2023/11/21

【心理学】 クライミングはパートナーシップの修練の場

■ こんな関係にはまっているとき、境界線は赤信号!

1)相手にビレイを与えるばかりで、代わりにビレイを受け取っていない

岩場の事情があったとしても、対等にビレイを交代できない関係性は、パートナーシップは崩壊します。

例外は、まだ岩場のリスク認知があまく、いわゆるリード登りができず、デッドばかりで取るような、未熟で下積み中の新人クライマーの場合。

10年登っていても、リスクを避けて多めに見てもらうために、わざとデッドで取り続け、他者にお目こぼしで、トップロープにしてもらいたいようなクライマーも海外には良くいます。基本、ATC持ってこないクライマーとは、登るべきでなく、ロープを持ってこないクライマーも海外遠征中の例外中の例外とすべきです。

2)相手が請け負うべき責任まで、あなたが負っている

読図、運転、ロープの選択、レスキュー、行動食、リスク管理、ギアの選択(ロープを濡らさないなど)

クライマーとして一人前になるタスクを自分でせず、0.5+0.5=1人前、の発想の人は間違っています。それだと、片方がダメになったら、すべてダメになるということです。

正しくは、1+1=2 で、ゆとりをもって、登ります。

3)あなただけが危険を冒している

グランドフォールの可能性がある1ピッチ目をリード…、

あなたには難しい箇所を相手のためにリード…、

車をいつも運転している…、

怪我をしているのに家に帰してもらえない…、

自分だけがビレイが確実で、相手はビレイのチェックを受ける気がない…

すべて相手はクライマーとしての責任を担う気がない。半人前のまま進もうとしているということです。

4)いつも相手の意向が優先されている

相手が登りたいルートには行くが、あなたが登りたいところには行かない

5)相手と違う意見を言いにくい

グレードは身長により異なる

6)あなたの登攀が、ひたすら相手にかかっている

相手が機嫌よく登ってくれないと、こちらが登れない羽目になる。一蓮托生。

7)相手から命令されたり、人格を非難される

したくないリードの無理強い。怖がるとバカにする。

■ まとめ

2人一組で登るクライミング。リスペクトがある対等の関係性で登れる人と登れない人がいます。

日本では、戦争の歴史的経緯からアダルトチルドレンが量産されています。

アダルトチルドレン=境界線問題。

対等の関係性で、登れないということです。

特に男性クライマーは、息子命の母親によってママボーイ化し異様にエゴがでっかく拡大しているために、女性とみれば、ガマンや譲歩を強いる自動思考が作動している人が多いです。

こういう人は女性だけにそのような行為をするので、男性からはそれが見えない。

その場合、女性同士のほうが気楽に登れていいかもしれませんね!