しかし、おかげで、もし体が正常だったら、絶対に登攀に取られてしまい、歩けなかっただろう縦走路を歩けて幸いでした。
私は最初の師匠、鈴木さんから、山はどんな山でも、できるだけ下から歩き、全体像をつかんでから、テクニカルルートへ進むということや、スポーツとしての山だけでなく、文化や民俗、山の背景も学んでこそ、山だ、ということを教えられたので、インスボンの登攀を経験した後、とても北漢山国立公園自体に興味が沸いたのです…。
一回目のインスボンの時、韓国の山岳会の人が50人も白雲山荘に泊まって山の会議をしているのも見ましたしね。
概念図を見ていたら、一杯道があることが分かります。見たら歩いてみたくなるのは、山やの性でしょう。
それは、八ヶ岳の全山縦走をしないで、バリエーションばっかり登っていると、”何か大切なもの”を見落としているよ、という話と相似形です…
最近のクライマーはフリークライミングから入る人が多く、フリーをやる人は、歩きの山から入らないので、フリーのルートだけを見て、難易度だけを上げていく山=グレード信奉、に陥りがちだという、落とし穴を師匠がわざわざ先に教えてくれた格好です。
最近のクライマーはフリークライミングから入る人が多く、フリーをやる人は、歩きの山から入らないので、フリーのルートだけを見て、難易度だけを上げていく山=グレード信奉、に陥りがちだという、落とし穴を師匠がわざわざ先に教えてくれた格好です。
グレード信奉に陥ると普通の山がつまらなく、楽しめなく、なります。逆に言えば、縦走をツマンないと思うようになれば、それはグレード信奉病にり患中って意味でしょう。
ので、今回の怪我のおかげで、一般ルートを歩けて良かったです。
トソンサにも行けたし。城郭がソウルの山の特徴だという言ことも分かりました。
ソウルと言う都市は、山岳民族と都市住民で対立していたという歴史も説明してもらいました。
山がある人生の豊かさとは、
山を通じて、第一には人間的に成長していくということでしょう。
それ以外にも、
山がある人生の豊かさとは、
山を通じて、第一には人間的に成長していくということでしょう。
それ以外にも、
・地域文化の理解、
・国際交流、
・人や文化、地域との絆が築けること
だと思います。それはどんな形であっても良いのですが、今回は、
・北漢山国立公園の縦走
・4月革命記念公園のエリアが民主主義の旗手であることの理解
・オモニとの再会
で達成できてよかったです☆
また、自分の内なる強さを再発見できました☆ 幸福になるのに、誰かほかの人に依存していないってことです。