2回目の湯川に行ってきた。1回目から、ずいぶんを日が空いてしまったなぁ・・・という感じ。
今しらべたら、4月13日に記録があったので、4ヶ月近く空いている・・・クラックのぼりを忘れそう・・・という危機感はあながち間違いではない。
5月はクライミングはレスト、6月は易しい本チャン、7月はレスキューに費やした。が、やっと梅雨が明けたら・・・もう真夏で、甲府近所の岩は暑くてやってられない。
8月は通常、高い山の本チャンに行くべきなんだが、そこまでやりたくない=沢、となっている(笑)が、沢も今年はまだ1本しか行っていないので、もうホントにフリーに捧げる年だ・・・。
■ コークスクリュー
ひそかに、デゲンナーをリードしたいな~と思いながら出かけたのだが、相方はサイコキネシス5.10cをしたかったみたいで、隣のコークスクリューにとりつく。
コークスクリューは、5.9だからアップ課題かと思いきや・・・薄被りだし、ホントに5.9なのかなぁ・・・と言う感じ。
前回もコークスクリューを登っているが、登り方はすっかり忘れていて、大変だった。
相方のほうも、前夜お酒が入り寝不足だという話で、ずいぶんと苦労していた。怖かったそうである。時間とテンションをかけてなんとかリード。カムのセット場所などの確認がいまひとつだった。
コークスクリューは、2番3番のカムが2セット必要だそうだ。
私も取り付くが、最初はハンドサイズのジャミングで良く効くが、フットスタンスが悪く、左足は足ジャム、右足はスメアの一歩が怖い。今回のシューズがエッジング向きの靴で、スメアしづらいというのもあるが、次の一歩はハイステップで、右に出て、凸角の1cmほどのスタンスに乗るので、エッジング性能万歳♪な感じ。そこに立ちこみで引き寄せると、背が高ければ次の真上のガバまではいかないが良いカチが拾える。
が、私は小さくて、一気には届かないので、左手でクラックを縦カチ持ちしながら、登るのだが・・・滑りやすい!体を倒さないと効かないので、これでまた一回墜ちた。
これをやり過ごすと、良い足場がスタートのクラックに入るが、この中間部、内部がデコボコした、屈曲の多いクラックなのはいいのだが、ハンドジャム、スカスカ。奥に突っ込んで、側壁にカチを探す・・・が、うーん、ぬめっていて滑る。フィストジャムも出口付近に効く場合もあるが、効かない場合もあり、効きが7割くらいのフィストで登る気になれない・・・が、右に逃げると、フェイス的に登れるスタンスがいくつかある。
でも、これを使うと、クラックはまったく関係ない話になる。右に行ってフェイス登りにしないで、クラックに執着しようとすると、左の方はステミングできるようなフットフォールドがなく、足もバランスクライミングだし、フィストジャムは効かないし・・・ただ少し体をあげられれば、クラックの出口がガバになっている。
これも背が高ければ取れるので、フィストが効いて、身長が160ある人には、5.9なのかもしれない。
小柄な人には、ここのクラックはフィストも全然効かないし、奥に入れてもダメなので、ちょっと辛い。
後は、全部ガバが終了点までつながっている。
■ パンプ
今日は、この1トライ目で、腕がパンプ。最近は、ジムに行っても、全然パンプしないで、まだまだ登れますよ~で帰ってきているので、外岩の緊張感というのは、桁違いだ。
2トライ目は、ゆとりを持ってのんびりしてから登ったけれど、これは落ちまくってダメ。要するに腕の回復がまだだったのだ。
お昼を食べたりなんだりで、お茶を濁し時間をつぶして、再度トライ。
前夜の雨で濡れたクラックも、だいぶかわいて来て、ジャミングの効きも良くなってきた。
3度めはなかなか良い具合に登れた。
カムのセットを勉強中に、雨が降ってきたので、大急ぎで撤退。
■ アップ?
しかし・・・いつもしょっぱなから、ギリギリトライで、アップがないんだけど、これでいいのだろうか(笑)?
まぁ何をアップにするか?というのは、リードする人に選択権がある、と思っている。
それに、デゲンナーをやったら、当然コークスクリューへ、と思っていたのでいいのだが・・・、やっぱりアップは、確実感がある課題が必要だなぁ。
今のところ、5.9はオ
でも、5.7を落ちるかもしれないとビビりながら登らなくて良くなっただけでもすごい成長だなぁ。
■ ムーブ
外岩では、別に人工壁通いの成果は全く感じない。
というか逆に、人工壁に慣れてしまうと、やっぱり岩を見る目がなくなるというか、特にスタンスが分からなくなる。
人工壁では足は限定だったりもするからなぁ・・・。
ただ、ヨガを教えているからクライミングは上手になるよ、と人から言われる理由は分かるようになった。
たしかになぁ。ヨガのアーサナとクライミングのムーブは近いものがある。
クライミングに柔軟性はかなり有効だというのも分かる。
人工壁だとムーブは習得したら、あとは保持力という話になってしまう・・・まだ、習得していないのに、先が見えてしまっている、というのも何だが・・・。
外の岩だと、先があまり見えない。ので、知的探究心をくすぐられる。人工壁で華麗にムーブを披露できるとそれは楽しいだろうが・・・だんだんホールドが小さくなってくると、華麗だったはずのムーブも必死になってくるんだが・・・それでも、ムーブ自体は同じだったりして、何か新しいことがあるという風には見受けられない。
外の岩は、ムーブを見出すのが難しい・・・というか、ムーブ全然使えない。
今日は、サイコキネシス5.10cも触ってみたが、人工壁の5.10cは、登れても、これはフィンガージャムだし、全く取り付きからとりつくしまなし、だった。