2024/05/20

【アクセス問題】世界のトップクライマーTommyから成功事例のお知らせ

どうも、買い取って保護区する、という事例がトニーはお気に入りのようですね。

そういえば、八面でも買い取ってもらいたがっていました。地元は

以下引用・・・・・・・・・



 Cochamo!

I love this story so much! A bunch of climbers and hippies rally together, get creative and ultimately negotiate a deal to save a valley not unlike Yosemite. This path for this was paved by conservationists showing the locals that the land was more valuable intact than used for extractive industries. A dam was planned up the valley. Roads and power infrastructure were to be built.  The developer was convinced by the climbers and hippies to sell it into protection. It’s taken years of work, lawsuits, and a ton of creativity to pull this off. 

Imagine being able to buy Yosemite for $63 million! Seems like a good deal to me. But we still need to raise the money. It’s rare to come across a land protection issue with such a simple solution. All we need is the funds. This should be a no brainer for the climbing community. 

I’m likely going to be talking about this quite a bit in the future. For now, If you want to donate go to the link in my bio.

コチャモ!

私はこの物語が大好きだ!クライマーとヒッピーの一団が結集し、創意工夫を凝らし、最終的にはヨセミテとは似ても似つかない渓谷を救うために交渉する。この道は、自然保護活動家たちが、この土地が採取産業に利用されるよりもそのままの方が価値があることを地元の人々に示すことによって切り開かれた。渓谷にはダムが建設される予定だった。道路や電力インフラも建設される予定だった。 開発業者は登山家やヒッピーたちに説得され、保護区に売却した。これを成し遂げるには、長年の努力と訴訟、そして膨大な創造性が必要だった。

ヨセミテを6300万ドルで購入できることを想像してみてほしい!私には良い取引に思える。しかし、まだ資金を集める必要がある。これほど単純な解決策を持つ土地保護問題に出くわすのは珍しい。必要なのは資金だけだ。クライミング・コミュニティにとって、これは当然のことだろう。

この件に関しては、今後かなり詳しく話すことになるだろう。とりあえず、寄付をしたい人は私の経歴にあるリンクからどうぞ。


DeepL.com(無料版)で翻訳しました。


2024/05/19

【クライミング心理学】自尊心の根拠を周囲との比較によると、自信過剰が起こる

■ 自尊心の根拠を周囲との比較によらないことが大事

今度立山に行くので、『日本登山大系 劔・黒部・立山』を読んでいるのですが…

概念図見ただけで、険悪。めちゃごちゃごちゃしている。

さすが、日本一の山…劔。 出てくるルート、どれも難しいのばかり… 

このエリアでは、私の行ったことのある真砂尾根は、長いけど、もっとも簡単に行けるものでした。あれ、K先輩の愛が詰まった山だった。なけなしの、簡単ルートを出してくれたんだなぁ…後輩のために。もしかして、めっちゃ血眼で、この本を読んでくれたのかもしれない。

この劔周辺のテクニカルルート(バリエーションルート)を見ながら、こんな環境で育てば、まぁ九州に育つクライマーとは、天と地の実力差になるよな~。と思った。

難しい自然、厳しい自然は、人を謙虚にする。

■ ぬるま湯で育つと自信満タンになる

九州の人が、たいしたクライマーでもないのに、自信満タンなので、かなり驚いたのですが、同じことが若い人の起業にいえる。

え?このレベルで?ってレベルでコンサルタントと称して、とても、その金額だけの価値がないような商品を売っていて、えー?!詐欺が横行している!って思ったんですが…

良く考えてみたら、一般的に地方都市って、優秀な人は、大学でぜんぶ東京大阪に吸収されてしまい、残っている人は優秀な人がいないのです。

だから、周囲と比べて、自分を判断する癖がついていると、

 え?俺ってもしかしてイケてる?

ってことになる…。それは、自分が優秀なのではなく、ただ周囲がレベル低いだけ、という可能性について思い至らないんですね…。

特にそういう人は、客観視する力、メタ認知力が弱い。

ビジネスなら詐欺行為まがいになって終わりだが…ところが、自然界というのは、比較値、ではなく、絶対値なので、比較値で、高止まりした自己評価で、自然界に挑むと、そりゃ当然、実力不足を露呈して、人はポロポロと死ぬ羽目になるわけです。

現代はフリークライミングの時代ですが、フリーではグレードは主観であり混乱していますので、5.9が登れるから、というので、とりつくと、安全のためには5.12のスキルが必要で、振り落とされます。

というのは、日本の5.9は、”みんなにとっての5.12が、俺にとっては5.9”という自己顕示欲の道具として作っているので、実際は、5.9ではないからです。

その状況で、同じ”5.9”でも、入門ルート、という意味合いになってしまった現代フリークライミングの世界から、若い人が来て、5.9だからという理由で取りつくので、落ちてしまうことになります。なんせ、5.9って人工壁なら登れない人がいないくらいのグレードです。

グレードがあることで、逆に詐欺みたいなことになっている。

■ アルパインのⅢ級を信頼していいのかも、謎ですね

同じことで、アルパインのルートは、日本全国での統一的なモノサシがあると思っていたのですが、たぶんなかったんじゃないですかね? 

日本登山大系が編纂されたころは、ネットもないし。

Ⅲ級って書いてあっても怪しいかも?です。 

称名の滝は超・悪そうな書き方されていましたが、他にもゴロゴロ、悪そうなのがありました…でも、ユースケさんたちがネパールに趣向を変え、国内登攀は、そこまで追求していないところを見ると、本当のところでは、トップクライマーにとっては、国内のルートには、やはり、すでにめぼしいの、魅力的なの、は、存在しないのではないか?と思います。

単に、もろくて、悪くて、寒くて、Ⅲ級だったら… リスクリワードレシオが悪くて、何が楽しいの?ってなりそうですよね。

ワタシでも登れそうな、600mのルートとかある。登れそうというのは、600mでも、ピッチ数で言えば、50mロープを使えば、12ピッチにすぎないので、インスボンでマルチ2本を一日で登っていた実績からすると、まぁ、時間的に登れない…現実味がない距離ではない。

このように、実績に基づいて実現可能性を計算するのが、合理的な自信です。

でも、一般的に歩きでは、普通の人が、標高300m/時 歩けるのが標準的な体力なので、丸一日かけて600m登るのは、優位な戦略ではないですよね。

尾根や岩壁はこんな感じ。そして、谷は険悪そうで、楽しく優しそうではない… ゴルジュだらけで、ゴルジュって、逃げ場がないって意味だ。

北又谷本谷は、本邦屈指の美渓とありました。わお、行きたい。

やはりアルパインのルート、山にあるルートに求める最大の価値は、”美しさ”ではないでしょうか?

■ 高地トレーニング

今回は、標高を求めて高地トレーニング的な滞在なので、一般ルートしか歩く予定ないけど…劔も登る予定はないですが…なんせ夏山は混んでいるので、混雑がリスクです。

しかし、小窓尾根や別山尾根、源次郎尾根を眺めてきたら、まぁ満足かな?

秘境阿曽原温泉に行けるのが楽しみです。

オマケ:マーカス・ガルシアのメンターシップ

MARCUS GARCIA Full Interview from Climbing-Grief-Fund on Vimeo.

2024/05/18

【海外クライミング指導ビデオ】Fallの練習からでした


フォール
 小さいフォールから、手繰り落ちまで、3種類。

【開拓】下降点は、複数ルートに一つ & Ledge to Ledge

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■ 支点整備について

最近山のルート整備とかで、やたらビレイ点をいいボルトを打う動きがあるけど、ちょっと待ってくれ、なんでボルトを打つ必要があるんだ。

海外の山のルートとかで気づいたのは下降ルートの支点はチョック、ハーケン、スリングチョック、岩角にスリングでボルトなし。がおおく、下降ルートは岩にひっかからないように直線的にしており、別に登攀ルートを降りる必要性がない。

なので登攀ルートもそこが下降に使用していなければ、なにも残置なし

現在の支点整備の動きがあるけど、これは逆行で、支点を全てを取ってしまった方がいいと思う。

そして、下降ラインを少ない支点で降りれる箇所に設定したほうがいい。

何もすべてのルートのビレー点を整備する必要はないですね。

壁全体でいくつかの下降ラインさえあれば、他は本当に必要ないものです。

でもって、しっかりした支点であればボルトの必要ないです。

どの場所からでも、しっかり降りられる、というのは、まさにクライミングの退行です。ピッチの区切りも、残置ハンターにならずにすむし。自分で考えるクライミングができます。

なぜトポに従ったとおりに、皆ピッチをきるのだろう? 創造性がないなあ。

例えば、錫杖の注文の多い料理店等は、3ピッチでいけます。やはり、レッジToレッジで、行きたいですね。

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■ こんなの、当然だと思っていた…

わざわざこのようなことを語る人がいるということは、

 ボルト再整備

する人たちは、適切な知識なしでやっている人が多いのかもしれませんね?

終了点と、中間支点は違う。

大事なのは、中間支点の強度、のほうですよ?

さらに、ボルト一点で、トップロープとかは、よろしくないです。その場合は、上の支点で、バックアップを取ります。

しかし、手首くらいのサイズの木を懸垂下降の支点にするとか、けっこうアルパインでは良く出てきます。

懸垂下降は技術的には、難しくありません。

難しいのは、立木の強度の見極め、のほうです。

みんな信頼して使っているけど…けっこう信頼性ないですよ?

Ledge to Ledge だと、登り切ったら足で立てるので、

 終了点自体が存在しない

です。

昔のルートは、40mロープの都合で、Ledgeではない、中途半端なところで切られていることもあるので、そのような場合はつないで構わないでしょう。

今の時代の標準のロープ長さは、50m、もしくは60mですので。

アイスでは、120mロープで登っていました。

【クライミング事情】見晴らし岩のカットアンカー

 昨日行った見晴らし岩。



取り外されて?外れて?落ちていたカットアンカー。まぁ、みたとこさびておらず、とりあえずは、ぶら下がるだけなら、大丈夫そうです。

たぶん、トップロープソロする程度なら、まぁ大丈夫でしょう。

誰かがわざと、外して置いてくれたんですかね? さすがに手では外れないでしょう。

【クライミング技術】本格クライマーはロープ外付けがお嫌い

Trad climbing on the cliffs of Rhoscolyn, North Wales

これは、イギリスのクライミング教育映像です。

しかし…こんな汚いロープ外付けの仕方をしたら、日本では、絶対、注意を受けます。


私も一度、南沢でやって、枝にひっかかったロープが気が付いたら、花魁道中のようになって、後ろをゾロびいていました・・

ロープが凍り付いてカチコチになりました… 以下リンクは、当方のアイスサイト。


■ 世界のクライマーは、作法ができている

ユージさんと大西さんのパッキングに注目。

一流を観察して学ぶとは、こういうことですよ。



センターの指導では、外付けはいろいろ文句言われます。

私は、すでにできている状態で、青ちゃんに出会ったので、いいね!されて、別に指導は受けませんでした。

あんまり外付けがひどいと、指導者によっては、かなり文句、言われますよ。

特にボトルの外付け。転がって落ちるので。

気を付けましょう☆

【クライミング心理学】自己愛憤怒 Anger Range

■ 自己愛憤怒が原因?

パタゴニア動画にも描かれている、クライミング界の歪み…

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・クライミング界には、女性クライマーへの性的虐待がはびこっている。

・ジムクライマーが外岩に出るときに、事故が多い。

・岩場のアクセス問題が多発している。

・家庭生活を犠牲にした、名誉一辺倒のクライミングが既定路線になっている

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この原因は?

自己愛憤怒ではないか?と思います。 

自己愛憤怒とは?

こちらに詳しいです: https://crcm.jp/anger-rage

■ 自己愛性と境界性の方が多い…

歴史的経緯的に、クライミングや本格的登山は、

 ・名誉を競うモノ

でした… 一等賞を競う世界だったということは、大量の敗者を生み出したということです。

歴史のあとに残るのは、大量の敗者の山…。もちろん戦いに敗れた人たちは心に傷を負っています。

きっとそういう人たちが、過去の栄光を手放せないでいるのでしょう…

そして

憤怒のチャイルド化

しているのでしょう…

■ 捨てる!捨てる!と連呼

見捨てられ不安なのかなぁ?

が、前の師匠から、一番感じた、心理的な歪み、でした…。

というのは、私がラオスで、別の男性クライマーと組んで登っただけで、お顔真っ青になって、俺なんかみたいな発言するんです…。えー?

そして、韓国では、みんなで行こうと誘われているのに、その話が私経由で来ただけで、「あいつらは女に手が早い」だの、「もう君とは登らない!」など、大騒ぎ…。私がクライマーとして自立することを阻止しようとする…。

のが、なんか変、なのでした。普通は、師匠は弟子が、自分より登れるようになると喜ぶものです。

こないだギンちゃんが天野さんと登った話を聞きましたが、やっぱりそうでしたよ?

■ 私がワタシであることをなんとか相手に認めさせようと躍起だった相方

最後の相方は、私は自分のグレード…10代を全く恥ずかしいとも何とも思っていないのに、なんとかして、私の価値を、周囲の男性クライマーに認めさせようと躍起になっているようでした…

例えば、私が持っている人脈を提供させられようとしたり…

語学やワインの知識を使うように、示唆されたり…

最後は、ボルト付きの沢は危険だ、と言うと、結構、逆ギレしていました。

さらに、認められたい思っているらしい周囲の人たちを林道の運転が慎重すぎると言って否定したり… 

どうしたのかな?って感じでした。林道の運転はゆっくりのほうがいいと私は思うけどね。

南ユウタさんのブログによると、これらの症状は

 境界性

 自己愛性

のパーソナリティ障害で説明がつきます。



自らの正当性を一ミリも、疑わないので歯止めが効きません。がポイント。

危険なルート設計のルートをそのままにしておく、と答える人も、同じですよね…。

というので、心理学で、私にクライミングで起きたことの謎が解けつつあります。

 師匠=境界性

 相方=自己愛性

だったんですね…。

■ インチャが出てこない

最近、私のインナーチャイルドは、防衛機構が働いて、出てこないんですよ。

つまり、私の防衛は、

 自己愛憤怒に対する自動反応

だったみたいです。https://youtu.be/ZWzXpzjQJkU?si=WchBMFAieKrxgAM9

水に落とされたトラウマは、だいぶ解消してきており、今では、バタフライを周りの人が遠慮して場所を開けてくれるくらいスイスイときれいに泳ぎ、水を得た魚状態ですが…

自己信頼が回復してきてみると、私はスケープゴート化されたゴールデンチャイルド、としてクライミング界で育ったようです。

参考:https://rinnakamura.hatenablog.com/entry/2022/05/23/085526


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雪山⇒山岳総合センターリーダーコース⇒師匠1⇒保科・菊池・故・吉田スクール⇒山岳会⇒師匠2⇒海外登攀⇒積雪期ガイドステージⅡ取得&登山総合ハンドブック出版

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という成長の奇跡は、ゴールデンチャイルドのものですよね…

そして、その後の九州に来て以来の、

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 悲惨な現状レポート

 ⇒ 九州で自分が作ったコミュニティから追い出される

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という流れは、スケープゴート。

しかし、これのおかげで、遅まきかな、

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日本の山岳上位団体は、日本国のクライミングが世界に後れを取っている異常事態に気が付き始めた

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のでした…。

なんせ、黒田論文も出たし、日本のボルトや終了点の異常さについては、世界のUIAAから、安物指定、受けてしまったくらいですから(笑)。

ま、私自身はかなり嫌な思いをしましたが、終わりよければすべてよし、ですかね?

■ この経験は私に何を気づかせようとしているのか?

それよりも、私自身について、大事なことは、

 これらの経験は私に何を気づかせようとしているのか?

ってことです。

今、私が気が付かねばならないことは何なのでしょう?

クライミング界には私が必要だ? ⇒ うーん、そうは思えないなー

私にはクライミングが必要だ ⇒ うーん、そうも思えないなー

私には山が必要だ ⇒ Yes!!

私には、父親からの愛情が必要だ ⇒ Yes

私は何かを怖がっている ⇒ Yes

私は何を怖がっているのか明確に出来ていない ⇒ Yes

落ちることが怖いのか? ⇒ そりゃそうだけど、それ当然ですし。しかも落とされて頭7針縫っても、次の日登っていましたから、別に怖がっていないですよねぇ?

遊びたい? ⇒ Yes

なんで? ⇒ 十分していないから卒業できない

何して遊ぶ ⇒  さて、何して遊ぼうか???思案中‥‥ZZZZZ... みたいな感じです。

というわけで、楽しい遊び、募集中!

夏は立山でバイト。そして、帰りは阿曽原温泉の予定です☆楽しい!!

<関連記事>

師匠は境界性

【セラピーハイキング】三瀬ツアー おフランスの方とセラピーハイキング

■ ガイド活動

昨日は、セラピー道場を開催されているH田さんに呼ばれて、登山ガイド活動をしていた。

クライアントは、フランス人女性。ジュリエットちゃん。日本に来てWwooferで活動しているそうだ。

(知らない人のために説明すると、Wwooferは、有機農法を学ぶために労働と食・住を交換する仕組みとしてスタートした活動だが、転じて、なんらかの短時間の労働をすると、食・住が交換できる仕組みとして、若い外国人が日本を無銭旅行する仕組みになっている。ちなみに海外放浪してきた、という日本人も多くが同じ方式でやってきた人が多い。Wwooferでなくても海外では、掃除することで無料になるバックパッカー宿は多い)

■ 日本のきめの細やかな自然に感動する外国人

ジュリエットは、南フランスの出身だったけど…日本の自然のほうが素敵だと思うそうだった。

私の目には、ただの荒れた放置林で大感動し、崩落秒読みの林道で写真を撮りまくっていた(笑)。

そこで、日本は、戦後、大量に植林したが手入れがされず、50年生になっても、線香林で、間伐が必要だが、高齢化で出来ないことなどを伝える。すると、50年経過した立派な杉と間伐が必要な貧弱な杉の違いが分かるようになったみたいだった。

林道も崩落がすごい。この林道の作りが自然崩壊になっている現状を解説したら、のり面の怖さも分かったみたいだ…雨の日に、なぜ山の中に来てはいけないのか?ということも。

教育は大事ですね。

のり面が2m以上の高さがある林道は、土砂滑りの危険がある…ということ。

その下に家がある、なんて、日本の田舎では日常茶飯事ですけどね…

とはいえ、林道には、食べれる山野草もいろいろ出ているので、あれこれ紹介。食べてはいけないマムシグサなど、やっぱり目につく草に目がいくものだ。

ナルコユリが出ていたが、とっさに名前が思い出せず…帰ってから思い出した。

■ 彼女の核心は、宗教でした

気楽に山の話をしながら、なぜ日本に来たのか?などいろいろな話をしてみて、何が核心なのか?いろいろコーチとして探ってみた…

結局、彼女の悩みの核心は、宗教でした。

なんと、アルジェリアのムスリムの母とフランスカトリックの父の間に生まれた方でした。おフランスは民族問題複雑。

どっちも、一神教ですよね…と水を向けると、そこで葛藤している姿がうかがえました。

具体的には、現代女性としての先進的な生き方と保守的な生き方のどちらを取るか?みたいな葛藤があるそうでした。

そこで、そこからは、日本のマルチプルな自然崇拝の実践、に切り替えました。

未開の道を歩くには、自然界からの強力な支援が必要だと思うからです。よって立つのは本人の心ですが、そのサポートは自然界とのつながりで得ることができます。

どこまで、彼女が自然界の声を聞ける人になったか?は未知数ですが…手法としては、

1)山ヤ歩きを教える (早い歩きが良いわけではないことを伝える)

2)音を立てないで歩く猫足を伝える ちなみに、猫足はクライミングの基本です。

3)できるだけ休憩を取って、その場を感じること伝える

4)山の音に耳を澄ますことを伝える

5)ガイド任せではなく、自分の好きなところで休憩を取ってもらう

6)良い質問をする (例:あなたは日本の人に自分をどんな人として覚えてもらいたいですか? あなたをアルジェリア系フランス人として規定するものはどんな資質ですか?)

でした。

特に効果があったのは、2)の猫足。歩きが丁寧になり、音にも気が配れ、山の息吹が拾えるためには、必ず実践したほうが良いスキルだと思いました。

だいたい、山で自己顕示欲なおじさんたちって、ドスン、ドスンって感じか、クマもいない九州でクマ鈴付けているか、ですよねぇ…(苦言)

彼女自身は、2)でトランスに入ったと思います。口数が少なくなったことで伺えました。

6)の質問ですが、

 ・学びにどん欲な人だと思ってもらいたい (まだ与える側ではなく、もらいたい側の人みたいだなぁと個人的感想では思いました)

 ・アルジェリア人のジェネラスな資質と南フランス人のジョーク好きな陽気さ

だそうでした。今の彼女は、倹約旅行のケチケチ路線&クラーい顔でしたが、そのことは黙っておきました(笑)。若いときって迷いますよね。

ワタシから、山道を歩きながら彼女に与えた示唆は、

If you don't know where you going, any road will get you there.

です。トレイルを外して歩く、ということができていない姿からも、ちょっとうかがえました。フランス人に限らず、目の前に道があれば、それしか選択肢がないみたいに見えてしまうものです。

■ 山を師匠とする

山から、人生を教わるには、観察眼が必要です。

ジュリエットと岩の上に座って、山の声に耳を傾けていると、私の目に尺取り虫が飛び込んできました。

ははーん。このように進みなさいって意味ね!とピーンと来た私。

尺取り虫は、その名の通り、一歩一歩しか進まないのです。一歩進むごとに周囲を探索して、めちゃ確実な一歩しか出さない。

それでもめっちゃ遠くに行きます。

それで、これが、今21歳で人生をどう生きるか?決めかねているジュリエットにはぴったりだと思ったので、この尺取虫の在り方から、学ぶ、ということを紹介しました。

もちろん、これは事例で、別に他のなにから、学んでもいいのです。

他の事例としては、今回は、アブがありました。一度探索でブーンと来たけど、こちらが慌てず、叩いたりしなければ、刺されもせず、アブは去っていきます。人間がギャーギャー騒ぐと攻撃してきます。蜂も野生動物も同じです。

■ 素敵なおじさんにあった

今回は、鬼が鼻岩で、素敵なおじさんとの出会いもあった。

おじさんはお昼寝をしようとしていました(笑)。

あれ、おじさん、お昼寝するの~?ここ、秘密の場所があるから教えてあげようか?ということで、私のようなクライマーしか知らない秘密のスポットへ案内。

おじさんによると、お昼寝を快適にできる期間は非常に限られていて、今の時期だけで、もうちょっとすると虫が湧いて、快適性はなくなるそうです(笑)。わかるわー。

甲府では、4月でもう夏山でした。背振も、すでにハエたちが主導権争いをスタートさせていました。

おじさんの山の楽しみ方が素敵でした。

■ 西洋文明

最後に、1000年のかつらの巨樹に連れて行きました。

ここ、前にナルシストのアラーキーと一緒に来たときは、神様がお留守になってしまって、びっくりしたのでした。私一人で来たときはいたのに。

ジュリエットちゃんではどうでしょう?

彼女は、かつらの木の生命力そのものよりも、樹齢1000年の情報のほうに心動かされたみたいでした。

どうも、神様もあちゃーと思ったみたいでしたが、まぁ、とりあえず、立ち去られはしないみたいでした。

■ 温泉未遂とフキ

帰りに温泉によってもいいよ、というと、とっても嬉しそうだったのですが…なんと現金をもっておらず、連れて行けなかった…。うーん?1円もお金を持たないというのが、まぁ若さなんですかねぇ?甘えを感じました。持っていなかったら、与えられる一方でいることが可能だからです。

帰りに、林道で、この機会を作ってくれたH田さんにお礼でフキを摘みました。

フキ、いい匂いですよねぇ…。

自分に良くしてくれようとした人に返礼したい、報いたい、そういう心理的な細やかさも、おフランス出身だと難しいようで、ふーんって感じでした(笑)。でも、日本の子供と同じですもんね。

日本人のお土産文化は、相手への気遣い。

帰ったら、H田さんが首を長くして帰りを待っており、私はお土産にパンをもらって帰りました。

私のほうはコーチングして疲れたので、帰りに水辺に寄って、除霊?スピリットを鎮めてから、帰宅しました。全然違います。清らかな水に足を浸してしばらく瞑想して帰ってきただけですが…。

以上が私が今日、セラピストとして行った活動です。解説しないと誰も分かってくれないので解説しました(笑)。

2024/05/16

【クライミング事情】危険なルートは、そのままでいるべきですか?

https://www.accessfund.org/latest-news/climbings-hottest-topics-we-asked-you-answered より引用

米国アクセスファンドからの情報です。

■ 新標語

冷静に考えたら、だれでも、不必要なリスクを取る必要はないと思うと思うんですが

 しなくてはいけないときに取っておくのがランナウト

っていうのが、新標語にいいのでは?

■ その他の質問

1)クラッシュパッド、フィックスライン、工具などのギアを隠しておくことは可能か?

ダメ56% 

2)他人がLeave No Traceを無視しているのを見たとき、クライマーは声を上げるべきか?

Yes 76%

Leave No Trace は、残置しない、うんこ含め、という意味です。

大体の問題が、条件によりますね。

ただ危険なルートについては、危険なまま保存すると答えた人は、約3割。

そのルートの性格を変えるとしても、多くの人が危険な目に合っていれば、ルートを安全にする、と答えた人が63%。倍です。

クライミングは、わざと危険にしなくても、もう十分に危険なんですよ。

この声が聴かれず、年功序列的、年少者の譲歩によって、危険が放置されているのが、日本国。

それを知らず、のこのこ登りに来る外国人に警鈴を鳴らしているのがワタシ。

■ 過保護な安全の九州クライミング

で、なんと、九州の現代クライマーが志向しているのは、

 どんなルートでも可能な限り安全であるべきだ、の9.8%のほう…

沢にすらボルト打っている…。

どんだけ安全志向なんですか?

しかも、沢にボルト打ったら、それは安全なのではなく、ロシアンルーレット…安全化したつもりで、逆に博打になっている…という本末転倒具合…(汗)。

頭悪いという以外に、どう表現したらいいのかな? 

(ああ~、またディスってしまった(汗)。すいません。)

■ 罪悪感不在

ボルトを打つことに、罪悪感が不在なのも、九州でおかしいな…って思ったことなんですよね…

この感覚が普通ですよね…。九州では平気で岩に穴をあけまくっているんだけど、なんでなのかな?


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2024/05/15

【クライマーのための分子栄養学】 黄体期に糖新生に関与するアミノ酸が運動中に低下する

 ■ 黄体期に糖新生に関与するアミノ酸が運動中に低下する

やっぱりなぁって感じです。力でないですもん。

https://research-center.juntendo.ac.jp/jcrws/cms/wp-content/themes/jcrws/assets/pdf/research-products/coaching/strengthening_support_report/report.pdf より引用



スレオニン、グルタミン、アラニン、シトルリンが全体的に低い

オルニチン、アルギニン、プロリンも低い



■ 含まれる食品は?

スレオニンが多く含まれる食品:

ゼラチンさくらえび、豚肉、鶏肉、大豆製品、のり、たら、ごまさば、などに多く含まれています。

トレーニングにアラニンを摂るとどんな効果があるの?

β-アラニンの筋肉疲労の軽減効果によってトレーニングの最大反復回数が増えます。 トレーニングの最大反復回数が増えることで筋力向上、筋肉量増大を促進させる効果があります。 そして、さまざまな研究が行われる過程で、β-アラニンには筋肉疲労の軽減効果だけではなく、筋力の向上と筋肉量の増加効果が認められるという報告があります。

シトルリンは、私たちの身体の中や、スイカをはじめとしたウリ科の植物に多く含まれるアミノ酸です。 日本やアメリカでは血流改善、動脈硬化緩和、筋肉増強などを目的としたサプリメント、ヨーロッパでは、シトルリンリンゴ酸塩が疲労回復の医薬品として販売されています。

オルニチンはオルニチンサイクルの働きを活発にすることで、ミトコンドリア機能を助け、肝臓全体の本来の機能を保つと考えられます。 エネルギー産生や糖新生といった代謝、有毒物質の解毒を順調にし、肝臓疲労、ひいては全身疲労の回復を促進すると考えられます

Lアルギニンは女性にどのような効果があるのでしょうか? 

血管を広げることで子宮内膜の血流を改善し、 子宮内膜を厚くする働きがあります。 体内の血流が改善することで、冷え性予防にもつながります。

プロリンが多く含まれる食品:

ゼラチン、チーズ、えび、大豆製品、小麦粉、鶏肉、豚肉などに、多く含まれています。

プロリンが欠乏するとどうなる?

プロリンが不足すると、体内のコラーゲンの量が減少し、皮膚にできた傷の治りが遅くなったり、膝や腰などの関節に痛みを感じやすくなるなど体に悪い影響が出る場合があります。 また、肌のハリが低下し、しわができやすくなる、紫外線によるシミ・そばかすが消えにくくなるなど、肌の老化を促進させる原因にもなります。

【クライミング指導法】神髄を教えてから、勝手に考えさせる

■ 現代的な教え科は、演繹法

現代のクライマーが低知能すぎてついていけない件ですが…、山梨時代にロープワーク講習会を開催し、私の作成したレジュメでロープワークを教えたところ、みなが意欲的に取り組み始め、あれこれ、自分でノットを探してきて、試し始めました。

その時は、

 ノットの基本はフリクション(摩擦)ですよ

とあらかじめ、

 神髄

を先に教えてしまい、あとはどんなノットがあるか?は、各自が勝手に探し始めました。

つまり、

 結論から先

です。演繹法。

一方、昔の人の教え方は、いろいろなノットを教えまくります。手順を細かくいちいち教えることが丁寧な指導とされている。

様々なノットをいろいろ覚えた結果、最終的に、ロープワークって、結局、フリクションなんだな、となるわけです。 帰納法。

現代の若者は帰納法では教わることができません。

そんなの、まどろっこしくて、結論が遠いからです。

しかし、逆に

 神髄から教えれば、どこまでも自分で工夫

します。

水泳だって同じです。私は、

 前バランス

の一言で、いきなり上達しました。 

神髄をつかむまで何時間も泳ぎこむことに、昔の人は美学を感じていたと思いますが、現代人はそうではない。

それより、神髄のその先に、価値があるわけです。それを使って達成する何か。

クライミングムーブでは、

 ホールドの真下にスタンス

です。

アイスクライミングなら、

 アイスダンス

です。それ以外何も教えなくても、勝手に勉強する素材はそろっています。

■ 在り方の問題

俺様思考…これを何とかする方法だけは、心理学のカウンセラーのうちにしか存在しないと思いますが。

でも、たぶん、彼女いない歴などで、十分その思考が有効でないことは、本人に示されていると思いますけど…(笑)。

私と登りたいと言ってきたパートナーをかっさらっていって、何とかしている。

どんだけ~と思いましたとさ。

【English】Climbing as therapy

Stone Locals: Rediscovering the Soul of Climbing | Patagonia Films

Climbing as Therapy is what I want

This is a movie I recently watched. This sparked a desire to write about climbing on my blog. 

I met a lady in the Mitsuse countryside. I could not make myself understood, as a yoga teacher nor a climber, her view on me was totaly wrong. 

She runs a detox retreat for people with mental health issues and was looking for an assistant.

However, her perception of yoga teachers and the entire practice was skewed. The same went for climbing. It seems people in Kyushu often develop strong biases towards things that impress them, assuming others are doing them for attention.

This reflects on them, not me. I've never climbed or done yoga to impress others. For me, they are forms of dynamic meditation.

The movie beautifully portrayed how climbing can be a path to healing and therapy.



This guy lives in a crag Avalonia in France.

Taking Time to Heal

Even back when I was in Yamanshi, climbing was therapy to me. 

I was healing from my childhood.

Climbing puts you in a state of extreme concentration, a zone.


And when you make climbing the center of your life, you get your life in order.


You stop wasting money, you stop wasting food, and you get your body and mind in order.


The important thing is to live in harmony with Mother Nature, not to improve your climbing record nor grades.


Because when people try to improve their record to impress others, they turn to artificial means.


It takes an activity as intense as rock climbing for a hyperactive (high methylation) person like me, to get into the zone.

That was how I spend my 7 years in Yamanashi.

The second time healing myself with Mother Nature 

Now I need some time to heal myself, again. 

I had a series of leg injuries, first tore, next dislocation, and Achilles tendon rapture... so it was my time off, 3 years in climbing. I have lost all muscles I had developed and need to regain them now. I am getting rid of some weight I had put on.

This summer, I'm heading to Dainiti Hut, where I'll only work two days a week. This will allow me to spend the season in the mountains, training my legs by hiking.

Walking in nature is fantastic for mental health. It promotes self-healing. However, low-altitude hikes in summer are just hot and uncomfortable.  For a truly rewarding experience, opt for high-altitude hikes during the summer or walks near water.

Being a Female in climbing community is difficult 
 
In this movie, there were a several female climbers... a cruck roof climber was a Asian lady climber who were assaulted sexually... and I kinda know how she feels... I am not ready to reveal what had happened to me but I know what she had to gone through since I am going through the same now. 

I was almost killed in climbing. My partner was sooooooooooooo dumb, that he connected 25 m pitch and 35 m pitch in 50 m rope.  If I were a regular climber we were helicopter rescued and he was soooooo proud that he climbed this routes, and I had to realize how dumb he was.  

What a fool of me, giving my trust on such a guy.

Can't keep on climbing such dumb person if you think right. 

Depression and Nutrition deficiency

I had a severe depression attack and I needed Orthomolecular nutrition therapy, I was physically damaged so bad, not just my legs... my mind was also falling apart.  

Now, my legs are getting better thanks to the nutrition advices that doctors gave, and I am a qualified  Orthomolecular nutrition consultant now. 

Climbing community has issues...

1)Strong male dominancy and narcissism led to sexual assault of women

2) Access issues

3) Gym climber to crag has no proper education so there are very high rate of accidents

I now know every problems so well and mechanism how it happens. 

I encountered those, only hoping for a life with nature... my love to belonging to mother nature was been disgraced by those bad side of climbing community and it seem very strongly connected Male dominations particularly in Japan.