今日は、日課になっている歩荷散歩中に、初老のご夫婦に声を掛けられる・・・
「何キロ入っているの~」
「20kgくらいです・・・」
「私たちも山に登るんだけどね、今日は風邪を引いちゃってね。編笠権現は無しになったんだよ」
「あら・・・それは残念でしたね。そこに見える愛宕山の裏にも大笠山がありますけど、信玄さんが作って840年という登山道がほんのちょっとですが、ありますよ。」
「三ツ岳登ってきてね、大変だった」
「あ、あの北横のですか?」
そんな会話を交わしました。 あっちこっちにいる、百名山登山者。
以前よりも、心が広くなった自分を感じました(笑)。
■ スポーツ栄養学研究中
クライミングで電池切れ現象が起きたこともあるため、スポーツ栄養学の本を読み漁り中ですが・・・
縦走で電池が切れたことはないことを考えると・・・
グリコーゲン切れ以外に理由があるのかもしれず・・・。それはメンタルかもしれない。
死の予感が虚脱感を起こさせる、という話を友人がしてくれました。確かにその面はあるかも。
ジムで電池切れってまずないですし。
■ クラックに命脈が・・・
クラックは小川山レイバックの初回から、なんだか登れそうな感触があった。
スラブやフェイスも、山岳会1年目の同時期に初回をしています。が、私には響いていなかった。
不思議~。
それはアイスも一緒です。
アイスは山岳会に入る前からやっていて、愉しく登っていました。先輩がアイスクライミングの会を主催した初年度、自分のアイスとバッティングして参加していない(笑)。先輩はアイスの仲間を広げようと必死だったようですが、山岳会はアイスは危険だからというので後ろ向きでした。
前の山岳会は何でも危険っていうタイプだったのかなぁ・・・。岩はボルトルート限定な感じ。
私は、アイスも好きで、クラックも好き。
ところが、この二つのクライミングは、ボルトルートより危ないとか言われているクライミングなんですよね。
山岳会の先輩なんて、初心者同士でクライミングに行こうとしたら、
「三つ峠はダメ!ボルトルート限定!」
と指定してきたくらいですし、クラックにしても、「一番危険なクライミングスタイルなんだよ~」とか、言って、一緒に行くのも嫌そうにしていました。
■ 感動が・・・
実は、オンサイトにしても、できた~という感触が、確実な喜びとなり、私を前に進ませる推進力となったのは、やっぱりクラックだけです。
よくよく考えると、フェイス(5.10a)やスラブ(ガマスラブ5.9)で、オンサイトしても、まぁノルマ達成と言うか・・・。
人工壁もおもしろくないしなぁ・・・。どんどん難しい課題に進みたい!という気持ちになるわけではない。
人工壁の場合はノルマです。今日も腕をパンプさせておかなくっちゃ~みたいな。
そもそも、プロテクションを自分で設置しながら、登るというのが、好きみたい・・・。
結論すると、かなり危ないことを好む性格みたいな話になってしまいますが・・・別にそういうわけではなくて、プロテクションがなんだか安心につながるんですよね。
不思議と。
■ 何を安全と考えるか?の価値観の差かも???
とまぁ、総括すると、プロテクションをプアだとは感じていないわけです。
もちろん、自分が設置したプロテクションの信頼度は、その上に落ちていないので、まだよく分かっていないわけなのですが、私にとって重要なのは、たぶん、自分で設置したって感じかもしれないです。
このプロテクションを設置することの信頼は、なんというか単純に
自己コントロール感
というようなものです。
■ ペースやタイミングが合わないのと似ている・・・
普通の山でも、自分の考えで歩くほうが絶対に楽に歩けると感じています。
例えば、強い男性と歩くと、男性って、歩くペースが速すぎて、こっちが先にバテてしまうんです。その上、休憩が長すぎ、体が冷え切って、再度エンジン掛けるのも、大変。
しかも、ロングな道のりだと、男性が先にバテてる!え~もう歩けないの~という感じです。足を引きづっていたり、スタミナが続かなかったり。
もちろん、私よりうんと年上の方々だからだろう・・・とは思うのですが。若い男子だと、たぶん、もっと私は大変になりますね。最初のペースが速すぎて、苦しくさせられるのではないかなぁ。
途中で、バテるくらいなら、最初からのんびり歩いてくれたらいいのに・・・と思うのですが、男性はそれだと歩きにくいんでしょうね。
しかも、ペースが速いと言う思いがあるので、休憩が長い。女性はじっくり歩きますが、休憩がそんなにないのです。
私は立ち止まる程度の休憩しか休憩取らないタイプ。タイムの9割歩いています。
ボルトルートっていうのは、そういう一般縦走で男性と歩くのと似ています。
ヌンチャク届かないんですけど~ みたいな?
なんで、ここでデッド?みたいな?
一回、背の高い人がセットしたカムの回収があったんですけど、同じスタンスに乗ると遠くて届かないんです。
なんだか、ペース合わないときのことを思い出したんですよね。