きちんとリスク管理できていない自分を客観視することができない人も知ってはいますが…。そういう人とは、登らない、が唯一の選択肢です。

2023/08/28

人生よ、そう来たか… 心理学×クライミングですっきり

■催眠=変性意識状態=ゾーン&フロー=トランス=パーツ=ペルソナ

その時出している”自分”、一種のトランス状態、ということが分かった。

うまく行かないのは、その時出している”自分”が、おかれた状況や環境にmatchしていないから。

これ以上、納得の答えを得ることはないなーというくらい、納得した。

つまり、

 年下の男性と登る=弟を守る姉ペルソナが、自動発動して、殺されそうになった。

以前、師匠と登っているときは、やんちゃなのは、私のほうで、

  遊びたい盛りの娘ペルソナ、

だったかもしれない(笑)。

■ トラウマの消し方

マルチアウェアネス状態で、フラッシュバックシーンを思い浮かべ、そのシーンがすでに過去であることを、脳や体に理解させる。

人間は一度に複数のことをすると、考えることができなくなる、と言う性質を利用したもの

■ ダブルループ学習

と言う言葉を知って、クライミング界に全く足りていないのは、これだと思った。

詳細はこちら

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「ダブルループ学習」とは、既存の枠組みや前提そのものを疑い、新しい考え方や行動の枠組みを取り込む学習プロセスのこと。 過去の学習や成功体験を通して獲得した考え方や行動の枠組みのうえで問題解決を図る「シングルループ学習」を改善のプロセスとするなら、「ダブルループ学習」は「改革」と言えます。

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40mランナウトで特攻隊=的外れなヒロイズム=俺ってかっこいいを求めるクライミング…

って、”俺の成功体験”にしかならないですよねぇ? 10mより20mがすごい、20mより40mがすごい、って、階段何段飛べる?のレベル感…つまり、誰が見ても幼稚ってことです。

原理的に、クライミングの安全管理としては破綻している。

現代では、ただのバカっぽいクライミングって意味になりますけど。

バカっぽいクライミングが、そんなに価値がある活動のようには、感じられないんですよね。

しかも、そんなので殺されかけたとあっては(笑)。

かっこいいっていうより、

 バカっぽい

です。なんで、

 ”勝手にやればー”

って気分なんですよね。

ゾーンやフローを求めて登っていた甲府時代、アイスクライミング時代とは、まったく違う、ちんけな活動に感じられます。




2023/08/27

首藤さんのスワンレイクリハ すごい筋肉美

首藤康之 Swan Lake2003 リハーサル1

■ ここのところぐんぐん回復中

ここのところ、ぐんぐん回復しているリハビリ。

とはいえ、今日は昨日の海でぐったりしてしまっていたんだが、久しぶりに疲れた遠征でした。姉御浜で、のんびりプカプカ浮いていただけなんですがね…

肩関節を柔らかくしたいなーと思っていたら、ファンだったダンサーの首藤さんの映像が出てきた。

ロッククライマーでも、なかなかいない筋肉美です☆ 

魅せれる体ってこれくらいのことを言うんだよ~って感じかな?!プロのダンサーと比較したらクライマーがかわいそうなのかもしれませんが…

私が、並みの上裸では、まぁ素敵な殿方…ってならない理由が分かっていただけたでしょうか(笑)?

2023/08/23

【クライミングエシック】けつを歩いてくれる先輩は良い先輩だが、40mノーピンを新人にリードさせる先輩は悪い先輩です

 クライミングの初期のころ、

  けつを歩いてくれる先輩が良い先輩だ、

という指導を受けました。

大体山からスタートした人は、トップを登る(リード)が好きなもの、だからです。なんせ一人で山に行っちゃうくらいってことなんで。

しかし、同時に

  嫌がっている人にリードを無理強いしてはならない

というのも教わりました。 この2番目のは、大体は守られていません(笑)。

■ 初心者に何を登らせていいのか、分かっていない指導者が死亡事故を作る

一般にクライミングの初心者が、

 自分が何を分かっていないのか、分かっていない

っていうのは、大体許されます。どこの世界でも、初心者ってそんなもんだからです。

しかし、

 会を率いていたり、開拓者名簿に名を連ねるような人

が、昨今では

 分かっていないことが分かっていない、

ということが、九州に来てわかりました。

そのため、本来初心者が取りつくべきでないところに、「〇〇さん、ここを登ったら?」と取りつかせている。そのため、事故が減らないってことなんですね。

もう、これ、世紀末的症状ですね…。

私は師匠の青ちゃんとは、クラックのリードをめぐっては喧嘩しましたが、それは、私に危険なことを無理強いしようとしたからです。そのような喧嘩ができる心理土台(信頼関係)が、彼との間にはすでに築かれていました。ですので、喧嘩ができる。

つまり、上下関係はなかったということですね。格下の私が自己主張して、自分の身は自分で守るということをできていたわけなので。

■ 境界線の侵略=怒り

怒りというのは、個人の境界線を侵されたときに沸き起こるもの、です。

境界線侵略の最たるものは?

 殺されるー

です。命は一個で代えが効きません。その場合に、正常な怒りが必要です。

九州では、単純に、

40mノーピンを新人に勧めるということが、殺人に匹敵する境界線の侵略だという自己認識がない

のでしょう…。

クライミングは、いい加減な気持ちで取り組めば、死に至ることがある活動だ、という自覚がないのか?

それとも、それは知っていて、自分が危険に陥りたくないために、右も左も分からない新人にリードさせたいのでしょうか?それなら、なおのこと、たちが悪いですね。

自分にはもうリードする能力がない、だから、誰かやって…というのは、年をとればだれでもありますから、それは許されるのではないかと思いますが、それなら、普通に”お願い”すればいいだけです。

■ 「〇〇さんなら登れる」のおだてに弱い人は要注意

良く使われる話法が、「〇〇さんなら登れる」です。

おだてに弱い人は用心しましょう。

実は、おだてに弱い=自尊心が低い、という心理法則があります。

あまりうがった見方をする必要もありませんが、大ランナウトしたルートでリードクライミングがこなせるかどうか?というのは、

  属人的スキルではなく、登攀力のゆとりの量次第

です。誰であるか?は関係がありません。

つまり、5.6は、5.10aが登れる人は、まず落ちません。(その5.6のレーティングが正しい前提で)

5.9を安全安心に登れる登攀力のゆとりは、5.12です。(日本のルートの5.9には、5.2~5.12以上の全部が含まれるからです)

これが、あなたなら登れる、と言われてしまうと、”俺”が登れて、”俺”がすごいという属人的スキルのことだ、と言う風に勘違いしてしまう人が現れます。気を付けましょう。

そうでないと、ただフォローで安全安心に登りたい人に、利用されてしまいます。

■ 現代の若者 5.12は普通

現代の若者は利用されがちです。

現代の若い人は、昔、5.9の外岩を登るために必要十分のスキルのゆとりだとされた、5.12は、すぐに登れてしまいます。ので、ほだされてリードに進むと思いますが、リード能力には、登攀力だけではない、ほかの能力が、いります。

他の能力って?そこのところをきちんと説明できる、言語化できる年配の指導者には、私は会ったことがありません。

最初の師匠は易しいルートに連れ出して、私に盗ませようとしていました。二番目の師匠は、セカンドで登りながら、観察によって盗ませようとしていました。これが王道のようです。

この王道は、鈍い人だと、ただ楽しー!だけで終わってしまって、何にも学ばないです…師匠が作った支点を見て、見て盗むって、余裕がない人にはできないわけです。

■ 日本にはロッククライミングの指導者マニュアルも資格もない

海外ではきちんとロッククライミングの指導者向け講習があるようですが、日本では、日本フリークライミングインストラクター協会の資格取得以外は、

指導者になるための学習カリキュラムがない

です。

結果、この資格を持たない人、山岳会で年齢が上だから、前からいるから、と言う理由だけで後輩にクライミングを教えることになってしまうのが、日本の現実です。

これは、言うまでもないですが、うまく行っていない現状です。これまで通りのことをやり続ける限り、この現状は変わらないでしょう。

■ 若者は利用されがち

自分はもう年を取ってリスクを取りたくない、つまり、リードでは登りたくない、登れる若者を利用したいと思う人がいた場合、たぶん、ビレイで自分に依存するように仕向けてくるでしょう。

  「僕、〇〇さんのビレイでしか登る気になりません」

みたいなのが、期待となるはずです。

私の提案は、年配の人は自分が登れるようなところを登ったらどうですか?ということです。アドレナリンジャンキーになっており、易しいところでは萌えないのかもしれませんが。

■ 一般的には、クライマーは、リードを覚えるより先に、ビレイを覚えるほうが先決です

自分の命を守るのが先か?人の命を守るのが先か?みたいな卵と鶏の関係ですが、ビレイができないクライマーと登りたいクライマーはいない訳なので、ビレイが先だと私は思います。

そして、ぎりぎりのリードをしている人のビレイをしなくては、ビレイは身に付きません。

こちらのユージさんの登攀では、ぎりぎりのリードで、ユージさんがビレイに守られている状況を見ることができます。

https://allnevery.blogspot.com/2023/08/yuji-hirayama.html

フリークライミングで必要なのは、このような登攀のビレイで、落ちないアルパインのルートでロープの端っこを持っているだけのビレイではありません。

9割以上落ちているのがフリークライミングなんですよ? RPでグレードを上げるっていうのはそういうことです。

■ 古いクライマーのビレイが悪い事情

アルパインクライミング、ましてや、アルパインが全部エイドクライミングだったころのクライマーができるビレイと言うのは、

 落ちないクライマーのロープの端っこを持っているだけのビレイ

です。古いクライマーは人工壁での落ちるクライミングをしていない人が多く、また、していたとしても、自分の古いビレイスタイルが、全く不十分なビレイだと分かっていない人が大多数です。

壁から、2mも3mも離れたビレイをしています。指摘しても、言うこと聞かないです(笑)、それは確かに人工壁では、びったんこビレイをしても、ビレイヤー本人には痛くもかゆくもないからです。なんせロープに衝撃きません(笑)。それ自体が間違ったビレイの証なんですが。俺はこれで40年安全に登ってきた、と言い返してきます。

それは、本人が、リスクをビレイされている側に転嫁してきたってだけです。我慢しているのは、ビレイされているクライマー側です。

まとめると、ビレイヤー側の無自覚、クライマー側の我慢がセット販売になっています。

父子で登っていたりすると、子供の側は父親のビレイがまずいビレイだとなかなか気づけないです。機能不全家族と同じですね。山岳会でも同じです。

■ 5.9で落ちたクライマーを馬鹿にするクライマー

山梨にいたころ、同じ山岳会にいた女性クライマーで、国体にも出た若い人が、外岩5.9で落ちていたんですが…

フリークライミングで、5.13が登れるという人に、えらいバカにされていました。

私は?というと・・・ 

 その人が落ちた5.9って、ほんとにナインなのかなぁ…

と思っていました。私は行ったことがないルートだから、分かりませんが。これが正しい認知だと思います。

だって、その人、山梨代表で国体に出たほど、クライミング上手なんですよ?それで落ちる場所って…ナインじゃない可能性のほうが高いんじゃ?

外岩5.13だと、その外岩の5.13は評価が確立している5.13ではなく、もしかしたら、お買い得品の可能性もあります。

■ グレードが正しいというのが、そもそも幻想です

アイスクライミングでは、グレードはその年の氷り具合によって変わりますので、グレードを意識しながら登ります。

「今年は6級やなー」とか、「もうみんなに登られすぎて段々ついているから、トポは5級だけど今なら4級」とかです。

つまり、自分の中でグレードを判定する内的基準を自分で作っていく作業が、グレーディングです。

逆に、人工壁だと、グレードが正しいという前提で登ります。ピンクが6級、黄色が7級とかそういう感じです。なので、赤=2級を登っていると、ふんふん!と鼻に掛けたりする人もいます。

しかし、外岩になると、

 課題に与えられているグレードがあっている、という前提は全く危険

です。

外岩に出る人が、無意識で信じているのは、外岩のグレードが正しいっていう誤解です。

外岩のグレーディングは、比較的正しいのは、UIAA4級まで、です。登攀グレードである、5クラス以上は、5.7易しい、5.8やや易しい、5.9=5.15まで全部含まれる、みたいなことになっています。

したがって、普段、5.9がすいすい登れる人が、普通にとりつくと、5.12が途中で出てきますので、当然ですが、登れなくなります。

外のルート、現状では、マルチピッチは易しいところほど、昔のアルパインルート(エイド)の置き替えボルトなので、グレードがあっていない率が高く危険です。

くだんの、5.13の彼は、最初から高い登攀グレードのところしか登らないでいたのでしょう。

 高い登攀グレードのところ=ピン間隔が狭く命がけには全くならない

です。特にショート、つまりゲレンデではそうです。ルートでも同じなんではないですかね?

つまり、高難度ルートだと命がけはないので、5.9くらい登れよ、と発言している人は、その内容を実は分かっていないかもしれませんね? 

あなたなら、難しくて命の危険がゼロのルートを登る人と、易しいけど命の危険があるところを登る人、どっちになりたいです?

どっちが勇気ある人か?っていう天秤にかけると後者になりますが、勇気ある人の称号を得るために命がけになって死んでしまって、

 いや~今世もいい命の使い方したなーっ

て思います? 

実際死んでしまった人はどう思ったんでしょう…

山梨時代も、三つ峠で取るべきセルフを易しいからと言って取らず、落ちて死んだ人や、アイスクライミングのパートナーが見つからず、冬の富士山に行ってしまって死んだ人がいましたが、ああいう人たちは、自分が精いっぱい生き切ったと思って死んでいるんでしょうかね?

九州なら、根子岳に登って死んだ人とか。

私には、愚かな死としか思えませんが。

話がそれましたが、九州の指導者は、フリークライミングによるロッククライミングが、分かっていない可能性が濃厚だ、という話題でした。







2023/08/21

【二子山】 YUJI HIRAYAMA 新ルートへの挑戦

ユージさんの動画が出ていた☆  

普通に優れた人の登攀の様子に同席していないことが、たぶん、現代の普通のクライマーの、超へんてこりんな登攀スタイルにつながっているんじゃないですかね?



【リーダーシップ】リーダーシップ不在&ビジョン不在

■ 問題を抱えた集団がとる行動について解説(リーダーとグループ)#心理

これが、日本のクライミング界に起きていることなんじゃないかね?

■ 誰が日本のリーダーか?

最近、ナショナルジオグラフィーがジミー・チンからの招待でインタビューに答えていましたが…

結局のところ、現代日本クライミングで、海外から認知されるきちんとしたクライマーって

 ユージさんとユースケさんで決まり

なんじゃないですかね…? 山野井さんは別格で。

お二人が、ロッククライミングの指導者向けマニュアル…どういう風に指導するのが良いか…という指南書を書いてくれたら、全国の指導者が助かりそうです。

■ 山岳総合センターの教え方

山岳総合センターの教え方は、伝統路線です。

1)まず、講習会に参加するのに、雪をやっていない人は入れません。

つまり、自分で雪の山をある程度(八ヶ岳なら、ピッケルがいらない山のうち、最高のもの…天狗、等)をすでに登っていないと、参加すらできません。山歴を最初に提出します。

雪の山のテント泊、計画の立て方、衣類など、大体のことは、すでに一人で出てきている人が対象です。

ここが、一般の山岳会とは、全く話が違います。山岳会は誰でも入れすぎるので、依存的な人が来てしまいます。

2)雪訓がスタート

開校式の日にギアの説明があり、生徒はそれを全部揃えるように指示があります。持ってこないと講習にならない。ATCや細引き、ヘルメット、ピッケルなどです。人によっては冬山用の大型ザックも必要です。ロープは共同装備ということで貸出です。

九州の人は、山が小さいので、大型ザック&パッキングの技が身につかないですよねぇ…。 私はこの時点で、5,6泊の無雪期テント泊縦走は、単独でやっていました。

さて 講習は、懸垂下降からです。私は全くクライミングを通過せず、いきなりリーダー講習だったので、初めての懸垂下降は雪上でした。雪上の後、人工壁から17m降りるというのをやりましたが、こっちのほうが怖かったです。

二度目はGWの雪訓で、これは、ビバーク訓練を兼ねています。生徒は、遭難時のビバークを講習会の中で経験します。ビバーク適地の指導もあります。例えば、雪の上より、枯葉の中のほうがあったかいとか。講師とテント泊しますので、そこでいろいろと理解が深まります。

つまり、雪を経由していないアウトドアクライマーというのは、山岳総合センターの教育システムの中ではありえない、ということになります。

となると九州では誰も入れないですね…

3)沢での危急時講習

その後は、自覚も深まったことだし、各自、研鑽してねーということで野に放たれます(笑)。この時点で、班分けで上のほうの人は、北岳バットレス四尾根にソロイストを用いてソロで行っていましたが、私は大町の人工壁で、3mしか登れなかったのがトップアウトできるようになり、拍手喝さいを受けていました(笑)。つまり、それくらいばらつきがあるということです。このころはエッジというクライミングジムに通っていました。甲府から3時間かけて大町まで通っていました。

夏に危急時と称して、沢での講習があります。これは完全にレスキュー講習です。斜張りなどまでやります。ツエルト泊になるので、習った技はすぐ使えます。初めてのハーケンもここで打ちます。

これは安全上の理由ともはやハーケンを打つ、打ってもよいルートが日本アルプスに存在しないというか、沢くらいしか打てるところ、ないためです。当然ですが、ハーケンを打ったら回収です。このころは、私は打てるリスと打った時の音を効いたか効いていないか、見分けるということにひと夏ささげた感じです。

これをやっていたおかげで、自分のリードで初めての沢に行ったとき、登れると思った滝が登れず敗退したんですが、ちゃんとハーケンが打てたので降りれました。簡単そうだと思ったけど、近づいたらコケでぬめぬめだったんです。技術が身を助けた事例です。

ハーケンを打たせるか、カムでプロテクションを取らせるか?講師間で議論があったのではないかと思います。

余談ですが、沢では、ATCではなく8環です。双方向にすぐ流せるからで、一方向しか流れないATCで滝の中で確保されてしまうと、水流に釘づけにされることになり、溺死リスクが高まります。ゴルジュなどは流されたほうがむしろ安全です。(ライフジャケット着ておく)

4)合宿
冬になると合宿が企画されます。これは、班のレベルによって、内容はまちまちです。担当講師が、その班のレベルにあった内容を提案する感じです。

以前、山岳会の先輩が、「登れるところを登ります」と恥ずかしそうに言っていましたが、それは、講習会でも同じです。ケガや命がかかるようなチャレンジは、すでに登れるところは登りつくした人がやるものです。

たぶん、この辺の考え方も、山の世界では伝え損ねられており、登れるところを登りつくして、さらに実力をアップさせるためにやるのではなく、実力があるように見せかけるために一発逆転のお買い得ルートを登る、というあさましいやり方が、今のクライマーのやり方になっているので…。

これは競技人口が少ない今が参入チャンスという考え方にも表れています。例えばスピードとか。 

アルパインやマルチでは、下手したら敗退したルートですら、行った、登れた、ということになっているようです。

そうなると、同じAというルート名を聞いても、意味する実力がだいぶ違うということになっています。なので詳しくどのように登ったかを聞き取りしないと真の力は分かりません。

こうしたことがなぜ起きるのか?というと…

ルートをどうやって選んでいるか?というリーダーの姿を見たことがないクライマーは、自らにも正しく実力に合ったルートを選ぶ能力がないかもしれません。勢い、ジムでいつも会うあいつがAを登れるのなら、俺だって!となります。

というので、私が川俣尾根に行ったら、別の会で川俣尾根に行って「さすが〇〇さん」と言われていた方がいた…ということがありました。その方に川俣尾根を教えたのは私でした。

川俣尾根ほどマイナーなルートでなくても、誰かがヤマレコに明神主稜を上げたら、みんなが明神主稜に行く、など、そういうことが起こっています。それで準備不測の人がルートへ出てしまいます。

あれは、日本登山体系を読んだり、山の地域研究と言われるもの…一つの山のすべての谷と尾根を歩きつくす…が不足しているために起こる現象のようです。

また、合宿をすることで、山ヤの実力と言うのは、大体明らかになります。ごっついシュラフを持ってきている人=実力低め。過保護タイプ。です。大体いらないもの、みんないっぱい持ってきます。

ちなみにフリークライミングは、車でギアを運ぶので、いらないものを持って行っても余裕です(笑)。椅子とかテーブルまで出してくるクライマーは、結構、普通にいます。

5)目標ルート

一応山岳総合センターでは、目標到達度、と言うのを定めています。

縦走コースでは、積雪期八ヶ岳の全山縦走です。登攀コースでは赤岳主稜のリード。

現実問題として、誰も八ヶ岳の全山縦走に申し込む人はいませんでした(笑)。私とあと一人くらいしかいなかったので、教える都合で、登攀コースになりましたが、登攀の仕方を教わることは、あんまりなく、センターでも見て盗む系です。

担当の村上講師が、私を連れてリードしてくれたので、私はその時リードを覚えました。

その後、冬に突入して、私は保科さんのところで会ったクライマーと小滝とか登って遊んでいました。ので、けっこう危ない目にも合っています。が、周囲のクライマーたちが用心してみていてくれた気がします。アルパイン出身のクライマーは大体が、体重が重く、登攀は得意でない人が多いですし、私が小柄で軽いので、ビレイで私のほうが危険になります。

■ 後日談 会も教え方が分からない

と言うような状況だったので、山岳会の門をたたいた時には、すでに私はいろいろ知っている側でした。

なので、先輩たちは、どちらかというと、私と相方がルートに出るためのサポートをしてくれるという感じでした。例えば、前穂北尾根です。

先輩たちは、どうやって新人さんに、

 山には地図をもっていかないといけないんだよー

ということを教えるか?悩んでいるようでした。そもそも、地図が読むつもりがない人ばっかりが会に来るので、会の指導者層のほうは、丸抱えでしんどい、みたいなことになっています。

これは、日本の山岳業界が、
 
 読図知識を教える代わりに、道標を整備したため

ではないかと思います。安きに流れた、ということですね。

最初のところで躓いているので、ステップアップしても、永遠に課題になる感じですね。

■ フリークライミングの教え方

縦走→読図→雪→沢→アイス→岩→フリーというのが、たぶん、昔の習得の流れなのですが…

これをやる人って今時いるの?くらいの希少人種です。

現代のクライマーは、

インドアクライミングジム → ボルダリング→ リード → 外岩 → マルチ → ヨセミテ(ビッグウォール=エイド)

という謎のステップアップになっています。技術的根拠があんまりないんですよね、昔のステップアップ法と違って。

というのは、縦走をしていれば、読図はするので、雪の準備になり、体力もつきます。前のステップが、あとのステップの準備になっているというのが昔の山の学び方なんですが…
今の在り方はどこでも、ぜんぜん準備にならないんですよね。

つまり、歩きの要素は最初からゼロです。登攀のグレーディングだけ、つまり、突破力だけが突出して優れている、ということです。

現に、2段が登れても、30分も歩けないクライマーとか存在します。

アウトドアの要素が、ハイキングレベルの山の段階からすでに欠如しているので、外岩に進んだ時点でのカルチャーショックと言うか、常識の差が、ものすごく大きい、ということになります。

昔流のやり方で教わっている人は、落は落とさないように歩く、とか、落石物が通りやすい真ん中を通らないとか、すでに習得している段階で岩デビューです。

私も、クライミングシューズはもっていないのに、アイゼントレの岩登りはしたことがあり、岩場を初めてリードしたときは、アイゼンで登れたんだからクライミングシューズなら当然楽勝のはず、と唱えつつ登りました。

というので、

アウトドアへ出るための準備が不足しているにもかかわらず、登攀力自体はある

ということになると思われます。ひろゆきに、クライマーは山には登らない人たちなんですよ、と言われるわけですね。

そのような現代クライマーに向けて、どうクライミング、特に外のルートに起こりうるリスクを教えていいのか?どのような導入が、現代の人に受け取りやすいのか?というのは、
全世界レベルでまだ解明されていない

ことのような気がします。というのは、アメリカの事故報告書でも、5.13が登れるというクライマーがヨセミテのトラッドルートで落ちて死んでる、なんて載っているからです。

■ ボルトルートの後は、スラブではなく、トラッドを教える

たぶん、現代の一般的なフリークライミングの入門コースは、スラブと決まっていると思いますが… 

問題は日本のスラブは大ランナウトで、落ちれないということです。40mノーピンとか、初心者に登らさせられますか?できませんよね?

しかも、ジム上がりのクライマーだと、どうしても、色のついたホールドを追いかける癖がついています。

つまり、ルートファインディング力ゼロ です。

ルーファイは、経験がいります。岩登りで最もルーファイが楽なのが、クラックで、基本的にはクラックをたどればよろしいです。

それより先にボルトを追いかけるクライミングを覚えてしまうと…山でリードできないです。よくあるフリーしかやっていないクライマーの問題点は、支点がないところ、取れないところに、直上して行ってしまうってものです。なまじ登れるから、ルートファインディングしないで、まっすぐ登っちゃうのです。

これは、クライミングの喜びにも通じる重要な観点で、クライミングの面白さの半分くらいは、登れそうと思ったところが本当かどうか?みたいな点になります。

トラッドから登れば、まぁ今社会問題になっている、古いボルトは課題にならないので、とりあえず問題を先送りすることもできます。

とはいえ、トラッドは、岩場があるかないか、が問題で、各地にクラックがあるとは限らないという問題がありますが…。

たぶん、ジム上がりクライマーをどう外岩で安全に登れるクライマーに仕立てるか?というのはノウハウがまだたまっていない分野なのではないしょうか?

私が蓄積したノウハウは…以下です。

 ・敗退を学ばないで岩場に来る
 ・懸垂下降を知らない
 ・自己確保での登りを知らない
 ・エイドを知らない
 ・ロープの種類や使い方区別がついていない 例:濡らしてはいけない
 ・長ぬん使用法を教わっていない
 ・ビレイがおろそか
 ・ルートファインディングがおろそか
 ・ロープドラッグですぐ登れなくなる人が多い
 ・落があるところにピクニックシートを広げてしまう
 ・ボルトを無批判に受け入れる
 ・ボルトの間隔を無批判に受け入れる 人工壁と同じ感覚で取りつく
 ・グレードと課題の困難度が一致すると思っている
 ・ヘルメットの軽視
 ・ビレイが分かっていない 人工壁の落とすビレイと同じだと思っている
 ・体重差を理解していない
 ・体力差を理解していない 新人=18歳男性 の前提が消えていない
 ・すぐにデッドで取る
 ・車がない
 ・運転免許がない
 ・コーチにビレイしてもらって当然だと思っている
 ・自分はビレイがきちんとできない
 ・登る以外の登攀の価値を理解できない 登れさえしたら何もできなくてよいと教わる
 ・自分自身のミスに気が付くことができない
 ・エイドクライミングとフリークライミングの違いが学習されていないのでチョークに頼る
 ・スタイルの教育がないので、分からなかったらすぐ動画を見る
 ・すぐ落ちて腕力をセーブしようとする
 ・マルチピッチのトポを見て、ロープの計画立てることができない
 ・トポを見て、必要なギアを計算することができない
 ・スムーズにいかなかった場合を想定して、計画を立てることができない 例:ロープアップされない








2023/08/20

【九州現状】 指導者が無謀な登攀を指導しているという実態

■ 私は、白亜スラブの登攀及び岸良で何を学んだか?

私は、クライミングで

 赤ん坊のころに父親にプールに落とされたトラウマがフラッシュバック

でよみがえるようになってしまったんですが… それは、

  岸良と白亜スラブ

での相方の行動が紐づいたものでした…  (父の無能=相方の無能。本来信頼できるはずの対象が信頼できない。それだけでなく自分に危害を加えてくる) 

■ 男性クライマーのある種の人には、正常な判断力そのものがない

長いこと、クライミングで、無謀な行為(例:5.11がジムで登れるから北岳バットレス四尾根)は、

  知識が不足しているため (=教育が不足しているため)

と思ってきました。が、それは白亜スラブで否定されました。そうじゃなくて、

 クライミングを自己顕示欲のために行う、それが当然だ、というホモセクシャリティーのため

です。

益田ドクター動画: https://www.youtube.com/watch?v=7FBYoRK2TQ4 で医師がホモセクシャルについて九州を指摘しています。

深層心理的に言えば、男らしさに自信がない人がそういう登攀を行っているわけです。

■ 算数ができないクライマーだった相方 & それを見落としてしまう経験者

白亜スラブは、50mのロープ1本で登っているのに、25mと35mのピッチを連結してしまった相方の、事後のセリフが「60mがやっぱり使える」でした…(アホちゃうか)。

全く的外れ。

これは私が的外れと思うだけでなく、世界のユースケと登っている人がそう思うのです。

25+35はたしかに60ですが、ピッチを連結して、登れると思うのは、確保に必要なロープ長を計算していませんね。

問題は、その後の会話で、全く反省を促さず、グレードだけで登れる登れないを判断し、さらに上級のルートを勧める指導者がいました。

こちらが会話です。

当方:「白亜スラブ、出だしもピンが遠~くに1個。2個目もトラバースだから実質ノープロと一緒。落ちたら8~10m落下で地面。2P目は楽そうでしたが、離陸で、岩がはがれちゃった。3P目は、2P目で半分以上ロープ出たので、敗退できないため、行きましたが、右に言っても左に行ってもRCCしかないので、フレークがあるから落ちないから大丈夫という発想でボルト打ってる感じで、かなりグレードにゆとりがないとオンサイトだから大変そうでした。敗退はない、というので、行くんですけど…。

3P目の11のクラック核心部のほうが楽しそうだった。しかし、これはアンカーが見つからなかったようで解除の前に、50mロープがいっぱいになってしまいました。

ロープがいっぱいなので、少しビレイヤーが上がって出してやってから、登りだしましたが、意思疎通が悪かったので、登ってもロープがたるんだままだった(ロープアップされず)ので、残念賞。やっぱりあきらめてユマールしました。ロープのたるみがなくならないとセカンドでも、落ちたら、今立ってるところに当たりますよねぇ…?

ロープクランプをつけてフリーで登ればいいんですが、ユマールしか持っていなかったので。着いたら、アンカーが見つからなかったらしくて、ペツル一点に二人ともぶら下がっていました。

あと4mだったので、たぶん、切るところが違ったんだろうなとは思いますが、登っている最中にそれらしきところ、なかったんですよね。ので、うーむ。

船井ルートは、この感触から言うと、きっと難しすぎるだろうなぁと思いました。」

Aさん(指導者)
「あらあら、11のピッチの終了点が見つからずに通り過ぎたのですね。トポの通り、35mくらいであるはずです。それを越えてしまうと声が通りませんね。終了点は結構分かり易いと思ったのですが… 橋井ルート、Bさんなら大丈夫ではないでしょうか?」

Bさん(相方リードした人)

「11のピッチじゃないですよ〜 終了点逃して4p5pを繋げた形になりましたが、あと3mあれば終了でした。60ロープがやっぱり使える。50は、後悔する事が多いですね。橋井ルートやってみます!薄かぶりで楽しそう!」

このやり取りを見て、おかしさに気が付ける人は、そうそういないのではないでしょうか?

指導者のほうも、きちんとリードできていないリードクライマーを指導することができていない。ちなみにこのリードは、

・そもそも、敗退なしのロープ配分で行くだけの能力がない

・トポを見て、必要なロープの計画を立てるだけの能力がない

・カム配置が悪くてロープスタック

・終了点を見落としてロープが足りなくなる

というセカンドの私が、

 ・ロープアップされなくても自己確保で登ってきてくれる

 ・ロープいっぱいというコールが届かなくても、少し上がってコンテになりつつもロープを出してくれる

 ・パニック体質でない

というどっちかというとセカンドが連れて行ってやっている系でした。普通の技術の人なら、ロープアップされない時点でフリーズして終わりです。(下手に技術を出さず、フリーズしたほうが良かったと今では思っている)

■ そもそもまともなリードができていない人に、さらにレベルアップを勧める指導者

が、私が言いたいポイントは、今回はそこではなく、

 指導者の側も、きちんとリードできていない登攀をそうと気が付く能力がなく、ロープの保険がない無謀と言える登攀を推進してしまっている

ということです。これでは、まともなクライミング教育が広がるはずがありません。そもそも指導者が指導ができていないわけですから。

それはなぜか?

指導者も、グレードだけをルートに行く能力の判断基準にしているから。です。

■ つまるところ指導者への指導が欠けているもの

山岳総合センターの指導者たちは、何をどう教えるか?について喧々諤々の議論をしたそうです。

長野の会で、ツヨツヨクライマーが集う、CMCという会がありますが、山行計画にダメ出ししてくれます。

私は、山梨では3つ、福岡でも4つほど会を知っていますが、

 どの会も、登山者のレベルに即した適切なルートを選ぶ能力に欠けている

ように思われました。そもそも、指導者が適切な指導ができるレベル感にいません。

特にアウトドアのルートについてはそうです。

■ 正しい指導者像


これは当時のやり取りですが、下の指導者像が正しい指導者像です。

初心者は、プロテクションがしっかりしたところを登るべき

です。

真ん中の回答しているのは私ですが、Ⅳ級ノーピンの広滝スラブを登るように言われ、小川山の経験値と比較して登れるだろうと返答しています。グレードを見ればわかりますが、5.8、5.10レベルです。つまり、

 初心者に40mノーピンを平気で勧めてしまっている

ということです。

 自分の子供にこのようなことをさせますか?

 おかしいですね、当然。

これは、もし仮に、この初心者が落ちて死んだ場合は、殺人罪と言ってもいいかもしれません。ところが、この指導者にはそのような

 自覚自体

がありません。つまり、無自覚に事故、事故だけならまだしも、殺人に至るようなことを他者に推奨してしまっているということです。

まさに、私の父が、赤ちゃんの娘である私をプールに突き落としたのと同じようなことです。

■ 無自覚に死亡事故が起こしてしまうような精神状態は、どのような状態か?

無意識的無能

という状態です。NLPという心理療法で学習項目として出てきます。

ーーーーーーーーーーーーGoogle

無意識無能とはどういうことでしょうか?

1.無意識的無能(知らないしできない)

この段階では仕事において自分に何がどの程度不足しているのか気付いていない、つまり「知らない」ということを「知らない」ことになります。 改善が必要な点や学ぶべきことも気付いていない状態なので、この段階が最も深刻な状態です。2022/12/19

ーーーーーーーーーーーー

簡単に言うと

 分かっていないことが分かっていない

という状態です。ほとんどのクライマー男性はこれです。クライミングのテキストはたくさんン出ていますが、かれらはそもそも、文字を読みません。

■ 新人だけでなく指導者も、自分が分かっていないことが分かっていない

つまるところ、

 新人クライマーだけでなく、九州では指導者も分かっていないことが分かっていない

ということのデータ取得ができた、というのが私の九州での経験のまとめです。

この人一人ではなく、米澤さんと樋口先生以外は、お会いしたほとんど全員の指導者が分かっていない指導者でした。特に福岡ではひどいです。鹿児島などのほうが良いのではと思います。

指導者が分かっていないから、無謀なクライミングが称賛され、異様なランナウトで、自己顕示するクライミングがクライミングの本質であるという誤解が解けないわけです。

40年前ですら、とっくに古くなっていたと思える内容を信じて、そして、それを後輩に広めているのですから、九州で事故が減らないのは、当然のことです。

私の相方のようにそれが好きでやるならともかく、私みたいな人は、ほとんど騙されたと同じことになってしまいます。

■ 同調圧力=洗脳 ということが多い

日本国では、

  洗脳

が、一般的に行われています。同調圧力がその洗脳に使われることが多いわけですが…。

自分の頭で考えましょう☆

時間がたとえかかったとしてもです。


2023/08/19

【ライフスタイルジョブ】登山家&サーファー

 生き方としてやっている仕事のことをライフスタイルジョブと呼びます。

この中に”クライマー”がないのが、残念ですなぁ… サーファーはあるので、サーフィンにおけるほうが、クライミングにおけるよりライフスタイルとしては確立しています。

つまり、サーファーをお手本にすれば、クライマーは大体方角的にはあっているってことです。サーファー移住で流行っている町とかありますよね。

あれのクライミングバージョンが必要なものです。


2023/08/18

【再掲】こりごりのクライミング

2019年2月の再掲です。

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■プロテクションが1個しかないピッチ…

今日は残念ながら宇土内谷はまったく氷なしでした。

仕方なく、昨日の比叡のルートがメインの活動になりましたが…驚いたことがありました。また知見が広がった。

登攀力にゆとりがあったので、勉強にはなったけど、分類すると、ひどい目に合った系な感じ(笑)

1)山頂に上り詰めて別ルートを下降するルート(つまりゲレンデではない)のに、山行計画書がない。つまりギアの指定もなく、ロープの采配もない… ので、計画者の意図が分からず適切な装備の準備ができない…

2)岩場につくと、装備指定がない=ゲレンデ だと思っていたら、ザックを担いで登らないといけないアルパインルートでした…。ならアタックザックを持っていったのに…。

3)しかも、オンサイトだからとリードを勧められ、仕方ないなーこれで断ったら一生言われるなーと思い、リードしたのですが、ザックを最適化していかなかったので、重い。

通常、リードクライマーはザックなしで、セカンドがリードする人の分を担ぐというのが普通だとこれまで学習していました…が、リードする人もザックを担ぐのです。え?! 聞いていないよと思いました。それだったら、アタックザックを持っていったのに…大変重かった。

4)リードしたら、2ピッチ目は30mくらいでしたが1本しかプロテクションがないピッチがありました…いくら易しくても、そんなのでは、まったく命がけの一か八かの登攀になってしまいます。

3)しかも、そのピッチ、カムでプロテクションを取る場所はいっぱいありました。しかし、カムはトポには書いてないし…

5)3P目で、案の定、私の登攀力では、ピンが遠く、スティッククリップで掛けても遠く、スタンスもホールドもリーチが遠すぎて出ない箇所がでてしまいました。これは…というので、そこでリード交代

6)4P目はあきらかに実力を超えるピッチでした。

7)このルートを勧められたのは、私が5.10cがRPで、5.10Aのオンサイトを取りだめ中で、5.10bだったらオンサイト出来る課題もあると、事前に自己申告したせいだそうです。ここを登れる人は、5.10cは登れないのだそうです。

8)グレードは言わないほうがいいと言われました‥‥しかし、グレードを目安にしないなら、何を目安にするんでしょう?

9)いかにも経験が20年くらいありそうな人が、グレードを聞いたら、「5.6とか」と言いました…後で聞いたら、野岳の11をレッドポイントしたそうです。????

10)私が見る限り、グレードを目安にするのは合っていそうでした…私が登れなかったところをその方は登れたからです。

11)とにかく、????マークが一杯のクライミングでした。

私は、

「取れるところで取らないプロテクションはかっこ悪い」

「山に一か八かはない」

と教わったんですが、なんだか、真反対な感じでした。

・プロテクションを取るのはかっこ悪い、

・山では一か八かを楽しむ

という山で、なんというか、こりごりした、というのが正直なところかもしれません。

私は初めて組む人を連れて行くのには責任があるので、このような雑なことはしないからです。

どうも、試してダメ出ししてやるって感じな、嫌な感じでした。

しかも、トップを変わってくれた指導者クラスの方、今日、マルチで墜落されていました…

うーん…なんかかなり、ギリギリ路線かも…

命がけを楽しむ、というか命を粗末にする活動という気がして、なんか納得感がない…

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すでに残置があるルートはアルパイン的性格ではあるがアルパインではない

例えば、比叡のルートとか…ボルトルートだが、あんなランナウトしてボルトの意味がないルートをスポートルートと言うことはできない。

しかし、ちゃんとしたアルパインのルートというのは、基本的に残置が期待できないもので、立木や灌木、雪、その他自然物で支点を取るもので、ハーケンとハンマーを持っていくほか、カムなどを持っていく…

が九州には、ランナウトしたボルトルートはあるが、ハーケンとハンマーのルートはない。カムのルートはあるが、残置無視というルートであり、ボルトルートを残置を用いないで登るということなので、だとすれば、アルパインのルートとは言いづらい…

未知のリスクに対応する力を楽しむのが、アルパインの愉しみだからなんだが…

イケイケ自慢が気になる九州ではあるが…実際のところは、カラビナにじか掛けしていいよ~とか、ホントはないんだけどズルでボルト打っといてあげたよ~とか、外の岩なのに人工ホールドつけておくね~とか、リードしやすいようにぬん掛けしてあげるよ~とか、そんな感じで、どっちかというと、これは

過保護

という現象なんではないか?と思うんだが…。ギアもロープも丸抱えで連れて行って、ロープワーク何も知らないのに、フォローにするとか…。5.12登れるのにフォローしかできないクライマーをありがたがって作るのは、要するにリード技術やレスキュー技術を教えないことで、

囲い込み

たいからなのかなぁ…。動機がよく分かりませんが、起きていることは、こんなことです。

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福岡で最も伝統的な山岳会
にも一時的に所属してみましたが、やはりだめでした。理由は…
・冬合宿が燕岳。燕山荘宿泊でないのがせめてもの救いですが、燕岳って…。雪2年目くらいの一般登山者の時に終わった山ですけど。まぁもう一回行ってもいいですけど、わざわざ九州から行くに値する山とは思えないです。せめて、蝶くらいは。
・夏合宿の本番ルートが、明神主稜…って(汗)。会に見切りをつけたとき、自分で登れる山として選んで、講習会であった人と一度、三つ峠で足合わせして、行きました。これくらいしか行けないなら、何のための会?って話になります。
・比叡 で、初登者にも名を連ねている方もいらっしゃっるにはいらっしゃるのですが、マルチピッチのルートで落ちていたしなぁ…。安全がより拡大するのではなく、リスクが拡大しそうに感じました。
せめて、山行管理くらいあれば、名前だけでも在籍してお茶を濁すこともできましたが、それもなく、逆にHP作ってくれと頼まれる側でした…。
というので、入りたくても入れないです… お金を払って面倒しょい込むバカはいません。
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【アクセスファンド】求人… フィランソロピーコーディネイター

■ 米国アクセスファンドから求人が発表されていました!

フィランソロピーコーディネイター (慈善事業コーディネイター)

https://www.accessfund.org/about/careers/philanthropy-coordinator

日本では、クライミング関連の職種が少なすぎる、という問題があります。


ーーーーーーーーDeep Lによる翻訳ーーーーーーーーーーー

概要

アクセス・ファンドは、持続可能なクライミング・アクセスとクライミング環境の保全に向けてクライミング・コミュニティをリードし、鼓舞する非営利のアドボカシー団体である。1991年に設立されたアクセス・ファンドは、国内800万人以上のクライマーを代表しています。私たちは、クライミング政策とアドボカシー、スチュワードシップと保全、草の根の組織化とアドボカシー、土地の取得と保護、リスク管理と土地所有者のサポート、教育を含む6つの中核的なプログラム分野でその使命を遂行しています。


アクセス・ファンドでは、資金調達チームの主要メンバーとして活躍するフィランソロピー・コーディネーターを募集しています。個人、財団、企業、クライミングジムなどから年間300万ドル以上の資金を確保する包括的な資金調達プログラムの実行をサポートするため、すべての管理プロセスを監督します。


フィランソロピー・コーディネーターはフィランソロピー担当ディレクターの直属で、ストラテジック・パートナーシップ・マネージャーと緊密に連携し、組織全体の同僚と部門横断的に働きます。このポジションは、寄付者とのミーティングのコーディネートや資料の準備、寄付者とのやりとりの追跡、助成金の期限の管理、助成金の提案書や報告書の作成、イベントの企画などを担当します。

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■ 専門技術を持ち寄って、クライマーの権利を社会と調和させていく、という組織的結束になっていっていない…

日本人特有の現象のような気がします。

過去30年で世界では働き方が変わりました。会社主義 → プロジェクト主義


登山&クライミング業界でも同じことが起こっており、

山岳会(=会社)から、プロジェクトごとに最適のメンバーを集めるプロジェクト主義、への転換が遅れている

のです。

会社=山岳会にいれば、むしろ、能力がない人と組んで、自分の命を危険にさらすことになるので、大体できる人から山岳会からは出ていきます。

さらに言えば、過去の流れに乗って、能力のないまま、ただ登山歴が長いというだけで、山岳上位団体の役職に就いた人が、何も成果も、出さないまま、地位に残っているため、本当に能力がある人が活躍しようにも、活躍のしようがない…ということが起こっています。

まぁ、能力を図る物差しが、 

 クライミンググレード & コンペ& 山の名前

だけのモノサシで、そのモノサシが不十分、という現実があります。

例:

1)高所登山によるモノサシ=山の名前 (例:K2)
→ 現代ではK2ですら、エベレストのように高所遠足化してしまって、実力を正確に表現できない。

対策:どのルートをどのようなスタイルで登ったのかと言うスタイル教育 

現実:九州ではマッターホルンノーマルルートが山の偉業だといまだに思われている…

2)フリークライミングによる現在の実力のモノサシ=クライミンググレード
→ グレードが瞬間風速(オンサイトグレードではない)ため、傍が、期待するほどはリードを任せられない。
→ ロープと岩の関係性を学んでいないので、グレード以外の理由で行き詰り、登れない
→ 単純に登るのが超遅い

例:5.12登れるというので、リードを任せたら、ロープがスタック
例:5.12登れます!と言っても、ビレイヤーとして人をグランドフォールさせる
例:5.12登れます!と言っても、ヨセミテのビッグウォールが登れない

3)スポーツクライミングによる現在の実力のモノサシ=コンペ優勝
→ 現実のアウトドアでのリスク管理能力が育たない
→ 登る以外の能力が欠如した人間になってしまい、社会に通用する職業能力がない
=アンバサダー以外の活動ができない、ビジョンを持ち自発的に自分の仕事を作っていくことができない

例:せっかくコンペで勝ったのに、クライミングジムのお兄さんしかやっていない(やれない)

と言うような結果になってしまっていると思われます。

その結果、株式会社日本と同じように、山岳会という仕組みは高齢化により、優秀な人は出て行った後のスカスカであり、誰も、アルパインクライミングをはじめ、アウトドアのロッククライミングをどう教えたらよいのか分からない、ということに陥っています。

今、地方都市で教えられているアルパインは、なんとエイドでした…。エイドによる記録が、いいね!をもらえたのは、40年前です…。

古いアルパインの世界に留まらないで、進化している世界であるフリークライミングのクライマーも、コンペで優勝するような特殊能力の持ち主ならともかく、一般の人は国内岩場のボルトは危険すぎて、フリーの価値観の枠組み(どこで落ちてもXやRが付いていない限り死なない前提)では、登れないので、海外で登る、というほうを主体として、あとはジム、ということになります。

海外で、好きにばんばん登れるというのは、一部のお金持ちの特権みたいなことになります。

そうなると、国内のルサンチマン(嫉妬)が怖くて、そうそう海外のクライミング体験をシェアすることはしづらいです。

バレエでは、ちあこチャンネルが、現代の国際的なバレエダンサーの在り方を配信していますが、クライミングでは、男同士の嫉妬…となると、配信できる人が、嫌がっても不思議ではない。

結局、安心して成果発表できるというのは、人工壁を登るコンペだけってことになります。

人工壁のスポーツクライミング=超・安全主義。結局、日本は、上手だけどリスクゼロの世界を突き進んだということになってしまい、よけいな波及効果で、リスク管理が肝である、他の世界…アルパインや外岩のフリークライミングでも、リスク管理お留守、です。

悲しきかな、日本登山界は、コンペ、つまりスポーツクライミングの世界に魂を売り渡した格好になってしまいました。つまり、全然、命はかからない、リスクフリーなクライミング。

(別に命がけしろ、と言っているのではありません。クライミングは恐怖を克服するゲームなのに、最初から恐怖がない土俵ではゲームの種類が違うと言いたいだけです)

そんな世界で「リスク管理が山の肝ですよ」という教育を行っても、なんのこと?となっちゃいますね。

逆に、その反動なのか、アウトドアで登っている人は、特攻隊張りの命がけ。(とも知らずに、命がけを他者にすら強要している無知…)

と言うわけで、非常にいびつな世界になっています。(=ガラパゴス化)

結果、日本での登山&クライミング界のゆがみは、

 遭難数が毎年過去最高を更新する、という現象

として現れていますが…

 登山&クライミング関係の職種の種類の乏しさ

にも、その歪みの端緒を見ることができます。

真に社会的責任とクライミングをめぐる社会問題に取り組む姿勢があるのは、小鹿野くらいなんではないでしょうかね?

2023/08/15

【パロディー】めっちゃ面白いクライミングパロディ


海外では、こんな風に、彼女見つける場、みたいになっちゃってるんですね~(笑)

英語が分からなくても、楽しめること請け合い。

2023/08/14

【現代クライマーのレベル感】今の人はこんなレベル感なんですよ vs ベテランの期待の差

【後進に向けて伝えたいこと。86歳 登山界のレジェンド 雨宮 節氏の話を聞くⅢ】FINAL

ヒマラヤでは、無酸素&縦走しましょう☆

というレベル感ができるはずないよなーということが分かる、現代クライマーのレベル感。

原因をコミュニケーションのミスに帰結していますが、そもそも、登山計画書、作ったのかなぁ。チャラすぎて脱力系な人々…

雨宮さんの期待と、現代クライマーの現実…

この距離感、分かります???


■ あなたの登山計画書にダメ出ししますサービス

があれば、少しは未然に遭難が防げるんじゃないですかねぇ…

ヤマレコやヤマップの記録を見ただけで、自分にも行ける!って思う、同調路線の人は多いです。

大体、65歳以上の高齢者は、山岳会にいても、地図持ってこない、ので、地図を持たない人がいた時点で敗退にします、と宣言して会山行したことがあるくらいです。(御坂山岳会)

大体、山岳会は、会員が辞めるのが怖くて、地図を持ってこない会員に強く言えない。
プライドがあるなら、それなりの内容のことをしてほしいですね。

現代の山岳会は、プライドだけで、それに見合う中身はすっからかんです。

福岡の老舗の会(山の会)でも、二人のクライマーを一人がビレイするとか、そんなレベル感。

それもこれも、教え方が分からない、から。

それで、ヒマラヤが縦走できる人、育つと思います???

2023/08/10

【提言】クライミングの町に、ホグレルマシンの勧め

 ■ クライミングって偏った体の使い方なんですよね…

特にボルダー。スポーツクライミングも、外岩と比べて、身体強度が高い。

いや、競争を旨とするために、身体強度で戦うように、壁のほうが設計されているっていうのが、原理なのですが…。

なので、普通の岩登りとは、まったく違う身体強度です。

アイスも、アイスクライミングは、リードも含め、誰でもできると思いますが、競技であるドライツーリングになったとたんに、いきなり身体強度が強くなります。

クライミングの場合は、指やひじ、肩、膝、腰にきますかね…。 スポーツを競技と捉える

考え方がそもそも、幼稚である、ともいえると思いますが、

 スポーツは楽しむためにする

というのが、成熟した考えですね…。

さておき、クライミングと言う運動動作は、全身運動としてみるととても偏っているので、ホグレルマシンはとても良いようです。

ホグレルは、整形外科のリハビリで利用されています。

私はアキレス腱のリハビリで伺った天神モビトレクリニックで知ることになりました。

開拓者も腰とか、きますし、クライマーは特にボルダラーは異様な猫背になっている人、多いです。

そういう人と、フレイル化して歩くのもおぼつかない人、極度の脊柱側弯、などの障害がある人も、一緒に使えるマシンが、ホグレルマシンです。

クライマーがトレーナーになり、地域のおじいちゃん・おばあちゃんの話し相手になりながら、フレイル化予防の運動すれば、地域にもクライマーは貢献できます。


2023/08/09

【提言】トップクライマーのYouTubeチャンネルを! その2

ユージさんのYouTubeチャンネルができないかな~と、ひそかに夢想しています。

ユージさんは、若いころ7年ヨーロッパで登っていますよね。その時、ヨーロッパの文化が気に入ったんじゃないかな…。

私が見た、ラオスの楽しいクライミングの世界も、ベースがドイツ人ですから、ヨーロッパ文明のクライミングです。


同じフリークライミングの世界でも、アメリカのヨセミテ系の古いクライマーの、命知らず自慢レベルで、日本のフリークライミング文化は歩みを止めていると思われ、「俺、ヨセミテ行ったことある」が、いまだに水戸黄門の、印籠みたいになってる。

それで、「ははー」ってひれ伏しちゃうのって、日本人クライマーだけですよ。余談ですが、”ヒマラヤ”もアルパインで同じことになっていますよねぇ…。

ヒマラヤもヨセミテも、普通の観光客、でも行けるところなのに…。

日本で一番高い山は富士山ですが、富士山に登れました!って人が山岳会に来て、ははーってひれ伏します?しませんよね? え、富士山?山のド素人さんが登る山、ですよね?

だから、場所の名前で、その人の実力を連想するのは、無意味です。特に、ヨセミテ、とか、ヒマラヤとか、漠然としすぎている場合。

ヨセミテのなんてルート?まで聞いて、そこを何時間で登ったのか?まで聞かないと、正確なことはわかりません。フリーなら、Aゼロしたのか、ちゃんとフリー貫徹できたのか、帰りでロープスタックしたりしなかったのか…

さらに、日本フリークライミング界の慣行の謎が、”フリーで5.12登れたら、ご褒美がヨセミテビックウォール”ってやつ…。 

ビックウォールってエイドクライミングですよね?だからフリーが登れることのご褒美には、全然ならないでしょう…。

日々、エイド技術を磨いて、20ピッチくらいは、一日で登れるようにピッチ数、稼いでいますっていう人が行くのなら分かるけど…。

フリーでRPで5.12が登れる、が努力の結果だと仮に仮定したら、ご褒美は、どこかの海外の岩場で、女性の初心者に僕が登ってあげるよーとやって、女性に感謝され、うまく行けば、彼女ゲット、というのが、定番ご褒美なのではないでしょうかね…? 男子の動機がモテ、なんだと仮定すると、の話ですが。

まぁ、女性には、もてなくても、男性同士で、わいわいと登って、楽しいクライミングをすれば、それは、その人のフリークライミングの努力に対して、ご褒美になるんじゃないですかね?

ふつーに誰もバカにされない、楽しいクライミングがヨーロッパ社会の人が海外で楽しんでいるクライミングですよ? みんな普通に楽しく登ってる。太っていても、なんのその、です。4歳だって登っています。

そーゆーノリが分かるYouTubeチャンネルって、ユージさんなら作れそう…だって7年も、遊んできたんですからね~ 

私みたいに2週間を2回行っただけで、日本式のクライミングなんてやーめた!と思っちゃう人がいたほど、日本と海外のクライミングカルチャーは違います。

日本のクライミング= 年功序列の忍従クライミング ビレイヤーはドレイヤー
海外のクライミング= みんなでワイワイと楽しく登るクライミング 誰も犠牲にならない

何の差?かと思うと、誰がえらいかっていう競争意識だと思います。

なんで競争心が湧いてくるのか?っていうと、現実認知能力が低いからではないかと思います。

もう、トップクライマーと趣味で登っている一般クライマーって、実力差ありすぎなんで、プロクライマー以外は、5.12も5.10も、目くそ鼻くそなんですよ?目くそが鼻くそ笑ってどうする?ってフツーに分かると思いますけど…

ボルダーで有段者でも、別にリードでは全然登れないとか、ですしねぇ…。リードは別の能力です。

そういうことが、日本にいたら、分からないみたいなんだよなぁ… 

ぜひ、ちあこチャンネル、フリークライマーバージョンみたいな、海外クライマーとフツーに交流する様子を描いてほしいです。人類皆兄弟。

ロッククライミングの良いところは、別に英会話なんぞできなくても、クライミングシステムの理解自体が、国際共通言語なところ、です。

ま、それが日本人クライマーが身に着け損ねているところなんですけど。

懸垂下降できないとか、ローワーダウンができないとか、自己確保の登攀方法を知らないとか、ロープの長さがたりない、とか、クライマーとしてあり得ないです。それらはマルチに行く前に身に着けるものです。

そういう人はフリークライミングしかする気がなくても、山岳総合センターか、都岳連の岩講習にでも行くしかありません。っていうか、行ってください。

ユージさんがYouTube動画作ってくれたら、全部英語・日本語交じりでっていうので、いいんじゃないですかね?

能力のある若い人は、とっとと海外でましょう。

おすすめ海外就職サイト:https://www.kaigai-shushoku.com/

日本の岩場は、ボルトが40年経過したカットアンカーなので、危険なだけでなく、アウトドアロッククライミングの適切な指導者自体が、ほとんどいません。指導者自体が間違ったクライミングをして墜落したりしています。

エイドクライミングによるアルパインの経験は、アウトドアロッククライミングで行う、フリークライミングの指導において、まったく十分と言えません。

結果、間違った観念を植え付けられている可能性があります。

AMGAインストラクターから教わるほうがいいですよ。何事も最初が肝心だし。

【動画】プロクライマー 平山ユージが語る「崖っぷちからの挑戦状 with ジミー・チン」| ナショジオ

【提言】トップクライマーのYouTubeチャンネルを!

■ トップクライマーのYouTubeチャンネルを

なぜなら、日本の男性社会は、いまだに年功序列型だからです。

「トップクライマーが情報発信していないのに、それを差し置いて、若い自分が情報発信してはバッシングされるのでは?」

という配慮が働いていると思われます。でも、そうやって、きちんとしたクライマーが情報発信しないでいることによる、

間違った情報伝播の弊害のほうが大きい

です。

アルパインでは、勘違い事例は、栗城さんです。栗城さん以前にも、全然アルパインクライマーとしては認知されていない、登山家・野〇健さんとか、いろいろ登山界には、実力が分かりにくいという問題がありました。

そもそも、アルパインのベテランの人たちも、地方の山岳会の指導者レベル程度の人は、エイドで登っているはずだと、勝手に現代のスーパーアルパインを誤解しているので、佐藤さんたちみたいなスーパーアルパインの記録を見ても、その世界のすごさが分かっておらず、スルーしています。

つまり、エイドで登っていないと明記していなければ、ベースはエイドだと思っているんですよね。

エイド=昔のアルパイン、チームオンサイト=現代のアルパイン、ですよ?

フリークライミングの世界は、グレードがあるので、分かりやすいのか?と思って、アルパインは、もういいや~安全なフリーを生涯スポーツにしよーと思ってきたら…フリーのほうでも、問題山積だった(汗)。

正しい教育が広がっていない。というより、めっちゃ勘違いした文化が広がっていた。それが幅を利かせているので、自分が間違っていることが分からない人が増えちゃって、その結果が、

 瞬間風速系グレード自慢

みたいな感じ。

本来は、カウンターバランスになる女性側からの抑止力も、全然、働いていない…男みたいな女性ばかりだから、と言う事情による。

本来は、海外のフツーの人がフツーに余暇に楽しんで登るフリークライミングって、
 
 どのグレードであっても、人それぞれ自分の限界にチャレンジ中なんだなー

ってことが分かるクライミングですよ。

「は?なんで5.9で登れねーんだよー」っていうような、心無い言葉を吐くパートナーは、パートナーではない。

5.9で登れないのは、5.9と題してある課題が、ホントには5.9ではなく、10cだったりするから、というのは、クライマーなら知っていて当然のこと、です。

参考:昔のグレーディングは辛い https://allnevery.blogspot.com/2019/01/old-school-grade.html

そのような意識しか持てないのは、現実を見れておらず

 ”クライミングをカッコつけるためにやる”

からでしょう。

自分がクライミングでカッコつけれると思うのは、現代レベルのクライミングについて無知だから

でしょう。

ちゃんとしたトップクライマーの実力を見れば、自分も頑張れば、30歳スタートの今からでもトップクライマーになれるという気持ちは、湧かないと思うのですが…。

なんで湧いちゃうか?というと、

 5.13なら俺だって

と思うからでしょう。

師匠の青ちゃんも、若いころ、ダイエットしたりなんだりして、やっとこさで、5.12登れたそうです(当時の12=今の13)。それでこんなの楽しくない!と納得して、フツーにショートでは、クラックとかアイスとか登って自分のクライミングを楽しんでおり、自分がカッコつけたいがために、人の命を危険にさらすようなカッコ悪いことはしていない。

体形が、アルパイン系で、歩荷が強く、体重が重い人は、指力とのバランスで、フリーは上級者になるのは難しい、ってことです。

かといって、体重落とすと、今度は、山で持たなくなるし…。

そうなると、妥協点が、比叡とか、白亜スラブみたいな、担がなくてよい、山岳地帯のフリーのマルチ、みたいなことになりますよね。あくまで妥協で、自慢するような話ではない。

寒さにも耐えなくていいし、ポータレッジもいらず。基本、お手軽コースだけど、登攀は楽しめる。

基本、岩のマルチは、アルパインみたいなチャレンジモードではなく、クルージングモード、みんなの使う言葉で言えば、エンジョイクライミング、で登るものです。

しかし、それも、ちゃんと知力が備わっていないと、登る前から遭難している登山と同じことをしてしまいます。


そんな”お気軽”ルートで、誰かの犠牲を伴ってまでして、カッコつけたいというのは、性ホルモンの働きだそうです。

が、それだけに、男子同士はよく分かっていて、自分がその過剰分泌されたテストステロンの犠牲にならないように、パートナー選びには細心の注意を払っているようです。

自分は組まないで、私に問い合わせが来ます(笑)。私は避けられている人の、順番繰り下げで、私に順位が回ってきて、一緒に登ることになったらしいのですが…。

弱り目に祟り目、みたいな感じでした。ほんと振り切ってよかった…。命拾いしたかもしれん。今でも、押し付けてくる人います…(汗)。

いや~、もう一回組むって、よっぽのバカじゃないとしないと思うよ?

あなたなら、組みたいですか? おんなじ程度のテストステロン過剰なら、いいのかもしれないですが、私は勘弁だな。

いやはや、ほんと、山岳総合センターで、総合的な実力をつけていてよかったです。あの登攀、ほんと、私がセカンドでなければ、やばい事件に発展していたかも、です。

佐藤裕介が語る「崖っぷちからの挑戦状 with ジミー・チン」| ナショジオ

2023/08/08

【提言】 日本クライミングもいいとこどりを。別に大和魂を失うことにはならない

■ 日本人の良いところとアメリカ人の良いところ

を合算したような、ティファニー・レイチェルさんの話を発見し、感動しました。

大学生のころ、日本で初の黒人女性教授のオモデレ先生が指導教官でした。授業は全部英語です。当然ですけど。でも、先生の野望は、バークレーに帰って、立派な家を建てることだったみたいだったからなぁ‥。

ティファニーのご両親は、敬虔なクリスチャンであることが分かる話し方で、アメリカ人の中でも立派な人たちであるように思いました。

日本では、バスが一日一本しか来ないような超田舎に住んだみたいで、人種差別もなく日本人の一人として生活したようで、日本の田舎の悪いところ…男尊女卑&よそ者排他…は、出ていなかったようです。

たぶん、日本では

 人種

には差別が行かず、同じ分の差別が、

 性別

に行っており、子供は性差別に関しては、除外だから、気にせずに大人になれたのかも?

■ 銃を持たないと生活できない世界

ただ銃乱射事件がしょっちゅうあるような世界と比べると、日本は天国だというのは、ほんとその通りかもしれません。私も、SFに住んでいたころ、BFのデイビッドから、「あぶないから」、と小銃を持たされていたことありました。

日本人かどうか?ってアメリカでは、分からないですよね、中国、韓国、日本、みんな同じ認識をされてしまいます。なので、海外では別の意味のストレスいっぱい。特に女性で一人旅とかは、私はレイプの危険が怖すぎてできませんでしたね…特にアメリカの田舎方面…中西部とか、特にそうです。

ところで、ティファニーですが

新しい日本人として期待。

同じようにクライミングも、日本の良いところと海外の良いところを組み合わせた、

真に時代の要求に合っているインストラクターズマニュアル

が必要です。スーパーアルパインでもなく、選手クラスのフリークライマーがやる記録を求める登攀じゃない、
 

 普通の人がやるロッククライミングの指導者マニュアル


です。

指導者への指導

が、最も欠けているものです。

いうなれば、ティファニーの親がいないって感じですかね?

■ 日本育ちのアメリカ人が経験するアメリカの現実!日本とアメリカの人種に関する考えからの違いとは?

こちらが親。こんな素晴らしいアメリカ系日本人を作ったのは、素晴らしい親だった。

2023/08/07

【私はどうやって生き延びてきたか?】自己確保の登攀ができるようになっておく

■ ロープアップされないマルチ

マルチに行きたい!って人が九州では多いようで、ロープワーク勉強会、というから行ったら、全然ロープワークは教えず、マルチピッチに無料で新人を連れていく会ってだけだったことがありました。

たぶん、マルチピッチに連れて行ってヤッホー感を味合わせ、そのあとにロープワークを教えよう、という作戦なのだろうと思いますが…

お菓子食べた後に、ご飯、食べます? 

普通のわがままな子供は食べませんよね?

そして、クライミング業界ってのは、わがままな子供っていう心理学でいうところの、FCという自我が優位な人が多いのです。

だから、順序は大事です。

フリーチャイルドが大きい人には、まずいものから食べさせないと、一生食べません。

つまり、ロープワークのあれやこれやは最初に教えて、お菓子の位置づけにあるご褒美マルチを後にしないと、そういう人たちは一生学ばないで、金魚の糞をしよう作戦に出ます。

■ ロープクランプ & ユマール & プルージックコード二本

というわけで、マルチに行きたい人がすべからく学んでおかなくてはならないことは、マルチピッチのピンチが起きたら、どうするか?ってことのすべてです。

1)リードの仕方

2)ロープがアップされないときの対処法

3)リードができないときの対処法

4)リードが落ちたときの対処法

参考: https://allnevery.blogspot.com/2019/03/blog-post.html

1)リードができること

当然ですが、どっちの人もリード技術があることが前提です。片方がリードできないのでは、それはガイド登山です。まぁ、すべてのピッチがリードできなくても、自分がリードできるピッチがあれば、良しとされています。

2)ロープがアップされないときの対処法

これがゼロで行く人が99%なので驚きます。

ロープアップされなかったら、セカンドは事故確保で登らないといけません。

それには、簡単な順に、ロープクランプ、ユマール、プルージックコード2本、のいずれかがいります。

最後のプルージックコードは、他のことにも使えるので、もれなく持っていくことになります。

3)リードができないときの対処法

これは、敗退ということです。敗退は、非常に難しく、たいていのクライマーにとっては、敗退のほうが勉強になります。

懸垂下降で降ります。

しかし、登るルートが屈曲していると、登ってきた支点にたどり着くことができるとは限りません。懸垂下降は垂直の直線だからです。

ロープの長さは当然ですが、登ってきたピッチの倍は最低いります。

4)リードが落ちたときの対処法

これも想定していないで岩場に来ることが多いです。落ちても、動けるなら、再度登りだせばいいだけです。たいていはそうならない。

なのでリードで落ちるような奴と登らない、という予防策みたいな対策も含まれます。

■ 事例

こちらの記録は、ロープが岩角に当たってロープアップされない場合の対応が、私の場合のですが載っています。

ロープクランプがあれば一番簡単で、フリーで登れます。ユマールだと自動的に動きに追従するわけではないので、エイドでしか登れません。

というので、自分の技術が身を助けた事例、って感じです。

私の失敗は、このような中途半端なリードをしても、それを成功だと思ってしまう理解レベルのクライマーと登ってしまったことです。

同じ行為をしたとしても、この自分の行動が良くない行動だ、と分かっている人と分かっていない人では、その経験の重みが全く違います。

クライミングが分かっているというのは、ものすごく漠然とした言い方で、たとえば、このムーブを出してそのあとはガバで…とクライミングムーブのつながりが分かっていることを、クライミングが分かっている、と言ったりもします。

つまり、課題は、ダンスのように、ステップのつながりがあります。最初、立ちこみで、次にキョンして、最後、マントル、とかね。

そういう動きだけに注目して、クライミングを分かっている分かっていないと判断するのは、登山でハイキング道を歩けるか歩けないかだけで判断するのと同じで、半分だけの理解です。

マルチピッチを含め、クライミングは岩場でやるショートでも、ムーブがばらせるだけでクライミングを貫徹できることは稀です。

分かっていない人は分かっていないことが分からない、というのが、クライミングの難しいところ…

なので、常に自分は分かっていない部分があるのでは?と疑う謙虚な心が必要です。

しかし、フリーチャイルドの自我が強い人は、周囲の人と同じなら自分はあっていると思ってしまいます。

しかし、現代は周囲の人の9割が全くクライミングを理解していない時代…カムが飛ぶって、大失敗って意味ですよ、っていう基本的なことですら、教え損ねられていて、カムの使い方を指導できる指導者には、私はまだ一度もあったことがありません。

40年登っていた私の師匠ですら、「俺はカム外れたことないけど、教え方は分からない」、と言っていました。

そもそも、教わるものではなく自ら習得するものではありますが、習得するプロセスを指導者が知らないために、指導もできない、というのが、日本人のカム習得プロセス…

勝手に使い慣れてくださいのレベルです。

というわけで、何年も登っていても、全く間違った理解をしていていも、気が付いていないことがほとんどです。

その人が自分が設置したカムが飛んで自分がグランドフォールになる分には、他人事ですが、マルチでロープがアップされないとなると、迷惑をこうむっている、と言うことになります。

なにしろ、クライミングは双方が楽しむために行くもので、一人がエイドでしか登れないのであれば、それはお手伝いに行ったということにしかなりません。

 マルチ=リードしてくれる人がガイドみたいになんでもしてくれるクライミング

と言う先入観が九州のクライマー特に私にリードを頼んできた人にはあるように感じられました。そんな先入観は危険ですので外しましょう。

ホント、技術が身を助けるってこのことです。というか助けずに、1ピッチ目でじっとしていればよかったですね。



2023/08/06

50歳以上でクライミングを楽しむためのヒント

 良い記事が回ってきたので翻訳を掲載します。

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Some Tips for Climbing at 50+
I find it great to go climbing at the ripe old age of 71. It is fun to move up vertical rock, and it trains my body without having to endure a dull fitness programme. Through climbing I meet old friends as well as getting to know new people. But I gain even more from learning to climb better and to reach seemingly unachievable goals. For other senior citizens with a similar orientation I have put together a few tips.
These suggestions were triggered by Steve Mc Clure’s piece “Old Folk”. Based on my own experiences, some of his rules were slightly changed and commented. Disclaimer: It is quite possible that my advice doesn’t meet the needs of every senior climber – each body is different, and we old ones should listen to it very carefully.
By the way – Steve Mc Clure calls all people over 45 “old folk”. He was 48 years old when he sent “Rainman” 9b, the hardest route in England at that time.
Even if you aren’t a leading climber like Mc Clure, you can profit from the following tips as an old geezer. Without suffering or mutating to a training monster:
1. Don’t injure yourself.
2. Train your strong points.
3. Stay or become flexible.
4. Climb regularly, also at a highly intensive level.
5. Don’t be scared of falling where it is safe.
6. Have fun!
Before you start to train (no matter in which form), you should set a concrete goal. “To get better” or to “keep one’s standard” isn’t clear enough. In contrast, to climb a specific route or to achieve the ability to climb routes of a certain grade are examples for precisely defined goals. This is much more motivating, and success can be verified.
1. Don’t injure yourself
  • Stay away from training on the campus board, bouldering in the modern style (dynamically between volumes - far too much strain on the shoulders!). Toprope bouldering is the much better alternative.
  • If something hurts or even only slightly twinges, it is better to stop at least until the following day and to look out for what develops.
  • Really warm up well. This can take a damn long time, especially in cold weather. I need at least 5 warm-up routes on the climbing wall with increasing difficulties.
  • Particularly train your shoulder stability. I only do two exercises twice a week, but more would be better, especially for people with long limbs.
  • Stop climbing before you get very pumped. Most injuries happen when you are tired.
  • Treat your limitations with care. For instance, “Egyptians” are dangerous if you suffer from arthritic knees, and people with elbow problems should stay away from locking off. Most often you can substitute risky moves with other techniques.
2. Train your strong points
Most climbing coaches would advise you to improve your weak areas of performance. But I believe that this is valid more for younger climbers who are striving to become high performing allrounders in every type of climbing, on rock as well as on plastic. At my age of now seventyone years I basically climb following the pleasure principle. So I don’t struggle up a horrible offwidth crack and avoid those revolting slopers. The climbing I most enjoy is on well structured limestone with small crimpy holds. People who prefer granite or sandstone, will naturally be dealing with cracks, that call for good holding power and advanced jamming techniques. People focussing on artificial walls will again have different priorities, like explosive dynamos and learning to work miracles on slopers by the laying on of hands. It is essential to concentrate on what you really enjoy and to choose your goals correspondingly. Then your chances for success will be best.
3. Stay or become flexible
To train general flexibility and body tension, Yoga (and Pilates) are certainly very suitable. For people who like to practice these methods, they certainly are an excellent complement to climbing. However, they are nothing for me, finding them too time consuming and difficult to keep up. So I train my flexibility specifically for climbing. For instance, to achieve high and precise foot placement, calling for active flexibility - the limberness and power to lift the legs very high. Also, an open pelvis is useful, allowing to keep your body closer to the wall, as well as the ability to perform extended spreads in dihedrals.
4. Climb regularly, also at a highly intensive level
If you want to climb hard routes at your personal limit, it will be necessary to pull really hard at the crux moves. Young people do this without holding back, while senior climbers tend to be more hesitant.
But your standard of climbing decreases if, for fear of injury, you limit yourself to the cruising routes.
Except for top athletes, it is probably sufficient to try hard crux moves once or twice a week, at 80 or 90 percent of your maximal power. In roped climbing, your projects will provide a perfect opportunity for this. Hereby you can try out new moves and improve your technical abilities. If jumping off isn’t a problem, of course you also can go bouldering.
You should climb hard endurance routes always after and never before the stress of close-to-the-limit maximum-power-moves.
To keep your endurance, one session per week is enough for the general costumer.
5. Don’t be scared of falling where it is safe
Fear kills the fun of climbing. And it also steals your strength, as you hold on much too hard if you are afraid. On top of that your climbing technique also often evaporates. So to lose your fear of leading can easily mean to advance a whole grade. However, healthy caution also has its place – see tip number one. Check out the situation rationally. Stay away from dangerous routes and don’t hesitate to disarm a hazardous section with a clipstick. But also don’t hesitate to fall if the situation is safe! If this seems difficult, you can take a special course in air traffic control or hire a coach.
6. Have fun!
For many older climbers like myself typical climbing training, maybe on a fingerboard or a pull-up-bar, just isn’t fun. So we don’t train long and hard enough - and the results are negligible. People of such persuasion can work towards their goals solely by climbing, if they follow a halfway systematic approach. But this also isn’t everybody’s cup of tea! Then you will have to accept, that the aspired goal is not that important after all and that your top priority is having fun. That’s fine too! If you’re old, you realize how little time you have left and how important it is to enjoy it.
This text has already been published in 8a.nu.
Thanks to Nicho Mailänder for the translation!
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■  翻訳結果 赤字当方
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50歳以上でクライミングを楽しむためのヒント
私は71歳という高齢になってもクライミングを楽しんでいる。垂直の岩を登るのは楽しいし、退屈なフィットネス・プログラムに耐えることなく体を鍛えることができる。クライミングを通じて古い友人にも会えるし、新しい人とも知り合える。でも、クライミングの上達を学んだり、一見達成できそうにない目標を達成したりすることで、私はそれ以上のものを得ている。同じような志向を持つ高齢者のために、私はいくつかのヒントをまとめた。
これらの提案は、スティーブ・マッククルーアの作品『Old Folk』に端を発している。私自身の経験に基づき、彼のルールのいくつかを若干変更し、コメントした。免責事項:私のアドバイスがすべてのシニアクライマーのニーズを満たさない可能性は十分にある。
ちなみに、スティーブ・マッククルーアは45歳以上の人をすべて「老人」と呼んでいる。彼は48歳のとき、当時イギリスで最も困難なルートだった "Rainman "9bを登った。
たとえ、あなたがマック・クルアのような一流のクライマーでなくても、老耄者として以下のヒントから利益を得ることができる。苦しまずに、あるいはトレーニング・モンスターに変異せずに:
1. 怪我をしないこと。
2. ストロングポイントを鍛える
3. 柔軟性を保つ、または身につける。
4. 定期的に、それも集中力の高いレベルで登る。
5. 安全な場所で転ぶことを恐れない。
6. 楽しむこと!
トレーニングを始める前に(どのような形であれ)、具体的な目標を設定すべきである。「上達するため」や「標準を維持するため」では明確ではない。それに対して、特定のルートを登ることや、あるグレードのルートを登れるようになることは、正確に定義された目標の例だ。この方がモチベーションも上がるし、成功も確認できる。
1. 怪我をしない
キャンパスボードでのトレーニングや、現代的なスタイルのボルダリング(ボリュームとボリュームの間をダイナミックに登る - 肩に負担がかかりすぎる!)には近づかないこと。トップロープを使ったボルダリングの方がずっといい。
どこかが痛かったり、ちょっとでもひりひりしたりしたら、少なくとも翌日までは中止し、経過を見守ったほうがいい。
ウォーミングアップをしっかりすること。特に寒い時期には、とても時間がかかる。クライミングウォールで、難易度を上げながら少なくとも5本のウォーミングアップルートが必要だ。
特に肩の安定性を鍛える。私は週に2回、2つのエクササイズをするだけだが、特に手足の長い人はもっとやったほうがいい。
とてもパンプする前にクライミングをやめること。ほとんどの怪我は疲れているときに起こります。
自分の限界を大切に扱うこと。例えば、膝の関節炎を患っている人は「きょんあし」は危険だし、肘に問題のある人はロック・オフは控えた方がいい。ほとんどの場合、危険な技は他の技で代用できる。
2. ストロングポイントを鍛える
ほとんどのクライミングコーチは、自分の弱い部分を改善するようアドバイスするだろう。しかし私は、岩の上だけでなくプラスチックの上でも、あらゆるタイプのクライミングで高いパフォーマンスを発揮できるオールラウンダーを目指している若いクライマーにこそ、この方法が有効だと考えている。現在70歳の私は、基本的に快楽原則に従って登っている。だから、ひどいオフワイドのクラックを苦労して登ったりはしないし、反吐が出るようなスローパーも避ける。私が最も楽しんでいるクライミングは、小さなクリンプホールドのある、構造のしっかりした石灰岩の上だ。花崗岩や砂岩を好む人は、当然クラックを扱うことになり、優れたホールド力と高度なジャミング技術が要求される。人工壁に集中する人は、爆発的なダイナモや、手を置くことでスローパーに奇跡を起こすことを学ぶなど、また違った優先順位があるだろう。自分が本当に楽しめることに集中し、それに見合った目標を選ぶことが肝要だ。そうすれば、成功する可能性は最も高くなる。
3. 柔軟性を保つ、あるいは身につける
一般的な柔軟性と身体の緊張を鍛えるには、ヨガ(とピラティス)が非常に適している。これらのメソッドを実践するのが好きな人にとっては、クライミングを補完する優れた方法であることは間違いない。しかし、時間がかかりすぎるし、続けるのが難しい私には何の役にも立たない。だから私は、クライミングのために特別に柔軟性を鍛えている。例えば、高く正確な足の配置を達成するためには、積極的な柔軟性、つまり足を非常に高く持ち上げるためのしなやかさとパワーが必要だ。また、骨盤が開いていると、体を壁に近づけることができる。

4. 定期的に、しかも集中的に登る
ハードなルートを自分の限界で登りたければ、核心部のムーブを強く引く必要がある。若い人はこれを我慢せずにやるが、シニアのクライマーはためらいがちだ。
しかし、怪我を恐れてクルージングルートに限定してしまうと、クライミングの水準が下がってしまう。
トップアスリートを除けば、週に1、2回、最大パワーの80%か90%でハードな急所にトライすれば十分だろう。ロープクライミングでは、プロジェクトがそのための絶好の機会を提供してくれる。これにより、新しいムーブを試し、技術的能力を向上させることができる。飛び降りるのが問題なければ、もちろんボルダリングもできる。
ハードな持久系ルートを登るのは、限界に近い最大パワーのムーブでストレスを感じた後でなければならない。
持久力を維持するためには、一般的な利用者は週に1回のセッションで十分だ。
5. 安全な場所で転ぶことを恐れない
恐怖心はクライミングの楽しみを奪う。また、恐怖心が強いと踏ん張りが利かなくなり、体力も奪われる。その上、クライミングのテクニックもまた、蒸発してしまうことが多い。だから、リードに対する恐怖心をなくすことは、グレードを1つ上げることを意味する。しかし、健康的な慎重さにも利点がある。トップアスリートを除けば、週に1、2回、最大パワーの80%か90%でハードな急所にトライすれば十分だろう。ロープクライミングでは、プロジェクトがそのための絶好の機会を提供してくれる。これにより、新しいムーブを試し、技術的能力を向上させることができる。飛び降りるのが問題なければ、もちろんボルダリングもできる。
ハードな持久系ルートを登るのは、限界に近い最大パワーのムーブでストレスを感じた後でなければならない。
持久力を維持するためには、一般的な利用者は週に1回のセッションで十分だ。
5. 安全な場所で転ぶことを恐れない
恐怖心はクライミングの楽しみを奪う。また、恐怖心が強いと踏ん張りが利かなくなり、体力も奪われる。その上、クライミングのテクニックもまた、蒸発してしまうことが多い。そのため、リードに対する恐怖心をなくすことは、グレードを1つ上げることを意味する。しかし、健全な警戒心もまた必要である。状況を理性的にチェックすること。危険なルートから離れ、クリップスティックで危険なセクションを解除することをためらわないこと。しかし、安全な状況であれば、落ちることもためらわないこと!これが難しいようであれば、航空管制の特別コースを受講するか、コーチを雇うこともできる。
6. 楽しむこと!
私のような年配のクライマーにとって、フィンガーボードや懸垂棒を使った典型的なクライミング・トレーニングは楽しくない。だから、十分な時間とハードなトレーニングをしない。そんな人でも、中途半端にシステマティックなアプローチを取れば、クライミングだけで目標に向かうことができる。しかし、これもまた、すべての人の趣味ではない!そうなると、結局のところ、目指すゴールはそれほど重要ではなく、楽しむことが最優先だということを受け入れなければならなくなる。それもいい!歳をとれば、自分に残された時間がいかに少ないか、そしてそれを楽しむことがいかに大切かということに気づくものだ。
この文章は8a.nuに掲載済みです。
翻訳してくれたNicho Mailänderに感謝する!

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感想

・人工壁でパンプするように勧めてきた人がいたけど、疑問だったよなー
・いきなりパンプルートを登らせようとする男性いたけど、疑問だったよなー

・落ちろ落ちろと40年物のボルトで言われたのが一番疑問だったよなー

・40代後半でボルダーってやだよなー


■ 今後の方針

・好きなタイプのクライミングに集中しよー ラオスかなー
・週1で十分
・ヨガとかバレエとか好きなので、継続。メインはこっちにしよー
・クラックも好きなので、継続
・スティッククリップは必要 
・アイスは継続 これ指も痛まないし、高齢者にも優しいクライミングと思います