2016/09/10

墜落経験

■ 考えながら登る

今回は、頭を5針縫う怪我をした。生まれて初めて救急車に乗った。

申し訳なく、ふがいなかった。みなさん、ご迷惑おかけして、どうもすみません。

うーん・・・ 私がリードに躊躇するのは、基本的には、なぜ登れているのか?あるいは、なぜ登れないのか?

いまひとつ、クライミングに対する理解が育っていないからで、登れたケースも、なぜ登れているのか、いまひとつ良く分からないからですが・・・

今日は落ちてしまった(汗)。足が高すぎて後ろに重心が行ってしまったのだった。

しかも、朝一リードで以前落ちなかった課題。5.10A。アップ済み。

まったく落ちるとは思わなかった1ピン目すぐの簡単な個所で、だ。 

これは、やっぱり、クライミングは、よーく考えて登らないといけない、という話だと思う。

■ 怪我

幸い、頭を4cm切っただけで、出血が多かったのと念のためもあり、背負ってもらって降り、救急車は一応乗ったが、傷を縫い合わせただけで終わりだった。1万3千円の出費。

・リードの時は、ヘルメットをかぶること

・ゆとりのあるグレードをリードすること

・初めてのビレイヤーの時は、慎重なグレードを登ること

・限界に近いグレードでは、ビレイ器具のお試しなどはしないでもらうこと

まぁ、一ピン目で落ちるようなクライミングはしてはいけない。なので、クライマー側のミスである。

が今回は初めてバディを組む人とだったので、もっと緊張して臨むべきだった。2階にもっと優しいアップ課題の5.8があったのに、それをはしょってしまった。

一つには隣でガイドさんが講習をしており、それを聞きたい見たいというのがあった。

それにその課題は、5.10Aでも、前にリードしたことがあるからと取り付いてしまったのだ。

足を上げるのが高すぎるなと思ったが落ちたときは一瞬で、しりもちをついて後頭部を打ってしまった。

相方のビレイ器はオートロックタイプだが、ロックは効かなかったみたいだ。まぁ出だしなので、落ちる方も悪いので、両成敗なところだ。

しかも、相方には担いでもらい、救急車に同乗してもらってしまった。はぁ・・・

■ 焦らず急がず

昨日は調子が良かった。今日は天候も良く、晴れており、気分も爽快だったので、普段の慎重さやビビりの体質から、ちょっと自信をつけすぎてしまっていたのもしれない。

初めて組む人となのに、いまひとつ以前のような慎重さが欠けていたかもしれない。

互いに初めて組むという緊張感も、知り合いのため、喪失していたような???

気楽に組んでしまったのだ。

とはいえ、怪我も軽くすみ、落ちても、あまり大事には至らなかったのが、不幸中の幸い。

バネの強さ、体幹の強さ、指の強さ、そういうものが必要で、体軸の強さは一朝一夕には着かない。

まぁ地道な努力あるのみ、ということだ。

10歳若く、才能があり、山に命を掛けている人でも、10bから11bへ行くのに2年かかっているのだもの、条件により劣る私には、もう少し時間が必要であろう。

焦らず、急がず、頑張ること。それしかない。


I fell from the rock and have cut the skin on my head. My first time on ambulance....  the cut was simple and not anything serious...although I had 5 stitches.