2020/02/25

岸良遠征&クラウドファウンディングの偵察

■ 読者?

文章家の常套手段として、”読者を想定する”ということがあるのですが…、今から書くこの文章、一体だれを想定していいのか?よく分からない今回の岸良遠征…

うーむ…。現在の師匠、クライマーKさんと、今回岩場で新星のごとく登場した水O君を読者想定しましょうか…

■ クラウドファンディングの岩場への応用、可能性

参加したのはこちらのクラウドファウンディングを利用した外ボルダリングフェスです。

https://camp-fire.jp/projects/view/206765?list=search_result

今回は、クラウドファウンディングの利用について勉強するのが目的です。私は、現在の日本のリボルト問題を解決し、世界のクライマーが日本に登りに来てくれるようなのがいいな!って思っています。

私自身の登攀は、去年3月の右足肉離れ&9月の右足膝亜脱臼により、本気モードは当然なし、です。つい頑張ってしまうので気を付けないと。

さて、120万円の目標額にたいして、118万円の達成度。ぼぼ100%。168名の参加者があったそうです。参加者はパトロンと呼ばれますが、まさしく、パトロン。

こちらでイベントの様子が想像できそうな、画像が上がっています。
https://www.instagram.com/akira_climb_0825/

■ 遠方からの参加者が呼べる

今回印象に残ったのは遠方からの参加者。岸良なんて、九州内のクライマーを誘っても来てもらえない岩場です。私には最適の5.7~5.10bまでのクラックがオンサイトし放題なのですが、そういう易しいクラックを登る段階にいるクライマーと言うのは、ボルダリング天国九州では限られ、パートナーに事欠きます。

まぁ、5.7のクラック、有段クライマーでも、きちんとしたスタイルでは、登れないかもしれないです。たぶんパワーでごり押ししたクライミングで、プロテクション無視で登ってしまい、プロテクションの設置を確実にするというテーマはおざなりになって終わってしまうでしょうな… そして、どんどんグレードをあげて、終に落ちて、カム3つ飛ぶ系の成長スタイルとなることでしょう(笑)。私が避けようとしているシナリオ。

ハナシはそれましたが、クラウドファンディングでは、

・多人数を集めることができる
・寂しくない
・遠方から人を集められる

というメリットがあることが分かりました。岸良は誰からも敬遠される岩場で、それでも164名、120蔓延の実績。

すごい。経済波及効果もそれなりにあったのでは?地元への貢献という意味ですが。

■何もない岸良海岸

残念なのは、岸良海岸側って、全く何もないことです… 地元の商店街にお金を落としてあげたいと思っても…何も買い物するところがないという(笑)。受け皿なし。

今回使ったお店はこちらです。

1)道の駅錦江 
一通りそろう道の駅。野菜激安。神川キャンプ場前。ローソンが隣にあります。
http://kinko-nishikinosato.com/

2)味どころ栄
なんかエライ流行っている店でした。定食あり。1000円前後。
https://www.google.com/maps/place/%E5%91%B3%E5%87%A6%E3%81%95%E3%81%8B%E3%81%88/@31.2445159,130.7883768,16.12z/data=!4m8!1m2!2m1!1z6aOf5LqL!3m4!1s0x0:0x1599bd72edbeaf5f!8m2!3d31.2455581!4d130.7887012

3)根占館 ネッピー館
http://neppikan.com/ 温泉330円。塩水で傷が染みる~ タオル200円。

入浴330円

4)湯治湯の郷 湯の谷温泉
https://kankou-kimotsuki.net/archives/1800 温泉300円 食事焼き魚定食 850円

5)マルチョン ラーメン
http://www.maruchonramen.co.jp/
埼玉のクライマーにコンビニで出会っていくことになった。フェスでおすすめされていたそうです。

行き損ねたのは、地魚三ぺい。 ここはおいしそうだったので、Joyfulで妥協せず、運転頑張るのが吉でした。

■ 宿泊

神川キャンプ場で泊まりましたが暴風…トイレ横はすでに取られていたので、誰もいない地下道がよかったかもです。しかし、すごい風でした…。テントを張るの、一苦労。

二日目は、岸良シーサイドパークにPキャンしましたが、漁師さん達の朝が早いらしく、4時半くらいから騒々しく、意外に都会でしたので、ロードサイドで、水とトイレが外にはなるものの、去年泊まった場所が良かったかもです。

野宿と言うのは、クライマーはできれば押さえておきたいところ…。ミニマム装備の原則、を守るため。

■ ミニマリズム

ミニマムに済ませる、ということはクライマーだったら押さえておきたいところです…

もっともっと、ではなく、いかに

より少なく済ませるか?

ということです。ということで、今回は暴風でしたが、宿泊がテント泊で良かった☆

■ 装備

ボルダリングフェスなので、近所に一緒に登るボルダラーは一杯ということで、マット2枚でもシビアさがないかなと期待していましたが、なんかなー。 

ボルダリングは、マットの数、勝負

っぽく、身一つで登るというスタイルの割には、シンプルさに欠けることが分かりました。

一人で4枚もマットを持ってきた、つわものもいた…おかげで助かりました。

一人で4枚も持てません、と言うセリフには、?と思いましたが…。あれ、誰かを見繕う気でいたのかな?と。

今回はクラック装備は最小で、マットを犠牲にしないように、という狙いは当たっていました。

予想以上にシンプルでないのが分かったのが、個人装備。

アルパイン出身でも、ザック一つに寝食まとめる習慣は、いともたやすく崩れる…ことが分かった(笑)ので、自分も含め反省です。

装備表は送らないと、みな余分なものを色々持ってきてしまう。ボルダリングのマット意外に必要なのは、スリーピングマットとシュラフ、ヘッデンくらいでしたが…。

行く先の様子が分からないと、色々持ってきてしまいます。今回も食事を作る装備があった上、素材も道の駅で買ってあったのに使わずじまい。

■ クライミング

さて、クライミングのほうですが、今回のメインは、いるか岩と言う岩の左上するワイドクラック 1級でしょうか?オンサイトで登れた方は、クラック慣れの方でした。

ボルダームーブだと非常に大変… ワイドムーブでもそれなりに大変そうでしたが、あまり苦労していなかったのは、ワイド慣れでしょう。

クラックができるというのは、クライミングにおいては、かなりなアドバンテージであることが今回判明。

クラックができない=指力やフィジカルに頼る部分が多くなる

ということです。

私は6,5,4と級をあげて、とりあえず登れていますが、グレードも当てにならないし、私が登れるのは、5.9レベルです。グレードの差は、怖さの差。

なので、充実感一切なし。私は、リードでも落ちていませんから…落ちない登りしかしていない。

その落ちない人が落ちた数少ないケースで、グランドして頭を縫っていますケド(笑)。ビレイヤーは勉強になったそうです(笑)。

と言う結果で、クラウドファンディングによるクライミングイベント開催の偵察、という趣旨の遠征でした☆
今回一番勉強になったムーブ 水平ヒール

下から日焼けするので日焼け対策を万全に

岸良シーサイドパークのにゃんこ。

えらい人懐こい猫でした…