■ 天野和明さんのプロモ動画
那智の滝の、冒涜的な行為とは、好対照だと今頃気が付いたので、掲載。
同じ、登る、という行為でも
不許可で登る → 冒涜
許可で登る → 動画
という結果になる。日本のスピに詳しい人に聞いたら、那智の滝のように、ご神体とされているものに、適切なご挨拶なく登ると、先祖の霊格まで下げてしまうのだそうです。
となると、ご神体であるボルダーに登る、なども同じことになりますから、ボルダリングでも注連縄を張ってあるものに登るようなのは、遠慮したほうがよろしいでしょう。
人々が畏敬の念を感じているものに、一般的には侮辱と思われている行為…登攀…をするのは、やっぱりまずいでしょうね、その誤解を先に取らない限り。
霊的な意味というより、人として、社会的なマナーに欠ける、というものです。
一方天野さんの事例は、神職から、以来を受けていくということですから、社会の役に自分のクライミング能力が役立つというコンテキスト… すごく良い流れですね。
■ JMSCA
アクセス問題についての適切なアドバイスを誰に求めるか?ということになると、現在は、一番知見が溜まっているのは、
JFA
ではないでしょうかね。しかし、国立公園内とか、あるいは境内というようなこと、世界遺産だとかいうことになると、
地方自治体
に直接クライマー本人が問い合わせるということになると思いますが、そうなると、
そのクライマーが誰なのか?
が、地方自治体の人に分からないということになります。例えば、米澤先生だと、大学教授という社会的に認知された地位がありました。
一方クライマー達になると、世界で登るための倹約した生活をしているせいで、みすぼらしい身なり…と一般社会では思われてしまうかもしれませんね?
そういう、”この人は怪しい人ではありませんよ、世界的著名なクライマーですよ”
というバックアップや代理での、許可を得る活動などをJMSCAがクライマーに対してサポートできるようになったら良いのかもしれません。
反目ではなく、協調ができるような、連帯ができるような精神性の高さを持ちたいものですね。