ってクライマー自身に責任がない墜落の代表と思いますが…
佐久の志賀の岩場で2度連続して、ホールド欠損で落ちた先輩を止めたのですが…
佐久の志賀の岩場で2度連続して、ホールド欠損で落ちた先輩を止めたのですが…
「なんで俺ばっかり」と不運を嘆く先輩に対して、周囲の反応は…?というと???
誰も同情せず、岩をトントンして登る人多数になったのでした…
落下の際、ホールド欠損をリスクカウントに入れないのは、フリークライマーの
無意識の前提
が、フリーの岩場ではアルパインの岩場のように岩は欠けない、だと思います。
ので、
落ちれる人工壁での墜落経験
が積みあがると、”無意識の前提”
ボルトは100%安全安心だ
が加わるのだと思います…。となると、このアンカーのような倒錯が起こるのでは…?
ボルトは新しく比較的信頼が高いようなので、今すぐ危険という訳でないそうですが、このようなアンカーを目にして、
今すぐ危険でない
という認識が広がることのほうが、潜在的にリスクを高めそうな気がします。つまり、この終了点を見てなんか変だ!と気が付かないというリスクです。
正しい終了点は1枚目の写真の終了点です。私は、山梨にいた3年間はまだクライミング初心者だったので、経験者とクライミングに行った後、そこに自分のパートナーを案内するという方法しか取っていない時期だったので、岩場で変わった終了点を見ることがなく…つまり、ほとんどJFAが整備した終了点ばかりを見ていたと思います。
正解を見続けないと、間違いが分からなくなる、ということなのかもしれません。