■ 故・吉田さん…の死因
悪性リンパ腫は、
ある状況や人に対して、思い通りにならない悔しさを放置
しているとなるのだそうです。 確かにフリークライミングの高難度って、やってもやっても、キリがありませんよね…。
9割落ちている
=ずっと思い通りに登れない状況と対峙し続けることになる。
=悪性リンパ腫
なのかもしれません。悪性リンパ腫は一種の血液のがん、ですが、ガンは、昔から、ガン性格というものが知られています。
性格と疾病の関連論文
https://ir.library.osaka-u.ac.jp/repo/ouka/all/23766/ocrf_30_7.pdf
■ タイプCの人はフリーに向かない性格かも
アドレナリン・ノルアドレナリンは、副腎から分泌されますが、アドレナリンジャンキーという状態に陥っている、ということを言うクライマーも結構多いです。
九州では特にそうかもしれません。ランナウトに燃えるのは、人間なら誰だって普通の事ですが、支点が取れる、つまり、必要がないところで、ランナウトをわざと入れるようになったら=ジャンキー認定、ですね。
しかし、そういうクライミングは、内臓や脳に過剰なストレスとなる活動かもしれません。
まぁ、現代生活が非常にストレスフリーになり、生きる喜びも失われたラクチン生活なので、スポーツに適度なストレスを求めるようになったのだと思いますが…。
■ そもそも適度なストレスがあれば
ということは、そもそも、人生そのものに適度なストレスがあれば、人はジャンキーに陥ることなく、過ごせるのかもしれません。
例えば、自給自足を構築するのに、耕作放棄地を開墾する、とか…。あるいは災害にレスキューに行き、感謝されるとか。
平穏で同じことを繰り返すだけの生活で得られない、アドレナリン分泌、は、そうすれば、他の人類に意義がある要素で分泌されることになるでしょう。
■ クライミングというご褒美がなくても
しばらく前に出向いた和歌山でみたアルパインクライマー外山さんの自給自足生活は、クライミングというご褒美がなくても成立していた自給自足生活でした。
ラオスでは、クライミングさえできれば、贅沢はイラナイ、という形のライフスタイルだったのです。シャワーもちょろちょろの質素、食事も質素、ベッドなんてふにゃふにゃで豪華ホテルとは対照的です。
ちなみに、韓国では放蕩生活と言ったほうが良いようなクライミングライフです。寝食提供され、世話されてのクライミングの上、岩場まで5分なので。白雲山荘が利用できなくなったのは、長年の放蕩のツケなのかもしれません。まぁ、それでも仕事で行く出張で使うビジネスホテルよりは、質素と思いますが…。
ちなみに、スポーツクライミングの選手クラスは、ビジネスホテル泊まりのクライミングで、一番放蕩なのはこれかもしれません。人のお金だと安く済ませたいという動機も軽くなりますし…。
■ シンプルなライフスタイルに戻っていく
吉田さんは、クライミングさえできれば後は何も要らない、というようなバムスタイルのライフスタイルをしていたと思いますが、結局は
思い通りにならない思い
を成就させて50代という若さで亡くなることになったのでしょうか…。
私は、この論文の範囲内で行くと、必ずタイプCに入りそうなので、現在、膝の痛みを抱えています。リュウマチに発展しないかと思ってビビっています…。もう膝亜脱臼してから3年ですからね…。
登って登れないことはないですが、無理な体制を強いられる、フリーでのステップアップ志向の登りは遠慮したいところです。
合わない型に自分を当てはめる活動って、バレエで散々やったしなぁ…
栄養学以外にも、メンタル面からのアプローチが必要だなと思っています。