2024/02/22

【心理技術】現実から逃げ、理想化された世界に閉じこもる人々…虚像の舞台のヒーロー

■ 大地の中のお魚

私の高校時代は暗黒時代でしたが、エリートだけが進学できる進学校に入ってしまったので、まぁ

 大地の中の魚みたいな気分

でした。私がお受験エリートであることは、結果としては事実そうなのですが、それは

 独学と言う地頭で勝ち取ったもの、

であり、まったく現代受験システム…幼少期からの詰め込み教育…にお世話になったわけではないからです。

むしろ、その逆。自立と主体性で、勝手に勉強していたら、あれ?お受験楽勝になった、ってのが真実でした。

アイスクライミングで起こったことも同じですよね。私はアイスではワルツを踊っていただけです。

私が獲得したスキルは、大体、ほとんどそんな感じです。

英語もアメリカから帰ってきたら、TOEIC一回目が870点で、一度目はどんな試験なのか知るために受けるものとお受験相場では相場が決まっており、二度目は、925点でした。本人は楽しくアメリカで遊んで帰ってきて(それなりにヨレヨレでしたが)、そんな調子で高スコアなので、こんなつまらん試験、と思って、3度目を受けるとかありえません。楽勝過ぎてお金の無駄です。

ところが、一般の人って700点を取るだけですごいこと。夫なんて、万年500点代です。夫には悪いけど、勉強する要領が悪すぎ、英会話学校なんて通うこと自体が、習得するための発想として間違っているんですよ。ところが、これを言っても夫は意味が分からないんですよ。ほかに方法が思いつかない。

私は別に学力が低い人や知性が人より劣る人を馬鹿にしているわけではありません。バカにしていたら結婚しないでしょう。バカにしていたらロープ組まないでしょう。

じゃなくて、戦略が下手だよ、と指摘しているのです。その、習得の仕方、なり、クライマーとして成長する方法論、なり、そうしたことが、成果が出ていない人のやり方の、ものすごい非効率さが分からないんですよ、相手側からは。みんながやっているからっていう理由がその戦略の選択の理由なんで。できていない人の真似してどうするんです?

同じようなことが、九州ではクライミングで起きています。まぁ全国か。

A)新人さんは、ロープクライミングの習得の仕方に対する戦略性が非常に低い。

B)指導者は、ロープクライミングの習得のさせ方に対する戦略性が非常に古い。

新人さんは、誰か教えてくれそうな人に、胡麻をする作戦一択

指導者の側は、昔の18歳大学生男子に教えるやり方… いいから登れ、黙って登れ、俺のやってるようにやれ、は、現代では、スポーツ虐待、っていうんですよ。人工壁のやり方をそのまま、外岩に持っていくのもご法度ですよ?

まとめると

 新人=ゴマすり作戦

 指導者=スポーツ虐待

どっちも、まずいやり方なんですよ。その結果が如実に表れているのが、九州のクライミングですね。

■ JFA依存症

なんせ、関東では、JFAが救世主として入っているので、地頭力のなさをJFAが補ってくれています。

でも、JFAは補い、ですからね。あくまでサポート。

なのに、九州では、JFAが○○してくれない…みたいな、お母さんが僕の面倒見てくれないんだよ、みたいな心情に陥っている。

九州では、地方行政も同じですもんね…〇〇してくれない病は、地方では根強いです。東京はいいなぁ病。

しかし、日本で頑張って経済を引っ張ってるの、東京一択ですよね?頑張っていない人が頑張っていない結果しか得られないのは当然の結末なんじゃ?

クライミングも全く同じです。アメリカじゃ、S&P500を引っ張っているのは7社だけ。同じことです。

■ 40mランナウト 

エルキャップフリーソロ、国内記録ですら、スーパー赤蜘蛛フリーソロの時代に、

40mランナウトって… まるで

 虚像の舞台のヒーロー

ですね。

■ 猫の首に鈴付ける役?

まるで猫の首に鈴をつける役を九州でのクライミングではやらされて嫌でした。しかし、私は事実を指摘しているだけです。行く先、行く先、変な岩場ばっかり、でした。

・40年経過したカットアンカーをカットアンカーでリボルトするのは、明らかに愚かな行為です

・40年経過したカットアンカーをそうだと自覚せず、人工壁並みにバンバン落ちるクライミングを外岩で強いるのは、かっこいいのではなく、本州では、ただのバカ…分かっていない人だということになっていました。

・2ピン目や3ピン目でランナウトした課題なんて、中間支点としての役割を果たしていないので、毒親ならぬ、機能不全ボルト、いわば、毒ボルト、です

・ビレイは正しくしましょう。フリークライミングは落ちることを前提としたクライミングです。

・アルパインクライミングのクライマーは、支点構築を学びましょう。山に残置支点は在りません。

・アルパインロックのルートでは落ちてはなりません。また十分レスキューをすり合わせた人のみが出れるのがルートです。ルートは限られた人の特権です。

・沢にあるボルトを信用する人は、たんなるバカです。

・一般登山以上の、雪の山は、雪上訓練と雪崩の講習会を受けてから。これも特権です。

・自分が登りたい岩場は自分たちで整備しましょう。JFAが管理責任があるわけがない

・開拓者はオンサイトしていません。まずい位置にボルトを打ってしまう人もいます。開拓者は、当然ですが神ではなく、間違うこともあります。

・岩はもろく、壊れるものです。本物のアルパインのクライマーは、叩きながら登っています。

・現代で5.12が登れても、男性クライマーなら、ただの標準的な登攀能力って意味です。なぜなら、男性の平均的能力の人がギリチョン登れる課題に5.12をつけてきたからです。

・日本の岩場は歴史的に、男性の標準身長での安全なクリップ位置しか念頭にない開拓をされてきたので、低身長の人には、手繰り落ちのリスクがあり、手繰り落ちを避け、ムーブを増やすとすれば、そのムーブは5.9レベルではない可能性が高く、5.9は5.9と額面通り受け取るのは危険です。背が低い人が取りつく場合、それ以上の能力開発が必要です。

・例えばラオスには、6Aは6Aのスキルで登れる課題が岩場に用意されています。 

いくらこうした指摘をしても、賛同者が現れないことには、岩に落ちた種です。根付くことはできません。