動画が回ってきました☆
着地点というから、ランディングのことかと思いきや… どこを目指すのか?って意味でした。
■ ほとんどの人が負けるゲーム
コンペって、100人出場したら、優勝者以外の99人は負けるゲームなんですが、そんなのに出て楽しいですかね? まぁ、楽しい人は、それでいいと思うけど。
大体の選手の手記って、いかにつらかったかと言う話だったりするよなぁ…
他の価値を示してあげたいと思ったりしますが、難しい…。
海外で登れば、コンペやグレード主義なんてつまらない遊び方だなぁと気が付くと思いますけど…。
でも、日本人はフリークライミングでも、極地法(つまり団体様の身内主義)で登っているから、現地の人と交流がなく、結局、海外のカルチャーに接することはない…。
■ 北鎌尾根で上がり
そういえば、天野和明さんも同じようなこと言ってたなぁ… 残念と言う口調で。
山登りをスタートした若い人…山ボーイとか山ガールと言われる人たちですが…の着地点が、
北鎌尾根を登って上がり、大体5年
って言っていましたね…。知的ゲームを楽しむ山登りではなく、自己顕示欲の山登りだとそうなるよなぁ。
私は38歳で山をスタートして、3年は個人で登り、41歳で山岳総合センターに参加し、フリークライミングは43歳からですが、そこから3年で、ラオスやインスボン、韓国のアイス、4年で個人で台湾の岩場に行けた。
だから、こういうクライミングをするのに必要なのは、フィジカルやスキルの問題ではないですよね。
ついでに、余力でUIAAのアルパインサマーの出版につながる契機を作った。これは穴の開いた桶理論です。ご褒美でBMCフェスに誘ってもらったけど、行きませんでした…。
すいません。なんか私なんかが、行ってもなぁと思ったんですよね。だって、各国代表者って、グレード自慢の人ばかり来ていそう。私なんて行っても、カルチャーが、そもそも合わないですよねぇ?
…というわけなので、まぁ私自身は、良い内容の山を選んで、やってきたんじゃないかと思います。事務局長の誘いを断れる人間はそういませんね。
■ 指力は天賦のモノ
ただボルダーは全く、適性、感じませんねぇ…。いや~、指、痛そう。ボルダーに必要になるフィジカルを私はもっていないと思うんですよね。
そのフィジカルを作れますよ、と、どこかの超有名トレーナーが言ったとして、やりたい!って思うかと言うと… 思わないかもしれない…。
のんびりピクニックしている場所に、たまたまボルダーがあれば、登って遊ぶのもいいかなって思うのですが、そのボルダーのために世界の果てまで旅しようという気にはなれない…。
まぁ、それは岩場も同じですが…。フィンランドのアイスクライミングに誘われたことがありますが、行ってもいいなって思いました。
好みのクライミングは、人それぞれですね。
■ 40代、50代クライマーは文化を作る世代
小山田さんは、最近、パーソナルレッスンを始めたそうです。
海外では、アメリカでもイギリスでも、アレックス君とか、エミリーとか、名だたるクライマーがオンラインコースを作ったり、いろいろと取り組んでいます。
日本のクライミングガイドは、自分がクライミング活動をする資金源としか、お客さんをみなしていないので、どちらが与えられている側か?というと、実はガイドのほうなんですよね。
トップロープを張って、こんなのも登れねぇのかと、顧客を見下して、終わり。
それじゃクライミング文化が栄えるはずがないですよねぇ?
もちろん、誰だって食べていかなきゃいけないので、仕事をしてお金をもらうのはOKなのですが、まぁ与えようと思って仕事している人とそうでない人は、仕事の仕方、記録の書き方でわかるよなぁ…。
ジムで小山田さんが教えてくれるセッションがあるそうで、技術中心のセッションだそうでした。
テーマは、一回目は保持、で、二度目はヒールフック。
そういえば、ピラニアでも、金曜夜にやっており、時にユニークな課題があったなぁ…
私は仕事でほとんど出ていなかったのですが、数少ない出れたときに、反対の足から始めないと登れなくなる課題があった… とりつきの足をどっちから出すかが核心で、数手先を読んでおかないと、反対を出しただけで行き詰ってしまう課題でした。
あれ、気に入って、行ったら触る課題、にしていました。
ピラでは、そんなにコロコロ課題変わっていなかったけどなぁ…。というか、むしろ、自動化するまで登りこみたいので、変わったら困るっていうか…。
今のクライミングジムの人は、ルートセットに追われて大変なのだそうです。
一回登ってもう終わり、っていうのが最近の人は好きならしい。
私とは全然違うなぁ… 私はスキル習得志向なので、バレエでも、プリエとは何か?エレベーションとは何か?ってだけで20年も遊んでしまいました…
クライミングは、フリークライミングは今からってところで、福岡に来たので、私のフリークライミングの歴史はまだ始まっていない…(笑)。
始まらないで終わるかもしれん… ま、それもそれでよいかと思っています。
クライミングは遊びなので、遊びで死ぬわけには行きませんね。
そういえば、吉田さんが、軒先貸して母屋取られるなって言ってたよなぁ…