2023/11/30

【リスク回避】混んでいるルートは登らない すぐ落ちる奴とは登らない

■ 混んでいるルートは登らない

青ちゃんは、混んでいるルートは、登りません。

前のパーティが登るのが遅いから、という理由で壁でビバークする羽目になる、とか、普通に考えたら回避できるリスクです。

前のパーティが落石したから、当たって死んだ、怪我した、とか、

前のパーティが詰まっているから、ビレイ点から動けず、ハチに238か所刺された…とか。

■ 稚拙な判断がリスク

稚拙と言うか、それ、仕方ない事故、仕方ないアクシデントと言えますかね?

言えない。判断力で回避できるリスクです。

判断力でリスクを回避できるのがベテラン。できないのが経験不足の新人。

経験不足の人の結果論的事故みたいなの、ばかり耳に入るのが九州時代のクライミングでした。

■ 本当の素人さんには情報すら行かない

一般の人、クライミングジムにしか行かない人は、外岩での事故の実態を知らない。

なので、ロープをもって来ないクライマーがリスク管理不足の人だとは気が付かない。

というのは、結局のところ、本人があんまりにも新人さんでお上りさんなので、業界内の情報と接する接点がないからです。

情報が流れてこないので、私のような人が危険を指摘すると、

「ったくもう、大げさね」

というわけですが…

こちらの白亜スラブのような危険は、リスクであると認識すらされずに、延々と繰り返されているわけなので、結局のところ確率的には、ロシアンルーレットを回しているにすぎず、事故は、まぁ、時間の問題となってしまいます。

山梨時代は、事故の情報は私の知らないところで起こっていましたが、九州時代は、いきなり、初めての四阿屋でグランドフォールと腰椎骨折を目撃し、小川山でもソロクライマーのグランドフォールを目撃し、九州で最初に知った山岳会は、北鎌尾根で死者を出しており、アルパイン系の会は、支点ビレイなどの懐古調の技術であるし、かといってクライミングジムで登れば、グリップビレイから進化しておらず…いったい、どこに

ハッピークライミングがあるのかしら・・・?

な世界でした。

単に、日本クライミングの現状を知ったということだろうなぁ。