2024/06/05

【クライミング心理学】 反省しない、更生の見込みがないクライマーの見極め

■ 裏切りに関する心理学動画

好きな人から裏切られた時の『正しい対処法』


という動画があるが、重要なチェックポイントが出ていたので掲載。
(タイトルが気に入らないが。別に私は相方を好きではなかったので。念のため。)


白亜スラブの登攀について考えると…

「やっぱロープは60mだね!」

は、

 自分以外の何かを言い訳にする

のほうに該当するよなぁ…。 

つまり、
 
 変わる見込みはない

みたいですね…。 あとは誰がロシアンルーレットのババを引くか…だよなぁ。

■ 祝子川に2名で行って来いと言った指導者に忠告すべきか?

はっきり言って九州には、御大層な山はない。雪庇が崩れる、って可能性は雪がそもそも降らないんだからゼロだし…。大日岳の雪庇崩壊や那須岳の遭難事例を持ち出して、九州人が、襟を正すか?というと? まぁ、他人事感が強まるだけだろう。むしろ逆効果と言う意味です。

そんな中で重大事故多発の、祝子川は、例外中の例外だろう。

おそらくアイスのルート…宇土内谷なども同じであろう…。九州のクライミングの基準は、大体40年ほど遅れているのである。

福岡出身でも名を成したクライマーはいるんだが…実際にクライマーとして開花し、登っていた地は北海道だったりする。

逆に山梨で登っていて、全国的に通用すると思われる基準感覚でいた人…かの地では初級クライマーに過ぎない…が、九州にくると、自分が異様に高い位置…上級者…に位置付けられてしまう…。

振り返ってみると私自身もそうで、部外者クライマーである私をビビらせようとして用意された課題は…たとえば、初夢5.9などだろうが…、普通に、何が難しいんですか?と登ってしまえるわけである。私は山梨では完全に初級クライマーで登る課題探しに難儀するくらいだった。こちらでは、上手な方に入ってしまう…

ここで、ナルシシストタイプの人と普通の人は、反応が二分する。

 ナルシシストタイプ → いえーい、俺ってかっこいー。ついに俺の時代が来た~♪

 普通の人    → え?!みんな、そんなのも知らないの?(登れないの?)

つまり、基準が低いということは、ナルシシストにとっては、自分のナルシズムを充足させるチャンスに見える。

いや~。反応がこれだけ違うことにも全く気が付かなかったのである。

私にとって”え?ロープつけないの?な恐怖体験”でしかないことが、相方にとっては、他者から自分の無謀さを肯定され、自己肯定感があがり、楽しくて仕方ない活動だったみたいだった。

それは、九州にはリスクが存在しないから、わざとリスクを増すような、そういう登りをして無理やり楽しんでいた、というのが、本音なのだろう…

本当にリスクのある山で舐めたことをしていたら、本当に山に食われて終わりだからです。

つまり、イケイケは難しいことに取り組んでいない証、傍証になってしまいますね。

そのイケイケを自分の会の会員に進めるのは、どうなのか?その人本人が判断するしかないですね。なんせ、将来どんなクライマーになってほしいのか?によるよなぁ。

将来全国に通じるクライマーになってほしい → 易しいところで取れないセルフは難しいところで取れないと教える

九州内だけで通用すればいい → 易しいところだから、セルフは要らないと教える

■ 本州人が、祝子川に2名で行き、女性と組み、そして、確保方法が良くなかった場合

まぁ、これも無事に帰ってきたら、

 勝てば官軍

ということになって、まったく反省の余地がなかったであろう…

大体、大きな事故の前には、無数のヒヤリハットがあるもの、である。

5つの重大事件の前に、300のヒヤリハットがある、と言われている。

つまり、死亡する事故が発生する前に、理論上は、事故を起こした人には、

 60回のヒヤリハット

があったはずであり、それはいいかえると、

 60回の反省のチャンス

があったということになる。

それらが何であるか?は、本人や周囲の人以外、知りようがない…

だが、相方が、25mピッチと35mピッチを50mシングルで来ているときにつないで、つないでしまったことを反省せず、「やっぱロープは60mだね~」と発言したことを考えると…

この回でも、相方は、

 学習しなかった

ことになる。学習しない人の問題点は、ただ学習しないだけでなく、それが前述のように

 自信

につながることである。

 50mで来ても切り抜けられた、という経験値になってしまう

ので、次はもっと

 リスクを加算しても良い

と考える。

これが、

 栗城劇場が出来た理由

であるが…、それは一般のクライマー内にも蔓延している。

失敗の解釈が逆…

それは、この女性を犠牲者にしてしまった本州クライマーも同じなのではないだろうか?

彼には60回あった反省のチャンスをすべて見逃した結果が

 死亡事故

として結実した、のではないだろうか?

■ 反省しないで済む環境づくり=ホモソーシャル

難しい点は、その自信を保護しようとする、ホモソーシャルな同族保護主義がクライマー界内部からもたらされることである。

もたらしている本人は

 クライマー界を保護しているつもり (冒険主義の保護のつもり、あるいは温情主義のつもり)

であるので、ややこしい…。

理論的には、他者にも分かる、大きな事故を1つ起こす前に、その人は60回のヒヤリハットを見過ごされてきているのであるから、大事なことは、都度、つまり

 60回、そのクライマーにイチイチ声をかけてやってきているか?

ということである。

したがって、反省したクライマーが、仮にきちっと反省していたら、60個には及ばなくても相当数の反省点が、これまでの山行すべてから見出されることだろう。

私はこの点…イチイチ間違いに声をかけてやっている点…については、かなりの自信がある。私が指摘できることは、アラーキーにはすべてしました。

■ 救えないクライマーの様子

しかし、指摘しても、逆ギレしてくるのが、救えないクライマーなのです。

例えば、カムの設置位置が悪い、とか、外れかけている、なんて、

 ホワイトクライマーとブラッククライマーで反応が正反対

です。

 ホワイトクライマー 「すいません…」
 ブラッククライマー 「え~!なんでそんなこと言うんだよ!(怒)」

私はすでにミスを都度指摘しており、反応が

 自分以外の何かを言い訳にする

と、更生の見込みがないケースだったのに、

 ”オンサイト出来たのがうれしかったから、こんなことを言ったのかもしれない”

などと善意に解釈してしまって、許すことを何度も重ねていました。

それが私の反省点です。次回から、

 おかしな言動をしているクライマーは、切り分けられる

と思います。

【クライミング心理学】騙されてはいけない! 裏切りの傷

■傷の活性化

私の九州クライミングで最も活性化された傷は

 「だまされてはいけない」

である。これは、意外なことに、助っ人的登場での、奥村講習で叫ばれた。

たぐり落ちのキャッチだったが…。なぜ自分が「だまされてはいけない!」と叫んだのか、自分でも疑問だったが… その叫んだとき、奥村さんががっかりしたのは分かった。

しかし…、奥村さんは考えてみたら、行縢のエイドで記録を持っている人で、エイドで記録を持っている=ランナウト大好きクライマーって意味かもしれん… と、今頃、気が付いた(笑)。

エイドって、ランナウト自慢のクライミングなんである。ランナウトしないなら、ボルトラダー化してしまう。

昔のアルパインルートは、ほんの少しでも被ると、すぐにエイドを出していたそうである。

今のルートの成り立ちからは考えられないような話である。

トラウマに戻ると、あの叫び声は、真実の叫び声だったろう… というか、無意識に発生された言葉というのは、いつだって、その人の真実なのだ。

■ 騙されてはいけなさそうな出来事、各種

1)同じようなのに、BMCトラッドフェスへの誘いがあった。インスボンなどで、トラッドを習得中の人が次に行く岩場で、トラッドの本場のイギリスとかウェールズってどうなんでしょうかね?私の目には、ただ、ビビらせられに行く、としか思えないんだが…まぁ今度イギリス人のクライマーにラオスで聞いてみる気ですが。

2)騙されてはいけない!の3つ目は、なんだろうか・・?あ、樋口先生かな。樋口先生は非常に策士で、わざと私に必要のない設備を大村市が必要としているかのように思わせ、先生自身に都合の良い我田引水を先生がしたのでした。私は先生のことを味方だと思っていたので、残念でした。多久市は、スピードウォールはすでに誘致済みで、別に長崎にスピードの壁は要らない。

私は外岩クライマーなので、当然スピードクライミングの壁には興味がない。先生の、口車に載せられそうになったんだが、あとで先生は謝罪しました。

このことで、大村市の議員さんなどには迷惑をかけた。大村市は農業の人材欲しさに、いろいろとクライミングの話題を聞いてくれたんだが、クライミングの魅力を全国にPRすることで、若い人材が大村に移住するだけの十分な魅力がある岩場が、龍頭泉であることには今も変わりがない。樋口先生が筆頭開拓者なので、支点も整備されつつあるだろう…

私のあとからの推理だが、先生は、日向神と同じ終了点を龍頭泉に採用していたので、強度の不十分な、時代遅れの終了点であることが父兄にバレると、非常に指導者としての資質を問われると思って、龍頭泉を私に見せたくなかったようだ。まぁ正直に言ってもらえば、別に揚げ足取りは私はしない。

3)日向神についても、ひどい内容の支点だが、その改善努力がゼロのところが、私がしつこくなった理由に過ぎない。新田さんがリボルトしてくれたとしても、それは一部であり、バンバン間違った初期開拓が今も行われており、それを知っている人が熊本の会長さんだが、彼本人から、開拓者らに忠告してやる様子が一切なかった。男同士の絆って奴である。

4)それを全体的にホモソーシャルへの男性同士の連合と呼んでいるわけですが

特徴は

1)ちゃちな特権意識

2)男らしさへのしがみつき

3)共犯意識

まぁ、私にとってクライミングは、ついでの活動でしかない、ということをなかなか分かってもらえないのが、問題な気がする。

というのも、お前、岩に命かけてんだよな!という圧迫的な心理を感じさせられるからです。

今時、岩に命かける人、いないよ? 

それはかけてしまった人は、残念であるが。ユージさんらのスマートな登りを見たでしょう。あんな感じが普通なんですよ。だれも命かけるつもりなしです。

岩にすべてをささげる…それ40年前どころか50年くらい前の感覚です。

加害者になったり、被害者になってたりしている世界的クライマーのジャンボさんですら、命はかけていないですよ。今時のクライマーは、小さな幸せを大事にするんです。

そして、登る理由は超個人的。ストーンローカルズを見たでしょう…

私が登りたい理由は、”集中”です。 気分の切り替え。

クライミングに関する活動は、暇だから、やっている暇つぶし的な活動です。

特に外岩。ショートの岩場で死ぬ人ってホント、バカみたいな犬死でしかない。大体、そこ練習であって、山が本番なんだから。

山ヤの中では、本チャンと言う言葉があり、これは、ストリップに端を発する、ホモソーシャル性を表現した言葉だ。山の本番のことを本チャンという。じゃ、外岩は何なんだろうか? さしづめ、マスターベーションとでもいうところか?

それを、本番に格上げしたのがフリークライミングなんだが、日本ではフリークライミングは、40年停滞しており、

・5.12 波状攻撃 = なんとか俺をクライマーの仲間に入れてくれ…

から進化していない。

進化しているとすれば、進化の方角が、ボルダリングに偏っているわけなんである。

九州はボルダリングの聖地であるが、その聖地でのボルダリング初心者講習は?というと??

 ・ランディング練習なし

 ・マントル練習無し

 ・グレード5級以下は十ぱひとからげ

 ・3級しか登れない人がノーマットで2段を登りたがる

という全く、外岩のリスク認知の基本ができていない内容だった。

祝子川に二人で行ってこいというボルトの無批判な礼賛に限らず、九州のクライミング教育は、非常にまずい。

 登ったら、降りなくていけない。

その超・根本のところがお留守なのであった。

なんせローワーダウンが怖くてできない人を、比叡に連れて行ってしまうわけなんですから。しかも、連れて行っている本人が懸垂下降でロープの末端が地面に届いていない。そんなクライマーが、会の秘蔵っ子、って…。

いや、岩場に連れていく以前に教えておくことが山ほどあるでしょう。そんな奴、押し付けられても、私もイラナイ。私にだって、相手を選ぶ権利はあるはずです。

ほんと、君子危うきに近づかず、です。みなさんも気を付けてください。

      正しいビレイを受けるのは、特権ではなく、最低限の要件です 
            高値で売ろうとする人=変な人



2024/06/04

【クライミング心理学】被害者 と 加害者

■ 加害者は更生を望まれ、被害者は忘れることを望まれる

殺されたり、捨てられたりして、加害されたが、加害した側は、その事件を忘れ、人生を前に進めるように周囲の人々から、協力が得られるのに対して、被害者には何の救済も与えられない、という件について考えようと思い、動画をいくつか視聴しました。

山や沢でのチョンボがかなりしょうもない理由でおこなれて、結果が甚大(殺人)という内容と比較になる点があるかもしれないと思い殺人事件を取り上げます。

https://www.ktv.jp/news/feature/220523/

新聞にも報道された重大な事件で、利己的な理由で、猟奇的に 殺人が行われた、という事件です。

山や沢との共通点は

 利己的な理由  (ただ遊びに行きたい、ルートに出たい、認められたい) 

 結果が甚大   (人が死んでしまう)

という点です。

見ていたら、被害者と言うのは、本当に長いこと、被害心情を乗り越えることができないのだと思いました。

■ 加害者の更生

この記事によると、加害者の更生は プロの手によっても、非常に困難、だと分かります。

その人が良い風に更生したか?

は、クライミングであれば、私の中に一つは成功事例がありますが、

それは、御坂時代のおバカな新人だった九州から来た男性クライマーが

  エイドクライミングは時代遅れ

と気が付き

  クライミングインストラクターの講習会に仲間を誘って参加するようになった

と聞いていることです。

彼に必要だったのは、

 会の人が誰も誘ってくれなくなった

 ↓

 なぜだろう?

 ↓

 俺は、アホだった

の自覚でした。

振り返ってみると、相方は、安全対策は、私を懐柔するポーズ、でした。

本心では、ロープなんて…と思っていることを怖いお母さんにバレたくない、というポーズでしかないのは、例えば、

 カムの配置が悪くてロープが流れなくなっているよ

と教えたときの 返事が

 え?!なんでそんなこと言うんだよ!

に現れていました…。ロープカバーとかいらないもの買ったりしていましたが、ただのポーズ。

彼本人が起こした、小さなヒヤリハットをこちらが指摘しても、彼本人のヒヤリハットによって、被害を被っているのがワタシであり、本人でない限り、

 堪えない…

という循環にあるように思います。つまり、依存症と同じで、

 安全管理がしっかりした人=イネイブラー化

してしまっているということです。

彼と組むべきなのは、つまり自覚をもたらすことができるのは、

 彼本人より安全管理がお留守の人、

です。

イケイケ男子で安全管理がお留守の人と組む、これが男性がリスクを女性や子供などの弱者に負わせないで、リスク管理について学ぶ大事な点ですね。

イケイケ男子はイケイケ男子と組みましょう。

マルボーさんが組んであげたら、いいんじゃないですかね?アラーキーとは。

【クライミング心理学】 女性と一対一で沢に行きたい人の真意って何でしょうか?

■ デート?

山岳会は、伝統的にグループ行動ですが、クライミングジム時代になると、どうも男子は、若い女子に、

 「〇〇って、岩場に連れて行ってあげるよ~」というデートの手段

として岩場を利用しているのではないか?という疑念もあるのですが…

沢登りみたいな、リスクを伴うと最初から分かっているような隔絶した場所に、1対1で行きたがる男性っていうのは、いったい、真の狙いは何なのでしょうか?

大抵、男性は、見栄っ張りで、”俺が連れて行ってやっているんだ”とPRしたい?

なんなんだろうなぁ…

別に女性とではなくても、沢に2名は、お勧めはできないチーム構成ですよね。

■ 女性と行くと、難しいところは行けませんよ?

なんせ、どう考えても、担げないんですから。 

女性は岩場なら保険になるけど、沢や山は、女性と行けば、女性の側があなたを助ける側になる、つまり、レスキューであなたを担いで山を下りるってのはないです。

まぁ、例外的に異様に体重の軽い男性と、重たい女性なら可能かもしれませんが。

性別ってより、体重の制限ですね。

まぁ、昨今は男性も軟弱化しているので、誰に対しても背負い搬送は、期待できませんね。

■ デート? 見栄? 手柄?

結局のところ、誰と行くか?の選択にも、

   純粋に沢登りしたい!という気持ち以外のなにか?

があるような気がします。

■ 3大デート沢

3大デート沢と言えば、

 東沢釜の沢

 赤木沢

あと、どこなんでしたっけ?

しかし、沢登りこそ、ほんとに、しょうもないミスでの死亡事故事例を良く聴く山行形態です。

以前、東京方面の会にいたときに、いやこれは…と思う死亡事故報告が会でありました。

初心者を中級の沢に連れて行き、滑落したその人を助けようとした男性が死亡。

そして、御坂山岳会という山梨の会でも、恥ずかしくて上げれないような内容の沢で、本間沢がありました。

死者が何人も出ているような滝に、ノーザイルで取りつこうとした、おバカな新人がいましたが、その人は、フリークライミング歴5年ですとかいう触れ込みでしたが、登らせてみたら、全部支点を掴んでAゼロで登る人でした。それで何も悪いと思っていない…。その人がクライマーとしての教育を受けたのは、九州でした。

■ 九州は、いまだに、”Ⅳ級A1”時代なのかも?

昨日、菊池さんのこちらの記事を読みました。

https://www.jpnsport.go.jp/tozanken/Portals/0/images/contents/syusai/2024/tozankensyu39/2-3-vol.39.pdf

山梨でも感じたことが書いてありました。 以下、上記PDFより引用。


いまだに男子の登り方は、5.12を波状攻撃、ですもんね…

なんで、波状攻撃???

それって戦略として、あんまり有効でない。ハングドッグ長ーい、です。

ついでにひどい人になると、パンプアップして、とか甘えてきます。

しつこく、一つのルートに登り続けている。でも、それって指にも悪いし、まんべんなくクライミング能力を上げるという観点からすると、あんまり、良い戦略ではない気がします。

時が止まって、40年くらいたっているのに、気が付いていない…

失われた30年みたいなことが、クライミング業界でも起こっているみたいなんですよね。

■ サロン化して、問題解決に取り組んでいない文登研

文登研の他の資料も、見て見ましたが、まぁ、毒にも薬にもならないような、個人の趣味の追及を記事にしたような、論文と言えるのはないような記事の集合体で、何が問題なのか、透けて見えるようでした…。

まぁ、問題解決に向けては取り組んでいないってことが問題ですね。

毎年、過去最高、過去最高と叫ばれている山岳遭難に対する危機感は、文登研には希薄。

まぁ、どっちかと言えば高齢化なので早く死んでくれ、って思っているのかもしれません。

登山教育、クライミング教育の欠如に対する意識も、希薄。

誰も取り組みを見せていないです。例外は、花谷さんくらいかな。

というので、まぁ、放置された無学な人たちは、自分たちの考えで登るわけで、それは、

  • アルパイン現状: Ⅳ級A1
  • フリークライマー現状: 5.12波状攻撃
  • クライミング教育: 残置直掛け教育
  • クライマー平均値: 25mと35mを50mシングルでつなぐようなレベルの算数能力

で構成されているのでした…。

クライミング業界研究の結果、市場調査レポートに報告書としてまとめるとすると、こうなります(笑)。

熱いな、と思った分野は、村越先生のオリエンテーリング分野です。

VUCAの時代、オリエンテーリングはルートファインディング能力強化になるのではないかと思いますよ。

若い人に進めるなら、トレランのほうです。

2024/06/03

【危険回避能力】危機回避の能力の獲得が山をやるということですよ

■ 普通の人に危機回避能力はない?

私はクライミングを通じて、嫌な目にあうどころか、命も取られかねない(汗)というヒヤリハットを経験しています。(行かなくてよかった、ってのも含め)

私は、子供のころから自分がアダルトチルドレンだと自覚がありますが…子供ながらに大人と同じ役目を担ってきた子供と言う意味です…

そのカウンセラーの先生の言葉が、上記です。普通の人に危機回避能力はない、です。

要するに、アダルトチルドレンは、危機回避が第二の天性、ってことです。

直感が鋭い、と思います。なんか、考えていない人の行動パターンだなって匂うっていうか…。

例:

このままでは我が家はどうにもならなくなる、という失敗する未来への確信を、周囲の大人が誰も共有してくれず、

子どもの私だけが危険を認知していて、このままじゃ危ない、危ない、と言うと

周囲の人は、根拠なく、大丈夫、大丈夫、と言う。

しかし、やっぱり私の予想の通りになる…

…というのが、山やクライミングでも、繰り返されていると思います。

事例:

4時間かかる山に登るには、朝8時には登山口にいないと、登る前から遭難です。

案の定、稜線でカミナリ。横に走っている雷…

事例:

50mシングルロープで、25mのピッチと35mのピッチをつなげば、当然ロープが足りなくなる。

案の定、ボルト一個に仲良く二人でぶら下がる羽目になった。

事例:

沢に2名でいけば、何か起きたとき対応力がない

案の定、遭難事故が起き、同じ状況。

事例:

水圧がかかるところで、解除困難な確保をすれば、水流を浴び続けることになって窒息死する

案の定、事故。しかも最悪系の死亡事故。


■ 「危険回避能力」を育成するためには、どのようなことに留意して取り組めばよいか?

以上のように、生まれつき私は、危機回避能力に優れているわけですが、

アダルトチルドレンではない一般の人はどうしたらいいのでしょう?

 ① 予測

 ② 回避

 ③ 主体性

「危険回避能力」とは、「自ら危険を予測し、回避する能力」のことです。

自ら危険を予測するためには、

 1)危険の存在に気付き、

 2)どのような結果が予測されるか

 3)イメージする能力

が必要になります。

 4)警戒:「大丈夫だろう」という思い込みは、危険

です。

また、自ら危険を回避するためには、上記の危険予測に基づき、

 5)迅速かつ的確に意思決定し、

 6)より安全な行動を選択する能力、

 7)主体的に行動する態度

が必要になります。

(躊躇せず、勇気をもって、回避する)、そして、(自分のできうる最大限の行動を取る)

ことが大切になります。

以上 

https://www.pref.tochigi.lg.jp/m55/system/desaki/desaki/documents/24-6.pdf

より抜粋まとめ。

■ 指摘

たぶん、①予想の時点で、だいたいほとんどの男性は、誰それが行ってきたから、俺も行けるという比較を、情報収集の根拠にしており、そのルートそのものの情報を集めていない。

  あいつが行ってきたから俺も行ける ×

  ルートそのものの情報 〇

したがって、実際に危険が起きたときは、回避する手段について想定していない。

 50mシングルで登っているけど、もう25mピッチは終わったはずだが、支点が見えない。次のピッチは35mあるがどうしたらいいか?

 ↓

知らない。

 ↓

頭真っ白

 ↓

えーい! 

= 行き当たりばったりの行動。

クライミングの相手が主体性を発揮して、断る。

=逆ギレする。

俺を馬鹿にしている!と個人攻撃と受け取る。

もう、どっちが本当の個人攻撃か、しっかり考えてほしい。

新標語: ルートの性格も読み切れない人のセカンドを務めるのは命がけ

です。

このような場合、コミュニケーションで解決できない人とは登らないのが正解です。

割っても気にならない程度の金額のお皿を買うのと同じです。

■ 危機管理能力が低い人の特徴

1)よく考えずに行動してしまう

2)知識と経験の不足

3)計画性の欠如

4)時間管理が苦手

5)自分のキャパを理解していない

オマケ:リスク予知能力訓練 事例。



【クライミング心理学】永遠にケアギビングし続けるケアギバーの役=ドツボにハマったケアギバー

■ 南ユウタさんの今日のメマガ

全面引用です。太字付与は私です。(青字 当方)

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 いのち軸で自己肯定感を育む

心理カウンセラーの南ユウタです。

ナルシシストやボーダーラインの人の考え方や行動は、非論理的で利己的なことがよくあります。

感情的に未熟ですので、「子どもっぽい」ところがあります。(師匠も前の相方も、二人とも子供っぽいところが魅力だった)

健康な人なら、ナルシシストやボーダーラインの人とかかわることがあっても、そうした子どもっぽさに対して怒ったり、困った顔をしてため息をついたりして、最終的には離れていきます。

でも、ケアテイカーの人は違いますよね。(子供時代のゴールデンエイジをケアギバーとして過ごしました。ので私の自我で最も強いのがAで、そのあとがNPです)

ナルシシストやボーダーラインの人の非論理的な言い分に対して、論理的に説得をしようとしていませんか? (げっ!これワタシではありませんか?!)

「正してあげなきゃ」と思ってしまいませんか? (げっ!これワタシではありませんか?!)

そして、長いことそういう「何回も言って聞かせても、同じことをくり返される」パターンを繰り返していませんか? (繰り返している!)

実は、それもナルシシストやボーダーラインの人とケアテイカーさんの間ではよくある「罠」です。

加害者、被害者、救済者の3つの役割をくり返して抜けられなくなる「人間関係の昼ドラ」にハマる罠です。

僕も、高校生や大学生の頃、相当な時間とエネルギーをそういうことに費やしていました。

当時は言葉にしていませんでしたが、

「もし、僕が論理的に説明してあげて、わからせてあげられたら、もうこんな風にはしないはずだ。」と信じていたのですよね。(げっ!これワタシではありませんか?!)

あなたも、そんな風に信じていませんか? 

実際には、ナルシシストやボーダーラインの人の思考回路の大きな特徴は「ランダム性」だと言われています。

論理的に考えられる時もあるけれど、非論理的な時も多くあります。

「そんなこと、普通の人でも同じじゃないか」と、思う人もいらっしゃるかもしれませんが、ナルシシストやボーダーラインの人の思考回路のランダム性は、そんなにかわいいものじゃありません。

非ナルシシストや非ボーダーラインの人なら、非論理的に考えふるまった後に、「あっ、これはまずかったかな」と気づく確率が高いですよね。

さらに、自分のふるまいが相手をどんな気持ちにさせたのか、想像がつきやすいです。

「私のあの時の言動は、きっとあなたを傷つけ、不快な気持ちにさせたよね」みたいに考え直し、謝罪したり、関係を修復しようと努力できます。

ところが、ナルシシストやボーダーラインの人は、これがとっても苦手なのです。

また、思考の特徴として「自分を中心にしか考えられない」というものが出やすいです(いつもではないですが)。

こういう時のナルシシストやボーダーラインの人は、「論理でもの考える」のではなく「感情でものを考える」のです。(たしかに。ケガをした人を外国に置き去りにするってねぇ…どっちが被害者よ?)

だから、どうしても被害的に受け取ってしまうこともあります。

そんな状態の人に、論理的になるよう説得をしながら絡み続けると、救世主のポジションに知らないうちにハマっていくのです。(なぜか、私が世界を救わないといけない羽目になって行った…)

そもそも、救世主を求めている段階や、救世主を実際にそばに置いているナルシシストやボーダーラインの人は、セラピーや心理治療の場にほとんど現れないです。(要するにクライミングの講習会に出ない…)

「自分で自分をよくしよう」とセラピーの主人公になっていないナルシシストやボーダーラインの人を、説得するのは無理があるし、原理的に不可能です。

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■ ブラックメールくれた方も、ピンチですよ!

私は祝子川の件で、ブラックメールをもらったのですが、その文面にこうありました。

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「本当は、〇〇した方が良かったんじゃないでしょうか?」という優しい言い方で厳しい安全基準を繰り返し伝えるだけでも、長期に渡って教育をすれば、段々と自分の過去を恥じる登山者になると感じています。

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心理学がすでに出している答えは、

 境界性の人

 自己愛性の人

は、精神科にそもそも来ないし、治す気にそもそもならないから原理的に治らないということです。

一般の人はそういう人を避けて活動する、これだけが身を守る盾です。

もし、この祝子川の件で、加害してしまった人が、人を殺してしまった結果につながったその後悔が、精神を病むレベルになるなら、私に脅し文句を言ってくるより先に、

 南さんのカウンセリングにかかることをお勧めします。

普通のハイキングの本にすら、徒しょうではロープつけるなと書いてある。初級レベルの知識

【クライミング界の平等】ミソジニーとクライミング界

■ ん? 「あなたのためにご飯を作ることが私の幸せ」???

次の文章は、上野千鶴子さんの『女嫌い』から引用です。

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自分の欲望のために 同意を得ずに 無力な他者の身体を利用し、それに執着し、依存し相手をコントロールし続けようとし、その相手から自尊感情や他者への信頼や自己統制感などを奪い、あまつさえ、相手がそれを望んでいると信じたがり、誘惑者に仕立てるという関係 

いい女がいない。男性を奮い立たせる女性、母性を感じさせる女性 あくまで俺を立てて俺を男にしてくれる女性 踏まれてもけられても、俺を無条件に受容してくれる女。

男にとって、女の最大の役割は、自尊心のお守り訳である。どんな女にもモテる秘訣がある。

それは男のプライドを決して傷つけず、何度も繰り返し聞かされる自慢話に飽きずに耳を傾け、「すごいわね、あなた」と子守歌のようにつぶやき続けることだ。第三者に到底すごいと思えない男なら、「あなたのすばらしさが分かるのは、私だけよ」と付け加えればよい。「あなたが私のたった一人の男よ」と付け加えれば完璧だ。

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これを男の側からいうと?

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彼女の理想像

口数が少なくて、可愛くて、控えめで、日本的で、つつましいコ。趣味悪くないと思うけどな。です

今の時代こんなことを女に言ったら、どうなるか?覚悟しないといけない。

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こんなのがまだいるんですよね、九州には…。

クライミングは、特にスポーツクライミングでは、リスクがないので、男女差が出ないので、こんな男性がいまだにいるとは信じられない方が多数かもしれませんが…。

■ 僕のために自己犠牲することが、あなたの幸せなんでしょう?

それって、この本によると

 ダメ夫

を持ったお母さんが、夫がダメ男なら、息子に掛けよう!と思って息子にせっせと貢ぐ、という話みたいですよ?

つまり、

 息子=お母さんの敗者復活戦。

まぁ、お母さんの人生の成否を背負わされる息子は、気の毒なのかもしれませんが…

■ 親の人生を背負うクライマー2世

しかし、親の人生を背負うクライマー2世って、クライミング界では、結構普通にいて、大体成功しているクライマーは、2世クライマーです。

政治の世界と同じなんですかね?世襲制ってことで…。

それだけ、クライミング界が、

 お買い得品

だった、ということかもしれません。以外に、楽に世間の承認を得れた、ということです。

大体、楽な職業を親は子に継がせようとする、というのが定番なので…。

■ 世界はこんなミソジニーはとっくに通り越している

ラオスで登った時、ほんとに自由になりました。

誰も、男性を立てる、なんてやる女性はいないし、私に暗にほのめかされることもなく、なんか、普通に

 公園に遊びに行く

 ↓

 ブランコ乗りたい

 ↓

 ブランコに乗って遊ぶ

それができるだけの感じでした。




2024/06/02

【クライマーの文化】男尊女卑文化はどこから来たか?

「日本人女性を売春婦としてGHQに献上… 」政府が行なった “売春ビジネス” の真実。

男子は特攻隊。女子は国家ぐるみの売春。

特攻隊文化の名残が、40mランナウトの4級を意地でも残す、という文化で、開拓者みずからが、開拓時の心情を

 俺が行かねば誰が行く

と表現していましたが… 実際の特攻とは、このようなヒロイズムを持ったものではないので、まんまと都合の良い、歴史観に載せられたおバカな男性の特攻観を岩場に適用したもの、と言えます。

同じ、愚かな歴史観に、根を発するのが、女性の扱い。

 お国のために、身売りしてくれ

です。 いや~ 会のために私が身売りしないといけないような女性観を持っているように思われました。

身売りというのは、私が技術を誰か、一流のクライマーから盗んでくる、ということです。

吉田さんと登ったところとか、案内させられたりしました…

自分が吉田さんのビレイを買って出ればいいのに…。

日本の男性は、女性を口実に自分に何かメリットを引っ張ってこようとしていますよねぇ?

それは、はっきり言ってズル、ってやつです。

例えば、私と一緒に外国に行くことで、複雑な手続きを自分でしないで良い目をみるために、リードしてあげる、とか? なんかおかしな取引をしようとしていませんか?

おかしな取引の上に、犠牲を強いられて喜べと言われても…

喜べません。

【クライミング心理学】私は、女性を武器化する男性の道具にはなりたくありません


中高年男性はどう退場する? 男性のためのフェミニズム入門④ Progressive! Channel 中野晃一

■ 女性を武器化(広告宣伝に使う)

というのが、男性社会が

 女性を武器化

する、その道具にされる、ということです。

いや~、私もされそうになった…。

ちょうど大蛇山を登っていたころです。私は九州クライミング界から、

 広告塔、武器 

扱いされそうになったと感じました。

広告塔になるなら仲間に入れてやるが、ならないなら入れない。それが起こったことです。

■ ジム上がりクライマーに必要なのは、安全にクライミングデビューできる定番ルートですよ

私自身は、夢中歩行も、初夢も、楽勝でした。山梨育ちで、しかもフリークライミングではなく、三つ峠のアルパイン育ちなので、前穂北尾根も、終わってから来たし、別にボルトは遠くなく、どっちもオンサイト可能でした。

従って、私は、自分のために、ボルトを打ちなおせ!とは主張していません。

一貫して、主張しているのは、

 初心者が安全に外岩にデビューできるだけの信頼に足るボルト強度とボルト間隔の課題がない、

と言っていることです。日向神の定番入門者ルートである、夢中歩行も、そのようなルートではありません。

マルチに至ってはもっとひどく、ジム上がりクライマーは当然ジムで練習はしてこないスラブ登攀が、入門ルート。そして、その入門ルートは…巨大ランナウトでは落ちることができません。

その程度もひどく、10mランナウトでもひどいですが、40mランナウトです。自分だって古い開拓者の米澤さんも、ひどすぎると言っていたほどです。

■ スラブは入門とするのに不適切

スラブ登攀は、現代のクライマーには、まったく対応力が育つ環境がない入門ルートであり、入門に適している、と言えません。

落ちないで登るということを覚える機会が、ジムクライマーや入門したてのクライマーには欠如しており、そのような中で、落ちれないスラブを登るのは、基本、ステップアップの課題として、つまり、カリキュラムの構成として破綻しています。

したがって、入門クライマーは、

 ・ボルトの間隔が近く、
 ・支点強度も、整備も管理が行き届いている

ラオスに行って登るのが、私の経験上は、お勧めです。

適切なボルト間隔を覚えたい人は、アイス易しいトラッドをやれば、覚えられます。

支点が整備されていれば、とくにビレイヤーの優秀さにこだわりを感じることなく、楽しく登って帰ってくることができます。

一部のクライマーからは、私が、

 すべての外岩ルートを人工壁並みの安全性にしろ

と言っているような濡れ衣を着せられ、その濡れ衣が都合が良い人達からは、

 女性を保護する

を口実に、実際は出来の悪いジムクライマーを保護する結果にしかならないプロジェクトの音頭取りをさせられそうになったと思います。

女性を口実にあるいは武器に、あるいは広告に、自分の願いをかなえようというのは、
 
 責任転嫁

ですので、私はそのような責任を転嫁される立場になるのは、ごめんです。

自分のケツは自分で拭きましょう。

クライマー界は、一般社会より古臭く、女性を蔑視したり、女性ではなくても、誰もが楽しく登れる岩場を目指すという点からは、非常に立ち遅れています。



【クライミング界の平等】 クライミング界の詭弁と男性特権保護= 遠いボルトの配置


日本型家父長制を変えるには 男性のためのフェミニズム入門⑦ Progressive! Channel 中野晃一

家父長制=男性は家庭に居場所がない。会社にも居場所がない。

結果、家父長制と言っても男性はピンとこない。

結果、ホモソーシャルな事なかれ主義社会 になる。

これって、そのまんま、クライミング社会のように思えるんですが…。

■ アルパインクライマーは家父長制 フリークライマーは民主制

アルパインの世界は伝統的に、リードする人が絶大な権力を持っています。

しかし、フリークライミングの世界は、違います。誰が何をどう登ろうが、リスクは、理論上は同じです。

リードするほうがトップロープよりエライ、というアルパインクライミングの根拠は、ルーフをやってみれば、全く覆されます。リスクは、ルーフを登る人にとっては、リードも、セカンドも同じです。

フリークライミングにおいては、ひとつのクライムは、ビレイヤーとクライマーの共同作業です。

■ 誰がえらいのか決めないと落ち着かない性格に育てられてしまった人=九州人

日本社会は、家父長制を取り入れた歴史があるので、アルパインクライミングの師弟制度や山岳会内での年功序列は、高度経済成長時の日本社会にとって、理解が容易だったシステムだったのでしょう。

しかし、フリークライミングが台頭すると、

 群れの中で最も登れる人= 子供、若い女性

という、従来、もっとも庇護されてきた人たちになり、

 成人男性

は、威張ることができなくなります。

威信の源泉である高い身長や重たい体重も、まったく逆効果で、フリークライミングには不利だからです。

役に立つとすれば、歩荷だけになり、荷物持ち担当、と、課長から単純労働者に格下げされた気分を味わうことになってしまいます。

なので、私は荷物を男性に持たせたことはありません。別にフリークライミングの岩場は、近いので、重さが私の課題になったことはないからです。

■ 遠いボルトは最後の砦

最後の砦…しがみついているのが、遠いボルト。

高い身長を有利にしているのは、同じスタンスにたったとき、女や子供…低身長者…の手が届かないほど、遠い位置にボルトを打つことです。

そうすれば、背が高いのでそこに立てば、楽勝で安全確保の業であるクリッピングができるという優位性を保つことができます。


私は、この男性優位性へのしがみつき行為が、遠いボルトということに具現化しているだけなのに、それをカモフラージュする手段として、開拓者著作権を持ち出して、遠いままに維持しようとしている詭弁がクライミング界にはあると考えています。

なぜなら、そうでないかぎり、普通は、自分よりか弱いものの命を脅かすボルトの配置を是正しない、なんて、人間性の発想として不自然だからです。自分より弱い者を守ろうとするのは、人類共通の本能です。

遠いとたぐり落ちの危険が増すのは、クライマーなら誰でも分かるようなことですし。

平等を持ち出さなくても、かわいそう、という気持ちが湧くと思います。

それが普通になっていないのは、文化的影響が考えられるからです。

ちっぽけな既得権を手放せないのは、そうしないと、男の沽券にかかわると思っているということだと思います。

■ 適正ボルトは男らしくないか?

現に適正な間隔にボルトを打って、男の沽券など手放している現代的な思想の開拓者は大勢おり、その人たちが、”情けない男扱い”されている様子はうかがえません。

手放しても大丈夫だと分かっていても手放せないのは、心に傷を抱えている、ということです。

■ 清い開拓者は40cm下に打つ

ある時、開拓者から聞いた話です。

ボルトを打とうと思ったときは、大体、自分が思う場所から、距離にして40cm下に打てば、間違いがない、

という解説を聞きました。

納得しました。180ー40は140で、140cmの身長は、ちょうど、小学6年生の身長でこれくらいから、外岩が可能になる年齢だからです。

■ 幼児虐待加害者と同じ心理

上野千鶴子さんの著書に、児童性愛の加害者の心理が回答されています。

驚いたことに、これはリードを強いるおじさんクライマーの心理と同じでした。


おじさんは、君を愛しているから、こんなことをするんだ。


おじさんは、君を愛しているから、(君がいやがる)こんなことをするんだ(だから、きみも抵抗しないで、協力してほしい)。

これが、リードを怖がっている人に対する行いと同じ心理だと、お気づきになることができるでしょうか?

比叡のリードでは、私は、はっきり嫌だ、と言いました。

ギア(カム)を持っていなかったからです。アイスギア全部、背負ってリードしたんですよねぇ。

しかも、その時、初対面の人のビレイで。


(先輩である俺)は、(後輩である君)を愛しているから、君が嫌がっているリードクライミングを、君に無理強いするんだ。

きっと本人も無理強いのクライミングを会や仲間から、無理強いされて育てられてきた人なのでしょう。

・子供には(部外者には)何をやっても大丈夫
・言いなりにしやすい
・無邪気で単純
・騙されやすくコントロールしやすい

が、児童性愛被害者=やられやすい人の特徴です。

■ フリークライミングは、民主主義ですよ

私はそんな育てられ方はしませんでした。

私の師匠は、私がリードで取りついても、怖がっていると、”いいから、もう降りてきなさい”という人です。 

なんでこんなのが怖いの、とは言いませんでした。

そりゃそうだ、ピンが遠いから怖いんだから。サルだって分かる。

他者が育てた、まともなクライマーをダメにするのは、一日。育てるのは100日。

そんなこと(ほとんど虐待)してるから、会に若い奴が入ってこなくなるんですよ。

若い男子だってバカじゃないでしょう。




2024/06/01

【クライミング心理学】ブラックメールに対する対応

 最近、ブラックメールが来ました。

ブラックメールとは、恐喝のことです。

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「blackmail」は英語の単語で、日本語に訳すと「恐喝」や「脅迫」を意味する。 具体的には、他人の秘密や弱みを握り、それを利用して金品や特定の行動を強要する行為を指す。

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です。 ちなみにこの言論の掲載許可は、書いた本人が、頼んでもいないのに、くれました。なぜでしょう?

きっと、私はスケープゴート化されているので、そのいじめを加速することで、俺はいじめに加担する側の人間だ、と同族主義を強化する狙いがあるのでしょう。

あいつを排除しろ、そうだ、そうだ!と盛り上がりたい皆さんに、これはリップサービスの記事です。

鉄壁の防御もchatGPTが書いてくれましたが、大事な考察が抜け落ちるので、再掲載。

■ 逆ギレ

”お前が「反省しろ」というから、反省できないんだよ!”は、タダの逆ギレ

です。

感情にあおられて、反省しろとおふくろがいうから、俺は反省しないんだ!と拗ねている子供と同じですね。

自分の行為を、自分がどう考えるか?まで、人のせい。

したがって、反省しろと言われると反省できない、という主張は、責任転嫁です。

さて、来たメールの内容に各論で反論を書きます。

■ 来たメールの内容への反論

1)お前のせいで一般公開されないぞの脅しについて

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この記事を読んだ当事者が、事故報告書を一般公開する気になるかは疑問ですが、私には分かりません。

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意味: お前の記事が、一般公開されない理由だぞ、お前のせいだぞ。

反論: 私の記事がどうであろうが、心から深く反省した人は、憶測を止めるためにも、事実を公開して反省文を一般公開するでしょう。私のブログ記事が嫌だから、という、そんな”ちゃちな”理由で、隠蔽に走る人をいったい反省した人と呼びますかね??

2.メールを書いた人が本人のブログで事故に触れない=隠ぺい体質

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私のブログで、この件についてコメントする気はありません。

ニュース記事だけで議論することは不可能です。私が当事者から好意で伺った情報を、報告書開示以前にWeb公開するのはできません。今は仲間内だけでの議論に留め、将来ブログに書くとしても今回の事故の件には触れずに一般論に留めます。

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この人が、何をブログにするかは、好きに決めればいいのですが、なんと事故情報が

 好意で伺った内容、

ってさー。 クライミング界では、事故報告書は、特権階級にしか配布されていない現状とぴったり一致しています。

だから、熊本の会長さんみたいに、リスクが理解できないで、非常識なメンバー数でも、沢ですら、ボルトが打ってあるから=スポーツルートと自動思考してしまい、行って来たら?と言ってしまうリーダーが存在するんですね。

事故情報が開示されないとすると、このリーダーさんの個人の資質のせいではないかもしれません。隠蔽された情報を知らないのは当然のことだからです。

その上

 仲間内の議論だけにとどめる、

ってさー。特権主義、全開。同族保護も相まって、ホモソーシャルの定義と一致してしまいます。

小鹿野とエライ差ですね。

3.お前は退け、の暗示的脅迫

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自分磨きが難しければ、将来もっと優秀な人が啓蒙してくれるのを期待して、自分は退くのも一計だと思います。

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主語がない。あなた、にも、私、にも言えるように、あいまいにぼかすことで、

私はこうしているから、おまえもそうしろ、と言っています。

つまり、私に退けと遠回しに言っているって意味です。

は?なんで?私が自分の言論を引っ込めないといけない訳ですか? 

境界線の侵害です。

4.一般公開の意図が環境依存だと言って脅迫

そもそも、この人には、事故報告書を発表するかしないか?の参政権はないようです。

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現在、2人が所属している山岳会で事故報告書を作成中で、すでに反省点として様々な点が検討されているようです。

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タダの外野なのだそうです。それなのに、お前のせいで公開しないぞ、と脅しています。

一般常識上、まともな会なら、事故報告書が一般に公開されるでしょう。

なぜなら、それだけが再発防止策になる道だからです。

5.反省の有無

そもそも、反省文自体が発表されていないのですから、反省しているかいないかは議論の対象にならず、反省しろと周囲の人間が思うのは、当然の感情でしかありません。人が一人死んでいて、反省しないで済むはずがないでしょう。

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むしろ同行者の方は、葬儀までの誠意ある対応、事故報告書作成など、外野から見ていて心が痛むほどです。すでに他の反省点も挙げており、自責の念は計り知れません。

ーーーーーーー

人を一人殺す結果になったのだから、当然の態度ではないか?と思います。

逆の態度だったら、どうするんですか?

6.私の言論が自殺の原因とする脅迫

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もともと責任を感じている同行者に対して、こういった書き方をするのは、あなたが人を自殺に追いやるリスクをはらんでいます。

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私には、当ブログを読んで相手がどう思うかについては責任はありません。

しかも、自殺に追いやると思っているのは書き手の憶測。忖度って奴です。

忖度したことを、こうして私が発表すると、この人にはメリットがあるということですね。

そもそも、もともと責任を感じる人は、救急車も横付けできず、携帯電波も入らないことが予想できる沢に、2人だけで行ったりしません。

また、責任を感じている人は、自殺はしないで責任を取る行動を取るだけでしょう。

何年も遺族の口座にお金を振り込み続ける人、お墓に参り続ける人、セーフクライミングの普及活動に傾く人、いろいろな行動による誠意の示し方があります。

隠蔽って、誠意の示し方と言えるんですかね?

ケツまくって逃げたいという、”逃避”にしか聞こえてきませんが…

それより、あいつが自殺するから、と言って、他者を脅す態度ってどうなんですかね?

7.遺族を利用した強要

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また、事故報告書の完成と説明を待っている遺族としても、嫌な気持ちになるでしょう。

ーーーーーーーーーーーーーー

遺族を盾に使った恐喝と同じです。これが本当なら遺族が言うでしょう。

私には遺族の感情に責任はありません。

私が遺族なら、正しい情報が広まる、事故原因が広く一般に共有される方を望みます。

たとえ、この特定の遺族が、隠蔽のほうを望む遺族だとしても、その人たちがいうべきことで、他人の存在するかどうかもあやふやな感情を憶測して、それを盾に、外野が私にブラックメールを送り付けるということは、単なる、

 同族保護

と言われても反論の余地はないでしょう。

8.本当の意図

このブラックメール作者の本当の意図は何でしょうか?

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同行者の方に正しい反省を促すことが目的であれば、それは事故報告書を私が読んで本人に更にコメントするつもりですから、ご安心ください。

ーーーーーーーー

なんか、とっても偉そうです。

 俺は、この加害者に正しい反省を促してもいいが、

 お前は、ダメだ。

 俺は、加害者本人にコメントしてよい。

 お前は、ダメだ。

と、特に根拠なく書かれてます。

分かるのは、俺が上で、お前が下、と、この人が認知しているらしいことです。

もしかしたら、この加害者の師匠さんなんですかね? なら、自分も反省すべし。

何年教えて、何を教えていなかったから、こんなことになったのか?分かるはず。

行く前に、なんで誰も止めてやらなかったの?

それでも、仲間なんですか?

■ 真の目的は、マニピュレーション(操作)

素晴らしいヒントが来ました。

”心理操作”

とは、相手があなたの反応を責めるとき。
あなたが反応したのは、相手の有害な振る舞いがあったからなのに。

彼らは、あなたを刺激したのは、自分の
敬意を欠く行動なのに、
そのことについて話題にすることはない。




つまり、私が、問題にしているのは、

  クライミングパートナーの生命が、大事にされていない、ということなのに、

お前の書き方が悪いと論理のすり替え、されています。

私の書き方が悪いとして、そもそも、それをトリガーしたのは、何か?

  男尊女卑、のその在り方

もし男尊女卑でないならば

  リードクライマーの俺のほうが上だ、下のやつは言うとおりにしろ、

というあり方です。

上の人間の命のほうが大切だ、とでもいうつもりなのでしょうか? 

この論法だと、そういうことになってしまいますが。

■ 当方の事例

私の大山北壁は2名しかメンバーが集まらず、しかも、相手は、インスボンやらアイスのルートやら、何度も一緒にマルチを登っている相手で、登山歴40年のベテランだったので、事故の確率はかなり低い状態でしたが、泣く泣く、お断りしました。

大山北壁の時は、私はメンバー集めに奔走し、ほうぼうに声をかけても、あと一人いたら…という状態から抜けれなかったので、非常にガッカリし、うなだれましたが、その様子を見て、行かない判断をした私を慰めたのは、誘ってくれた師匠のほうでした。

 「あんまりがっかりしているんで、俺、心配したわー」

そのあと、一人で大山一般ルートを歩いて…「なんだ、ここ、超・簡単だわ、なんと八ヶ岳の3分の2しかない…」と分かり、それを師匠にフィードバックしたところ、

「仕方ないさ、あの時はそれを知らないんだから」

という返事でした。

■ 事故の本質は、強気の判断 強気は山では事故の原因

知らなくてミスする、という同じ内容でも、用心深い人は

 行けるところにも行かない

というミス。 

一方、強気一辺等の人は、

 行けないところに行ってしまう

というミス。

つまり、同じ、無知を原因にしても、ミスの方向性が真逆なのです。

山では、弱気判断、を守りましょう。

”常に強気判断すること”をヒロイズム視したり、自己正当化してはいけない。

”強気”と言えば聞こえはいいですが、その実は

 欲に負けた

というのが正しい状況説明であることのほうが多いです。

■ 強気が必要な時=ピンチの時

強気判断をしてよいのは、材料が、3つ以上あるとき、またピンチを切り抜けないといけないときです。

全部、どのような条件下でも、強気なのは、考えていない印、です。

山で大事なのは、適切な判断力を、適切に用いることです。

50mシングルロープで、25mを登った後、そのまま35mを登る判断が適切かどうか?

それすら判断できない程度の判断力であるのが、現在のクライマーの等身大の姿です。

■参考

反省しろ!と責められるのは、ミスった人が当然払うべき代償です。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1339567993

色々な意見があるが、反撃しろ、って逆ギレしろって言うのと一緒ですね?

ーーーーーーー

なにかミスったら、反省してようがしていまいが、「反省しろ」って言われますし、言われても文句は言えません。ミスった代償だと思って甘んじて受け入れて下さい。

もし、どうしても言われたくなかったら、ミスしないか、反省しろって言う人から全面的に信頼をされる人になってください。

反省が足りているかどうかは、あまり関係有りません。

ーーーーーーーーー 

この考えが私の考えです。


【ChatGPT】すごーい 反論文書かせた

ーーーーーーーーーー

ご指摘ありがとうございます。以下に、メールに対する反論を述べさせていただきます。

1)沢ではエイト環一択

Aさんが指摘されるように、エイト環にこだわらず、ルベルソや他のビレイ器具も状況によっては有用である点は認めます。しかし、エイト環はそのシンプルさと多用途性から、特に初心者には推奨されることが多いです。沢登りの現場では、ゴルジュでは双方性が大事で、必要とあらば、流さなくてはならず、エイト環の双方向性が強調されるべき理由です。ルベルソの利点も理解しますが、沢登り初心者が複雑な器具を使いこなせるかどうかは疑問です。よって、ブログではエイト環を推奨した次第です。

2)ニュース記事の「熊本から登山に訪れた40代男性」のコメント

ブログ記事内のコメントに対しての指摘については、意図を誤解された可能性があります。あくまで一般的な意見として述べたものであり、事故当事者を直接批判するものではありません。登山や沢登りにおける安全意識を高めるために、あえて厳しい表現を用いた次第です。

3)記事の削除

については、情報の正確性と読者の誤解を避けるために再考する必要があるかもしれませんが、ブログの目的は事故を教訓として、安全対策の重要性を広く認識してもらうことにあります。

記事の内容が誤解を招く可能性がある場合、適切な修正や注釈を加えることは検討しますが、削除することが最善の対応かどうかについては、賛成いたしかねます。

4)事故報告書の公開と再検討

事故報告書の完成を待つことに関しては、ご提案に賛同します。報告書が公開された際には、その内容を基に記事を再検討し、必要に応じて修正・追加を行います。

現時点では、読者に対して最善の安全情報を提供するために、私自身が得た情報と経験に基づいて記事を書いていることをご理解いただければ幸いです。

以上の点から、ブログ記事の内容を見直し、必要に応じて適切な修正を行う意向はありますが、記事の削除については賛同いたしかねます。

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最初からChatGPTに作ってもらえば、鉄壁の防御が張れたのかなぁ?