2020/09/30

男の子の行動原理

・やりたいからやる

・飽きるまで辞めない

・命の危険ぎりぎりまでやるのがカッコイイと思っている

これは男性ではなくて、”男の子”ですからね、大人になっても同じ行動原理だったら、

 単純に子供っぽい

 世間の試練を受けていない、

のどちらかということです。



2020年8・9月のまとめ

■ブイブイ派vsエンジョイ派

海外のクライマーサイトにいると、自己紹介の仕方で、大体の事情が見えてきます。

今日もヨーロッパでも登ったし、タイでも登り今、ベイエリアにいて、NYから越してきてすぐ、というクライマーが5.7から一緒に組んでくれる人、みたいな募集を出していて、だよね~、と思いました。ブイブイ言わせたい人とそうでない人、は分かれます。

ラオスで一緒だった女性でNZのフィリッパの投稿は、12登るぜ!みたいなのでした(笑)。

■ 上達が遅くてやる気が出ない先生たち

水泳のインストラクターで若い男性の先生でも、生徒が上達すると教えがいを感じるみたいです。月曜に行ったクラスでは、先生がすごく上達を喜んでくれました。

以前、バレエで、新米先生のミハルちゃんの集中攻撃を食らって、突然上達したことを思い出しました…私は年齢的に比較的若かったので、周囲の方より有利だったのです…。しかし、だとしても、28歳に18歳バレリーナだった自分と同じことをさせようとするミハルちゃんは無謀だなーとは思っていました。

クライミングでも同じことが起こり、いくら向上心が強くても、48歳に28歳男子と同じことはさせられないですよ…そのメソッドは特定の人向けなんで。したら壊れます。実際、しかもすでに壊れているし…。それを分かっていないで、やっちまいそうな会には入りたくないですね。

■すでに通った道

2016年当時のクライマーとして1年目で初心者時代、初回のラオスに行く直前を振り返って、指が曲がり、要するに体が変形してしまうほど、ピラで頑張って、たったの6級なんだよなぁ(笑)。

このすでに得たデータ…を検証して、たとえ一生6級でも、指が変形したり、肉体的な故障をしたり、命がけになって恐怖ストレスで固まるほどは、クライミングしたくないなーと、いう、まぁ選手ではないクライマーとしては、当然の結論になりました。


https://allnevery.blogspot.com/2016/10/blog-post_97.html?fbclid=IwAR3GuFMLeaK1axFKUPH_KOsmze-yl_k_z6Abxsy0L4xy3xur9BZarwC73rM

2016年当時から頑張っているのに、頑張っていないというそしりを受けているようで、そんなの気にするべきでない。頑張っているか頑張っていないか?は当人しか評価できない。

私が頑張っていない!と非難してくる人の意見を真に受けて、怪我をしても、その人は責任を負ってくれるのでしょうか?負ってくれないですね??

https://allnevery.blogspot.com/2016/09/blog-post_83.html?fbclid=IwAR0d97o8feT0Vj5Iboq568u7YXqq6-3VK7306nZutfJggpl69DfkTf37n7s

他人からよく思われたい程度のことのために、自分の体の一部とか、精神、あるいは、大事な命など、ゆずるべきでないものを譲りたくもないし…。

■ 組むべきでないパートナー=パートナーを大事にできない人、むしろ重荷になる人

怪我をしたのに、家に帰してもらえなかった岸良…は、本来譲るべきでないものを譲らさせられる羽目になりました…。

一人でいるより一緒にいるほうが致命的になるなら、良いパートナーと言えない…。クライミング仲間は、相互扶助だからです。

大人がスポーツをする目的は、

 名誉

ではなく、個人的な

 健康

であったり、精神的な充足であり、個人で好きに定義したらよいと思いますが、

 怪我するほどに頑張れ

は受け入れられないな~。アシュタンガヨガでは、非常に怪我が多く、それを受け入れるよう先生たちからも、くどくど言われますが、違う!と結局は思いました。

■ スポーツはド根性を美化する世界

戦後の巨人の星、みたいな根性で頑張ることを美徳とするのは、それを美徳としたい人だけのものです。

実際は、運動としては頑張るだけの作戦は、科学的には非効率で、特に大人は10時間を一日よりも、毎日1時間を10日のほうが効果があります。

■ 旧初心者の定義を現代初心者に当てはめてはいけない

大体は旧初心者である18歳男子大学生の能力レベルを、バックグランドも背景もバラバラである、現代初心者に当てはめることが、問題となっている現代のクライミング。

岩場もその思想で作られており、その思想に適合しない人ははじかれるという非常に排他的な構造になっています。

そのような現状は、世界的に見れば、遅れ、と認識されるべきところであり、起きていることは、

既得権者の不勉強という怠惰

です。








2020/09/29

リハビリの水泳

ここ1カ月ほどリハビリで水泳に通っています。

”登って治す”、という作戦は、私にはないと確信中。

去年の今頃、右ひざを脱臼したのですが、それはまだ痛いのです…安静時に特に痛いです。クライミングは膝に不安な要素が取り除けないので、ちょっとしたくないというのが実際のところ。それで水泳と思っています。

水泳を始め、上達が早いので、周囲の人に驚かれています… クライミングで数々の人格否定されるようなセリフを言われ、怒りを表現すべき時に怒りを表現しなかったことが、相手の邪慢を招いたな~と自覚が生まれています。例えば、「(中学のころテニス部でキャプテンをしていたなんて)信じられないなー」とか。カムスタックしたり、ロープが足りなくて登れなくなったルートに、自信を与えてしまう…とか。私のロープでなぜかリードしているとか…。

・ビレイミスで落とされた経験があり(自分のコントロール範疇外)、頭を7針も縫った人

・完治に2年以上かかると言われている膝の脱臼などをした体で、落ちるクライミングができない(をしない)

のは、普通のことのようです。

水泳ではそのようなリスクを背負わずに、筋力アップ&体力アップにいそしむことができるわけなので…。2月にも水泳はしていたのですが、コロナで閉鎖になってしまったんですよね。

考えてみれば、福岡に来て外岩へ行くための経済的ハードルが上がった今、やるべきことは外岩じゃないのかもしれませんが…。ジムにも色々と行ってみたのですが、あまり成果が上がらなかったのですよね。こちらのジムはボルダー寄りでリードよりではない気がします。今一番行きたいのはKoWallかもしれません(笑)。

というわけで水泳のまとめ。

8月20日、22日、24日、27日、28日 (5回)
9月1、2、4、8、10、11、15、21、23、26、28 (10回) 

約一か月たっているので、半月で一回行っているので、一日起きの計算…本人の意識としては、もっと頻度が少ないです。週3回行ければ御の字。

アイスクライミングで上達した時も、週に2~3回。クライミングジムも同じで週に2-3回でした。バレエに行っていたころは運動強度が低いため、4-5回。ヨガも同じくらい必要でした。

私の体は強度が高い山に月に13回行くと喘息などで、やりすぎサインを表示し始めます。福岡はやりすぎになるような強度が強い山はないです。

■ 水泳上達の記録

‥‥冬… 週1レベルでスイミングスクールへ


8月27日 塩素にやられてぐったり 

8月29日  教えるのが上手な人ほど初級クラスを担当するそう 

9月1日  ボディイメージ ローリング 戦士のポーズ2番

9月11日 水泳褒められた・・・突然上達 

9月15日   水泳 550m(距離) 初級者で一時間500m、だそうです。 ということで、私はどうも距離を目安に泳いだら良いらしい

9月後半 けのび上達 バタフライ、なんとなくできる、平、なんとなくできる

9月28日 700m泳ぐ プルのコツを掴む、ドルフィンキックで頭の位置変える

9月いっぱいで、4泳法なんとなく全体的にできるようになり、完全初級者は脱出し、大体様になってきた模様… 勝因は、息継ぎの自主練とローリングを意識した2ビートの自主練習。ただレッスンも受けたほうが多少の無理を頑張るので、良いようです。


ルートの記述に必要な要素とは?

1)入門用か、初級用か、中上級者用か?

2)人気の有無(=ボルト信頼度、ボルト新旧)

3)ホールドの分かりやすさ

4)ムーブの要・不要

5)ボルト本数

6)壁の傾斜、長さ

7)持久力の要不要

8)精神力の要不要

9)好感度

10)リードについて  ※初心者で取りついて良いか、ダメかなど

11)終了点の種類

12)下降とロープ長

13)ビレイ位置

小川山物語の解説がGoodな件の考察

 

これが、小川山物語の解説。

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貴重なフェース入門のスタンダードとして、常に順番待ちになるほど人気がある。

ホールドが途切れなく続き、単純に登って行けばいいように見えるが、なるべく基本に忠実に、腕の負担が少ないムーブで登りたい。


壁の傾斜が一様にきつくて長いため、中間部を過ぎたあたりから、じわじわと疲れ、精神的にもきつくなってくる。

初級者にとって学ぶべき要素が多い好ルートだが、この前にもっと短いルートでのリードの練習をしておきたい。

下降 50メートルロープなら、左上のテラスにローワーダウンまたは懸垂下降できる。同じテラスでビレイすれば、トップロープも可。

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■考察

1)貴重なフェース入門 → フェース入門がないということがうかがえる

2)のスタンダード → 定番なら、誰もが通る道

3)として、常に順番待ちになるほど人気がある。→ 人気ルートならボルトは強度テストされていそう

4)ホールドが途切れなく続き、→ 安心感アリ

5)単純に登って行けばいいように見えるが、なるべく基本に忠実に、腕の負担が少ないムーブで登りたい。 → ムーブを使たほうが良いと分かる

6)壁の傾斜が一様にきつくて長いため、→ 易しくて長いんだ~と分かる

7)中間部を過ぎたあたりから、じわじわと疲れ、→ 持久力が必要らしい

8)精神的にもきつくなってくる。→ 精神力も必要らしい

9)初級者にとって学ぶべき要素が多い好ルートだが→ 登りたくなる

10)この前にもっと短いルートでのリードの練習をしておきたい。→ 安全配慮 初めの1本で取りついていい訳じゃない

11)下降 50メートルロープなら、左上のテラスにローワーダウンまたは懸垂下降できる。→ 50m以上必要らしいと分かる

12)同じテラスでビレイすれば、トップロープも可。→テラスに上がらないとトップロープ出来ないということですね

ということで、この文章は無駄がなく、本当に的を得ている。

■ 要素の取りだし

1)入門用か、初級用か、中上級者用か?

2)人気の有無(=ボルト信頼度)

3)ホールドの分かりやすさ

4)ムーブの要・不要

5)持久度

6)壁の傾斜、長さ

7)持久力

8)精神力

9)好感度

10)リードについて

11)下降とロープ長

12)ビレイ位置


2020/09/28

小川山物語の思い出

■小川山物語の思い出

私の山岳会が連れて行ってくれた最初の一本目が小川山物語5.9でした…。会で一番登れる先輩がリードしてくれたんですが…その先輩、もともと5.13まで近づいた人ですが、小川山物語は、1本目がとても遠いので、プリクリップして登ったんですよね… それがとても参考になったのでした。

やはり、登れる強いクライマーが率先して、安全意識の高いクライミングをしてくれるということが大事なことですね。そういう姿を見ていれば、後輩は、そうか…と思うものなのです。私は、スタイルと安全重視のクライマーになったのは、やはり初期からこういうクライミングに接してきたからなのだ、と感謝。

私自身はもちろん初心者なのでトップロープだったのですが、途中で疲れちゃって、あと2mくらいのところでギブアップ…

その後、その先輩がローワーダウンの時に、コールが隣の人と声が似ていて、隣の人がローダーダウンを行ったのか?と思い、握るタイミングが少し遅れて、ロープが流れ、慌てて握って、手にロープバーンを作ったのでした。流れ出したロープは握れなくなることが予見できる経験で、以後ビレイグローブ必携でした。片手でローダーダウンするとか、私の辞書にはありえないです…

私は最初から、そんなにマズイ登りではなく、もう一人の先輩が私のクライミングを見て、「あとは側体が身につけば…」と漏らしたので、その日以降、ずっと側体をテーマにジムに通うことになりました…

その2年後、すっかり5.9はオンサイトできるようになってからも、小川山物語はリードしていません… なぜか?というと一緒に行ったクライマーが、最初にプリクリップしないとアブナイ課題だとは分からないみたいだったからです。

小川山では、こんな感じで安全管理に関わる”あれやこれや”という要素がたくさん入っている…そういう意味で学ぶことが多いルート、だと思います。

そういえば、この初回の小川山でたまたま隣にいたパーティは若い男子の集団で、ロープを終了点に上げるだけに、3人も選手交代… リードできる先輩がいないと大変なんだな~と分かったのでした…でも、アップアップのほうが楽しそうでしたけど…。そういう登りでは、ほとんど各駅停車でテンションするか、ぶら下がっているので、ボルトの品質、かなり重要です…

私の会のように、先輩でリードできる人+トップロープの初心者、だとボルト品質が必要なのは、アンカーだけです。



2020/09/21

ホールド欠損での墜落

ホールド欠損での墜落

ってクライマー自身に責任がない墜落の代表と思いますが…

佐久の志賀の岩場で2度連続して、ホールド欠損で落ちた先輩を止めたのですが…

「なんで俺ばっかり」と不運を嘆く先輩に対して、周囲の反応は…?というと???

誰も同情せず、岩をトントンして登る人多数になったのでした… 

落下の際、ホールド欠損をリスクカウントに入れないのは、フリークライマーの

 無意識の前提

が、フリーの岩場ではアルパインの岩場のように岩は欠けない、だと思います。

ので、

 落ちれる人工壁での墜落経験

が積みあがると、”無意識の前提”

 ボルトは100%安全安心だ

が加わるのだと思います…。となると、このアンカーのような倒錯が起こるのでは…?

ボルトは新しく比較的信頼が高いようなので、今すぐ危険という訳でないそうですが、このようなアンカーを目にして、

今すぐ危険でない

という認識が広がることのほうが、潜在的にリスクを高めそうな気がします。つまり、この終了点を見てなんか変だ!と気が付かないというリスクです。

正しい終了点は1枚目の写真の終了点です。私は、山梨にいた3年間はまだクライミング初心者だったので、経験者とクライミングに行った後、そこに自分のパートナーを案内するという方法しか取っていない時期だったので、岩場で変わった終了点を見ることがなく…つまり、ほとんどJFAが整備した終了点ばかりを見ていたと思います。

正解を見続けないと、間違いが分からなくなる、ということなのかもしれません。


 間違いです


2020/09/20

計算されたリスクを取るクライマーになる=スタイル重視のクライマーになる

■ 2タイプのクライマー像

A) スタイルを重視するクライマー。リスク計算が非常に細かく、性根は怖がり。

B) リスク計算はアバウトなクライマー。「怖いなんて言ってたら登れねえよ」ということを自分に言ってきたタイプ。野生の勘で、死亡リスクは頻繁には取らずに登り、どうにか生き残ってきた。度胸はあるが、思慮は浅く、スタイルは妥協することも多い。

現在の主流派は、B)です。

特に、外ボルダーはスタイルに対する制限がほとんどゼロで、登れさえすれば何でもいい、というクライミングです。これはクライマーがYouTubeを見ることで伺えます。登る前にYouTube動画を見るという行為は、ボルダーでは、普通であることからも、オンサイトが全く無視されていることが分かります。

B)が主流の中、A)の人のリスクをコントロールし、リスクを因数分解する思想をかみ砕く能力については、非常に参考になる書籍が少ないです。そこで、ここで詳述したいと思います。

■ 時代認知リスク

”現代初心者”という言葉を使いましょう。 年配の指導者には時代の誤認知のリスクがあります。

現代初心者の反対は、大学山岳部を起点とする、昔の初心者、です。18歳男性は、全社会構成で見た場合、体力的には当然ですが、トップレベルに入ります。徴兵制で誰が真っ先に徴兵されるか?若い男性でしょう。それは体力があるからでしょう。

現代初心者は、バックグランドも年齢も様々です。18歳男子という狭い分類で分けられていたような、”これくらいは普通”は、物差しとして、もはや成り立ちません。

個別に、その方の基礎的な体力や運動能力を知って、初心者対応する必要があります。例えば、これくらいは担がせてOKだろう、これくらいは歩けるだろう、は、無意識に、自分を前提としている可能性があります。特に年配の指導者で、自分が18歳男性でスタートした人は用心しましょう。

まとめ。

現代初心者  年齢、性別、知性 すべて様々。
旧初心者   18歳、男子、大学生 つまり、若くて、強くて、エリート。

対策: 個別にヒアリングを行う。
    基準を持つ 例)1時間で標高差何メートルを楽に登山で歩けますか?
          例)ジムで5級(5.11程度)が登れたら、外岩デビューが可能
          例)ロープワークは終わってから外岩
          例)ビレイは人工壁で確実にキャッチ経験を積んでおく

■ 無意識の押し付けは、自立で跳ねのける

リーダーになった人は、良かれと思ってのことですが、無意識の押し付けがあります。

例えば、もっとも顕著なのは、リードの押し付けです。伝統的に山岳会では、リードは新人に押し付けられて来たからで、誰しも心の弱さに打ち勝つには、背中を押される必要がある、というパターナリズムによります。

そのようなパターナリズムが前提としているのは、”新人さんは登りたい課題が分からない”というものです。それを覆すのは難しく、トポの情報から、ルートの性格を読み取るのは、相当の長い経験が必要な、至難の業です。

しかし、自分が登りたいところを選べるスキルを身に着けることは非常に重要です。

平たく言えば、ここを登りたい、という強い気持ちがないとクライマーは永遠に、「〇〇をのぼったらどうお?」という押し付けから逃げることができません。

■ クライマーの自立戦略

1)トライするルート選択
  初心者向けはランナウトしていないこと
  ボルトの質 M10グージョン
  まっすぐで斜めでない トラバースがない
  トリッキーでない 
  2グレード下がオンサイトグレードです 
  オンサイト(=本気トライ)もしくは、RPで取りつくのか?戦略によって選びうるルートは違う

2)各自のトライ中のリスク管理
  自分の安全基準を明確化する、自己認識する
  例) 落ちるくらいなら、Aゼロすべきボルト(例:オールアンカーやRCC、リングボルト)などの自己基準を持つ
     落ちてよい場所の見極め力を持つ ぶつからない場所
     このムーブではどれくらいの確率で落ちるのか自己認識ができる   

3)ヌンチャクの本数などのトライ準備
     ランニング支点の数+2~3本

4)終了点などのロープワーク
     通し八の字 もしくは懸垂

5)ラインのルートファインディング
     5.12のルートでも、ルートを外せば、12でなくなります

6)そもそものアプローチの岩探し
     登山や読図の経験が必要です
     
7)ホールド探し
     インドアジムでは培えません

8)フォールの恐怖心コントロール
      恐怖心についての因数分解が必要です
      クライマーは信頼できないビレイヤーでは登れないのが普通です

9)車、生活技術、プランニング
      車を持っていないクライマーは、そもそも岩場に行く自立の時点で失敗しています
      生活技術がないクライマーも同様。岩場での寝泊まりはマスターしないといけないです。
      プライニングは一つの遠征だけでなく、クライマーとしての成長戦略作りも必要です

10)ギア的自立

ロープが会のロープでは、自立したクライマーとは言えません。
リードクライマーは自分のロープでリードしますが、それはロープの断裂や重さも問題になるからです。

共助が悪いことではありませんが、自分が共助の中で登っていることに自覚を持ちましょう。そうすれば、人のロープでリードしていることに自覚的になれます。

カムも同じです。
      
11)精神的自立
クライマーの自己責任は、盲目にリスクを取ることではない。怖いのを我慢して登るのは、リスクを取ることとは別の行為です。それを突き詰めていくと、原理的に必ず事故につながります。事故になって分かるのでは遅く、原理的な帰結だと先に気が付けるはずです。

12)慢心     

ロープを出すべき基準は、落ちたらどうなるか?で落ちても大したことがない場所ではロープは出さないですが、簡単でも落ちたときに致命的になる個所では出すべきです。

クライミンググレードそのものがそれを語っており、5.でスタートするグレードはロープが必要という意味です。5.に含まれない4級であっても、場所によっては必要です。いわゆる山の中では鎖場、岩場では、アプローチでフィックスが出ているレベルに相当するところです。

13)国際化

クライミングは、国際共通言語となっています。クライミングができれば、運転ができるのと同様、英会話力がなくてもクライミングで国際コミュニケーションが可能になります。

14)相手への理解

男性と女性では、クライミングに求めるものが大きく異なることが多いです。男性の場合は、体力をオールアウトしたい、出し切りたいという願いを持つことが多く、それがボルダーに惹かれる理由となっていることが多いように思います。

一方、女性の場合は、未知の自分に出会う、クライミングという冒険に踏み出せる自分との出会いが、そもそもの起点になっていたり、男性と比較的対等に戦える場としてのクライミング…クライミングはスポーツの中でも男女差が比較的少ないです…によることも多いようです。

クライミングの何がモチベーションになるか?は、個人差も大きく、リスクを入念に考えるクライマーと、そうでないクライマーは互いに否定に陥りやすいです。

どちらにしても、大きく個人の能力差も加わります。パワーがない人が、パワープッシュという作戦を取るのは愚かな行為です。計算されたリスクを取る、という態度がクライミングで生き残るには必要です。

計算されていないリスクを取る行為は、無謀と同義です。無謀がだめなのではなく、クライミングスタイルの一つに無謀があると言ってよいと思いますが、そのスタイルを取った場合、死亡リスクが高くなることも否めません。クライミングで半身不随になったり、障碍者になっても良いと考えうるか、どうか?は、家族構成などにもよります。私はそのスタイルを取れません。

また、計算を越えたリスクというものもあり、それらは外的要因と呼ばれたりします。

クライミングで代表的な外的要因は、ホールドの欠損です。しかし、これも雨後やシーズン初めは、ホールドの欠損リスクが高い、叩いて登る、フレークは特に用心する、一つの岩場に通いつめ、岩場の性格を知る、など、傾向と対策が可能です。

他にリスク要因を洗い出したいと思いますので、お気づきの方はぜひご連絡ください。

以上で本日の考察は終わりにしたいと思います。

   

2020/09/19

クイズ!この終了点はどうでしょう?!

■クイズもいいのかも…?

終了点を見極めるのは、クイズでできるのではないでしょうか?

私はこちらに来てから、前の会の先輩と大体の岩場を回ったのですが、ちょっと小川山では見ないような、変わった支点を見ても、私自身に判断能力がなく、仕方ないので、長野の師匠にいちいち送って、意見を仰いでいました。

すると、必ず返ってくる答えが、

 もう1点追加して使え

でした。つまり、3点目です。しかし、大体の岩場では、”…と言われても…な状況”にある。

結局、よく分からないまま、とりあえず使い続ける、という結末に。

■ 正しい支点



打ち換えたらこうなる。正しいアンカー


■以下、ヘンテコ支点
  間違った支点

カットアンカー

現代の基準は 最低M10グージョン
オールアンカー 
正しくない支点 


現代の基準は、M8ではなくM10

8ミリでは強度不足です



ボルトがイマイチなルートに対して、どう取り組むべきか?

■ ボルトが、(現代基準で)イマイチなルートに対して、どう取り組むべきか?

という事例が石田さんのサイトに書かれています。こちら… http://ishidatozanjukunisshi.blogspot.com/2020/06/blog-post_13.html?m=1

以下、まとめ。

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《例えば…》

5本の5.11代ルートがあるとします。

1)1ルートが8ミリのカットアンカー(アルミっぽい)、錆び無し。(5.11d)

2)4ルートが8ミリのオールアンカー、相当に錆び錆び。(5.11a、5.11b、5.11c、5.11c)


《取り組み案》

1)の5.11dは、本気トライが許せる範囲と妥協する 
   理由 → ・サビがない、
        ・硬そうな花崗岩、
        ・2本目以降のボルト間隔が近い
        ・1本抜けても大丈夫なボルト間隔
    反論 アルミ → ・ガルバニックコロージョン


2)の錆サビのオールアンカー4本は、本気トライしない

   理由 → ・1本抜けても大丈夫なセクションは、ごく僅か
        ・グレードと自分のクライミング能力
        ・落ちる可能性10%~50%とかのムーヴ
        ・他に沢山ルートがあるエリアなら、避けて通る
   反論 → ・何かあるのだろうか…


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《安全基準》
①カムが効く場所は、バックアップを取る
②ホールド欠損以外では基本落ちないムーヴだけで登る。落ちる覚悟のムーヴしか無かったら、敗退。
③トップロープ状態に限り、落ちる可能性のあるムーヴを繰り出す。

ーーーーーーーーーーーーーーー 引用終わり 


■ 現代の安全基準とは?


現代の安全基準では、M10グージョンが一般的です。オールアンカー<カットアンカー<グージョン

また、異種金属の組み合わせは確実に腐食をします。最低限がオールステンレスです。

サイズでは、8ミリは許容されず、10ミリです。 


■ どのような安全基準で登るか?


この事例は5.11代ですが、私は、5.10代で、これをやっています。


すべてのクライマーは、グレードが違っても、やることは基本同じです。


入門クライマー ナインアンダーでこれを実行

初級クライマー 10代でこれを実行
中級クライマー 11代でこれを実行
上級クライマー 12代でこれを実行


というイメージです。


■ 既存のグレードは信用できない


一般に、グレードは取り付いてよい課題を判断する目安にするためにあります。したがって、私は、5.10代は、取りついてよいはずですが…。普段、12を触っている先輩が、5.10bで落ちているのを見たりしたので、トポのグレードが目安として使える、あっているという前提は、この際、無視することに決定しました。白紙から取り組むことにしています。


■ ミニマムボルトに対応できるクライマーになるには?


ちなみに、小川山でも、例えば、ジャーマンスープレックスは下にカムを追加して登っています…



 出だしで2本カムを入れているのは、小さいカムは信頼性が低いからです。また私がまだ初級者で、このグレードで確実に落ちないスキルがあるとは言えないためです。


2020/09/18

『自分を愛せなくなってしまった人へ』ティール・スワン

 ■自己愛&クライミング


クライミングをするようになって、なぜ人は無謀なクライミングのような、

自己破滅的解

へ、向かってしまうのか?という問いを抱くようになりました。

つまり、クライミングは、アディクション、アルコール、薬物と同じだと思います。

なぜ、そのようなものへ人は向かうようになるのか?という疑問をいだくようになりました。

■ 根底にあるのは無価値観?

クライミングで、自分の価値を示そうと頑張ることになると…?

根底にあるのは、無価値観、ということに…

クライミングでの自分の無謀さをPRしていたら、そういうことになるのかもしれません…

クライミングには、一種アディクション…中毒性、というのがあるのは確実です。それも、インドアではなく、アウトドアで顕著です。

 馬鹿にされた → カッとなって反骨精神でクライミング頑張る

という反応型クライミングで、登りたくないな…と思います。

さて、この本ですが、自分を愛する方法を具体的に29個、示しています。

一番大事なのは、

「自分を愛している人だったら、どういう選択をするだろうか?」

と問いつつ、物事を選択することです。

非常にいい本なので、最初の方は性的虐待とトラウマの記述でショッキングですが、

自己保存的なクライミング

を続けたい方は、ちらりと見たらいいかもしれません。

https://amzn.to/2RC5n9I

フォール時のリスク要素

1)墜落距離の計算 落下係数1か2か
2)ロープの弛み
3)体重差 ビレイヤーのほうが軽めのほうがクライマーは安全
4)ビレイヤーの立ち位置 壁に近いこと
5)落ちる態勢 振られない
6)ロープと身体の位置関係、 またいでいないか
7)岩の形状、スラブか、被りか、垂壁か
8)上か、下か (3ピン目以上で落ちる)
9)落ちれるボルトか? 腐食、M10でない
10)ビレイデバイスの種類 お試し利用中などもってのほか
11)ビレイヤーのスキル 性格?!

8ミリカットアンカーのボルトへの対処の仕方

 ボルトが、(現代基準で)イマイチなルートに対して、どう取り組むべきかは常々迷います。

①カムが効く場所は、バックアップを取ることを考慮。
②5.11aと同様、ホールド欠損以外では基本落ちないムーヴだけで登る。落ちる覚悟のムーヴしか無かったら、敗退。
③トップロープ状態に限り、落ちるムーヴを繰り出す。

http://ishidatozanjukunisshi.blogspot.com/2020/06/blog-post_13.html

リスクに関する二通りのタイプ

■九州に来て岩の洗礼

私は九州に来る前は、一年の半分しか岩をしておらず、12月第二週から4月第二週までは、ほぼほぼアイスをしていました…。真夏は小川山でも岩はシーズンではないし…。

九州に来て、オールシーズン岩?!となり、去年やっていたことを、はてなんでしたっけ?と思い出す必要が亡くなったわけですが…

岩とアイスでは、岩は、自分がプロテクションを打つのではないので、誰かが岩とやった対話を追体験するようなことになります。

■ 気が付いたこと

そこで私が気が付いたのは、ルートにおけるボルト位置のことです…。今まで登っていた岩場…小川山など…では、ガバ=クリップチャンス、だったように思うのですが、オールドクライマーの開拓したルートの場合、ガバ=ボルト飛ばしていい の法則のような???

そんな率直な感想を投げかけてみたところ…

■ ミニマムボルト推奨派 

ーーーーーーーーー
ミニマムボルト推奨派(本人も小川山のスラブなどをグランドアップでトライする)とか、クラック好き、古いアルパイン系の人、ハイボルダーやR/X付きルートをトライする人にも、安全に関して2つのタイプがいると思っています。

A) リスク計算が非常に細かく、性根は怖がりだからこそ、スタイルを重視する方向に向かったタイプ。

B) リスク計算はアバウトで、「そんなこと言ってたら登れねえよ。」ということを自分に言ってきたタイプ。
(とはいえ、野生の勘みたいなもので、1%以上の死亡リスクは頻繁には取らずに登り、どうにか生き残ってきた。度胸はあるが、思慮は浅いのでスタイルは妥協することも多い。)

■ B)の人はリスクを計算していない

後者のB)の考えの人が、現代初心者に自分の意見を強く迫ると、「ビビってんじゃねーよ。」と言われている状態になり、不健全です。

■ A)派の人…バックカントリーで主流

しかし、前者が居ることも確かです。現代では、バックカントリーの世界でも雪崩を真剣に勉強する方々が主流派と見なされている印象です。

ーーーーーーーーーーー 引用終わりーーーーーーーーーーーーーーー

私が思うには、クライミングの面白さは、リスク計算にあり、いかにリスクを避け、怪我無く、続けるか、つまり、居座り続ける、というゲームだと思います…。仲間はどんどん続けられなくて、クライミングを引退してしまうので…。

続けていれば、クライミングはとりえあず、いつかは上達します。まぁ、怪我などが重なると、続けていくモチベーションを持ちづづけて行く、ということが、そもそも課題になるわけですが…

■ 大人にとってクライミングしない日々はレスト

私は、2016年ごろは腕がパンパンな日々を過ごしていたと思いますが…インスボンに行く前に、ジムに行かなかったら、えらい怒られちゃったんですよね…

でも、ですよ… 

そのあと、ジム行っていないのに、なんか成長しちゃったんですよ…。吉田さんが、ジムに長居しすぎだと言っていたのは本当でした…(汗)

というので、やっぱり…あっという間に指が痛くなっちゃうので、オーバートレーニングだったわけです。

大人は量を積み上げるのも、一日当たりのクライミング量をたくさんにはもうできないのです…

男性でも指が歪んでいる人を見ますが、あれはオーバートレーニングの害です。

クライミングは遊びです。遊びで体を壊さないようにしましょう…

2020/09/17

自分のお米を得ることになった経緯がすごい

私が初めてのお米に至るまで…を振り返って、しみじみと人生は、人間万事塞翁が馬、ご縁に満ちているなぁと思います。

これまでのシンクロニシティ(ご縁=因縁)

1) 福岡転勤でクライミングパートナーに困っていたら、山梨時代のクライミングの先輩が九州転勤に…

2) 一緒に油山川に登りに行ったら開拓者に会った。HPで知っていて前から会いたい人だった。

3) その開拓者と鹿児島へクライミングに行き、怪我。傷心中に道の駅で女性の農業者と出会い、簡単にヒーリングしてもらう…という出来事があった。

4) その方が年賀葉書を下さり、そこに自然農の本が紹介されていた。ちょうど、友人から誘われて行こうとしている集まり…福岡自然農…だった。ちょうど、マキイ農園でアルバイトが決まったところ…。同じ時期に、FBで”楽しい自然農”に参加。そこの主宰者がなんとその女性農業者の旦那様…。すぐ鹿児島に会いに行った。

5) マキイ農園は自然栽培で自然農とは異なった。私が長年、消費者として考えてきた良い野菜とは…の結論と違うことが判明…ところが、松国の畑が、ちょうどよい具合に空きがでて借りれることになった。急遽、田植え…。

自分のお米を育てる事ができるラッキーの起点が山梨時代から続けているクライミングにあるとは…。

実は、山梨では明野に農地を借りたら、平均一反5千円のところを2.5万円も払い、堆肥代や苗代、道具代がすごかったのと畑まで1時間もかかり、これなら買う方が…と結論せずにはおれませんでした…畑にはご縁がなかった、という感じでした。

福岡に来て、よいご縁を得て、自分のお米を手にすることになり、とても嬉しく思っています。


2020/09/14

クライマーの自主性のチェック項目

 クライマーの自主性のチェック項目 これは石田さんのブログからの引用です

ーーーーーー

・トライするルート選択

・各自のトライ中のリスク管理

・ヌンチャクの本数などのトライ準備

・終了点などのロープワーク

・ラインのルートファインディング

・そもそものアプローチの岩探し

・ホールド探し

・フォールの恐怖心コントロール

ーーーーーーーーー

他にあったら知りたいです~

2020/09/12

エイドダウン敗退

 ■石田登山塾

今日は偶然、懐かしい石田登山塾のブログを見ました…石田さん、お元気かなぁ…。

http://ishidatozanjukunisshi.blogspot.com/2020/09/blog-post_9.html

私は、クライミングを知らない登山者時代に石田さんから、”ランナウト”という言葉を教わっているのですが…。

はっとこの方こそ、日本のクライミングを良くしてくれる人かもしれない!と思いました…

エイドダウン敗退という言葉すら知らず、エイドダウンで敗退した一回目のリードトライの小川山レイバックを懐かしく思っていました…記録を振り返ると、私もそれなりに

”分かっていないクライマー”

でした。ただ私は、”迷ったらハードプッシュ”ではなく、”迷ったら敗退”を旨としているクライマーだったのです。ハードプッシュ派は死期が近くなると思います。

■2013年12月7日

一度アイスの講習に出ただけで、次からその講習で会った人といきなり小滝。そこで石田さんにロープを貸してもらったんだっけな~。 

http://iceclmb.blogspot.com/2013/12/blog-post.html

今思っても危ういなー。しかも、そもそもハイキングしかしないつもりで行っているし。この時は、ハイキングすら経験がない完全初心者にギアも貸して行って、私の負担が大変だったのでした…。

次回から貸せないというと、心が狭いとなじられたのでした…けれど、アイスはお金がかかるクライミングなんですよ。ギアだけで、10万円はかかる。

■ 初エイドダウンの歴史

初めて小川山レイバックに行ったのが、2014年6月。

https://stps2snwmt.blogspot.com/2014/06/blog-post_30.html

以外に登れる感触だったのでした。ただこの時、MYニューロープを先輩、ちゃっかり、自分のクレイジージャムのRPに使っちゃったんですよね~ ちゃっかりしている人ではありました…。

■ 小川山レイバックで初のエイドダウン敗退  2015 10 28

その時の経験値のまま、これまた完全初心者と出かけた小川山レイバック。楽しかったですが、まぁとりあえず、下を見て、ビレイヤーのビレイ位置、立ち位置も真下ではなく、近づいてもらったのですが…。

一回目で登れた薄被りの中間部を落ちずに超えることができるかは謎だと思ったので、カムエイドで降りてきたのですが…

その後カムが抜けなくなって、悪戦苦闘したのでした…(笑)。今となっては良き思い出。

https://stps2snwmt.blogspot.com/2015/10/blog-post_28.html

エイドダウン敗退…っていうのですね~。まぁ、ほとんど経験値が増えていないのに、良く取りついたもんだなというのが、真実ですね~ 

九州の無謀クライミングに驚いていますが、九州ではなく山梨でも、指導者がいないとまぁこうなるわなー、自分も含め。

しかし、指導者がいると今度は、成長を阻害され、依存的なクライミングになる、というのも真実なのです…。自分がリードしたいか?できるか?を依存してしまう…

というので、雑草系でサバイバー…と言えるかな~と思いました。

しかも、ほとんどのきちんとしたクライマーと感じる人たちは、みなこのような雑草系&サバイバー系で進んできて、時折、アドバイスを貰ったり、師匠ができたりするようなのです…

正しく成長してきたってことかなぁ…

2020/09/11

Account for fall accidents

This picture came from 2016, September 10th.

It was the route that I am so familler with.  I had climbed this route 4 times without falling prior to this fall... actually this happend because I tried something new... on the move I usually goto left, I had tried right...

Anyway, this is the blog of the day...

https://allnevery.blogspot.com/2016/09/blog-post_88.html


This is the condition...

1)The route was the one I am familiar with.
2)the crux is in the beginning
3)the belayer was new
4)the belayer was testing the device for his first time
5)the rock condition was not good(a famous guide were falling at 5.10b witchi is just one grade above this clilmb)

In retrospect, I should have worn the helmet, but then, I was totally unaware of my risk since I had developed my habit of not wearing my helmet in free climbing, not ice climbing nor the alpine climbing, since unexpected falling ice or fallen rock is the part of the game in those climbing... but free climbing, usually those risk are considered eliminated.

I was tying up the knot with a new guy since this climb was not starting from my idea, it was the climb I was asked to come, so I had to go, and if I had to go, I needed a belayer... so this was a sort of "hasty climb". This was one risk.

So I had to lead climb at the first thing in the morning, since it is the climber's ritual that who invited the climb has to climb and sort of "entertain" the other.

I had known this belayer from my climbing mentor's climb, and he had told me he climb up to 5.12, which takes about few years for anyone to climb that grade, unless you are super talented... then, by now, you are already famous... so I trusted him. Later I was told from my mentor,  " I told you I don't like him".

Sadly, by this accident I was told so many other climbers that he had developed bad reputation so no one like to tie him up since his belay is so bad... anyway, I did not know. Also I trusted him because I met him in my mentor's climbing party.

What I would say to myself 4 years ago?

 I am now getting back with my knee injury and muscle tore injury of the same legs... my cut in the head was 7 stitches and compare to my leg injury, the head injury was light influence to my climbing activities... leg injury has much more severe impact on climbing, since you can not climb at all with leg injury.

On the contrary, I was climbing the next day after this head injury.

I would say, this head injury made me less trusting my belayer. I don't trust most of them, including veterans.

Usually in japan, experienced climber means someone from alpine climbing but those climber had never fallen first of all, also had never "caught a fall" usually.

So they are not at all used to... this young man who did not catches me back then is a good belayer now, but I think my climbing mentor still thinks that casual fall is no no... but in free climbing(not alpine climbing nor just cragging) , climbers are falling 90 percent of the time, since challenging somewhere he can not climb, is the whole story of the game, so falling is a part of the game...

It is true that you should not fall with a belayer who are new to you, and you are unsure about each other's skills. But the definition of free climbing includes frequent fall, whereas in alpine climbing, fall means death... in the free climbing, nice thing is, falling does not mean death at all, it is a everyday business.

So I now, I am very scared of falling, especially with new belayer, I am entitled to freak out, of course...  I am entitled to, I was almost killed. Give me a break.

I only need trustworthy belayer who does not drop me on the ground and that is not at all asking too much.  On the contrary, it is sort of minimum request.

I never let my climber fall on the ground, never. That is the norm and I am only asking what I offer to the other people back...





2020/09/09

千日回峰行にみる本当の自己責任とは?

千日回峰行で、万が一行が続けられなくなった場合に備え、埋葬料10万円をもって歩くというくだり。これこそ、正しい

クライマーの自己責任

じゃないか!と思ったのですが…

ところが…現代的な埋葬費用を調べてみたら!!!

231万円なんて持って歩けない(笑)!!!

日本のお葬式費用 231万円
アメリカは44万4000円、
韓国は37万3000円、
ドイツは19万8000円、
イギリスは12万3000円
(婚葬祭業の株式会社サン・ライフの資料による)

このデータだとイギリスが一番質素なお葬式みたいです…日本ではお葬式にかかる費用のほうがコロナ禍で生き延びる費用より大きいかもしれない…

2020/09/07

下手くそビレイヤーで手繰り落ちの事例 





これが人工壁での練習が必要な理由です。手繰る時間は全然あるのに手繰れていない…ビレイヤー下手すぎです。


2020/09/04

前項からの続き…

アルパインのルート、少なくとも沢のような本チャンに含まれるルートでは、そういう話は聞かない…

でも、まぁ 山というのは懸垂技術があれば、そして登り返しができれば、まぁ大抵のところは、どうにでもなるものだ。

余談だが、私はアルパインのクライマーで、最初に懸垂を習ったので、懸垂で不安に思ったことはない。なにしろ生まれて初めての懸垂が雪上だった。私が最初にお友達になった大自然は、雪で、その次は沢、そしてアイスだ。岩とはまだちゃんとお友達には、なり切れていない…あと一皮むけたら、お友達具合もしっくりするかな…

話がそれたが、クロステオテ沢を偵察に行った記録が上がっており、それを敗退を重ねてトライ中の人に渡すかどうか?だ。

愉しみを台無しにしてしまうだろうから、渡さないのが親切というものだ…

だれかほかの人が登ろうとしていますよ、という情報も、意欲を掻き立てる情報であってほしいと願う…

一方のラッペルで入った人のほうはちょっと興味があっただけのようで、海外にも行けないこの時世…気持ちは分かるなという気がした。どこか誰も手を付けていない奥地はないか…そうだ、九州がある!そう思ってしまうのは致し方ない。

大自然は誰のものでもない、誰が登ろうと勝手だ。
という論理を持ち出す人は、大体自分でも、心豊かな山をし損ねている人が多いような気がする…

山をするには、自ら課題を見出す才能が必要だが…課題というのは、地道に尾根の一つ一つ、谷の一つ一つをしらみつぶしに歩いていて見つかるものだからだ…そのようなプロセスを経ず、すでにある記録の延長戦で登ろうとすること…それ自体は、さして間違っているとは思わないが…誰だって、登山大系を読んで夢を膨らませる…

が、アルパインでも有名な現象だが、赤本を終わってその先が何をしてよいか分からない人が出てくる…

赤本の裏表紙にも書いてあったが…若い人には書いてあるルートを難易度順に登って満足、という先人の足跡だけをなぞるような山をしてほしくない、と書いてある…

前項からの続き

しかし、指導者がない昨今、グレード飛ばしは危険で、レベルを一気に上げたら、どうなるのか…よく判明しないことが多い。
未知のルートは一部のトップクライマーたちの特権のようになっているし… (未知のルートは難易度を求めなければ山とあり、対応力などはそういうもので磨くことができる)
一部のトップクライマーと一般クライマーのスキルがかけ離れ過ぎているというのが今の現状だ。
まぁそんなこんなこともあって、国内には未踏のルートはほぼなく、おいしい思いもできそうにないので、いかんせんフリー化を待っているような、落穂ひろい的な山になるわけだが…まぁ当然だが、そこには先人が…すでにローカルで登ろうとしている人がいる、というのは、想像に難くない。
そうして大体そういうクライマーは、地元では知られている人たちであり、温かく見守られているものだ。
若い人はそんなところに、若さに任せた強引な登りで…例えば、ラッペルして偵察するようなやり方でなく、ギアも使わず、きちんとグランドアップで初登してほしいものだ…
一応アルパインの初登としてアップする気なら…ラッペル偵察ありではアルパインの精神を損なってしまう…
もちろん、ギアもエイドを出したら、違う意味になる…
そうなると一筋縄ではいかないだろうが、一筋縄でいかないからこそ、面白いのだ。
楽勝だったということを誇示するために、シングル一本でマルチに行きました、というような粋がりは、アプローチ5分で泥でヘリ横付けできるからである…いざとなればシングルで降りて、もう一本ロープを取りに帰っても、まぁ間に合うのであるから…
そんなことができないシリアスな山をトップクライマーはやっている。そういうところを学ばないで、結果だけを取り去っていくのだったら、何が楽しいのだろうか…

前項からの続き…

■例えばインスボン…

3回目のインスボンでは、いつも私のニーズを後回しにされるのに、懲りていたので、あらかじめ行きたいルートを告げて行っていた。しかも、いく少し前に膝を脱臼し、歩くのすら、やっとこさ…クライミングは登るのはいいが、アプローチの下りが膝に来るというので、アプローチが…となっていた…。

さんざん事情を説明したのに、ショックなことに、また相方の行きたいところに騙されたように連れていかれてしまった…しかも通常より困難なアプローチで…。ええっ?! 昨日まで、お腹いっぱい登って遊んでいたのに、まだ”私の番”は来ないの?

翌日は喧嘩別れした。あることを誘われ、嫌だと言ったら、向こうから姿を消したのだ。

何を嫌だと言ったのか言えば、誰だってそりゃ嫌だと思うだろうと思う。というので、私の番、がこないパートナーと登るのは…今後は辞めたい。

■ グランドアップ=本チャンの命

さて、クロステオテ沢だが、ネットに記録が出ており、そのブログ主から今回アップデートの山行報告があった。パートナーゲットも含めて数年かかりで取り組んでおられ、好感が持てる記事内容だ。グランドアップにこだわり、敗退を重ねながら、じわりじわりとザイルを伸ばしていく…
なんでも瞬時に手に入る現代、このようにすぐに手に入らない世界があってもいい。というか、そのほうが私は好きだ…

雪の権現に通っていた時は、大体三ツ頭までしか到達できず、何度も敗退を重ねていた…やっと登れた時は春山で…日が長くなったから登れただけだったんだが…山頂の雪は解け、技術的にはむしろ難しくなっていたように思う…でも、この山に通っているときは本当に楽しかったな。何回通っただろう?たしか7回目で登れたんだっけな…

権現は八ヶ岳では難しいほうに入る。赤岳はテクニカルだが、距離が短く、人けが多いので、あまり力にならない上、リスクテイキングですらない。フリーみたいな入門雪山だ。

赤岳で息切れするようではアルパインは無理。権現はテクニカルな部分はないが、長い。小屋もないのでリスクが大きい。

ので、権現を済ませて赤岳に行けば苦しいことは何もない。逆は大いに苦しむだろう…

初級の山から少しづつ難度をあげ、安心領域を増やし、ついには、敗退せずには成し遂げられない課題を見つけ、そして、何度も敗退を重ねて勝ち取る…そういうアルパインの本質的なところをやるのが楽しいことだ。

オンサイトから、レッドポイント的な山へ…というか‥‥

そこで残念なのがラッペル… ラッペルというのは、クライマーには、麻薬と同じことだ…甘い誘惑。
ラッペルで下って、一度でもルートを見てしまえば、下から登って初めて見るという光栄には、もうあずかれない…
でも、安心は増える‥‥  
実際ラッペルなしにルートを引けない岩の課題も存在する。難しすぎて、グランドアップではプロテクションを打てないのだ。グランドアップでプロテクションを打ちながら登るには、岩ならリスやクラックが必要だが、クラックはまだしも、リスがある岩というのは、要するに脆いという意味だから、両立しない。結局のところ岩場の課題はラッペルでラインを引いて、そこを登るという楽しみを優先することにしたのだ。
だから、初登者はオンサイトしていない…再登する人は、プリいセットされているボルトを使える。だからオンサイトも可能だ。
オンサイトしたい、フリーで登りたい!という執着が、もはやないということが開拓者なのだろう…
ということに岩ではなっている…が

自己証明のための山

前項からの続き…

そういう中で、白亜スラブは実力を証明するために行きたかった山だったろう…。
 
本州で登った場所を言っても、九州の人は、分からない…九州のルート名を言わないといけない。そのために行きたかったんではないか?と思えた。

それで白亜スラブは私はフォローでエイドも交えて頑張ることになったが…。リードクライマーにもあまり良い内容ではなく、反省が必要そうだったが、まぁ登れた。

その後、色々考えてみたが、ショートでもクラックでロープがスタックしてもあまり反省しなかったり、懸垂ではロープジャムしたまま部分遣いで降りてしまったり、下降点を間違えたり、色々と事故の予備軍的な点が思い起こせた…。屋根岩2峰のときや摩利支天の時は、懸垂でロープ長が足りなかったこともあった。

その後、私がリードで取りつきたい黒髪山に誘ってみたが、私のためにフォローをしようとは考えてくれないようだった。
というので、私は大体、マルチでは後輩をしてくれる人に不足しており、自分がフリーで登れないところを付き合いでフォローしてやっている…というので、私から感じるところでは、弟の遊びに付き合っているような感じだ。実際の年齢も下だし。

余談になるが、これは師匠だった青ちゃんと登っていた時も同じで、弟、という感覚になるのは、相手のほうが要求を我慢できない、からだ。

アイス初年度の新人クライマーのかっちゃんや私には、醤油樽の滝が新人のリード先としては関東では定番だが、青ちゃんは自分が面白くないので行きたがらない。

自分を相手のために曲げることがなかなかできないのだ。インスボンも同じで、自分が行きたいところを行きたいのであって、相手がリードを学ばないといけないということは考えられない。

というか、一緒に登っている相沢大滝55mでいいでしょ、と考えてしまうのだ。トップロープで余裕で登っていたら、登れるでしょう、と。つまり、リードの喜びを全く理解していない。

結局のところ、クライマーとしての私は、どこかに置いてきぼりになり、私は人の山に付き合うばかりで満たされない。

ので、若い男子が一緒に登りに来てくれるわけだ。”気の毒だな~僕がビレイしてあげますよ~”と言う訳で。ところがそのビレイが…。人工壁では私を引っ張り落として、隣の人が気の毒がって変わってくれたし、岩では落ちたのにロープテンションゼロで救急車に乗る羽目に。

では、というので、安心人材を交えたクライミングを、というので、師匠とのクライミングに連れていくと、大体、喧嘩別れである。

勝っちゃんはやめておけ…とか、なんだかんだと言われるのである。

結局のところ… 私は、一体…?ということになる。

クライミング業界には、”ドレイヤー”という言葉がある。クライミング業界には、日本的な譲り合いの精神は存在しないかの如くだ。

一つビレイしてもらったら一つビレイお返し…自分の行きたいところに今回行ったら、次回は相手の…そういうのがない。

のですっかり、心の資金は、貸出超過になっている…。

続き…

■ ドラマその2

前項からの続き…

その会は、現在一番九州で強い会だろう… 男性メンバー特にヨセミテでビッグウォールをしたいメンバーが欲しいのだろうと思われた…。

ヨセミテかぁ。夫と一緒に行ったけど、当時はクライマーでない。今はクライマーだけど、ヨセミテには魅力を感じていない。私はヨセミテでリンヒルを気取るくらいなら、カナダのアイスパークでアイス三昧したいのだ。同じお金を使うなら…。あとはスコーミッシュ…、どっちも北米で遠すぎ、オフシーズンでない限り行く気にならない…。それに団体様で行く海外なんて…。個人で行かないと海外は楽しくない。

というので気乗り自体がしない。たとえ入っても、ごまめに甘んじさせられ、その上通訳扱いされそうだし。そりゃ、男性は、どんどん成長していってほしいけど…。

マスターズルーフと三倉でご一緒して、やはり仕切っているベテランが技術的に古いのが一点、体力や技術が男性18歳の初心者を前提にしてあるのが一点で入りづらい。

私が頑張っても、自分の危険が増すばかりで、一緒に行動すると私のほうが山に喰われるリスクが高まるだけなのではないかと思えた。私に何が起こっているのか…危険なことが起こっているのだが…それは男性には検知できないことのようだった…。

■ 社会人を教える経験が必要

師匠らを見て分かるが、男女が入り混じった会で長年新人から両方の性を見ていないと、自分が昔山岳会で教わったことを相手に繰り返してしまうのだ…。特に大学山岳部の人の頭の中は、18歳男子=新人が、”これくらいできるだろう”…という想定の起点になっている。

それは世間的にみると、戦争に出してもOKくらいの強靭な肉体を意味している。一方、現代のクライマーは男女とも大人で始める。だから、うんと低いところからのスタートだが…それが分かるには、

 大人で構成される社会人山岳会で、30代や50代の新人を育てた経験

が必要なのだ…。というので、この会は私にはむしろ一緒にいるとこちらが危険だった…

それがなかなか分かってもらえなかったと思う…。というので、先輩は何かを察したのか、いつもクライミングに誘ってくれる時は、2名だった。

白亜スラブや祝子川の誘いが来たときは意外だった…

クライミングよもやま話 クロステオテ沢

■クロステオテ沢のこと…

クロステオテ沢は、このところ2年ほど一緒に登っていた前の会の先輩が、九州に来てすぐのころ、『登山大系』を手掛かりに、”九州での課題にしたら、どうか?”と考えたところだった。つまり、フリー化が完了していないところ。

その頃は、九州で一旗揚げる、というのが彼のテーマだったよう…それも致し方ない。一緒に登る相手や仲間を見つけるのに、男性社会の中では必要なプロトコル…通過儀礼なんだなーと思った。

私は女性だから、そんなプロトコルは必要ない。男性社会は、私は当然ながら詳しくは知らないが、弟がいたから、なんとなくは分かる。それも強い弟が…。

というので、隣の祝子川に行くついでに偵察くらいなら手伝うよ、と言っていた。私は読図は得意だし、偵察類は…どこからロープを出すか…という判断が主だが…大体、大丈夫だ。相手も女性がいると早々、無理なことはできないものだし…。

■ 入れない会

偶然だが、私がこちらではどこに所属しようかと会を調べていたときに、ある会の人と会う約束を取り付けたら、その日にちょうど相方も…ということがあった。同じ人だった。それで、その会にすんなり入会…?となればよかったのだが…

電話越しで『うん、女性の方?うーん…そこそこ登る』と苦しそうに答えている相方…どうも相方の女性はちゃんと登れるのか?と聞いているようだ…。ははーん…お荷物しょい込みたくない系だなぁと思った。血の気の多い男子の会だ。

となると、女性の私は引率のお母さんのようになってしまうな…。会に属してそれは避けたい。十分、自分の練習にならないからだ…。

クライミングではショートに行く限り、グレードはほとんど関係なく誰でも楽しめるものだし…。

とは言え、クライミングにいのちを掛けている人とだけ登っていたい…という会があったとしても、まぁ悪くないんじゃないだろうか??

前の会にいた2段の先輩など、なんで私と登ってくれるんだろう~?と思ったりしていた…。2段と5級ですからね(笑)。

余談だが、この先輩と一昨年小川山で一緒にボルダーをしたとき、4級の難しいスラブが登れ、先輩が目を丸くして喜んでくれたのが嬉しかった…。成長したねぇ…ってこと。

こんな小さな子がリードする時代です

ボルト間隔にも、ご注目ください。

戦地に赴く軍人さんが登るようなものではなくなっている…

ということが分かるのではないでしょうか?

このような子供でも、5.11c/dに登っています。

このような時代に、ランナウト(意味するところ落ちればグランドフォールという意味であり、ただピンが遠いという意味ではありません)

で難度をあげる手法がいかに陳腐化して、小さく感じられるか…

みたところ、この子供は、身長130~40ではないでしょうか…

やはり、ピンは、2~3m間隔よりは離れられないということです。この感覚はラオスでの登攀と同じです。

2020/09/03

雷雲と満天の星空…朝飯前の山

■ 朝飯前の山

今日は朝焼けの一大ショーはなかった。4時は晴天で満点の星空だったのに、5時はガスガス。ので、朝寝して6:39出発。1300から1500なら小一時間の山だなと適当でした。

なぜか、登山口に、”山頂まで6時間”とあり、ばかな…と思う。登山者のレベル低下というより、まやかしや脅しが慣行中のようだ。

案の上、7時には山頂についてしまい、下山入れて1時間程度でした。

山には小さい秋は来ていない。来ているのは台風の方。

甲府の頃は、裏山がこれくらいのサイズだった。毎日登れましたが、問題はすぐ飽きちゃうことでした。

飽きないで済む山をしたいものですが、なかなか難しいタスクのようです。

今日は、沢の偵察でもと…考えていましたが、再考中。長い林道を自転車ではなく、歩きでは行くのは気が進まない。沢は自転車でも入れる沢のようで驚きましたが。

昨日は夕日の大パノラマショーと明るい月夜からの満天の星空で、けっこう満足しました。






2020/09/02

不惑クラブがゴールなのかも?

こちらにロイターの今日の記事が回ってきたのですが…


----以下引用----

1948年設立の「不惑倶楽部」は、40歳以上がフルコンタクトで真剣勝負する約150あるクラブチームの1つだ。この日の最年長は、元気な86歳の永山隆一さん。ポジションはフォワードのロックだ。

興味がない人には合法的な蛮行

「とにかく互いにぶつかり合う。私は一滴も飲めないが、その後の飲み会が非常に楽しい」と、永山さんは言う。現役プレーヤーとしては最年長だが、部員には90代が3人いる。

「あのときどうだった、と互いに言いながら。試合の後にプレーについて怒るようなことはない」

今でも医療に携わる永山さんは、「不惑倶楽部に入ってから肋骨は何回も折ったし、鎖骨も骨折した」と、何でもないように肩をすくめる。

「試合を控えて、不整脈があるなと思って病院でみてもらったこともある。それでもプレーできる。というより、やらないと気が済まない

「変な話だが、グラウンドで死んでもいい

ーーーーーーーーー

■ 要約

1)年齢を気にせず、若い時と同じ無茶を真剣にする
2)それで怪我をしても文句なし
3)それで死んでもいい
4)なぜならやらないと気が済まないから
5)合法的に蛮行したい
6)楽しみは、プレー後の語らい

正しい方向…つまり女とか、飲酒とか、暴飲暴食とか、ではなく…に向けるには… 男性同士で楽しく語らってもらうのがいいと思います…じゃないと、男性は弱い生き物なので、すぐかっこつけて、喧嘩をおっぱじめ、俺が一番だーとドラミングを始めてしまいます…そうなるのは、女性の眼を意識するからなので、男性同士でやってもらって、女性は除外してもらっているのがいいと思います。

少なくとも私は価値観合わないので…

私の価値観は、むしろこれです…

Lynn: I just don’t see the reason to risk my life for a game or sport, for something that’s not necessary.

リン・ヒルのコメント
必要のないもの…例えばゲームとか、スポーツとかのためになぜ命を掛けないといけないのか、理由が分からないだけよ。