2023/10/03

【リーダーシップ】フリークライマーだってレスキュー講習

 ■ フリークライマーだってレスキュー講習

現役日本人クライマーの中で、ダントツの世界的知名度の平山ユージさんのFB投稿が回ってきたので、シェアします。

ユージさんと言えば、日本フリークライミング界のエース、星として、長い間、輝き続けてきた人でした。(現代はたくさんの若手がいます)

その偉大なクライマーが、レスキュー講習をインストラクター技能講習で、再講習受けている姿です。


■ アルパインクライミングには、レスキューが必要だけど、フリーには要らない

というのが、長く、

 フリークライミングでスポートルートしかしないクライマーがレスキューを端折っている言い訳

でした。

なんせ、アルパインクライミングをする場所って、北アなどの山の中、なので、基本的に携帯電話の電波が入らない、が前提です。

しかし、フリークライミングの岩場って、車が横付けできる場所がほとんどなんですよ。

なので、もともと山をやっていた人にとっては、”安全地帯”って感じです。

その安全地帯感覚が一般フリークライマーに模倣されたのか?

 事故ったら、119番すればいいや

っていうのが、一般フリークライマーの考え方でした。

■ 安易な119番はしない慣行

もちろん、もともと山岳会や個人的に師匠に弟子入りするなどして、教育を受けたクライマーは、事故なんて起こそうものなら、その岩場が登攀禁止になってしまい、他のクライマーに大迷惑をかけてしまうので、事故報告なんてする人はいません…。

私が前にいた御坂山岳会では、足首骨折したのに這って帰ってきた、つわものがいました…。

私自身も、ビレイ失敗して落とされて頭の傷7針、とか、肉離れして痛くて立つのもしんどいのに、自力で5時間運転して帰る、とか、アキレスけん断裂したのに自力歩行で医者にいったとか、そんなです。

■ レスキュー講習に、登り返しやリードクライマーレスキューが入っている

安易な119番はしないにしても、別に車で病院に搬送するからいい、っていうのがおそらく

 9割がたの安易な外岩フリークライマーの発想

なんですが… グリグリで登る方法とか、アッセンダーの使い方とか、落ちたクライマーと二人で懸垂下降する方法、とか、が基本的には、

 エイド技術 を基本とするもの

なので、

 20mくらいの岩場をハングドッグでうんうん唸りながら、RPして解決して最高グレード5.12を達成する

という内容のクライミング活動を何日続けていても、ヨセミテビッグウォールを登るために必要な技術、っていうのは身につかないんですよねぇ…。

そのために必要なエイド技術は、レスキュー講習が教えてくれるんですよ?

都岳連の岩場講習でも教えていました。そこが一般フリークライマー、特にスポーツのインドアクライミング上がりの人には、てんで想像もつかないみたいなんです。

たぶん、

 リードで落ちたクライマーが意識を喪失した、というトラブルシナリオ自体が思い浮かばない

んじゃないでしょうか?

■ インスボンでは振り子トラバースがありますよ

普通にフリークライミングのルートにカテゴライズされているルートを登るにしても、エイド技術が必要な場合があります。

例えば、インスボンには、振り子トラバースがあるルートがありました。

そういうのをヨセミテに行きたい人は、練習としてやらないといけないんですが…、普通の岩場で振り子トラバース出てきます?出てきませんよね?

そういうことが、なんか分からないみたいなんですよね。

フリークライミングの世界で、グレード信奉の世界にどっぷり漬かっていると。

エイドだって、練習がないと、エイドこそ、うっかりミスで死んでしまいますよ。

フリーなら、迷ったら”ハードプッシュ”でなんとか切り抜けられても、エイドでは知性がないと解決できません。

■ ロープにセンシティブになれる

人のロープで登るのに何の問題があるの?

というクライマーが9割だった、海外のクライマーたち…

も、その無神経さから、レスキュー講習とは無縁の方々だったことがうかがえます。

なんせ、レスキューの講習を受けていると、自分のロープでマッチしているプルージックが人のロープでは回転数が合わなくて、使いづらかったりします。

私のプルージックコードはケブラーですが、自分のロープだと2巻きでちょうどよくプルージックできるのに、人のだと、最初に何巻き必要かチャックしないといけないです。

マルチに行く前に、ダブルのロープなら細系のコードが必要になります。

そんな機微も分からないレベルの人が、人のロープで登りたい、という人たちです。

そんな ノー天気120%クライマーがいくら集まってきても、クライミング仲間っていうより、ただのリスク増加要因

人のロープをガンガン痛めることだけして、たぶん、ありがとうの一言も言わないです。

だいたい山岳会の新人の様子がそのような様子です。人のロープを使っても、当然だと思っているでしょう…。

■アウトドアツーリズム上の課題

ちゃっかりすること…それが海外における、自己責任の世界のようです。

となるとそれに備えるアウトドアツーリズムが必要で、結局は、

   たくさんのクライミングガイドが必要になる

ってことです。

要するに、クライミングにおける安全は、日本人か、外国人か、で分けられるのではなく、

 きちんとリスクを考えて、行動できる思考力があるか、ないか?

と言うようなことです。

ない人たちには、啓蒙を続けるしかなく、いくら水を飲ませようとしても馬が飲みたくないのであれば、水を飲まないのと一緒です。

クライミング界は、魚の釣り方を教えるのではなく、魚そのものだけ上げ続けてきてしまった…楽しみだけを上げ続けてしまい、モンスターカスタマーを作ってしまった…という現状にある、ということです。

そのような中で、模を示す意味で、ユージさんのレスキュー講習参加情報は、かなり意味のあることだと思ました。

Let’s safe climbing!


関連記事

ジム上がりクライマーが登り返し技術がない

https://allnevery.blogspot.com/2023/07/blog-post_8.html


2023/10/02

【リーダーシップ】 東さんの開拓におけるリーダーシップ

 ■ 開拓者を訴えるクライマー?

岩場の事故を受けて、大開拓者の東さんから、通達?案内文が来ていたのでアップします。

たぶん、フリークライミングの世界では、個人化が進み、山岳団体と接点があるクライマーがあまりいません。

スポーツクライミングの世界とも、アルパインクライミングや登山をするための組織の山岳会とも、接点がないので、普通に外岩でクライミングしていても、どこの組織ともつながらない、ということになる。

その上、ネットをしないSNSをしない人だと、てんで、情報が流れてこず、

 見様見真似、

が広まる結果になっているんではないですかね? 九州の一時代前の支点を見る限り。

その見様見真似した相手がまっとうな人ならいいけど、”友達”とか、だからなぁ… 

それで、まったく頓珍漢な結末になるんではないだろうか?というのが、”周囲の人から学習しているクライマーたち”を観察して思った結果です。

ひどい人だと、トップロープノーテンで登って、”オンサイト!”とか言ってる。

マシな人でも、ロープドラッグしてまともなビレイになっていないのに、オンサイト!とか言っています。

昔の人でも、その周囲の人たちの偉い人1名が間違えば(カットアンカーを現代のリボルトに使おうとすれば)、その人を参照する全員(九州の開拓者全員)が間違う、と言う流れになっている。

■トップクライマーが情報発信しないと、ピンキリのキリの人がすることになる事例

クライミング界というか、日本人全般かもしれませんが、情報発信をしてリーダーシップをとる…例えば、世界のリン:ヒルのように…ことがなく、待ちの姿勢で、誰かから盛り立てられることを待っている傾向があり(謙虚さの美徳?)、その結果、ちゃんとしたクライマーほど陰に隠れ、実績が認められず、全く実績が頓珍漢な、栗城さんやら南谷さんやらが、自己主張するので、メディアに大々的に取り上げられる…という顛末になっているような気がします。

余談ですが、野口さんなんて、栗城さんが出てちゃんとしたほうに入れてもらえるようになった感じで、野口さんですら、お坊ちゃんクライマーとしてアルパインクライマーの世界では全然認められていない感じでした。

フリークライマーの世界では、奥村さんやら、菊池さんやら、北山真さんやらのプレゼンスが薄い。

それは、なぜなのか分かりませんが、ユージさんが花形なので、譲っているのでしょうか?そこは分かりませんが、アルパインも誤解がひどい世界ですが、フリークライミングは輪をかけて勘違いが横行しています。

私が言いたいことは、

ちゃんとしている人たちが積極的に情報発信してリーダーシップを取っていかないと、トンデモがトンデモと気づかれないまま、はびこり、何も知らない新人クライマーにとっては、異常が普通のことになる…。

ということです。事例としては、カットアンカーで二点が水平に二つ並んだハンガーのない終了点を見ても、それが変な終了点だということがまったく気が付かず、常態化している、ということが挙げられます。終了点で気が付かなければ、ランニング支点で気が付くはずがないでしょう。

正しい情報が入ってこない…が長く続いたのは、山岳会が形骸化して〇十年… 『高みへのステップ』にも、間違った支点が掲載されている事態になっていました。

九州では、私が来た時には、すでにそういう事態になってから、〇十年が経過していた…、ということだと思います。







文字起こしさんによる結果
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クライミングルートと支点

1. 支点と責任
クライミングの支点にはどのような責任範囲になるのか整理してみました。

1) ナチュラルプロテクション (クラックルート)
トラッドクライミングで使用するプロテクションには 「アクティブプロテクション(カム等)」と「パッシブプロテクション(ナッツ等)」 があります。 

これらはクライマーが独自にセットする場合が多く、 墜落の時に外れた場合は製品の構造的な欠陥を除いてセットした本人が責任を負うことになると思います。

2) アルパイン・クライミング
基本的には 「墜落しないこと」 が前提のクライミングです。 また残置ハーケンや残置ボルトを使用して外れた場合でも、 支点を設置したクライマーの責任を問うことはまずないと思います。 設置から年数が経過して腐食などで耐力が無くなっていることも考えられます。またアルパインの場合はナチプロをセットすることも多く、 支点構築もクライミング行為の一つであり、 残置支点ならその強度の有無を観察する能力も問われます。支点に強度がないと判断した場合は何らかの対応をする必要があります。

3) クライミングウォール
ヨーロッパでは欧州規格 (EN12572-1) に 「人工的な登攀施設」の強度や仕様が規定されています。 またクライミング競技に使用するクライミングウォールでは「競技規則」にこの欧州規格を批准するように規定されています。

この強度規格は汎用的な存在になってきたため、 管理されたクライミング施設や営業クライミングウォールでは設計・施工・保守管理に於いてこの規定に沿うことが求められると思います。 なお欧州規格ではハンガーの強度は試験荷重・ 使用荷重は670kg、破壊荷重は2,000kgとなっています。

4) 自然の岩場 (シングルピッチクライミング、スポーツクライミングルート)
このジャンルのクライミングでは難度の高いルートを目的なので、 「積極的な墜落」が前提となります。 このためクライミングウォールと同程度の支点強度があることが理想的です。 

またリピートクライマーはそれぞれのハンガーの強度をテストすることなく、既設のハンガーの強度を信用して登っているのが現実です。

ルート開拓者はそのことを鑑み、強度のある支点の設置を心掛けていると思いますが、岩の状態や開拓からの経年によって所定の強度がない可能性もあります。


①設定場所の問題
アンカーボルトはハンマーで打診して岩が硬く締まっている場所に打ちます。 ただし中間支点の割付け上、 どうしても岩の状態が良好でない場所があり、その中の最適箇所を選ばざるを得ない状況もあります。

また以下のような部分にはハンガーは設置できません。

a. カラビナを掛けると岩角に対してカラビナにテコ状の力が働く。
b.クイックドローに掛けたロープが岩との干渉でギロチン状になる。
c. 墜落すると緩傾斜部やバンドに当たる可能性がある場所。
d. アクシスに対して、一つ下の中間支点からロープが横断するような形になり、墜
落するとロープと交錯して危険な部分。
e. ロープがカンテやバルジを越えるような形になり、ロープの流れが悪くなるようなところ。

これらクライミングする上で危険な状態が予想される場合は、 ハンガーを設置する場所に制約を受けることがあります。

②岩場や岩質の問題
ルート開拓者はアンカーを打つときにハンマーで打診して、岩が脆くなく、ひび割れなどない状態の箇所にボルトを打ちます。 ただしハンマーでの打診音が良好でも岩の崩壊の規模が大きすぎる場合は予想できないと思います。

a.御在所岳中尾根バットレスではマイクロバス程度の大きさの岩が抜けた。
b. 城ヶ崎の 「キャデラックランチ」 周辺の岩が崩壊して、 数ルートが消滅した。
c.雪彦山(兵庫県) でボルトを打っていたタタミ畳くらいのフレークが剥離して、クライマーが巻き込まれた。

③ 特殊な問題

a. 応力腐食割れ
近年UIAA(国際山岳連盟) ではアンカーボルトの「応力腐食割れ」を問題視しています。 これはステンレス鋼などの耐腐食性の高い製品にもみられる事象です。 拡張式アンカーのようにボルト内に常に引っ張り荷重が働いている部材に対し数カ月から数年の比較的短期間に亀裂が発生することがあるようです。

b.ひび割れの拡充
石灰岩にはひび割れ部分に石灰成分が浸潤して接着剤のように再固着させているような箇所があります。 そこをハンマーで打診しても異常な音がしない場合もあります。 ただしハンマードリルの振動や拡張式アンカーによる圧力によって微細なクラックが生じることがあるかもしれません。 またこのクラックに水分が入り、 氷結するとクラックを押し広げて岩塊の固着力を緩めることが考えられます。 ここに打たれたハンガーに墜落衝撃がかかると岩が
剥がれる可能性があります。 ただしルート開拓時にこのことを判断するのは
非常に困難です。

C. リボルトの問題
リボルトの原則は 「オリジナルルートの尊重」 であり、ルートのアクシスやボルト位置によってルートの性格を変えることは慎まれています。 このため付近の岩の状態が悪くても、その中で「最適状態」の場所にアンカーを設置するしかない場合があると思います。

2.開拓者の責任範囲
自然の岩場でもスポーツクライミングルートは、支点に一定の強度があることが前提となっています。 また慣例上それぞれのクライマーは残置支点の強度を確認せず使用しています。

開拓者は誰もそのルートでケガをされたくありませんので、考えうる最適な場所にボルトを打っています。

もしそのボルトが抜けてケガをしたクライマーから訴えられ場合、すべての開拓者は以下の2通りの案内するしかなくなります。

① 私の設定したルートでケガや死亡があっても訴えない人だけ登ってください。
②私の設定したルートは強度に責任が持てませんので、ルートの上に回ってそれぞれの支点の強度を確認して、自己の責任に於いて登ってください。

自然の岩場ではクライミング前にルートの点検をすることは事実上困難です。 このため支点に関するトラブルがあっても開拓者には責任が及ばないことがクライミング界の不文律になっていると思います。

※道理上だれがみても危険な状態の支点や墜落一回で抜けた支点に対して、 開拓者に一切の責任がないとはいえません。 ここでは一定の期間や一定量の墜落でも異常がなかった支点のことをいっています。

また支点に異常があった場合はクライマー自身が補修するか、 告知や周知を行なうことがすべてのクライマーの安全につながる大切なことだと思います。

再度繰り返しますが、 開拓者は事故を無くすため、可能な限り安全に配慮したルート作りをすることが大前提です。 ルート開拓は労多く、費用がかかり、文句を言われることが多々あります。 それでもルートなくしてクライミングはありません。 今後もクライミング界に貢献できるよう同志の方々、頑張っていきましょう。
--------------- 太字、赤字当方

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小鹿野で大規模伐採?


日向神で見られる一般的な支点についてのUIAAの評価





2023/10/01

【心理学】 Stephan Gilligans workshop

■エリクソン・カンファレンス2023の感想

これまで出た、どのような心理カウンセリングよりも、まともだった…(汗)。

日本の精神医学の学会とか、ちゃんと機能していない、と言う意味なんじゃないだろうか・・・(汗)?

もう30年前になるが、若いとき、カリフォルニアに住みこみで働いており、そこの家のお母さんは女性教授だったので、ある時スタンフォードに勉強しに来ている日本人教授を家に招いてパーティをしたんだが、その人、ただの箔漬けに来ているらしくて、大学院にいても本当にただいるだけだそうで、同僚の女性が、ベビーシッターをしていた私にこっそり”あなたの英語のほうがうんといいわ。日本人って彼みたいな人しか勉強しに来ないわよ”と告げ口?してきた…。その真意は、あなたのほうが歓迎よ、頑張れば勝てる、みたいな感じだったんだよなぁ…。

どうも日本の既存の権威団体って、その席に座っているだけで、本当に社会をよくするようなことは何もしていなくて、結局、それは、海外の人の目には、バレバレでバレているような感じなのだった…

UIAAのアルパインサマーの出版契機を、ただの一クライマーに過ぎない、私が作ったことに関しても、実際同じことが起きたんじゃないだろうか?

30年たって、精神医学を大学で学んだ正統派権威ではなく、個人でセピストとして研鑽を積んできた人が、エリクソンカンファレンスを主宰し、米国を代表すると言えるような真摯なセラピストたちを日本に紹介しているという、この事態…

うーん。30年前は、私に言われても…と思っていたんだが、クライミングに関して、私が日本の仲間たちにしてあげられることは、アルパインサマーの翻訳契機を作ったこと以外に何かができるのだろうか??

たしかに日本のクライミングは、世界の40年遅れなんだが…。というか、日本のクライミングというより、日本全体が20~30年遅れている印象なんだが…。

例えば、アメリカで、父権社会が主流だったのは、1950年代だそうで、現在の日本はそれが崩れつつあり、育メンの若い人が出てきた…ちょうど1970年代には米国社会もそうなっていたそうで、だとすると、50年遅れなんだよなぁ…。

■ 帰国の意味付け

日本がこんなに世界から置いてけぼりになってしまったのは、私が本当はカリフォルニアに変える予定で帰国したのに、そのまま日本にいついてしまい、海外で暮らすことで、日本の在り方をアップデートする力になり損ねたから…みたいなことはないと思うが、あんまり日本社会のアップデートに貢献している実感が少ない…。

帰国してきたのは、日本を応援したいと思ったからなんだけど…。しかし、結局のところ、日本の既得権を持っている人たちは、何が自分たちのため、国のため、なのか、その視点が根本的に欠如しているんじゃないだろうか?そもそも。

クライミング界の上位団体や役員を務めている人たちの評価をクライミング関係の弁護士で有名な方が評価していたが、それを聞く限り、ガバナンスの問題、だそうで、結局、ガバナンスの問題というのは、俺が俺がに陥っているって意味なので、そこで判断する限り、結局、上に立つ者の役目をはたしていない、と、そういう意味なんだよなぁ…。

だからと言ってこっちに振られても、みたいな感じはあるよなぁ。

■Stephan Gilligans workshop

I am joining's Erisksonian psychotherapist's workshop now. 

The suffering comes from the mismatch of inner world and outer world does not matched to one's life.  

For example, 

I wants to be a climber but being irresponsible is the least thing that I want to be. 

I'm wanting to live in a world that I take a full responsibility of my own well being, so being irresponsible to a landlord or the local community of a crag is the least matching to my ideal. 

That stops me and that is because my integrity is threaten, in this past 5 years.


2023/09/30

【心理学】 心理的安全のない場所vsある場所

■心理的安全性

最近、モビトレクリニックののち、初〇負〇ジムに行って、分かったこと。

心理的安全のないジムのほうは、入会したときから、「最近、会員が入ってこなくて困っているんです、どうしたらいいんでしょうか?」と相談される…(汗)。全く人気なし…。

しばらく通ったのだが、結局、目の前のマシンに偶然座ったヤツと無言の競争をおっぱじめるような世界観だった…。無言で、”奴は20kgか、ならこっちは25kgだ!”とか、そんな感じだ。空気はいや~な感じだった。

なので、最小単位が2か月なので、通わなくて済むようになり、ほっとした(笑)。いや~もうお金を払ってしまったら、通わない訳には行かないというので通ったが…我慢の勝利です。

”この空気の悪さ”は、残っている人は分からない。

ほかを知らない子供が、アル中のお父さんでも、親は親なのと同じで、他の世界があるとは想像がつかないのかもしれない。ジムの人に空気が割るかどうか?聞いても、残っている人に、分かるはずがない…。

残っている人は、そんな嫌な空気の場所でも平気でいられる、”神経の図太い人”だけだからだ。

■ モビトレは思いやりの世界観で良かった

ここでも紹介したモビトレクリニックが使っていたホグレルマシンは、リハビリ用だが、クライマーの円背の矯正にも良いと思う。

初〇負〇は、マシンの性能うんぬんより、運営が…もう、いや~な空気が流れているのである…それは、一般ジムでも、競争心の強く、ナルシズムの強い男性が黙々と筋肉を見つめているような環境では、同じかもしれない、アレ、である。

献身とか、努力とか、そういうものとは、全く別のもののような気がするんだが…。

心理的安全性は、競争社会の中にないことが、よく分かる世界観だった。

 学校に行かなくてはならない。→ 行きたくないなら行かなくてよい。

 会社に行かなくてはならない。→ 行きたくないなら行かなくて良い。

それしか、社会がホワイト化する方法はないと思う。

日本社会がブラック化するのは、儒教文化の押しつけを一般常識として他人に押し付けるときである。

女性を家に入る道具のように思っていたり…女性は女性で、”女は耐えるもの”、”目下の者は耐えるのが美徳”とされ、リーダーの間違いを間違っていても、指摘するのが倫理違反になるような文化だと、例えば、炎天下で水を飲まなければならない、みたいな生理的欲求ですら、リーダーへの服従のため、に抑圧される。

みんなが自分に合わせてくれ、自分を持ち上げてくれる環境で成長できますかね?

できないでしょう…

大きくは、その姿が今の日本の政治ってことになっている…っていうので、

 結局、弱者が声を上げないこと=現状維持、

になってしまうって意味です。

本来は、弱者の声が拾われてこそ、民主主義であるので、モビトレとの違いから、集団が違えば、世界観がこんなにも違うのか、ということが分かった今回の経験だった。

良かったのは、

  嫌な集団からは離れることが大事だ、

ということが分かったことかな? なんせモビトレはとっても良い感じのトレーニングジムでした。

院長の光安先生は、サッカー出身だそうですが、運動理論が私のアキレス腱に会っているということで初動負荷を進めてくれましたが、初動負荷は運動理論がどうこうと言うより、カルチャーが全くダメ、でした…。


2023/09/28

【心理学】グレード至上主義は、大事なことを見落とさせる

■ 無自覚のトラウマ解消欲求?

弟が亡くなったのは、もうずいぶん前で、25年前です。

弟は突然死で、24歳で亡くなりましたが、余りに急だったので、よく分からないまま、平常の日常に、彼の死は埋もれて行きました…。私も若くて、結婚前だったので、とても忙しく、まだロボット事業部にいる頃でした。

40代になり、クライミングを趣味でするようになってから、特に九州の命知らず自慢をわざと行い、命を軽んじるような言動を繰り返す、若いクライマーたちに、ものすごい違和感を感じるようになりました。

もともと私は優等生タイプなので、粋がりなどで、命を落とすような ”幼稚さ” や ”あほくささ” とは、相性が悪く、弟の死がなくても、そのようなメンタリティとは無縁のタイプです。

問題は、そのような自分を守る盾になっていた自分の本来の資質が、弟の死、によって、生かされなくなったということです…。

罪悪感

が原因です。

私の周りには、弟思いの私の思いに 

 ちゃっかり便乗、

したいという人が集まるようになりました。

■ 自頭で考える 地頭で考える

本来、山やになるには、やらなくてはならないことは、本人が考えられます。

雪の山に行くのに、雪崩講習を受けずに行けば、当然、その人は雪崩に喰われるリスクは、高くなりますよね。

岩の山に行くのに、ロープワークの講習を受けずに行けば、当然、その人は墜落リスクは、高くなりますよね。

この当然の公式が分からないみたいで、どうも

 周りの同じくらいのグレード人が登っているなら俺も行けるだろう、と行く

という行動原則が多いです。

■ 自分ではなく相手を危険にさらす

クライミングをするのに、ビレイの講習を受けずに行けば、危険にさらすのは、相手であり、自分は人を殺す可能性があります。

これは、ショートの岩場では、誰でも分かるリスクなので、かなり無責任な山岳会でも、口やかましく言われると思いますが…盲点は

 リードクライマーがセカンド(を含むパーティ全体)を危険にさらすリスク

です。このリスクが顕在化したものが、白亜スラブでの私たちパーティの登攀ですね。

■ 本来あるべき姿から離れる=なあなあ主義=甘え

そういう本来習得しなければならないステップを端折ってしまうこと…

これがグレード至上主義の盲点であり、クライミングを含む登山にとって一番のリスクです。

例えば、阿弥陀北稜の学習院大学山岳部の遭難も、本来であれば、

積雪期 八ヶ岳赤岳
積雪期 八ヶ岳赤岳横岳縦走
積雪期 八ヶ岳全山縦走
積雪期 阿弥陀ノーマルルート
積雪期 阿弥陀御小屋尾根と阿弥陀中央稜


という最低5つくらいは終わった人が行くものです。これは積雪期ですので、無雪期に当然のように、八ヶ岳全山縦走は、楽勝で終わっておかないといけないです。一年で全部行けちゃいますよね。

これは、ステップアップの前に、道迷いリスク(山頂から別のところに降りてしまうリスク)を避けるための措置です。これは、普通にルートガイドを難易度順に並べても分かると思いますが…要するに周辺のピークを見ただけで、あれが〇〇岳と分かる程度の、土地勘はできた人が行くもの、なんです。

そうでないと、道をロストしたとき、なんか変だな…と気が付けませんよね??

ところが、現在では、登山関係者でも、人工壁で、5.11が登れるから、無雪期および積雪期の経験が欠如していても、「まぁ大丈夫だろう」という思考が顕著です。

というのは、指導者自身が、

 阿弥陀北稜を登れるレベルにない、
 自力で登山判断してきた経験がない、

から判断がつかない、のかもしれません。

人工壁で5.11が登れることと、山というアウトドアのリスク管理には何の相関関係もありません。

そこは、「歩き」と「登攀」という二本立てで、登山者のスキルを測るという思考回路が登山界では主流であることから、盲点になってしまうのです。

「歩き」の中には、「積雪期歩行(アイゼン歩行ということ)」「その山域でピーク名をすべて言えるだけの地形理解」「南北エラーを起こさないための、その山域での方向感覚」「下れば早いか、登り返しがベターか判断できるだけの地形理解」を含まないといけません。

ところが、現在は、そうした機微が理解されず、

 登攀グレード
 歩き = 若さ

で安全か安全でないか、が判断されてしまいます。”たぶん、だいじょうぶやろ”、です。

ほとんどの指導者が、本当は合理的判断でジャッジメントを下しているにも関わらず、

 古タヌキ的な経験値による判断力

などという、他者が理解しようもない言語化をしてしまうので、登山の合理的判断が、ミステリアス化されています。

逆に、年を取った人でも、その人の体力に合わせたプランニングすれば、その山旅は安全になります。

アメリカでは90代の女性がフリークライミングしているくらい、フリークライミングは体力は要らず、安全なものです。

■ 名誉だけ得たい

昨今のグレード至上主義には、副作用として 

 名誉だけを得たい

という人が集まるようになっています。例として、

・5.11がクライミングジムで登れるから、北岳バットレス四尾根に行けるはずだ
・5.12が登れるから、白亜スラブは登れるはずだ
・3級しか登れないのに、2段のボルダーをノーマットで登りたい
・5.11が登れます、というのにATC持ってこない

こうした人たちは、リスクよりも、

 自分を証明したい思い、認められたい思い

に駆られているもの、と思われます。それにほだされてしまうと

 殺されるかもしれない、という恐怖

が生まれるようになりました。しかし、登山の歴史を振り返る限り、この恐怖はあながち根拠のない恐怖ではないように思います。

お買い得5.12など、お買い得品を求める人はその傾向があるということですから、かなり要注意です。

【投資】 配当入金日が来ました☆

■クライミングしたい!という気持ちを投資に昇華すべし?

日本の岩場はイマイチなので、海外岩場がおすすめ、みたいな結論ですが、今は

空前の円安

全然、海外に行くのもおすすめではないですねぇ…。

とはいえ、すべての行動の自由の礎はマネー。マネーに強くなっておくことは、クライマーにとっても、一般ピープルにとっても、自由の根本となると思います。

世界経済に強いことは、適地選択にも、強みがありますね。

■ 恐慌前夜

私が市場に参入した22年は、経済市場でも非常に難しい都市でした。一気に資金が80%減して、その後持ち直し、100%になりましたが、ほんの一か月くらいだったので、びっくりしました。

今年、2023年も引き続き、逆イールドが維持されたままで、恐慌前夜は変わらず、ウォールストリートの大手金融業者は、軒並み空売り中です。

空売りは別名ショートですが、下がるほうに掛けるって意味です。つまり、米国のトップ金融機関の上等な頭脳は、軒並み、下がるさがる、と思ってるってことです。

■【速報】【金利はまだ半分】JPMorgan「最悪のシナリオが来た」

この動画のレバナス一本リーマンさんは、ナスダック100のレバレッジに投資しているようなので、レバナス一本、ってことですが…

いや~、ほんと。ずーっと、くるくる、と言っています。その恐慌を避けようと、米国のトップの方々は、苦心中のはずです。

今回の話では、

 中国で住宅供給過剰 → 貸し付け焦げ付き
 原油高  → 世界経済減速 エネルギーセクター増加
 
が印象的でした。まだ、”風が吹けば桶屋が儲かる仕組み”を理解していないです。ずっと取り組んでいますが、なかなか進展せず、なんとか自分を鼓舞して、元の数学脳を取り戻したい!と思っていますが、元気不足、かな。

■ 円転

さて、今は空前の円安ですので、ドルで運用して、円転が正解ですが、今日は、購入しているETFの配当入金日でした。

──────────────────────────
銘柄名  :バンガード・米国情報技術セクターETF
現地コード:VGT
市場   :NYSE Arca
発表日  :2023/08/14
権利落日 :2023/09/28
支払日  :2023/10/03
配当内容 :一株につき0.881400USD
備考   :-
──────────────────────────

EFTというのは、改善版・投資信託、って感じです。投資信託は、すぐに買えない、なりゆきで買えない、など売買に手間が結構かかり、解約してから資金が手に入るまで時間がかかります。このことを流動性が低いというのですが…

とりあえず、米国市場で、ETFは売買ができるので、取り扱いが楽です。株と同じで、価格はその時、その時で変わります。その点は投資信託も同じですよね。

配当が問題で、投資信託は自動再投資ですので、元本が増え、蓄財向きです。ETFは再投資は自分でしないといけないですが、少額の配当だと、再投資する気分にはなれないですね。

配当はドルできますので、今だとが円安なので、円転、が最も有利です。

まぁ米国市場に関連する銘柄は、ETFだろうが、投信だろうが、恐慌前夜には入れるものではないです。入れたら、ずっと暴落気を見極めるのに、見張っていないといけなくなりますから。

というので今日の見張り、終わり☆



2023/09/27

【心理学】プロセスラーニング メタ認知力の強化のすすめ

■ メタ認知力

 ”ATCを持ってこないクライマー”とか、”カムの位置が悪くロープドラッグしてしまうのに、そのことが致命的欠陥だと理解できないクライマー”とか、”だらりんビレイクライマー”

等々…は、

 メタ認知力

(相手を想像する、物事の結果を想像する)が足りていないのではないか?

と思うのですが、どうなんでしょうかね? 

とても面白そうなセミナーを発見した。

https://mielca.com/awe/PublicSeminar.aspx?gId=1&sId=1&eId=1154

■ パニック

そういえば、昔、習い始めのころ、簡単なマルチに、初心者を連れて行ったら、支点にロープを通す前に、ロープを投げそうになって、慌てて、ロープをつかんだことがあった。

その人、軽い躁状態みたいな感じだったんですよね。

いや、なんか、あれは、ちょっと発作チックだった…。

■ クライミング自体が心理ストレス

クライミングは、それ自体が、リスクを伴う、ということなので、心理ストレス系な活動というか、交感神経を緊張させる系、と言うか…

体を緩める手段に、極限まで力を入れて、それから抜く、というのがありますが…

心理作用としては、それと同じかも?

 緊張緊張緊張緊張緊張緊張 → 弛緩

みたいな?

確かに私も最初のころは、岩場ってずっとクライミングだからいやだなぁと思っていたのでした…

というのは、沢だと 

 歩き歩き歩き歩き →クライミング → 歩き歩き歩き

みたいなリズムなので、緊張するのはちょっぴりで、あとはリラックスだからです。

■ 油断 = 信頼していたから

師匠の青木さんとはクライミングでもずっとリラックス…というのは、結構

 信頼していたから

です。

その同じような信頼を、信頼してはいけないような人…友達の見よう見まねでクライミングしている人…に対して、してしまったのがまずかったですなぁ…

それだけすっかり師匠を信頼していたんでした。

そういう楽しいクライミング以外は、私はメンタルが持たないです。

■ 信頼

そもそも、クライマー同士の信頼関係ってどうやって築くんですかね?

その辺が、お手本がないが…。

しばらく先ですが、クライマーの訪問があるので、

 レスキューの復習しようかな~




2023/09/26

【心理学】解決思考ブリーフセラピーをクライミングに適用する

 ■ ブリーフセラピー

「自分が望む未来を手に入れるためにに、何が必要なのだろう? 何ができるのだろう?」

と考え、解決方法を作り上げていくのが、ブリーフセラピーと言われる手法です。

■ ビッグウォールを目指しているのに、RPグレードを上げようと頑張る?

私が謎の行動だな~と日ごろ思っていたのは、

  ヨセミテビッグウォールを毎年登ろうとしている

のにもかかわらず、

  日ごろは、ショートの岩場で、ハングドッグで、自分の限界グレードを上げようとする

ということの相関関係のなさが、何で分からないのかなぁ~ってことです。

いくら5.13登れても、ビッグウォールに必要なスキルとは違っています。なんで、なぜそこを頑張るって話になるのか?疑問でした。

■ Do More & Do Something different

 うまく行っていることを続ける(「Do More」)

 うまく行かなければこれまでとはなにか違うことをする(「Do Something Different」)

が次のステップです。

うまく行っていることの判定が違うんじゃないかと思ったんですよねぇ…。

自分が気持ち良くなることがうまく行っていること、ではなく、

 目的に利していることがうまく行っていること、

ですよ。

■ 例外探し

うまく行かないときの原因を探すのではなく、うまく行ったときのうまく行った要因を探します。

うまく行った事例… うーん。相方には、相方のリード技術が、本人が思っているような良い内容でないことを伝えようと苦労しましたが、あんまりうまく行きませんでしたね。

私のフィードバッグ技術が足りていなかったのかな?

■ ミラクルクエスチョンを問う

「今晩眠っている間に奇跡が起こり、抱えている問題がすべて解決したとします。次の日の朝、どのような違いがあることで、奇跡が起こって問題が解決したことがわかるでしょうか?」

今朝は、なんかまさしくそれで、なぜか非常に調子が良く、作業がサクサクとはかどりました。

■ タイムマシーンクエスチョン

「もしもタイムマシンに乗って5年後の自分に会いに行ったら、どんな友人と過ごしていますか?」

信頼してビレイしてもらえるクライマーとはつながっていたいですねぇ。

なんかトンデモ収集器な私でしたが、私がわざと集めている収集器と言うよりは、本当に単純に、往年のクライマーが作ってきたクライミングの世界観が

 零落

しているってほうが事態を正しく表現しているような気がします。

若い人には頑張ってほしいですが、その若い人たちが、

 人まね

に終始しているのが残念です。クライミングの自己責任っていうのは、無責任のことではなく、自分の安全は自分で考えて守るって意味ですよ。

■ スケーリングクエスチョン

セラピスト「一番いい時を10点、悪い時を0点としたとき、今は何点ですか?」

クライアント「3点です」

セラピスト「3点を4点にするためにはどんなことをすればいいでしょうか?」

です。今が10点の人はいないのではないでしょうかね?

たぶん、クライミング界は、年配の人のイメージでは、7,8点…いや9点くらい入っているのかもしれませんが‥若い人のRPグレードは上がっているので…実際にマルチをリードさせてみたら、40年前に登攀歴10年の40代男性が登っていたレベルを10とすると、今では、3か4点くらいしか登れなくなっています。

アルパインロックの経験値、ボルトルートであってもマルチピッチの経験値が、著しく軽薄化して、ほとんどの人は、

 ゲレンデでハングドッグして登り、RPグレードを上げているだけ、

で、それでは、ムンターもクローブヒッチもいつまでたっても必要性が出てきません。

従って結べるようになるはずもなく、さらに言えば、マルチやアルパインロックで遭遇する可能性があるピンチに、想像力を働かせることができるようになるはずもありません。

そんなお粗末様…というのが、スポーツクライミング偏向の結果、であるということですね。

手がかかる教育から逃げてきたら、40年後はこうなります、という未来が現在現れているだけというのが事実でしょう。




【岩場を預かるということ】スチュワードシップ

クライミングスチュワードって言葉が海外のクライミング界にはありますが…

語源はここから来たんだろな~というのを発見しました。

共有財産を預かる責任感、

とでも訳したらいいようなことですね。それがないと、

 岩場に関して、自己責任、という言葉は、

 無責任

に転換されてしまいます。 

クライマーの自己責任と言う言葉が、開拓者やローカルクライマーの無責任と同義になってしまってしまいます。

10分でわかるGPIF:GPIFのスチュワードシップ活動

【心理学】フレッドベッキー化 着実に進展中!

■ 約定

昨夜、仕込んだミニ株が今朝、約定しました。

投資も山と同じで、記録をつけておくのが大事です。

 信越化学 4566円

 キーエンス 55883円

 ダイフク 2882円

高いのは、キーエンスだけ。ミニ株は1単元から買えます。



■ 好景気=資本主義における富の再分配機能

投資信託、つまり、ファンドなら、100円から買えます。

こうしたことを書くのは、好景気なんて自分には関係ない!とあきらめている人に、

 あきらめているのは幻想だよ、と伝えたい

からです。特に年配の人に多い意識レベルです。

■ 言葉に対するアレルギー反応?

投資と言う言葉が悪いのかもしれませんが、投資なんてお金持ちだけのもの、と言う思い込み、投資は危険だ、という思い込みが強すぎるような気がします。

投資は投資でも、投資信託に預けておけば、世間の景気と同じになるだけなので、置いてきぼりではなく、みんなと同じ、つまり同調、です。

同調大好きの日本人がなんで、投資信託に預け入れるくらいのことができないのか?なぞ。

投資の中には危険なものもありますが、投資信託なんて、日本の年金ですら、投資信託で運用されているのですから…。

ちなみに年金は、国内株式:海外株式:国内債券:海外債券の比率が、25%の均等です。

私のお勧めは、大井幸子さん推奨の

 外国株式30%、外国債券10%、国内株式20%、国内債券30%、金10%

です。ゴールドは、戦時の暴落時の保険です。

■ 日本株の株高は富の再分配

今回の日本株の5-6月の上昇は120%というのが、私の投資実績だったのですが、夏はずっと安定推移で今少し下がっています。下がった時買って、上がった時売るのが基本。

なので、5-6月前に入れて、利確するのは、7、8、9月のどれでも同じ感じです。サマーラリーと言って夏の盛り上がりが終わった後に振り替えるが、定番かもしれませんが、今回に関しては、特にいつ利確しても同じでしたね。

さて、120%も株が上がったので、

 100円 日経平均連動の投資信託を持っていた人 → 120円

 1万円  同上 → 1.2万円

 10万円 同上 → 12万円

 100万円 同上 → 120万円

になっていたってことです。 どうです? ちゃんと分配されている。分配の順がお金持ち順ってのは、資本主義の課題ですが…。

資本主義社会に暮らしていて、富の再分配のゲームに参加していなかったら、再分配、待っていても一生来ないですよ。

■ 選択肢が多い場合の調べ方

投資信託は、ノーロード、信託手数料が低いもの、相場全体に投資するもの、が定番なのですが…、実際は、

選択肢が多すぎるくらい多い、

です。

4か月に3本、各1万円ずつ、入れてみた結果。ベイビーステップで1万円です。

①<購入・換金手数料なし>ニッセイ 外国株式インデックスファンド 

→ 11,576 円  信託手数料0.09889%

②投資信託 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI) 

→ 11,777 円  信託手数料 0.162% 

③投資信託 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

 → 11,825 円 信託手数料 0.09372%

大体、120%上昇だった…という実感と同じくらいの上昇をです。ただ細かい金額は、投資額1万円だと、どんぐりの背比べ。

なので、好きなのでいいんじゃないかって数値です。

これが100万円の投資なら、115万円になるか、117万円になるか、118万円になるかは、絶対額で3万円の開きがありますが…。

小額だったら、入れることそのものの行為としてのインパクトのほうが勝っていますね。

■ 心理的要因がボトルネック

「怖い、怖い」、「不安だ、不安だ」一辺倒では…。赤ちゃんと同じことになってしまいます。せっかく、大脳があるのに、使っていないことになります。

 心理的要因で、投資活動ができない…

これが、私が心理学が必要だと思う理由なんですが…。今、絶賛、勉強中です。

 心理的要因で、クライミングは危険だと思っている

のと同じですよね。

■ 基本は暴露療法 + ベイビーステップ

怖がっている場合の、基本は、

 暴露療法 + ベイビーステップ

です。 怖くない程度の小さいステップで始める。低リスクで始める、ということです。

まぁ、最初はトップロープからみたいなのと同じです。

■ 今回のベイビーステップに選んだ先

現在の経済状況では、日本株にしても、天井付近ですし、長期投資は、あまり先が見えていないので(暴落予兆が経済指標で出ている)、放置したい投資(別名:長期投資)には向かないです。放置したい人は暴落したときに仕込みます。(しばらく先に起こりそう)

選び先が分からないと思いますが、最初は

 インデックスノーロード

に入れておけば、日経平均と同じ動きをします。

■ 模倣する先

個別株は、チャートを見るのが難しいので、最初は人まねで良いと思います。

私の投資先も、まずは、捨てても良いお金で… このファンドマネージャーの個別株選択を模倣しました。

まぁ、株式はゼロ円になるリスクは限りなく低いです。今後、数年後には暴落が予想されているので、手放す時期は、次の天井が来た時です。要するに中期投資って意味です。

朝倉さんが、かなり信頼がおける方であると私は思いますが、そこは自己責任で判断してください。

https://www.youtube.com/watch?v=TkHnU1WpyM

模倣する先は、当然ですが、友達、ではなく、師匠クラスのプロにしてください。

みんな、模倣する先が間違っています。

そうしないと、クライミングと同じで、友達をまねして、

 クライミングしている人がATC持ってこない、

みたいな、頓珍漢なことが起こります。人のロープでリードしようとする、とかも同じですね…。依存的な人の依存症が、発露したケースです。

■ ウクライナ戦争 → 日本の株高

結局、何が起こっているのか?を知ると、ほんと、なんだかなぁと世界の因果律に不思議な気分がしてきます。

今回の株高をもたらしたのは、ウクライナ戦争で、ヨーロッパは戦費がかさみ、経済活動にひっ迫が来ているからなんですよね。

それに中国の大手企業の破綻が重なり、今まで中国に投資してたマネーが逃げて、日本株に来ている、というのが日本株高の理由です。

誰かが死ぬことで、自分が豊かになる、という仕組みに、資本主義がなってしまっており、自分が賛同していなくても、その流れは、原理として働いてしまっているということです。

だからと言ってウクライナに募金したら、この流れを一層強めてしまうだけなのですから。

なんという因果な世界の現実でしょう…



2023/09/25

【初心者vsベテラン】ユージさんの登りに妙な癒し効果がある(笑)

■【Vlog】平山ユージ&大西良治のデイドリーム part.2

いいなぁ… 今年、冬に行けないかまじめに考えちゃうなぁ…。もちろんデイドリームではないですよ(笑)? ジャムジャムできないかなぁ。足、いまいちまだ判断がつかないので、あれですねぇ…

■ 安心感の源は何か?

ユージさんや大西さんはベテラン中のベテランだと思うのですが、師匠の青木さんと登っていたころと同じようなリード内容で(もちろん、グレードは全く違いますが)、安心感のあるリードです。

例えば、

「はい、行きます!」 
「テンション!」
「足、少し間違った」
「うわ~ こえ~」

ビレイヤー:「赤、抜けました?」

などです。 こういう会話が、ビレイヤーの私と、師匠と登っている間は、ずっとありました。

ところが、一般ピープルのクライマーと登ると、ないんですよ。

だから、こっちが察してやらなくちゃならない。つまり、相手が自分で自分の感情にラベリングという活動ができていないんです。ということは、自分が危険な状況かどうか?のラベリングもできていない。

一般クライマーだとこんな感じになります。

課題に到着。オブザベもなく、当然、取りつくことになっている(無言の心理的圧力)

嫌がったら、「何、怖がってんだよ」って雰囲気が無言で醸し出されている。

相方のリード時: テンションのコールがなく、いきなり落ちる。「え?!まさかの10b落ち」とか、そういう言葉は出てくる。

脳内に、”この人の場合、10bでも落ちるから気を抜いてはいけない”とビレイヤー脳にインプットされる。(不安&常に警戒)

ハングドッグが始まると、「ポンプアップして!」と言われる。え?!ポンプアップ???

そんなことしたらフリーじゃないですが…。(過剰な甘え=間違ったクライミング様式)

しかし、当人はめちゃ本気なので言い出せない…。

ってこんな感じです。組んだ男子の母数が少ないので、サンプル数が少ないですが。

■ 無駄にハングドッグが長くなったのはいつからなんだろうか?

甲府時代も、連れていかれてみた、男子のリード、ハングドッグの時間が長ければ長いほど、頑張ってることになっていましたが、それって、特殊なクライミング様式ですよねぇ?無駄にハングドッグして、努力っていうことにしているのは、甘えの発露と思います。

■ 大事なのは心理的安全性

岩場の基部に、クラッシュパッドを使っていますし、カムいっぱい入れて、ランナウトなんてしていないですよねぇ…。

しかも、声掛けが豊富で、雰囲気、和気あいあい。

心理的安全性があるクライミングってこんなことだよ~っていう、良いサンプルになっているような気がします。

飛びついて落ちるのがいいことだと思っていそうだもんなぁ、男子って。

■ 私が登ってきた人たち…

最初の師匠の鈴木さん、蒼氷の先輩、二番目の師匠の青木さん、故・吉田さん、など…です。最後は、米澤先生と登りたいと思っていましたが、諸般の事情で登れず。

もうベテランとしか登っていないっていうくらい、ほとんどがきちんと教育を受けた人としか登っていません。

ので、心理的安全性がないクライミング、というのをやったことがない、と言ってもいいかもしれません。 

なんか、私が恵まれすぎてしまったんだと思いますが…

一般クライマーはこのような心理的安全性があるクライミングの様子をそもそも見たことがない、のかもしれません。

そこが理由で、トンデモクライミングが一般的、になっているような気がします。