■ 膝
前に一度できたルーフ課題、立ちこみムーブが狭くて、無理やり押し込んだ形だったので、今度はきれいな無理のないムーブにしようと、おとといちょっと頑張った・・・ら、足がどうしてもキョンになってしまい、トライを繰り返していたら、痛めてしまったようだ・・・(汗)
帰ったら、急に痛さがひどくなり、一晩、寝返り打って眠れぬ夜だった(汗)。
今日はもうずいぶん良いが、明日のクライミングに備えたほうが良いだろう・・・
足を見ると、なんだか、あざだらけなんだけど・・・最近は、もうめったにあざにならなくなったのに、またあざが復活・・・というのは、あまりきれいな登りでない、という意味なのだろう(涙)。
クライミングは一進一退だ。
課題は、外岩とインドアの共通点を見出すことである。インドアでの成果が外岩に生きるような気が今のところ、あまりしていない。
■ 肺がんで危篤
最近、知人のクライマーのブログが更新されないので、どうしたのかなぁ・・・と思っていたら、危篤だそうであった。
とても、驚いている。
クライミングと死は近い。(が、前に趣味で夏にやっていたダイビングよりは近くない気がするんだけど・・・)
クライマーは、いつでも死と隣り合わせだから、形あるものには終わりがあるということについては、当人も自覚があっただろうと思うが、それでも過ぎ去りゆく形をしるのは切ない。
しかも、彼は愛するものを二つも最近失ったところだったので、後を追うような形であることが、とても切ない。
■ 死はいつもそこに
人生は、思いがけないときに終わりが来る。だから、今を精いっぱい生きることが大事なことだ。
私には、身長180近く、超逆三角体型でスポーツマンの、2歳年下の弟がいたのだが、24歳で他界した。ただ単に前夜飲み会で飲んで、ただいまと帰って、ゴロンと寝て、二度と目覚めなかっただけだ。
そういうことが起こりうる、ということだ。スポーツマンは、特に突然死の可能性がある。
もちろん、クライミングには常に墜死の可能性がある。知らないか無頓着な人も多い。
クライミングから死を想像するには、クライミングが安全(幻想にすぎない・・・)になりすぎたのかもしれない。
けれども、長くクライミングをやっている人で、知り合いの一人や二人亡くしていない人はいない。
私も、まだクライミング歴3年なのに、すでに3人ほど亡くなっている。4人目が増えそうで悲しい。
しかし、クライマーにとって人生の成功とは、”クライミングの事故で死なないこと”かもしれない。
・・・ということはクライマーとして成功するためには、老後の蓄えが必要だな(笑)
■ ケーススタディ
私はマーケティングをビジネススクール(グロービス)で学んだことがあるのだが、そこで知ったハーバード流の、学習スタイルがとても気に入った。
基本はケースメソッドである。これは、アメリカ流で、同じ欧米でもイギリスの流れを引くオーストラリアの大学では取り入れられていないのを知って、後年驚いた。それで進学せずに帰ってきてしまった。
ケーススタディは、正解が複数あるような世界を学習するのに向いた方法だ。
それで、いつも登山の世界もケースで教えたらいいのにな、と思ったりする。特に遭難などは、一つのケースとして、とりあげ、遭難しないためにはどうしたらよいかというところまで煮詰めて、フレームワークに落とし込むべきだろう。
そういう知的生産は、学者の誰もしていないのが不思議だ。近しいもので、村越真先生の『山のリスクと向き合うために』を最近読んだが、村越先生がトライアスロン出身のため、クライミングとは少々隔たりがある気がした。
だれかケース(例題)を作ってくれたらいいのに。
■ 仕事
最近、立て続けに仕事の依頼が多い。ただ依頼が来ても、山梨にいて、依頼を受けることができない。
収入が必要なら、飛びつくような仕事だが、現在は、つましく暮らせば、大きな収入はいらない。仕事を取ったら、夫と生活できない。
気に入っている今の仕事をつづけながら、余暇はすべて今年はクライミングに回したいと考えている。
以前は名刺を見せれば、タクシー代がタダになるような名刺を持って仕事をしていたり、一か月の長期海外出張に出かけたり、会社からタクシー代出すから来てくれと依頼があったりした。
が、今より幸せには感じられなかったので、収入や地位はあまり私の幸福には重要度が高くないのだろう。
・・・ということはスーツはもう捨てるべきなのだろうか???良く考えればスーツ代でカムが買えるなぁ・・・。
■ バターココナツコーヒー
クライマー向けの食事指南をネットで見ていたら、バターを入れたコーヒーというものが出ていた。
ダイエットに良いそうである。
ココナツオイルとバターをコーヒーに入れて、攪拌して飲む、というレシピだが、飲んでみたら・・・どこかで飲んだことがある味・・・
考えてみると、ウィンナーコーヒー(生クリームを浮かべたコーヒー)と同じ味だった。
これは、スペシャルティコーヒーのような、純粋にコーヒーのフレーバーを楽しむようなコーヒーにはもったいないかもしれないが、普通のコーヒーの味をグレードアップする技として使えるかもしれない(笑)
痩せるそうですが、ホントかなぁ?
さて、明日は小川山だ♪ 楽しみだ。