2023/01/17

親の言うことではなく山の言うことを聞く

■今日は夢3本立て

くらいで、そのうち1本は、非常に核心的な夢だったので、見た後反芻して覚えたのに、次の夢を見たら忘れてしまった…。めちゃ残念。

■ 山がリベレーションだった…

私にとって山をすることが開放、リベレーションになったのは、

 自分の力による、ということ、

だからだ。

学校・会社などの人間社会では、他人の力による、他人を自分の言うとおりに動かす、ということが権力の拡大であり、自由の意味だ。

しかし、アウトドアでは、風が吹いたら服を着る、というのは、天候という母なる地球の要請でしかなく、自然界に合わせる、というのが原則。自然界に合わせるのは苦にならない。

人間に合わせると、その時々で要請は一貫性がなく、バラバラだ。(母がそうだったのだろう…)

しかし、自然界は常に法則を基にして動いており、その点でストレスがない。これは海でも同じだった。海でも山でも、自然界に合わせて生きるのは、まったくストレスにならない。

たぶん、私以外の他の人はストレスと考えているようなのだが。

■ 雪の山

雪の山で、タカマタギという豪雪の山に行ったことがあるんだが…あの経験は、強烈だった。

山というより、下山後の車の脱出が核心の山で、一晩で2mくらい積もった。車は、周辺にあと1台しかなく、道路の除雪をみなで手分けしてやったのに、その車は自分の分が除雪されるとさっさと出て行ってしまい、こちらの車が出るのを手伝わなかったので、6人で除雪することになった。

これが大変で、人との協力、が必須、という意味だった。孤高の人、なんてとんでもないわけだ。もちろん、車を使わず、全部歩けば、”孤高”は可能なんだが。

というので、私の孤高が完結できる山のレベルが分かった。八ヶ岳レベルなら、孤高、は誰にとってもそう難しいことではない。

八ヶ岳は積雪量が多くなく、しかも寒いので、乾いているというメリットがあり、濡れに対する管理があんまり厳しくない。

しかも、山自体があまり大きくないので、節度を守っている限り、死ぬことはほとんどない。不確実な要素も多くない。南岸低気圧で、せいぜい30cmが最大の山と、2mつもる山で、雪崩のリスクが6倍というのは当然分かるだろうし、道迷いのリスクに至っては、数ばいと測れる以上のリスクになってしまう。タカマタギは、なんせ、30分で6人でラッセルしたラッセル痕がいなくなったのだ。

そして、物足りない、困難にしたいのであれば、バリエーションや人気があまりない登山道など、 雪深さも味わえる。例えば、アイスの入門ルートの峰の松目は、1月に行けばアイス入門だが、2月以降はラッセルの山で、とても簡単になる。

というので、いかに私が、八ヶ岳 という雪の山と運命の出会いをしたのか?ということが分かった。

山がない、と私がぼやくので、久住だの、なんだのとこちらの山を登って見せてくれるが…困難とそれに伴う美しさがないので、夏の暑い時に避暑に行くことになっている。

別に、冬季の今行っても普通に登れるんだが…テント泊も、この様子なら、連泊もできるんだが、そうしたところで、何の意味があるのかな?と思ってしまう。

-25度に耐えることができるか?というチェックをしたり、2月に雨が降ってきて、対応力を求められたりしたのが面白かったので、普通に滞りなくテント泊できて、普通に山を歩けたら、まぁその通りだよなぁという結論になるだけだ。まぁ、温泉が秀逸で温泉には入りたいんだが。

こちらの隠れた名山を捜すというのも、もともと、里山があまり好きでないことがあって、そそられていない。

ただ、九州では農業をしたことで、どんなに小さくても、山は山だな…と思った。起伏があることで、微小な気候の差…日影が多いとか、北面で涼しいとか、しっけている、とか、その程度、でも、作物の生育には大問題で、それが作物のバラエティをもたらす。

私のいるところでは、トマトは全然育たない。糸島でトマトやってます=ハウス、であり、自然界の現状では、糸島でトマトをやる合理性はゼロ。

一方、山梨の明野にいたころは、トマトは楽勝作物だった。 

分子栄養学を学習して、セロトニン、ドーパミン、などの神経伝達物質は、食べ物がダイレクトに作ると知った。つまり、土地からとれるもの、と、人の性格、はダイレクトに結びついているのだ。

とすれば、住み続けている人たちが異なる気質を持つのは不思議ではない。

一般に暖かい気候のところは、菜食主義を実践するのが楽勝で、九州でも真冬の今、キャベツやら白菜やらが収穫期で、私も実際、去年の今頃は、自分の畑で取れた大根を食べていたんだが、そうすると、どうなったか?鬱になってしまったのである。

セロトニン分泌には、タンパク質、B6、鉄、葉酸が必要で、このうちタンパク質が欠けると、セロトニンは合成されない。

九州にきて、自然農をやるようになったが、変にメンヘラチックな人が多いか、自己承認欲求の強すぎる人が多い。これは、偏った食生活のためではないかと思う。

味噌、豆腐程度の蛋白では、人は精神の平衡を保てないのだ。イノシシが熊と違ってこちらでは、主たる獣肉だが、イノシシはあまり食べられていない。豚の飼育は容易なのだが、ブタも、家畜の主力ではない。鶏が主力で、鳥になると栄養学的は、B12の不足が出てくる。

というので、農業的な意味合いでも、気候的に、魅力を感じていない。

というのは、単なる、私見で、多分に私の九州が好きになれないという先入観入りだが…。

私の生い立ちを聞けば、誰だって、そんな嫌なものは捨てたい、と思うだろうと思う。

好きなもの、嫌なものを、強く認識する、嫌なことは何か?ということが明らかになった、際立った、という意味で役に立ったかな…。

今日は美しい夜明けです。



 

2023/01/16

アダルトチルドレンの嗜癖とその解消法の検討

■ アダルトチルドレン

アダルトチルドレンというのは、子どもっぽい大人 ではなく、

 子どものころから大人のように生きてきた人、

という意味です。私のように家庭内で、自分も子どもなのに世話役、とか。

クライミングでは、自分もまだ見習いで習得中なのに監督、とか。

■ アダルトチルドレンの嗜癖

嗜癖、といういうのは、心の癖、という意味です。

https://arinopapa.arinomamachurch.com/archives/21464 より引用

ーーーーーーー
1.私たちは人が怖いので人々から孤立することを嗜癖として使う。
2.私たちは自分が何者か分からず、他からの承認を病的に求めることを嗜癖として使う。
3.私たちは人が怒っていたり個人的な批判・陰口・噂話を聞くと、怯えることを嗜癖として使う。
4.私たちは自分が依存症になったり、依存症者と結婚したりする。またわざと強迫的な問題を抱えた人を見つけ、その人たちから見捨てられる痛みを感じることを嗜癖として使う。
5.私たちは自分の人生を犠牲者の視点で生きており、被害者意識を嗜癖として使う。
6.私たちは行き過ぎた責任感と過剰な世話焼きを嗜癖として使う。そうすることで自分の問題を見ないようにする。
7. 私たちは他者の意向を考慮せずに自分の意見を述べようとすると恐れや罪悪感を感じ、黙ってしまうことを嗜癖として使う。
8.私たちは刺激を嗜癖として使う。
9.私たちは人を哀れむことを愛と取り違え、自分が救ってあげれそうな人を故意に選ぶことを嗜癖として使う。
10.私たちの子ども時代は悪夢のようであり、生き延びる術(すべ)として自分の感情を心の奥底に閉じ込めた。大人になった今は感情を否認することを嗜癖として使う。
11.私たちは低い自己評価を持ち、自分を厳しく裁くことを嗜癖として使う。
12.私たちは人に依存することを嗜癖として使う。子ども時代に経験した見捨てられ不安にふたたび直面しないためなら、私たちはどんなことでもやってのける
ーーーーーーーーーーーー

■ 要約 

ーーーーーーー
1.孤立
2.他からの承認を病的に求める
3.怯えることを嗜癖
4.わざと強迫的な問題を抱えた人を見つけ、その人たちから見捨てられる痛みを感じる
5.被害者意識を嗜癖
6.行き過ぎた責任感と過剰な世話焼き
7. 自分の意見を述べようとすると恐れや罪悪感を感じ、黙ってしまう
8.刺激
9.哀れむことを愛と取り違え、自分が救ってあげれそうな人を故意に選ぶ
10.感情を否認する
11.自分を厳しく裁く
12.見捨てられ不安からの依存
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 ■ 検証


1.孤立

→ ダメなクライマーとパートナーシップを持つくらいなら一人が良い。と方針転換したら、誰もいなくなったのは、私の責任ではない。なぜなら、山梨時代はちゃんとしたクライマーと組んで成長した。ラオスや台湾ではもっとちゃんとした人と組んで躍進した。

2.他からの承認を病的に求める

 ブログを広めようと別にしていない。どちらかというと注目は浴びないようにしている。例:ツマラナイ記録をロクスノに上げようとしたりとかしていない。

3.怯えることを嗜癖

→ やっているかもしれない。分かっていないクライマーの見分け方確立したほうがいい。今は全クライマーが馬鹿に見える。

4.わざと強迫的な問題を抱えた人を見つけ、その人たちから見捨てられる痛みを感じる。 

→ やっているかもしれない。自分に適したレベルの人と付き合うのが大事。

5.被害者意識を嗜癖

→ 被害者意識ではなく、被害者そのものだと確信をもって言えるが…。もうそろそろ昇華しても良いころ合い。くどいかもしれん。

被害者意識が、被害という現実を引き寄せた、という解釈もある。

6.行き過ぎた責任感と過剰な世話焼き 

→ 確実にやっている。責任感ありすぎ。

過剰に新人によくしすぎ。アサーティブなコミュニケーションの確立のために、練習がいる。問いを発する練習。

トポ持ってこない奴 → 「〇〇君はどこを登るの?登りたいところを言ってくれたらビレイをするよ」

自分だけ登って私のビレイをしない人 → 「あれ、私の番は?」

7. 自分の意見を述べようとすると恐れや罪悪感を感じ、黙ってしまう
 

→ 確実にやっている。敗退なしはあなたのスキルではありえないと言う。アサーティブトレーニングが必要。

例:「万が一の事故が起きた場合、どなたに連絡したらいいですか?」

8.刺激

→ 確実にやっている。 アメリカ生活もそうだったが、苦労が多い=楽しい。日本の生活はあまりにも楽勝すぎて拍子抜けであり、困難がないので、刺激のためにわざとストレスを抱え込むことになっている。

趣味として、山に週に1回は出向く。マウンテンバイクが最適。心も充足。畑や稲作は、楽勝すぎて、あまり充足の対象にならない。他の趣味も開拓する。

9.哀れむことを愛と取り違え、自分が救ってあげれそうな人を故意に選ぶ

→ 確実にやっている。可哀そう、という人ばかり選んでいる。対策=気が付いて辞める。

10.感情を否認する 

→ 否認以前に感情そのものに気が付いていない。対策:感情に気がつく。

11.自分を厳しく裁く

→ 確実にやっている。自分へは厳しい要求を課すのに、相手にはいいよいいよ、になっている。

対策=気が付いて辞める。慈悲の瞑想を行う。

 
12.見捨てられ不安からの依存

→ やっていない。独立心が過剰すぎる。対策:相互依存を覚える。

■ 相互協力関係

結局、突き詰めると、協力関係の構築、に突き詰められると思うのですが、そこが解消しないと、やってあげる一方の関係になってしまいますね。

■ クライミングを継続するか問題

40年前のカットアンカーに落ちながら成長できるか?ということになってしまいますが…(汗)

ちょっと遠慮したいとなると? ジム? ジムもすでに検証したからなぁ…。

というので、クライミングは現在却下されています(笑)。

自分に自信がない、という説は、一人で台湾に登りに行ったから、却下されており、もういいでしょう。

■ クライマーの心のお守り、5.12RP

5.12がRPできる実力というのは、アルパインルートに行くとしたら、どのクライマーも達成しておかなくてはならない心のお守り、ですが…

私はまだ、5.11オンサイトが1本目ってところでした。50歳を超えて、5.12RPを達成した女性クライマーも知っているんですが、その人、旦那がビレイヤーなんですよね。

私の場合、夫がビレイをするわけでないので、環境的に厳しそうです。

男性って、子供を触っていないと父性が湧かないのです。子供=妻の私、に置き換えると、ボディタッチができない限り、身を挺して、クライマーの私を守らねばならないとビレイヤーの側は考えないんです。

父性が発動していない男性がどう考えるか?というと、いかに自分を高く売りつけるか、です。恩を大きく売って、出来るだけたくさん相手から回収しようとします。

■ クライミングに変わる趣味=新しいこと

を大分長い事、模索しましたが、MTBがやっと あたり、でした。

■「私にはできない」「しかし神には何でも出来る」

まさにこれを人生2度目で経験したのが、クライミング。

アメリカに行くことが、ポケットに2万円しかない状態で出来るとは、20歳の時、まさかできるとは思っていませんでしたが、出来ました。

で、43歳でクライミングをスタートした人が、3年の修行で海外クライミングに一人で行って帰って来れるというのも、同じようなものですよね。 

私の経験は、成功体験であり、その反対ではないような気がします。

皆さんも頑張ってください。



意外なところで小川山の話題

 昨日は意外なところで、川上村の話題を見つけました。

 内向型の人が豊かになる方法  https://amzn.to/3GHAquc

年収2500万円の村って…

誤解に基づく警告だったようですが、火の無いところに煙は立たないというか…。

私も日本農業については、三井物産でアグリビジネスを噛んでいた時代から、研究課題には入っており、農研機構に知り合いもいますし、農業ソフトウェアベンチャーで就業経験もありますが…

一言で言えば、 農学栄えて、農業滅ぶ、っていうのが現状です。 

大体、日本の農家の人って、世俗の監視社会の中に生きており、農学者の言うこと聞かずに、となりの農協の無学で無力なおっちゃんの言うことを聞くのですから…。

農業は、”世間”で動いており、”知識”でも、”知恵”でも動いていない。そこへもって、アメリカの規模の農業を物まねで取り入れ、その生産性をささえる格安労働力に、外国人を入れたところが不味かったでしょう…

誰もしたくないババ引きのババみたいなことになっている。 

日本の農業は、ホントにえらいこっちゃ!というか、産業としては最も課題の大きな分野になっています。

■ 個人で

一方で、個人で自分と家族を支える規模の食糧生産を行うことはそう難しくありません。

田んぼ、畑、合わせて1反の土地があれば、大体可能で、生ゴミを土に返すこともできるし、米と野菜、多少の家畜…鶏、家族の人数分、ブタ2,3頭、牛1頭くらいは、そこまで無理せず、実現できる農スタイルで、兼業にぴったりというか、野菜など、専業するほど労働がないというか、そんな感じです。

牛よりブタの方が、お弁当屋さんなどの食品廃棄物を食べてくれるので楽です。牛さんは、必要になる草の量が…冬が短い九州でも足りないくらいなので、1頭でもお腹いっぱいかなと思います。干し草は意外に高くて、購入すると1ロール4千円でした。

というので、私が国政に提案したのは、国民の中でやりたい人は、

個人で自給自足する、というライフスタイルの確立

です。

2023/01/15

 巨赤芽球性貧血の研究

女性アスリートは鉄不足・蛋白不足は、要注意ですが、客観的な指標となると、血液検査があります。オンラインで出来る検査を検討しました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 検査項目は下記 推定検査項目(鉄関係2項目+生活習慣12項目)
 

  1. 血清フェリチン、
  2. 血清鉄
  3. TP (総合タンパク質)、
  4. AST (GOT)、
  5. ALT (GPT)、
  6. γ-GTP、
  7. 尿酸 (UA)、
  8. 総コレステロール、
  9. LDLコレステロール (悪玉コレステロール)、
  10. HDLコレステロール (善玉コレステロール)、
  11. TG (中性脂肪)、
  12. アルブミン A1b、
  13. クレアチニン、
  14. 尿素窒素 (BUN)


ALPは検査項目に入っておりません。

『タンパク質欠乏』は分子栄養一次分析にて、カウンセラーが結果を分析し見解をお出しいたします。なお医師法により診断はできませんが、健康相談にて健康・栄養素のアドバイスは可能です。
http://anycare.moon.bindcloud.jp/HelthConsultationProcedure1.html
ーーーーーーーーーーーーーーーー

■ ALP

私の場合は、亜鉛、マグネシウム欠乏も重要なので、ALPは測りたいところです。

http://www.sahoko.com/alp-459

ALPは200必要なのに、144しかなかったんですよね。

■ 巨赤芽球性貧血の研究

https://www.youtube.com/watch?v=BvWrXcYkDBc

→ 葉酸単体を補ってもNG

https://www.youtube.com/watch?v=nBPuF9H150c
自己免疫性萎縮性胃炎なのか?
 

https://www.youtube.com/watch?v=NlrMgehD6wM
MCVと間接ピルビン値を測ればいいらしい
https://www.youtube.com/watch?v=a-2-TjKk_zM
 

DNA発現に影響
https://www.youtube.com/watch?v=8f2A-QVuEzc
胃酸か?ない因子か?
 

B12の取り方
https://www.youtube.com/watch?v=39TnhowC3VA
・尿中メトロマロン値=信頼置けるB12指標 

■ 食べ方

・牛レバー、鶏レバー 月2~3回、
・煮干し、魚卵、貝類
・海苔、クロレラ、スピルリナ を食べる
・大腸でB12合成しても、B12は回腸でしか吸収されない。メラニン合成=B12欠乏(菜食主義型)
 

■一般的なB欠乏

https://www.youtube.com/watch?v=ygCVCcogG7Y&t=655s
 

結論: 通信制の血液検査では検査項目にALPもMCVもないので、ちょっとお金がかかっても胃の専門病院にかかることにしました。

 


 たしかに4年かかったな。

やっぱり白亜スラブは、アルパインじゃなくて、フリークライミングのルートでしょう

■ 幸福は理性によって得られる


これこそクライミングで学習できることですね!
 
ーーーーーーー
理性を頼みとして、恐れる必要のないものを、恐れない
ーーーーーーー
 
です。
 
フリークライミングに翻訳すると、
 
どんな高いところにいても、支点さえ強固であり、冗長性があれば、恐れる必要がない
 
です。

■ アルパインルートとフリークライミングルートの違い

アルパインルートでは、
 
山岳地帯
= 標高がある
= 空気薄い
= 天気すぐ変わる、
= 風強い、
= 事故ってもすぐ救急車来れない
 
の5つのリスクがあります。つまり、これらのリスクがないところにボルトルートがあるということは、どんなに気張って威張ってみせても、しょせんリスクフリーの岩場であり、
アルパインルートとは言えないってことではないでしょうかね?
 
その分を補うので、ランナウトさせたいということになったんでしょうねぇ…
 
というので、図らずも、白亜スラブは、フリークライミングのルートだということが分かったのでした。
 
白亜スラブを始め比叡のルート
=標高ない
=空気薄くない
=天候、下界と大差なし 山岳気候ではない
=風、強いが、山岳気候ほどではない
=救急車 すぐ呼んだら来れる  アプローチ林道だから

です。ボルトは抜かず、ゲレンデとして整備するのが次世代の在り方として、ちょうどいいのではないでしょうかね?ちゃんと意味があるボルト配置に整備すれば、年配の人もリスクフリーの岩場として、楽しめますし。
 
70歳にもなってから、ランナウトで落ちて死ぬって嫌ですよねぇ、誰でも。

嘘の罪悪感と九州のクライミング環境

 


今日も罪悪感の続き。検証中です…

驚きの発見をしました。なんと!九州のクライミング環境を表すのにピッタリ。日本?九州?それとも福岡? どうも、

 罪悪感で他者をコントロールしている社会

みたいですよ?

ーーーーーーーーーーーーーーーー

  1.  自分の意思を主張したり、相手の意思に反して行動していると、悪いことをしているように扱われる=日本の行けてない山岳会 = 40年前のボルトでアルパインルート 
  2. 自分が幸せを感じると、他人を犠牲にしたような後ろめたさを感じさせる=嫉妬、出る杭は打たれるという日本社会
  3. 実際には、自分のことを搾取しているだけの相手に、恩着せられる = 日本企業とか山岳会
  4. 理不尽な扱いを受けて、当然のように反発しただけなのに、すごく悪いことをしたかのように扱われる=2名を一人がビレイって…=九州の儒教文化

ーーーーーーーーーーーーー

こ、これは…(汗)

とあまりに酷似しているので、青くなりました…。若い人は、日本で教育を受けず、海外にできるだけ早く出たほうがいいかもしれません。

人生をあきらめた人、がこのような罪悪感で他者をコントロールするのみたいです。

https://www.youtube.com/watch?v=r1nS6QE2HSQ

 ■ 全くもらっていない恩の恩売り

があるんですよねぇ… 自分が得するように恩を設定する。

例えば、九州では、

  •  2日しか出ていないのに出禁にされ、月会費はぼったくられました。(ジョイ)
  •  1日しか会山行に行っていないのに、しかも2名を1名がビレイするようなヒドイビレイをされたのが入会しない理由なのに、先払いした年会費を返してもらうのに恩着せられました
  •  ハッキリ言ってクライミング道具の貸し借りは、危険行為です。が、貸すようにしつこく遠回りでおねだりされ、貸さなかったら、ケチ、って感じでした。先輩に甘えて良い範囲が異様に大きく設定されており、若い人は、甘えることを権利意識のようになってしまっており、甘ちゃん、もいいところです。

なんか、こちらでは、正常なトレードって感覚が変なんですよね。

この環境は、子供の成育環境として、あるいは、クライマーの生育環境としてホントに悪いです。

甘ったれが育っている

ということです。 

■ ギブアンドテイクがおかしい → ギブアンドレシーブ、ですよ?

元々、正常なトレード感覚(協力関係)だった人も、この環境に長くいると、感性が置かされるらしくて、搾取関係を当然のように考えてしまい、白亜スラブなど、その事例ではないかと思います。

白亜スラブみたいなトップの行動をしたら、ごめん、となるのが普通で、いつかリベンジできる自分になるぞ!と発奮するのが普通かなと思います。逆に、俺ってすごいなーと自己充足感というか、自己肯定感というか、そういうものになっていたような気がします。

彼だけではなく、他の若い人の記録も同じだったので、これか…と思いました。悪い影響を受けたのではないですかね?

私は、アメリカも、ラオスも、台湾も、誰もパートナーがいないでも行けます。、なら行けば?みたいな、挑発に乗るのは嫌だなと思っています。

これは、本来の自分を裏切ることがないための罪悪感、です。 私の道は私しか分からないです。

■ ラオスは初心者向け

ラオスは、海外のクライマーの間に友人を作るのに、良い環境ですので、私の考えでは、

 まだ若い間にラオスに行って、クライマーの国際社会に顔を売っておく

というのが良いのではないか?と思います。

10代、20代前半で、まだ若いのであれば、住み込みバイトなど、海外ではいくらでも見つかりますし、もし住み込みバイトが嫌なら、Wwoofという手があります。

https://wwoof.net/

イギリス、ニュージーランド、オーストラリアなど、海外の定年退職者も、良くウーフやっています。 

トラベリングロッククライマーというサイトもあります。

 

2023/01/14

家庭内ストックホルム症候群 による再演

 ■ 無謀な人を避ける

無謀なクライミングや山行計画をする人からの攻撃をかわすことができない症状が、

ストックホルム症候群

でした。私が、母子家庭のサバイバーだからだなぁ… 無意識に再演を行っていました。

■ 加害者を愛する

被害者が加害者におもんぱかって、被害を訴えられなくなる、という症状です。

私はコレでした…というか、”これから脱するプロセス”でした。

もうこれでもか、これでもか、というほど、ダメクライミングを見せつけられたなぁ…。

つまり、客観的に解釈すると、指導者なしで頑張れ、って意味ですね…。

話が分からない人のために書くと、これでもかというダメクライミングにばかり遭遇した、というのは、

  • 二人を一人がビレイするとか
  • 支点ビレイとか
  • 座ってビレイとか
  • 初対面で相手の力量を知らない人に、無理を言ってリードさせるとか
  • 40年物のカットアンカーで落ちろ落ちろというとか
  • 動くものに道標付けて、これで良し!とか
  • 壁から3mも離れたビレイとか

…etc etc

です。

■ きちんとした心理カウンセリングを受け始めました

昨日、信頼がおけるきちんとした人の元で、心理カウンセリングを受けました。まったくこの件のお話はしていないのですが、実は岩月謙司さんという方の本を読んで、これって私かなぁ…と思っていました。

娘の結婚運は父親で決まる―家庭内ストックホルムシンドロームの自縛 (NHKブックス)

というのは、九州に来て以来、もう、白髪ができそうなくらい、ダメ男事例ばかり出会うからです。

例:

  • 易しいところではセルフをとらなくていい
  • 3級しか登れないのに2段でノーマット
  • ジム店長なのに、私に教えてください&ボルトルートだけ登りたい
  • 根子岳行きたい(根子岳=脆い簡単アルパインルート)
  • 小川山連れて行ってください(バブゥという感じ) 
  • アイスのギア全部貸してほしいニュージーランド帰り娘

おかしいよな~。だって、私、山、やってんの、38歳からよ?しかもフリークライミングは、43歳から3年程度、どっちかというと、可愛い声で「連れて行ってください♪」って言われる側じゃなくて、言う側ですよね?言ったことないけど…。なんで、依頼心一杯の人ばかり遭遇するんだ?と思っていました… よく考えたら、山梨時代も

 ・5.11がジムで登れるから、北岳バットレス行ける!というやつ

来たよなぁ…。そうじゃない、ちゃんとしたクライマーと結局は登ることになったから、すっかり忘却していましたが…。

実は、山岳総合センターの仲間にも、とんでもなく沢の高度なのバッカリ、行きたいところリストに入れている人がいて、それを当時の沢の師匠鈴木さんに見せたら、実力不相応だったので、彼にフィードバックしたら、切れられた…。なんで?と思いました。私だったら、ベテランから、「君にはまだ○○は早い」と言われれば、あー、命拾いした~と思うのに。

色々、私からすると、どうして?という事柄が一杯起きましたが、いい社会勉強でした。

昨夜、睡眠中に、見事につじつま合わせが起きました。ぐっすり寝れるってすごいですね!

■ 小さいおじさんが味方になってくれたことがきっかけ

キッカケは、チェーンソーで作るログハウス作りに出かけたとき、誰がどう考えても危険である、胸の高さに積まれたログを玉切りするように、けしかけられたことでした…。

私を挑発してきた、そのおじさんは、私を狙い撃ちにしたのです。(たぶん、女だから気に入らん、ということでしょう。しかもグループ内の自分の地位を私が奪うと思ったのでしょう)で、普段は孤立無援で、言い返せず、ふん!と思うだけですが、その時は、私より背の小さいおじさんがいて、俺にも危険だ!と言ってくれたんです。

その方は、私が小さいので、あまり大型のチェーンソーは腕力的に厳しいということで、小さめのチェーンソーを持ってきてくれたりと、配慮してくれていました。チェーンソーって普通の男性だって、怖いものです。こういうのが、本来普通の男性の行動でしょう。

私と男性の体力差なんて、見れば誰でも分かります‥‥

山梨時代は、メタボで登れないおじさんが危険な阿弥陀北稜の計画を立て、私を出しに使おうとし、まるでサスペンス劇場でした。結局その山、師匠が止めてくれ、行かなかったけど、凍傷者3人を出したんですよね…。

これと、同じ構図でした。

私を守ってくれる騎士役の人が師匠だったり、もっとあからさまに、危険だと相手に面と向って言ってくれる人か、でした。 

  騎士役の人=正しく父性が発達した男性像

です。

■ 男性は女性が羨ましい

男性は、女性に親切にする男性を、男性同士が冷やかすカルチャーがありますが、どう考えても、男性だって危険行為と言われている胸高の丸太を切るなって行為、チビの女性にわざとやらせたら、怪我をさせるようなものでしょう。

普通の勇気があり、体力があり、能力がある男性は、自分より、弱い者を当然、守ろうとするはずです。

それは、別に相手の女性に気があるとかではなく、当然の配慮です。

私は女性の中でも特別小さいのです。それで、ダメな男性の、嫉妬心を煽ってしまうみたいです。どうも、守られる女性が羨ましい、という男性みたいなんですね…一番下っ端なのかな?

そんな調子にダメな男性が、私とセットで出来る男性に面倒みてもらいたい?のか、俺と彼女をどっちを取るんだ?ってのか?分かりませんが、私に

 対抗意識を燃やしてくる

ようで、変な惹きつけ方をしてしまい、九州でも、いや、ちょっとこれは…っていう経験ばかりが溜まりました。 

私は、合理的答弁で反論したので、結局、

 ダメな人を俺はダメな奴だ、

と、とどめを刺す結果になったかもしれん…。

■ キーワード 見下し

いやはや、それはなぜそうなってしまうか?というと、見下し(=可哀そう)が発生するからです。

このような具合になっています。見下し=愛、です。可哀そう、って奴です。

私は姉で母性が発達した女性で、6歳からずっと自分よりできない人(兄弟)の世話を焼いてきたので、ダメな人=助けてやらなくては、という自動思考がバックグランドで働いてしまうのです。見下し(可哀そう)は、男性側からは疾病利得、となっています。


男性側は、あ!やさしそーなおねーさんだ、教えてくれそう!(疾病利得がありそう)と近づいて来る

→ 私は、この人全然分かってないなぁ…困ったなぁ、手に余る (自分だって初心者)
 

→ えっ?こんなことも分かってないの?! (見下し)
 

→ 俺だって と気張る
 

→ でも、全然ダメ
 

→ 見下し
 

→ 私の ”オトコは全部だめな奴という前提” が具現化

という再演でした。弟を再演していたのか、父を再演していたのか?どちらにしても、私の男性像の前提は、

 自分より物事(山、あるいはクライミング)を分かっていない人、

です。

スマナサーラ長老によると、女性は私のように姉でなくても、大体そうらしいですよね。子供のころから、男性よりは早く精神的に大人になります。

しかし、普通の女性なら、分かっていない奴=危険だからフツーに避ける が、

 フツーの人のフツーの作戦

です。

私は自分でも、ちゃんとそうしてきたつもりだったのですが、私の自分へのガードは甘く、楽々と突破してきた人(パートナーがいないんだ…と同情心を買う)が、ちゃっかりうまい汁…ドレイヤー…を吸う、ということになっており、結果、どんどんエスカレートしていくことになり、山でエスカレートというのは、どんどんリスクが溜まっていく、=死に近づいていく、ということなので、私は、神経衰弱することになりました…。

やっとメカニズムが分かったので、今後はきちんとした人とだけ登ることにします。

教訓: 同情を誘って一緒に登ってもらおうとかする人は要注意。同レベルの人と登る。

https://psychologist-neco.com/stockholm-syndrome/ より引用


2023/01/13

ブレインジム

■ブレインジムの動き ~みんなでやってみたらこうなった!~ 

■ ADHD→発達障害→原始反射→ブレインジム

ムーブ、つまり、登るほうは、ほとんど本能みたいな感じで、誰でも長い時間接していれば、勝手に登れるようになっていきますが…

ロープワークの方は、結構、脳トレですよねぇ?

私は一度、年配の人にロープワーク(マルチの手順)を教えていて、その教わった人が、ロープを支点に通す前に投げそうになり、大慌てで、掴んだことがあったのですが…

それで、各山岳会の新人募集ページには、35歳以上お断り、って書いてあるんだな~と思ったりしました(笑)。

でも、若い人でも、最近はADHDとか、発達障害とか増えているので、年齢の問題ではないかも?

で、調べてみたら、どうも、発達障害は栄養以外でも、脳の機能障害、ということで、普通の人ができるような動きを習得しづらいみたいデス…

昔は 大学山岳部しかやらなかったクライミングも、今では大衆スポーツです。

つまり、学歴関係なく、誰でもやることになった=事故が増えた。

教え方だって、教わる人に合わせてレベルダウンしないと、大学生向き、しかも、信大とか結構ハイレベルな大学ですよねぇ?

なので、教え方のレベルが高度過ぎて着いていけないんじゃないですかね?

想像ですが。

ロープまとめるのだって、結構、なれないうちは脳トレですよね。

■ ブレインジム

あんまり、苦手が強烈な人は、このブレインジムっていうのをやってみたらいいかもです。

 私も暇な時の脳トレに使ってみようかな~な感じです。

 

ランナウトという言葉が倒錯して、かっこいい=変えなくていい、になってしまうのかも?

■ ランナウトという言葉…

が、もしかして、分かっていないのかなぁ…と思って以前、ランナウトを解説する記事を書きましたが、もしかして、実は九州では

 アルパインのルートにボルトがある状態が矛盾と気が付いていないよう

なので、あれ?と思い、そもそも、アルパインのルートがどういうものか?(山に残置はありませんよね?)という理解から、ボタンが掛け違っているのではないか?と思ったりしました。

例えば、錫杖の『注文…』とか、クリーンナップされています。

でも、九州ではどうも、そのことに意義を唱える人がいるみたいなんですよね… なんでかな?

インスボンのように、スラブはきちんと信頼できるボルトを死なないような間隔で打ち、クラックはボルトレスっていうのが王道のような気がしますが…。

■ そんなことをしたら誰も登れる人がいなくなる?

という心配のためなのでしょうか?

でも、現代のカムって性能が良くなり、カムの設置をマスターすることは、必要な時間をかけさえすれば、可能なことですので、ボルト設置にこだわる必要はないような気がします。

まぁアプローチ5分というようなルートは、アルパインルートとして位置付けるより、練習用ゲレンデ、と位置付けたほうがいいのかもしれませんが…。

なんせ、歩荷1時間しないとルートの起点にたどり着けさえしない三つ峠は、本州では、ゲレンデ、です。残置一杯ありますが、どれも信用して登る人などいません。

三つ峠で、○○が登れたと言って自慢する人っているのかなぁ…いないように思うんですが…なんせ、前穂北尾根とか、もっとちゃんとした山のルートに行くのが本番で、三つ峠は練習場という納得があるからです。

一方、比叡って、みんなにとっては、本番っぽい位置づけのように思います。けど、本番で、アプローチ5分とかって、本番ぽくないですよね…。しかも、ボルトがあったら、なおのこと本番って感じじゃなくありませんか?

実際私たちも、最初のルート、ニードルに行ったとき、あ、ペツルあるね~と歓声を上げたほどです。ニードルも九州の人気ルートで、アプローチも大して要らないのですが、アルパインの本チャンルートみたいな位置づけですが…ボルトルートです。

つまり、お買い得品なのかなぁ…。

■ アルパインルートからボルトを抜く活動が遅れているだけ?

九州のクライミングの教え方は、

終了点にロープ直がけしていいよ~ 

みたいな感じで、(技術力を身に着ける) vs (怠惰) では、怠惰の方が勝っている教え方です。

教える方が教える苦労を端折って、めんどくさいから教えない。めんどくさいの自己正当化に、自己責任が、使われています。自分で勉強するのが自己責任ですよ、みたいな。

で、終了点直がけでいいよ~となる。これって、こちらの超有名山岳会の出身の人に言われましたから、その人はそういう指導を受けたってことですよね…。

ということで、技術力の不足を、いいよいいよ、って言ってきたのが、九州のクライミング教育の蓄積なのではないかと思います。

で、私は偏差値74の熊本高校出身ですから、予習の習慣を高校時代に叩き込まれて、身について、だいぶクライミングでも、予習しましたけど…普通の男子って、つまり偏差値50の人ってそんな経験ありますかね?ないからみんな、予備校に行ってお金払って予習させてもらうわけですよね?

だから、今なくて困っているのは予備校レベルで懇切丁寧に教えてくれる指導者なのでは?

■ ランナウト

例えば、”○○会で一番死に近い男”と言われたら、”もっとロープワークという名のクライミング技術について理解しなくては”という意味です。

ですが、それが、どちらかというと、誉め言葉になるみたいだったですよね…。なので、もしかして、ランナウト、もそうなのかもしれません。

 ランナウトは危険です

と言われると、え?!危険なことをするのがクライミングで楽しいのに…という理解になってしまうので、ランナウトをしないように登れ、というクライマーなんて、クライミングじゃね~みたいな理解になるのかも?

ランナウトは岩の都合で、したくなくてもせざるを得ないことが起きます。その時に耐えるもので、わざとしなくてもいいのです。わざとしたら倒錯、です。

 危険なことをするのがクライミング、

というそもそものクライミングに対する理解が間違っているような?

■ バンジージャンプとイコールなのがスポート(ボルト)ルート

例えば、バンジージャンプは危険ですか? 全く危険はないですよね? あれは冒険ですか?全く冒険ではないですよね? ボルトルートってそういう意味ですよ?

 ボルトルート=スポートルート=バンジージャンプと同じで怖いけどリスクフリー

というのが世界中のクライマーの共通認識と思うのですが。

ランナウトすればそうならず、ただ意味のない傷を岩につけただけになる。

■ 佐藤ユースケさんの文章から

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「このラインは、本当に人間に登れるのか?」と不安にかられながらも、突き進む時の別次元の真剣さを私は知っている。

それが本当のオンサイトだと私は思っている。

「このラインは5.12で登れます」と教えられて登るのとは訳が違うのだ。

ーーーーーーーーーーーーー 

本来、ランナウトしたグランドアップの課題が、後に続くクライマーに伝えようとしているのは、

 このラインは、本当に人間に登れるのか?」と不安にかられながらも、突き進む時の別次元の真剣さ

だったんではないですかね?

しかし、結局ボルトがあることで、それは伝わらない

ボルトがあると、昔の人はすごいなーとは誰も思わないってことです。

昔のクライマーより、現代のクライマーは登攀環境的に恵まれています。ジムに週二回、週末は外岩というライフスタイルがクライマーの定番です。そういう生活をしていれば、例え38歳で山をスタートした人でも、6級の氷柱がスイスイ登れるようになったり、43歳から3年程度、修行して、5.9ならオンサイトレベルに持ってこれたりします。昔とは違うのです。

その昔より恵まれたクライマーに、ボルトという補助輪、あげなくていいんじゃないですかね?

ボルトじゃなくて、もはや、ボルトの痕跡、くらいでも、ルートファインディングの助けになってしまいます。

■ 現代クライマーが弱いのはルーファイ力

私も恥ずかしながら、沢で敗退ハーケンで降りたことがあります…。

現代クライマーは、色のついたプラスチックホールドを追いかけるのがクライミングだという先入観をうえつけられた状態で岩場に来ます。

登山から入る人はめったにいないのです。この業界は。

しかるに、色がついていないと、何をホールドに持っていいのか?から分からなくなり、固まります。

外ボルダーに行っている人など、ビデオトポとか言って、ビデオを見て、どのホールドを使うか?を教えてもらっているほどです。

つまり、このホールドを使いなさい、というのがボルダーにおける開拓者の役目みたいになっているんですね…

それは、本来、クライマーが自ら発見していくもの、それが喜びなのに。 

ホールドが決まっていたら、その配置に合うフィジカルの人しか登れなくなりますね、究極的には。

■ マルチはチーム作業

岩はルートファインディングが、アイスよりシビアです。アイスは、ザクっとしたルーファイで登れる。例えば、シャンデリアは使わないとかです。

岩の場合、下から見て、ガバじゃーん!と思ったら、スローパーだったり、あんな小さいカチ持てない!と思ったら、インカットされていて、あれ、このカチ、めちゃ効くじゃん!と嬉しくなったりします。

背の高いクライマーが使わないフットスタンスを、チビクライマーは使わないと、当然ですが、同じガバには届きません。つまり、マイクロレベルで、常にシットスタートの不利があります。

一方、デカいクライマーは内面登攀の時、入っただけで人間チョックストーンになってしまい、登るなんて不可能です…。特に、オフィズスサイズのワイドクラック。 

つまり、人間のフィジカルタイプにより向き不向きがあります。

そういうことをチームで組み合わせて乗り越えていくのが楽しいのが、マルチです。

2ピッチのマルチを、ラオスで、ベテランクライマーと登りましたが、ピッチの選択を間違えてしまい、チビの私がボルトの遠いピッチになり、背が高いベテランおじさんのほうが、ステミングで内面登攀的なピッチに当たってしまい、取り換えっこしたら、よかったね~というのが登攀後の感想でした。ボルダーコロラドの人と登りました。

こういうのは、経験から学ぶものです。

本来の本チャンは、ゲレンデのクライミングで、そういうのが分かった人が、身についた技術を生かして、チャレンジするものでしょう…。

だから、出来るだけ、ズル、がない方がいいわけです。ズルという言葉があれなら、あんちょこ、ヒント、でもいいです。

 ボルト= こっちを登りなーというヒント、です。

どんなに高いグレードを登っていても、ヒント付きで登ろうとする限り、

 根本的な他者依存体質

は、変わっていません。だれかがこっちだよ、と敷いたレールの上を歩もうとしている、ってことです。

レールの上には、真の冒険はありません。

真の冒険がないということを本心では知っているという後ろめたさがあると、結局は、でも俺だってすごいんだもん、という自己顕示に着地するしかなくなります。

白亜スラブは、マックス11で登れるという情報がすでにあるのですから、(本当に11かどうかは別として)、やっぱりボルト、どうせ、古いカットアンカーで役立たずなんだし、本州の強いクライマーに頼んで抜いてもらったら、どうですかね? 終了点だけグージョンに打ち換えるとか。

なにしろ、ここは、フリークライミングのルートではないという位置づけらしいので。

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本来的な意味合いからすれば、トポからグレードを知ったうえでトライするクライミングもオンサイトとは違うはずだ。

「このルートは5.11aだからこんなムーブは出てこないだろう」とクライマーは違うムーブを探りなおせる。

ーーーーーーーーーーーーー 以上 引用終わり


 

 

 

『ヒマラヤ名峰辞典』・そば粉のススメ

■ ザ!ヒマラヤ研究 『ヒマラヤ名峰辞典』

ヒマラヤ登山のバイブル!だそうです。

『八ヶ岳研究』が八ヶ岳のバリエーションルートのバイブル!っていうのと同じですね!

https://amzn.to/3QAwCzb 

佐藤ユースケさんの書いたものに載っていました。

良い岳人は良い先輩に恵まれているということですね~。

私も北ヤツ彷徨とか、八ヶ岳研究とか、最初に見せてもらったことが、登山者から本格的がつく登山者へのステップアップの方向付けになっています。

■ 仲間の成長

九州でクライミングを教わり(全然教わっていなかったけど)、会に来たときは、あれも登ったこれも登ったと、申告して、すでにいっぱしの山やだと思われていた人が、山梨でのぼらせたら、5.8のルートですら、全部Aゼロで登ってトップロープ張ったり、人工壁でビレイしてもらったら、引っ張り落とされそうになったり、沢ではトンデモフリーソロをしてくれたりと、ビックリ仰天の有様だったのですが、なんと!成長され、クライミングを理解され、今では城ケ崎で登っているそうです。いや嬉しい!

やっぱり、欠如しているのは、教育、なんでは?

私は彼といるときは、だいぶ辛口にきついことをあれこれ指導しましたが、全く間違っていませんでした。その時は全く感謝されませんでしたが…。

私がインスボンから帰国して、お久しぶりねクライミングで小川山に行ったとき、混ぜてあげたのですが、あの瞬間に何か理解したみたいでした…。

最初に間違った指導…ロープは持っているだけでいいよ、とか、後ろをついていくだけがセカンドの役目だとか、思い込みができてしまうと、トンデモクライマーになるだけで、その人を最初に教えた人が悪かったのです…。ちゃんとした指導を得れれば、ちゃんとしたクライマーになるみたい。彼は本州では菊池さんの講習に出たそうです。素晴らしい!

■  森林1h 1万円で買います

北杜市にも、箸にも棒にもかからない放置された森林があると思うのですが、もし、ボルダーでもついていたら、1万円で買えたら、めっちゃお得ですね♪

https://forest-journal.jp/local-trend/36128/?hm_ct=70458de60fc4687cebaffa83c28e71b6&hm_cv=52929c5b2dcf5de6bf6ecacc1de347c4&hm_cs=150039424661442bc3172c52.51394356&hm_mid=mglmc&hm_id=mglmc&hm_h=a09.hm-f.jp 

白州ボルダーのあたりとか、買えないのかなぁ…1万円で(笑)

■ 登山道整備 北杜市山守隊

花谷さんの活動ですが、なぜか、ギリギリボーイズの信大の皆さんとは、接点がない模様。

芦安ファンクラブで、登山道を整備する会が主催されたとき参加しましたが、接点ないのかなぁ…

https://www.yamakei-online.com/yk/issue/kikin_vibram2022/

なんか、どこの土地でも、協力、協業っていうよりは、競争、張り合いみたいな感じなんですよねぇ…

■ 現代の常識に沿ったバランスの良い食事=NG

例えば、お弁当屋さんの、『30品目が取れるお弁当』とか、宅配業者がやっているレシピをすでに作ってくれている食材セットでの『糖尿病患者向け宅配』とか…実際の栄養価はどうなっているのか?を調べた結果、

  あるはずの栄養はすっかりお湯に流されていなくなっていた

ということが報告されています。新型栄養失調 https://amzn.to/3QDdkJq 

山小屋でも、何年も常温保管できるようなのをご飯につけて出しているだけで、栄養がないのは明らかでした。

セブンのお弁当を買うくらいなら、マクドのチーズバーガーに牛乳の方がいい、です。

■ ソバ粉 をプラス

ご飯はリジン欠乏食品なので、アミノ酸的にせっかく食べたものが全利用されません。

リジンをほかの食材で補わないといけないのです。

ので、ご飯を食べるなら、炊くときに、そば粉をひとさじプラスして炊くと良いです。

味にも影響が出ないようです。そば粉のクレープを私は朝食べていますが、米粉で作っているからです。(小麦アレルギー)

ルッコラは勝手に生えてきたものです。

 

 

 

■ タンパク質=筋肉だけ ではない

 

 

胃酸を作るにも、タンパク質がいるんですよ。

スクラロースとか、アステルファムKが嫌で、ナチュラル系のプロテインを飲もうとしていましたが、胃が受け付けず、飲めないので、そういう人は、ボーンブロス(つまり、だし汁)からです。

しかし、現代の鰹節は鰹節を製造する工程で、煮汁に栄養素が流れ出てしまっているので、

いりこ、もしくは、あご出し

がおススメです。昆布やシイタケの粉を入れると、上記のアミノ酸スコアも改善されます。

ラーメンを食べるなら、出しに凝っている店にして、麺は残し、だし汁を味わうのが良いようです。ちゃんとチャーシューと卵は食べてね。

■ 現代の新型栄養欠乏に陥らない大方針

1)卵、肉を増やし、プロテインを飲む。
2)糖質は減らす。
3)良い油を摂り、悪い油を止める。=バター、ラードを使い、植物油を止める。
4)良い塩を摂り、悪い塩を止める。=精製食塩を止め、ぬちまーす、雪塩、宗谷の塩にする。
5)ビタミン、ミネラルのサプリメントを摂取する。
 
■ 仏教:ケチも煩悩である
 
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やたらと使いすぎたり「欲しい、欲しい」と思うのが悪いということは、わかりやすいと思いますが、「あるのに使わない」というのもとんでもないことです。
 
必要なものがそろっているのに、それを使わないことを、「ケチ」といいます。お金の余裕があるのなら、それなりの生き方をしなくてはいけません。ケチは駄目です。
 
実は、欲が狂ってしまうとケチになるのです。ですから度を越して使わないケチも、欲と同じように心を汚し、不幸へ導く煩悩です。
 
ある程度、「中道」的に楽に生活した上で、残ったお金は人類のために使う、そのような使い方が望ましいのです。これも資源を分かち合うことです。仏教では、大金持ちになることに対しては何も言いません。
 
ただ、「余分に貯まった 財産は、持てない方々のためにできるだけ使ってください」と言います。それなら、「このお金持ちの人がいてよかった」とみんな思うでしょう?
 
お金持ちの人が工場を作って仕事を与えてくれるとか、学校を作ってくれるとか、そういうことで、いくらでも 富による幸福を周りの人々に広げることは可能なのです。
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『一瞬で心を磨くブッダの教え』第1章 私たちの悩みを解決する《欲》アルボムッレ・スマナサーラ サンガ出版【欲ばらないこと 役立つ初期仏教法話13 (サンガ新書018,2011年) P155】
 
私は、なんでも買ってやりたくなる心の癖があり、すぐ付け込まれるのですが、これは、地元で誰も知らない人がいなかったお金持ちの出身だった母の金銭感覚を受け継いだため、と思います…。
 
例えば、家は母子家庭で普段、めちゃ乏しい生活しているのに、遠足のお弁当は、鶏もも肉一本とか、シャケとか。他の家の子どもがビックリして目をむくサイズでした…。
 
そうした子供時代の心の印象が残っており、倹約してつましくしている人には、どーんとプレゼントしたくなるんですよねぇ… あげたいという病、に懸っている。
 
これは自覚できたから、治るのかなぁ。治したいです。
 
ケチの正反対ですが、そういうのにお金を使ってしまうと、募金などにケチにならざるを得なくなるので、反省中です。

2023/01/12

ランナウト文化=アメリカコンプレックスと思考停止

■読了 『バカヤンキーでも死ぬ気でやれば世界の名門大学で戦える。』

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偏差値38くらい?のヤンキーがカリフォルニア大バークレー校に進学した話です。

マザコン男にお勧め(笑)。

僕、自信ない…

というマザコンの日本人男性にお勧め。勇気が湧くこと請け合い。

中学で落ちこぼれ、高校は地元の最低ランクのヤンキー高校(私の弟が行ったようなやつ…笑)に行って、とび職になった男性(弟は土方)が、カリフォルニア大学バークレー校に進学した話です。

オモデレ先生、バークレー式をやっていたから、あの勉強量だったのね~と30年経って思いました。

私は調査会社に勤めていたので、調査自体が仕事で、一日10冊の本を読むくらいは楽勝ですが、それは、日本語だから…英語でそれをやれって…(汗)

大学時代に課題が毎週2冊の英語の本を読んでレポートA4 4枚って… それでディスカッションをするのが課題なのですが、課題が高度過ぎ、こなせる人がほとんどいなかったよなぁ(笑)。

それでも、人間は環境の動物…やらせられれば、なんとかやれるようになるものなんだなぁ、とこの本を読んで思った。

私はグロービスのビジネススクールに入った時、水を得た魚のようになったのですが、その理由もわかりました。

この本の著者は、グロービスに入社したそうです。

私のいる場所が間違っているんだなぁ…グロービスは、バークレー流というより、ハーバード流ですが。 

DDSが会社選びでも発病していたんですね。

■ バークレー、オークランド、そしてミッション地区

友達のマイケル牧師(ゲイです)がバークレーの教区で、教会長になったので、今、遊びに行けば泊めてもらえます。彼、わたしんちのゲストとして泊って行ったので、お返しに泊めてもらえる。

若いころ、サンフランシスコベイエリアのモラガとサンフランシスコのミッション地区を行ったり来たりする生活をしていました…。

恋人だったデイビッドの親の家がモラガにあり、そこに毎週通う…。ジョージとジュディ(彼の両親)は、常にヨーロッパ人の放浪の若者を家に泊めていました。息子のガールフレンドの私も似たような扱いでした(笑)。日本人ってだけでVIP扱い(笑)。

泊めてあげるお返しは、面白い話、です。行った先の写真を見せ、面白いネタを仕入れておくということです(笑)。

ですので、私も同じように、海外放浪している若者を家に泊めてあげるのが大好きです。

冒険の話が聞けるから、です。

福岡に来て以来、もう5人は海外ゲスト泊めていますね… マウンテンバイク好きのゲストとか、また来ないかなぁ…

■ 黒人の町 オークランド

私はアメリカ黒人文学(トニモリスンとか)が、専門だったので、アメリカでやりたいことの中に、

 黒人教会に行く、

というのがありました。

それをジュディとジョージに話したら、「よっしゃ!」ってことになったんですが…私からすると、はて?なんで ”よっしゃ”?

まず、車は、デイビッドの弟のボロ車を借ります。ジョージはきれいに剃っているひげを少しはやします。デイビッドは、まぁ、元からヒッピー風情なので、そのまま。そして、デイビッドの弟のマイケルと、デイビッドと父親のジョージ、の3人で、いざ黒人教会のあるオークランドへ!

オークランドは、バークレーのお隣です。私は、いつもバークレーをほっつき歩いており、普通にベトナム人学生と間違われ、SFSUと同じように、バークレーでも学生っぽさに便乗して、顔パスで授業を受けていました…

そんな調子で、アメリカ社会楽勝!とか思っていたので、事態が良くつかめていなかったんですね…。

初めて行くオークランドは、え?!と驚く廃墟っぽさが漂う地区でした…。黒人教会に入ったものの、奇異の目で見られ、まるで針のむしろ…

めちゃ怖かった…。私は、「アメリカ黒人女性文学を学んでいます」と言ったのですが、全く何も分かっていないのと同じでした…。彼らは日本人を憎んでいる!肌の色はリアルな脅威、差別問題は今も現存しているのだ、と思いました…。

ちなみに、車は、マイケルが居残りで守りました…。じゃないとボコボコにされて、車でお家に帰れなくなるリスクがあるからだそうです。

アメリカの黒人問題の闇を見たのでした。なんせカリフォルニアって、全米で最も差別問題が大きくないエリアということで、シティに住んでいると、南部からやってきた黒人さんが住みやすい、と言って喜んでいるのを知っていたからです。

しかし、日本にいると、同質文化でそんなことは分かりませんよね。なんせ、糸島とか鹿児島とか、40年住んでいても、よそ者扱い(笑)。 15代前のご先祖からここに住んでる!という世界だそうです。

■ ミッション地区

前に、ミッション地区に住んでいたと書きましたが、ミッションって、当時は、ヒスパニックの町でした。

ので、私は有色人種で全く危なくないのですが…デイビッドはうちに遊びに来るのに、何にもしていないのに、棒を持って追っかけられたそうです…。

まさに、縄張り争いのヤンキーの世界みたいなことになっていました…。

バカバカしいので引っ越したんですが、アメリカでの引っ越しとか、モーテル程度を選ぶのにも、結構、治安&人種的な配慮が必要でした。

あとで夫を連れてサンフランシスコに観光に行ったときは、住んでいた人間の強みで、観光地にも近いけど、安く泊まれる安全な地区を選びました。例:マリーナハイツ

実はパンハンドルにも3日くらい住んだことがあるんですよ(笑)。パンハンドルというのは、フライパンの取っ手という意味ですが、スラングで、ホームレスという意味です。パンハンドルという名の公園(取っ手が出ているみたいな形)があり、薬物売人の販売スポットとして当時有名でした。

ゲイのカップルの家で、3日くらいしか住まずに、とっとと出ましたが、その時、パンハンドルがそういう意味だと分かりました(笑)。その家の窓から、薬物の売人が来たのが見えるので、買いたい人に最適なロケーションでした(笑)。私は全く違うので、とっとと出ました。

■ 黒人さんは日本人が嫌い

私はある時カフェで、日本人同士だけど、無理して英語で討論しよう、という人と一緒に話していたのです。

議題は、”なぜ黒人さんはアジア人女性が嫌いか?”

そしたら、なんと、近くに座っていた黒人女性が理由を教えてくれたんですよ…

議論が聞こえたからって。

いつも勉強に使っているレズビアンのカフェでのことでした…

それで、彼女が言うには、

 私たちのオトコを奪っていくから…

だそうです。アジア人女性って、全米で大人気なんですよね。なんでかな?当時は、

 サブミッシブ = 受身的

と言われていましたが、別に日本人の女性は受け身でもないと思いますけど…。海外でも男は、家庭内で父親としてふるまう、という責任から逃れたいのですかね?

ま、そんなことがあった、ということでした。

結局、私は、黒人女性文学を大学で専攻したのに、アメリカでその恩恵を受けたか?というとまったく…、という話です(笑)。

■ 西部=パイオニア時代への郷愁

一方、大草原の小さな家が大好きで、ペンシルバニアダッチの生活に憧れ、パッチワークキルトを作っていたのですが、開拓時代の、足がついたフライパンをスパイダーと呼ぶのですが、それを知っていたりして、みんなに感心され、ピルグリムファーザーズとか、ボストン茶会事件とか、アメリカ史の基本を知っているので、そっちのほうが喜ばれました。

趣味はパッチワークキルトとベイキング、と言えば、アメリカの主婦の伝統…好きな料理家は? ジュリア・チャイルド!

映画にもなっています。https://amzn.to/3GXcCUb

■ カリフォルニアのクライミング

日本人はアメリカでのクライミングと言えば、ヨセミテ一色ぽいですが、私は小川山があるのに、ヨセミテ行ってもなぁ…とか思ってしまいます…。同質カルチャー。

すでに普通にハイキングでヨセミテには行ったことがあったので、クライマーになる前から興味がない…。

みんなヨセミテを過大評価していませんかね? だから、ランナウト自慢から、いつまでも抜け出せないのでは?

そんなに自慢するのなら、ディーン・ポッターレベルで、ウィングスーツ着てジャンプしたらいいのでは?

 というので、アメリカコンプレックスな日本のクライミング…

日本人が国際社会に交じっていない、という劣等感の裏返しのように思いますね。そろそろ卒業して欲しいわよねぇ。だって、韓国も同じ症状発病していますもんね。

日本人男性の俺っだってヨセミテというコンプレックスの裏返しで、リーチの短い女子供が危険な目に遭う羽目になる構図って意味です。

実際、福岡みたいな小さな地方都市にいてすらも、米軍の兵隊と登ったり、ドイツ人医師と登ってみたりしましたが、やっぱり変だと彼らの国際感覚でも思うみたいでした。 

フリークライミングでは、世界は、とっくの昔に、石灰岩時代に突入しているんですよ?

ま、花崗岩LOVEは、今は、リバイバル、です。リバイバルなんだから、リバイバル前と同じことをして自慢するのは、陳腐です。アレックス君だって、さらに上を行くクライミングで、有名になったわけで、前の人と同じパラダイムで登っているわけではないですよ?

パラダイムシフト が日本のクライミングには必要です。

登っているのは私で、ビレイヤーは別のデイビッド。海外はデイビッドだらけです。海外では一見さんが提供してくれる、確実なビレイ、は、日本では、何年一緒に登っても、しぶしぶ出されるくらい高値が付けられていますが、それはおかしいことです。確実なビレイは、マナー程度のものです。


クライミングの心理学 Trust But Check

■ Trust But Check

トラストバットチェックというのは、英語圏で良く言われることです。信頼するけど、ダブルチェックせよ、ということです。
 

日本では、儒教の影響が強いためか、上下関係がある間柄では、その上下関係が妄信につながりやすいです(ハロー効果)。

また、上の立場に立つ人は、下の立場の者がチェックすることを、相手が信頼していないと言って立腹するケースが多いです。 山ではそれではリスクにつながり、ダメです。

先輩がやったこと、リーダーがやったことでも、チェックが必要です。それは、リーダーや先輩、ベテランでも神ではなく、間違いを犯す可能性があるからです。山で死んでしまうより、失礼なほうがいいですよね?

 
 もし師匠が投げたロープがセルフがとられておらず、下降の手段をまったく失ってしまったら、それは、任せっきりにしたセカンドの私の責任でもあります。

私がとっさにロープを手に取ったのは、自分の責任であるという認識があったためです。多くの人は、セカンドをしていると、自分の責任に無自覚で、こちらが、懸垂セットしていても、ロープを持ってくれる人は本当に稀です。
 

トップが懸垂セットしていたら、

  •  相手のセルフが取れているか、
  •  懸垂のセットは確実か、
  •  ロープをたるませて一緒に手元を見ている

くらいのパートナーシップは必要です。
 

私の経験では、後輩君は、ほとんどの人が、”お客さん”状態 になっており、自分はどうするべきなのか指示がない限り、ただ立っているだけのことが多いです。
 

が、アルパインも、普通のクライミングも、やることは分かり切っているので、たいていの場合は、先の行動が予測可能です。
 

私自身も、まだ分かっていなくて、あたふたしている状態のころはあったので、厳しいことは言いたくありませんが、何も状況に貢献していないで突っ立っているだけの時代が、10年の人もいれば、1年の人もいます…
 

その差は何か? ちゃんとやらなければ死ぬかもしれないという自覚によるのではないか?と思います。


■ 比叡は落ちてはいけない 岩場ですよ… ボルト40年もの

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ちょっと前に比叡山でマルチピッチを登った時の相棒が20台の学生でした。4ピッチ目が5.11なので12クライマーの彼にリードを頼みました。核心部はスムーズに抜けて、見えなくなった頃、もう終了点のコールが聞こえるかな、と言うときに落ちて来ました。ランナウトとロープの伸びで10m以上は落ちたでしょうか?僕の方はあら落ちたって感じでしたが彼は結構ショックだったみたい。マルチでも別に問題は無いので次からも思い切り登ってくれると良いけど。

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というやり取りをしていたことが分かりました…。ここに

  ボタンの掛け違い

があったんですね。

私はバンバン落ちるクライミングをすることで成長が加速できる段階に来ているクライマーでしたが、

  九州では、バンバン落ちれるクライミングをしていい外岩環境

にあるルートは数えるほどしかなく、ほとんどがカットアンカーのルートです。

  とりあえずテンション登り(ショックロード1程度の墜落にとどめておく)

が安全です。ショックロード2の登りは辞めておきましょう…

もちろん、グージョンやケミカルに打ち換えられた課題ならOKですよ。

しかし、 

気楽な墜落癖をつけると、日本の他の岩場で通用しなくなる、というリスクがあるかもしれ

ません。

私自身も

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私も初めて落ちた時は、ビックリ仰天でした。知り合いの13クライマーが言うには、俺ら9割落ちてる。

支点がプアなアルパインだけしかしないと落ちれないので、落ちないところしか登らないようになり、成長が鈍化すると思います。

思い切って登るかどうかは 支点が重要だと。

後は、上なら上なほど地面から遠くてむしろ安全性が高まっているかと。

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と当時書いており、支点の重要性は認識したうえで、落ちるクライミングは、成長するうえで大事だという認識で、正しい認識だと思います。

たぶん、九州の人は、本気で、カットアンカーが強度不足の信頼してはならない支点だということに気が付いておらず、他の地域も、カットアンカーだと思い込んだままだったのでしょう…

しかし、勉強不足も良いところですね…(汗)。

■ 経験値が悪習慣につながる事例
 

懸垂下降で。
 

 懸垂のセットは失敗が許されない。
 

それで、師匠がロープのセルフを取らずに、ロープを投げたことがあった。私は、”ハッ!”として、とっさにロープを掴んだら、


”ロープばらけるまで、しばらく間があんねん。経験値が悪いほうに出た事例やね”
 

と分かってて、ルール違反したそう。
 

しかし、こういう事例を重ねて、信頼を積み上げるのだろうと思った事例。
 

信用しすぎて相手にゆだねすぎる、というのが一番クライミングでは危険。

 

  山では、お互いに、相手がやっているはず

 

と思う。

例えば、冬山では共同装備に入っていても、コッヘルストーブは自分のザックに入れている。一人で落ちたら、ツエルト、シュラフ、ストーブセットくらいはないと、私の体力では厳冬期八ヶ岳の夜を超すのは、かなりシビア。フツーにテント泊してても単独だとテント寒くて切ないもん… なので共同装備に入っていても、個人でも、ツエルトもシュラフもコッヘルも持っていく。

白亜スラブの、敗退ロープなし事件も、信頼しすぎ事件、だったわけですね。

相手にゆだねすぎ、安全は相手が担保してくれて当然だという慢心に負けてしまったわけです…

適切な問いを重ねることが大事ですね。

例えば、「敗退なしで行けると思う根拠は、なんですか?」とか…

登っちゃった後で、トンデモボルトと分かったんですよね… 落ちずに登って良かったな