2016/08/24

パワーとテクニックは相反する

■ クライミング原則 

で、クライミングの原則だが・・・ま、誰でも知っている知識だと思うが・・・

 パワーとテクニックは相反するということ

だ。

 1) テクニックを使わずに登ればパワーがつく

 2) テクニックがあれば、パワーが要らない

カンタンに言うと、手だけで登れば、パワーがつく。キャンパシングを考えれば分かるだろう。男性クライマーの懸垂回数と同じ。

一方、登れるクライマーは最小限の力しか使わない。だから、筋肉ムキムキにはならない。

私が知っているクライマーでも強い人で筋肉ムキムキタイプはいない。

■ スタミナ

しかるに、スタミナがないのは、パワーがないのではなく、無駄な力を使っているという意味。

課題は脱力であって、パワーアップではない。脱力するには、ムーブの洗練が必要。

 1)腕を伸ばす

 2)足はできる限り切らない

 3)完全に脱力クライミングをマスターするまで易しい課題を登り続ける

ムーブの解決が不要で楽に登れる壁にできるだけ長居するのが正しく、できない課題をできるようになる(突破力をつける)はいらない。

■ パワーを付けたい時

 1)足を切って登る

 2)ダイアゴナルを使わないで登る (つまり正対&デッドになる)

 3)マッチ禁止