2024/05/26

【クライミング心理学】この報酬ではやってられない クライマーのケツ拭き

■ 猟友会の報酬が低すぎる件

https://youtu.be/H-qLaSBApH4?si=gGD2D0OseE2r5Sru 

より引用。


■ ビレイヤーの報酬が低すぎる

白亜スラブのこの登攀ですが・・・ 当ブログ中の最重要記事です(笑)。

 https://allnevery.blogspot.com/2019/03/blog-post.html

どうです?

あなたなら、いくらなら、このクライマーのセカンドをしてやります?

5万円? 10万円? それとも、100万円?

50mシングルしかもっていないときに、25mと35mのピッチをつなげば、当然、ルートの途中でロープが足りなくなります。

これが予見できない、というのは、知性が低い、それ以外の理由があるのかなぁ。そこのところは、相手に聞いてみたことがないので、良く分かりませんが・・・。彼の感想は、やっぱりロープは60だね!でしたが、この状況では同じです。つまり、全然、反省にはなっていない・・・。

正しい反省は、ピッチは、ロープが足りなくなる前に、正しく切るです。

あまりに当たり前すぎて、誰も教えていない。

■ 正しく切ったのに、ロープが足りない場合・・・

  ピッチの途中でロープが足りなくなる場合への対処法

なんて、普通、クライミング講習会で習います?習わないですね。

正解もうひとつ上の支点からバックアップを取ります。つまり、超・長いスリングが必要になります

ほんの少しだったら、ビレイヤーが上がって、終了点を作る分くらいは出してやれます。

■ 能力不足の人をルートに出すなよ

こんなクライミングをしていたら、セカンドでも巻き込まれて死亡事故。良くてヘリレスキュー、ですよ。

とても、ルートに出るだけの能力はありませんが、それでも、伝統的な教育では、

ルートに出す。

それが間違っていますね。

■ 低知能×自信=栗城劇場

アホすぎて危険というクライマーが、ルートに出るのに、いくらもかからないで出れるのは、本人が自分のアホさ加減を理解できず、逆に根拠がない自信で自信満々で、何も知らない一般のスポンサーを説得するから‥‥

私の相方の場合は、根拠がある自信だった。根拠はお母さんが、俺のために自己犠牲して飯を作ってくれるから。「あなたにご飯を作ってやれるのが私の幸せ☆」だから・・・

こんなこと言われたら、普通は、親に負担をかけてしまっているな、お母さんにはお母さんの人生があるのに、申し訳ないな、と感じるのが、境界線がしっかりした大人の人間の感情なのです。

俺のために生きてくれる=俺って価値がある人間なんだという自信

は、

 幼児の時代の感じ方

です。

しかし、これが理解できたおかげで、

 栗城劇場

がなぜつくられたのか?が分かった… 

なぜ、栗城劇場が失敗をすればするほど、さらに大きな山に行くという自信の追加になっていたのか?も・・・

つまり、死ぬまで分からん、ってやつ。この程度のリスクでも、生きて帰っているからもっとリスク取れる、と考えてしまうわけですね・・・

要するに、失敗を失敗とすら、理解する知能がなかった、のですね・・・。

相方も、この登攀のあと、超・自信をつけて、

 俺ってすごい!やっぱり何かに守られてる!

とブイブイ鳴らすモードでした。

何かに・・・って、私に守られていたんですけど?

そのことはお留守で、私をダメ人間扱い、していましたが、ここまで勘違いも甚だしいと、もう、あきれる以外ないかもしれません。

このダメ人間扱いのところが、ガスライティングと言う手法です。

クライミング指導を行う指導者クラスの皆さん、一般クライマーのレベル感って、こんなものです。

このレベルが、標準的偏差値50ってことですよ?



2024/05/25

【クライミング技術】トップロープソロのセット

Camp Goblin - Top Rope Solo Climbing Setup

こんな動画がありましたが、ダブルストランドにしないと2重の安全にはならないと思う。

また、このチェスとハーネスを作っているスリングがダイニーマですが、痛いと思います。幅広のナイロンのじゃないと実際は使えないと思うよ。

ロールンロックとマイクロトラクションで二重になっているバージョン
https://youtu.be/e4wpIQ0ikFA?si=UflCiQ3TOgWQrr1T

https://youtu.be/OYYPX36fZLQ?si=IzNuhmXWoJz-6nvK

【クライミング事情】平均クライマーが25+35=60が計算できない理由

テレビでは絶対に放送できません…。女性より男性の方が犯罪者が多い本当の理由【ひろゆき 切り抜き】

2024/05/24

【クライミング心理学】ランナウトした5.9について&クロスした交流

■ 爆睡

昨日は、トランスコーチングのトトさんのセッションのあと、お昼寝したくなり、爆睡し、その後、しゃっきりしようかと思ってカフェに行って、コーヒー飲んだら、楽しく、その場のメンバーとおしゃべりして、うっかり夕方になってしまい、高校時代に部室でダベリングみたいな状態に…。

買い物しようと思って、行っていたので、卵やら必要なものを購入して帰ったら、すっかり8時は過ぎており、8時前に夕食を食べるMYルールなので、大急ぎで夕飯を食べた。その夜、再度、爆睡。

今朝は、夢も見ず、幸せな状態で起きたんだが…。

子供時代、よく明晰夢を見るほうだった。その子供時代の不安は、根拠が明白な、得体のしれるものではなく、根拠が希薄で、漠然とした、嫌な不安だった。

それと同じ状態が、ここ3,4年ほど起きて、希死念慮が再発し、同じメンタルステートにいたのであろう… と、なんとなく、理解した。

■ 裏面交流がない交流=安心

昨日は、裏面交流 がない交流だった。特にクライマーと。

山〇さんは、岩〇さんとのつながりで知っているクライマーだが、クロスした交流ではなく、普通にナッツのことを教えてくれた。ナティマックで購入すべし。


アイスクライマーの女性トップクライマーの石〇さんは、私がドライを入門しようというときに、私のお尻をプッシュしてくれた貴重な女性の先輩クライマーなんだが…ラオスに行きたいそうだったので、お誘いしたら、11月は無理だそうで…残念…。

■ 裏面交流以外がなかった九州クライミング

しかし…九州ではクライマーから、

 騙されるようなことばかり

起きたんだよなぁ…。

表面上は、みな、親切ぶっているから、私のようにガードの甘い人はすぐ騙される。

例えば、5.9と題された5.10bを「ここ5.9ですよ」と偽って、おすすめされて登った後で、「上、10bムーブですよね。」「この課題、1ピン目が遠いから、みんな怖がって、全然登れないんですよ」とか… 

登った後で言うの?

みたいな…。 

まぁ、そういうことが、1回や2回ではなく、10回以上繰り返され、そうそう繰り返されると、いくら非言語でもメッセージがはっきりしてくる。


   意図して、殺そうとしている


という非言語のメッセージが…。

実際、実力が凌駕していたから、殺されずに済んだが。これは山梨時代のクライマー仲間や海外のクライミングのおかげである。

■ 夢中歩行 5.9 ⇒ 5.10b

九州に来て1本目で登った夢中歩行という課題は、5.9だった。今は、5.10bにグレード改定さており、その次の初夢は、5.10aで、実際は、初夢のほうが難しいので、グレード逆転現象が起きている。

そもそも、九州のクライミングの、何が悪いのか?

■ 怖がるジム上がりクライマー

夢中歩行が怖いクライマーと言うのは、外岩経験がない、ジム上がりクライマーで、100%の安全を求めるクライマーだろう。

しかし、現実は、ジムから入る以外に現代クライマーに選択肢はない。

ほとんどの5.9が登れるクライマーは、夢中歩行で1ピン目が遠くても、そのまま登れる。

出だしは4級で、5.9だけのスキルはいらないからだ。

したがって、ジムクライマーには、1ピン目をプリクリップするか、そこは4級しかないことを教えないといけない。

■ 5.12登る人が、5.9開拓の難点

初心者ではなく、自分が5.12を登れるときに、5.9を作ったとする。

問題は、5.9を付けた箇所でランナウトすることだ。

核心でランナウトするなら、すべてRをつけるべきだが、日本ではそうなっていない。

5.9はそもそも、特別なムーブがいらないグレード、ということなので、入門グレードでもあることなので、どの課題でも、わざとランナウトさせるのは辞めたほうがいいだろう。

どうしても岩質などで、ピンが遠くなるなら、その遠くなる方が例外であるべきだろう。

基本的に、フリークライミングのお約束は、どこで落ちても死なない、ということにはなっている。

この約束は、岩との兼ね合いで守るのが難しいのだが、九州ではむずかしくないところでもランナウトしている。

ランナウトしていれば、岩の機微をまだ分かっていないジム上がりクライマーは、腕力が足りないと思えば、すぐ落ちるという作戦に出るので、落ちてはいけない箇所で落ちてしまう。

■ 核心部でランナウト=R

ユージさんのデイドリは、最初のハイボルダーは、ハイボルなんだから、当然落ちれない。

ランナウトと同じことである。しかし、デシマルだと5.12くらいだそうだ。

が、しかし、5.14を登るユージさんが落ちる可能性があるか?というと、ない。

最後もスラブに立ちこむところはランナウトしているが、そこは核心は終わった後で、しかも、そのスラブ立ちこみは、みたとこ、普通にスラブで難しそうではない。

ので、Rはつかない。そのムーブは、5.14ムーブではない。

■ 核心部の困難度 グレード

トータルすると、核心ムーブの困難度=グレード。

5.9に戻ると、5.9とグレードされた課題は、核心ムーブが5.9ってことである。つまり、ムーブがなくても、登れるギリギリ限界の課題が、5.9と、少なくとも私がクライミングを習った関東ではそうなっていました。

九州では、クライミングジムで5級が登れる人しか登れないのが5.9という認識になっており、5級はそこそこムーブの洗練がいるボルダリンググレードである。

普通の大学生男子は、ジムの5級は登れない。

したがって、九州では、リードする新人クライマーはなかなか現れない。

危険すぎてリードに進むことが難しい。

リードに進む要件も、

 関東では、自分が落ちることを予見できる力

が要件だったが、九州では、デッドで取るしか選択肢がないような人もスクリーニングできないで、いいね!と言ってしまう。ダイナミックムーブが5.9でいるようなら、へたくそってことですよ。それか課題が、そもそも、5.9ではないってことです。

九州では、5.10bに平気で5.9をつける訳で、その原因は、劣等コンプレックスである。

1年くらいは、そうしたことが分かるために、トップロープ限定で先輩について歩くべきである。

人によっては、10年先輩のあとをついて歩いても分からないらしいが。

要するに、九州には、オーソドックスなクライミング教育は不在で、その不在の中、育った人たちが、後に続く人に同じ苦しみを味わってもらいたい、という負の連鎖になっているだけである。

本来クライミングの道は、感謝の花で敷き詰められているべきである。

参考:

5.9には5.12まで全部が含まれる件

2024/05/23

【自己分析】現代クライマーにとって、何がボトルネックになって、ロープのことが理解できないのか?知りたかった

■ 刺激に敏感なのに、みずから刺激を求めてしまう矛盾… 探究心の失敗でした

私は、HSS型HSPです。

実は、相方が山梨時代から、「あいつは分かっていない」と、皆から言われている奴だということは、「〇〇さん、気を付けてやってください」と頼まれることから、感じられてはいたのですけど… 

 その欠点が具体的には、どんな彼の性格から来る欠点なのか?

が、よくわからなかったのでした…。この私の

 好奇心&探究心

が、私を突き動かした可能性があるな…。それで、彼の性格についての私の疑問が、分かるまで、一緒にいることにしてしまったんだろう…。

それは、背後に、

  彼個人ではなく、現代のクライマー全員の平均的特徴、

を掴みたいという思いがあった。彼個人に出ている欠点をつぶすことで、

  現代クライマーの平均像、

クライミングを教えるとしたら、どの粒度で教えねばならないか?

ということが分かると思ったのだった…。

つまり、アラーキーは研究対象の題材であって、一緒に登りたい!というクライマーではない… まぁ、今まで誰かと一緒に登りたい!と思ったことないけどなぁ…。夫の元君以外。しかし、夫はクライマーではない。

結局、研究して分かったこと。

一般的なジム上がり&講習会出席無し&師匠なしクライマーは

1)25+35=60が計算できない

そのため、25mのピッチと35mのピッチを50mシングルで来ているときに、つないでしまう。そして、やっぱりロープは60だね!などと頓珍漢な感想を持ってしまう。

つまり、登る前から失敗していることを、そもそも自覚すらできていない。

2)その理由は?自分に魅了されているため。

敗退なしで!というロープ構成は傲慢だが、悪くない…その意思があれば、貫ぬける場合もあるだろうからだ。しかし、25+35が60であるときに50mロープで突っ込むのは、もう明らかに何が起るか、未来は見えている。

このようなバカげた行いが起こる理由は? ナルシシズムであった。

3)シングルロープの技術しかなく、ダブルロープは使えない

まぁ教えてくれる人がいないんでしょう… 普通、アルパインをスタートしたら、ダブルロープを1本購入するものですよ?

4)ロープの屈曲について、全く理解していない

つまり、リード経験が全くないのでしょう‥‥誰かに教わらなくても、リード経験が豊富であれば、流れが悪いと登れなくなることくらい、自明の理、で分かる。

5)屈曲について理解していないということは、ロープの基礎が摩擦であることについても理解していないだろう…

つまり、ロープに対する知識ゼロってことですね…。ロープに興味がないのにロープクライミングしている。それは、なぜか?やはりナルシズムしか答えがなかった。

そういう人はボルダーがおすすめですね。なんせロープの知識は要らない。

6)クライミングについての理解の不足のすべての原因は、自分に魅了されている、という言葉一言に尽きる。

クライミング=男のナルシズム

っていう世界観でクライミングしているんだな~ってことが分かった。

結局、俺を世界にPRすること、世間がコロッと騙されて、すごい!と言ってくれる、クライミングへの世間の無知が、

 これならチョロく、ナルシズムを満足させられる!

っていうのが、

 彼にとってのクライミングの魅力

ってことになっていたみたいです。

マズローの5段階欲求説は有名ですが…

  『承認欲求』という高次の価値観

が、パートナーだけでなく、クライマー本人の

 『生存』

を危うくする。

つまらない自己実現欲求に付き合わされて死ぬことになる… のは、誰だっていやですよね。

■ 短期的に満たせても、長期的には満たせないと思うよ

たしかに現代では、世間のみながクライミングに無知なので、みんながすごいすごいと連呼してくれますが…

そんな無知に付け込んだ賞賛をもらっても…

自分で自分を欺くことはできないので…

真の 承認欲求の充足にはならず…

結局は、自分の実力は自分で知ることになり、長期的には自信の無さを補うことにはならないと思いますよ。

母の愛で自己肯定感を満たすのと同じで…

  何か自分で決めた目標を、自分の努力で達成する

これしか、自分を満たす方法はないと思いますけど…。

結論: クライミングの安全には?

    ナルシストを避ける

平たく言えば、かっこつけたいだけの理由で登っている人を避けることです。

クライミングが安易なナルシズムの道具に使われるようになって残念な世相です。

故・吉田さんの遺影。世界のトップに立っても、ナルシズムの道具にしなかった偉大なクライマー。


2024/05/22

町は衰退し、人は老いる

 

■ 2006年の古いロクスノ

を読んでいたら、去年出かけた北海道の下川町でアイスクライミングのコンペが行われた記事だった…

アイスコンペがあっていたとは…

知らなんだ。

もう下川でアイスコンペが開催されることは起こりそうにない…

北海道ではなく、岩根で大体コンペは行われている。

下川町は、どさんこハナちゃんの時代へ(笑)。


■ メルボルンアラプリーズと米澤さん

九州で、開拓にご一緒させていただいたり、岩場で一緒に整備をしたり、私のリードのフォローをしてもらったりした米澤さんが、黒稜会の鬼岩の記事で出ていた…。

言ってくれたら、普通にビレイしてやったのに…。

そういえば、最近のロクスノにも、米澤さんホワイトポイントで登ってるトポ出していましたよね。今でも、九州のトップ開拓者のプライドがあるんだろうなぁ…

しかし…

九州のクライミング教育の不在具合はひどい。九州の、というより、福岡の、なのかもしれないが。

米澤さん一人が頑張っても限界があるのだろう… 

今日は、クライミングガイドなりたての人と朝は話をしたが、九州でガイドから直接学び、クライミングを覚えたい人はいるのか?不安ならしかったが…

逆に、山岳会は全く機能していないので、ガイドから学ぶ以外の入門方法がないと思うけどなぁ。私は、教える側について、男子たちのリスク感性ゼロのクライミングに巻き込まれたくはない…。

そうでなくても、引率の先生状態である。

アラプリーズは山岸さんの記事だった。行く機会があるような気がする岩場である。

グレード、辛そうなんだが…。

2006年と言えば、16年前。

人は老いるもの、である。岩場だって、ボルトは劣化するし、そして、クライミングは進化を続ける。

しかし、昔のロクスノはまともなのに、なんで今のロクスノは、あんな空っぽの雑誌になってしまったのであろう???

北海道の記事

2024/05/21

世界トップレベルのクライマーと世界最低レベルのクライミング教育が併存する現代登山界

 ■ ひさしぶりに山書 読了しました☆

歩ける、ということのありがたさ…

私は、個人で独学して、積雪期ガイドステージⅡが取れるだけの力をつけたクライマーです。

一般ルートからテニクニカルルートへステップアップし、そこから、さらにフリークライミングのマルチピッチに、ステップアップしたため、歩くだけで良い、易しいルートには、九州にきた地点では、なかなか、再度、魅力を発見することが難しくなっていました。

というのは、九州には、リスクのない、簡単な山しかないからです。

北ア、南アのおひざ元から来てしまったので…。九州の山で最初の山は、脊梁縦走です。

その縦走の最後で読図で山を下りたら、同行者が「うちの会の人には無理」と言ったので、超がっかりしたんですよね。

ま、登れる、というより、歩ける、ということが一般ルートでは大事です。

■ ”歩ける”、なしで、”登れる” に来る若い人 

歩けるが卒業してから、登れる へ進む人は昨今少ない。

自分の”歩ける”スキルの軽視が、若い人がグレード中心思考になり、山を楽しめなくなっていった理由の一つかもしれません。

私自身も陥ったかもしれません。今後は反省して”歩ける”を強化しよう。

再度、”歩ける”の強化をしなくては行けなくなったので、これは歩けることにも感謝しようという活動かもしれない。

『彼女たちの山』 を読みました。

https://amzn.to/3Kb23hi

小屋番をしている彼女たちについては、よく書けても、やっぱりクライマーではない人が書く人物評は、クライミングにおける心理的な機微については描けないと思いました… 森山編集長が書いた、ユージさんの人物評を読み、ほんとに良く書いてあると思いました…

両股小屋に出向いていたころ…ほんとの登山スタート時ですが… とても楽しく、ただ林道を歩いているだけで、オコジョにあった。深い山の中で、小屋番として暮らす星さんに会いに行っただけなので山は登らないで帰ったんですよね。

両股小屋への道

今ではすっかり、星さんが苦手のチェーンソーも、ユンボも使えるようになり、なんならログハウスの作り方まで知っていますが…

あの頃から比べると、ほんとに別人と言うくらい、成長したかもしれません。

フリークライミングの世界では、ペーペーですけど、まぁ5.10c程度の実力だって、5.7止まりの往年アルパインのクライマーの基準から見れば、そこそこちゃんとしているわなー。

まぁ、ノースフェイスだとか、おしゃれブランドと化したファッションブランド店の店員の男性には、5.9だって登れないもんなぁ…

しっかし、私の自己評価が低い、のではなく、彼らの自己評価がものすごく非現実的に高まっている、ということだと思うぞ?

だって、ユージさんはじめ、クライマー各氏は、世界列強列伝、系です。

ユージさんを解説したもの:

https://www.redbull.com/jp-ja/climbers-story-01

しかし、これを見て、男子は俺も、と思うわけですが… 実際は、50代女性が登れるところも登れない。

そこには、登山教育の不在があります。教育不在だと、ほんとに才能がある人だけが、勝手に独学で、成長でき、教育に依存していた普通の才能の人は、成長そのものができない…

その結果、山では遭難。岩場では事故=アクセス問題。

原因は教育の不在であり、若者のほうではない。

私は、一般的山ガールよりも、かなり高いところにいます。当然、世界列強には含まれません。そんなの当然、わかるでしょ…。でも素人さんよりは、玄人さんに近い場所かな。

そこが、教育不在だと当然分かる、でなくなる…。

客観視の欠如、メタ認知力の低下、が、栗城劇場の作られ方だと分かったことが、九州での成果かな。




【山岳遭難】”国立”登山研究所が、遭難をきちんと解説して、分析記事を発表するべきでは?

 ■ 文部省・”国立”・登山研究所

大丈夫…?

森山元・編集長が指摘していたが… 

なんと登山系遭難YouTubeチャンネルが、悪劣なことになっているらしい…。

https://www.moriyamakenichi.com/2024/04/youtube.html

しかも、ネットで、チャンネルごと売買すらされているそうです…

いや~ ちゃんとした登山家やクライマーが、きちんとした解説を世の中に出さないから、こういうことになるんですよね…。

■ でも、”デイリー新潮”では…(汗)

森山さんの記事を追っていたら、こちらの記事にたどり着いたのですが…

https://www.dailyshincho.jp/article/2024/04160601/

でも…デイリー新潮では…。

だってここ、数ある新聞マスメディアの中では、下品ですよね?

お下品にお下品で対抗? 記事を読んでるときのスクリーンショット。


こーゆーの。

まともな大人は読まないメディア…。そんなところに、言説を上げても…。誰にリーチするの???

というので、謎だなぁ…と思った。

■ ”専門家”として対価を得ているような人たちが本来すべき仕事をさぼっている

日本には、”国立”の登山研究所がありますが… 国立と言うからには国費で運営されているのだろうが…

アメリカのアクセスファンドほどの機能も果たしていない…

まともな遭難に関する書籍も出版されない。

アメリカでは、毎年、アメリカンアルパインクラブが遭難事例をまとめた報告書…が出版されている。そして、それはアマゾンで買えます。


私が登山を始めた2009年以来、毎年、遭難者数過去最高、とか言いながら、まぁ、やれることは明白で、やれる人材もいるわけですが、

”山は自己責任”の標語を、自分たちの無責任の転嫁

に使い、何にもやっていない。

人に責任を押し付ける都合の良い言葉になっている。

まもともな登山者が学習したいと思っても、情報が提供されていない。

情報そのものが提供されていないのに、

  どうやって自己責任を貫徹したらよい…と?

だから、こういうYouTubeがはびこるわけなんでしょう…

登山における遭難問題とクライミングにおけるアクセス問題は、ほとんど同じですよ。

まぁ、文登研出身の若い男子がこんなクライミングするくらいですから、文登研の教育は私が、会の新人に行う教育よりレベルが低い。

文登研上がりクライマーの現実:https://allnevery.blogspot.com/2023/02/blog-post_19.html

そして、クライミングインストラクター協会のガイドになっただけの実力があるクライマーがいても、その人に施された教育は、残置直掛けがローカルルール、っていうくらいの低レベルだったわけで、九州登山界、山岳会の衰退は著しい…。

起こっていることはすべて正しい…ってカツマ―みたいなこと、言いたくなる惨状ですね。

■ 関連記事

2024/05/20

【新しい取り組み】うつ回復期のライフスタイル支援

■ うつ病回復期のライフスタイル構築支援

1)瞑想的山歩きによる運動療法(2時間オーバー歩き)

2)分子栄養学の知識をベースにした食事指導(まごはかわいい食ベース)

を行います。

上記の二点のライフスタイル構築において、行動変容に心理的障害を抱える方については、

 トランスコーチングの技術を含むコーチング手法

で、こちらの押しつけとなってしまうアドバイスではなく、コーチングによる本人からのニーズと答えを引き出し、自分らしく生きる支援を行います。

■ 診断が出るメンタル疾患は除外します

社会生活が営めないほどのトラウマの回復、摂食障害、その他、病名が診断される精神疾患についての心理療法については、専門家を紹介いたします。

あくまで社会生活を維持している人むけに、うつ病の回復期において、必要なライフスタイルチェンジを支援いたします。

事例:
・競争的価値観から 調和的価値観への変容
・カロリーベースの食事法から、細胞レベルの代謝をベースにした食事法への変容
・ご自身の食生活改善を阻止している、なんらかのメンタルブロックの自覚と解除
・自分自身を大事にし、周囲の環境との調和的ライフスタイルを構築するために必要なモチベーションアップ
・自分自身をより深く知ること
・心身相関を利用した瞑想的山歩きによるメンタル回復
・クライミングによる強制瞑想
・ヨガによる自律訓練法および瞑想

他の誰に押し付けられたのでもない、ご自身のオリジナルなライフスタイルを構築するお手伝いをさせていただきます。

■ 事例: 鬱、無反応性低血糖による気力低下対策

行動:

一口サイズの玄米おにぎり(おばあちゃんでも食べれるソフトおにぎり)を少量頻回食で食べる

1)無反応性低血糖 対策

2)腸内環境整備 対策

です。現在、サプリメントによる栄養療法から、通常食への移行期にあります。

■ 症例

Before(以前の食生活)
一日2食(16時間断食を含む)ヨガ式ベジタリアンから、完全ヴィーガンへ移行し、4年でうつ病発症。直接の原因は、B12欠乏による悪性貧血。ペプシノーゲンの低下、フェリチンの低下、リパーゼ分泌不良により、症状は、食物アレルギーの多発。

結果:
悪性貧血による鬱(再発)。不眠。食物アレルギー多発。副腎疲労による慢性疲労。軽度の肥満。アキレス腱断裂等、外傷の多発。筋力喪失。

処方:
1)ビタミンB50が著効。特に、ナイアシンが著効。
2)ビタミンCにより副腎疲労が回復。
3)ビタミンDにより、腸内環境の保護に著効。
4)BCAAの朝・夜の摂取により、筋骨格筋の喪失に歯止め。
5)オリジナル有酸素運動の採用と筋トレにより、筋喪失に歯止め。負荷なしの運動ではだめ。
6)カルニチンにより運動時の疲れに著効(鉄の充足が消費に間に合わなかったため)
7)亜鉛、鉄、マグネシウムにより、精神の安定。銅過剰の解消。
8)グルテンフリー&カゼインフリーの実践
9)高繊維&プロテイン食の実践

全体的にたんぱく質の摂取を回復するが、初期はペプシノーゲンが出ていないので、たんぱく質を摂取しても排泄されてしまい、栄養吸収されない。対策には、ボーンスープはやってみたが、合わず、アミノ酸が著効。特にBCAA。グルタミンは効果不明。

運動療法としては、マシン筋トレは合わず、オリジナル運動を開発したことで、飛躍的に回復。個人に適した運動スタイルを見つけることが大事である。現在は、水泳週3、テニス週2で、運動量は、日本人向け推奨値の23メッツを上回ったと思われる。必要な運動量は人によって異なり、個人に合った運動量を採用するのが大事。

新たなライフスタイル構築:
1)食生活
行動:朝1号のご飯を炊き、一口サイズのおにぎりにし、腸が空っぽにならない程度、血糖値が下がらない程度に食べる。まごはやさしいを基本にした食生活。
2)運動
行動:運動量の維持。向上。

今後:
新しいワークライフバランスの確立。




【ライフスキルを学ぶ場としてのクライミング】クライミングは、究極の自分軸練習会

 ■ 葛藤を抱えるチカラ


「〇ちゃん、わがままだけど、可愛いから許す!」


これって、これを発話した人の、葛藤を抱えるチカラ、だったんですね。


私は、彼の思いどおりにならないことで、師匠に葛藤を抱えさせていたらしい(笑)。


でも、最後、「えらいね」と褒められたのでした…


■ クライミングは究極の自分軸活動


クライミングで人間の相手の言うとおりにやっていたり、相手の要求をすぐ受け入れたりしたら、すぐ死んじゃいます(笑)。


相手は、身長が高く、単に手が届くだけで、こんなのも登れないのか、と言ってくるだけで、しかもクライミングに対する理解も、私より低かったりして、結局、どの口が言う? 5.12登れるって威張っているくせに、10bで落ちていますよね、あなた?だったりします。


つまり…

クライミングで自分軸でなければ、死んでしまう。殺されてしまう。


クライミング=究極の自分軸、練習会。


そんなのがホントのところです。





【メンタリング】〇〇さんみたいなガイドさんと山に行ったら、何を教えてもらえるんですか?


「〇〇さんみたいなガイドさんと山に行ったら何を教えてもらえるんですか?」

と今日は聞かれたのですが…この質問自体が、的を得ておらず… ガイドって

  山を学ぶとはどういうことか?

ということについてのメンタリングなんですよね… 

だから、最初から山を舐めている人には、そもそも、受け取るアンテナがないから… 

何を与えても、「?」 となるだけのことなのです。

それで短絡的なサービスとなると?

 自然解説ができます

とか、

 ボッカしてあげますよ

とか

 おいしいランチを作ってくれる

 写真を撮ってあげる

とかになります… バカみたい。

そういうのではなくて、山をするということは、自然界の中で、都会の中では忘れてしまった野生動物さんとしての人間性を取り戻すことなのです…

師匠らから私は何も具体的には言葉にして教わったことはありませんが…、メンタリングされる中で

  わ!読図能力がないと山で迷子になるなー

とか

  いやぁ… このままいけば夜になるなー

とか、

  このままいけば、水がないまま、何時間も過ごすことになるなー

とか

そういうことが、師匠の様子…準備する姿を見たりすること…で分かるんですよね…

例えば、村上さんは私がパッキングが遅い人を待っていると、

  すいません!!

と謝ってきて、パッキングが遅い=迷惑クライマーと私は分かるようになった
んですが、パッキングが遅い人、ひとりいたせいで、山では

 凍傷

とかになります。山岳会いても、金魚の糞で、人のあとをついて回っていただけの人にはいつまでたっても分かるようにならないし、ありがたいとすら思わない。

他にも、アイスクライミングでは、凍ったロープを溶かして、コーティング剤を塗るまで山。

シークリフのクライミングではカムを洗うまでが、山。

一般登山では、日本登山大系やネットで情報収集するところから山、です。

終わったら、山の記録を書くと、次の反省点がまとまります。つまり、セルフモニタリングという技術ですね。これ、やらない人が多いです。

■ 大甘やかし過保護お母さんみたいな山ばかりの九州

九州の山では、山が簡単すぎて、ぶらーとテキトーに行ってテキトーに帰ってきても、大丈夫。何も起こらない。

一切、危険なことは起こりませんので、いつまでいても、自然界は、大甘、甘やかしたお母さんみたいな山なので、自然界を舐めると痛い目に合うということは、学べません(笑)。

その上、沢にすらボルト打っちゃって、どんだけ、甘ったれ?みたいなことになっています。

その結果、勘違いが長年、訂正されないことになり、その感覚を、そのまま北アや南アに持ち込むので、遭難者が大量に出ることになりますね。

事例: https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail3?id=85905

オマケ:マーカス・ガルシアのメンターシップ 山はライフスキルですと同じことを言っていますよ。

MARCUS GARCIA Full Interview from Climbing-Grief-Fund on Vimeo.

【アクセス問題】世界のトップクライマーTommyから成功事例のお知らせ

どうも、買い取って保護区する、という事例がトニーはお気に入りのようですね。

そういえば、八面でも買い取ってもらいたがっていました。地元は

以下引用・・・・・・・・・



 Cochamo!

I love this story so much! A bunch of climbers and hippies rally together, get creative and ultimately negotiate a deal to save a valley not unlike Yosemite. This path for this was paved by conservationists showing the locals that the land was more valuable intact than used for extractive industries. A dam was planned up the valley. Roads and power infrastructure were to be built.  The developer was convinced by the climbers and hippies to sell it into protection. It’s taken years of work, lawsuits, and a ton of creativity to pull this off. 

Imagine being able to buy Yosemite for $63 million! Seems like a good deal to me. But we still need to raise the money. It’s rare to come across a land protection issue with such a simple solution. All we need is the funds. This should be a no brainer for the climbing community. 

I’m likely going to be talking about this quite a bit in the future. For now, If you want to donate go to the link in my bio.

コチャモ!

私はこの物語が大好きだ!クライマーとヒッピーの一団が結集し、創意工夫を凝らし、最終的にはヨセミテとは似ても似つかない渓谷を救うために交渉する。この道は、自然保護活動家たちが、この土地が採取産業に利用されるよりもそのままの方が価値があることを地元の人々に示すことによって切り開かれた。渓谷にはダムが建設される予定だった。道路や電力インフラも建設される予定だった。 開発業者は登山家やヒッピーたちに説得され、保護区に売却した。これを成し遂げるには、長年の努力と訴訟、そして膨大な創造性が必要だった。

ヨセミテを6300万ドルで購入できることを想像してみてほしい!私には良い取引に思える。しかし、まだ資金を集める必要がある。これほど単純な解決策を持つ土地保護問題に出くわすのは珍しい。必要なのは資金だけだ。クライミング・コミュニティにとって、これは当然のことだろう。

この件に関しては、今後かなり詳しく話すことになるだろう。とりあえず、寄付をしたい人は私の経歴にあるリンクからどうぞ。


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