2023/11/29

【クライミング技術】最新支点ビレイ


https://www.acmg.ca/05pdf/Belays_Fixed_Point_Lead_Belay.pdf

より引用 

Principles of setting up FPLB

● Soft anchor materials must be doubled at the fixed point

● The fixed point should be connected to the anchor with a locking carabiner

● The fixed point should be kept as short as possible (10cm or less) to limit potential

movement of the belayer

● The belay should be between waist and shoulder height to prevent the lead rope from

escaping the belayers reach

● The belayer should wear gloves (as with all lead belays)

● The leader’s rope should leave the anchor so that a FF2 will not result in the rope cutting

across the anchor or the client’s tie-ins should the leader fall

● If at a hanging stance, the belayers attachment to the anchor should be kept short to

minimize potential movement

● If the belayer is standing on a ledge, introducing a small amount of slack to their

attachment to the anchor will help protect them from being pulled at all in the event of aleader fall

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FPLB設置の原則

  • スリング等は、固定点で二重にすること
  • 固定点はロック付きカラビナでアンカーに接続する。
  • ビレイヤーの動きを制限するため、固定点はできるだけ短く(10cm以下)してください。
  • ビレイは、リードロープがビレイヤーの手から離れないように、腰から肩の高さの間で行ってください。
  • ビレイは腰から肩の高さの間で行う。
  • ビレイヤーは手袋を着用すること(すべてのリードビレイと同様)
  • 落下率2でロープがアンカーを横切らないように、リーダーのロープはアンカーから離れること。
  • リーダーのロープはアンカーから離す。
  • ハンギングビレイの場合、ビレイヤーのアンカーへのアタッチメントは短くし、ビレイヤーがアンカーから落ちる可能性を最小限にします。
  • ビレイヤーのアンカーへの取り付けは短くする。
  • ビレイヤーがレッジの上に立っている場合は、アンカーへのアタッチメントに少し緩みを持たせてください。
  • ビレイヤーがレッジに立っている場合は、ビレイヤーのアンカーへのアタッチメントに少し緩みを持たせることで、リーダーフォール時にビレイヤーが引っ張られるのを防ぐことができます。
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■ 思えば、支点ビレイがすべての始まりだった

えー?!という古臭い技術の九州クライミング界…思えばすべての始まりは、矢筈岳のマスターズルーフに誘われていったときに目撃した
 
 支点ビレイ

だった。その時、私を慰めてあげようという人から、

 「最新技術のほうの支点ビレイでは?」

と言う指摘が来ましたが、全くそうでないことは分かっていました。理由…

・デブってしまいもう登れないおじさんが使っていた技術だった
・そのおじさんの口癖が「自分は○○大学山岳部」だった

そのおじさんが大学生だったときって少なく見積もって40年で、その人が最新のレスキュー技術を知りうる立場にあるとは全く思えず、その山岳会にも、食事を作ってくれて便利だから、という理由で参加しているだけのようだった…。

そういう人がやった支点ビレイで、しかもクライマーに向かって背中を向ける立ち位置。

いくら、周囲が、私に、もしかしてあってるかもよ…とその人の支点ビレイにも「一理ある」と思わせようとしても、まぁ、無理があるわなーっていうのが、ごくノーマルな大人の合理思考での結論でした。

ので、そこにいること自体が危険でした…

ので、私はとっととそこから出たかったのですが、山梨アルパイン時代の先輩は、その山岳会に所属したがっているようでした…彼には勝手に所属してもらったらいい、私は私で、個人で登ればいいと思っていましたが…。

どうも彼が会に受け入れてもらえなかったのかもしれないですね…。なんせグループ行動苦手そうだったし…。なんで白亜スラブは私にセカンドが回ってきたのか…(はぁ)。 

元々、彼とはゲレンデだけの付き合いにしよーと思っていたのに、気の毒感で自分の基準を緩めてしまったのです…

お返しクライミングは無し、だし…。岸良もビレイしてもらえず、黒髪山なんて行きたくないと即答。自分が行きたいところだけ行き、私がクライマーとして成長するのに行くべきところ、行きたいところには行かないという…

まぁそれでも、彼なりにここを登ったら?という提案はしてくれたと思うのですが、素人さんの選んだルートって、新人教育にふさわしくないルートばかりですよねぇ…例えば、ハチ面では、ローカルクライマーが避けて登らないでいる下部エリアの一番ボルトが悪いのに行ってしまいましたし、クラックでは下部核心のとか、プロテクションディフィクルトのとか…、カム落ち練習って、カム一個…(汗)。なんか親切にしたいと思ってくれたとしても、そもそものの能力が足りないみたいな感じでした。

むしろ、なにもしないでくれ…。放置されたほうがベターな親みたいな? 

あー、心理学最高!数々の身から出たさび的なものが落ちていくのを感じます。

支点ビレイの資料はカナダのガイドから来ました。大きくとらえてですが、

  海外×アイスクライミングというのが正しい情報へ近づく鍵

です。現代の冬壁はアイスクライミングの基礎能力なしにはないんですよ。

なんせ、「フリークライミングはアルパインロッククライミングの基礎です」の冬バージョンが、「アイスクライミングは、冬期登攀の基礎です」なんで…。

冬期登攀する人は、初歩のドライツーリングを含むアイスクライミングの基礎的能力を備えている必要があります。

当方の”昇天”の記録はこちらです。