■ こんな関係にはまっているとき、境界線は赤信号!
1)相手にビレイを与えるばかりで、代わりにビレイを受け取っていない
岩場の事情があったとしても、対等にビレイを交代できない関係性は、パートナーシップは崩壊します。
例外は、まだ岩場のリスク認知があまく、いわゆるリード登りができず、デッドばかりで取るような、未熟で下積み中の新人クライマーの場合。
10年登っていても、リスクを避けて多めに見てもらうために、わざとデッドで取り続け、他者にお目こぼしで、トップロープにしてもらいたいようなクライマーも海外には良くいます。基本、ATC持ってこないクライマーとは、登るべきでなく、ロープを持ってこないクライマーも海外遠征中の例外中の例外とすべきです。
2)相手が請け負うべき責任まで、あなたが負っている
読図、運転、ロープの選択、レスキュー、行動食、リスク管理、ギアの選択(ロープを濡らさないなど)
クライマーとして一人前になるタスクを自分でせず、0.5+0.5=1人前、の発想の人は間違っています。それだと、片方がダメになったら、すべてダメになるということです。
正しくは、1+1=2 で、ゆとりをもって、登ります。
3)あなただけが危険を冒している
グランドフォールの可能性がある1ピッチ目をリード…、
あなたには難しい箇所を相手のためにリード…、
車をいつも運転している…、
怪我をしているのに家に帰してもらえない…、
自分だけがビレイが確実で、相手はビレイのチェックを受ける気がない…
すべて相手はクライマーとしての責任を担う気がない。半人前のまま進もうとしているということです。
4)いつも相手の意向が優先されている
相手が登りたいルートには行くが、あなたが登りたいところには行かない
5)相手と違う意見を言いにくい
グレードは身長により異なる
6)あなたの登攀が、ひたすら相手にかかっている
相手が機嫌よく登ってくれないと、こちらが登れない羽目になる。一蓮托生。
7)相手から命令されたり、人格を非難される
したくないリードの無理強い。怖がるとバカにする。
■ まとめ
2人一組で登るクライミング。リスペクトがある対等の関係性で登れる人と登れない人がいます。
日本では、戦争の歴史的経緯からアダルトチルドレンが量産されています。
アダルトチルドレン=境界線問題。
対等の関係性で、登れないということです。
特に男性クライマーは、息子命の母親によってママボーイ化し異様にエゴがでっかく拡大しているために、女性とみれば、ガマンや譲歩を強いる自動思考が作動している人が多いです。
こういう人は女性だけにそのような行為をするので、男性からはそれが見えない。
その場合、女性同士のほうが気楽に登れていいかもしれませんね!