2023/11/01

【海外情報】面白いアメリカ

ひょんなことから、出てきたアメリカ在住者のアメリカ談。結構、私がいたころと変わっていなくて驚いた。

■【2ch面白いスレ】アメリカ住んでびっくりしたこと書けw【ゆっくり解説】

■ サンフランシスコベイエリア一番の富裕エリアから、サンフランシスコ市内の最も貧しいエリアへ転居

最初に勤めたアラモは、富豪の地帯でした。全米有数の富裕地帯で、隣はバスケットボール選手の豪邸などでした・・・。

最寄りのスーパーに行くにも車。子供が友達の家に遊びに行くとしても車。ベビーシッターがいないと実質生活が成り立たないのです。

目の前にはディアボロが見え、鹿が遊びに来て、電線の上はリスが走り回る、そんな家で、朝は、親たちがあわただしく出てから、子供を幼稚園に送り届け、帰ったら、コントラコスタタイムスとニューヨークタイムスの2誌をじっくり読む、そんな生活でした。

しかし、人とのコンタクトがないと語学力と言うのは上がらない…と考え、1年後に仕事も落ち着いてきた頃合いで、サンフランシスコ市内へ転居。シティでは6回も引っ越しましたが‥‥

最初の家が、ガンショップの2階(笑)。なんと日本人経営者。壁にはいくつか試し打ちの銃創が空いていました(笑)。

ここ、なんかかび臭いにおいがして嫌だったのですが、掃除すれば消えると思ったため、共有部分を徹底掃除しましたが…だめだった。私はマリファナのにおいをかいだことがなかったため、それが真ん中の部屋にすむ日本人学生が毎日吸っているマリファナ臭と気が付かなっただけでした。匂いに耐え兼ね、お引越し。

近所に出ていたインレイ…は、入居してみたら、レズビアンのお母さんが、14歳の娘さんと住んでいる家でしたが、面白かったのは、14歳の子供が高校に入学するのに、有色人種枠を使うと、受験で点数が足りなくても入学できる可能性があるそうで、これがアメリカ政治学で勉強した

 アファーマティブアクションか~

と実生活でアファーマティブアクションのことを見聞き出来た。全然見た目は白人のご家族でしたが、遠くにネイティブアメリカンだった人がいるとかで、必死で戸籍などの証明書類を取り寄せていました。ちなみに、インディアンというとNGでネイティブアメリカンと言わないといけない。

中国人のオーナーのところに住んだときは、二度、同じ月の家賃を請求された。中国人は要注意と学んだ。領収書は必ずもらわないとお金は渡すべきではない。

アメリカの貧困層は、たくましいというか?盗人猛々しいというか?そんな感じです。教会で炊き出しのボランティアをしていましたが、帰りにホームレスの黒人女性が近づいてきて、「今夜寝る場所がないからお金を欲しい」というので、「まぁ気の毒に…。私の家に来て、生活が立て直せるまで住んでいいですよ」と言うと、「いや実は…夫がいて…」とかなんとか言って、逃げていきました…。あれ?困ってるんじゃないの?っていう感じで、アメリカの人の中にも、いろいろな人がいます…。

このころは私は、アンセルアダムスセンターの会員になって日がな一日、アンセルアダムス(ヨセミテの写真家)の写真を眺めたり、サンフランシスコシンフォニーオーケストラの年会員になって、天井座敷で、シンフォニーを毎晩聞いたりしていました。バレエもマチネとソワレ両方見たり。学生料金がマジで格安だったので…。あれは本当に幸せでしたが、シティホールが治安の悪い場所にあるので、かなりリスク取っていたような気がします。特に夜に地下鉄乗るのは、本来はご法度。

プアな都市生活と、リッチな郊外生活、どっちも経験しましたが、両極端すぎて真ん中がないという印象だったアメリカ。

真ん中が分厚い日本とは国の在り方が違うと思いましたが、一番最初に驚いたのは、

 やっていけないこと以外は何をしてもOK

ということです。日本では

 やっていいこと以外は、全部やってはいけないこと

という堅苦しい世界なので…。

アメリカはほんとに自由の国ですが、その自由をうまく使いこなせる人が日本人にいるかというと…と言う感じなのではないかなぁ。

自由の権利があったとしても、行使することにためらいがある、そういう人が多い印象な日本。