2016/09/16

バランスへシフト

■ まだ踊れた

今日は、久しぶりにバレエに行ってきた。6年ぶりだったけれど、あまり忘れていなかった。ちゃんとピルエット出来て良かった~。トンべパドブレは最強のアンシェヌマンだな~、全然、忘れない。

レッスン曲に萌え~となってしまった。もう、うっとり状態(笑)。

思い出した!

やっても、やっても、やっても、上手にならないもの!!! それがバレエ!!!

上手にならないから、ず~っと、やりたくなるって話だったんだよな~。

追いかけても追いかけても届かないもの・・・それがバレエ。

でも、上手にならなくても、誰もそれを問題視しない(笑)。そんなことは重要でないからだ(笑)。

・・・のは、たとえ子供でも、やっぱり、やっても、やっても、やっても、大して上手にならないし(笑)。

プロと言うのは果てしなく遠い道・・・ (10年やっていて、ちょっと上手なくらいの人)と(今日初めて来ましたって人)の距離が、10だとしよう。 (10年やった人)と(プロ)の距離は、1000くらいある。先生クラスの上手な人とは、100くらい。

だから、ちょっと上手になっても、少しも上手でない人と、先生との距離は、90と100であるので、先生から見たら大して変わりがないし、プロとの距離は、990と1000であって、たとえ10年の技術の差が当人同士にはあるように見えたところで、プロから見れば、全然意味を成す差にならない。

素晴らしいのは、これが共通の理解である、というところ。

結果として、教室の内部では一体感が生まれる(笑)。 少しだけ上手になった人も、全く上手でない人も同じように、仲間。

だれも、どっちが上手か?で小さな競争に明け暮れない・・・そんなことを言ったって何も始まらない。

プロの傑出具合は、それこそ、プロミネントっていうくらいなのだから、”傑出”であり、一般の上手な位の人とでは比較にもならないのだ。

※prominent は太陽の炎を指すが傑出したと言う意味

■ クライミング

クライミングも、そういう話なんじゃないのかな~と思っていたのだが・・・ 

バレエでロイヤルのプリンシパルになるって話よりは、5.13を登るっていうほうが一般人にとって可能性があるあたりが、煩悩とは切っても切れない理由なのかもしれない。

登山で、登山史に残るような偉業を残す可能性は、例え30代で山を始めた男子にもあるってこと?カナ???

でも、今のクライミングの世界は、子供がほとんどのメダルやトロフィーをかっさらっていくような世界になっている。

一応、20代や30代は、特に男子であれば、一発逆転をあきらめて良い年齢とは思えない。

ので、すべからく男子は、13、14を目指せ!と私がコーチの立場であっても思う。

が・・・

ワタクシ? はあ~。40代ですよ、女性ですよ、ないでしょう。以上、終わりです(笑)。

もちろん、11くらいまでは、誰でも行けるものだ、と言われているのだから、誰でも行けるところまでは努力の問題なのだから、行かなくてはならない。

そこまでは行くつもりだ。だって、そこが最低ラインっぽいわけなんですから。 

要するに私のバレエみたいなものです。

 「はい、じゃ、次はジュッテやります。アンナバンから、前三回、背中を見せて後ろ三回。エカルテで横3回。正面で首を付けて4回。トンべしてピルエットで終わり」と言われて、「ハイ~」ってできるまでってことですね。

バレエに置き換えると。

要するに基礎が分かっていて、最低限のコミュニケーションが取れる状態。

クライミング、5.11まで行くにはどれくらい必要だろうか??

あと3年。くらいかな?

3年で行けたら御の字かもしれない。 

まぁ、長期にわたるトレーニングが必要と言う訳なので、”しばらくフリーに集中しろ!”とは言われていたけれど、むしろ、バランスも必要ではないのだろうか?

縦走もやって、沢もやって、岩もやって、ってこと。

何しろ、岩ばかり、フリーばかりをやりたいと思ったところで、環境が整わないのだから。