2020/09/04

続き…

■ ドラマその2

前項からの続き…

その会は、現在一番九州で強い会だろう… 男性メンバー特にヨセミテでビッグウォールをしたいメンバーが欲しいのだろうと思われた…。

ヨセミテかぁ。夫と一緒に行ったけど、当時はクライマーでない。今はクライマーだけど、ヨセミテには魅力を感じていない。私はヨセミテでリンヒルを気取るくらいなら、カナダのアイスパークでアイス三昧したいのだ。同じお金を使うなら…。あとはスコーミッシュ…、どっちも北米で遠すぎ、オフシーズンでない限り行く気にならない…。それに団体様で行く海外なんて…。個人で行かないと海外は楽しくない。

というので気乗り自体がしない。たとえ入っても、ごまめに甘んじさせられ、その上通訳扱いされそうだし。そりゃ、男性は、どんどん成長していってほしいけど…。

マスターズルーフと三倉でご一緒して、やはり仕切っているベテランが技術的に古いのが一点、体力や技術が男性18歳の初心者を前提にしてあるのが一点で入りづらい。

私が頑張っても、自分の危険が増すばかりで、一緒に行動すると私のほうが山に喰われるリスクが高まるだけなのではないかと思えた。私に何が起こっているのか…危険なことが起こっているのだが…それは男性には検知できないことのようだった…。

■ 社会人を教える経験が必要

師匠らを見て分かるが、男女が入り混じった会で長年新人から両方の性を見ていないと、自分が昔山岳会で教わったことを相手に繰り返してしまうのだ…。特に大学山岳部の人の頭の中は、18歳男子=新人が、”これくらいできるだろう”…という想定の起点になっている。

それは世間的にみると、戦争に出してもOKくらいの強靭な肉体を意味している。一方、現代のクライマーは男女とも大人で始める。だから、うんと低いところからのスタートだが…それが分かるには、

 大人で構成される社会人山岳会で、30代や50代の新人を育てた経験

が必要なのだ…。というので、この会は私にはむしろ一緒にいるとこちらが危険だった…

それがなかなか分かってもらえなかったと思う…。というので、先輩は何かを察したのか、いつもクライミングに誘ってくれる時は、2名だった。

白亜スラブや祝子川の誘いが来たときは意外だった…