2024/05/30
【クライミング界の平等】身体の優位性にモノを言わせること=男性優位主義者
【分析】祝子川事故に見る、遭難事故が減らない理由
■ 事故分析
1)私がごく普通に予見できるリスクを大抵の男性クライマーは予見できない
2)男性にリスクを指摘したり、同行を断ると、怒ったり、逆ギレしたりする。女性に精神的被害を与えようとする。
3)その原因は、彼の中の女性観、文化的側面にありそうだ
4)クライミング界のホモソーシャル性が事故の精神的温床になっている
5)これは、西洋のクライミングコミュニティには、文化的に存在していないリスクである。
6)女性は、日本でクライミング活動をする場合は、特にこの側面に気を付けていないと、相手のチョンボで殺されるという、悔やんでも悔やみきれない被害…殺人の被害…に合うことがある。(女性は、男の言いなりになるべきだという、暗黙の攻撃の対象とされている)
7)当事者間で事故報告書は作成され、一般公開されないため、事故の教訓は、社会には還元されない
8)したがって、同じ原因による事故は減らない
9)また、被害者は基本的に泣き寝入りを強要されている
10)そのことを社会が認知していない
11)内輪の人間が、加害者の保護のために動く
12)この構造は、日本の性的被害やいじめ事件のもみ消しに酷似している
13)一般男性は、日本社会の男性ホモソーシャル性には気が付いておらず、だからこそ、11)に動く。つまり、自分自身を加害者を重ねており、そのために、加害者の保護のほうが、被害者への救済や、再発防止策より、優先される。
■ 小鹿野とは違うよ
小鹿野で起きた、岩ごとボルトが剥がれ落ちたのに、岩場がある町を狙って訴訟を起こした事故とは全く本質が違うので混同しないでください。
あれは、逆恨みみたいな事故でした。
岩が剥がれ落ちるリスクと言うのは、最初からクライミングに内包されたリスクです。
しかし、この
男性のチョンボで、殺されるリスク
っていうのは、当の本人が、パートナーを殺すことがあるという自覚がないので
優しく何回も説明する
って対応では、無効だ、ということが、歴史上、証明されていますよねぇ?
男子は人の話、聞いていません(笑)。
小学6年生の男子の集団と、精神的になんら変わりがないのが、まぁ一般的な平均クライマーのありよう、で、
・自分が支点ビレイされていても気が付かない
・カムでロープがスタックしていても、それが登攀不能につながるとは気が付かない
・カムが3つ飛んで落ちても、反省どころか、自信につながる
・お母さんが俺のために飯を作ってくれるから自己肯定感が上がる
・遅れそうなら、赤信号無視
・25mと35mのピッチを50mシングルで来ているとき、つないでしまう
とか、そんなレベルなんですよ?
心の在り方が、非常に幼稚で、社会ルールへの逸脱に対する心理的抵抗感が非常に低く、自己客観視能力が低いです。
■ 危険な男性クライマーの特徴
・Aをしたら、A´になる、というシミュレーション能力が低い
・その能力が低いことに無自覚
・周囲と同調することだけが、正しい在り方だと考えている
・社会規範を逸脱することへの心理的抵抗感が低い
・自己客観視能力が低い
・周囲を観察する能力が低い
・自己像が巨大
・巨大化した自己像について無自覚
結局、誰からも、お前はもうちょっとちゃんとしないとだめだぞ?と諭されたことがないのではないですかね?
30代、40代になって、自己客観視ができない、というのは、周囲の人間が、腫物を触るように、彼の実力について、本当のことを言わないでくれている、ということなのではないか?と思います。
まぁ、自覚がない、というのは、ご本人は幸福だと思いますが、
巻き込まれる他人にとっては、たまったもんじゃありませんね。
命は一人あたり一個しかありません。自分の分は大事にしましょう☆
ランヤードによるセルフを取っていない工事現場の作業員2024/05/29
【クライミング心理学】”加害者”を責め、加害者”家族”を責めるのはよしましょう
■ 被害者責めの日本
こちらに良い言説があります。https://www.mskj.or.jp/thesis/8764.html
■ 加害者は責められるべきです
加害したんだから当然ですよね。
殺人罪って、殺人罪の法定刑は、刑法199条にて、死刑、無期懲役、5年以上の懲役と定められています。 人を殺した者は、死刑又は無期若しくは五年以上の懲役に処する。 ただし殺人罪の成立には、被害者の意思に反していること、故意(殺意)があることという要件が必要です。
もっと人の命がかかっていることに、きちんと自覚させるクライミング教育をしたほうがいいですよ。
■ 沢でATCガイドで確保は、故意(殺意)なのか?
裁判だったら、ここが焦点になるでしょうね。
水量の多い沢で、ATCなどの片方効きの確保器では、水圧で溺れ死ぬ可能性があることくらい、沢登り始めた初年度で知っていましたけど…?
いったいどういうクライミングの学び方をしたら、そのことを知らずに沢屋になることができるのか?
そこが理解できませんが…。
想像力の欠如なんですかね? 低身長の人にはグレードには意味がなく、ボルトが自動的に遠くなることで、リスク倍増になる、ということが理解されていないのと同じで。
■ 議論のすり替え
クライミング界って、ほとんど全員が男性ですよね。
男性の論理で社会が動かされていますね。
以前、学校内で盗撮と言う犯罪行為をした男性が、学長判断で、なんと無罪放免になっていた…。
それに憤る男性職員が、ポストを干されていました。
学長は、あの盗撮写真、警察に出さなかった…都合よく、自分の子分にでもして、犯罪助長していたんではないでしょうかね? 今思うと。
■ 加害者と加害者家族は違う
加害者を保護しようとするのと、加害者家族を保護するのを混同してはいけない。
加害者と加害者家族は異なる。
加害者家族保護を持ち出し、加害者を保護しようとする言論を聞いた…
https://takauchi.jp/191047.pdf より引用。
論理のすり替えに騙されてはいけない。
加害者は反省を辞めてはいけない。
2024/05/28
【クライミング心理学】あなたが加害者になってしまったらやるべきこと
■ ジャンボさんも加害者ですよ
と言っても、かなり上級レベルの加害、であり、
ATCで確保して窒息死させた
という、誰でも知っているような知識があれば防げたような、しょぼい話ではありませんが。
https://allnevery.blogspot.com/2024/05/blog-post_27.html
■ 事故の詳細報告と謝罪 みそぎが大切
ジャンボさんは、事故報告書を発表しています。
私はロクスノに出せば、一般クライマーが目にし、啓蒙や啓発の一助となると思いますけど、ネットにしか出ていません。ま、どっちが読者が広いか?オープンか?というとネットですかね。
悲痛な反省が聞こえてくる記事でした。
■ 裁判所がきちんと扱ったら?
身内で、事故の分析をしたところで、結局は、密室会議で、客観的な真実は得られず、事実は闇に葬り去られるだけでしょう…
次はやるなよ、以上終わり、になるのでは、いったい被害を受けた側は、どういう風に、心を収めればいいのでしょうか?
結局、泣き寝入り?
クライミングではなく、登山の分野では訴訟で結果が出ています。
http://naganogakuren.net/scrap/2013/2013.12.21%83K%83C%83h%8F%91%97%DE%91%97%8C%9F.htm
https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail3?id=85905
■ バカにバカと、はっきりと言わないから、分からないんですよ
私は、ビレイで落とされて、1ピン目を取っているのにグランドフォールしたことがありますが、相方は、無罪放免…
私は相方が自分がビレイで人を落とし死なせかけたことを反省しているのだと思っており、気の毒だから、私を落としたことは秘密にしていてあげようと思っていましたが…
なんと、数日後にジムで会って、「だいじょうぶ~!」と大声で自分の所業を周囲の人にバラすレベルでしか、認識していませんでした(汗)。
相手を思いやっても無駄、って意味です。
自らの行動を振り返る能力自体が欠損
した大人が存在する。
この件で涙目になったのは、師匠の青ちゃんで、
「俺はあいつの登りは嫌いだと言っただろ!」
とまるで、先にあいつとは登るなって言っただろ、と言わんばかりに怒られました…
だったら、「俺はあいつのビレイは危険だと思う」と言ってくれたらいいのに…
後日ですが、そのクライマーが、事故を目撃した女性クライマーの私の友人を紹介して☆と言ってきて、どんだけ~?!と驚きました… 彼女募集中って言っても無理でしょ…
人を落とすビレイヤーを友人に紹介できます?したら、その女性と私の友人関係、ジ・エンド、終わりですよね?
男性の知的能力ってこんな程度なんですよ…(汗)
ですから、物事を遠回しに、高い知性の人なら分かるだろうレベルで語っても、相手はわからないんですよ。
小学校6年生と大学生が話すみたいな感じですから。
6年生でも分かるように話す必要があります。
■ 謝罪が最も大事ですが、罪を償いながら生きることもできます
謝罪がすんで、みそぎがすんでからのことですが、
反省して、セーフクライミングの啓蒙のために一生を捧げる、という生き方は、
故人の死を無駄にしない、意味のある生き方だ、と思います。
自殺しそうなくらい反省するんだったら、そんなことくらい、なんでもないですよね。
しかも、自殺って、怒りの表現であるんですよ。だから、自殺する人は、自分が叱られたことに逆ギレしたって意味です。
しかも、自分が死んだって償うことにならないことは自明の理。
余談ですが、山野井さんの奥さんは、毎年山で死んだ友達の墓参りを何十年も続けているそうです。
岩場は私の血で赤く染まりました読了 『ニッポンのミソジニー』クライマー界は、ホモソーシャル界
■ 被害者の苦悩が軽視されている
あの登攀以来、ここ3~4年も、苦悩しているわけだが、これは被害者としての苦悩だと思う。
自分を殺そうとした相手をあなたはどれくらいの時間がたてば、許せますか?
未遂に終わったとしても。
というか、未遂に終わったから、よかった☆よかった☆ ってなりますかね?
なりませんね? まぁ、普通は。
殺されかけた人は、たとえ、死なずに済んだとしても、相当の心的ダメージをこうむって、心理カウンセラー代などの、経済的負担も、大変なものだと思いますよ。
私の場合は、すでに200万円近く心理カウンセラーや、通院にかかっていますが…
多くの人は、そのような被害者に対して、知らんぷり、ですね。
俺の問題じゃねぇ…って感じかな。
やべ、怒ってるぜ、隠れとこ、そんなところかな。
まぁ、女の人をはらませて、子供を産ませたのに、養育しないのと同じですね。
■ そのあとの反省が大体の場合、不適切…
今日は、上野千鶴子さんの『日本のミソジニー』という本を読みました…
男女間で組んでいる場合の、事故原因の大部分が、男性の精神性にあるような気がします。
ホモソーシャルとは?
・ちゃちな特権意識
・男らしさ
・共犯意識
で固められた集団と言うことです。
というのは、岸良で、私が肉離れをした、その一回目の事故で、痛くて立つのもやっとだと、相方に訴えているのにも関わらず、あちこちに観光で連れまわそうとし、どうやって、相方を捨てることができるか?と思案した結果、安い宿泊施設になだれ込み、彼をおいて、私は福岡へ帰る提案をしたのですが、その瞬間まで、医者が必要だと思わなかったみたいでした。
立つのも痛くて無理だ、と言っているのに、なぜ分からないのか?そこが分からないですが…。
パートナーは、長年連れ添った奥さんが「食事を作るのがつらい」と言っても、それを手伝う意識もなく、ジブンゴトとは全く思っていない風だったので、私にピンと来たのは、
女は男に服従するものだ
⇒ 俺は男だ
⇒ したがって、目の前の女は俺に服従するものだ
⇒ しがって、俺は、女性が怪我をしたとしても、彼女を自分に服従させても良い
であるように思いました。
その源泉は、ホモソーシャル…男性の世界での、覇権争い「おぬし、やるな」という男性成員のあいだでの承認であるようです。
「よぉーし、お前を男の仲間に入れてやろう」
それが、各岩場で、別の開拓チームが入ってくると、グレード激辛競争が始まってしまって、グレードが大混乱してしまう原因のようでした。
他チームが入ってくると競争がおっぱじまって、なぜかグレードが激辛になる、というのは、どうも男性クライマー自身の身内からも、冷静なクライマーからは、観察され、小鹿野のクライマーズトークでも、そう語る初期クライマーの登壇者がいました…
しかし、現象の観察で終わり、洞察までは行っていないようです。
男性は、そもそも、女が言うことを軽視している。
背の低いクライマーが多い女性クライマーにとって、遠いボルトは、常人に増して危険です。
はぁ?5.9だぜ、それくらい登れよ。
とか
俺はそうは思わねえ
で終わりでしたけど?
でも、結局は、私の考察の内容のほうが、正しかったし、男性がそう思わなくても、手がピンに届かないという事実は変わらず。
単なる、相手の立場に立つ想像力の欠如の問題のようでした。
性差を入れ替えれば、不可能であることが、女性が相手だと可能になる。
男性のパートナーが、「俺、肉離れしたから、帰る」と言えば、「そうか」となったのではないでしょうか?
あるいは、男性のパートナーが、白亜スラブのセカンドを登ったのだとしたら、夏ミカン一個で肩が付くとは、考えないのではないでしょうか?
そこらへんが私にとっては、未確認の謎なわけですが…。
大抵の男性クライマーは、女性パートナーを
自分の言いなりにしていい対象
として選んでいるような気がします。
男同士の権力闘争に敗れてリーダーシップを取れない と思われたくないという心がその背後にあるのではないでしょうかね?
しかし、いくら、クライマーの絶対数が少ないからパートナー見つからなくて気の毒だなぁと私が思っていて、その気の毒だという親切心に付け込んだとしても…
いっくら親切でも命までは、さし上げられません。
親切で差し上げられる内容的には、もう十分以上のものを相方には差し出したと思うし、私が怪我をした岸良に一緒に行った方にも、十分以上のものを私は差し上げたと思います。
カットアンカーが九州で、まずいボルトだと認知されるようなったのは、私の考えによれば、私の功績です。
その開拓者は、いまだにそれで開拓しているのではないかと思いますが…新しいニュースが聞こえてきませんので…
それどころか、グージョンが適さない岩質もあるとか、こねくり回して、遠巻きにカットアンカーを擁護するような言説をSNS上に見ることもありますが…グージョンとカットアンカーって、構造が似ているので、それを外すと、オールアンカーになりますし、オールアンカーって、どの本にもNOって書いてある…。
巷の一般的な知性のクライマー諸氏に議論を任せていたとしても、25+35が計算できず、50mシングルで突っ込むのが普通だと考えたり、身長の低い女性に向かってエイドで鍛えてやるというようなレベルの知性しかないわけですから、現在の低知性化、低知能化してしまった日本で、草の根活動に、議論の行方を任せるのは、それこそが無謀というものです。
特に男性社会で。
男性同士の低レベルの覇権争いに終止符を打つには、
国の機関である文登研あたりが、国として最高レベルの知性でガイドライン
を作れば済むことでしょうし、それに必要な人材も、原資もすでにあると思われます。
過去、戦後70年で、時代の試練を経た、適切な支点素材選びがすでにできると思いますし、クライミングは一部の好事家のするもの、という逃げ口上も、もはや通用しない。
なんせ、自分たちがスポーツ振興でクライミングを取り上げてきたことが、クライマー人口の増加なのですから。
このような状況において、
・岩場のボルトの放置、
・岩場の安全性の要である整備の基準作りの放置は、自らの首を絞めるだけだ
と思います。
要するに、男子はお山の大将の言うことしか聞かないのです。
被害を被るのは弱者です。それは、最近、証明されてしまった…
祝子川にボルト打ってスポーツルートみたいに安全って賞賛する程度の、理解しかできない人が世間を率いているんですよ?
文登研などの上の方の人は、現実的になりましょう。
山は泣いている…
■ メランコリーな朝
今日は朝から、しとしと雨で、梅雨入りを思わせるメランコリーな朝です。
山は白く霧に覆われており、稜線は雲に隠れて見えず、そして寒い。
悲しみを表現したら、こうなるのではないかだろうか?
怒りの後ろにある悲しみ…
山で失われた多くの命…私が最初に山で亡くした友人は、環境問題ライターの新井和也さんでした。五龍山荘勤務中でしたが、山を下り、追悼登山をしました。
そして、山岳総合センターの同期仲間。涸沢岳西尾根での滑落事故でした。
そして、パートナーにならないかと立候補してくれたカホさん。宝剣で滑落し、九死に一生をとりとめましたが、クライマー人生を終わりました。
アイスを登るはずだったのに、一人で冬富士に行ってしまい、そのまま、帰らぬ人になった誰か…。
故・吉田さん…私の周りには常に山での人の死があります。
九州では、自分自身がパートナーから殺されそうになり、驚いた。
パートナーだけではなく、
指導者自体が、人を死に導くだけと思われる間違った指導を行っているようだった…。
私の言説は厳しいですが、愚かなミスのために亡くなって行った(つまり、相手のミスにより殺された…)大勢の人たちの実態を知るとき、その言説が厳しすぎる、と言えるはずがありません。
登山は、合法的な殺人の道具、と化しています。
あなたが、25+35は60であると計算できない、計算する気がない、というそれだけの動機で…それも、俺がかっこいいことを世の中に示したいというそれだけの動機で…
誰かの命を奪うことが、正当化されるのか?
この問いにYESを出してしまうような世の中は、愚かであり、そうした答えの中で死んでいった人たちの気持ちが浮かばれることは、ない。
いったいどういう気持ちが、自分のエゴのために他者の命を奪うことに、YESを出させるのでしょう…
山は泣いています…
2024/05/27
【沢登り技術】沢での確保はエイト環ですよ? 祝子川事故
■ GW中の祝子川の事故
最近、祝子川で事故があったそうです。
祝子川でATCガイドによるセカンド確保で、窒息死させてしまう事故が起きました。
原因は?
水量の多い沢
で
ATCガイドのガイドモードによるセカンドの確保を使っていたこと
です。
だから、言ったでしょ!って奴でした…。
滝や滝壺、渡渉など、ATCガイドによるセカンドのビレイで、セカンドを確保すると墜落や流されたりしたときに、水流の圧力がかかり、予想以上の負荷がかかり、ATCガイドの解除が困難になります。
アホな事故だと思っています。
水流の中で途中停止するような状態を起こさない確保をするのが、沢登り講習会初日に習うことだからです。
が、そんなこと、沢登り初日に教わりますけど・・・
教えていないんですかね?
ロープに引かれるのと、水流で押される力で、そのまま水の中から脱出できず、溺れてしまうというわけです。
このブログでも何回も書いていますが… 沢ではエイト環ですよ?
これがエイト環以外でも良いシーンもあるという指摘が来ましたが、沢の確保法を紹介する記事でもないのに揚げ足取りの指摘だと思いました。正確に書けっていいますが、どこにその正確な記事ありますか?見たことない。
沢やになるための最初の講習で、普通に双方向の確保器を使うように教わりますけど?
それに祝子川のようなゴルジュを楽しみに行くのに、片方しか流せないビレイ器で行きますかね?
適切と考えられる確保の方法について、多くのクライマーの間で、私を”スケープゴート”とすることで、議論が沸騰することを希望します。
■ 岩場オンリークライマー
ショートの岩場しか教わっていないクライマーは、ゴルジュでは流さないと溺れ死ぬということとも知らない。
大事なことは、初期に沢に特化した講習会に参加することです。岩のリスクと沢のリスクではリスクは何倍も違います。
岩場では、車が横付けでき、携帯電話も入ることが多いです。
沢では、車まで、何時間か歩かねばならず、携帯電話も入りません。
隔絶された場所であるというリスクが、岩場の何倍も沢ではあります。
その上、2名で行けば、たとえ故意でなくても、事故が起これば、密室殺人と結局同じことになります。
■ 受動的な対策
ロープをいつでも切れるようにナイフを携帯し切る練習をしておくことなどです。
確かに、ロープは切ろうと思ったときは、意外に切れないもの、です。
■ ほら貝のゴルジュ
私のほら貝のゴルジュの記録はこちらですが…https://lovelysawa.blogspot.com/2015/07/blog-post_81.html
https://lovelysawa.blogspot.com/2015/07/blog-post_28.html
沢では8環なんてあまりに当然すぎるので、書いていなかった(汗)。
このほら貝のゴルジュで、高齢の女性メンバーが急な流れのトイで流されて(女性は体重が軽いので、浮力の関係で流されやすい)、その時は、下の滝つぼまで、ロープは手放して、流しました。
そうしないと、溺れちゃいますよね。
流せば、流されてドボンとなるだけのことで、あとで同じところをみんなでウォータースライダーして遊ぶのですから、彼女だけ2回ウォータースライダーしたことになりました。
同じところを彼女が登ってもまた流されると判断したリーダーは、彼女をおぶって樋を突破しました。重たいほうが急流には、有利です。
いやホント、相方が、私と二人だけで祝子川行きたがっていましたが、
ほんとに行かなくてよかった☆
■ まずは、相手の知性レベルを判定すべし!
私の相方の場合ですが…25+35が計算できない人だったり、他の人が支点ビレイされていてもそのこと自体に気が付かないとかなので、当然のようにATCでしかビレイも知らないでしょうし、樋で流されたら、どうしたらいいか?も、おそらく知らないでしょう。
相手が岩場の講習だけしか受けていない場合は、沢のリスクについて無知である可能性が大です。そのような相手と沢に行くのは、断りましょう。
基本、無知な人って無知であること自体に無知なんです。
■ 相手の性格を判定する
相手はどういう奴か? まず、女性と二人だけで山に行くのに、初見で自分で事故やけががあった場合にどうするべきか?調べるだけの興味もなく、責任感もない相手だとしたら?
そういう性格だとすると、事故っても、下手したら
流されるお前が悪い
という逆ギレを起こされて終わりでしょう…
全部を体力や本人の責任に還元するのが、登山界の習わしです。
体力があれば(登攀力があれば)防げる、という論調のことです。
■ 第三者に意見を求める
判断に迷う場合、第三者に判断を求めるのが、一応、オーソドックスですが、気を付けないと、、熊本の指導者、祝子川を「ボルトが整備されてスポーツルートみたいな沢」とか言って、二人で行くように言ってきたんですよねぇ…
第三者に意見を求める、というのは、山岳会の慣行ですが、意見を求める相手には、くれぐれも注意しましょう。
意見はできれば、合い見積もりと同じで、3件以上からもらったほうが確実です。
■ 沢には、スポーツルートみたいな沢、なんてありません。
沢にあるボルトは、いつ崩れるか分からないロシアンルーレット状態ですよ、当然。
なんせ、365日、水にさらされているんだから。
サルでもわかる。
私は、他の人の愚かさのために自分の生命を犠牲にするのはごめんだ。
参考:祝子川は水難事故多発 として挙げられている
https://www.kasen.or.jp/Portals/0/pdf_mizube/2014suinan.pdf
■ 報道でも全く反省されていない… 頓珍漢な解説しかない
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240505/k10014440961000.html
熊本県から登山で訪れた40代の男性は「注意していても事故は起きる時は起きてしまいますが、事前の準備や体力など自分のことをよく知ったうえで登山に臨むことが、事故を防ぐために大切だと思います」と話していました。
ーーーーーーーーー---
この事故は、注意していて起きた事故ではなく、山を舐め、必要な技術を身につけないで行ったために犠牲者が出た、という事故です。
この女性を殺した人、一生、自分の愚かさを反省してください。
後悔に生きる、というのが人としてあるべき姿と思いますよ…?
だれでも相手のチョンボで殺されれば、死なせた相手にそう思うだろう、当然の感想だと思います。
無知がゆえに人が人を殺してしまう…そうした自己省察がないから、これまで、このような事故が起こる、ずさんな登山者教育しか、施されていない訳です。
反省するべき人が反省することは悪いことだとは思いません。
日本の登山界は、女性レイプ事件が、レイプされる女性の側が悪いと判決されてきたのと同様に、被害者の心情に寄り添わず、加害者保護が行き過ぎている、というのが私の意見です。
https://www.mskj.or.jp/thesis/8764.html
ーーーーー他クライマーから指摘をもらいましたーーーーー
2024/05/26
【クライミング心理学】この報酬ではやってられない クライマーのケツ拭き
■ 猟友会の報酬が低すぎる件
https://youtu.be/H-qLaSBApH4?si=gGD2D0OseE2r5Sru
より引用。
■ ビレイヤーの報酬が低すぎる
白亜スラブのこの登攀ですが・・・ 当ブログ中の最重要記事です(笑)。
https://allnevery.blogspot.com/2019/03/blog-post.html
どうです?
あなたなら、いくらなら、このクライマーのセカンドをしてやります?
5万円? 10万円? それとも、100万円?
50mシングルしかもっていないときに、25mと35mのピッチをつなげば、当然、ルートの途中でロープが足りなくなります。
これが予見できない、というのは、知性が低い、それ以外の理由があるのかなぁ。そこのところは、相手に聞いてみたことがないので、良く分かりませんが・・・。彼の感想は、やっぱりロープは60だね!でしたが、この状況では同じです。つまり、全然、反省にはなっていない・・・。
正しい反省は、ピッチは、ロープが足りなくなる前に、正しく切る、です。
あまりに当たり前すぎて、誰も教えていない。
■ 正しく切ったのに、ロープが足りない場合・・・
ピッチの途中でロープが足りなくなる場合への対処法
なんて、普通、クライミング講習会で習います?習わないですね。
(正解:もうひとつ上の支点からバックアップを取ります。つまり、超・長いスリングが必要になります)
ほんの少しだったら、ビレイヤーが上がって、終了点を作る分くらいは出してやれます。
■ 能力不足の人をルートに出すなよ
こんなクライミングをしていたら、セカンドでも巻き込まれて死亡事故。良くてヘリレスキュー、ですよ。
とても、ルートに出るだけの能力はありませんが、それでも、伝統的な教育では、
ルートに出す。
それが間違っていますね。
■ 低知能×自信=栗城劇場
アホすぎて危険というクライマーが、ルートに出るのに、いくらもかからないで出れるのは、本人が自分のアホさ加減を理解できず、逆に根拠がない自信で自信満々で、何も知らない一般のスポンサーを説得するから‥‥
私の相方の場合は、根拠がある自信だった。根拠はお母さんが、俺のために自己犠牲して飯を作ってくれるから。「あなたにご飯を作ってやれるのが私の幸せ☆」だから・・・
こんなこと言われたら、普通は、親に負担をかけてしまっているな、お母さんにはお母さんの人生があるのに、申し訳ないな、と感じるのが、境界線がしっかりした大人の人間の感情なのです。
俺のために生きてくれる=俺って価値がある人間なんだという自信
は、
幼児の時代の感じ方
です。
しかし、これが理解できたおかげで、
栗城劇場
がなぜつくられたのか?が分かった…
なぜ、栗城劇場が失敗をすればするほど、さらに大きな山に行くという自信の追加になっていたのか?も・・・
つまり、死ぬまで分からん、ってやつ。この程度のリスクでも、生きて帰っているからもっとリスク取れる、と考えてしまうわけですね・・・
要するに、失敗を失敗とすら、理解する知能がなかった、のですね・・・。
相方も、この登攀のあと、超・自信をつけて、
俺ってすごい!やっぱり何かに守られてる!
とブイブイ鳴らすモードでした。
何かに・・・って、私に守られていたんですけど?
そのことはお留守で、私をダメ人間扱い、していましたが、ここまで勘違いも甚だしいと、もう、あきれる以外ないかもしれません。
このダメ人間扱いのところが、ガスライティングと言う手法です。
クライミング指導を行う指導者クラスの皆さん、一般クライマーのレベル感って、こんなものです。
このレベルが、標準的偏差値50ってことですよ?
2024/05/25
【クライミング技術】トップロープソロのセット
2024/05/24
【クライミング心理学】ランナウトした5.9について&クロスした交流
■ 爆睡
昨日は、トランスコーチングのトトさんのセッションのあと、お昼寝したくなり、爆睡し、その後、しゃっきりしようかと思ってカフェに行って、コーヒー飲んだら、楽しく、その場のメンバーとおしゃべりして、うっかり夕方になってしまい、高校時代に部室でダベリングみたいな状態に…。
買い物しようと思って、行っていたので、卵やら必要なものを購入して帰ったら、すっかり8時は過ぎており、8時前に夕食を食べるMYルールなので、大急ぎで夕飯を食べた。その夜、再度、爆睡。
今朝は、夢も見ず、幸せな状態で起きたんだが…。
子供時代、よく明晰夢を見るほうだった。その子供時代の不安は、根拠が明白な、得体のしれるものではなく、根拠が希薄で、漠然とした、嫌な不安だった。
それと同じ状態が、ここ3,4年ほど起きて、希死念慮が再発し、同じメンタルステートにいたのであろう… と、なんとなく、理解した。
■ 裏面交流がない交流=安心
昨日は、裏面交流 がない交流だった。特にクライマーと。
山〇さんは、岩〇さんとのつながりで知っているクライマーだが、クロスした交流ではなく、普通にナッツのことを教えてくれた。ナティマックで購入すべし。
アイスクライマーの女性トップクライマーの石〇さんは、私がドライを入門しようというときに、私のお尻をプッシュしてくれた貴重な女性の先輩クライマーなんだが…ラオスに行きたいそうだったので、お誘いしたら、11月は無理だそうで…残念…。
■ 裏面交流以外がなかった九州クライミング
しかし…九州ではクライマーから、
騙されるようなことばかり
起きたんだよなぁ…。
表面上は、みな、親切ぶっているから、私のようにガードの甘い人はすぐ騙される。
例えば、5.9と題された5.10bを「ここ5.9ですよ」と偽って、おすすめされて登った後で、「上、10bムーブですよね。」「この課題、1ピン目が遠いから、みんな怖がって、全然登れないんですよ」とか…
登った後で言うの?
みたいな…。
まぁ、そういうことが、1回や2回ではなく、10回以上繰り返され、そうそう繰り返されると、いくら非言語でもメッセージがはっきりしてくる。
意図して、殺そうとしている
という非言語のメッセージが…。
実際、実力が凌駕していたから、殺されずに済んだが。これは山梨時代のクライマー仲間や海外のクライミングのおかげである。
■ 夢中歩行 5.9 ⇒ 5.10b
九州に来て1本目で登った夢中歩行という課題は、5.9だった。今は、5.10bにグレード改定さており、その次の初夢は、5.10aで、実際は、初夢のほうが難しいので、グレード逆転現象が起きている。
そもそも、九州のクライミングの、何が悪いのか?
■ 怖がるジム上がりクライマー
夢中歩行が怖いクライマーと言うのは、外岩経験がない、ジム上がりクライマーで、100%の安全を求めるクライマーだろう。
しかし、現実は、ジムから入る以外に現代クライマーに選択肢はない。
ほとんどの5.9が登れるクライマーは、夢中歩行で1ピン目が遠くても、そのまま登れる。
出だしは4級で、5.9だけのスキルはいらないからだ。
したがって、ジムクライマーには、1ピン目をプリクリップするか、そこは4級しかないことを教えないといけない。
■ 5.12登る人が、5.9開拓の難点
初心者ではなく、自分が5.12を登れるときに、5.9を作ったとする。
問題は、5.9を付けた箇所でランナウトすることだ。
核心でランナウトするなら、すべてRをつけるべきだが、日本ではそうなっていない。
5.9はそもそも、特別なムーブがいらないグレード、ということなので、入門グレードでもあることなので、どの課題でも、わざとランナウトさせるのは辞めたほうがいいだろう。
どうしても岩質などで、ピンが遠くなるなら、その遠くなる方が例外であるべきだろう。
基本的に、フリークライミングのお約束は、どこで落ちても死なない、ということにはなっている。
この約束は、岩との兼ね合いで守るのが難しいのだが、九州ではむずかしくないところでもランナウトしている。
ランナウトしていれば、岩の機微をまだ分かっていないジム上がりクライマーは、腕力が足りないと思えば、すぐ落ちるという作戦に出るので、落ちてはいけない箇所で落ちてしまう。
■ 核心部でランナウト=R
ユージさんのデイドリは、最初のハイボルダーは、ハイボルなんだから、当然落ちれない。
ランナウトと同じことである。しかし、デシマルだと5.12くらいだそうだ。
が、しかし、5.14を登るユージさんが落ちる可能性があるか?というと、ない。
最後もスラブに立ちこむところはランナウトしているが、そこは核心は終わった後で、しかも、そのスラブ立ちこみは、みたとこ、普通にスラブで難しそうではない。
ので、Rはつかない。そのムーブは、5.14ムーブではない。
■ 核心部の困難度 グレード
トータルすると、核心ムーブの困難度=グレード。
5.9に戻ると、5.9とグレードされた課題は、核心ムーブが5.9ってことである。つまり、ムーブがなくても、登れるギリギリ限界の課題が、5.9と、少なくとも私がクライミングを習った関東ではそうなっていました。
九州では、クライミングジムで5級が登れる人しか登れないのが5.9という認識になっており、5級はそこそこムーブの洗練がいるボルダリンググレードである。
普通の大学生男子は、ジムの5級は登れない。
したがって、九州では、リードする新人クライマーはなかなか現れない。
危険すぎてリードに進むことが難しい。
リードに進む要件も、
関東では、自分が落ちることを予見できる力
が要件だったが、九州では、デッドで取るしか選択肢がないような人もスクリーニングできないで、いいね!と言ってしまう。ダイナミックムーブが5.9でいるようなら、へたくそってことですよ。それか課題が、そもそも、5.9ではないってことです。
九州では、5.10bに平気で5.9をつける訳で、その原因は、劣等コンプレックスである。
1年くらいは、そうしたことが分かるために、トップロープ限定で先輩について歩くべきである。
人によっては、10年先輩のあとをついて歩いても分からないらしいが。
要するに、九州には、オーソドックスなクライミング教育は不在で、その不在の中、育った人たちが、後に続く人に同じ苦しみを味わってもらいたい、という負の連鎖になっているだけである。
本来クライミングの道は、感謝の花で敷き詰められているべきである。
参考:
2024/05/23
【自己分析】現代クライマーにとって、何がボトルネックになって、ロープのことが理解できないのか?知りたかった
■ 刺激に敏感なのに、みずから刺激を求めてしまう矛盾… 探究心の失敗でした
私は、HSS型HSPです。
実は、相方が山梨時代から、「あいつは分かっていない」と、皆から言われている奴だということは、「〇〇さん、気を付けてやってください」と頼まれることから、感じられてはいたのですけど…
その欠点が具体的には、どんな彼の性格から来る欠点なのか?
が、よくわからなかったのでした…。この私の
好奇心&探究心
が、私を突き動かした可能性があるな…。それで、彼の性格についての私の疑問が、分かるまで、一緒にいることにしてしまったんだろう…。
それは、背後に、
彼個人ではなく、現代のクライマー全員の平均的特徴、
を掴みたいという思いがあった。彼個人に出ている欠点をつぶすことで、
現代クライマーの平均像、
クライミングを教えるとしたら、どの粒度で教えねばならないか?
ということが分かると思ったのだった…。
つまり、アラーキーは研究対象の題材であって、一緒に登りたい!というクライマーではない… まぁ、今まで誰かと一緒に登りたい!と思ったことないけどなぁ…。夫の元君以外。しかし、夫はクライマーではない。
結局、研究して分かったこと。
一般的なジム上がり&講習会出席無し&師匠なしクライマーは
1)25+35=60が計算できない
そのため、25mのピッチと35mのピッチを50mシングルで来ているときに、つないでしまう。そして、やっぱりロープは60だね!などと頓珍漢な感想を持ってしまう。
つまり、登る前から失敗していることを、そもそも自覚すらできていない。
2)その理由は?自分に魅了されているため。
敗退なしで!というロープ構成は傲慢だが、悪くない…その意思があれば、貫ぬける場合もあるだろうからだ。しかし、25+35が60であるときに50mロープで突っ込むのは、もう明らかに何が起るか、未来は見えている。
このようなバカげた行いが起こる理由は? ナルシシズムであった。
3)シングルロープの技術しかなく、ダブルロープは使えない
まぁ教えてくれる人がいないんでしょう… 普通、アルパインをスタートしたら、ダブルロープを1本購入するものですよ?
4)ロープの屈曲について、全く理解していない
つまり、リード経験が全くないのでしょう‥‥誰かに教わらなくても、リード経験が豊富であれば、流れが悪いと登れなくなることくらい、自明の理、で分かる。
5)屈曲について理解していないということは、ロープの基礎が摩擦であることについても理解していないだろう…
つまり、ロープに対する知識ゼロってことですね…。ロープに興味がないのにロープクライミングしている。それは、なぜか?やはりナルシズムしか答えがなかった。
そういう人はボルダーがおすすめですね。なんせロープの知識は要らない。
6)クライミングについての理解の不足のすべての原因は、自分に魅了されている、という言葉一言に尽きる。
クライミング=男のナルシズム
っていう世界観でクライミングしているんだな~ってことが分かった。
結局、俺を世界にPRすること、世間がコロッと騙されて、すごい!と言ってくれる、クライミングへの世間の無知が、
これならチョロく、ナルシズムを満足させられる!
っていうのが、
彼にとってのクライミングの魅力
ってことになっていたみたいです。
マズローの5段階欲求説は有名ですが…
『承認欲求』という高次の価値観
が、パートナーだけでなく、クライマー本人の
『生存』
を危うくする。
つまらない自己実現欲求に付き合わされて死ぬことになる… のは、誰だっていやですよね。
■ 短期的に満たせても、長期的には満たせないと思うよ
たしかに現代では、世間のみながクライミングに無知なので、みんながすごいすごいと連呼してくれますが…
そんな無知に付け込んだ賞賛をもらっても…
自分で自分を欺くことはできないので…
真の 承認欲求の充足にはならず…
結局は、自分の実力は自分で知ることになり、長期的には自信の無さを補うことにはならないと思いますよ。
母の愛で自己肯定感を満たすのと同じで…
何か自分で決めた目標を、自分の努力で達成する
これしか、自分を満たす方法はないと思いますけど…。
結論: クライミングの安全には?
ナルシストを避ける
平たく言えば、かっこつけたいだけの理由で登っている人を避けることです。
クライミングが安易なナルシズムの道具に使われるようになって残念な世相です。
故・吉田さんの遺影。世界のトップに立っても、ナルシズムの道具にしなかった偉大なクライマー。