2018/10/25

龍洞の岩場 (3) 出発

飛行機は9:30発でした。これは正解でした。

6:00頃家を出て、地下鉄ですが、意外に混んでいました。出発カウンターへは空港内でバスで移動です。

ラオスと比べ、今回はトランジットもなく、日本国内移動もなく、楽々。前にラオスに行ったときは、国内便が飛ばず、急遽、踵を返して、新幹線に飛び乗って、ギリギリセーフで国外線に乗れたことを考えると、楽ちんです。

バニラエアのカウンターは美しいお姉さんでした。ただバニラエアは、手荷物7kgまで。私は、キャリーケースとザックの2個とも預入れにしたかったので、追加料金5000円も取られました(涙)。韓国系の安いエアラインだと、何キロか気にしなくていいので、忘れてた。お姉さんが申し訳なさそうな顔をしてくれて、ちょっと和みました。

最近は、予約番号控えるだけでよく、カウンターでパスポートと番号を言ったら終わりです。ほんとに楽~。日本では、カウンターに並ぶ前に、荷物のX線検査がありますが、台湾ではなかった。なんででしょう?

こんな雨でスタート
出国ゲートにできるだけ早く入りたかったのですが、入るに入れず。

スタバでコーヒーを飲み、通りもんを2個買って、ゲストハウスとデイビッドへのお土産にしました。出発ゲートでは、水が高かったです。

水素水って、疑似科学って、みんな知らないのかな?500mlで500円もする山小屋価格な水が売られていて、びっくりでした。もちろん、買いませんでした。

山で食べるような簡単なスナックをバッグに入れて、ショルダーバッグ一個で搭乗。途中、読書も試みましたが、眠くて爆睡している間についてしまいました(笑)。が、到着したら、すでに飛行機の窓から、雨でした…。あちゃ~という思いが駆け巡ります…。

11時頃に到着で、14:20の1812に乗る予定ですから、ゆとりがあります。ゲートを出たら速攻で、案内
近代的できれいな空港
カウンターへ行き、中央駅までの高速鉄道への乗り継ぎを教えてもらいました。

感じの良い英語で、高速鉄道の乗り口まで教えてもらいました。時間があるので、携帯充電しつつ、ちょっと休憩。両替も済ませました。ここで電子マネーを買うべきでした。どうもこちらは電子マネーが普及しているようです。



地下鉄駅風の乗り場では、切符売り場のおばちゃんが親切にキップの買い方を教えてくれたため、無事、切符ゲット。

おばちゃん、普通に英語。台湾、進んでる~と感じました。

というのも、おばちゃんの風貌が、日本にもよく見る、ごく普通のおばちゃん風だったので…。あら~って感じ。アメリカで日系5世の人などに会うとびっくりすることがありますが、そんな感じ。

世界の国際化は日本の国際化のレベルより数段先だな~と実感する瞬間です。

電車への切符は、丸くてかわいいコインだったので、もう一個買って帰りたいと思ったくらいでした☆

時間に余裕があったので、最初に来た電車=鈍行へ乗って、居眠り。近くのおばちゃんたちが外国人旅行者と気がついたみたいで、どこへ行くの?と聞いてくれましたが、中央駅というと、大丈夫だわ~という顔をしていたので、安心して居眠りしました(笑)。たぶん、間違えようもない感じなのでしょう。

中央駅からは、地下街を歩いて、バスの停留所へ。長距離バスと路面バスの乗り場が近くて混乱。1時間半も乗るので、長距離バスのイメージでいたら、路面バスでした。

まぁ、道路上に看板がでているので、大丈夫です。

The Bivyへ行くには、1811もしくは1812ですが、本数が少ないので要注意です。

バスを待つ間に、降りる駅確認。座っていたおじさんに指さしてもらい、スマホでパシャリ。これを運転手さんんに見せるという寸法です。降りるのは 鼻頭角 です。バスでも不覚にも寝てしまいました。リラックスしすぎです。ハッ!と起きたら、もうほとんど鼻頭角で降りる寸前の南雅でした(汗)。

そして、バス停を降りたら、少し後ろに白いトヨタが止まっており、車がいるな~と思ったら、今回一緒に登るデイビッド一家でした。家族連れで来ているとは思わなかったので驚きました。

Pキャンしているそうで、大変だな~と。キャンプするとは聞いていましたが、近くにキャンプ場でもあるのかな~くらいな関心度で、なんで一緒にBivyに泊まらないのかしら~と思っていたからです。

まぁ、西洋人の人は、みな車での生活慣れているみたいですので、平気なのかなぁ… 私は結構きちんと休みたいほうなので、やっぱりベッドの生活がいいなぁ。

もうバス停を降りたら、すぐだというので、TheBivyを探し回りましたが、全然見つからない!

というのは、看板を探していたからなんです。それらしき看板はありません(笑)

バス停を降りたら、来た道を戻る方向へ行くと、階段があり、それを降りて左手側。

こんな建物がThe Bivyです。

ニュージーランドでバックパッキングをした感じでは、いつも看板が出ているので、そういうのを思っていくと間違いです(笑)。


看板は出ていません~

しかも、ついた!と思ったら、まだまだ核心があった…

ドアのかぎです… これについては宿泊者以外は極秘情報と思いますので、掲載は控えます。

慣れるのに一苦労なドアでした…
  



龍洞の岩場 (2) 装備

さて、行く!となった龍洞の岩場… トポを送ってもらって、ワクワクしながら、その日を待っていました。が、いつも登っている先輩のほうは、少し心配してくれていたのかも… 直前にクラックに執着して岩場に行ってくれました。

なんと、矢筈岳マスターズルーフ! ここは5.12のルーフです。ので、私にとっては雲の上ですから、まぁ自分が登ろうというテーブルに上がること自体が不可能感、満載です。

しかし、なんと都合の良いことに、マスターズルーフの1P目って、5.9なんですよね(笑)。

とはいえ、行ってみたら、全然5.9ではありませんでした。私は小川山レイバックレッドポイント終わって、5.10Aは、まぁ困らないだろうレベルですが、間違っても私がリードで取りつける5.9ではなかったです(笑)。背の高い、若くてまだ元気な男子で、スポーツルートで5.12が登れる人ですら、リードに2時間くらいかかりました。しかも、エイドも出してきて、です。

この矢筈岳のクラックで楽しくクラックを触れたおかげで、ちょっと台湾へのドキドキが減少したような?

とはいえ、一緒に行くことになっているカナダ人のデイビッドは、ちゃんとクラックを分かっているのかなぁ…少し不安…。クラック初めてで、ヘキセントリックを持ってくる、って言ったからです。

パッシブは、初心者にはちょっと怖いと思うのですが、彼は無邪気な様子だったので。しかし、無理をするような性格だったり、かっこつけて登ることはないと思われたので、大丈夫と思いました。

デイビッドは西洋人の中では小柄なほうですが(フランスの人やイギリスの人に小柄な人が多い)、とっても物腰が柔らかく、無理強いするタイプではないからです。

それに行くことになった時は、彼の言葉の端から、単独ではなく、パーティ行動のように感じられたので、私は気軽に混ぜてもらうつもりでした。

それより、心配は、お宿までの道のりです…何しろ、予約を入れたのが一週間前で、バタバタと出かけたので…。ほとんどバスなどの予習もなしで行きました。

まぁとはいえ、こういう場合でも、英語が話せるとあまり不安がないというか、駅や空港などの主要な観光客通過ポイントで、しっかり道案内をきけば大丈夫だろうと。台湾って先進国ですし。

航空券は、例のごとく、スカイゲートで探しました。往復で32800円でした。もう少し早く予約していれば、もっと安かったかも?

友人が山梨から遊びに来てくれましたが、同じく3万円ほどだったそうです。海外へ行くのと変わらない…。ちなみに車で行ったときは片道が3万円でした(汗)。

さて、装備ですが、長いルート、短いルートいろいろあります。

60mシングルロープ

を事前に購入しました。マムートの9.4mmです。しかし、この岩場は、岩角でこすれることが多く、現地ガイドのQXは、岩でこすれて切れて、2度落ちたことがあるそうで、もっと太いものが適していると思います。

ロープガード、もしくはガムテ

があるとよりベターと思われます。

ガイドブックには、#3までのラックとありますが、キャメロットの#4は頻出でした。また塩害でさびやすいので、ミシンオイル持参がベターです。

今回持っていったもの
・ヘルメット(必携、落石がある岩場です)
・シューズ
・ハーネス
・カム 小型エイリアン、キャメロット1式 + No1以外の0.5~2番 2セット
・60m シングルロープ
・テーピング用テープ
・ドロー10本
・終了点セット ゲート付き小型ビナ2枚と180cmスリング、HMS環付きビナ2枚
・PAS
・スリング数本、捨て縄、
・グリグリ、普通のATC、
・プルージックコード、ムンターミュール用ケブラーコード
・ナッツキー、ミニハンマー
・着替え 2着
・タオル 4枚
・ヘッドライト
・ナイフ、笛などのアルパインネックレス
・ヘッドライト
・雨具
・歯ブラシ
・トイレットペーパー
・帽子

ギアが重くて、今回は21kgでした。まぁ、ザック一個に入りますね~

要らないのは、シャンプー・石鹸類です。宿にありますし、なくても、セブンで買えます。

持っていけばよかったのは、PCでした。雨の日が多かったため。

現地のゲストハウスはWifiが使えたのであれば、暇つぶしにブログ書きが現在進行形でできたでしょう…

今回は観光については全く興味がなかったですが、近所に千と千尋の神隠しのモデルとなった九分があったようです。(分の字が出ない)。

https://matome.naver.jp/odai/2134252907841399801


龍洞の岩場 (1) 行くことに…

台湾の岩場、龍洞へ行きました。私バージョンの世界岩場紀行…その3です。最初はラオス、そして韓国、それから、今回の龍洞。龍洞と書いて、ロンドンと呼びます。

今年の夏は小川山での小屋バイトに捧げました…2か月の夏山バイトは、結構、人間関係的なものがつらかったです。

そんなつらい時期を過ごす中、心のオアシスだったのがドラツー練習会。ドライのために小川山に行っているのに、人工壁すらビレイヤー問題で触れなかったんですよねぇ…誤算。

ドラツーの練習会で、龍洞のトポを見ました。パラパラとページをめくったとたんに目が釘付けに…これは、私、行けそう…。海岸のクラックなのですが、高難度スポーツルートと簡単クラックのオンパレード。クラックは5.7とかが一杯なのです。

湯川でデゲンナーをリードしてから、次は疑似リードというところでクラック修行は、一時停止しています。なにしろ、クラックってカムの設置技術が確かでないと、命がけです。湯川は師匠の青ちゃんとの良き思い出の岩場ですが…意見の相違がありました。

それがカム設置練習。

青ちゃんは、私の疑似リードしたい!という願いを断ってピンクポイントで、でした。ピンクで登ったところで、各人、背の高さが違うので、絶対に同じようなところにカムを入れることはないのです…。なので何の練習にもならないのです…。特に私は背が一般と比べて、著しく低いので、普通にクライマーが設置したカムをセカンドで回収するときすら、大変なのです。遠すぎて…。

なので、ピンクしたって自分がリードできる道へは続かない… それを分かってもらえなかったのです。

どうも青ちゃんは、私が度胸がない、メンタルが弱いと思っていたようですが、それは誤解というものです。

誰もが私の腕力、私の背丈であれば、私と同じように恐怖を感じるはずです。というのは、ボルトルートでも、ボルトにクリップする前に核心を処理しなくてはならなくなることが、日本の岩場では多数だからです。

それが大きい人は分からない。日本のボルトルートは、それに適した体格でないと安全ではないです。

今回も台湾で小川山経験者がいて、小川山のグレーディングのおかしさやピンの遠さを話しており、世界中で認識されている問題らしいと理解しました。

例えば小川山のブラックシープという5.9がありますが、1本目のピンは背が高ければ、ガバを掴んでクリップできるのです。しかし、背が低いと、そのガバを掴むことが不可能なので、極小スタンスに立って…というワンムーブが必要になり、それだけで5.9ではなくなること確実で、しかも1本目を取る前です。みんなには5.9でも、私には5.10cです。これは、ボルダーで、6級の課題が、シットスタートにすると2段になったりするのと同じです。

同じことがクラックにも言え、クラックは私の小柄という不利益にあまり拘束されないクライミングではありますが、背の大きい男性が設置したカム位置は、私にはほとんどのケースで遠すぎるのです。青ちゃんの設置したカムも遠くて回収が大変だったり、今回も、タオの設置したカムが一か所遠くて回収するのに手がとどなかったです。

とは言え、湯川はパラレルなところが少ないのか、カムの設置は難しいと言われています。

疑似リードがダメって…なんで?

というわけで、私のクラック修行は、湯川の易しい課題を、ばんばんリードするというところで一時停止中です。

この夏、竜頭泉で疑似リードし、易しいクラックをオンサイトし、その後、小川山レイバックをレッドポイント、その後、モツクラックをオンサイト、カサブランカを疑似リード、でカムについて、いい感じに自信がついたところで、停止しています。

実は韓国に、ドラツーの練習会で行く予定でした…しかし、ドライはギアがまだそろっていない…前回韓国に行ったときに、ノミックを買えばよかったのですが…買えていなかったんです。ノミックでいいのか?というところもあったし、新型が出ると旧型の価格が下がるとも言われていました。

ドライもフリーと同じで、最初は人工壁しかできないのですから、コンペ用のクルコを買えばよいのか?とも悩んでいました。

ギア不足で、みんなの前に登場するのは… ギア不足というのは、クライマーとして、もっとも初歩的なミスというか、欠陥というか、「最初から来ないで!」と言われても反論できない感じなんですよね…。

そして、二か月の間バイトに忙殺され、トレーニング不足を痛感していました。ドライって、ほんとに大変なんです…体力というか、フィジカルがワンランク上が必要です。

ので、タイミング的にドライは、まだ準備不足感がありました…でも、韓国へはアイスの布石で行きたかったんですよね・・・本当は。

アイスは韓国へ行くほうが本格的な氷に触れ、距離も長く勉強になると思います。日本の氷は、氷結具合のいまいち化が温暖化で進行中なうえ、短く、プロテクションも悪いのです。短いということは、落ちたらグランドってことです。

しかし、九州へ来たことで環境悪化ですから、そもそもアイスもドライもできるかどうか不明です。

ドラツーの練習会で、龍洞のトポを見たとき、これは!とピンと来た、って話から、だいぶ話が膨らんでしまいましたが、そういう事情で今回は台湾でした。

トポをポストした瞬間、ラオスで一緒に登ったカナダ人のデイビッドが行くという連絡をくれました。私も快諾。

その後、バイト先に友人が訪ねてきてくれたのですが、その人は龍洞に行ったことがあるそうで、トポを郵送してくれると言ってくれました。

事前にトポを見ることができる、というのも、かなり高いポイントで、行くべし!という神のお告げのように感じられました。

しかし、問題は資金… 韓国ドライ練習会 × ギア購入 × 台湾 をすべて両立させるだけの資金は、バイトでは稼げませんでしたので、ドラツーとギアはセット販売だし、というので、今回は韓国をあきらめ、台湾へ。

終わってみて思うのですが、これは正解でした。直感で選んだ道でしたが、韓国に行っても、準備不足でたいして登れなかったでしょうし、私はコンペ志向のクライマーではないので、皆さんとの溝が深くなったかもしれません。

一方、台湾へ行くのは、半分は偵察気分ですし、ゲストハウスの状況を知りたい!という思いがありました。

台湾は全く知らない国ですが、日本人の海外旅行初心者向きかと思います。漢字が共通で
全然読めちゃう道路標識
読めるからですが、一方、郊外…龍洞は、海外なれしている人向きかもしれません。

なにしろ、田舎すぎて、日本でもそう見ないくらい、レストランやスーパーがありません。

セブンイレブンが唯一の町ってくらい、隔離された場所なので、一般的にはレンタカーを所望するでしょう。

というので、予想以上に、”海外っぽい”台湾で、もっと日本語が話されているのか?と前評判からは思いましたが、私はアメリカナイズされた日本人なので、私にとってちょうどよかったです。

よく言われますが、日本はアジアの中では唯一の先進国で、西洋文化の浸透率が高い国です。

その中でも私は若い時にアメリカで暮らしているので、洋風化の度合いが一般的な日本人より強いかもしれません。

毎日味噌汁を飲むかと言うと、飲まずに、毎日飲むのはコーヒーのほうです。日本全体が西洋化し、そのライフスタイルのほうが楽になってしまったからですね。 

そんなわけで、The Bivyに泊まったことも正解でした。公用語が英語なので…。

英語を話さない、ほかのところでは、快適に過ごせなかったかも… 

さて、以上が、龍洞の岩場へ行くことになった前振りです。

How to lead a trad route

Anchors: Hammering in a normal piton – Tutorial (21/29) | LAB ROCK

Liming



タオに教えてもらった中国のクラック 

黎明
とっても田舎にあり、たどり着くのが核心みたいです(笑)。

https://www.mountainproject.com/area/108397346/li-ming

2018年 夏季シーズンのまとめ

今日は満月のムーンデーです。

したがって、これまでに達成したことをまとめておくのに適している時間です。

しかし、驚きました。今回の台湾へのクライミングツアーは、とても楽しかった☆ 正しい道でした☆

でも、よく考えると、すっかり雨で、たいして登れはしなかったんですよね(笑)。

■ 達成感から冒険へ

私の山の楽しみは、”達成感”を主体としていたものから、”発見の喜び”へと、シフトしているということでしょう。

しばらく前までは、少しづつ大きな山へ移動する、少しづつ高グレードへ移動する、ということが重きを置いていたと思います。というか、それが、驚きを含めた喜びにつながっていました。このことは1番目の師匠に指摘され、そのことを嫌った師匠は私から離れれていきました。

一方、正直、歩きの山なら、日本でもう登れない山はないので、それと同時に関心が薄れてしまいました。かつては日本中を歩きつくしたい!と思っていましたが、どこも何も問題なく歩けるとしたら、あまり達成感がないよなー、惹かれないなーと言うことになりました。

読図の山も、ほぼ完了し、特に登山道を必要としなくなりましたので、山に対する恐怖もなくなり、恐怖がない=チャレンジがない。

そうなると、今度は、登山史になぞらえると、困難度を追求する段階になります。

私も困難を求めて、難しいグレードの登攀を追うようになりましたが…もとよりグレードチェイスに対しては、あまり執着しないようアドバイスを受けていた、ということもありますが、そもそも肉体的素養として、クライミングの高グレードをチェイスするのに恵まれていないため(笑)、私のグレードチェイス期は、どうも、あっという間に終わったようです(笑)。(今も、ちょっとボルダー寄りのジムで登っただけで指が痛くて困っています)

ゴールが見えてきたら、手綱を緩めてしまう性分(笑)が出て、イレブンが登れそうな気がしたところで、なんか情熱が覚め気味…(笑)。

今は、なんとカムエイド技術を磨きたいのです。カムエイド技術が磨けたら、今度はクラックをムーブでスイスイ登る技術を磨こうかな~ということです(笑)。

まずは守りからという、自分自身が持っている掟に忠実なワタクシを改めて再発見です。

スポーツクライミングへ進むチャンスは何度もありました…が、どうも私はスポーツ的にクライミングをとらえているタイプではないらしく、何度チャンスが来ても、チャンスを掴む様子がありません(笑)。もう少し、スポーツ的な面でクライミング力がアップすれば(例えばフィンガーパワーとか)、やれることの幅が劇的に増える、ということは、当然ながら分かりはしますが…、なぜか向かう気になれない。現代で流行中のスポーツクライミング主体のクライマーではないみたいです。しかし、スポーツクライミングはビレイを覚える意味でも、必ず通っておかねばならない道です。

私はどこへ向かうのでしょう… なんだかまだすっきりとした一本道というわけではないみたいではありますが…

ということで、まとめ。

・冒険と発見の楽しみが楽しい
・困難度はさして追及していない
・カムエイド技術を身につけたい


2018/10/23

台湾という国との遭遇

■台湾とのご縁

台湾へクライミングに行ったのは、岩根ドラツー練習会で誰かが持ってきてくれた、龍洞の岩場のトポが、「ここってまさしく私にぴったり!」とひらめいた!それをポストしたら、ラオスで一緒に登ったデイビッドが行くと言ったからです☆ 

行ってみたら、ステキなクライミングガイドのご夫婦やタイのクライマーと知り合うことができました☆  素晴らしく楽しく過ごせた☆

台湾クライミングツアーから帰ってきたら…糸島芸術祭へ行くと、なんと台湾の方がやっているゲストハウスに友人は泊っており、そして、台湾からのアーティストの作品に大感動しました。

これまで知らなかったというか、意識に全く登らなかった国…、台湾。

中国とアメリカにはさまれて、政治的にバランスが難しい国、だからこそ、若い人の政治意識が高い、そうです。

ふーむ…それは日本も同じであるような気がしますが、日本ではなぜか、政治への無関心、他人任せな態度のようで、政治的緊張感が世界へ発するメッセージ性につながっていない…不思議です。

最初はラオス。そして、韓国。そして、今回は台湾という国をクライミングを通じて知るようになりました。

ラオスは、石灰岩クライミングとドイツ人クライミングコミュニティ。驚いたことは、日本とはクライミング文化が全然違ったこと。ヨーロッパのクライミングコミュニティは、とってもフレンドリーでした。

韓国は、アイスクライミングとドライツーリングコミュニティ。日本のアイスクライミングの、はるか先を行くアイスクライミングに驚きました。

台湾は、トラッドクライミングとタイとシンガポーリアンのクライミングコミュニティ。クラックがいかに広範な国から人を集めているか…を知りました。

糸島とアート。アジ美と和菓子。職の創造。

2018/10/19

My first time in Long Dong

On my skills

I used to travel a lot on business. But it was no fun. That was not the best way to use my English skill, witch is so hard earned... working through my young best years.

Now I go climbing abroad and my English skill helps me to get around and to make friends,  I am so happy that my skill literally helps me to be happy. I am happy since I earned this happiness by my hard work. I was lucky too, but hard work yes. English and climbing. Both. I was led to come here, and was so rewarding.

In retrospect, I spend my past 8 years on climbing and mountaineering. Now I am above the level of most hikers, not yet to the level I wanted to be, but somewhat I can be independent in the wilderness. A lot of confidence came from reading contour lines on a map, spending  a lot of time reading and preparing maps, I am good at contour line reading, so I am no more scared of getting lost in the mountain. I also have camping skill, snow, ice climb, rope work, etc. This is done by going to the mountain a lot. I used to go 128 days a year for hiking and craging.

The other skill, English is much more hard earned, it started as young as I was only 10, I started to listen to English radio. I was not good at school though, I know what I want. It was not test score or passing the exam, it was the skill to make myself understood. So I sticked to it. I am very happy every time people complement my English, since it is the skill not TAUGHT. I learned all by myself.

On David

David, a Canadian, and I met in Laos, and he was climbing with his baby son and Thai wife all family together and I felt it is so nice of him, taking all of his family out in the wild life. I think it takes maturity of a man to bring and include the family to do outdoor activity since he has to work extra hard to make this happen.

I posted in FB a photo of the guidebook of Taiwan as one of the destination I like to visit, and he responded so quickly. I was delighted so of-course I was going.  I go craging every weekends here in Japan.

One of my friend had lend me the guide book so I can study the crag before I go. That was miracle too. So there were two miracle even before I go!

On Cragging

The problem of cragging in the unknown crag is that you don't really know which route to climb especially when you are not free climber and don't read such climbing magazine of some famous routes... I know some friends of mine are going after some famous routes. Like in the other day, right before my tour in Taiwan, we went for "Master's roof 5.12" in Yahazu mountain, which I will never be interested in by myself, unless otherwise my friend wanted to go there.

Also, each crag has it own nature. For example, Long Dong crag is easy face climbing with a lot of chances to put a cam or a nut as your protection. It is by the ocean so it does not really make sense to bolt, which easily goes rusty. The crag has a lot of overhangs that a rope can get on the rock surface, if we put up a rope so it is not really good to do top-rope on regular style, it better to belay your second from the top, i.e. at the anchor and rappel down together or bringing rope guard is better.

I learned these things visiting several of small crags in Kyusyu, since back in Yamanashi I was always with experienced climber who knows the place, so only recently, half a year now,  I stared to visit a new crag on my own.

Usually in climber's community, if someone put up rope on someone else's max grade, he or she will lend you the rope for toproping, so you can try your best at your utmost grade safely. But this crag is better to lead climb. Rock surface is rough and it is easy to be cut. The local guide QX said he had twice of falling by the cut of rope.

So, Long Dong is like a best place for you to learn how to set a trad protection, cams and nuts with very easy face climbing.  The rock here has a lot of cracks, horizontally too,  for the protection to be set. I regretted that I did not bring my nuts.  But to be honest, there are too many choices of setting cams. I did the same route 3 times, Staircase 5.4, and every time I climbed, different cam setting I did.

On The Bivy climbers guest house

The Bivy is quite nice!

https://thebivylongdong.com/

I was so happy to stay here walking distance to Long Dong. The owner couple, Kelly and QX is a climbing guide of Singapore, so the mainly the guests are Singaporean customers of them, but they are also nice to someone like me just dropped in. I saw Iron san's thank-you note on the wall.

I have the other friends who has climbed Long Dong crag but he stayed in Keelung, a closest town. In that case, a car will be very useful.

On car
You don't really need a car as long as you stay in the Bivy and just climb but if you like to do the other stuff like sightseeing,a car will be nice.

On Camping
Camping in a car park is possible but food selection is limited. Shower and toilet is not so convenient. There is no supermarket nearby.

On Food
There are not much in Long Dong, we have a Seven-Eleven and it is pretty much of everything. There is sea-food restaurant in walking distance but a bit expensive.

Also Kelly told me there is a Bento place but I did not find it in this time.

But you know, we, climbers, all live on 7-11 when we head off to cragging so what is the matter?

On Routes

For me, it was just drop in the crag and see what's tempting, is the way to go this time, as I did in the past few months in Kyusyu... new crag means you don't really know what to climb. or you climb whatever it comes.

So I did a lot of research but the research update was needed after arrival. Since there anchor can go rotten.  So there is a list of updates on anchor condition. There is a print-out in the Bivy so I marked "solid anchor" and "Questionable anchor" on my guide book at my first night.

Day 1

As soon as I get off from the bus, I accidentally met David and Wan, and I was so happy to see them. We had a dinner together but it was sooo windy and stormy!

Day 2
I thought the weather is bad enough not to climb. We all went for Bitou.

Later on, I learned my judgement was right when I saw QX was doing ropework with his customers, since it is what I do when I teach a beginner.

The scenario he was using was to bypassing the knot when you are on belay. Rock fall made a climber unable to do anything on his/her own. So belayer only has to take care of the situation. This is the scenario I use to teach my partner too.

We have much more to learn for example what if your second falls in the overhang and he/she can not go back to the wall? A climber need to know prusik climbing and the belayer needs to know howling.

Day 3
I really needed to see the crag otherwise I will be so poorly prepared so I went for exploring which I do all the time, with my climbing mate lately... we both do not know the crag at all in Kyusyu so sometimes we can not find it... we will spend so much time on just looking for it.

I did my exploring enough to know what is like Long Dong and I felt it is like Jogasaki in Japan in bigger scale. No place to bring 1 year old in rainy day. There were two caves and it can be fun to camp there but no water supply. The second cave can be cold since it is windy all the time.

I had a lunch and it was soooo good, may be because I was sooooo cold? Best chicken soup.Tasted like real chicken broth.

Day 4

First climbing day. Tao joined and I was happy to get to know him. He is a Thai who lived in the U.S. since his high-school, so he is more American than Thai, like I am more Americanized than average Japanese. Also he was more experienced climber, he has gotten the climbing education in the U.S. I could see his experience so I felt safer. It is always better to climb in 3 people than just 2. Because you have extra hands to help.

This day, I climbed nothing but I did understand that Tao is a patient good belayer.  It felt like I climbing in Japan, somewhat you are supervised.

Day 5

Good climbing day! I climbed my aimed routes, staircase 5.4, first thing in the morning and ofcourse on sighted. I will never feel scared in this grade but I am not sure on 5.9 in Long Dong.

Usually 5.8 is the grade beginner starts, but here, everything is wet. So I was extra careful this time.  Greed is no no in the crag. I always feel I want to do more lead but at the same time, I would need more experience to go above my regular grades.

The real crack climbing was Disco Fistcrack 5.10a. The best struggle of this time.

We climbed as much as we wanted. so it was almost dark when we are done.

Day 6

I did my share of 5.7 lead and I was happy and I wanted to check how I did about the cam placement.

Tao climbed a long the easiest 5.10a in the crag in Music hall, Movie Dick, and I cleaned it as a second. I could not do last one move so I hanged in the rope and prusiked it for one meter. Then I was OK.

This was best day.

Day 7
Rain again in the morning, but David was coming to crag in the afternoon so we went to School gate again and we climbed there. I saw QX and I said well this is best we can do.

This time, rope got stuck 3 times! Nice to bring 2 ropes always.

Day 8
Going back home. We went to see the Long Dong trail and found the entrance to multi-pitches in Grand Auditorium.

I flew back to Japan 16:55 flight and David and Wan drove me to the airport. That was nice.

I am now in Fukuoka, rains time to time like when I was in Long Dong... no luck in this weekend neither it seems.





龍洞の岩場

■ 龍洞の岩場の反省

クライミングトリップについて書こうとしているのですが、なんか座りが悪く…というので、反省点を書こうかな!

■ 今回の龍洞の岩場 反省点

1)雨対策
もっと化繊ウエアオンリーにすれば良かった。ラオスではコットンでもすぐ乾くが、台湾は湿度高い!乾きが悪いので、化繊がいいです。

ドライバックにウエア類を入れれば、ザックが濡れても、まぁよかったかも。

2)ロープは太いの

今回60mのロープを新調したんだが、もっと太いのにすればよかった。9.4mmは、上等すぎ。

この岩場は、オーバーハングがロープに当たることが多く、それで現地ガイドのQXは、2度ロープが切れたことがあるそうです。

4)ロープガードもしくはガムテープ持参

ということなので、ロープガードやガムテを持ってくると良いです。

3)トップロープに不向き

というわけで、この岩場はリード&フォローで、上から確保するクライミング向きです。トップロープにぶら下がるようなクライミングには不向き。二人とも上がって、ラッペルで降りましょう。

4)現金よりキャッシュカード
ラオスは現金でないとお支払いができないけど、電子マネーのほうが便利そう。電子マネーを作っておくと、電車とバスのほか、コンビニでも使えるようです。

5)近所に何もないので雨の日対策 必要

近所は、うら寂しいというか、さびれた海岸の町で、数件の軽食屋さんやレストラン以外何もない。スーパーもなくセブンが一番、人口密度高いという日本の田舎にもあるような感じのところです。ので、レスト日対策必要。

ジョギングするような人は大丈夫。ほかにすることないと困る人は、町に泊まるほうがいいかも?でも兼ね合いです。

6)PC持参

というわけで、PCがあればいろいろと調査できて楽しめたでしょう。

7)スリッパ
ビーチなのでビーサンが快適。


台湾 龍洞の岩場

龍洞の岩場から昨日戻りました!

素晴らしいクライミングトリップでした!!

このクライミングが可能になったのも、自分の努力と神の導きが結合した結果でもありますが、夫が自由にさせてくれているおかげ。夫にはとても感謝しています。


さて、今回の旅も、呼ばれて行った感がありましたが、それを確信しました!

■ Day1

初日は移動です。福岡空港から桃園空港へ。桃園から、関空快速みたいな電車(高速鉄道)で市中へ(中央駅)。駅から徒歩でバス停へ。市中からバスで龍洞へ。バス停から徒歩でゲストハウスへ。

核心はバスかな~と思っていたのですが、違いました(汗)。バス停までは調子よく行ったし、降りるバス停も、現地のおじさんが指差しで教えてくれたけど、ゲストハウスを見つけるのが核心!

14:20の1812を捕まえました。降りる駅は、『鼻頭角』です。これが英語の指示だと理解困難。バス停には漢字しか出ていない!バスは小銭が要ります。120元だったのに紙幣しかなかったので、200元払う羽目になった。プリペイドカードを先に買えばよかったです。

バス停を降りたら、そこになぜか、今回一緒に登る予定のデイビッド一家がいた~!

なんという偶然でしょう!!ラオス以来の再会を喜びあいました!

私は、バスが核心だと思っていたのですが、違った(汗)。ゲストハウス、看板が出ていないんです…住所で探すだけです。ピンポンもなく、自分で勝手に入って開けるシステムなので、これが核心だった。

近所にある派出所に聞きに行ったんですが、中国語でちんぷんかんぷん(笑)。最初にいったところが正しかったんですが、看板がないとは…。

日本でいうバッパーとか、ニュージーランドのバッパーとかを期待していくと、全然期待はずれで、個人宅を探すつもりのほうがいいかも。

この日は、デイビッド達と偶然、出合えたことでとっても嬉しかった!

連絡が課題だからです。さっそく、近所で夕食。ところが、荒れ狂う雨の中(笑)。

小さなイートインで、屋根はあるものの、吹き込む雨に打たれながらです(笑)。でも安くて、おいしい店でした。いい人でよかった。個人商店でないと、時間だからと、出してくれないケースもあるかと。お店はそそくさと閉めていました…どうみてもお客さん、誰も来ないよなーな、海中の波すら吹き込むような嵐の日でした。

デイビッド達はこんな雨の中、もう6日もPキャンしているそうで、タフ~ さすが西洋人。

ゲストハウスでは、ほかに2名が宿泊中でした。この人たち、「雨でも登ったよ」、とかいうので、びっくり。この雨っていうか、暴風雨、日本じゃ、今日は人工壁へ変更決定!です。

最近のクライミングで、日本で、じゃーじゃー流れているウォータークラックを、遠慮して登らなかったくらいの用心深さの私なので、ええ~!とびっくり。これで登れるの?というと、砂岩で水をすぐ吸収するらしいです。でも、プロテクションが…というと、結構効くよ、と。マジか?!と驚いてしまいました。

■ Day2 雨、雨、雨

空港を下り立ったら、雨だった…で始まった今回。翌日も雨。2日目は岩はないなという雨量の確実な雨でした。

ので、近所のセブンで相談し、この日は観光に。まだ岩場を見ていないので、私としてはうずうずしていたのですが…。

実は岩場の偵察に行きたかったのです。Bivyは、岩場より手前にあるので、トンネルを抜けるまでは何もみたことにならないのです…なので、なんでもいいから行きたかったんですが、同行者の都合を考えると、そうわがままも言えず。

車で1時間くらいの温泉街に行くことになりました。私は温泉には興味なかったのですが、デイビッド達は、私は日本の人なので、きっと温泉好きだと思ってくれたのかも?

行ったのは、街中の温泉街で、北投温泉です。イメージは、伊豆みたいな感じ。でも、安くはないです。川の途中から温泉の湯気が沸いていました。デイビッド達は、しばらくシャワーを浴びれていないそうで、温泉入りたかったみたい。

しかし、良い湯を見つけるのに一苦労。こちらは、日本のようなシステムではなく、浴槽貸しです。ので、料金が結構高い。貸切風呂がいっぱいあるという感じです。浴槽を借りるので、お湯を張るところから。空っぽの浴槽にお湯を入れるシステムで、1時間450元でした。×4で日本円です。つまり2000円くらいなのでとっても高い!

早めに帰って、かれらはPキャン。

■ Day3 

翌日も雨。で、うう…となったのですが、子連れだと岩場偵察は大変なのではないか?と思い、私は単独行動で岩場に行くことにしました。入り口まで車をオファーしてくれましたが、ゲストハウスから歩けないこともないので、後学のために歩くことに。基本的に知ることに価値があります。

現地ガイドのQXは、徒歩20分くらいと言っていましたが、まぁ30分ですね。一番遠いサウスゲートまでだと、40分くらいかな。核心はトンネルです。ダンプがすごいスピードで通る。

最初トンネルを避けようと、丘に上がってみたのですが、路面が粘土質で悪く、これは斜面を上がるのは、むしろトンネル通過よりリスク大きいと理解し、おとなしくトンネルへ戻りました。近所に、灯台へ続くトレイルがあり、お墓と思しきカラフルな石の建造物があります。この日はバス停で、タイから来たという若い女性のカップルに会いました。彼女らは、灯台のトレイル目当てできたそうです。わざわざ観光でくるほどのところなのか~とビックリ。可愛らしい二人でした。

さて、怖い車道を歩くこと、小1時間…ダンプ怖いよ~。

偵察は、ずぶぬれで、トレイルも粘土質の土がぬるぬると悪く、とても1歳児つれて岩、ってのは絶対にないと確信しながら、でした。ラオスの感覚ではだめっぽいです(笑)。ラオスでは平地で楽しく登れるのですが、当然ですが海岸クライミングは海岸まで降りるのが核心。

ゲストハウススタートだったので、遠いエリアから、偵察をスタートし、近いところに戻るスタイルにしました。一番近いところ(バックドア)では、地元のクライミングスクールが練習会をしていました。

ここで、トラッドアンカーを見て、まぁ最悪、トップロープで同じことをすればいいか~と。

他のエリアへは城ケ崎と同じで、海岸へ降りる急なクライマー道を通るのですが、雨で滑りやすく、くぼみが川になっていて、沢登りのテクが必要ですので、これも、子連れハイキングにはないなと。不可能感いっぱいでした(笑)。

下に降りると海岸で、大入ボルダーへ行った時を思い出しました。飛び石です。海岸のクライミングは下地が岩です。ので、岩だと落ちれないですよねぇ…。

デイビッドは、まだ確実に落ちないクライマーってわけではないので、落ちても大怪我につながらなさそうなルートということで、目星をつけておいた第二ケーブへ。ここは下地が砂場だからです。

今回は登れませんでしたが、なかなかよさそうな課題がいっぱいありました。

今回は十分に易しいか、下地が良いか、を彼にはお勧めする予定でした。というのは、あきらかに、私のほうがクライミング経験が豊富だと思うからです。特にクラックは初めてと言うし。

トポも見ていないようだったので、初心者向けの良き課題を探す偵察、です。

■ Day4

翌日、日曜は半日雨があがったので、ゲストハウスで会ったタオとデイビッドの三人で、再度ここへ。

タオは、ギアなどから見ても、経験値が私より上のようでした。ヨセミテ経験者だそうでした。

2人よりも3人のほうが安心ですし、タオは体が大きく担ぐのも平気そうだったので、よかったなーと。

偵察したところを案内しましたが、岩に取り付いた午後から降り出してしまいました。ミュージックホールにガイドのQXたちがいるというので、そちら方面へ。

これは、実は計算です。地元ガイドのQXがいるなら、安全管理上、安心が増えるので。

近くで、これならいいのでは?という安心課題…にタオがリードしてくれ、残りの二人はトップロープです。

私のロープで登りましたが、私はフリクションが足りず登れず。しかもトップロープ&新しいロープなので、ロープストレッチで、下で落ちると岩に尻もちです。トップロープでは、最初は張り気味に、というのは周知徹底されていない知識みたいで、張ってくれていなかったので、落ちたら、尻もちでした。滑って登れない感じです。握力が必要で、普段は登れるところが登れない感じだったので、この日はあきらめました。

その後、帰ろうとすると、デイビッドが、QXの生徒が登っていたルートをリードするというので、付き合いました。が、初めてのトラッドリードのようでした!!

しかも、じゃんじゃん雨が降っている中ですよ?それもあって、かなりの時間がかかりました。

当初、私は私のセカンドで登ってもらって、カムセットを覚えてもらう予定にしていたのですが…。

しかも、子持ちのデイビッドは節約で、カムではなくて、ナッツなのです…。ナッツのほうがセットも大変だって知ってるのかなぁ?です。そもそも、セカンドで登る経験も不足してたようで、見ていてハラハラしました。ただ後で登ってみたのですが、クライミング自体は簡単でした。

素晴らしかったのは、ビレイしているタオ。彼は経験が豊富で、長時間かかっているリードを我慢強くビレイしていました。

タオがセカンドで上がりましたが、一般的でないナッツのセットや、スリングで岩の穴にタイオフなどのプロテクションで、驚いていました。経験値の少なさが現れた。でも、誰もが通る道です。

それにしても、先輩&後輩システムを世界を股にかけて(?)、やることになるとは!

私は寒くて凍えていたので、さっさと帰ろう!とあいなりましたが、実はまだ14時。この日は、下着までずぶぬれな日でした。あまりに悪いコンディションなので、登る気になれなかったというのが正直なところ。

夕方は、ゲストハウスの人たちに夕食に連れ出してもらいました。車にぎゅう詰めです。

さて、翌日もクライミング。ノースゲートから海岸の飛び石を徒歩10分のスクールゲートへ。理由は近いから。

私は、昨日登っていなかったので、かなりストレスがたまっており、一番で登らせてもらいました。

看板ルートのステアケース 5.4。要するに、プロテクションがいっぱい取れる易しいディエドルです。三つ峠みたいですが、クライミングが簡単なのとプロテクションは別の話ということで、プロテクションを設置練習に行く感じでした。でも、4つくらいしかいらなかった。ほとんどガバなので。これでタオは、たぶん、大体どれくらいを登らせて大丈夫か分かったでしょう。

タオはアメリカにいる頃に、クライミングを覚えたそうで、ヨセミテ寄りのクライミングをしてきたそうです。私と同じで、現在住んでいるところで日常のクラック練習の場がないというのが悩み。タイにはクラックはないから。クラックがないので、仕方ないので、台湾へ来たのだそうです。数年に一度のご褒美だとか。

この日はたくさん登れ、かなり満足でした。

■ Day5

5日目は、また岩場へ。デイビッドが午後から退場ということで、デイビッド中心に動く日でした。

午後は、自分のリードと、タオにリードしてもらって、有名課題へ。帰りに残置したらしいカムを探しに行き、ロープスタックして、暗くなるギリギリ下山となりました。

■ Day6

6日目は、午前中は雨で、タオ、レスト。午後からデイビッドと出かけましたが、易しい課題しかリードする気は毛頭なく、ところがロープがスタックして大変。

という結果になりました。

今回は、まぁ自分のクライミングスキルが上がらなくても、まぁいいかという感じです。

ロンドンがどんなところか知りたかったのですが、純粋なクラック課題というより、プロテクションが一杯取れるフェイスって感じでした。プロテクションを覚えたいという私の課題とぴったり一致。

ここは、クラック自体は優しいので、クラックを使ってロープを上げ、難しいスポーツルートにチャレンジするのが良いのではないかと思います。










2018/10/07

Yahazudake Mountain Master's Roof

 This is a record of October 6.

My climbing mates took me to

 "Master's Roof 5.12" 

in Yahazudake Mountain, Miyazaki.

Kyusyu's No1.Granaite climbing is this area, Hieai Mountain, Ookue Mountain, and Yahazu Mountain.

The 1st pitch to the master's roof is 5.9.

So I climbed the 1st pitch.

So, everyone got something to enjoy.

 The view from the anchor/belay point.

I did just 1st pitch, but it did worth trying, the view is great!

I will be so scared to climb the roof at this high.

You will have to hike a half an hour or so, the old abandoned trolley trail... it is pretty flat.

Then hike up the climber's subtle trails... steep and very much just the wild land.

you can find it if you are a climber... it starts from the end of tunnel. There is a red ribbon as a mark.

We tried to cross the river down there at first, but no way of crossing, too much water.

Be sure to bring your aid climbing gear, such as a skyfook and aider, etc.  Bring a 60m rope for top-rope or rappel from the anchor.

The 5.12 climber took almost 2 hours to get up the 5.9, seriously, it is harder than it says.

I don't trust grading at all... better not.

WE had a such a nice time there this day. Except the climb was harder than it seemed.