2024/08/20

【考え事】今日はしとしと雨… ひん死のジム?森秋彩さんのリーチ問題

■ 機能不全家族どころか、機能不全国家じゃないか…?

大阪は今日はしとしと雨… 台風7号が東京を直撃して以来、大阪は比較的涼しくなりました。直前に39度になった日があり、ジムへいくのに20分歩くだけで、え?!という玉の汗… あまり汗が出ないようにゆっくり歩こう!みたいな感じでした。

そんな熱帯のような日も、もう終わりなのかなぁ…

クライミング関係で、最近の気になる出来事と言えば、

 1)ジムのマーケティングが全く言ってることとやってることが合っていない…

 2)オリンピックの森秋彩選手のリーチ問題

でした…

私は書いて考え、書いて吐き出せば、一応自分の立ち位置ははっきりした、と感じ、すっきりするのですが…

スッキリしていないのが、1)ジムのマーケでした。

たぶん、本音は初心者なんて教えたくないんじゃないかなぁ…違うのかな?

■ マーケティングに対する誤解

マーケティングって、広告宣伝と誤解されていることが多く、特にネット系の人は、Google広告を出すことや、SEOに引っ掛かる良いキーワードを探すことをマーケティングだと誤解しています。全く違います。

(違うけど調べるなら、3Cと4Pだけで説明着きますので、これらの整合性を取ってください)

そんな小手先の技よりも、そもそも、ちゃんと、

 本当に自分のしたいことを、したい、と正直に言える人

にならないと…。

本当は、上級のトップクライマーのムーブのコンサルやサポートをしたいのに、初心者歓迎とかって書いても、それは、ただ大衆に媚を売っているだけで、態度(非言語)では、全く初心者歓迎していないんですよ。

なんせ、9級5本、8級5本の10本しか、初心者が登れる課題がない…なら、どうやって成長しろと…。その間は、どこかよそで埋めてね~って意味ですよね?

■ つよつよ専門ジム事例:シナプス

そういえば、シナプスは元気なのかなぁ… 

初心者にちっとも優しくなく、初心者当時の私は一つしか登れる課題がないジムだったので、2回しか行ったことがありませんが。(ほんとの初心者の時1つしか登れる課題がなく、2度目は3個に増えていて成長を感じた(笑))

検索したら、ご健在というか発展していた。つまりツヨツヨしか相手にしないジムでも発展できるということです。

https://www.instagram.com/synapse_climb/

田舎の甲府で、ツヨツヨクライマーしか相手にしないジムが発展出来て、大阪の真ん中でで発展できないなら、ジムの場所を移転する、っていうほうが、正しい戦略である可能性が濃厚だよなぁ…

福岡では、ツヨツヨにしか用がないジムは、ホアホアです。どんどん激辛化していったそうです。女子いません(笑)。

そんなところに知らずに行って、びっくり仰天したビギナーさんたちが、どんなに怖い思いをして、一般社会並みのボルダリングジムのブラボーにたどり着き、ほっとしたか…を想像すると…笑える(笑)。

そして、そういうツヨツヨ系ジム、初心者を”虐待”するので、むしろ、クライマーがやっていないジムの追い風になっている…ということが分かります。敵に塩を送っている。

お客さんを追い出しているのは、玄人のジムのほうだけど、ジム自体はそのことに無自覚で、接客だけフレンドリーならいい、と思ってすらいるかもしれません。

でも、心理学でも、

 非言語と

 言語

では、非言語のコミュニケーションのほうが強力だと言われています。で、非言語のコミュニケーションで伝えていることって

 これが登れない奴はそもそも来るな!

です。まぁ、ジムの個性と言えば、それまでですが…。

私もピラで煮詰まったら、ベースキャンプに遠征したり、アクティバに行ったり、新しいグラッパに行ったりで、ジムのカードだらけでした…。楽しかったのは、ラオスですね。

ホームジムになってもらう…ホームは、セッターは誰もいない小瀬運動公園の壁だったような気がしますが…小瀬のリード壁は、誰もいない、ただのガラーンとした人工壁で、強傾斜で、一番易しいのが5.11Aしかないので、その傾斜を15度くらいに緩めて、まぁ5.10Aでは?みたいなので登っていましたが… 人工壁リード壁だと、ムーブを習得させるように意図はされていないので… この壁を登るのは、たんに腕力というか、持久力トレって感じでした。

隣のボル壁で、適当にホールド拾って適当に登って遊んでいました。

そういう時代を経ての、福岡クライミング… いや~、まじ、あの世界は変だった。

人工壁登りを外岩に持ち込む愚を全く自覚しない指導が白昼堂々と行われていました。

そりゃ、人が死ぬわ… 人工壁の前提と自然壁の前提は異なるからです。

というわけで、全く福岡のクライミングには未練がないです(笑)。

そして、森さんの事件…国際問題にまで発展しようとしていますが… 一般の人の感覚から見たら、そりゃイジメになるよな~

こちらのサイトから、一般の人の指摘をピックアップしますと…

■ ピックアップ

  • 低身長の選手が競技すらスタートできないというのは競技として欠陥でしょ。よくあることと言ってる時点でおかしいと思う。疑問に思わないというのが不思議。

  • それをOBが言っちゃうのがまた…

  • 天然自然にできた岩場ではなく人為的に設計された足場だ。 しかもどんなやつが登るかが事前にわかっている。 森選手に起きたことはアクシデントではなく設計上の仕様。

  • ほんとそれな。 「152㎝の人が4位になるのがすごいだろ、バスケやバレーでこんなこと出来ない」とかぬかす奴が居るのがまた不快。

  • 一般人からしたら欠陥にしか見えんわな 低身長の一般人は見てるだけで胸が締め付けられたんじゃないだろうか スポーツ応援してる人のなかには、自分の体格と同じような人に勇気を貰う人も多い あえて一般人の方はとか玄人ぶってる意見を一方的に言ってるんだから、酷い意見だよ。素人は黙ってろという意見にしか見えんね

  • ここまで騒ぎになってたら問題だよ。 クライマーならわかってるはずだぞ。 みんな大々的に言わないだけで、おかしいと思ってる層はクライマーにも存在するって。 そもそもワールドカップの時にクレーム入れてんだから、問題視が一切されてないかのような言い分は無理ある(笑) 決勝の課題はフットホールドが存在していたから、まだ技術でカバー出来るという言い分はまだわかる。 しかしマットから直接飛ばせる課題もある。その存在を無視して地ジャンを語るのはおかしいな。 そもそも技術でカバー出来たとしてもクライミングの本懐は地ジャンからスタートホールド掴ませることなのか?ていうね。 ボルダーの一種であるというの当然だが、大会をやる以上は高さ規定が必要。 やりようによっては180cmの人でなければ絶対に届かない高さにも出来るし、140cmの人でなければ離陸不可能な超キツキツスタートにも出来る。 これでは大会として全然面白くもないし、確実に白けさせるよ。

  • いやこれがよくあることとか言うなら選考に身長入れないとダメでしょ

  • 物理的に届かないとか「誰しも競技する権利」を侵害してるわな

  • 差別に鈍感だとコレが差別に思えないんだよね。 連中はそれっぽい理由をつけて差別してくる。スキージャンプのときもそうでしょ。自分たちのほんの一部を巻き込むことで、我々も同じ条件だとか言うんだよ。全体で見たら彼らに有利なルールになってる。

  • 専門家の方がむしろ見えてない場合もあるのだと今回のことで学んだ 中からはその異常性が見えていないんだな

  • 昔から良くある不公平さを取り除くのが国際競技連盟の役目ちゃうんかい...

  • 身長180センチ以下は届かない設定でズーッと大会を運営することも可能ってことですかね?

  • スタートラインにすら立てないことは やってる人から見たら正常 でも見たこと無い人からしたら異常 ようは経験者は感覚麻痺しとんのね 外からの意見も大事にするべきよ

  • 昔からよくあることだから問題ない =︎昔からある問題を野放しにしてる

  • バスケットのゴールやバレーボールのネットの高さは変わらないだけまだマシ。 ルートセッティング(本部)の気分次第で優勝候補になったり、メダルは到底無理になったり変動する。最初からズルーレット要素ありきな競技って認識でOKか?

  • 昔からおかしい競技をオリンピック種目にしたんだね

  • 昔から競技が成立してないんじゃん。

  • 昔からイジメられてたのに、気づかないフリしてきたんでしょう

  • クライミングだけじゃなく、これ程不愉快なオリンピックは今までなかったな。これに触発される事無く次回からはいつものオリンピックになる事を祈ります。 クライミング問題に関しては、「有利不利」と「不可能」の違いも理解できないのかなと思う

  • 尾川氏の素人意見の全否定とスタートできないことは興行上の問題との認識から、このスポーツの組織が競技として未熟であることと改革する意思が無いことがわかった。選手の足を引っ張るだけじゃないのか

  • なるほど特定の国や選手を落とすためのイジメや差別は昔からあって今回もなのか

  • 得点に絡まないスタートホールドの位置が 例えば誰も届かないであろう5mの位置にあったらみな平等でルール上は問題なしだが誰一人として得点なし、果たして競技として成り立つだろうか?誰が挑戦し誰が観るのだろうか?

  • そうなんよ、あーだこーだいいわけしてるけど、見てて不快な設定に正当性なんかあるかよ

  • その競技で力のある人がこんなことを言ってるからいつまでたっても改善されないんだよ レジャーとして楽しむだけならそれでもいいけど、競技として競い合うだけの体を成してない

  • よくあることとか言ってる奴。よくあってはいけないことすらもわかんねえの?

  • 低身長の人間はクライミングすなって事と認識した。

  • 低身長の人だけスタート出来ないのは特定の人に対する嫌がらせだと思うんだが?何故そんなことする必要があるのか

  • スタート地点を高く設定したら、意図的に身長何cm以下の人は排除出来る。。というのは、スポーツとして欠陥だと思う。

  • 元々の娯楽スポーツとしてのボルダリングを競技スポーツに生まれ変わらせるのなら今迄の文化を引き継がせるべきではないと思う。

  • 20年も前から問題があってそれ放置とか、スポーツとして広める気ないとしか思えん

  • まぁ素人から見て不快ってのが全てよね オリンピックの話を競技者に内輪ノリ弁護されても・・・って感じでちょっとズレてんだよね 多くの素人が見るであろうオリンピックで素人視点に欠けてたのが問題なわけで、次で改善されてりゃいいね?って感じかな

  • クライミングを知らない人にはどんな説明をしても受け入れがたい特徴があること。こちらがどんな説明をしたところで、この問題を「いじめ」や「差別」でないとは絶対に認めない勢力がいるということ。

  • 森いじめ ではないけど、低身長いじめ でしょ?それは間違いない。

  • 20年前からってアホかと思うのが普通じゃないの? スタート地点に立てない競技って競技と言えるのか?
■ どうですか?

ここまで、クライマーと一般人の感性は解離しているんですよ。

少なくとも、その解離が巨大だ、ということについては分かりますよね。

だから、クライマーがやっていないジムが繁盛して、クライマーがやっているジムは繁盛しないんですよ。


■で、クライミングに落とし込むと、これです

      ラオスではこれが普通です。スタートすらできなかったら何が楽しいの?

これは、初心者だから、ではなく、世界最難を登っているギンちゃんも、石ころに乗ってスタートですよ?

嘘だと思ったら、サフィラを見ましょう☆


2024/08/19

【クライミングジム】ジム運営が楽しくて仕方なくなる方法

 ■ 昨日は楽しかったなぁ…

楽しいってどういうこと?っていうことが、もしかしたら、古いクライマーは分からなくなっているのかもしれないなぁ…

 ガハハ~ とか、ワハハ~

とか

ニコニコ顔で笑っているのが、

 楽しい!!

って意味ですよ~ 

眉間にしわ寄せて、うんうん唸っているのが楽しいんだ、ってことに倒錯してるのかもなぁ…

実はバレエは、女性版クライミングみたいな感じで、Mな業界なんですが…。本音は、もう、めちゃ大変なんです。なので、そういう

 M的な倒錯に、慣れていた、

というのが、私がクライミング界に来たときに、すでに免疫持っていた理由なのかもしれません(笑)。

■ クライミングジム同志が仲良くないのかもしれない?

クライマーは、ローカルクライマーと、都会からのビジタークライマーでは、全然仲良くない…。

チームたわしの内藤さんは、荒らし、だったのだろうか…?よく分からんが、

  外部の人が来ると、グレード激辛になる

そうです(笑)。小鹿野で聞きました。すぐ競争したがるところが、男の子は…、って感じ。

上手く行っているクライミングジムに視察に行く、とか、沽券がかかわるのかもしれないなぁ…と想像したりしています。

でも、沽券とジム存続では、沽券?存続?

■ もう限界?

やれること全部やってから、もうダメ~(><)というのなら、分かるけど、やれることやらないで、もうだめ~って言っているような印象を持っていたりする。

もちろん、閾値はそれぞれなので、違うのかもしれないが…。

東京へ行くつもりで、沖縄方面に向かっているような努力をしていませんか?

もし、ラットレース(走っても走ってもどこへもつかない)にハマっているような気がしたら、立ち止まり時、ですよ。

■ ルートセットが、”消費される問題” への解決策

どこかのジムで、ルートセットが、お客さんに”消費される問題”ってのが語られていたんだが…

この消費への簡単な処方箋は?

ホームジムのピラニアでは、すでに処方されていました。

ピラでは、常連さんは、自分で課題を設定して、公開するんですよ。

それで、「誰とかさんの課題、もう登った~?」「ううん、まだー」みたいな会話が成立します。

私は、小瀬人工壁育ちなので、もう最初から、自分でホールド見つけて登らないといけない、感じでした。誰もセットしていないので。

セットをするのは、セッターだ、

とか

ビレイをするのは、コーチだ、

とか、

先輩は落ちないからロープは持っているだけでいい

とか、

(マルチの)セカンドのビレイはどうでもいい

とか

全部、心理学上の課題で、間違ったクライミング指導法による弊害ですよね…。

ジムの運営とか、マーケティング手法の問題ってよりも…

■ 問題解決が得意です☆

あー、また

 問題解決志向

になってしまった… と、こういうことを考える度に反省しています。

問題解決が得意な人に育ってしまったんですよねぇ…。子供時代から、親の親をやっていたため…。

大学進学費用がない!っていう問題すら、自力解決してしまった…ワタクシ…。

本当は、問題解決志向ではなく、

 目的志向型

でありたいな~と思ったりしているんですが、今、適切な目標が見当たらないんですよね。

目的志向などの言葉は、梯谷先生の心理技法で、私も気に入っていた女性スピリチュアルリーダーの体に聞いて食べなさい、の著者、リズ・ブルボーの理論をさらに発展させたものです。

■ 問題回避型と目的志向型とは?

 問題回避型=俺を馬鹿にしてきた奴らを見返してやりたい!

 目的志向型=目標、ゴールが明確

です。

見返してやりたいクライマー多いですよねぇ… 

3級しか登れないのに2段をノーマットで登りたいって言ってたボルダラー、あの後、登れるようになったのかなぁ…。2段に行く前に足の骨、折るよね~な方でしたが…。

このように、何となく、劣等感チックなのです…。問題回避型の人って。

昔バカにされた、とか、貧乏から抜け出したい、とか、自分を変えたい、とか、生きている感覚がほしい、とか、

なんか、クライマー界で良く聞きそうではないです?

それ、楽しくない原因です。

だって、

 昔バカにされた → どーだ!(観客が必要)

 貧乏 → 成金見せびらかし (観客が必要)

 自分を変える系 → どーだ!(観客が必要)

 生きている実感 → アディクション (依存症)

と 上の3つには、幸福感に 観客、が必要、最後の一つは、アディクション(依存症、中毒)ってことになってしまいますよね。

つまり、自立していない。自分で自分を幸せに出来ていない。

■ 劣等感を見直す

つまり、もし何かが上手く行かない場合、自分の劣等感を見直すと、うまく行き始める場合が多いです。

人が、何を行動の動機にするか?という、動機の点で、人の動機には

 問題回避型

 と

 目的志向型

の二つがある、ということなのです。

■ 悲観的防衛主義を持とう

が、クライミング界では、例外的というか、悲観的防衛思考が不足しており、

 外岩に出る前に、ロープの技術を全く学んでこない

クライマーが多数です。

■ 岩場のマナー違反が減らない理由… 疾病利得、です

私の経験では、10年登っていても、50mシングルで、25mと35mのピッチをつなげて登ろうとすらします。それで、10年、5.12RP、偏差値50の普通レベルのクライマーです。

そんな状態で40年登り続けているのですから、そりゃ当然アクセス問題にもなろうというもの…

いくらJFAが口を酸っぱくして、迷惑駐車はダメだ、残置ビナは持って帰るな、等々、PRしても、そりゃ~こういう人たちが聞くわけないですよね…。

逆に聞いているヨイ子ちゃんだけが、閉鎖された岩場から登れなくなり、肝心の迷惑行為組は、JFAが言えば言うほど、ガラガラで空いてる岩場になって登りやすくていいわーとなります。

貸しきりにしたい、ってのが迷惑クライマーの真意で、ホワイトクライマーは一杯食わされています。コロナの時、閉鎖の岩場の最寄り駐車場にいっぱい停まっていましたよね。

というわけで、クライマー界の実態は、悪いことをしている人が現実的には利益がある、ようになっているんですよね。罰則などもないわけですし。

これは、心理学で、疾病利得、って言われています。

一般に無自覚ですが、クライマー界では、自覚ありそうです(笑)。

余談ですが、これ、アメリカの銃規制と同じなんですよ。アメリカでは規制しても悪い人は規制無視で、良い人だけが規制を聞くので、聞いたほうが損することになっている。

■ 自分のビジョンを確立するのが大事

さて、話を戻しますと、

一般に行動の動機は

 A)ネガティブを避けたい

 B)ポジティブを得たい

の2つの方向があります。 

ネガティブな出来事を避けたい人は、備えます。一番の備えが、保険ですね。あまり行き過ぎると失敗を恐れて前に出れなくなります。

ポジティブを得たい場合の代表的事例は、何でしょうか?モテたい、なら、ヘアカットする、とか、そういうのですかね?モテたい男性が、一流企業に入るとかも入るかもですね。

人間は、どちらもしますが、ポジティブな動機、〇〇したい、が強いほうが、行動の動機として強力だということなのです。

なので、例えば、ジムの経営にしても、

 ビジョンを持つ、

というのは大事なのです。

■ ビジョンは持っていないようで、皆、持っているもの

私は、別にビジョンなどなく、クライミングはただ楽しいからやっていたんですが、言われてみたらありました。

師匠の青ちゃんとの二人だけのクライミングには、いつも、できるだけ若い男性などの、

 今からの子、

を連れていくようにしていました。だから、ギリギリボーイズの伊藤さんも来てくれたのです。

大体、クライミングで安全なのは、3~4人だし、あと一人いないと、写真も取れないし、ビレイがちゃんとしているか、見張りもできない。

つまり、私のビジョンは、

 みんなで登る

だったわけです。インクルーシブ、ということです。

これって、

 岩場の課題がそもそも挑戦状

 これを登れない奴は来んな!

と言っている外岩の構造と真逆ですよね?

つまり、日本の外岩は、大体全部、インクルーシブの反対で、エクスクルーシブなんです。

特権主義的という意味です。

これをクライミングジムに置き換えると?

もし、初心者もどうぞ~とインクルーシブなPRをホームページで歌いながら、実際のジムは、常連さんが固まっていて、なんか居づらーい雰囲気だったりしたら…?

要するに、言っていることと現実がマッチしていない、

つまり、マーケティング失敗事例ってことですよ。

処方箋は、自分はもともと、どんな思いでジムを立ち上げたのか?初心に帰ることです。

自分を固めた後、立ち止まって、本当はどんなジムにしたかったのか?心に問いましょう、そしてそれを実現させる活動をしましょう。

そうすれば、生きていることが楽しく、ジム運営が楽しくて仕方なくなりますよ!


2024/08/18

【偵察】赤目:とっても楽しかった!個人ツアー 食と滝

 ■ 自然食

今日は、ツアーに参加してとっても楽しかった。

まるで、お友達と遊びに行ったみたいでした☆ 私のお客さんも同じだったんだろうなぁ。

ガイドさんの春子さんが、とっても、素材に詳しくて、素晴らしかった。やっぱり、食に関するこのツアーを選んだ甲斐があったと思いました。

赤目48滝、行くだけなら、別に普通にブラーと行ったらいいのですが、その土地の特徴を知りたいし、車がない今、コンパクトに土地の特徴を食の面で教えてほしい、と思って、おいしい、お弁当作りと滝巡りをセットで提供されているツアーに参加しました。

いつも、自分がやっている個人ガイドのお客さん側になったんだけど…そうか、お客さんはこんなに楽しいのか~と思いました(笑)。

もう、ずーっと笑っているみたいな感じでした。

そりゃ~、またお客さんを紹介したくなるよなぁ…。

というので、自分の提供してきたサービスが良いサービスだったことが分かってよかった☆

■ 赤目養生診療所

ガイドの春子さんの関心と私の関心がぴったしカンカンだったから、というのが一番の勝因かな?

伊賀牛、おいしかった☆

しかし…朝は、びっくりだったのが、近鉄桜井を過ぎると、なんか風景がガラッと変わり、山間地で、まるで山梨の大月当たりみたいな感じで、農村風景になったこと…。商業施設がない…って感じでした。

ないほうが好きだけど、赤目口駅を降りても、何もない寂しい感じになっていました。逆に名張はびっくりするほど、発展した郊外のベッドタウンって感じでした。

ナバラーって田舎者ってよりは、ベッドタウン出身って意味みたい。ベッドタウン出身の人はコミュ障率高いです!

赤目では、田んぼは、早くも黄色く色づき…私の稲作の知識が、ああ、この辺も慣行農法一辺倒なんだなぁ…でした。肥料と農薬前提の品種づくりが進められてきた結果の、田んぼ、ということです。

そんな赤目で、自然農を普及した川口さんの苦悩は、都市近郊農業だから…だったんですね。

赤目自然農は、この駅から歩いて40分なのですが…来週いくかどうかで迷っています。

https://akameshizennoujuku.jimdofree.com/

しかし、我が家は、上本町も最寄り駅なので…、赤目の自然農には通いやすい、ということが判明。

ついでにトラッドクライミングの名張も、我が家から通いやすい…。道場の岩場より、槇尾山より、通いやすいみたいです。

今度は、ナバラーに誰か連れて行ってもらわないと岩場までは分かりませんが。徒しょうが大変らしいんですよね。

しかし、車がない中で、車を出してもらって、今日は、ほんとに楽しく過ごした☆

失敗した立山の山ワーケーションで得られなかった楽しさをすっかり取り戻せました☆


春子さんといろんな情報交換をしました☆ 頑張ってほしいなぁ、個人ガイド。

帰りは、非加熱のはちみつ、たったの1600円でゲット。非加熱なのに…激安!

帰りの温泉で、特産のにんにくもゲット。ついでにブルーベリーがえらく安かったので、もらってきました。

お醤油と味噌は、やっぱりどこで暮らしても、きちんとした製品を手に入れるのは、至難の業みたい…。福岡の家に帰れば、自分で作ったのがあるのですが、大阪の家では、今、生みそずいで我慢中です。

実は手作りの梅干しも、梅酢につかりっぱなしで干さないと…なので、福岡にも帰らないと…なのですが、クライミングジムの一か月券を買ってしまったので…9月中旬かな。次に帰れるのは…。それまでは、体をもとに戻すのに注力します。

赤目養生診療所は、閉鎖したらしいのですが、代わりにこんな農園を見つけました。

赤目自然農ではなく、こっちに行こうかな?http://www.yojo.org/kiraku/index.htm

Wwoof https://www.wwoofjapan.com/home/index.php?option=com_comprofiler&view=userslist&searchmode=0&listid=4&Itemid=2356&lang=jp

アメリカ人のニッキーちゃんを野河内渓谷に連れて行ったら、渓に入るのにビキニになって、周囲の観光客のおじちゃんはじめ、一同が目を真ん丸にした話をして受けました(笑)。あの時はびっくりしたなぁ!野河内渓谷は入れるけど、赤目渓谷は入れないみたいでした。

ニッキーといった八面山の記録

https://allnevery.blogspot.com/2020/06/gomataki-fire-celemony-jingo-ji-mt.html

彼女あまりに感動して、これが私が日本に来た意味だったんだ…と動画まで取ってくれた。

■ 名張の湯

名張の湯につかって、だいぶリラックスしました。なんか温冷交代浴をすると、私は緩んでいいのです。

帰りの電車では、すっかりリラックスしてうたたね。平和な日本の電車帰りって感じでした。

みんなちゃんと座って寝てます(笑)。天王寺の外人さんとか地下鉄の床に座っていますからね…

■ 何のお知らせ? 内輪のノリ=ビジネスはつぶれる?

上本町で、グルテンフリーのマフィンの看板があったので、疲れていたのもあり、そこジャズの生演奏が聞けるカフェだとあったので、興味もあって、勇気を出して、えいやっと入ってみた…のですが…

マスターがお客が嫌そうでした(笑)。こちらが、いいですか?と聞いてしまったほどの、

 感情駄々洩れ具合

でした。

入ったのが5時すぎで、7時からの生演奏の準備に6時くらいから、演奏者が入るそうでした。

それでも、まだ2時間もあるのに、お客さんに、いやな態度取ります?

その上、まだ5時過ぎなのに、来た演奏者が、我が物顔というか…こちらも気を利かせて、コミュニケーションとろうとして見ましたが、ジャズなんて、話してもどーせ、わかっていないでしょ、という、勝手に決めつけた態度でした。

要するに内輪のノリ。

こんなカフェ二度と来るか、と思いましたとさ~

それでピンときたのが、クライミングジムで起きていることは、これだな…と。

春子さんとジャズカフェのマスター。

さわやかコミュニケーターとコミュ障。

内輪のノリで男子が固まっているクライミングジムが淘汰されているってだけなんでしょう…

私の側の問題ではない、つまり、新規入会者の問題ではないってことです。

参考:

フランス人を案内したときの記事

https://allnevery.blogspot.com/2024/05/blog-post_43.html

アイロンさんの記事

https://allnevery.blogspot.com/2023/10/blog-post_8.html


2024/08/17

【マーケティング】フリークライミングのホワイトクライマーを見分ける方法教えて

■ クライミングの才能はないけど、マーケの才能ならあるよ

まったく何の興味すらも、持つことができなかった、クライミングジムビジネス…

プラスチック・クライミング…。

(プラスチックと呼ぶのは失礼かもしれないが…)

しかし… 私はマーケティングの才能なら、授けられているのである…。

マーケティングを大阪の社会人ビジネススクールのGMSで学習し(単科生)、その時、最終課題の論文提出で、日本の名だたる大企業出身の皆さまを抜き置いて、トップ成績で論文提出した私の目からすると、マーケ的に全く整合性が取れていないジム…。ごめん、だって、本当のことなんだもん…。

ホームページでは、初心者歓迎とか、様々なプランがあります、とかあるけど…

激辛グレード= 初心者に優しくない

し…

様々なプランって、一日料金と月会員だったら、回数券があるピラニアより、プランないし…。

結構、マーティング的には突っ込みどころ満載って言うか…でも、ムーブクリニックで教えてもらいたいから、あんまり、嫌われるようなことは言いたくないのであるが…

いくら丁寧に教えたって激辛では…。(よく考えたら、私には合ってるか…笑)

激辛&丁寧って、教えてくれる人がいないと初心者は楽しめない、って意味じゃ…?

教えてくれる人がいないと楽しめない=教える人の手間が甚大って意味じゃ…?

教える人の手間が甚大って、自ら労働時間を増加させている=首絞めてるって意味じゃ?

みたいなことになるんだよなぁ…

ああああああああ!どういったら分かってくれるのであろう…?ディスっているって言われるよなぁ。

昨日はトランスコーチングの勉強会だったんだが… こういうことを指摘するのが、トランスコーチング… 自分の思い込みから目覚めてもらうのが、狙い。

私のTSコーチングセッションを受けてもらうかねぇ… 私が思うには、ジムは、古き良きオールドクライマーの価値観が、牧歌的に良いものであると信じて今まで来たのだろう…

が、現実は、

クライマー界の親切は、一般社会では、虐待…(笑)。イジメにしか見えない。

それで、すでに国際問題にすら発展しそうになっている。

私もラオスに行って、パートナーからイジメに合っていた、心理的DVに近いことをさせられていた、ということに目覚めたし、そこで救いに来てくれたのは、アメリカ人のトニーであって、日本人ではない。

九州でも同じだった。40年前のボルトに、落ちろ、落ちろって、それ、親切?

分かりやすい事例では、日本の男性は、女性に荷物を持たせるでしょう?あれ、日本人は当然だと思っているが、国際的に見たら、イジメ。なんせ、科学的に見て、女性のほうが力が弱いですから。

クライミング界で起きているのは同じことです。対初心者に対して、対リーチの短い人に対して。

男性には(つまり、イジメている側には)、一生、気が付くチャンスがない、ってのが、問題なんだよな…。

あまりにも、身につきすぎているのである。

■ 国際グレードはプロの印

平山ユージさんがやっているクライミングジムのベースキャンプは、私が山梨の激辛?でもない田舎にしては、普通の辛さくらいのピラニアにいる頃、頑張っても、頑張っても、報われないクライミング初心者の私をよろこばせようと、山岳会の先輩が連れて行ってくれた…ら、めっちゃ一杯登れる課題があって、あれも登れた―、これも登れた―と、めっちゃ楽しくなったジムである。

ムーブについて、あれこれと、頭をひねったり、なんだりと、クライマーに考えさせるのは、後でもよく、そもそも、まだクライマーになっていない初心者時代は、最初は登れる体験を積まないと、”考えてムーブ解決する気力のタンク”自体に

”やる気”

というガソリンがたまらないのである。

これ、何がおもしろいの…?みたいになるだけ。それで下手したら一日で来なくなる。

■ ジム10回で身につくクライミング力とは?

私も、3年くらいは、たまに行く程度で、ピラニア10回で、西穂は制覇したと思う。

夏山縦走で、ちょっとした難所と言われる場所が、鎖なしで通過できる程度のクライミング力は、登山道の4級なので、ジムに10回行けば、身につく。

スピードには個人差があると思うが。まだ、フリークライミング以前の力である。

■ 次はビレイの習得

ビレイの習得には、ジムではなく、リード壁に、週2回で半年は通わないとビレイを理解できるようにならない。

落ちないクライマーをビレイしてもビレイは身につかないので、外岩で習得する、というのはない。

■ 通うようにならないと、外岩の5.9は登れるようにならない

で、ここまで来てからやっと外岩デビュー向けのジム通いが始まるわけだ。

外岩の5.9は、ジムでは5級くらいの登攀力で、これだと、正対とフリの違いが分かる程度の力で、特にダイナミックなムーブなど知らなくても、3点支持と2点支持ができていればいいのである。

私は、山岳会に入会後すぐのころがこの段階だった。

5.8のリードはクライミングをスタートして3か月で出来たし、初めての岩トレはアイゼンで4級の岩場を登ったので、2度目からそこはクライミングシューズでリードしている。三つ峠も同じで、2度目からリードしているが…その程度の力は、小川山の5.9は辛いので、登れない。

私が5.9で落ちなくなるのには、2年半くらいかかった。ジムには、回数券で通って、ピラ37回で到達したようである。

こちら:

https://allnevery.blogspot.com/2020/02/blog-post_94.html

5万ちょいくらいかかかっている。回数券だったから、一回1500円くらい。

ラオスのほうが私には効果があったようで…ボルトの遠さがいかに私の成長の阻害要因だったか、分かる。

■ 今回ではどれくらいの、のりしろが取れるんでしょう? 年を取ったクライマー問題?

自分では、例えば、5.11(7A)が確実になればいいなぁと思う。

どんな11でも、と言いたいところだが、この際、クラックやワイド、アイスは棚上げだろう…

一皮むけるってどんな状態なんだろうな?

野岳のイレブンが初オンサイトくらいで、クライミングからは怪我やコロナ、岩場の問題で離れているので、再開するとすると、そのくらいが目標かな。

5.11というのは、ジムグレードでは、4級が確実なくらいだろうか? 5.12=3級、みたいなイメージなんだが…。

今行き始めたジムは、5段みたいな雲の上な人もいるらしいんだが…たぶん、何を言っても話が合わないだろうと思われ、できれば、軋轢なく、私は、悪目立ちすることなく、大過なく過ごせたらいいな~と思っていたりする。

基本、強い方と話があったためしがないのである。中根穂高さんとは話が合うが。

そもそもツヨツヨの方って歩けませんよね?それに山もやらないし。開拓も興味ないし。

強いのは、素敵なことですが。あ、小山田さんとは話あいます。ギンちゃんともあいます。

そういえば、小鹿野のマサさんや、道場のヒロさんともあいましたっけ…忘れてた。

ただ、話が合うボルダラーと出会ったことがないだけなんかな?

■ ムーブの解析力が抜群の店長さん

店長の小島さんは、長くジムをやっているだけあって、ムーブの解析力が抜群である。

そーいえば、福岡で5.13が登れると豪語していた女性のクライマーで、ジム店長だった人いたが、教え方が分からない、と言っていたよなぁ…

クライミングがうますぎて、なぜ一般人が登れないか、分からないそうだった。

女性なのに背も高くて、リーチの問題も分からないそうで、しかも外岩ではロープワークが私のほうが上、ときたら… パートナー、組みようがないですよね? 私がコーチ役のドレイヤーにされてしまう。しかも、その人、カム持っていないとかで、あきらかに私のギアに便乗しようという意図が見えた。

国体レベルの人だったが、どうもちやほやされすぎて、道具はみんな、山岳会のおじいさんクライマーの借り物だったのかもしれない… ギアはそろえる意思を持つだけのことだしなぁ。その意識すらなかったら…。ロープは自分のを使うものですよ。

余談だが、ロープを自分で持ってこないクライマーとは私は組まないのである。

さて、そんな人が、奥村さんのやっているクライミングインストラクター協会のクライミングガイドになっていたのを見て、ほへー!なんじゃこりゃ?!と思ったが… この意味は、あんな奴でもなれるなら、誰でもなれるって意味じゃ???って意味である。

しかし、冷静になって考えると、私がいくらロープワークや思想、ビレイに確実性があっても、身体的条件で、5.12、5本をオンサイトって可能性は、今後ほぼない…0.0001%みたいなもので、それなら、登れる彼女にインストラクターの思想を叩き込んだほうが早いよなぁ… 年齢も10歳くらい若いわけだし。

九州には、まともなクライミングを教えるクライミングガイドが誰一人としていないので…。つまり、彼女にそのバトンは渡され、それを受け取るのにふさわしい人は彼女だと私にも思える。

まぁ、杉野保さん亡き今、まともなクライミングガイドは、本州にもいないが…。トップロープ張るだけガイドは、インストラクターとはいえない。

しかし、そもそも、クライミングに必要なロープワークや危急時の技を教えるのに5.12が5本オンサイト出来る能力は要らないのではないだろうか?

■ 相手を育てる=女性が得意な脳の使い方

青ちゃんは、もぐりのクライミングガイドだった。ガイドというより、岩場のそばに家があるから、宴会場かな?

遊びに行ったら、サブガイド扱いされて、自分のクライミングができなかった…(汗)

私は子供がいないので、初心者のお客さんにどうやったら、楽しんでもらえるか?ということを考えていたら、脳がどうしてもそっちの方向に行ってしまい、考えに取り付かれてしまって離れない…

9級から、ムーブの技術的課題を組み込むなんて簡単に思えるし、課題シートの取り組みもそうだし、常連さんには自分でセッターをやってもらう、ってのも、思いつきそうだけどなぁ…普通に。

なんで、ムーブをかみ砕く、とかいうことが、男性クライマーは苦手なのだろうか?

ヨガの先生をしていたら、誰でもやっていることだけどなぁ。

これも、テストステロンの影響なんだろうか?

でも、昨日は、帰り際に、できなかったムーブを放置して帰る私が「まぁ、また打ち込めばムーブが出て来るでしょう」と言うと、店長さんは、無言だったが、だいじょうぶかなぁ…と言いたそうな雰囲気だった。

クライマーは、執着心をクライミング適性と考えがちである… しつこく登る人が好かれる。

それは、この習慣のせいである…。



この習慣の確立に、故・吉田和正さんが期せずして、貢献してしまったことは疑いがない事実だろう…

でも、これのことを根性論って言うんですよ…(別名グレード至上主義)

じゃなくて、必要なのは、科学的分析。合理的努力。

かといって、あまりにも、手取り足取り過ぎても、相手の考える楽しみを奪ってしまう、と言ったので、店長さんには、発言を遠慮させたかなぁ…。

■ 男性は女性を察するのが苦手

しかし、この10年で、私が師匠の青ちゃんと3年、アラーキーと2年、米澤大先生と3カ月、そして、初心者講習を受けてくれた子供たちの観察、と、男性の生態を観察した結果的には、男性には女性の能力を察することは難しく、逆に女性に察してもらいたい、と期待している生き物のようだった。

私は、俺を察してもらいたい期待には、応えない方針だが…(笑)。

ようは、男性は、女性を正しく評価できないのでは?、と思う。

水泳の先生もそうだったし、テニスの先生もそうで、クライミングなら、男女差の激しいアッパーボディの力がいるので、余計そうなんじゃないだろうか?

あー、バレエでは、男性の先生、よかったんだよな~。

クライミングでは、女性は女性同士で助け合うのがいいのかもしれない…とは思うが、女性でも、前述のクライミングインストラクターになった人のように、山岳会で末っ子役、アイドル役が与えられて甘やかされた人、ど根性を相手に要求する人、は、男性クライマーと同じで、登れるだけで、あとの他のことは何もできなかったりする。

のは、登れる奴がエライ奴、というヒエラルキーに囚われているから…。

登れなかったら人格も劣る?んなわけないでしょ?

…というので、性差より、生まれというか、環境なんだろうな。心暖かいクライミング環境で育っていないと、相手を暖かい環境で育てることができない。

そして、本人の意識の高さと自己規律。規律は自己に課すもの。

アルパインクライミングでは、意識の高さは、レスキュー技術やロープアクセス、危急時の講習会に出ているか?などで測れる。

フリークライミングでは、いったい何で図れるんだろう…?

分かる方、教えてください…

クリーンクライミングがそうだと思っていたんだけど、あのパタゴニアですら、高貴なクライミングエシックの守り手ではなく、陳腐化したクライミング習慣への固執者になりつつある今、誰をお手本にしたらいいんですかね?

この間、私がムーブ指導を受けている間に、子連れママの新入会者来ていたけど、登れるようになったのかなぁ…。

体験レッスンの人が、定着しないとすれば、グレード激辛のせいだろう…

たぶん、関西のジムは、東京への対抗意識で、激辛傾向みたいです。

その対抗意識って、競争意識が強い、と表現される性格で、別に一般的でも何でもない、悪癖に属すような性格なんであるが…

クライマー界はそういう人のたまり場なので、そうでない人材を見つけるほうが少ないような世界である…現実は。

リアリスティックに考えると、そうなので、だから、クライマーがやっていないジムが流行り、クライマーがやっているジムは一般大衆から敬遠されるのである。

現実は常に、原因と結果の法則通り、動いているのである。

一般人みたいな私がいると、たぶん、上級クライマーは煙たいであろう…

というので、借りてきた猫状態である(笑)。

参考: インドアクライミングのリスト

https://allnevery.blogspot.com/search/label/indoor%20climbing

【ジム】Day4 天寅、LiloCoffee,アンティークショップPanie…中国人の大阪乗っ取り進行中?

 ■ 2時間半をつぶす羽目に(><)

ジムの開店時間を間違って出かけてしまい、12時ごろ到着したら、大粒の汗をかいた店長さんが、ホールドセット中で、今日は開店14:30です~と言われてしまい…、予期せず、心斎橋のスペシャルティコーヒーのロースター、Liloさんに行くことになりました。

福岡のロースターで、大阪でロースター巡りするなら、ここ!と、おすすめされていたコーヒーショップなんですが… 

なんか心斎橋の賑わいに出るのがおっくうで、後回しになっていた…。年を取ると、都会がめんどくさくなるんです…もう、大体わかっちゃってるので。

で、行ったら、中国人街になっていた!! 日本人はたぶん、私だけでした…(汗)。

もちろん、福岡から来ました!エチオピア系の豆が好みです!と言って、いいのを選んでもらった♪

なんか面白い取り組みしていました。大阪の人物の特徴になぞらえたコーヒー焙煎。

私におすすめされたのは、真田幸村を模したブレンドでした。


スペシャルティコーヒーも クライミングも、価値を相手に分かってもらうには説明が必要

真田幸村ブレンドは…
  • 柔らかく口で広がるクランベリーの酸味とグレープの甘味
  • 赤ワインのような芳醇な味わい
  • チョコレートを食べたときのような甘い余韻

が特徴でした。たしかにおいしかった☆ 久しぶりにいいコーヒーでした。

それに、ロースターのお姉さんが、直々に名刺を持ってきて、このコーヒーの3つの特徴を語ってくれるのです。

その上、Liloコーヒーの理念を書いたショップカードならぬ、ショップブックもくれました。


まるで、岩場のトポですね!

これはジムで使える!と思いました。

初めて来たお客さんには、このクライミングジムが何を目指しているのか、「当店の特徴は…」と、分かりやすい説明をし、もしお金と時間に余裕があるなら、ショップの特徴をまとめたブックレットを渡し…、

店長さんは、一番易しい課題群には、岩場並みに名前を付け(ピラニアの課題には、岩場みたいに名前がついていました)、岩場ではトポに課題のコメントが付けてあるように、この課題で何を習得してほしいのか、簡単なコメントをつけた、課題シートを作る。

課題名: 初めの一歩
解説 : どんな動きをしても登れる楽しい課題。いろいろな動きを試して、クライミングの面白さに目覚めよう!

などなど…。まぁ初心者に定着してほしいなら、これくらいはあってもいいでしょうね…

一つ登るのに10分として、一日遊ぶとして…ちゃんと遊べるくらいな課題数が必要かも?

まぁ、課題シートと解説くらいはあってもいいと思います。ピラニアにもあったし、ジョイにもあった。初心者の場合、課題シートがないと、えっと何を次に登ったらいいのかしら?となります。

1シート目が終わるくらいには、ジムで、自立したクライマーになっているくらいな感じにかみ砕いてあればいいと思います。

常連向けには、ピラニアでは、お客さんが、ジムのホールドを使って、勝手に自分の課題を作って課題をみんなに公開していましたけど…。あれ、楽しくていいですよね。

私も、私のリクエストに合わせた課題を室井さんに作ってもらったことで、外岩のできなかったのを乗り越えたことがあります。既存課題から、リーチを私向きに変えてもらいました。

それを思うと、ジムで、個人向けサービスで、個人の弱点をつぶすことを目的にセッターに課題を作ってもらうというのがサービスであればいいですよね。ランジ苦手克服課題集、みたいな。

今までは、そーゆーのは、クライマーなら自分でやるものだ、みたいな感じだったのではないでしょうか?

■ ジムについた時点で疲れていた…(汗)

というわけで、大阪の喧騒に揉まれ、ジムについた時点では、もうすでにすっかり歩き疲れており…、昨日はサクっと短めに登って帰りました。

脳が疲労していると、ムーブは出ないのです。ムーブって発想力と身体のコラボなんですよ、私の中では。脳が疲れると出ない。

しかし、それにしても、大阪は中国人に侵食されている! 

中国の国内経済が崩壊というのは、本当なのでしょうか?爆買い?買い物して人生を謳歌しているのは中国人ばかりでしたけど。

楽天証券の中国出張報告を聞いても、中国経済は良いように感じました。崩壊というのはどこのことかなのかな?

しかし、このままでは日本が乗っ取られる!という危機をリアルに感じました…

Liloコーヒーの店内は、こんな感じで、全部中国人と言ってもいいくらいでした…

コーヒーの価格は外国人向け価格でした。1000円。外国人なら平気。

帰りに、ユニクロで変柄のギャグみたいなTシャツを買いたい!と思って…というのは、ジムで話しかけてもらいたい場合、変な柄のTシャツ着ると、話しかけやすいのです。

でも、なんか、変柄ってより、大阪PRなTシャツ屋さんって感じでした… 天六まで行かないと変柄の帽子とか、Tシャツってないのかな…


りくろーおじさんのチーズケーキは好きだけど、Tシャツを着る意味はないしなぁ… 甲府に住むようになって、自分で作れるようになったしなぁ… あれ、卵白命ですよ。

その後、心斎橋の喧騒を離れ、ジムに行った。

あ、その前にランチ食べましたっけ…。大阪らしい天丼屋さんで、長堀と心斎橋の間にある、天寅はお勧めです。大阪の飲食店はレベルが高くて安い!やっぱり福岡の比ではありません。

ジムでは、ローギアな感じでした。まぁ、3日目なので…。大体、クライミングって、2日目が調子よくて、3日目は微妙、4日目は反省してレスト日になる、ってのが、私の定番の流れです。

少し早めに上がって、おしゃれ雑居ビルのフランスアンティークショップ、PANIEさんで、レースを買って帰りました。そこで、店主のお姉さんと、大阪が中国人だらけで、島之内なんか、中国人街になっていることを雑談。このビルも、オーナーが中国人になれば、賃料上げられて、出ていく羽目になるかもしれません。

私もアメリカで、中国人大家さんから、厚顔にも2度も、同じ月の家賃の請求を受けたことがあります。

こんな素敵な文化的な拠点…大阪のおしゃれ雑居ビル…が、大阪からなくなったら…都市としての魅力がなくなります…(涙)。

その後、外大生の先輩がやっている、言葉遊びの雑貨店、空堀のことのは舎さんで、買いたかった変柄につながる、おもしろいワッペン見つけたので購入。

あと1cm

です(笑)。 
      リロさんのエチオピア・イルガチェフェとアンティークレース

クライマーって、年中、あと1cmって言ってるんですよ(笑)。

めちゃハマった。速攻、お買い上げ。

やっぱり静かな空堀がいいなと思いました。

昨日は、たんぱく質の摂取量が低かったのに頑張ったので、疲労も取れないし、気分もうつうつとしてしまい、ランチが天丼だと、コーヒーじゃなくて、プロテインドリンクが必要だったなぁ…と反省した一日になりました。

帰ってからも全く仕事がはかどらず… 赤目にはどうやって行くんだーな私です。

もっとたんぱく質を食べなくては! やる気のタンクも、たんぱく質で出来ているんですね!

2024/08/16

【ジム】Day3 なんと、纏足時代は終わっていた…

 ■ Day3 また靴買う羽目に…(><)

クライミングシューズって、ジムの煩悩が現れていますよね…

登れるようになりたい!というお客さんの煩悩に付け込むジム=キツキツの靴を買わせるジム、だと思っていました…

たしかにそういう側面があったよなぁ。

しかし、現代のクライミングジムで良心的なところは、もはやそういうことをしないのだそうです。

今では足入れがいいシューズが主流だとか…。纏足時代は終わったらしい。

浅草クライミングとか、東京粉末とか(こっちはチョークだが)日本のメーカーも出て、足形も日本人向きになり、たぶん、

 痛いのがクライミング

みたいな、M傾向が改善されたのではないだろうか…

 「悪いね!(もっとイジメて~)」

みたいな倒錯したマインドセットが普通のクライミング業界…。みんな、足痛かったんでしょうね~(遠い目)。

誰も言い出せなかった…のかもね。

というわけで、クライミングシューズ、買い替えになりました(笑)。

あー 入るものは入らないのに出る者ばかり…

夏山のバイト代はお断りしました…あんな人手が余っているバイトで、バイト代出すって言われても。

それより業務改善のコンサルタント費用的なものが私には合っていると思います。

もうほとんど、バイトって名目で入ったコンサルタントみたいな感じでした…っていうか、松下電機産業に新人で、ソフトウェアエンジニアとして働いたときから、業務改善の主力を担っている気がする。

当時、バグ管理データベースを作って、バグ(ソフトウェア不具合)がきちんと修正されるようにしたら、バグ修正でバクを仕込んでいた犯人が何人も明らかになった…(汗)。

もう、変な習慣をまともなことに持っていくお役目を天から使命として与えられているとしか思えません(笑)。

■ オクトス

オクトスさんっていう登山道具屋さんを教えてもらいました。

地味だけど、しっかり必要なものは置いている登山ショップって感じでした。

空堀の近所に、ウルトラライト系の登山ショップがあるのですが、買いたいものがないのと対照的でした…。実は、ハーネスも買ってもいいなぁくらいな感じなんですよね。


■ トレーニング Day3

まだ三日目ですが、勘みたいなものは、少しづつ戻ってきました。

4年ぶりに登ります、という女性二人組さんと、同じ課題を楽しく登りました。

ちょうど私がムーブを教えてあげられる段階にいる二人だったので、一緒に登って楽しく過ごせました。途中、超ツヨツヨの女性クライマーが来て、私にとってもお手本になるランジをいっぱい見せてくれて、勉強になった。あれをマスターしなさいと…。まぁ、そこまで行かなくても、理想形はあれです、みたいな?

一緒に登った二人はびっくり仰天…というか、えー!こんなの無理!!みたいなドン引き具合でしたが、クライミングって、そんなに早く、なんでもかんでも習得してしまっても、倦み、が生まれる時間が長いだけですので、

 ゆっくり自分のペースで楽しく学ぶ、

ほうがいいのです。 先に何もかもを白日の下にさらして、バラしてしまうと、

 自分のペースで成長する楽しみをお客さんから奪う

ことになってしまいます。

 できないことが多い人= 俺なんて、私なんて ではなく、楽しむ時間が長い

と考えましょう☆

■ もっと初心者に親切になる方法♪

しかし、このジム、9級からしかないので、9級5本を登ったら、次は、8級なんですが、え?!8級?!という激辛なのです。

ここでいきなり躓く人多数… (私は、初見で登れました、念のため)

たぶん、これが、初めての外岩で5.8が登れない…挫折経験…みたいなのとフラクタル(相似形)だと思うんですが…。

現代のクライマーは、一つの挫折経験で、すぐ挫折するので、初心者時代ほど噛みくだいて、挫折ではなく、成功体験を積ませるようにしないと、続かないのです。

初心者なのだから、当然ですよね… 玄人のクライマーは、悪ければ悪いほど萌えます。

でも、同じことを期待できないから初心者って言うんだし…。

その8級、めちゃ悪スローパーで、そこは飛ばし(中継)にして、次のフットホールドは凹角使い、そして、プッシュ主体なのです。ジムクライミングの人は引くことしか最初考えていないです。ジム課題もそういう作りですし。

つまり、このジムの場合、9級で、これらの技術課題をすべて網羅しておかないといけないんです。

  • 悪くはないが易しいスローパーが出てくる9級
  • 凹角に足を置いて、両手放しで、レストできる9級
  • プッシュを使って体を持ち上げる9級

を、それぞれに対して、3~5本くらい… 9級で作らないと、8級に移行する前に、お客さんは体が準備できないってことです。

(と思います、私はジムクライミングは分かりませんが、一般運動理論に照らすとそうなります。例えば、水泳やテニス指導者の教本など参考にしてください。一つの動きをばらして、部分を練習させる=ドリルが必要なのです。)

■ お客さんが一日登って楽しいように…

番号の配置も、大事だと思います。

素人さんのお客さんは、1,2,3,4,…と当然のように、難度を上げていく。

すると、疲れていくのに難度が上がる。

疲れても登れる、ムーブが楽しいのを途中に入れないと、また1をやる?となります。

疲れるにつれて易しくなれ、とまではいいませんが、どんどん難しくなるより、登れる奴もあるようにしないと… 心が折れます。

結局、次回にクライミングに来ても、何度も最初のほうの同じ課題をやる羽目になって、

 このジム、登れる課題がほとんどない!

みたいな感想になります。

これって、歴史の勉強でやりました。私は歴史が苦手で、なんども歴史をマスターしようと独学で頑張りましたが、トライしてもトライしても、縄文時代で挫折。

分かりたいのは、戦後近代史なのに…。つまり、努力の仕方が間違っていたということです。

今、普通に戦後史を西鋭男先生で学んでいますが、逆から学べばよかったんだ~♪と思っています。

さて、ここで得られる教訓は?

 難度は、シールの数字順に上げない。

そうしないと、疲れたころ、「もう登るの無いので帰ります」となりますし、次に来ても同じことが起こるだけなのです。

こんなの、お客さんの立場に立って考えれば、すぐ分かりますよね。

課題は、お客さんに対する挑戦状、ではないんですよ。

■ コンプレックス丸出し課題にならなくてもいいよ

たぶん、外岩課題は、ローカルクライマーからの、ビジタークライマーへの挑戦状という位置づけで、開拓されていると思いますが。

だから、激辛ですよね、田舎の課題は。

なにその、劣等感、って感じです。コンプレックス丸出し…。

一方、都会では、クライミングジムが流行していると思いますが、

 挑戦状 

じゃなくて、

 ほら~、こうすれば、無理せず楽に登れるようになるよ~

って作りです。

そうすると、

 楽し~

ってなりますよね。だって、こうすれば?こうすれば?って、手段の発想に志向が向くから、創造性も広がります。

■ 外でのクライミングだって習得は、練度

大体、アイスでも、WI4級は、”初心者でも登れるグレード”ってされています。それで1シーズン、つまり3カ月の間、週二日くらい登りこめば、WI5が登れる。WI6を登るには、WI5を2,3シーズン中は毎週のように氷瀑に通えば、登れます。というか、私の場合、登れました。男子はもっと早いと思います。

氷がない地域の人が、年に1回を毎年続けても、一生WI4ですよ。

フリーをやるとクライミングはどんなクライミングでも上達すると言われているので、やる人多いですが、フリーでいくらグレードが上がっていても、同じだろうと思います。アックスを刺したとき、壊れ、割れそうな氷がどれかを見抜く審美眼は、インドアでは身につかないからです。それ、別の技術課題でしょう。

ムーブが超簡単なアイスクライミングでも、こんな調子なのに、いくらジムとはいえ、9級5本で終わりなんて。

初心者は、一日目以降、いなくなるように誘導していませんかね?

8級になったとたんに、お客さんに

 「これ、どうやって登るんですか~(><)?」

と質問されていたら、ジムの側が質問させるような作りってことなんだと思います。

その前の級で、非言語に教えそこなった、ってことかな?とセッターが自問すれば、それをばらした前の課題が作れる。

まぁ、その前の課題でも、お客さんは聞いてくるかもしれないですが… 例えば、凹角に足を置くなど… その時は、足も指定すればいい、です。

なんなら、身長ごとに指定する足を替えれば、

 あー、身長で使うホールドが違うんだー

ということも伝えられる。

全く当然のようなことですが、外岩で10年登っていても分かっていないで、外岩に来ますからねー(遠い目)。

あの、超有名女性トップクライマーのヘイゼルが動画出しています。

参考: https://allnevery.blogspot.com/2024/04/blog-post_19.html

チビにとってグレードは意味がないんですよ。

だから、オリンピックの森さんは、たぶん、他のクライマーよりスキル上です。

■ 誰にでも共通のグレードは必要ないんでは?

ある開拓者から聞いた話ですが、ボルトを打つ時、平均身長ある自分の40cm下に打てば、大体、誰にでもクリッピング可能な位置になるそうです。

ホールドでもたぶん、同じですね。

でも、そうしないといけないのは、外岩は誰もが登るから。

今回のオリンピックの成果を見ても、

 身長別のグレーディング

を導入するのは意味があることでしょう。じゃないと天才じゃない普通のキッズは楽しめません。

現在の外岩は、海外でも日本でも、男性の平均身長がある人に、有利な岩場の作りになっていますし。そのことの認識が、日本人男性の間に生まれないです。たぶん、海外に登りに行けば生まれるでしょう…

ちなみに私は、屋根岩一峰の5.10bで、手繰り落ちて、”今日一番アブナイクライマーアワードを受賞”して以来、クリッピング体制は万全の時以外、クリッピングしません。それでもプリクリしないよう努力していますが…。

■ あおりに負けるな!

それで、チキン呼ばわりされても。

それで、私が落ちたら、停めてくれるビレイ技術ありませんよね?あなた…。

そして、言い訳は、クライミングは自己責任、で言い逃れできる。

師匠の青ちゃんはこのあおりに負けて、インスボンで落ちていました…10mも。それでかかとを骨折して、登れなくなったら、バカみたいです。

外岩は、

  • 1ピン目プリクリ
  • テンションコールで激落ち無し
  • スタートは厳密でなくてもいい
  • 初心者は3ピン目取れるまで落ちない確信があるルートに取り付く

と思います。

1ピン目で落ちた蒼氷の先輩もビレイで私は停めましたが、ビレイヤーの私に激突して私のほうが脳震盪起こしそうな衝撃でした。

ので、重たいクライマーが1ピン目核心の課題に取り付くときは、男子同士でお願いします。

華奢である私のほうが壊れます。

以上、現場から中継でした(笑)。

2024/08/15

【淘汰されないために】一般の人の感覚でビジネスしないといけないんですよ

言っておきますが、クライミングジムビジネスでは

 古いクライマーの価値観の押しつけ=淘汰の憂き目

ですよ?

こう言っては何だが、九州ではすでにクライミングジムの淘汰が始まっており、クライマーのやっていないクライミングジムは繁盛しているが、クライマーがやってるジムは繁盛していない。

のは、なぜか?というと、

 古いクライマーのクライミングの価値観が、現代社会に照らし合わせるとほとんど虐待

だからですよ?

それを端的に描き出したのが今回の森選手のオリンピック。手が届かないんだから、スタートすらできない。

だれですか、私にエイドで鍛えてやる、とか言った人は? 手が届かないだから、土俵にも乗れないんですよ。

https://youtu.be/VuwL-Zzxsj0?si=Ikym7SvlW1LLDp1z より引用。

■ クライミングが大衆化するってことは、一般人の感覚でクライミングが楽しめる内容にならないといけないって意味ですよ?

これまでも小さい人いたじゃん?ってそれ、歴史に残る大天才のことでしょう。

リン・ヒル(158cm)、キム・ジェイン(153cm)… 男性で世間の標準身長がある自分だって、リンヒル並みに登れないんだから、リン・ヒルを持ち出すなら、あなたがリン・ヒルを超えてから言ってほしいわ。

日本人の遠藤由香さんだって、ショルダーされていますからね。

それにサフィアを見れば、分かりますが、ギンちゃん、世界最高難度を登るのに、地面にある石に載って、そこからスタートしていますからね。

あれをズルだというのなら、スタートできなくなります。

こちらにたけちゃんねるの解説がありますが、これを一般社会に受け入れさせよう、というのが間違いの元です。

https://www.youtube.com/watch?v=RHPW4sQFjDU

■ 昔の人のクライミングの価値観

さて、昔の人の価値観と現代の価値観が合っていない…というのは、登山でもあります。

例えば、「称名滝コースって急だと聞いているのですが、具体的な危険は何ですか?」など… 昔の人は、

「山ヤならそんなことくらい自分で調べてから来るもんだ」

くらいな勢いで、そっけないです。

しかし、偏差値74でガイド資格のある私が、山の専門サイトであるヤマレコで調べても、あいまいな情報しか出てこないんですよ?

つまり、

 山小屋が、適切で正確な情報を出す一次ソース

なのです。

なのに、情報を出していないから、別の人が親切心で、あれやこれやと中途半端な情報を出して、憶測を呼ぶわけです。中途半端な情報に踊らされることになる。

これは、単なる小屋側の責任の回避です。

災害が起こりそうだ、というのに、災害の専門家が、住んでいる行政に従うように、と責任逃れをしているのと同じです。行政は災害の専門家ではないから、「正直、何をしたらいいのか分からない」と言っています。専門家は、国税で雇われているくせに、回答しない。

山小屋が、所轄の登山道の解説を出さないで、誰が出すんです?

■ ジムの運営

初心者に優しいジムです!

とホームページで歌っておきながら、

ムーブは教えません

とか、

課題が激辛で、初心者は登れる課題がない

など、

 言行不一致

です。

 言行不一致ってのがもっともマーケティング上の失敗

です。

だから、せっかく集客が奏功してお客さんがが来ても、初日以外来なくなるんですよ…

そりゃ登れる課題が、数個しかないなら、誰だって、一日で飽きちゃいます。

そして、サービスを向上させようと思って、常連さん向けの課題を充実させる…と、さらに激辛化。

初心者をどうしたら、常連にしていけるか?そこに寄り添ってください。

■ 成功しているジムは、何をしているか?

私は、成功しているジムと言えば、平山ユージさんがやっているベースキャンプか、内藤さんがやっているアクティバしか知りませんが…。

どちらも、店舗拡大して、平山さんは、もはや大企業のオーナーと言っていい様相ではないかと思いますが…

ちなみに、山梨の内藤さんのアクティバも店舗拡大しました。

どちらも特徴は、初心者でも登れる課題がいっぱいあるってことですよ。

アレも登れる!これも登れる!たのしー!ってなります。嘘だと思うなら行ってみてください。

ラオスも同じだし、カリノモスアイランドも同じです。

同じ1700円払うなら、一日目一杯遊べるほうが楽しいに決まってる。

たった1本の5.12に、うんうん唸りながら一日中波状攻撃をする、っていうのは、古い登り方です。菊池さんもそう言っています。

海外では、昔から、誰もそんなことしない。

楽しくなければ、成長ホルモンも出ません。

一方で、先細っていっているのが、昔の倫理観に固執している岩場です。

トラッドの激辛の岩場で育った私が言うのもなんですけど…。

■ 適切な難度

人が成長するには、適切な難度、というのが、もっとも早いペースなんです。

その適切な難度…が、

 クライミング黎明期の方の基準に合う=天才に合わせてあり、一般市民レベルには合わせていない、

です。

大衆化というのは、一般の人も登るっていう意味で、一般の人が天才になる、って意味ではありませんから、

 天才の側が、無才の一般人に向かって、これくらいクライマーならできて当然

と要求するのは無理があります。

それくらい分かりますよね?

ですから、

 クライマーなら、自力でムーブをばらせ

とか、

 クライマーなら、リーチ問題くらい、自分で解決してから来い

とか、

 登山するなら、危険個所くらい自分で判断しろ

とか、

 セカンドなんだから、ダラリンビレイでも登れ

とか、

全部、ムリゲーなんですよ。それでお金くれる人いると思います? いません。

そりゃそうだ、昔のクライマーはみな、お金払わないで登っていただけなんで。

サービスの対価としてのお金が欲しかったら、お客さんが喜ぶことをしないといけないんですよ。

ビジネスと、クライマーとしての自分のポリシーは分けましょう。

じゃないと、ジム倒産ですよ。

大体、古いクライマーがクライマーの価値観に固執している場合に、倒産している。

かといって、外に岩に、ボルト連打しろ、って言っているんじゃないですからね!

九州ではイケイケの癖に、ボルト連打のエイドルートをフリー化したら1m置きにボルト。これの、どこがまともなクライミングなんだ?って感じでした。

古き良きクライミングの価値観は、あなた個人が守るべきもので、他の人に押し付けるものではない…ってことです。

あくまで、今の力に適した難度の課題を与える、と考えてください。

■ 一般女性のレベル感

一般女性は、9級や10級でも、一か月そればっかり登ってるくらいですよ?

ピラニアで見ました。 

男性でも、昨今は、大学生でも私が登っている課題を登れないのは、普通です。

私は初心者向けの外岩講習ができるくらいな技術レベルです。私個人は、例外で、人工壁を登り始めて3カ月で外岩5.8が登れました。それは、おそらく以前にバレエとヨガをやっていたからです。運動神経は中の上、通知表で言えば4くらいです。それでも、ジムの4級はまだ登れません。5級止まりです。

私は谷口ケイでも、リン・ヒルでもありませんが、そこいらのジム上がり男性クライマーが到達できない程度のクライミングに対する理解は持っています。かれらが私が登った場所を登れないのは、そもそも、ロープワークがおぼつかないから危険で連れて行けないだけです。人的ミスでチョンボする可能性が高い。連れていく人だって、死にたくはありません。

そのクライミング知識と、クライマー界では珍しい堅気の一般社会人の知識を合わせて言えば、

クライミングジムが淘汰されるのは、寄り添うべき相手を間違えているから、

です。

トップクライマーや常連さんは、ギンちゃんの例を見れば分かりますが、ほっておいても勝手に成長していきます。

じゃなくて、勝手に成長できないのが、普通のお客さんなんですよ。

他のスポーツではコーチには名誉があります。クライミングジムは、

 入門者のコーチとしての自覚

を持たないと、淘汰されます。

入門者はだれだって、クライミングを分かっていないジムにコーチされるより、分かっているジムにコーチされたいでしょう。

クライミングを分かっているジムは、自信を持ちましょう☆

ブラボーみたいな、クライミングを分かっていないジムに負けるとは…。情けないです。

【クライミングによる地域おこし】重鎮の方々へ:地域の人、ってローカルクライマーのことではないですよ? 一般市民のことですよ?

 最近、研究していて分かったことなんだが…

クライミング界の重鎮

= ただクライミングが上手だった人

= のうち、山で他の奴が死んでしまい、生き残った歴史の生き証人

= 日本をどうするか?とか○○町をどうするか?という視点はない人

= 地域開発のド素人さん

= いまさら、俺に言われても…俺、何をしたらいいの?

かもしれん…。

大体、登れる方って、

 「登れる俺をみてみて~」

という原始的な欲求に素直な人だった、ってだけなので… 

・自分がどうふるまえば、みんなの役に立つか?とか

・日本経済と世界経済の位置づけ

・第二次世界大戦後の日本社会がどういう風に向かい、これからどう向かっていくか?

というような、

 おりこうちゃん

なことは興味がないのが普通である。逆に

 社会貢献

なんてことは、やってる奴はうそつきだ、くらいな勢いで憎んですらいるかもしれません。

なんせそーゆ―奴のせいで俺の存在がかすむんだよ、くらいな思考回路なんで。

もちろん、登山界には、立派な方々が一杯いました。医師、大学の先生、など、しかし、クライミング界には、とんと聞きません。

なぜか? クライマーって、逆に社会的不適合者の集まり、だったそうなのです。そして、そのことに誇りすら持って、キセルやったりと、むしろ仲間との連帯を強めるために、犯罪行為に手を染めることすらしていたみたいです。不良少年と同じ心理です。

その文化的名残が、

 超ランナウトして、粋がって見せる

ことです。

例えば、小川山のカサブランカは、超人気課題ですが、ハンドなので、クライミングムーブとしては易しいです。

で、カム3つで登って見せる、ことで、同じ課題を登っても、

 粋がって見せる

ことができます。つまり、もう、ハードで難しい課題を登れなくなった人でも、カッコつけることなら、できるのです。

それを、かっこいい!と思ってしまう若い男性がいるのは、たぶん、その男性の心が人間として成熟していないからです。

まぁ、同じことで、人は異なるスピードで人間として成熟します。

10歳で、自分が欲しいお菓子を兄弟に譲ることができる子供もいれば、50歳になっても、人のものが欲しくなり、人のモノに手を出す…例:不倫する…ような人もいます。

つまり、ボルトルートのランナウトは、人間的成熟の問題とかかわりあっているって意味ですね。

同じことが、クライミングによる地域おこしに言えます。

■ 隠れてコソコソ登る時代は終わった。じゃ次は何をすればいいの?

”地域のためになるクライミング”って、そこに住民票を置いている一般住民にとってためになるクライミングって意味で、

   ローカルクライマーにとってためになる

って意味ではありませんよ???

なんでそんな理解になったのか?

私が理解するまで時間がかかりました…。

歴史的にクライミング界は、現地の岩場に近い場所に存在する山岳会が使っていた、ゲレンデを、都会から勝手に許可なく、やってきたフリークライミングのクライマーが、その山岳会に無許可で、フリー化、してきたという経緯があるので、その東京組み?都会のクライマーからすると、

地域の人、という言葉が、ローカルクライマー、という意味に聞こえた、

のでしょう…。

違いますよ。

アクセス問題に発展した場合、登攀禁止を宣言するのは、誰ですか?

地主さんをはじめとする、地域の一般の人びと、でしょう。

だから、地域の一般の人々にとって、メリットがない岩場はダメな岩場って意味なんですよ?

岩場って、その人たちの資産であって、あなたのモノではないんですよ?開拓したとしても。

小山田大さんが、登山道の整備用募金で、岩がある地主さんに、現金を還流したら、ローカルクライマーである庵の民が激怒した、ってのが、比叡や日之影の失敗の理由です。

小山田大はけしからん、って? それを言う人は、岩場を私物化しているから、そう思うわけです。

しかし、地主さんにメリットがないのに、岩を登らせてもらいたい、って、

 人の家にタダで住みたい、っていうホームレス並みの発想

ですよね?

そんなの、おかしいって普通は思うでしょう。

まぁ、クライマーに普通を期待するほうが間違っているのですが…。あいつらの頭の悪さは、一般のまともな市民の想定を凌駕する、想定外の頭の悪さなので…。25+35が分からないくらい頭が悪い。

ということで、こちらが、クライマー側の誤解を慮って誤解を解いてやらないといけないですが…

今回も盲点でした。町づくりの本とか、クライマーが読んでいないからでしょうね…

 地域一般の住民への説明努力

ということの中身は、

 地域行政官、地主、岩場の近所にある民家の一軒一軒

ひいては、

 岩場がある〇〇町住民の一般の方々

って意味ですよ? 〇〇山岳会で80代になっている人ではない。

なんでそういう理解になったかなぁ…ということが分かった論文。

https://www.jpnsport.go.jp/tozanken/Portals/0/images/contents/syusai/2024/tozankensyu39/2-3-vol.39.pdf

今後の課題が分からないという課題が書かれている。

こーゆーのを何とかすることが求められているんですよ… ↓↓↓

     大阪上町台地の一等地でも過疎化が進んで、がーらがらの地域経済

2024/08/14

【ランナウトしたスポートルート問題】ロクスノからRXの解説 というか考察?が出ていました

 ロクスノより引用


0 = ボルトが打たれたスポートルート。ケガの可能性は極端に低い。

0.5 = プロテクションが良好なトラッド

1 = スタンダードなトラッド

1.5= わずかにランナウト 場所によっては危うく感じる。ケガの可能性あり。

2 = ランナウト グランドフォールの可能性あり。危険というよりは恐怖を感じるもの。

2.5 = 非常にランナウト。高度で専門的なビレイテクが必要。

3 = 危険。高度で専門的なビレイテクを使ったとしても、グランドフォールの可能性あり。

3.5 = 非常に危険。大けがする。

4 = 極端に危険。怪我することは保証付き。稀

■ これ、トラッドルートですよね?

つまり、カムで登るルート。でも、日本の岩場って、ボルトの間隔が超ランナウトしていますよね?

例えば、九州の四阿屋のインディアンフェースとか。5.10bって書いてあるから、インドアクライミングジム出身の新人クライマーでも取り付いてしまうけど…。実は、5.10dで、なおかつ、2ピン目から3ピン目がランナウトしていて、その間で落ちると、グランドフォールになる。九州での初回クライミングでグランドフォール事故を見た。

関西なら、斜陽が有名ですよね。

私が登った奴だと、最初から、「大ランナウトが核心」と言われて取り付いているので、大きな問題ではありませんでしたが、小川山の春の戻り雪3ピッチ。スラブだけど、大ランナウト。

■ 前提が間違っている!!

だから、この書き方だと、ボルトルート、安全・安心、って、誰でも無意識に誘導されていますよね?

前提が間違っている!

だから、ボルトルート(スポートルート)に取り付くときにボルト間隔を見極めないでしょう。

そこが盲点になって、事故が起きているんでしょ?

なんか、問題の核心を避けたような、紙面になっているんだよなぁ…いつも。

本当のことを語ってほしいなぁ。

日本の岩場事故で問題なのは、トラッドでRX登るような上級クライマーの事故なんかほとんど起こっていなくて(分かっている人なんだから)、ジムから外岩に来たばかりの、外岩事情が分からない人たちの、暗黙の事故、なんですよ! 黙殺されている。

スポートルートなのにランナウトなんて、語義に反するでしょう!

     アイスは自分でスクリュー打てば、ランナウトしないから、安心・安全


2024/08/13

【クライミングによる地域おこし】 提言!本当に地域のためになる観光開発を!

■ 私の発想が一般の人の発想力を超えているのか?

最近、もしかしたら、普通の人は、私が考えていることが理解できないので、私の考えを誤解しているのではないか?と思い始めました。

人は自分がエゴで動くタイプだと、相手もそうだ、と思うのです。日本では行き過ぎた個人主義により、自分さえよければいいという行動指針で動く人が増え、それがデフォルトになっているので、自分さえよければいいという自己中で私が動いているという誤解を受けているんではないか?と考えるようになりました。

ので、クライミングによる地域おこしについて、私が大事だと思っている点を書きます。

大事な点: 

・一般の地域の人が、クライミングとクライマーを理解すること。

・地域の合意の上に、クライマーはクライミング活動をすること。

・クライマーは地域に貢献すること。

■ クライミングによる地域おこしが必要な背景

日本では、クライミングの町がまだない。

しかし、日本はアジアの中で、比較的岩資源に恵まれ、なおかつ先進国で生活インフラも整っている方である。

岩場に行くのに車でアプローチできない場合は日本では少ない。

また海外では、岩場がある町をめがけて、数珠つなぎに世界中を回る、クライミングによる世界ツアーをしている者、同じようにスキーツアーをしている者、サーフィンでつないでいる者、など、アウトドアアドベンチャーによる海外ツアー、世界ツアーは、一般的で、一般大衆も行っている。また滞在は、基本的に一週間以上の長期である。

同様に、お茶産地、米産地、ワイン産地なども、ワールドツアー化できる。

しかし、日本国民はそのことに無知であるだけでなく、その恩恵も享受していない。

一般的な、神社仏閣、世界遺産による一般観光の大衆向けツアーから脱却できていない。

ちなみに、登山界のアカデミー賞と言われるピオレドール賞を受賞したクライマーが5人も日本には住んでいる(いた)。

また、場合によっては岩場(サーフィンのポイント、スキーの山)が気に入り、移住者がコミュニティを作ることは珍しくない。それは、すでにニセコで具現化されている。

日本の地元(ローカル)経済は、これらの事実から全く恩恵を得ていない。

むしろ、場合によっては日本乗っ取り、と受け取られかねない。

■ ”地域おこし”である重要性

以上のような理由で、クライミングによる地域おこしが、日本のアウトドアツーリズムの強みとして活用できる可能性が非常に高い。

海外には、クライミングの町、となった都市が多数存在する。

いずれ、どこかの町が、海外クライマーにも著名なクライマーの町として名をはせることになるだろう。

それが、小鹿野になるのか?川上村になるのか?城ケ崎なのか?現在では、誰も名乗りを上げていない。状況に流される形になっている、ともいえる。

■ これまで地域にメリットが全くなかった理由

クライミングが世の中に健全なスポーツとして認知されていなかったため、クライマーの側も、世間から隠れて登る必要があった。

地元の人が、クライマーの事故、マナー違反、迷惑駐車、その他の地域に有利にならない行為に怒り、岩場を禁止にすることを、アクセス問題という。

アクセス問題は、クライマー界にとって、クライミング禁止になる、という本質にかかわる問題で、この恐れがあったため、クライマー側としては、コソコソと隠れて登るしかなかった。

■ インバウンド収入による地域経済、生き残りの道

政府による長年のインバウンド誘致が功を奏し、浅草、京都、福岡、ニセコ、立山など各地でインバウンドによる収入増、が起っているが、一方で、京都や富士山に代表されるような、オーバーツーリズム、迷惑の落としもの、のニュースも多い。

こうした点を避け、受け入れ側は、

・イージーマネーに目の色を変えた無節操な受け入れ (例:民泊業者の荒稼ぎ)

を避け、来訪側は、

・その場限り、一回だけ、自分さえよければいいというエゴ

を避け、

日本の岩場と、日本人クライマーを含む世界のクライマー人口との良好な関係を築いていく

ことを第一の目的とした地域おこしが望まれている。

”軒先貸して、母屋取られる”とはニセコのことである。日本に第二のニセコを作ってはならない。

■ クライマーによる地域おこし成功事例

1)岐阜県下呂

鈴木亘さん(元・地域おこし協力隊)のFB参照のこと

https://www.facebook.com/wataru.suzuki.7524

映画『笠置ロック』 https://www.kasagirock.com/

2)失敗事例

宮崎県 日之影町 比叡の岩場 箱ものを建てただけでソフトウェアがない

3)取り組み中

埼玉県 小鹿野町 

県議の高橋議員が世界的クライマーの平山ユージさんの提唱に応じる形で行っているが、地元クライマーの反発などで、苦戦中。クライマーも一枚岩ではない。

https://www.youtube.com/watch?v=DzWgOYi2lds

その他、ローカルクライマー自らが、地域おこしに取り組んだら、活性化可能な地域がいくつかあるが、地域おこし協力隊の業務が確立していないため、前例のない業務を遂行する能力不足の現代の若者には手に余ることになっている。

■ 山岳会や古いクライミング界について概要

老舗山岳会も高齢化し、整備など手が回らない。情報も持っておらず、古い知識しか持たないが、その基準は、すでに古いというより陳腐化ということになっている。むろん、だからと言って、過去の偉業や栄光について、敬意を欠いてよいというわけではない。

一方、東京・大阪などの都会のクライミングジム出身のクライミングチームが、地元山岳会への断りなく、岩場を開拓したり…というトラブルも散見される。

そうなると、開拓チーム間で小競り合いが生じ、複数の開拓チームがいると、グレードの統一もままならなくなり、岩場としてグランドデザインを欠いたもの、ちぐはぐなもの、になる。(小鹿野談)

若手チームが再整備し、トポを英語版を含めて再販したり、などでグレード改定が行われたり、海外への発信が行われることで、古いクライマーの思いを踏みにじることもある。

どちらにせよ、コミュニケーション上の相互理解を端折ることで、小さな紛争や心理的わだかまりの元になっている。そして、勝ち組と負け組に分かれると、今度は反目が始まる。

円安の折、友人の台湾クライミングガイドも日本遠征に来たり、世界のクライマーからの、日本の岩場への注目は、今、スタート期にある。

今後の増加に当たって備え、世界的なクライマーの町として一歩を踏み出す好機にある。

先手必勝で早急にコミュニケーションの場づくりに努めるべきである。

■ なぜ小川山ではだめなのか?

小川山は、すでに全国区でクライマーの町として確立しており、全国から多数のクライマーが訪ね、週末ともなれば、駐車場は満タンである。もともと金峰山の登山基地でもある。

おがわやまだより

https://www.facebook.com/ogawayamadayori

すでに飽和状態にあり、また、フリークライミングの岩場として入門的位置づけなので、クライマーの倫理的な態度については、緩めである上、わざわざ海外から訪れるメリットもない。

アメリカでいえば、ジョシュアツリーのような、クライミングの倫理観に厳しい岩場、クライマーの倫理観を提示していく岩場が必要とされている。

また、そういうポリシーに貫かれた岩場こそが、わざわざ訪ねる甲斐があろうというもの。

厳しい倫理観で大衆を導いていく立場の岩場がないと、人はどんどんと安きに流れていき、ひいては、外岩クライミング自体が、インドアクライミングとなんら変わらぬものになってしまう。

余談だが、その現場を九州で見た思いがする。自然岩に人工ホールドが付いていた。

■ 昨今のクライミングブームについて

現在オリンピック中だが、オリンピックで行われているクライミングは、スポーツクライミングと呼ばれるもので、全く命の危険はない。かなり安全なスポーツである。

クライミング界は、言葉の混乱があり、登山の延長であるアルパインクライミング、標高の低い岩場をできるだけ道具を使わず登るフリークライミング、リスクがないスポーツクライミングが混在して、クライミングの一言で表現されている。

異なるリスクのクライミング形態が、”クライミング”の一言で済まされてしまうため、門外漢である地元の人には、違いが分からない。そこで誤解が生まれたり、逆手に取られて、不利益を被るなどの、行き違いが生まれている。

このうち、外岩、と言われ、アウトドアツーリズムに使用するのは、フリークライミングというカテゴリーである。比較的命の危険はないが、技術的にスキル未満の者が行うと、致命的事故につながる。この点は、運転と同じである。誰でも運転はできるが、いい加減な取り組みで、いい加減な運転をする人は、すぐに事故を起こすものだ。現在、岩場で多発しているのは、いうなれば、無免許運転ドライバーによる事故である。

この20年ほど、都会にあるクライミングジムで、リスクのないインドアでのスポーツクライミングを覚えただけのクライマーが、アウトドアの岩場に来て、事故を起こすという流れにある。

新しいトポ(ガイドブック)が発行されたことで、この流れは加速している。

ところが、地元の人々は、クライミングについて無知なので、言葉は悪いが、その隙に、スキルが未熟なまま押し寄せるクライマー側に岩場を濫用されることになっている。

本来、岩場がある山々を整備し、守ってきたのは、地域の地元の人々なので、地域おこしとなるべきだ。また、岩場の利用によるメリットは、クライマーが独り占めせず、本来、地域経済に還元されるべき。

■ 外岩事故について

標高が低い岩場で、クライミングだけを行うクライミングのことを海外ではクラッギングというが、これによる事故は、地元行政に登攀禁止にされることを恐れて、日本では、隠蔽されている。

これは不健全なので、地元の了承とバックアップを得た、適正なクライミングを推進することで、地元との関係改善によるメリットを、地元、クライマー共に得ることが大事だと考える。

地元のメリット: 

・クライマーによる有名地化、

・観光収入

・地元の誇り

クライマーのメリット: 

・クライミング活動を理解してもらえる、

・事故時の対応、事故原因の照査による再発防止、

・宿泊、飲食、送迎等のベーシックニーズの支援

■ 地域おこしである重要性

クライミングが世の中に認知されてこなかったという歴史的経緯から、これまで日本では、クライミングは、こそこそと隠れて行われてきた。今は時代の変わり目にある。

地域おこしとして活用しないと、どうなるか? 人間はクライマーに限らず、惰性の生き物であるので、これまで通りの活動を続けるというエネルギーが働く。

つまり、状況に流されるままになり、充分、外岩訓練を積まないまま、インドアでクライミングを教わっただけのクライマーたちが、岩場に押し寄せ、事故が多発し、これまでの良い山のイメージはなくなり、谷川岳同様、死の山として人々の記憶に残ることになるだろう。

逆に世界的と言える記録も、ほとんど誰にも知られぬまま、ということになる。

例:倉上慶大、千日の瑠璃。昇仙峡、デイドリーム。ハンノキ滝冬期単独初登。

■ 観光開発には時間がかかる

また、このような活動は、成果が出るまでに時間がかかり、コスト回収が遅いので、個人の開業事業としては不適切である。

取り組む人は行政から給与を支払われるのが適切だと考える。

■ 地域おこし協力隊就任イメージ 

1年目:

・周辺住民に対する個別の説明、及び、アーリーアダプタークライマーへの利便提供

・世界のトップクライマーに岩場を評価してもらう。

2年目:

地域住民全体で、地域としてどのようなクライマーの受け入れをしていきたいか?地域の憲章のような宣言を作る。ビジョンをまとめる。

 例:事故はやむを得ないが、事故をわざと起こすような準備不足のクライミングを行うクライマーは遠慮願いたい、など。例:カムの設置力が未熟。

 例:次の写真を参照 これはクライマー間の話し合いで作られたものと思われる。


 例:RX(死の危険があるルート)のルートを登るクライマーは、3名のトップクライマーの許可をもらってもらうなど。町として挑戦を応援するために、広報として現地カメラマンを用意する。

 例:NHKサフィラ 世界最難のアイスクライミング課題

3年目:

トップクライマーによるデモや、歴代クライマーのトークショーなどのイベントを開催。地域住民参加無料など。特にクライミング教育に注力

■ 地元への説明努力が8割

地域を置いてきぼりにしない、クライミングによる地域おこし

は、地元への説明会努力が8割です。

もともと全くクライミングに興味がない地域住民に、クライミングの話をするのですから、非常に大きな労力がかかることは予想できます。

これを避けてきた結果が、現代の登攀禁止エリアの多発です。

住民への説明努力や理解を得る段階をサボって前に進むと、企画が進んだときに、成功しても失敗しても、地元は聞いていない、こんなはずではない、ということになり、齟齬が生まれ、関係解消となるリスクがあります。

■ 地域おこし協力隊制度の利用 取り組む人に職位を与える

この企画を推進するにあたり、

・該当地域での地域おこし協力隊への就任

が必須です。

職位がないと無報酬の仕事になり、誰にとっても推奨できかねます。

一度、前例ができれば、全国各地で同様の活動を行えばよく、モデルケースとなる。

クライミングによる地域おこしは、岩場ありきであり、岩場に近い物件ありき、なので、岩場のすぐそばで物件が見つからない限り、行政に話を持っていく以上の活動はしにくいため、です。

行政側にクライマーがいることもあるが、その人はクライミング以外に行政内部での仕事を持っているので、観光開発に取り組むことはできないことが多いです。

岩場のことがローカル住民に充分、認知されれば、地域には必要な資源はあります。

例えば、岩場まで歩いていける民家をクライマーの臨時雑魚寝ハウスにする(宿泊費1000円程度の簡易宿泊)などは、たくさんあります。日之影町は公民館をそのように使っています。

しかし、地元住民の認知を広めるための活動拠点になる場所は、僻地の公民館ではなく、行政拠点をおいてほかなく、できれば、〇〇町役場や〇〇支所などあれば、そこを拠点にした信頼関係構築のための活動が好ましいと思います。

■ 活動イメージ

週休2日週5日勤務と想定

・週2日外勤:

町内の各家庭を訪問、困りごとのヒヤリング、クライミングによる地域おこしの説明、各情報提供者、重要クライマーとのMTG、など外回り

・週2日内勤:

レポーティング、企画立案、情報共有と情報の発信、クライマー界への協力要請などの事務方仕事

・週1日岩場勤:

岩場の情報収集(偵察)、クライマーコーヒーなどでの現地クライマーとのコミュニケーションによる情報収集、リスク喚起、岩場の危険個所整備、清掃、その他の岩場関連の仕事。

例:近くの関連施設に顔を出す (売店との連携、宿泊施設との連携)など

実際には、岩場には、シーズンがあり、大体の目安としてください。シーズンの目安は以下です。無雪期には岩場対応が多く、閑散期の12月以降に地域対応とするのが良いと思います。

1月 閑散期であるので、地域とのコミュニケーションを優先

2月 閑散期

3月 閑散期

4月 岩場のスタート時期 大体、例年第二週

5月 岩場ベストシーズン 海外クライマー対応

6月 シーズン 雨で登れないことが多いので臨機応変

7月 シーズン 雨次第

8月 暑いのでクライマーは減りますが来ます

9月 同様 台風シーズンで登れないことが多い

10月 ベストシーズン 海外クライマー対応

11月 シリアスクライマーのみ来る

12月 同様 第2週くらいから、雪や寒さで登れなくなりそうです。

■ 誰にでもはできない

これは、誰でもできる活動ではなく、

・クライミングをオールラウンドに理解しており、(普通の登りたいだけの若者では無理)

・地域全体の向かうべき方向性を、地域の人を置いてきぼりにせずに伴走し、考えることができる人間で、(地域の観光開発の経験やビジョンが必要)

・なおかつ英語が堪能 (インバウンド対応)

でないと、できないので、公募型では無理です。

【トップクライマー】ギンちゃんのサフィラ M15ー見ました!

 ■ 220円だった…

もっと高いと思っていたんだが…NHKオンデマンド、たったの220円でした。そんなに安いとは知らなんだ。みなさん、もっと見ましょう!

https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2024139789SA000/

いや~、見てよかった☆

なんか、ギンちゃんというトップクライマーからの、一般クライマー…私みたいな?…への応援のようにすら、感じられました。

■ クライミングは各界でリスクの取り方が違う

例えば、アイスクライミングは、決して落ちないクライミング、です。アックスバチ効き以外ないんですから、別にフリーソロしても、いいくらいなんです。ロープつけるほうが、あれこれ面倒が増えるっていうか…。労力は大きいです。

だから、ハンノキ滝冬期単独は、さぞかし大変だったでしょう。アレックス君みたいに誰かに録画してもらったほうがいいです。

誤解が大きいのが、スポーツクライミング。リスクほぼゼロ。コンペも、落ちても、死なないこと確実だから、リスクゼロ。

スポーツクライミングでポロポロ落ちていて、あれを見てすごいねーと言っている人は、お上りさんです。落ちてなんぼのクライミングですし、全く死のリスクほとんどないです。

ビレイヤーに落とされる以外は。

しかし、フリークライミングは、違うんですよね… ルートによる。

■ 張って~

今回のサフィラは、ドライのルートなんで…しかも、ルーフ…いっぱいヌンチャクぶら下がっていましたが…つまり安全タイプってことです。

でも、ギンちゃんは、いつも日本のクライマーらしく、下のビレイヤーに 「張って」と言ってから、ぶら下がっており、無駄にロングフォールなんてしません。

これが私が山梨で教わった登り方です。

海外のフリークライミングの人、ロングフォールをPR動画に使っていたりして、命知らず自慢っぽいカルチャーです。特にニュージーランドとか、オーストラリア、アメリカ。ヨーロッパは、もう少し大人のような気がします。違うのかもしれませんが。

いくらルーフで、何にもぶつからずに落ちれると言っても、コントロールしないでロングフォールしたら、壁に戻るのに、プルージックが必要になってしまいます。めんどくさいでしょ、そんなの。

ちなみに、余談ですが、プルージックで自己確保で登る技は、マルチピッチに出る前に、セカンドでも当然身に着けておかないといけない技術ですよ?みんなセカンドは何も勉強しなくてもできると勝手に誤解していますよね?特に九州人!!!

さて、血圧を上げる前に、ギンちゃんのサフィラに戻りましょう…

■ 標高 = 血液濃度

サフィラ、標高2700mもあった… それで、フィギュア4連続出すって、標高8000mでただ歩くのと同じくらいしんどいのでは???

酸素は、75%なんだそうです。75%の空気がどれくらい薄いのか分かりませんが…。

先日まで立山にいましたが、2500mでも、結構、体調悪くなる子供とかいました。たぶん、ヘモグロビンの血中濃度と関係があると思います。血が濃い男性は有利かと。

下界にいる間にヘモグロビンだけでなく、フェリチンの値を測ったほうがいいと思います。

激しい運動をすると、ヘモグロビンというのは傷つきます。また、フェリチンは血の預金です。預金が多くないと、高い標高ではしんどいです。

私は、今回フェリチンもだいぶ改善してきた、と思ったので、小屋入りしました。それでも、以前より筋力が落ちていたので、歩荷だめだめでした。

高い標高で暮らすと血が慣れてきます。8000mとかでクライミングしたい人は、年中富士山や高山の山小屋で暮らすといいと思うのですが、課題は、クライミングができなくなること。大日小屋は、2500ですが、たぶん、雑穀谷で多少登ることはできそうです。

なんなら、称名滝で日々トレ? まさかぁ?ですね(笑)。

■ 山ヤは、栄養欠損に気を付けろ

前の師匠の青ちゃんは、アスペルガーでした。アスペって、要するに昔で言えば、落ち着きがなく、すぐ慌てたり、口ではなくすぐ手が出たりする子って意味で、昔であれば、別に病気だとか、精神疾患とは認知されない程度の、つまり、スペクトラム、って意味です。

スペクトラムというのは、病気と健康は一続きって意味です。だれだって物忘れしますよね?それとADHDの境目は?つけづらいです。

そんなこと言ったら私もADHDだし。結構、忘れ物多いタイプです。でも、それは集中力の裏返し。

昔の山ヤさんは、自分の生まれつきの才能で、標高に強いこと、筋力があること、なんでもたべれる内臓力、などが自慢です。

しかし、近年、それらは、生まれつきの才能というより、ご両親、特に母親が妊娠中にどんな栄養状態であったか、で生まれた赤ちゃんの体質が変わってくることが分かり始めました。

現代で発達障害の子供や自閉症スペクトラムが増えているのは、母親が妊娠時に糖質過剰だからだと言われています。そして、古くからの日本の食事から肉魚を引いたら、当然、糖質過剰食なのです。日本食でヴィーガンは辞めましょう。

■ メチレーションのタイプを知ろう

アスペや自閉症スペクトラムの人は、低メチレーションタイプと高メチレーションタイプがいます。

https://miyazawaclinic.net/test/

私は高メチレーションタイプ、つまり、セロトニンを非常に多く分泌してしまうタイプです。最新の医学会では、オーバーメチレーションが問題になっています。

話が専門的にそれそうですが…話を戻すと… 

クライミングはメンタルとフィジカルの両方がかかわってくるスポーツ

というのは、誰にでも共有されている知識だと思いますが… クライマーのメンタルの強化は、

 根性論ではなく、オーソモレキュラー栄養医学

ということです。

ちなみに、一般登山者の皆様は、筋力不足です。これも、BCAAの欠乏、糖質主体の食事習慣が基本的原因です。

 糖質 = 持久力

 たんぱく質 = 筋力、内臓、各種酵素、脳内伝達物質、血液… 

血液すら、たんぱく質からできているのです。年を取った山ヤは、BCAAの摂取、朝晩を習慣にしましょう。骨格筋の喪失が防げます。老化というのは、たんぱく質を異化するスピードが、同化するスピードより速いという意味なのです。

フリークライマーは、みなどうも6000mgも取っているようですよ?アミノバイタルだって、2000mgとかなのに。そりゃ強いのが普通です。

■ メチオニンとは?

たんぱく質の同化のスイッチを入れるアミノ酸です。

なので、回復をスムーズにしたかったら、メチオニンが豊富な食材を食べると良いのです。

<メチオニンを多く含む食物>

果物、肉、野菜、ナッツ、マメ科。特にホウレンソウ、グリーンピース、ニンニク、ある種のチーズ、トウモロコシ、ピスタチオ、カシューナッツ、インゲンマメ、豆腐、テンペ。

肉類では鶏肉、牛肉、魚肉など大部分のもの。マグロ、カツオなどの魚介類。

メチオニンにより、同化のスイッチを入れないと、筋肉は分解されたままになります。

お勧めの料理の教科書はこちらです。

サムライレシピ https://amzn.to/3yzgARK

たぶん、日本の伝統食では、私のように高メチレーションの人にとっては良くても、低メチレーションタイプの人には、メチル基が足りなくなるかもしれません。

■ どっちのタイプか?

性格で大体分かります。正確には、血液検査が必要です。

低メチル化でみられる症状、性格

  • 競争心が強く、完璧主義
  • アレルギー体質
  • 強迫的(いつも同じでないと気が済まない)

メチル化回路が回っていないため、セロトニン、ドーパミン共に少ない傾向にあります。

セロトニンが少ないため、SSRIは効果的で、ドーパミンが少ないためドーパミン渇望の依存症状が出てきます。ヒスタミンがメチル化回路の産生物SAMeで処理されないため、アレルギー症状が出現しやすくなります。三大症状は以下の通りです。

◆強迫神経症状  (レストランで毎回同じを注文するなど)

◆季節性アレルギー(花粉症、ぜんそくなど)

◆完璧主義    (完璧主義すぎてかえっていろいろな事が出来ない場合もあります)

ドーパミン合成が比較的少なく、強迫的なまでに規則的な生活をする。また、ドーパミン渇望によるアルコール、たばこ、ギャンブル、砂糖などの依存症が強くある。

高メチル化でみられる症状、性格

  • 不安、不眠
  • しゃべり始めたら止まらない
  • 音楽的、芸術的なセンスあり

セロトニン、ドーパミン共に多く産生されます。セロトニンが多いため、SSRIでは効果が見られません。

鬱に加えて、強い不安、パニックの傾向があります。不眠の方も多いです。ドーパミンが多いため、芸術的、音楽的な才能があります。

ドーパミン過剰のため、やや早口の傾向があります。時には多動になることがあります。花粉症は少なく、食物、化学物質過敏症は多いです。むずむず足症状が出ることがあります。

https://miyazawaclinic.net/biotype/ より引用まとめ

■ ギンちゃんは?

ギンちゃんは高メチレーションタイプではないかと思います。

途中、一日部屋に引きこもって、出てこない日があった。みんなに、彼のクライミングを批判された日です。

でも、ちゃんと登りなおしていたし、等身大の彼を見せてくれたと思います。

世界の5本の指に入る、トップクライマーが、パワーセーブしたがるのに、なんで、一般クライマー女子の私が、落ちるの嫌がるからって、チキン呼ばわりされないといけないのでしょう?

しかも、チキン呼ばわりしてくる人、私と同じ壊れやすい肉体を持っているわけじゃないのに?

リスクは人それぞれです。私が8m落ちたら死ぬけど、筋肉もりもりの男性なら生き延びます。

女性は更年期になると、女性ホルモンが減り、体質が変わります。そうでなくても、男性でも、若いときは怖くなかったところが、年を取って力が弱くなれば、当然怖くなります。50代も後半になると男性更年期で私が言っていることが分かるでしょう。

南裏健康さんだって、私が墜落したあの日、5.10bでテンションかけていたんですよ?私が5.10Aで落ちても不思議はないです。それより、墜落を止めてくれなかったビレイヤーの過失だと思います。

私は、高メチレーションタイプなので、しつこいのです(笑)。

さて、私はギンちゃんは、いちど、栄養療法の専門医…

 溝口徹医師

にかかり、栄養に関するアドバイスを受けることで、スタミナが大幅にアップすると思います。特にビタミンB50。

Youtubeで人気のなかやまきんに君の栄養監修もしている先生です。

もし、紹介が必要であれば、先生紹介します。当方、オーソモレキュラー栄養医学のエキスパート(ONE)という資格取得者です。

血液検査の結果を見ないで、できるアドバイスとしては、

・毎日たんぱく質を体重の1.5倍程度はきちんと毎食摂ること、

・ビタミンB50を摂ること、

・ビタミンC 毎食1000㎎×3回

です。もしかすると、私にはナイアシンが著効したので、ナイアシンで彼も体調が大幅にアップするかもしれません。B6は特にメンタルに聞くビタミンです。

購入はiHerbが定番ですが、トップクライマーなので、最高品質を…という場合、私は医師レベルのサプリを購入する権限を持っていますので、購入代行いたします。

溝口先生には、小鹿野のクライマーズMTGの日、お会いして、ツーショットを取ってもらってきました☆

私は、クライマーに世界最先端の栄養情報を提供し、バックアップすることを使命としたいと思っています。

最後余談ですが、NHKはクライマー界を分かっていない。ギンちゃんのクライミングやクライマーとしての評価をする、先輩フリークライマーは、平山ユージさんではなく、天野和明さんが適任ですよ?


参考:

栄養素のチカラ https://www.youtube.com/watch?v=3urh4z3LkX8

当方サイト: https://allnevery.blogspot.com/p/what-you-should-eat.html


初心者向けのルート選択方法

今日は秋晴れの大快晴で気持ちが良い一日です。

■ かっこいいクライマーでもセーフクライマーではないことは起こる

奥村さんはちゃんとしているし、かっこいいクライマーだけど、記録がPRする内容はセーフクライマーじゃない。

ちゃんとしているし、オピニオンリーダーでもあるけど、セーフクライマーではない、ということは、どんなクライマーにも起こりえる。杉野保さんもそうでした。

私自身も記録の上では、タブーである単独ソロを行っていて、記録の上ではセーフクライマーではない。

自分が危険を凌駕できると思わない限り危険には挑まないのがクライマーの資質なので、記録の上ではイケイケクライマーでも、登りはセーフクライマーなのかもしれない。そうかどうかは、相手を見るまでは分からない。

思うに、

 男性同士の競争の中で、

 アルパインから脱落した男性が、(昔は全員アルパインスタート)

 フリークライミングに転向した場合、(スポーツクライミングはオリンピックレベルの世界)

 最高難度で勝利を勝ち取れなかった場合は、(若さの勝負)

 戦略的に、危険度を上げて自己PRするしか、仕方ない (ほかに勝てる要素がない)

のでしょうが…。

しかし、現代では5.13にRをつければかっこいいけど、5.9にRをつけても…。

 昔 : 5.9にRをつけてもカッコよかった

 今 : 5.13にRをつけないとカッコつかない

現代では記録的なクライミングは、13から上なので、危険度を加えるというカテゴリーでオンリーワンになっても、カッコはつかない。

歴史的に見ると、クライミングの歴史は、

 未知(冒険性)

 困難度

と進化してきており、困難度の追求は若い人の世界にならざるを得ない。

時間の不可逆性はだれしも襲うものなので、トップを走り続けているクライマーの発展は、困難度ではなく、例えば、

 インタレストグレード。

登って面白い課題に発展していく、それが次なる発展だろう。どうせ登るなら面白いルートのほうがいいですよね。

つまんなくってタダ危険なルート、誰が登りたいんです?

■ インドアジム出身化

ほとんどのクライマーが、インドアジムスタートのクライマーという現代化で、ジム出身のクライマーは、インドアで5.9が登れたら、外の5.9にも同程度のリスクで取りつけると思って外岩に来る。

ので、むしろ 外岩課題の5.9にリスクを付けたら、想定される以上に危険になり、それはもはや5.9とは言えなくなる。

落ちれない時点で、もはや”初心者向け”とは言えないです… なぜなら、5.9というのは、初心者向けグレードだからです。そこのところの理解が難しいんだろうな。

要点は、

  リボルト = ボルトの更新だけでは、安全性はアップしない

です。

クライミング界は、

ボルトが遠いリスクも含めてグレーディングしてあるルート 例:ニンジャ)と、

(単なるサボりで5.12が登れる人が作った、ボルトが遠い5.9 例:斜陽)

の見分けがつかないことになっており、

 初心者が登るグレードである5.9に5.12の実力を要求するようになっている課題

との区別がついていない。

ので混同して議論される結果、ニンジャを容認したため、斜陽も容認しないとならない、ということになっているのです。

なので、ジム出身クライマーの外岩デビューについて、本当を言えば、安全マージンという面で見れば、外岩5.12がトップロープで登れるようになるまでは、外岩の5.9をリードするべきではない。

もっと具体的に言えば、

5.12の実力前提で打たれた5.9の課題が見分けられるようになる

それがどのようなものか?自らの実感で分かるようになるまでは、全員トップロープで登れ、というほうが本当なのです。

おそらく、昔はそういう風に育てられていたのでしょう…。私は比較的昔風の育てられ方をしたと思うのですが、例えば、アルパインのゲレンデと言われる岩場に朝から夕暮れまで通って、一日中マルチピッチを先輩のセカンドで登るということをしていました。

クライミング界の初期レジェンドのガメラこと菊池さんなんて、バリエーションルートに出たい人は、5年はトップロープ限定でセカンドで先輩のあとをついて登れ、とか言っています。

ところが、クライミング界は、クライマーの自己責任論が闊歩して、誰も初心者の安全を見守る人がいないわけです。5年連れて回る先輩なんていません。私ですら、連れて回ってもらったのは、1年ですし、それも、月に1回みたいなレベルです。(それでも非常に勉強になったので、先輩には感謝していますが)

そうした5年の修業期間がいらないから、フリークライミングが愛されるようになった、というのが正しい順序なのかもしれませんが。

さて、現代で、その一人前になるまでの5年間、レッドポイントクライマー(5.12波状攻撃型のクライマー)からの厳しい追及に耐えられるクライマーっているのかなぁ???

現実的には、5.12波状攻撃では、瞬間風速で5.12が登れたというだけで、実際の登攀力はついていないと思われます。

ところが、5.12という数字はクライマーの最低能力と目されているため、1本でも登れたら、5.12クライマーだ!という風に自己申告する、というクライマーが量産されてしまいます。

私の知っている事例でも、俺5.12登れる、と自己申告していた30代のクライマー君は、外岩の5.10c(5.9と書かれた実質5.10c)で2時間半もかかってエイドも出してやっと登れるというクライミングを見せてくれました。しかし、それでも挫折や経験と言うよりは、楽しく登れた記録になっており…、自分の自己イメージと実力の乖離についてはあまり自覚がないような気がしました。

他のクライマーもそうで、同じく5.12は登れますというクライマーが、5.10bで落ちていたり、などなのですが、この、”落ちる”という事実をもってしても、「この岩場には俺にふさわしい課題はない」と言うほどの実力過信を改めさせてやるだけの現実認知には至らないみたいだった。その岩場では、10bで落ちているのですから、実力は10b程度と考えるのが相応ですよね。そうは考えない人が一定数いるのがクライマー業界です。

もう一つの事例としては、ロープの屈曲です。長ぬんで伸ばさないといけないところで、伸ばさない人でも、グレードだけなら、5.12。ロープの伸縮性で安全は確保されるのでいあ角にロープが当たっていたら、安全なビレイにはなりません。

というので、(現代のジムだけで登攀力を上げたクライマー)と、(日本の古い岩場)の組み合わせは、非常に危険をはらんだことになっています。

日本の岩場は昔風に先輩に見守られながら育ったクライマーには安全だったのです。

その上、自分の無責任を相手の責任に転嫁する形の、”クライミングは自己責任という合唱”が、成長過程にあるクライマーを追い詰めると思います。

それもこれも、5.9をリードできる能力がある人が安全にリードできる課題が日本国内に用意されていないから…。

以下が私が考えた対策です。

1)初めての岩場では、マルチではなくても、2グレード下げたところから登る

2)トポから課題を選ぶ際は、20mなら5ピン以上の課題を選ぶ

3)1ピン目はプリクリップする

4)3ピン取るまで落ちないで登れそうな課題を選ぶ

5)下部に核心がある課題は登らない

6)岩場に詳しい人にどの課題を登るのが安全かのアドバイスをもらう