2022/08/03

業力不滅…フォースか?パワーか?を見極めよう

 ■業力不滅

 今日の仏教説話は、業力不滅だった。

(ペテランクライマー)+(私)で行く山

=果=凍傷者3人出した阿弥陀北稜

=果=2名のリードを一人がビレイしていた比叡

(現代新人:荒木さん)+(私)で行く山

=果=ロープが上がらなかった白亜スラブ

などなど… 起きたこと(果)が思わしくない、場合の

因(内部要因)について考えています。

 ■ フォースか?パワーか?

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つまり、内因がフォース(ペテラン=プライド、現代新人=欲望)だと出てくる結果も、

・凍傷だとか、

・え?っていうビレイとか、

・まともな登攀になっていないとか、

つまり、総称すれば、ヒヤリハット、になるわけです。

■ 死なない程度のヒヤリハットはやったほうがいい

と言われます。実際、その通りなのですが、結局やったほうがいいのは、

  反省付きの場合だけ

です。

 反省なし → ヒヤリハットが積みあがって、ホントの事故へ → 死亡

になるわけです…。大体やらかしそうな人は、前々からそう言われている人ですよね。

■ まとめ

因 = フォースか?パワーか?を見極める

果 = 反省を頻繁に行い、誤りを正す

まぁ、言われてみれば当然ですが、その当然ができなくなる、魔が差す、のが、クライミングって活動の本質ですね。

この表で行くと、一般クライマーは、HappinessとProductivityの領域を、

        若者山岳会は、Peak Performance without stress 

        一流クライマーは  Extraordinary outcome を

目指せば、いいのではないかと思います。

用心としては、ルートに行く動機がPrideなどのフォースであるときは、セカンドでも付き合わないことですね。

2022/08/01

MONOPOLY 世界は誰のもの?/原題:MONOPOLY WHO OWNS THE WORLD?

信号無視の親子

■信号無視の親子

昨日は面白い現象を見ました。図書館に行くときに、T字路があって、そこは、交互に歩行者が青になる信号ではなく、3回に1回歩行者が歩ける。
 
子どもを連れた男性が、車の信号が青の時に間違って歩き出してしまったのですが…
その男性間違いに気が付かず、ずんずんと歩いて行きました。ついて行っている男の子ふたりは、間違いに気が付いていたのに、お父さんと思しきその男性がずんずん行くものだから、お父さんがあっているっていうし…みたいな感じでついていくことに…
 
これが、アルパインクライミングで間違った技術が延々と受け継がれていく理由だと思いました…
 
教える人が自信満タンすぎってやつです。ついていく方は、うすうす、これってちょっと違うのでは?と思っていたりもするのだけど、教えてくれる人がこれだ!というから、そ、そうなのかな…?みたいな感じ。
 
これは全国的に起こっている現象で、例えば、岩崎元朗さんの会でも、ATCを使うビレイを教えず、まだ8環と言っていました…(もう10年以上前ですので、今は改善されているかもしれません)。当時でも、アルパインルートに行く人は、最初はATCで確保できる支点の確実なフリーのルートでロープワークのスキルを向上させてから、本チャンに行くというのが定番の流れでした。
 
ATCを教えなかったら、フリークライミングでのクライミングの基礎、ができないまま、ルートに出ることになる。
 
というので、岩崎さんほどの人でも、自分が教えられたとおりにしか、後進に教えることができないんだと思ったのですが…。
 
山岳総合センターでは、どういう教え方が良いか?先生たちが喧々諤々の議論をしていたそうです。
 
そういう議論が、公開議論になれば、かなり登山の世界は前進するのでは?
 

2022/07/31

クライマーの人気稼ぎって同じレベルだな

■【ゆっくり解説】SNS写真が原因の昇天事故10選!

2022/07/30

膝の痛みに効くビタミン類

■ひざ痛のためのビタミン

個人的にナイアシンが非常に良いというか、膝ではないが、著効して、良く寝れる。

ナイアシンアミドは肝臓に負担があるという先生もいます。ナイアシンアミドは、ナイアシンの複合体でナイアシンだとフラッシュ(赤い皮膚)が出る人がいるためにナイアシンアミドを使います。

今は、まだナイアシン一日100㎎、アミド500㎎でとっていますが…、本来はメガビタミン療法だともっと取ってもいいことにはなっています。

膝は普通に痛いので、B6を増やしたらいいのかなぁ…。DとB6を購入するか思案中。


ビタミンって、一応化学物質なので、用心しています。

 

2022/07/29

想葬式

 https://www.sososhiki.jp/?fbclid=IwAR3EGDyap15GFB9_sa7V2iIy8vLL4OR1ZCTTiwRvzVCpe6akbcCk-7T1Uko

 クライマーにも追悼式が必要 



2022/07/28

苦痛系思考vs報酬系思考

■ 苦痛系思考vs報酬系思考

そもそも、苦痛系思考vs報酬系思考が何か?はこちら。 

https://www.neet47.com/archives/128?fbclid=IwAR33mN5LvMi3IsXducESBuvbafAYrV1Dy6hzs6eDLNjPgj_GP2YyE65x2xk

さて、荒木さんと登っていたのは、2年ほどですが、いや~後になればなるほど、クライミングに行くことが苦痛系思考になっていましたね…。というのは、私がきちんと山の記録をつけるタイプで、行ったときは、”楽しかった~”と思っていても、よくよく考えると、”おや?”ってことに気が付くからです。

白亜スラブも、記録を見ると、苦痛を感じている風情はない。が、これはヤバいと後で理解するようになっている。かなり時差があります。 福岡山の会と行った比叡も同じで、直後はリード出来て良かった~程度ですが、後で送られてきた写真を見て、”げげー”。

さて、報酬系と苦痛系はこのような違いです。


例:
自分の山に登っていた頃… 報酬系
 予習時間 数日~1カ月と多大
 その前の気分 わくわく 何が起きるのかなぁ~♪
 実行中  まさに人生を生きている!
 その後  ああ~楽しかったなぁ~
 

フリーになってから…苦痛系
 予習時間  予習しようがないんだよ…トポ古いし、誰に相談したものか分からないし
 その前の気分 これも未来の楽しい山のためだ、我慢我慢
 実行中  ガンバ!って言われてももう頑張ってる…
 その後  うーん、何筋が弱いから登れないのかなぁ?
 

これを41歳だから、トータル8年(うち3年は怪我で休養しているが…)と、山そのものをやってるより、長い時間やったわけで、マジ私はよく頑張ったと思う…。

自分に頑張りの成果は還元されず、UIAAの

”アルパインサマー日本語版出版”

に結実したわけだが…。 

とりあえず、精神レベル”喜び”が具現して良かったです。

その後、福岡に来たら、プライドとか、嫉妬などのようなネガティブエネルギーにさらされたような気がします… これは…ヤバいという主に

危機感

危機感=恐怖=心配=心理レベル 100

その後、何度か指摘して、改まる気配ないので、絶望=心理レベル 50 かも。

このネガティブ感情も、結実して、私の右ひざの脱臼になっていますが… これは、実は神の救いで、これ以上、付き合ってやらんでもええよ、のサイン。

■ 子どものころから報酬系で生きてきました…

私は勉強も、報酬系でしかしたことがないという珍しい人種で… やりたい!楽しい!と思った努力しかできないんですよね…。

やりたい!ということをやっている場合、楽しいので、全然努力という感じがないし…

フリーは体質に合わないのは、みんなが

ド根性系

だからかも…。フリーって、やっても、やっても、やっても、十分ってことがないですよねぇ?

指も壊れるし、人生も壊れるし… 姿勢も壊れているし…

脳内エンドルフィンでないので、私には無理。たぶん、アルパインでのんびり危険を避けるくらいの登攀力はもうあるので、これ以上は要らないかな。

これ以上あっても、行ける山の守備範囲は広がりませんし。 

       今日の一枚   このサザエ なかなか奥深いです


死は突然やってくる 

闘病ブログとクライマーブログは似ていますよね…

更新が突然止まる=死亡

いくつ知ってるかなぁ…そういうの。吉田さんもそうだし。杉野さんもそうでしたよね。

面識のないアイスクライミングの山やさんもそうでしたね…

ブログ=安否確認、みたいな部分はありますね。

 

マイナス×マイナス=プラス

 ■ 反省をしないという悪習慣

山やは、山に行った後、山行報告書を書かされるのが、山岳会の習わしなんですが…。

昨今それをしない山岳会が多い。

白亜スラブでロープが上がらなかった先輩もブログも書かず、山行報告書の義務付けがない会の出身で、行ったら行きっぱなし…つまり、一つの失敗が次の成功へつながっていない人でした…。今思うと、だから、10年以上のキャリアがあっても、ロープが上がらないとか、終了点を見落として、1点に二人がぶら下がる羽目になるとか、そういう失敗したクライミングを成功体験にして自己肯定感が上がりまくってしまうのだろうと。

つまり、

マイナス × プラス = マイナス

です。  

マイナスの経験 × ポジティブ思考 = 次も失敗

です。

ま、正直に言うと、反省するのがめんどくさい、が本音だと思います。

リード”してやっている” のに、”そんなにごちゃごちゃ言われるのなら、お前とは行かない” というのが正直な気持ちだろうと思いますが…

リード”してやっている” も間違いだし… ”ごちゃごちゃ言われる”のは、命を預かる責任上当然で、嫌なら一生セカンドやって、って意味だし… ”お前とはいかない”も、こんな人と行きたい人いるの?みたいなことになるわなー 

普通の感性のクライマーから見ると…。普通はスイマセンと謝っている姿、反省している姿で、普通…。

でも、そうならないで、すごく自己肯定感が上がるというのは、そして、もし、これが若い男性クライマーたちが山を楽しむ理由ならば… まぁ、事故は減らんでしょうなぁ。

だって、反省するどころか、むしろ、このような意味合いでの

ギリギリ

のほうが楽しいって意味でしょう…(汗)。

■ ギリギリボーイズ の ギリギリ

ギリギリボーイズという言葉が、一昔前には、アルパインの強い人たちの代名詞みたいな感じでしたが…今では立派な地位に就かれていると思いますが…

言葉のギリギリの内容をしっかり世間に伝え損ねていたのかなぁ…

世界に認められたギリギリ…Girigiri…

全く違う意味で日本に定着、ってなっていないかね?

それは、元をただせば、山行報告書を書かない習慣から…

 ■ マイナス要因は集客上書けない

しかも、昨今は、山行報告書はブログ上。となると、仲間以外の不特定多数も見る。

つまり、入会候補者も見る。と、マイナスなこと、ヒヤリハットなこと、とか書けないです。

入会候補者来なくなりますから(笑)。

危ない会と思ったら、誰も入らない。

でも、会で危ないのは、約1名とか、だったりします…特定の人がアブナイことが多く、みんなでその特定の人を阻止したり、守ったりしていることが多いです。

大抵はそのような人は、みんなのサポートなんか要らん!と思っていることが多いのですが、そう思っているのは見えていない本人だけで…ものすごく助けられていることにあまり気が付ける人間的器がない場合が多いのです。

ので、会のブログを見ても、アブナイ会か危なくない会かはわからない。

行ってみて、生を体験してみないと分からないです。

講習会が頻繁でない会は、スキルレベルがバラバラで、リスク感性不在の人が大きな顔をしている場合も多いような気がします。

大事なことは、

 ヒヤリハットから よく反省して、次の山につなげる、

ということです。これが、マイナス × マイナス = プラス ということの中身です。

食べれなくなったとき帰れる田舎を作る…という活動の要諦

 食べれなくなったとき帰れる田舎を作る…という活動の要諦

1)いきなり〇〇を避ける。
 
例:いきなり土地を買う。土地購入って自分が住み慣れた場所でも、かなり高度な能力が必要となる技です。でも、都会の非人間的な部分に疲弊した人って、藁をも掴むということで、大枚をはたいてしまう人が多く、そこに付け込む田舎人も多い。行政でも同じで、前に浮羽で行政の人に案内してもらった地域のおススメ移住物件って、なんと土砂災害の通路。行政だから誠実な物件が転がっているとは限らないのだ。
 
2)無理しない
田舎へ行くのも、都会の文化との差が激しいので、自分に無理がない範囲でにじり寄っていく。
 
動物好きじゃない人が、いきなり牛や豚の放牧の手伝いに行くと、豚の群れに入って行って餌をやるのは怖いかも…。
 
虫が嫌いという女性は多い。そうなると殺虫剤となる。と環境の上流で殺虫剤を巻かれると被害が甚大。虫が嫌いという人は、田舎っていいな、と思えるまで、都会にいるほうが人類にとっていい…
 
が誤解に基づくこともある。
 
例:キャンプ場は標高が低いので虫だらけできもいが、高い山の縦走では、虫なんていない(山で虫を克服した私が証言)
 
3)知識を持っておく
例えば、農業でも自然農の知識、放牧なら育種とかの知識、たい肥作り、林業の全体像、チェーンソーが使える、刈払機が使える、ユンボが使える、など…。崩落地名や崩落地形の知識は、災害大国日本では必須。
 
知識がないとそもそも、合理的選択ができない。
 
4)合理的選択に偏り過ぎない
けっこうテキトーっていうのがいいことは多いです。都会人は、仕事で、目標達成になれているので、優秀な人ほど、KPIは?とか考えてしまい、自分の好き!ではなく、お得!とか合理的か?で考えてしまう。合理思考が邪魔して、好き後回しになると、すべてが満たされているのに、何かが満たされていないとかになります…(笑)。
 
5)精神的拠り所を持つ
何をモットーにするか?でもいいのですが… 私は、環境、です。
 
山に登って、環境に反する活動をこれ以上しても仕方ないよなぁ人類と思ったからですが。
精神的拠り所は、何でもよく、目先の損得に振り回されない、という目的に資するものなら、何でも良いように思います。
 
ビルゲイツ?イルミナティ?が利用しているのは、ずばり”人間は貧すれば鈍する”という原理だと思います…。困ってしまえば、どんな悪行でもやってしまうのが人間で・・
 
例えば、補助金行政などは、その原理をうまく利用して、本来環境的に矛盾するという林業に皆を導いている…自伐型林業を推進している人ですら、生活のためのお金に困って”下草刈りしてくれませんか?”とか言います。自伐をやっていたら下草刈は存在しないんですよ…でも、下草刈っていう項目にしないと補助金が降りないので日当が出ないです…。片方で下草刈りしながら、片方で自伐型を進めるという、ブレーキを踏みながらアクセルを踏むみたいな葛藤がある活動をしないといけなくなります。
 
案)”○○パーセントお金に縛られない自給自足人”
 
実際の自給自足率のことではなく、
 
思想的な自由度
 
が大事かと思います。都会の価値観に縛られて生きると、お金を持っていてもいなくても、ゼロパーセント。一つの会社に全存在を掛けているので、安定どころか、リスク分散という意味ではリスク100%。
 
私はだいぶ自給自足スキルが溜まってきたので実践を伴っていない50%自給自足人みたいな感じですが…加古川で感じたのは、皆の囚われは、”普通” に対する囚われでした…
 
親が子供の学費を見ないといけないという囚われが強いと、高額な教育資金をねん出しようとして、今、目の前の子どもの成長を見たり、ニーズに答えたりし損ねる…。心配しなくても大学へ行かなくても生きては行けます。大卒でなくても、畑を耕す能力は増えない。それより、ちゃんとグロービスでクリシン受講したほうが、なんぼかいいかも?と思います。
 
老後2000万円問題なんて、人を奴隷的な企業文化の労働に縛り付けるために捏造された陰謀なんではないかと思うくらいです。



2022/07/27

自転車で沢

 ■ 自転車で沢

っていうのに参加してきました。

一番最初のロードの登りが、体力下がっていて、きつかった…。やっぱり、3年もきちんとした運動をしていないと、ホント、体力下がりますね…。ここ3年、インドア派に舞い戻っているからなぁ…。でも、仲間が良くて、とても楽しめた。

マウンテンバイク2度目でいきなり、沢に行くか?!っていう気がしないでもないですが、練習するにも、乗って良い場所が分からないのが初心者。

今回は、沢のコンディションも良く、こけたのも、3回くらいで済み、マウンテンバイクのタイヤも良くグリップして楽しかったです。

■ めちゃ好みでギア入りました!

沢の凸凹にタイヤが引っかからないように用心しながら、どんどんスピードを上げていくのですが…

1)マウンテンバイクの乗り方自体が、まだコツがつかめていない 例:タイヤの食い込み、グリップ力、

2) どんだけ体力がいるのか?自信がない… 病み上がりなのに今また怪我するの嫌だなぁ。

の2点の理由により、恐る恐る。

注意力が必要でありながら、スピードの方も上げていく、スレスレ感、とでもいうのでしょうか。自己効力感とでもいうのでしょうか…。その辺りのバランスをとる感じが、

そうそう、私が求めていたのはこれ!って感じ。

沢登りでも、忍者歩きに習熟して、楽勝化していくと、にんにん…と言いながら、段々早回しになっていきますよね。その結果、すごく早い!みたいな? 

そういうのが好みです。

 ■RP型クライミング

なんせ、RP型のクライミングって、ぱっぱとこなす、というのがないんですよね。ずっとじわじわしている。ので、ちっとも集中力って感じではない。

例えるなら、ピラティスみたいなのがRP型クライミング。集中力を途切れさせることはできないにもかかわらず、動きの幅せまーい、ちいさーいみたいな感じ。ほとんど動かない。

MTBは、例えるならヨガのヴィンヤサみたいでした…ずっと動きが連続で途切れることがない。

今回のライドは、集中力も必要なら、スピードも必要、みたいなのが、アルパインクライミングちっくでした。

やっていることも、かなりヤバいので、大げさとも思えるプロテクションをして、参加しました。プロテクションを貸してくれたのですが、これは、クライミングに例えるなら、トップロープみたいなものです。

■ 遡行価値がないという沢に価値がでるかも

平坦すぎて遡行価値がない、とかされる沢も、自転車で行けば、危険度満点で、たのしめるのかもしれないですね。ただ登りはちょいしんどいカモですね。性質上、下るほうが楽しいですが、下りはスピードが出過ぎてしまうので、リスクは増大。

MTBはMTBでそれなりにルートへの審美眼というのが必要ですが、沢やの価値観が、壁、に偏っているのは分かった。登攀的に面白くなかったら価値がない、ということに価値観が偏り過ぎなのは、やはり、記録で競争し合っていた、競争主義社会の遺産、とでもいうものでしょうね。

沢には登攀を求めず、美しいから行く、ということでも良いと思います。ウォーターウォーキングの九州版のトポがあればいいのかも?

■ ルールを課さずに

米澤先生は、岩登りを難しくするのは、簡単だ、とおっしゃっていました。

どんなボロ壁でもハンデをつければ、難しくなり、難易度を上げるには、自分に課すルールを増やせばいいのです。

たとえば、5.9が楽勝だ、というのなら、40kg担いでその5.9を登ってみるとか。このホールを使わない、とか、クライミングシューズではなく登山靴で登ってみるとか、自分でルールを決めて難しくすれば、どんな壁でも永遠に遊べるとジャンボさんも言っていたなぁ。

■ 統制vs開放

マイルールと正反対なのが、ボルダー。ノールール。

ボルダーは、究極にルール不在で、例えば、オンサイトする場合は、”誰かの登りを事前に見てはいけない”というクライマーの常識っぽいことも、結局のところ、無視されて、”ビデオトポ”とか言って、リードから入った人には信じられないような事態に陥っています。(人の登りを見て登っても、オンサイトっていうのかなぁ…)

ボルダーは着地が核心ですが、そのこともあまり語られないですし…MTBって、私から見たらかなり危険行為ですが、その危険行為をしている人たちからは、クライミングはもっと危険だと思われているようで、その根拠は、参加している人の性格、によりそうでした。

こちらに、バイク事故を起こす人のタイプ…が分類されていて興味深いですが…

https://bike-lineage.org/etc/question/traffic_accident_trivia.html

ーーーーーーーー

 この2タイプの性格の人が事故を起こしやすい。

両者の共通点はNP値が低いことで要するに

「他人への思いやりが無い人ほど事故を起こす」

という話。

ーーーーー

NPというのは、Nurtured parentの略で、思いやり深い親、という意味です。反対はFCです。FreeChild。

ボルダーは、どんな形でもスタイルは問われず登れたらいい、という訳で、ビデオトポで人の登りを見てしまっても完登。なんとなく完登って言う言葉で、曖昧に、ごまかされているような気がしないでもないですが。

初見、という言葉は、解釈の幅が大きくなっているのかもしれません。

まぁ、今の時世、リードの世界でも、トップロープノーテンで登って、オンサイト!とガッツポーズしている若い人がいるくらいですからね…。

■ アルパインクライマー向きの性格 vs ボルダー向きの性格

「その岩場、俺は簡単すぎて登るところねー!」みたいな、言葉は、基本アルパインのベテランには、愚かな言葉、として響くようです。難しくするのは簡単なのに…みたいな。

しかし、もしかすると、価値観がそもそも違うのかもしれないですね。

前に、アルパインの先輩が、「俺ボルダーが一番すき」と言ってきたとき、まぁ、言葉は悪いのですが、性的快楽の代用なのだろうなぁと思いました。

一気に出し切って、”瞬間で終わり”みたいなのが、男性の射〇ちっくというか…。腕力もオールアウトなので、そのあと、しばらく登れないですし…。 

ヨガでは、奔放な性は、禁じられていますが、なぜかというと、創造性のエネルギーが減るとされているからです。性の力は動物=肉体としての再生産力、つまり創造の力、でしょう。肉体を精神に置き換えても、同じ力が創造を生むわけです。

しょっちゅう、自慰行為をするとエネルギーが創造性に転換しないで、ただ不毛に消耗してしまうと言われています。人間が心身共に持っているエネルギーは限りがあるわけですね。ヨガでは、そのエネルギーを賢く使え、と言っているわけです。

ボルダーは一瞬で消耗系… 女性の私は、あんまり楽しめないというか、これの何がいいのかしら?みたいな感じです。

山でも、雪の山=長くて疲れる系、のが好きなわけですから…(笑)。持久系と瞬発系の人では、好みが合わなくても当然ですね。

■ 体力低めにも限界がある。最低ラインには届いていたようです

今回のライドは、実は沢のライドの中では最も基本形で、初心者に優しい体力低めコースでした。とりあえず、落ちた体力でもギリギリセーフで参加できた。正直、もう一息体力がほしいところでした。要・体力回復。

大勢で行くので、体力余って退屈、な男性もたくさんいたと思うのですが…、そこは、リーダーが素晴らしい人で心得ていて、ところどころ、停滞して、脚力自慢の男性たちにチャレンジ課題を提示していました。こんなリーダーが登山の世界でも、昔は普通だったのです。今ではすっかり絶滅危惧種になりましたが。身長180cmの大きな人です。体力ある人がない人を慮る以外、アウトドアで安全ってないですからね。あるほうがないほうに無理させると、ないほうは必ず怪我します。

体力余っている男性たちには、MTB版ボルダーみたいな感じで、小さい坂(支流の涸れ沢)を駆け上がるわけですが…。どんどん傾斜が上がっていて、これクライマーでもクライミングシューズがいいのでないと登れないでしょ、みたいなの。コケコケのスラブです。

45度くらいから一応クライミンググレードというか、足だけで登るには限界みたいになってきますが、登山の流儀では、45度~80度くらいまでは、日本では、5.7(鎖場程度)とおおざっぱに片付けられており、全然細かく分類されていませんが、自転車で登るとなると、

45度と80度の傾斜では大違い

ですね。まぁ、人間の脚でもそうですが。さらに違いが際立ちます。

ちなみに余談ですが、アイスクライミングでは、90度以下は全部、初心者課題です(笑)。45度のアイスなんて、登る人いるの?くらいなレベル感で、誰も登る練習しないですが、それくらいで、滑って、すってんころりんをやってしまい、大怪我する人もいます。アイスではⅡ級が一番怖い。90度を超えるとかぶっているという意味なので、6級ですが、6級は完全に腕力頼みですが、ぶら下がれるほど氷が頑強って意味で、自分が落ちない限りは安全度は逆に高まるともいえるし、気温を見極めないと、氷柱ごとまるごと壊れることもあります。6級は女性はいきなり厳しくなります。6級登れるクライマーでもⅡ級で死んでいます。ちなみに私が楽しいのは5級です。

あ、話がそれてきましたが、今回もマウンテンバイクで一番筋肉痛なのは、胸筋です。

上半身の筋肉は女性は使う機会がなく、全然、鍛えられていないからなぁ…。

長い登りで使った大腿四頭筋のほうは、大丈夫でした…。足腰で踏ん張れる系なら、なんとかなるかもしれません…。

 というので、今回は

 

  出来るかできないか分からないことにチャレンジして、出来た!

というので、とても楽しかったのでした。

 打ち捨てられた林道も、自転車なら、快適な道だし…。

 気に入ったので、また歩きにいくかもしれない。 

■ 次回用備忘

http://www.utonosyo.com/facilities.html

https://allnevery.blogspot.com/2022/08/blog-post_3.html

クライマーのゲストハウスもとい、食べれなくなったとき帰れば喰うに困らない場所作り

大阪、熊野、加古川、福岡の3つの場所では、加古川のお母さんたちが一番大変そうだった。

それは、”お金がないとただ存在することすら許されない”ように生活が仕組まれているからだ、というのが、あるお母さんの言い分だった…

私も分からないでもないんだが…お金を手放してみた結果、ある程度は思い込みだったなぁ…と振り返って思う。

足りないお金を足りるようにする、には、

・収入を増やす

・支出を減らす

の2つがあるが、収入を増やすというのは時間資産も減る。支出を減らす、という方向が今の時代は、時代の気分かもしれない。

 ■ 都会の人の”困ったら帰れる場所”作り支援施設

ゲストハウス兼シェアハウスみたいな?

・自給自足で、
・いつ行っても誰かがいる場所で
・人手はいつでも歓迎の場所
 

ってことで当然、田舎。中途半端な、”とかいなか”は、超・監視社会なので生きにくそうで、過疎の田舎がいいと思います。

例えば、長崎大村みたいな経済的に困っていない田舎は、都会への対抗心がすごく強く、”温暖地の長崎だって桃作れるもん!”みたいな農業になっており、脱石油型の農業が進む土壌としては、非常に後ろ向き。都会から近いから、都会の人が立ち寄りやすいけど、全然向いていない。 

都会から近いと、都会のおこぼれで、生きれる可能性が増えるという意味でもあり、自給自足より、農業イベントで、生計立てるほうが楽みたいなことにもなる。イベント依存の人たちは、コロナ禍で弱点を露呈したと思う。

人を移動させる観光業で儲かろうというのは、結局は、観光業ではなく、石油産業を潤すだけになる。人の移動=交通系石油産業の一人勝ち。例えば、今回の熊野ゆきで、一番お金が儲かった人は、現地のホストではなく、トヨタレンタカー。行くのと帰るのにしか使っていないのに。一番安いのでも、ピカピカの車で、日本ではレンタカーはオーバースペック。
 

 食べれなくなったとき帰れる田舎を作る
 

という活動をしたい人、クライマー界にいないかなぁ…。クライマーとは、クライミングさえ出来るなら、他には何も要らないという人種であるはず。そういう人は、自給自足が与えれた環境のすべてであっても、クライミングさえできれば満足するはず。

食べれなくなったとき帰れる田舎を作る、そういう人の流れを確立する活動に興味があります。
 

1)田舎に常駐して受け入れる側の人 (→ 地域おこし協力隊がやっている公営のゲストハウスなど) 
2)都会に常駐して行きたい人を集める側の人 (→ ジム)
3)都会人と自給自足人の間を埋める教育ステップを担う人 (プログラムディレクター)
 

3)がやれそう。

1)の人は、頭の固い人だと、田舎に骨をうずめる気で来てね、みたいな理不尽な覚悟を来る人に強いない態度が一番大事だろうなぁ。昨今、田舎では、移住人材取り合いなのです。

2)は、ぐるりの久本さんが活躍中。

■ 大人もやるべし

Wwooferの若者は、大体分かっていて、困ったとき帰れる場所探しをしていると思う。

しかし、退職間際の大人もやるべきでは?

なんせ田舎って、


じいちゃん、ばあちゃんでも、普通に労働戦力として生きていける場で、都会にいたら、定年退職後することない人は、生きる屍みたいになっています。