■奥秩父縦走 予習
ここのところ、指の腱鞘炎が悪く、右手の薬指がおかしかったので、怖くなった。平時でも痛みがあるので、ロキソニン軟膏を買ってきたくらい、悪い。
クライミングは、インドアではなく、外岩でスラブをやるか、お休みしないといけない。
秋は冬山向け体力UPシーズン。ということで、長い縦走でも・・・というので、3連休は、奥秩父の主脈縦走に出かけることにした。
前から行きたかった奥秩父の主脈縦走・・・ 行っていなかった理由は、帰りが核心だからだ・・・。
主脈縦走は、雲取を起点にすると、登りメインになる・・・ので、下りメインとなる金峰山起点が楽なのだが、そうなると、今度は下山時の足が核心化するのであった・・・。
車での登山は、どうしても、ピストンが楽になるんだよなぁ。
計画書が送られてきたが、さっぱりしたもので、あまりにもさっぱりしている・・・ので、ちょっと不安になった。メンバー名も記載されていない。概念図の添付もない。
甲武信までは地理的に詳しいので大丈夫だが、雲取周辺はあまり知らないので、勉強中。
☆作業手順
1)コースタイムを割り出す
2)アップダウンを確認
3)水場を確認
5日かかるところを3日で歩くカモシカということで、少し不安に思っていたが、70kmだった。
なんだ~。一日20kmは、結構、普通なので、じゃ、3日で70kmなら何とかなりそう・・・と、ちょっと安心。
明日はお天気が悪い。でも、3日目がホントは水場が少ないので、どうせ雨なら、2日目、3日目で振ってくれると、水が取れていいのになぁ・・・。
Day1 金峰山越え 9時間 あまり問題なし 登りでゆっくり目に歩くこと 水場豊富
10:00 瑞牆山荘 -
10:50 富士見平小屋 - 水 2L
11:50 大日小屋 -
14:10 金峰山(2599) -
15:10 朝日岳 (2579)-
16:10 大弛峠 - 水 4L 翌日の朝用
17:10 国師ヶ岳 (2591)-
19:10 東梓(2271)(泊)
Day2 甲武信小屋以降で水場がないので、水が核心化 水節約モード。14時間
05:00 東梓 -
08:05 甲武信ヶ岳(2475) -
08:20 甲武信小屋 - 水 4~5L 夜と朝、用
10:20 破風山(西破風山)(2317) - 水 水場20分 往復すると結構長い
12:00 雁坂峠 (2289)-
13:20 古礼山(2212) -
14:50 雁峠-
15:48 笠取山 (1953)-
17:48 唐松尾山 (2109)-
18:38 山ノ神土 (1872)-
18:58 将監峠(泊)
Day3 結構長い・・・長い下り坂。13時間。早出で。6hで昼ごろ雲取に到着し、あとは長い下山。
06:00 将監峠 -
08:17 飛竜権現 -
11:57 雲取山 (2017)- 水 2L 当日用
12:17 小雲取山 -
13:12 七ッ石山 - 水 2L当日用
16:12 六ッ石山分岐 -
17:22 三ノ木戸山分岐 -
19:22 奥多摩駅
核心部は3日目。3日目を出発してしまったら、山梨方面のエスケープは、笠取までなく、引き返しても12時間。
なので、奥多摩駅から甲府までの足が捕まえられるか?が、実は核心だ。
あまり遅くなると帰れなくなる恐れが・・・。20時に奥多摩にいても、甲府へ帰ったら23時となる・・・となると、これは駅泊1泊となるかもしれない・・・(汗)
奥多摩 → 青梅 → 立川 → 甲府 21時限界説濃厚
というわけで念のため、駅ビバーク用ツエルトは持って行かないと、ヤバい。萌黄の湯に入って帰るゆとりがあるか、どうか疑問だ。
■ 長くてしんどい山
前から行きたかった奥秩父の主脈縦走・・・こんな長くてしんどい山・・・ということで、山岳会では、誰も付き合ってくれる人がいなかったのだった・・・。
でも、新人や若い人はこういうのを歩いておかないといけないと思うんだけど・・・違うのかなぁ?
色々考えると、年輩の人でも初心者だったり、かつて四尾根に行ったりしていたとしても今はメタボだったり、足が悪かったりして歩けないようになってしまった人・・・とは一緒に行かない方がむしろ良いのかもしれない・・・というのは、
・手持ちの行動食を分けてあげたり
・水を分けて上げたり
・水が足りなくなったときにはパーティを休止させて、沢に降りて水を取ってきてあげたり
・ザックを代わりに担いであげたり
等々、しないといけなくなり、予定通り歩けないというリスクが増えることが予想できるからだ。
何より、歩けない・・・と言うことになった場合の空気が超気まずい。
山行でサポート役に回るのは、全く嫌ではないのだが、自分の山を大きくしていけないのは否めない・・・。
誰でも年を取れば、歩く距離を短くしたいと思うのは普通のことなんだし・・・。
やっぱり、こういうロングな縦走は若いうちにやっておいて、歳を重ねたら、クライミングっていうのが良いのではないだろうか?