以下はロストアローから引っ張ってきたキャメロットc4取説の、まとめです。全文はこちら。
http://www.lostarrow.co.jp/blackdiamond/support/manual/OM_BD_CamalotC4.pdf
■キャメロットはどうやってクラックに効くのか?
1)動きと形状によって効く
2)SLCD (コンスタントアングルカム)
- スプリングの力によってカムの角度を変える。
- 広い調整幅を持つ
- カムの回転角度に関わらず、カムアングルが一定に保たれる
- カムが完全に開いた状態でも閉じた状態でもカムアングルは一定
3)墜落してキャメロットに加重されるとカムは加重方向と逆方向に回ろうとする
- カムには開く力が働き、岩へ押さえつけられる
5)セット時にはしっかりしているように見えたフレークやブロックでも壊してしまうおそれがある
・信頼できる硬い岩ににセットする
■キャメロットのセット方法
1)的確なサイズ選び
2)正しいセッティング
- カムの角度が適切なこと (50~90%)
- ステムが予想加重方向を向いていること、
- 岩が硬いこと
地面に立って届く範囲で行う
■クラックにセットする前に以下の項目をチェック
- 岩は硬そうか?
- 空洞になっている岩、柔らかい岩、脆い岩は避ける
- エキスパンディングフレーク(加重すると開いてしまうフレーク)は特に危険
- 岩に適度なざらつきがあるか? (フリクション)
- 浮いた小石や粒子にセットしない
- 適度に閉じているか?
- 4つ全てのカムが岩に接しているか?
- セット後に動いたり回転しない。
- ロープの流れによってセットした位置から動いてしまいそうな場合は、長いランナーを使う
- ピッチ全体を通してどのようにプロテクションをセットするかイメージする
- 墜落を止めるのに1個のプロテクションだけに頼らない。
- 外側に広がっているフレアクラックに効かせるのは、どのようなギアを使っても困難。
- トリガーバーを完全に引ききってセットすると回収が困難になる。
- できるだけステムを湾曲させない
- 使用後にステムにねじれがないか点検する
- プラスチック製外被の表面が切れたり裂けたりしているだけなら使用可能だが、ケーブルが露出していたら内部でほつれている可能性がある
- ワイヤーループ
- ケーブルのほつれ
- クラックの縁にセットしない
- カムがオフセットした状態でセットしない
- 奥が閉じた浅いクラックではステムを予想荷重方向に向けることができず、十分な支持力が得られない
- 岩がパラレルのところにセットする
- 外刃が岩の長い面に設置するようにセットする