2016/10/24

何を安全と感じるか?

■ 心広く?!

今日は、日課になっている歩荷散歩中に、初老のご夫婦に声を掛けられる・・・

「何キロ入っているの~」

「20kgくらいです・・・」

「私たちも山に登るんだけどね、今日は風邪を引いちゃってね。編笠権現は無しになったんだよ」

「あら・・・それは残念でしたね。そこに見える愛宕山の裏にも大笠山がありますけど、信玄さんが作って840年という登山道がほんのちょっとですが、ありますよ。」

「三ツ岳登ってきてね、大変だった」

「あ、あの北横のですか?」

そんな会話を交わしました。 あっちこっちにいる、百名山登山者。

以前よりも、心が広くなった自分を感じました(笑)。

■ スポーツ栄養学研究中

クライミングで電池切れ現象が起きたこともあるため、スポーツ栄養学の本を読み漁り中ですが・・・

縦走で電池が切れたことはないことを考えると・・・

グリコーゲン切れ以外に理由があるのかもしれず・・・。それはメンタルかもしれない。

死の予感が虚脱感を起こさせる、という話を友人がしてくれました。確かにその面はあるかも。

ジムで電池切れってまずないですし。

■ クラックに命脈が・・・

クラックは小川山レイバックの初回から、なんだか登れそうな感触があった。

スラブやフェイスも、山岳会1年目の同時期に初回をしています。が、私には響いていなかった。

不思議~。

それはアイスも一緒です。

アイスは山岳会に入る前からやっていて、愉しく登っていました。先輩がアイスクライミングの会を主催した初年度、自分のアイスとバッティングして参加していない(笑)。先輩はアイスの仲間を広げようと必死だったようですが、山岳会はアイスは危険だからというので後ろ向きでした。

前の山岳会は何でも危険っていうタイプだったのかなぁ・・・。岩はボルトルート限定な感じ。

私は、アイスも好きで、クラックも好き。

ところが、この二つのクライミングは、ボルトルートより危ないとか言われているクライミングなんですよね。

山岳会の先輩なんて、初心者同士でクライミングに行こうとしたら、

「三つ峠はダメ!ボルトルート限定!」

と指定してきたくらいですし、クラックにしても、「一番危険なクライミングスタイルなんだよ~」とか、言って、一緒に行くのも嫌そうにしていました。

■ 感動が・・・

実は、オンサイトにしても、できた~という感触が、確実な喜びとなり、私を前に進ませる推進力となったのは、やっぱりクラックだけです。

よくよく考えると、フェイス(5.10a)やスラブ(ガマスラブ5.9)で、オンサイトしても、まぁノルマ達成と言うか・・・。

人工壁もおもしろくないしなぁ・・・。どんどん難しい課題に進みたい!という気持ちになるわけではない。

人工壁の場合はノルマです。今日も腕をパンプさせておかなくっちゃ~みたいな。

そもそも、プロテクションを自分で設置しながら、登るというのが、好きみたい・・・。

結論すると、かなり危ないことを好む性格みたいな話になってしまいますが・・・別にそういうわけではなくて、プロテクションがなんだか安心につながるんですよね。

不思議と。

■ 何を安全と考えるか?の価値観の差かも???

とまぁ、総括すると、プロテクションをプアだとは感じていないわけです。

もちろん、自分が設置したプロテクションの信頼度は、その上に落ちていないので、まだよく分かっていないわけなのですが、私にとって重要なのは、たぶん、自分で設置したって感じかもしれないです。 

このプロテクションを設置することの信頼は、なんというか単純に

 自己コントロール感

というようなものです。

■ ペースやタイミングが合わないのと似ている・・・

普通の山でも、自分の考えで歩くほうが絶対に楽に歩けると感じています。

例えば、強い男性と歩くと、男性って、歩くペースが速すぎて、こっちが先にバテてしまうんです。その上、休憩が長すぎ、体が冷え切って、再度エンジン掛けるのも、大変。

しかも、ロングな道のりだと、男性が先にバテてる!え~もう歩けないの~という感じです。足を引きづっていたり、スタミナが続かなかったり。

もちろん、私よりうんと年上の方々だからだろう・・・とは思うのですが。若い男子だと、たぶん、もっと私は大変になりますね。最初のペースが速すぎて、苦しくさせられるのではないかなぁ。

途中で、バテるくらいなら、最初からのんびり歩いてくれたらいいのに・・・と思うのですが、男性はそれだと歩きにくいんでしょうね。

しかも、ペースが速いと言う思いがあるので、休憩が長い。女性はじっくり歩きますが、休憩がそんなにないのです。

私は立ち止まる程度の休憩しか休憩取らないタイプ。タイムの9割歩いています。

ボルトルートっていうのは、そういう一般縦走で男性と歩くのと似ています。

ヌンチャク届かないんですけど~ みたいな?

なんで、ここでデッド?みたいな?

一回、背の高い人がセットしたカムの回収があったんですけど、同じスタンスに乗ると遠くて届かないんです。

なんだか、ペース合わないときのことを思い出したんですよね。