ここまであけすけに語ってすごい楽しい!と思って驚いた… ちあこちゃんねる。
https://www.youtube.com/watch?v=ciooVJfMZw8
海外カンパニーで踊っている人の、赤裸々な日常、ですが、別に日本人だからと言って特別な何かがあるわけではなく、フツーです。私の海外生活の時もこんな感じでした。
海外カンパニーで踊っている人の、赤裸々な日常、ですが、別に日本人だからと言って特別な何かがあるわけではなく、フツーです。私の海外生活の時もこんな感じでした。
そのフツー感がいいですねぇ!!
普通に10年スロバキアで踊り、退団、芸術監督が突然いなくなる、などなど、就職活動や各国のカンパニーの様子が、普通の普段着感覚でわかる。
こういうYouTubeをクライマーの若い人もやったらどうか?と思いました。
■ バレエでも海外
バレエは19歳からです。大人になってから習ったので、ヘタウマというか、
3歳から習っている人=プロクラス、
小学生から習っている人=先生クラス、
60代になってから習う一般の大人=もうパは何も出現しない
という構成の中で、
先生たちには、当然、遠く及ばないが、大体の他の大人リーナより上手
という微妙な立ち位置に長いこと、いました。それはヨガの先生になって生かすことになりましたが。
バレエ同様、クライミングでも、海外で行う、ということが、私の中では喜びの源泉になりました。
なぜか? 日本の仕組みが、普通の大人にとっても、成長の足かせになっているっぽいんですよねぇ…
その証拠は、若い人は、みんな海外に出ます。クライマーもそうですよね?
■ 国内トップクラスでなくても、海外クラスに出てもいいですよ?
バレエは、サンフランシスコでもクラス取っていましたし、メルボルンでもそうでした。日本である程度には、なっているから(つまり、プリエが何か分かりません、とかないです)、どこへ行ってもクラスに参加しても、ばかにされるようなことはないです。
クライミングと同じですね、別に高グレードが登れるわけではないですが、ロッククライミングの方法を心得ているので、誰と組んでも登れます。(つまり、懸垂下降が何か、分からないってことはないです。これ日本のクライマーは、身に着け損ねていますよね)
バレエ鑑賞のほうは、パリオペラ座でバレエを見るのが初めての海外で、サンフランシスコ時代は、シーズンでチケット買って、マチネとソワレ両方、見たりしていました。当然、天井座敷ですが…。最後は、世界のコレオグラファー、ジョン・ノイマイヤーの通訳をして終わりました。 そういうことなので、バレエの事情というのは詳しいです。
で、
1)海外のバレエクラスは、別にプロ級だけの人のクラスではない。民主化されている。
その辺は、クライミングと同じですね。日本のクライミングに足りないのは、民主化です。
分厚い愛好者という層があってこそ、真のバレエのすごさや価値が理解され、プロが生きていく道が成立するわけです。歌舞伎役者が、いきなりイギリスに行って、プロです、って言っても生きていけるわけがないでしょう…その逆が日本のプロバレリーナの流出ですが、それは、国内に、プロが生きていくだけの十分な愛好者層がないからです。
クライミングに関しては、もう岩場を登るロッククライミングの技術伝播は、青色吐息で、虫の音です。例えると、町のバレエ教室つぶれそう、みたいな感じで、山岳会は全く機能しないどころか、間違った技術を伝える場になっています。
■ プロの男性バレエダンサーのチャンネル
Tomoチャンネルも衝撃でした。
とタイトルもショッキングですが… 日本のバレエ界って、お茶やお花を習うとき、免状制度であるように師弟制度を取り入れたことで、日本に広まったんですが…それは導入時は妥協だったんですよね。海外のやり方では日本はバレエをできない、ということで。それで古い思想のバレエ団は、個人名を冠したバレエ団であることが多いです。しかし、時を経てそれは良い面よりも、悪い面が大きくなりました。
今、日本で成功しているバレエ団は、新国立とか、スターダンサーズとか、Kバレエとか、海外の仕組みでやっているところです。
このTomoさんの素晴らしいところは、海外の男性ダンサーと互角に戦って勝っているところです。外国人より足長い(笑)。
クライマー男子も、海外のトップクライマーと互角に登る人が出てきてほしいですね、なんかユージさんで打ち止め感ありますが。
私も東京にいたころ、原宿で男性の若い先生のクラスがあって、取っていましたが、また取りたくなりました。
■ 谷桃子バレエ団の衝撃
古いバレエ団って、プロ級のアマチュア、みたいなことになっています。しかし、バレエのレベルが高騰する中に合ってそんなやり方ではやっていけなくなったのが、谷桃子バレエ団。 例えるなら、古い山岳会。
YouTubeで包み隠さず全て話す【老舗バレエ団の覚悟】https://www.youtube.com/watch?v=XcRHcZfQRO8&t=13s
色々あるんですが、最大の差は、ダンサーの地位で、日本ではバレエ団にお金を払って踊らせてもらうもの、海外は逆で、当然ですが、出演してお金をもらうのは、ダンサーです。
日本では、ちびっこから大人までチケットノルマ持たされます。私も経験あります。そのせいで、バレエ教室を辞めたことは一回だけではありません。なんせ、よその家の4歳児が衣装着て踊るのを見たいというひとんちの事情に、数万円ものお金を寄付する羽目になるのか、みたいな感じでした。チケットノルマは日本だけの現象です。
■ 反論も出ている
プロとしての姿勢が甘い!という指摘も、出ています。
下調べが足りていない、という指摘…私が海外のクライマーに出している指摘と同じでした(笑)。
■ 日本のトップ → 海外 → 日本に還元
バレエも昔は歌舞伎と同じく、幼少期から特訓受けてプロ級になった人だけのもの。
クライミングは、バレエと比べると…海外帰国者からの良い影響を日本のクライミング界に反映し損ねているように思いました。
逆に言えば、日本のクライミングは、いまだに世界が狭い、視野が狭い、ってことです。
■ クライマー界=日本男性、バレエ界=日本女性
バレエ=女の世界、クライミング=男の世界、とすると、本当に日本の男性の”クライミングを進化させる力”は、バレエの進化と比べると、劣後するんだなぁ…と思いました。
バレエ=女の世界、クライミング=男の世界、とすると、本当に日本の男性の”クライミングを進化させる力”は、バレエの進化と比べると、劣後するんだなぁ…と思いました。
バレエも古い世界なので、クライミング同様、有名な古株のバレエの先生、が障壁になっている。しかし、バレエのほうは、日本バレリーナつまり若い人(女性)の世界進出がすごくて、もうほとんど国境の垣根がない。
そうやって海外のバレエ団で踊り、一流になった人たちが今度は、帰国して日本で教えるので、日本の指導者レベルは一気に上がっている。昔みたいに、著名な先生に滅私奉公しないと、先生に慣れないっていうのはないです。
一方、クライミングは?といえば、情けない。いまだにビビって、大勢で海外に行き、誰とも交流せず、現地のクライミングを学ぶこともなく、現地の友人を作ることすらなく、ただ行って、帰ってきて、ヨセミテで登ったぞーと自慢するのは、国内の行ったことがない相手向け。昭和の前半のノリのままなんじゃないだろうか?
しかも、足の引っ張り合いが著しい…世界のユージですら、自国を良くしようとしただけで、自国の仲間に足を引っ張られる始末なんである。
吉田都さんは日本では受け皿がなかったのでロイヤルでイギリス人を楽しませることに人生を使い、40歳で引退して帰ってきて日本で芸術監督をしているんだが、彼女の才能を日本に還元できなかったのは日本人の器が小さいからってだけで、別に彼女のせいではない。
そうやって海外のバレエ団で踊り、一流になった人たちが今度は、帰国して日本で教えるので、日本の指導者レベルは一気に上がっている。昔みたいに、著名な先生に滅私奉公しないと、先生に慣れないっていうのはないです。
一方、クライミングは?といえば、情けない。いまだにビビって、大勢で海外に行き、誰とも交流せず、現地のクライミングを学ぶこともなく、現地の友人を作ることすらなく、ただ行って、帰ってきて、ヨセミテで登ったぞーと自慢するのは、国内の行ったことがない相手向け。昭和の前半のノリのままなんじゃないだろうか?
しかも、足の引っ張り合いが著しい…世界のユージですら、自国を良くしようとしただけで、自国の仲間に足を引っ張られる始末なんである。
吉田都さんは日本では受け皿がなかったのでロイヤルでイギリス人を楽しませることに人生を使い、40歳で引退して帰ってきて日本で芸術監督をしているんだが、彼女の才能を日本に還元できなかったのは日本人の器が小さいからってだけで、別に彼女のせいではない。
吉田都クライマー版は、平山ユージさんだと思うが、それにしても、結局、そのユージですらうんざりさせるのが、日本の古い山岳業界なんである。
それもこれも、日本男性の意識が、俺が俺が、で、本来競争の土台は、世界を舞台にするべきところ、勝つ見込みがないからか、狭い範囲、俺の岩場とか、俺の山岳会とか、せいぜい大きくても国内岩場、みたいなことをやっているうえ、俺の俺のと言う割には、再整備をする気はゼロ、だから、結局、遠目に見ると、足の引っ張り合いにしかなっていない…
それもこれも、日本男性の意識が、俺が俺が、で、本来競争の土台は、世界を舞台にするべきところ、勝つ見込みがないからか、狭い範囲、俺の岩場とか、俺の山岳会とか、せいぜい大きくても国内岩場、みたいなことをやっているうえ、俺の俺のと言う割には、再整備をする気はゼロ、だから、結局、遠目に見ると、足の引っ張り合いにしかなっていない…
俺様PRに忙しくて、能力を伸ばす、という方向に時間と労力を割けない、からである。
日本バレエと日本クライミング。
日本バレエと日本クライミング。
女性の世界のほうが、気が付けばワールドクラス、になっているという現実を日本男性は真摯に受け止めたほうがいいですよ。
いつまでママー、誰かーって泣きついている気なんだろう…
いつまでママー、誰かーって泣きついている気なんだろう…
誰かもいない、ママもいない、いるのは、自分だけである。
というわけで、提案。
1)海外で登っているクライマーは、その様子を知らせる
2)山岳会は惨状を知らせる
3)みんなで、日本が世界に遅れている現実を見つめる