ここまでのところ、私にとってクライマーのゲストハウスを作りたいという夢への戦略立案に役立った経験は以下です。
1)5年にわたる不動産の監視と勉強
2)空き家プロジェクトIn福岡でのセミナー参加
3)建築不可物件再生セミナーへの参加
4)地域おこし協力隊の理解
5)八女のゲストハウスでのアルバイト
6)岩根でのアルバイト
7)不登校の子どもの支援をしているまさみさんとの出会い(移住経験者)
8)エンジョイワークスさん
とくに、今年1月に不登校の子供たちへの無料クライミング体験を実施させていただいたのですが、お母さんのまさみさんはすでに地方移住を経験した身で、都会からの移住者が地方で直面する課題を教えてくださり、やっぱり私の予想は合っていると思いました…。
田舎の人は、自分たちの地域にプラスになることでも、Noと言ったらNOと言う人たちです。逆に害になることでも、例えば太陽光パネルとか…すぐ騙されてしまいます。
それをうまく解決しているのが、次郎さんで、八女のゲストハウスを運営されている方です。彼は生まれ育った村でゲストハウスができるので、最初から、部外者でないから、空き家を譲り受けることも簡単で、周囲の人からのサポートも受けやすい。その上、運が重なり、たまたま部外から来た地域おこし協力隊の人が地域貢献するための実証ケースになっていて、そういうめぐりあわせが勝因です。協力隊の人も地域の一員として認められるし、次郎さんもゲストハウスが開業でき、村もそのゲストハウスのおかげで国際化して、まさに三方良し、です。
また、4万円程度、講習費用は掛かりましたが、エンジョイワークスさんの手法は、とても役立ちました。イベントを起こして、地域の人を巻き込むことで、
「なに?あの人たち、なんかやってる」(意味:おれらに無断でけしからん!)
を
「一緒にやろう」(へぇ~頑張ってるね~)
に変えていくことができます。ので、”クライミング&清掃”などのイベントを実施したり、地域の人たちを巻き込んだ、餅つき大会とか、障碍者支援とか、老人支援、環境運動、そういうイベントをしていくことは、かなり意味がある行為です。
■ 社会性がない
が…クライマー人種は、伝統的に人とコミュニケーションすることに興味がありません。
ただクライミングだけしたい、というエネルギーが強すぎて、社会性一切なし(笑)。
まぁ、そうじゃないと世界レベルのクライマーにはなれません。
でも、この世に、ほかの人が要らないのか?というとそうではなく、”観客”は必要なのです。自分がすごいことをしている、命がけのクライミングをしている、ということを分かってくれる人類=観客、です。
でも、この世に、ほかの人が要らないのか?というとそうではなく、”観客”は必要なのです。自分がすごいことをしている、命がけのクライミングをしている、ということを分かってくれる人類=観客、です。
クライマーが岩場がある地元に興味がないのは、地元の人が観客ではないからです。自分のすごさは分かってくれない(笑)。
結果、双方の根本的な 無関心、が現状であり、伝統です。そこにアクセス問題の種があります。
無関心=愛の正反対、ですから…。互いに好き合っていないのに協力しようって言ったって無理つー話です(でした)。
そこを変えるのがイベントの力です。
結果、双方の根本的な 無関心、が現状であり、伝統です。そこにアクセス問題の種があります。
無関心=愛の正反対、ですから…。互いに好き合っていないのに協力しようって言ったって無理つー話です(でした)。
そこを変えるのがイベントの力です。