2016/10/22

頂上への道

■ Instant happiness

今日は、私をインスタントに幸せにする、スタバへ。夫と過ごす、穏やかな休日。

スタバではキッシュがおいしかった。コーヒーは、ポットサービスに限る。

スタバ・・・前の転勤地、福岡・・・シティバンクだってある、ミニ東京・・・から、おそらく相当にかけ離れた田舎町であろうと想像された甲府駅に降り立ったとき・・・町はまだ8時なのに12時くらいの感じを漂わせており、私はスーツ姿だったのだが・・・、スタバは、心の拠り所のだった・・・(笑)。

今では、山梨には、スタバは6店舗もあり、山梨県民は、おばあちゃんでも普段着でスタバに来ている。

山梨の高校生にはスタバは日常。それが山梨県民の可処分所得の高さを思わせる。

My husband and I have gone for a brunch on Saturday morning... it is a peaceful weekend. The starbucks in Kofu station used to be my only tie of something that reminds me of city lifestyle... which I was then very used to... I was a city person, what define me was always things to do with the city life.  Cosmopolitanism, English, style, working in the office... rap top computer...

It's been 6 years since I have first come to Kofu, now Yamanashi has 6 starbucks and there, grand mothers, teenagers. are chatting cheerfully... they seem so happy. It is amazing that how wealthy the place is... since starbucks are not at all cheap place.

■ その土地の良さ

甲府の都会化と半比例するように、私は、今ここにしかないもの・・・豊かな自然・・・を求めて、山に入り、都会的なものから、距離を置くようになった。

以前、仕事でカンザスに1か月間、ホテルに缶詰だったことがあった。

カンザスと言えば、『オズの魔法使い』に出てくる土地。地平線がみえるまで、フラットなプレーリー(草原)と竜巻の脅威の町。つまり、アメリカ人の心のふるさと。

そんな所にいるのに、同僚たちが言うには、”何もない”。つまり、店と観光地がない、のだった。

しかし、それは偏狭というものだ。

私たちが滞在したオーバーランドパークシティは、全米3位のお金持ちタウン。

外壁をぐるりと囲って、門には守衛を立たせた、エクスクルーシブ(排他的)な住宅街が立ち並び、門の中では、絵本から飛び出したような瀟洒な家々が並んでいるのである。ただ道路から見えないだけで。

私たちがいた側は、スプリント社の企業城下町だった。

”側は・・・”というのは、別の側もあるからで、カンザス川を隔てると、途端に、ペンキが剥がれ、手入されていない、打ち捨てられた家々が、道路わきに頻繁に見えるようになる・・・決まってドアの前のステップに誰かが座っている・・・黒人エリアと裕福な白人エリアの乖離は、鮮やかすぎる対比だった。

アメリカ黒人文学を専攻した身には、こうしたことは、アメリカの光と影を思わせた。

そして、それは、勉強していない人には見えないもの、だった。

・・・何を言いたかったのか?というと・・・つまり、その土地にはその土地の良さがある、ということだ。

無学さが、どこにでもあるものを、どこにでも求めると言う、全国一律、無個性な、金太郎飴みたいな価値を求めるのである。

山梨には、山梨の良さがある。

その良さとは・・・私に言わせれば、年中登山ができる、ということである。しかも、その登山の種類も・・・岩、そして、雪稜。

岩は、得に、花崗岩やボルダ―。日本を代表するようなエリアがある。

登山界で著名な登山家がみな、山梨に結集している。特に北杜市に移住してきている、ということからも分かる。ピオレドール賞受賞者は、5人も北杜市に住んでいる。

今日、スタバに行ったのは、瑞牆本をじっくり読んで、登りたいところに、付箋を付けたいからだったのだが・・・、あの室井登喜男さんも、そう遠くない2006年から、山梨に移住してきた人なのだそうだ。

ずっと山梨の主かと思った・・・。日常的に室井さんに会える環境と言うのは、すごい。 

What I wanted was... something I can do only while I am here... to appreciate the place.

Each places has it own charactor... of course Kofu has it own character, and I wanted to enjoy that.

To me it seemed pointless to ask what is like big city, to a small town like here. Small town has it own good aspects, as a big city has it own advantage...

So as to enjoy what I have most... in Kofu, I started to turn my head to Nature... what we have so plenty was nature not a busy city life style.

■ キャリア

まったくの、山のド素人のワタクシが・・・、全くの一個人の力だけで・・・、現在のクライミングを含む”本格的”という形容詞がつく、登山への道筋を、この短い、6年でたどったこと・・・は、本当に奇跡である。

正直に言うと、本人も、本当に驚いている。そして、神の采配に感謝している。

山の神様は、私に何を期待して、このような幸運を授けてくれたのだろうか?

As a result of putting all of my free time and my energy I used to put on my job, my hiking became now climbing and mountaineering... it is amazing what I have achieved, with such poor environment I was given...  I mean without proper assistance.

女性の30代後半から40代前半と言えば、女盛りである。美しさという意味ではなく、世間を渡る知恵もつき、自立もでき、知力も体力もマックスである。少々のことでは動じない。

そのような時期に、自分の選んだ趣味に全力を投入できる幸福を与えられるとは・・・。

20代は若さがあり、容姿の面では美しい時期ではあったが、社会経験が少なく、経済的な基盤も小さく、そのため体を酷使しなくてはならないし、経験不足のせいで足元を見られるリスクから、逃れられない時期でもあった。

30代は経済的基盤が確立したが、責任も大きくなり、家庭生活が犠牲になった。個人的な幸せを後回しにして、社会の中で役割を担うほうが大きい生活だ。誰しもそうだろう。

私のキャリアは、高校時代に早朝バイトしたパン屋からスタートし、夜学に通いながら大学を卒業した図書館司書4年、アメリカでのベビーシッター、介護、卒業後は、ロボット開発部でのソフトウェア開発エンジニア4年、研究所1年、海外メインの市場調査、日英テクニカルライター2年、医療翻訳、IT企業での営業支援、商社での新事業開発・・・と進んだ。

It is honor to be able to spend my time on what I love most... when you are in a top of the hill of your physical. A woman in her 40's are at most of her time... the mind, body, and intelligence is at her most at that age. So I suppose, I am the most lucky one.

都会にいるころは、私の勤怠は、残業200時間などで、体はボロボロだった。最初の転勤地、福岡で、大きな流産などを経験したが・・・あれは浄化と回復への道だったのだろう。

これらの経験で得た、すべてのスキルが・・・なんと、山梨では、趣味に集約されることになってしまったのである(笑)。

山梨ではやれる仕事がないから、という後ろ向きな理由ではあるが。

なんという神の采配だろうか(笑)。しかし、これは、幸福なことである。

■ 変化を恐れず、適応しましょう

一つのことに全精神力を注げば、道は開けるものだ・・・ということが分かった。

・・・というか、10代の後半で、実はそれは知っていたことではあったが・・・、改めて、実践した。

人生は、一度きりであり、それをどう使うか決めるのは、本人なのだ。

目の前をしっかり見よう。見えてくるものは、おそらく美しい。

私は、(山梨に来た時)と(今)では全く別人である。

(熊本時代の私)と(大阪時代の私)も別人だった。

(アメリカに行く前の私)と(行った後の私)も別人だったし、

(職業経歴を積む前)と(積んだ後)も別人だ。

そして、(どこに属す誰かという看板を下ろす前)と(降ろした今)も違う人だ。

外的な要因では・・・

 (15kg太っていた頃)と(15kg痩せた私)

 (家族の都合で生きていた私)と(自分のために生きている私)

 (オールAの私)と(自分が好きな教科だけAの私)

 (英語が話せない私)と(英語が話せる私)

 (インドアな私)と(アウトドアな私)

 (人見知りの私)と(誰とでも話せる私)

 (〇〇社の私)と(ただの人の私)

What I have learned in mountaineering... was mostly, if you put your mind fully on one thing, the life will respond to your passion.

I was very passionate to what I did... and the happiness is up to who decide what to do... if you are forced to do anything, if you are not the one decide what to do, you'll be unhappy one.

Looking at what you have, instead of what you don't have... I had this environment and I have adapted myself to the environment.

I am not the same person I used to be anymore.

It happened when I was younger too, when I left my hometown, I had transformed another person but it had to happen again.

Before my life was more like being on a rat race and getting to nowhere.

Now my life has a destination and getting closer to it, and the feel of getting closer to where I am going to, makes me feel very secure.


■ 必要なものは取り入れ、いらないものは、そぎ落とす

当たり前だが、必要なものは取り入れ、いらないものは、そぎ落とす。

学んだことは、

 今を生きること

 今与えられたものを最大限に生かすこと&そして、感謝すること

 コントロール感

こそが幸福の決め手である、ということだ。

幸福とは、感情であり、幸福感のことだ。感情は自ら作り出すものだ。

What important in life, which I understood, is to live

 here and now

 make the most of what you have and be thankful

 and you own the emotion, not the emotion own you.

子供時代には子供時代にしか味わえないことがあるように、20代には20代しかできないことがある。山で言うなら、20代は担げるのだから、担ぐべきだ。同様に40代には40代しかできないことがある。私にはまだ分からないが、60代には60代にしかできないことがあるのだろう。

したがって、それを行わない、機会喪失こそが人生の浪費である。

What's so sad is to do nothing while you have an opportunities...

多くの人は、その時、その時で、今できることを精いっぱいしない。

Many overlook the happiness in front of them and waste their time.

過去にとらわれたり、未来にとらわれる。過去の成功体験と未来への不安を捨てるべきだ。

英語では、後悔と不安は時間の無駄、と教わった。

They say, regrets and fears are wast of time. Indeed it is.

目の前にある現実の美しさを味わうことなく、済ませてしまうこと・・・それがもっとも避けるべきことだ。

To live in the present is always all we can do sincerely. But presently what we have could be so easily lost.

いつでも、同じ環境が与えられるものだ、と日本の人は、心のどこかで、ある種の権利意識を伴って、思っているようなところがある・・・が、それは正しい認識ではない。

この平和は、いつ何時、戦争や天災によって失われるか分からない。

このお天気さえ、気候変動で失われるかもしれない。

この人間関係も、いつぞや、失われるか分からない。

今与えられているもの・・・は、非常に、はかなく、脆く、移ろいやすいものである。

地震で家を無くしたり、ある日、突然、友を失ったりすることは、大いにありうることだ。

私の弟は、ある日、ただ普通に布団に入って、翌朝にはすでに死んでいた。

すべては、変遷するからこそ、尊い。

失われるからこそ、今、この時に価値が生まれる。その価値を生きるべきである。

あの時、あの課題を登っておけば良かった・・・と失ってから、振り返っても遅いのである。

平凡な知覚ではあるが、レールの上を歩くから、人生はつまらないのである。

私がレールを外れたのは、17歳の時である。

I have started to live my life at age 17, I means by this, I have fully started to take responsibility on my life.

怖かった。 I was very scared then but it was easier done than it seemed.

でも、やってみたら、レールの上よりも、実際は快適だった。

庇護を失うことは怖い。が、やってみたら、意外と快適なものである。

人生の折々で、私が仮にレールを踏み外さなければ、歩んでいただろう人生を歩んでいる人たちに出会ったが、あまり幸せそうには見えなかった。むしろ、ゴールデンカフス(金の足かせ)を履いている、と感じられるような人が多かった。

一歩踏み出す勇気は、幸せの最初のカギであり、チャンスの女神に前髪はあっても後ろ髪はない。

It takes a courage to step forward and grab the opportunities.

But being bold is not enough.

それが若いときに学んだことだったが、一歩踏み出すだけでは、ダメなのだ。

それに加えて、環境に適応し、自分を変える技術。

you have to adapt yourself to new environment and you have to accept transformation.

今をマックスに生き、感謝する技術。

Stopping of self transformation means death of your personal growth. Living most of you,is the things that you should do. Then you'll thank what you have already. The strength of yourself and what have given to you.

そして、全体像を見ながら、今何が必要なのか?次の手を打つ、人生の構築力が必要だ。

You have choice always. The choice has to be constructed to create your life.

振り向けば、すでに登った山々が見える・・・思えば、遠くまで来たものだ。

On your shoulder you can see how far you came, and you'll be moved to the distance.

しかし、それでも目の前に今やるべきことがある。セルフを取り、アンカーを作ろう。強固なアンカーを。

But true happiness is to have a present. And being able to look forward.

目の前に続く道の先に頂上はあるものだ。今そこは見えなくても。

目の前をきちんと確実に歩くことしか、その先とつながる方法はない。