2020/09/18

リスクに関する二通りのタイプ

■九州に来て岩の洗礼

私は九州に来る前は、一年の半分しか岩をしておらず、12月第二週から4月第二週までは、ほぼほぼアイスをしていました…。真夏は小川山でも岩はシーズンではないし…。

九州に来て、オールシーズン岩?!となり、去年やっていたことを、はてなんでしたっけ?と思い出す必要が亡くなったわけですが…

岩とアイスでは、岩は、自分がプロテクションを打つのではないので、誰かが岩とやった対話を追体験するようなことになります。

■ 気が付いたこと

そこで私が気が付いたのは、ルートにおけるボルト位置のことです…。今まで登っていた岩場…小川山など…では、ガバ=クリップチャンス、だったように思うのですが、オールドクライマーの開拓したルートの場合、ガバ=ボルト飛ばしていい の法則のような???

そんな率直な感想を投げかけてみたところ…

■ ミニマムボルト推奨派 

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ミニマムボルト推奨派(本人も小川山のスラブなどをグランドアップでトライする)とか、クラック好き、古いアルパイン系の人、ハイボルダーやR/X付きルートをトライする人にも、安全に関して2つのタイプがいると思っています。

A) リスク計算が非常に細かく、性根は怖がりだからこそ、スタイルを重視する方向に向かったタイプ。

B) リスク計算はアバウトで、「そんなこと言ってたら登れねえよ。」ということを自分に言ってきたタイプ。
(とはいえ、野生の勘みたいなもので、1%以上の死亡リスクは頻繁には取らずに登り、どうにか生き残ってきた。度胸はあるが、思慮は浅いのでスタイルは妥協することも多い。)

■ B)の人はリスクを計算していない

後者のB)の考えの人が、現代初心者に自分の意見を強く迫ると、「ビビってんじゃねーよ。」と言われている状態になり、不健全です。

■ A)派の人…バックカントリーで主流

しかし、前者が居ることも確かです。現代では、バックカントリーの世界でも雪崩を真剣に勉強する方々が主流派と見なされている印象です。

ーーーーーーーーーーー 引用終わりーーーーーーーーーーーーーーー

私が思うには、クライミングの面白さは、リスク計算にあり、いかにリスクを避け、怪我無く、続けるか、つまり、居座り続ける、というゲームだと思います…。仲間はどんどん続けられなくて、クライミングを引退してしまうので…。

続けていれば、クライミングはとりえあず、いつかは上達します。まぁ、怪我などが重なると、続けていくモチベーションを持ちづづけて行く、ということが、そもそも課題になるわけですが…

■ 大人にとってクライミングしない日々はレスト

私は、2016年ごろは腕がパンパンな日々を過ごしていたと思いますが…インスボンに行く前に、ジムに行かなかったら、えらい怒られちゃったんですよね…

でも、ですよ… 

そのあと、ジム行っていないのに、なんか成長しちゃったんですよ…。吉田さんが、ジムに長居しすぎだと言っていたのは本当でした…(汗)

というので、やっぱり…あっという間に指が痛くなっちゃうので、オーバートレーニングだったわけです。

大人は量を積み上げるのも、一日当たりのクライミング量をたくさんにはもうできないのです…

男性でも指が歪んでいる人を見ますが、あれはオーバートレーニングの害です。

クライミングは遊びです。遊びで体を壊さないようにしましょう…