2020/02/05

クライマーのゲストハウスで実現したいこと

■したいこと

クライマーのゲストハウスで実現したいことは、アルパインクライミングへ進みたい、と考えている若い人を助けることです。具体的には登山学校的なものです。

・ロープワーク講習
・ビレイ講習
・レスキュー講習
・クライマーのペアリング
・メンター制の取り入れ。

今は昔の育て方…いきなり岩場…では、たぶんダメで、人工壁と外岩のハイブリッドが必要です。

年配の人は人工壁嫌いだから、ビレイが教えられない。

ビレイができない新人がそのまま岩に行くから、キャッチした経験がない人にビレイされなくてはならない。

あぶなくて落ちられない。

落ちないところしか登らない

上手にならない

若い人も同じ路線で成長を強いられる
上手くなれない

となっている?? 

どっちにしろ、”ついに落ちる時”が、遅かれ早かれ来るのですから、岩場へ行く前に落ち方上手になっていた方がいいです。

・人工壁でビレイは確実なってから岩場へ行く
・人工壁で5.10Aくらいは楽々になってから岩場へ行く
・岩場でルートファインディング力を磨きつつ、人工壁でもトレーニング(平日は人工壁、週末は岩場)

というライフスタイルをスタートしないといけないです。そのための仕組みを作りたい。現存する仕組みでは機能していないからです。具体的には、ソフトウェアを考えています。

その上で、本チャンはご褒美です。

本チャンに行くのが憧れで夢である人にとって、

・週2半年の人工壁通いと
・3年程度のフリークライミングの基礎、そして、
・3年程度セカンドで経験値を貯め、ショートで登攀力を貯める

のは、必修科目です。

これを実現するには、今、減りつつある本チャンクライマーの年配の人たちが引退する前に、なんとか若い人との橋渡しをしないといけません。

本チャンで積み上げたベテランの経験値は、一緒にいるだけで、賢い人なら盗めます…が、昨今賢くない人が増えているかもしれません。

言ってやって、見せてやり、やらせてみなければ、身につかない時代かもです。そうした人のための座学が必要、価値観を伝える映像や分かち合いの場が必要です。

つまり、分かりやすい物語形式で教科書を書き、『メルー』みたいな映画を一緒に見て価値観を共有し、一緒に山に行く機会を増やすということです。

山のベテランたちがまだ存在するうちに、できるだけ多くの若い人に接してほしいものです…その機会を若い人は持てるチャンスが…どんどん減ってる!

橋渡し、ということが自分の役目と思っています。

突き詰めるとしたいことは、アルパインの初期教育です。失われつつあるベテランと若い人をつなぎたいということです。阿弥陀北稜程度までなら、私でも、指導できると思っています。それ以上になれば、ベテランやプロが必要です。間に入る秘書的な役割が私に適していると考えています。