2024/02/04

【心理技術】自分でルートは選ばないと自己決定していないので自信が生まれない


さて、
 
 現代の山ヤ(クライマー)は、自分の登る山や、ルートを選べない、という点ですが…

自分で選ばない=自己決定感が生まれない。

= 自信につながらない

です。

■ 自信
 
自信= 自己決定 + 自己有能感

です。 自分はできる!と言う感じ…自己有能感…は、誰でも、自分より下の人と比べれば得られます。

おじいさんクライマーが、最近の新人を岩場に連れて行って登れないのを見て、

 俺もまだまだいける

みたいなのです。

なので、ある意味、自己有能感はえるのが簡単です。 低い方と比べていればいいからです。

ところが、自己決定感…自分で自分の道を選んで歩いてきた感じ…は、なかなか難しい。

昔は、山岳会で、会山行が組まれ、ある程度の一年のスケジュールが出ていたので、それをこなしているうちに、こんなレベルではこれに行けるんだ、あれに行けるんだ、ということがまとまってきたと思います。

ところがこれが、岩雪がなくなったり、ロクスノが弱体化したり、山の雑誌の内容が、全然山ヤよりでも、クライマーよりでもなくなり、なんかな~と言う内容になってきたので、誰も読まなくなり、無節操になった結果だろうと思いますが…

自己決定で誰もルートに行っていない

って結果になっているから、

 自信がない

って結果になっているんじゃないですかね?