2020/09/30

2020年8・9月のまとめ

■ブイブイ派vsエンジョイ派

海外のクライマーサイトにいると、自己紹介の仕方で、大体の事情が見えてきます。

今日もヨーロッパでも登ったし、タイでも登り今、ベイエリアにいて、NYから越してきてすぐ、というクライマーが5.7から一緒に組んでくれる人、みたいな募集を出していて、だよね~、と思いました。ブイブイ言わせたい人とそうでない人、は分かれます。

ラオスで一緒だった女性でNZのフィリッパの投稿は、12登るぜ!みたいなのでした(笑)。

■ 上達が遅くてやる気が出ない先生たち

水泳のインストラクターで若い男性の先生でも、生徒が上達すると教えがいを感じるみたいです。月曜に行ったクラスでは、先生がすごく上達を喜んでくれました。

以前、バレエで、新米先生のミハルちゃんの集中攻撃を食らって、突然上達したことを思い出しました…私は年齢的に比較的若かったので、周囲の方より有利だったのです…。しかし、だとしても、28歳に18歳バレリーナだった自分と同じことをさせようとするミハルちゃんは無謀だなーとは思っていました。

クライミングでも同じことが起こり、いくら向上心が強くても、48歳に28歳男子と同じことはさせられないですよ…そのメソッドは特定の人向けなんで。したら壊れます。実際、しかもすでに壊れているし…。それを分かっていないで、やっちまいそうな会には入りたくないですね。

■すでに通った道

2016年当時のクライマーとして1年目で初心者時代、初回のラオスに行く直前を振り返って、指が曲がり、要するに体が変形してしまうほど、ピラで頑張って、たったの6級なんだよなぁ(笑)。

このすでに得たデータ…を検証して、たとえ一生6級でも、指が変形したり、肉体的な故障をしたり、命がけになって恐怖ストレスで固まるほどは、クライミングしたくないなーと、いう、まぁ選手ではないクライマーとしては、当然の結論になりました。


https://allnevery.blogspot.com/2016/10/blog-post_97.html?fbclid=IwAR3GuFMLeaK1axFKUPH_KOsmze-yl_k_z6Abxsy0L4xy3xur9BZarwC73rM

2016年当時から頑張っているのに、頑張っていないというそしりを受けているようで、そんなの気にするべきでない。頑張っているか頑張っていないか?は当人しか評価できない。

私が頑張っていない!と非難してくる人の意見を真に受けて、怪我をしても、その人は責任を負ってくれるのでしょうか?負ってくれないですね??

https://allnevery.blogspot.com/2016/09/blog-post_83.html?fbclid=IwAR0d97o8feT0Vj5Iboq568u7YXqq6-3VK7306nZutfJggpl69DfkTf37n7s

他人からよく思われたい程度のことのために、自分の体の一部とか、精神、あるいは、大事な命など、ゆずるべきでないものを譲りたくもないし…。

■ 組むべきでないパートナー=パートナーを大事にできない人、むしろ重荷になる人

怪我をしたのに、家に帰してもらえなかった岸良…は、本来譲るべきでないものを譲らさせられる羽目になりました…。

一人でいるより一緒にいるほうが致命的になるなら、良いパートナーと言えない…。クライミング仲間は、相互扶助だからです。

大人がスポーツをする目的は、

 名誉

ではなく、個人的な

 健康

であったり、精神的な充足であり、個人で好きに定義したらよいと思いますが、

 怪我するほどに頑張れ

は受け入れられないな~。アシュタンガヨガでは、非常に怪我が多く、それを受け入れるよう先生たちからも、くどくど言われますが、違う!と結局は思いました。

■ スポーツはド根性を美化する世界

戦後の巨人の星、みたいな根性で頑張ることを美徳とするのは、それを美徳としたい人だけのものです。

実際は、運動としては頑張るだけの作戦は、科学的には非効率で、特に大人は10時間を一日よりも、毎日1時間を10日のほうが効果があります。

■ 旧初心者の定義を現代初心者に当てはめてはいけない

大体は旧初心者である18歳男子大学生の能力レベルを、バックグランドも背景もバラバラである、現代初心者に当てはめることが、問題となっている現代のクライミング。

岩場もその思想で作られており、その思想に適合しない人ははじかれるという非常に排他的な構造になっています。

そのような現状は、世界的に見れば、遅れ、と認識されるべきところであり、起きていることは、

既得権者の不勉強という怠惰

です。