頂上への階段 |
昨日は実にめでたい日でした☆ 瑞牆で、初のクラックオンサイト!
まだプロテクションの設置も練習していないのに、カム2セットぶら下げ、”頂上への階段5.8”に、しかも朝一、アップなし、で取り付きました。
いや~ 苦節半年? めでたい。
■ これまでのクラック
クラックは、今年の年初に吉田和正さんのクラック講習に出たときは、10Aではまだ安定感がなかったのです。
その後、4月に湯川で、5.9代を多く触ったのが良かった。あれは、かなり寒い日で、お腹が痛くなり、大変ではありましたが、量をこなす系でした。
その後、去年の15年はまったくの初心者で、もがき苦しむだけだった小川山の龍の子太郎やカサブランカを再登したら、だいぶ上達を感じました。
ただカサブランカは触るのが初めてだったので、一回目では3テンも入って、もう全然ダメ。が、今年は、トータル3回もカサブランカに触ることができ、3回目はけっこうスムーズでした。
頂上への階段 |
ぷりんぷりん 5.9 |
結構、山岳会の先輩たちにも、いらっしゃいます。クライミング要素がない山限定にした、と公言する方たち・・・。私も、岩は苦手感あります。むしろアイスの方が・・・。
ただ・・・、クライミング自体が、まったくの初心者のときに、小川山レイバックに連れて行ってもらってしまい、クラックなら行けるかも?的な感覚がありました。もちろん、当時はテンションかけかけで、最後のマントリングもできなかったのですが・・・。
ただジャミングには可能性を感じたと言うか・・・ジャミングで身体が引きあがる感覚が、「これならできるかも」って感じだったのです。尺取虫。
今年は、9月に、小川山レイバックへ行き、ピンクポイントですがリードできました。
ここをきちんとしたレッドポイント(マスタースタイルでカムをセットしながら登る)をしたくて、方々にお願いしていましたが、なかなか空いている人がおらず実現せず・・・。
小川山レイバックだけに特定して言えば、実は去年でも、リードできると思ったくらいだったのです。ただ全くの初心者がリスクを冒してリードするには、ビレイヤーも初心者すぎたりして、互いに心配で降りてきたのですが。
連れて行ってくれた方 |
もちろん、頂上への階段は5.8で、小川山レイバックは5.9なのですが。
でも、オンサイトのほうが価値があるしな~。
■ カム選択と設置が課題
それで勢いづいて、初見の5.7もやってみました。片葉葦という2Pのマルチ(5.7、5.10b)がありますが、下部5.7が右手クラックのスラブです。
スラブは、5.9のガマスラブまではオンサイトしているので、スラブの5.7なら大丈夫だろうし、プロテクションもクラックで取れるから・・・というので取り付いてみましたが・・・
大ランナウト・・・(汗)
登れる登れないより、プロテクション間隔が遠いのが、心が折れそうでした。
逆光でまぶしい~ |
最後に取ったキャメ0.5番は、ホントに気休めでした・・・クラックが浅くて、きちんと噛まないのです。
でも、0.5しか残っていないから、別の場所に設置することもできないし・・・。
絶対、墜落できないと思ったのですが、スラブは寝ていたので、問題なく、終了点に到着。
スラブ力のゆとりが、カム設置力の不足を補ったオンサイトでした。カムの設置は、きちんと練習しないとですね。
■ 敗退
ここの2P目は相方は、途中で敗退して降りてきました。が、回収可能な懸垂下降のセットがボルトに引っかかり、再登することに・・・。
登るのよりも、敗退するのに時間がかかってしまいました。
■ お祝い♪
・・・というわけで、初のクラックオンサイト付きの瑞牆♪
なんだか、気分がいいな~♪というわけで、帰路は定番のプラテーロさん(パン屋)に立ち寄って、山の成果をご報告。ここのオーナー長谷部さんには、初心者の時に、『北八つ彷徨』を貸していただいて、山への扉を開いてもらいました。
帰宅してからは、夫と近所のすし屋、板前すしに行き、ちょっとおいしい日本酒と定番のおすしで、お祝い☆
ここのお寿司屋さんは、板さんがクライミングのことも知っていて、話が通じるのがいいのです。
お寿司も、そう高くない価格(1580円)で定食があり、ちょっと気に入っている。
岩場を案内してくれたHさん、ありがとうございました☆
≪まとめ≫
頂上への階段 5.8 OS 易しいクラック フェイス的なスタンスも豊富
ぷりんぷりん 5.9 TR ノーテン どっかぶりクラックだけど、核心は、その下の凹角
カメ岩クラック 5.10A 出だしのフェイスブ核心(落ちました)、クラック部は快適
片葉葦 1P目 5.7 OS 右側にクラック付きのスラブ スラブだけでも登れそうだがボルトがないのでクラックが必要 右足ジャム