■おかもん仏教の日
今日は大阪からおかもん先生をお招きしている日。仏教説話のイベントを、ウミカエルでしてもらうことにしたんだよな。
ウミカエルの会場費は4000円。宿泊費は1500円。スイカ割したいのでスイカ代。2000円。これくらいが寄進の予定。一方、先生はこのために前後泊するそうで、交通費と宿泊が余分にかかる。
これまで、アルパインクライミングの危急時講習を開催しようと思って、何年もやっていなかった。村上先生は講師料はイラナイと言ってくれたのに。
理由は、せっかく先生が善意で教えようと来てくれても、
誰も感謝しないんじゃないか?
来ないんじゃないか?という疑いが濃厚
だったからだ。価値が分からない人が多数だろうと。
なにしろ、あの
フリークライミングインストラクター協会の、”奥村”さんのビレイ講習
にすら、たった1000円程度の講習費であっても、私が誘った人は誰も来ない。
基本的に自分を強いと自分を自覚しているクライマーは来ない。
ビレイも通り一遍で出来ていると自覚がある人は来ない。
でも、そういうのは、慢、なのではないかと思う。
何年も毎日クライミングブログを大量に書いている私でも、まだ学ぶことがあるのに。
一生クライミングは学びだ、と私は思う。
…しかし、クライマー業界は慢業界だ。というので、私のクライマー業界に持っている信頼は著しく低い。
なんとか寄進する勇気…一方的に、奪われて終わりになるのではないか?という恐怖を乗り越えることができるようになったのは、やっとこさ、仏教説話の会において、ということだ。
宗教が絡んだ会だから、まずまず、変な人はいない。
不寛容の世紀末的な様相は、日本においては、クライマー業界にこそ、高まっていると思う。
男性クライマーが、どうだ!俺!と生涯アピールし続けなくてはないのは、そうしなければ社会からつまはじきにされてしまうからなのだ…。