2018/10/25

龍洞の岩場 (2) 装備

さて、行く!となった龍洞の岩場… トポを送ってもらって、ワクワクしながら、その日を待っていました。が、いつも登っている先輩のほうは、少し心配してくれていたのかも… 直前にクラックに執着して岩場に行ってくれました。

なんと、矢筈岳マスターズルーフ! ここは5.12のルーフです。ので、私にとっては雲の上ですから、まぁ自分が登ろうというテーブルに上がること自体が不可能感、満載です。

しかし、なんと都合の良いことに、マスターズルーフの1P目って、5.9なんですよね(笑)。

とはいえ、行ってみたら、全然5.9ではありませんでした。私は小川山レイバックレッドポイント終わって、5.10Aは、まぁ困らないだろうレベルですが、間違っても私がリードで取りつける5.9ではなかったです(笑)。背の高い、若くてまだ元気な男子で、スポーツルートで5.12が登れる人ですら、リードに2時間くらいかかりました。しかも、エイドも出してきて、です。

この矢筈岳のクラックで楽しくクラックを触れたおかげで、ちょっと台湾へのドキドキが減少したような?

とはいえ、一緒に行くことになっているカナダ人のデイビッドは、ちゃんとクラックを分かっているのかなぁ…少し不安…。クラック初めてで、ヘキセントリックを持ってくる、って言ったからです。

パッシブは、初心者にはちょっと怖いと思うのですが、彼は無邪気な様子だったので。しかし、無理をするような性格だったり、かっこつけて登ることはないと思われたので、大丈夫と思いました。

デイビッドは西洋人の中では小柄なほうですが(フランスの人やイギリスの人に小柄な人が多い)、とっても物腰が柔らかく、無理強いするタイプではないからです。

それに行くことになった時は、彼の言葉の端から、単独ではなく、パーティ行動のように感じられたので、私は気軽に混ぜてもらうつもりでした。

それより、心配は、お宿までの道のりです…何しろ、予約を入れたのが一週間前で、バタバタと出かけたので…。ほとんどバスなどの予習もなしで行きました。

まぁとはいえ、こういう場合でも、英語が話せるとあまり不安がないというか、駅や空港などの主要な観光客通過ポイントで、しっかり道案内をきけば大丈夫だろうと。台湾って先進国ですし。

航空券は、例のごとく、スカイゲートで探しました。往復で32800円でした。もう少し早く予約していれば、もっと安かったかも?

友人が山梨から遊びに来てくれましたが、同じく3万円ほどだったそうです。海外へ行くのと変わらない…。ちなみに車で行ったときは片道が3万円でした(汗)。

さて、装備ですが、長いルート、短いルートいろいろあります。

60mシングルロープ

を事前に購入しました。マムートの9.4mmです。しかし、この岩場は、岩角でこすれることが多く、現地ガイドのQXは、岩でこすれて切れて、2度落ちたことがあるそうで、もっと太いものが適していると思います。

ロープガード、もしくはガムテ

があるとよりベターと思われます。

ガイドブックには、#3までのラックとありますが、キャメロットの#4は頻出でした。また塩害でさびやすいので、ミシンオイル持参がベターです。

今回持っていったもの
・ヘルメット(必携、落石がある岩場です)
・シューズ
・ハーネス
・カム 小型エイリアン、キャメロット1式 + No1以外の0.5~2番 2セット
・60m シングルロープ
・テーピング用テープ
・ドロー10本
・終了点セット ゲート付き小型ビナ2枚と180cmスリング、HMS環付きビナ2枚
・PAS
・スリング数本、捨て縄、
・グリグリ、普通のATC、
・プルージックコード、ムンターミュール用ケブラーコード
・ナッツキー、ミニハンマー
・着替え 2着
・タオル 4枚
・ヘッドライト
・ナイフ、笛などのアルパインネックレス
・ヘッドライト
・雨具
・歯ブラシ
・トイレットペーパー
・帽子

ギアが重くて、今回は21kgでした。まぁ、ザック一個に入りますね~

要らないのは、シャンプー・石鹸類です。宿にありますし、なくても、セブンで買えます。

持っていけばよかったのは、PCでした。雨の日が多かったため。

現地のゲストハウスはWifiが使えたのであれば、暇つぶしにブログ書きが現在進行形でできたでしょう…

今回は観光については全く興味がなかったですが、近所に千と千尋の神隠しのモデルとなった九分があったようです。(分の字が出ない)。

https://matome.naver.jp/odai/2134252907841399801