■ 岩場はだれのもの?
「軒先貸して母屋取られる」
これは、故・吉田和正さんが良く言っていたセリフでした…
これは、他人に親切や好意を示して、手助けをすることが逆に自分に損害をもたらすということを指摘しています。
具体的には、自分の家の軒先(家の外側の一部)を他人に貸してあげることで、その他人がその家を乗っ取るような状況を招く、という意味合いが含まれています。
例えば、誰かが友人にお金を貸してあげるが、その友人がその後、借金を返さないで逃げてしまう、というような状況を想起させます。つまり、親切や協力心から行動することが、逆に自分にとって不利益な結果をもたらす可能性があることを暗示しています。
岩場のアクセス問題で、起きていることがまさにこれ。
私に起きたことも、まさにこれ。
一部の?古いクライマーや初登者権利を擁護する人たちは、岩場は俺のモノだ!と主張すると思いますが、
ふつーの市民感覚からズレている…。
まさに軒先貸して母屋取られる、が地権者が感じる、境界線の侵入感覚でしょうなぁ。
普通に相手の立場で起こっていることを想像したら、誰でも分かると思いますけど…
■ 岩場を独り占めしたい!そして岩場から上がる上がりを独り占めしたい!
っていうのが、たぶん、奥の方にあるからこうなるんでしょうね。
岩場はだれのもの?
もちろん、地権者のもの、です。
さらにいえば、その地域に住む住民全員のもの…みなに恩恵が回っていないから、地権者から追い出しを食らうんですよ…。
クライミングで、メリットが地域全体に落ちていれば、クライマーは歓迎され、クライミングは許可されるはずです。
観光客が、出入り禁止になったって聞かないでしょう‥
それは、観光客が地域に観光収入をもたらすから、ですよね?
で、クライマーは今、地域に何をもたらしているの?
うんこ
と
雄たけび
と
事故
と
迷惑駐車
と…
あと何なん?
■ クライミングと関係がない住民にも、愛されるにはどうなったらいいのか?
近所にお店があれば、そこで買い物するとか
挨拶するとか
さわやかな笑顔で接するとか
困っている人がいたら助けるとか
なんか、しないと、クライマーって、ただの粗大ごみ並みの存在になってしまう…
いやもうなっているのかもしれない。
だって、有名なクライマーってみんな
インドアのコンペクライマー。
外=悪い子
インドア=良い子
みたいになっちゃってるもんねぇ…
インドアで登っているのは、プラスチックであって、母なる大自然ではないですよ?
アウトドアツーリズムってのは、母なる大自然のほうですよね?